エドガー・アラン・ポー
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今度、公開される「推理作家ポー最期の5日間」原作の日本語訳、
読んだ人いる?
もう、絶版になったみたいなんだけど、面白いか教えてください。
それから、ラさんまたいつか出題してね。 >>105
出題?
出題したことはないです。僕はいつも推理する側です。
映画はちょっと見てみたい思いますね。 「早すぎる埋葬」読みました
短編だが、映画にして欲しい 映画観たよ
ポーが探偵役で警視正を相棒にした
シリーズ化できそうなのに勿体ないなあ 新潮で読んでるがモルグ街の話に入るまで長々と薀蓄を語るのは
当時の常識なのだろうか。教養なんかミステリには求めてないんだけどなw
ん、ポーのモルグ街の殺人のことかい?
その頃はミステリというジャンル自体がまだないw ポーって人は飲んだくれで、変わり者で、おまけにロリコンというイメージなんだが
今やってる映画の主人公はもちろんそれとは違って、立派にヒーローを演じてるんだろうね?
ただ、それだとポーの名前を借りただけの別人の映画ってことになるし 飲んだくれの変わり者のロリコンがヒーローになる話だよ アホ発見!
118 :名無しのオプ:2012/10/22(月) 20:27:06.31 ID:duUfgWPT
新潮で読んでるがモルグ街の話に入るまで長々と薀蓄を語るのは
当時の常識なのだろうか。教養なんかミステリには求めてないんだけどなw
>118
おまえが求めてるのはラノベ。
探偵と助手のキャラクターや関係性から発生する「萌え」とか、
いかにも探偵小説的なアナクロな世界観のデザインとか、気の利いたアイテムの見せ方とか。
そういう「アニメ設定」みたいなもんでもありゃ喜ぶんだろ。 >>125
死ぬ。
122じゃないけど。
面白かったが、NHKのラジオ講座聞いた後なので、イメージが違った。
ところで、原作の日本語訳読んだ人いる?
つーか>>118みたいな奴が小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」読んだら発狂するだろ。 >>115
純文学なんて括りがあるのは日本だけ(´・ω・`) 英語だとなんだ?
ピュアリテラチュアとかピュアなんとかという言葉はないよな
アートとエンターテインメントとかそんな感じか 英米でもliteratureとpulp fictionには越えられない隔たりがあるんじゃないかね たしかに「文学」と「読み物」の違いはあるな
でも逆方向に「純」文学と括った概念はあるのかな? 純文学(じゅんぶんがく)は、大衆小説に対して「娯楽性」よりも「芸術性」に重きを置いている小説を総称する、日本文学における用語。
日本にしかないカテゴライズね。 この板的には、海外には「本格」と「社会派」の区別が無いことの方が重要。
傾向の違い自体は存在するけど、明確な区分が無い。 What should be the line between serious literature and trash literature?
(純文学とゴミ文学の線引きはどこにあるのでしょうか?)
http://www.enotes.com/lit/discuss/what-should-line-between-serious-literature-t-120076 正確には「文学とゴミ文学」だね
>>143の言うとおり「純」文学というのは英語にはないですな 最近モルグ街を読んだんだが
(メール欄)なのが納得できない 映画をみた
映像がポーらしくてよかったな
結末に関してはなんとも
実際はただのうわ言だったとしか思えん モルグ街は結構面白かった
なんたらの樽はだからなんなんだよって感想しかない超つまらん 実は欧米には○○は無い!って論調で騙したり騙されたりする奴って、現代でもまだ居るんだな。明治時代じゃないぜ 世界名作劇場で「ナンタケット島のピムの冒険」みたいな
タイトルでポーさんの名作をアニメで見てみたいなあ
「アッシャー・ファミリー物語」とか「メロンタ・タウタ物語」とか
可愛らしくして 『子供が読んでます』だとかレビューにあるから丁寧に作ればうけそうですな なんかポーってアメリカの作家なのに
やけにフランス好きだよね
デュパンもフランス人だし、
落とし穴と振り子でも最後助けに来るのフランスの将軍だし 容姿もラテンぽいし苗字もフランス系と思われ。
綴りは違うが南仏にポー(Pau)という都市がある。 http://www.gutenberg21.co.jp/images/vidocq1.jpg
ポーのデュパンが、『ヴィドック回想録』から影響受けてるとはよく言われるけど、
実際、読んでみたんでそれらしいシーンを抜き出してみた。
ヴィドック(1775〜1857)はポー(1809〜1849)より年上だけど、
ポーより長生きした。
冒頭、家出したヴィドック少年は、見世物一座に加わった。
その一座の一号の檻で『オランウータン』が飼われてた様子がある。
http://tapo.xii.jp/ascii2d/src/1417270638385.jpg
ちなみにヴィドック自身も、のちに水夫になった事がある。
http://tapo.xii.jp/ascii2d/src/1417270754767.jpg
『マリ・ロジェ』みたいな安楽椅子探偵は、
(話を聞いただけで、すぐさま犯人や真相をあてるミステリのお約束)
ヴィドックの時点で確立してた。
(↓「現場に行く」とも書いてあるけど。例でみると、依頼人に
即座に犯人名指ししてたりするんで実質的な安楽椅子探偵だと思う)
http://tapo.xii.jp/ascii2d/src/1417270825247.jpg
『盗まれた手紙』の、「隠しものはどこに隠すか」のオチは、
おそらくヴィドックのこの(読者への)助言からきてる。
http://tapo.xii.jp/ascii2d/src/1417265375135.jpg
……あと、他にこれはちょっとホームズの赤毛連盟っぽい
http://tapo.xii.jp/ascii2d/src/1417272473838.jpg
http://www.aozora.gr.jp/cards/000009/files/8_31220.html ポーとショパンは(ショパンの生年月日には諸説あるが)同じ年に生まれて同じ年に死んでる
双方とも1809年生まれで1849年に死亡
しかも死んだのが十日違い(ポーは10月7日、ショパンは10月17日)
まあ、あんま関係ない話だけどさ 創元のポオ全集の購入を検討してるんだけど訳はどんな感じ? ポーの小説はミステリとは違う気がする
多少なりともミステリ要素があるのはモルグ街くらい >>165
複数で翻訳してるよ。試し読み出来たほうがいいかも。文学板にどうぞ。 モルグ街の殺人 探偵小説の祖ということで楽しみに読んだけどあの推理どうなん?w
冒頭は面白いのに… ポーはミステリ作家ではないよ。ゴーゴリ系の幻想怪奇系の作家
デュパンは公私問わず探偵ではなく、ただの落ちぶれた元貴族で、人間嫌いの隠遁生活者と書かれている
ドイルがホームズものを書き始めたときにデュパンに触れ、さらに意図に反して
ホームズ物が大人気を博したせいで、何となく同じ探偵小説にカテゴライズされただけ >>168
ポーは色んなジャンルをかく作家で、探偵物の推理小説を初めて書いた。切れ者探偵と相棒の解説者、兼引き立て役のスタイルもそう。トリックに関しては、多々意見があるけれど、推理小説の分野が拡がる切っ掛けにはなった。 推理、トリックの質はともかく探偵小説の基本的な枠組みはモルグ街に全部出てますね。 アメリカ人という感じじゃないんだよなあ
北方型の要素を感じないというのか
夢想で始めても夢精に終わるような物質主義・肉欲的なフランス型の感覚は、日本人にはあまり合わないんだよな >>171
そうだね。トリックは確かに気になるところもある。青空文庫に、作家がポーについて書いたものが、いくつかあって面白かったよ。 「悪魔の紋章」によると、明智小五郎は、朝鮮独立運動の弾圧に荷担していた疑いがあります。
はじめのうち、ちっとも明智は出てきません。まるで宗像博士が主人公みたいです。
なぜ出てこないか理由が述べられています。
「さる重大な国事犯の追跡を政府から依頼され、朝鮮に出張中であった」
これは朝鮮独立運動に決まっているではないか。
明智小五郎は日帝の走狗だったのだ! >>171
ドイルは正直丸パクリしてホームズを生み出したと非難されてもしょうがないよね
まあシェークスピアとかも過去の物語の模倣だし、パクリは新しいものを生み出すのに繋がるから、必ずしも悪いことではないんだけど ポーがモルグ街とか書いてるときはミステリというジャンルの概念自体がないだろうな
今はなんでもパクリというのが流行りのようだが、今のような使い方だとパクリじゃない作品なんてこの世にないなw
みんな聖書や神話のパクリだ
パクっても生み出したものが新しければ(新しい要素があったり、語り口が違ったり、変形してたり)それはパクリじゃないと思うな ようつべでドキュメンタリー見たけど最後は極貧の中でボルチモアで飲んだくれてジ・エンドか >>176
当時は最後は煙になって犯人が消えたみたいな幻想小説が普通だった所に
具体的な説明が付く落ちを用意したのが読者にとって衝撃だったそうだよ
ポー自身は反響の大きさに戸惑って、そこまでいいものじゃないみたいな事を言ってたと思う 推理小説方面にも注力してるポーのオススメの解説本とか無い? デュパンと私が出てくるのはたった三作なのにあのインパクトはスゴい。
狂言回し警部のキャラやデュパンの存在感も後世の所謂探偵推理小説の完全原型にしてある意味オールタイムの超一級品。
信託財産で暮らすデュパンは没落貴族で古い屋敷に昼間から鎧戸下ろして書物に囲まれて住んで海泡石のパイプで、、
答えは出ないけど思考過程を見せてゆくようなマリーロジェの謎とかたまらん。
ネバーモア 先週までNHKのBSでジャングルスクールというオランウータンを保護して野生に返すプロジェクトをやってたけど
90kgもある巨体のオランウータンが襲ってきたシーンは怖かったなあ
飼育員の人たちもあわてて川に逃げ込んでた(オランウータンは泳げない)
あんなのにナイフ持たせちゃいかんよ モルグ街は死体の凄惨さ不可解さ、手がかりの奇妙さ、事件自体のスキャンダラスさ怪奇さ、犯人の意外性とおぞましさ、探偵役の個性と魅力、世界初の作品にしてもう最新のサイコホラーサスペンスが狙う要素すら全て持ってる。
もう驚異的すぎて簡単に賞賛すらできない。
まあトリック構造はアレだけどトリックより作品としてのトータルなムードやクオリティーこそ大切と訴えているような買いかぶりすらしてしまう。 安楽椅子探偵、密室もの、暗号解読、検死捜査等々、いくつもあるのが驚く
他の短編でもメルツェルの将棋指しとか、推理に近いものがまだある、ポーの性癖だろな
最近YouTubeで200年目の疑惑って古いNHKドキュみたけど、新しい見解は無いもののかなり面白かったよ ユリイカ自体が壮大な哲学的推理小説みたいなもんだからな。
何書いてあるのかよくわからんけどw 200年目の疑惑見た。
生前の評価が特に低かったわけでもないのにあの報われなさ。
その原因こそ知りたかったが結局わからなかった。
社会自体が今と全然構造的に違うのかも。
価値観とかも。 >>185
あの時代のアメリカならではじゃないかな?ヨーロッパコンプレックスみたいな感じ
ポーは少年時代イギリスで寄宿学校入れられたみたいだし、見る人が見たらわかる程度に洗練されてたんじゃないかと思う
死因は選挙キャンペーンに巻き込まれたを推したいです アメリカ社会で中の下の収入がやっとなんて。
しかも亡くなったら知り合いが著作権者を偽って搾取するような価値があったりかなりちぐはぐで不可解。
当時の中の下って極端に貧富の差がある社会では上流のなかで中の下みたいにイメージするべきなのか。
亡くなった1849年と言えば日本では明治維新の20年前。
侍の中で中の下みたいな感じ?
封建社会では無いけれど。
伝記が狂気や悲劇性を煽りすぎていたというのはありそう。 >>179
遅いレスだけど、推理解説になるかわからないが、江戸川乱歩「探偵作家としてのエドガー・ポー」ガチファンからの評論
ネットになければ創元推理文庫全集4巻立ち読み出来る分量
>>187
後世で評価された作家は多いから全ては作品だと思う
グリスウォルドが関わった伝記は悪意しか感じない マリーロジェみたいな不遇な可愛い娘が普通にいる時代だからな。
今もキャンギャルふぜいは恵まれないとは言え選択肢のゆとりが全く違う。
ポーの奥さんもたとえ金持ちでも助からなかったのだろう。
防寒も出来ずに猫を抱かせてたなんて言うエピが悪意によるものだと何となくわかってきた。
ポーのイメージ変わってきたわ。 お金持ちだったら、空気のいいとこに保養、栄養がとれるくらいかな
寿命は伸びたかもしれないが当時じゃ助からないだろうね
14歳での結婚がよく話題にあがるけど、結核じゃ性生活は無理だろうし、叔母とその娘の面倒をみるのが主だったんじゃないかと思いたい 上流の行く寄宿学校をドロップアウトした辛口人気の文芸評論家兼編集者。
ディケンズなどの有名作家をもボロクソに批判し、しかも内容は的を得ている。
創作ものも画期的に面白いだけでなくその芸術性はボードレールを始めとするフランスの著名作家たちもその死後には魅了。
五千部の雑誌を四万部にも伸ばしたのに敢えてその職を棄ててニューヨークへ。
野心は自分の雑誌を持つこと。
ルックスもイケてて几帳面でお洒落。
収入が低めであることや職が不安定であることはマイナスだが、他の要素は充分イケてるややスノッブで自信家の先端知識人にしか見えなくなってきた。
まああの文章を書く人が自信家でないわけがないが、独善的で自業自得的な運命のキ○ガイのアル中と言うイメージとは全然違う。
考えてみれば単なる無頼の作家ではなく優秀な編集者でもあったのだからキ○ガイに勤まるわけはない。 モルグ街の殺人読んだよ。スタインベックとかコナンドイルより難しい モルグ街は10歳のときに児童書バージョンを読んで衝撃を受けた
推理小説ってこんなに面白いものなのかって
あれがミステリー目覚めるきっかけだった 赤き死の仮面と画像検索するとタイガーマスクの悪役プロレスラーが出てくるんだが。 デュパンの推理には感心したけど、
警察の無能さにあきれたな>モルグ街 「赤き死の仮面」はこのご時世紹介されてもいい作品
プロスぺロ公はさしずめ安倍晋三か。 >>196
モルグ街の影響でミステリーにおける警官=無能という公式が出来上がってしまった ポオ小説全集 3 (創元推理文庫)でも読もうかな? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています