松本清張20 [無断転載禁止]©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
顔、に一言
あの時点で他人に目撃されてされたら決行してないやろ
低脳な犯人に乾杯! プロの諜報員ならともかく、犯罪者はべつに知性と計算で行動しているわけじゃないから無問題
ある意味、愚かだから犯罪者になる 初めて書き込みします。
話題の芥川賞候補についてのスレッドで
「渡された場面」のことをちょっと書いてる人がいて・・・
松本清張で検索してやってきました。
来てよかった! 百歳か、、、うーん、大往生だな、ほんとに
お子さんも脚本家になってるようだから、偉大な遺伝子は継承されてるのか 張り込み冒頭の列車のシーンは暑そうだよな
今年だったら何人か乗客が死んでる 杉並の清張邸って今どうなってるんだろう
清張の死後、売却されて取り壊された? 阿佐ヶ谷だっけ?
確か近所に住んでるはずの阿刀田高に確認に見に行かせるか?(笑) >>756
確かに。
この男はなんて馬鹿な奴なんだろうと思っていたが再読するたびに
女から離れられない心理が理解できてきて面白い。 >>782
こちらも主人公の男の年齢に近づいていくというのもある 清張作品の主人公はひどく女にだらしない
町工場や商店の親父なんかでも少し金回りが良くなるとすぐ愛人を囲いだす
大体それが悲劇の始まりになる 松本清張の本を読んでいるとたびたび悪女が出てくる。
一度、松本清張氏の女性感について聞きたかったw >>781
浜田山。井の頭線からも見える。
>>782>>786
I think so too. Googleの航空写真だと清張邸があったとおぼしき場所にはマンションが建ってるから
死後遺族が土地を売ったのであろう 今でも印税すごいだろうな。流行作家って、亡くなっちゃうと案外簡単に忘れ去られるものなのに
太宰治と同じ年生まれというのがなぜかおもしろい ああ、そうなのか
大宰が自殺してから、(心中)、清張が活躍しだしたわけか 「張込み」「黒い画集」「黒地の絵」と読んだけど、どれも面白すぎ。
改めて松本清張の才能に感心した。それに比べて現代のミステリーは
… 。 松本清張「彩り河」論(名古屋短期大学研究紀要 第56号)
https://ohka.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=118&file_id=22&file_no=1
前年に公開された「迷走地図」(1983)において、
霧プロの双璧である原作者、松本清張と松竹側の筆頭、野村芳太郎との間に決定的亀裂が起こったこともあり、
「彩り河」はその煽りを受けた失敗作とされてきた。
しかし、ここには1980年代の松本清張の作風の変化と松竹映画との相性の悪さなど、
小説を商業映画にしていくプロセスにおける構造的欠陥が「彩り河」自体で顕在化してきたからに他ならない。 >>796
「彩り河」の原作の映画上映部分が、映画化を意識した描写になっているという指摘、
映画化も検討された「熱い絹」「霧の会議」にも当てはまるかと。
清張なりの新たな文体の模索だったのかもしれないが、小説内における映画めいた描写は、テンポを弱め、
「告訴せず」や「黒革の手帖」などで冴えを見せていた小説ならではのスピード感を殺ぐ結果になっていると思う。 『黒革の手帖』を一言で表すと
「がわ、がわ」
これに尽きる 清張の後期作品には国際的なネタのものが多いけど
海外取材に頻繁に行くようになったからなんだろうな 高一の時、夏休みの宿題に、読書感想文っていうから、
みなの前で、「松本清張や司馬遼太郎でもよろしいね」と質問したら、
「そんなのダメです。ちゃんとした文学作品を読みなさい。」って言われた。
何人かから「へぇ〜エ」って声があがった。 清張や司馬遼太郎は娯楽作品だからダメってことなのか そこで、芥川龍之介の 『女体』 はちゃんとした文学作品ですか? と質問してみる ここのみんなと同じように、新潮文庫とか文春文庫とかで清張をたくさん読んできたが、
いまだに、『西郷札』の結末がサッパリわからん。
いくら読者の想像にまかせるにしても、あまりに漠然として全く見当がつかん。
いったい、どうなったと読者に思わせたいんだろうか?
そもそも史実にもとづくハナシではないからね。
デマを信じた買占めがあった、なんぞという記録も伝承もない。 純文学か純文学でないかは掲載誌で決まる。
「文學界」「新潮」「群像」「すばる」「文藝」掲載なら純文学。
これ以外の基準はない。
清張で言えば、「父系の指」「老春」は、「新潮」掲載だから純文学。
他方「砂の器」「けものみち」は純文学ではないが、
そう言える理由は、内容ではなく、掲載誌。 ということは、「すばる」 に連載された椎名誠のSF 『アド・バート』 は純文学かぁ... いとうせいこう×奥泉光 文芸漫談 「松本清張『点と線』を読む」
10月20日(土)新宿文化センター
http://subaru.shueisha.co.jp/mandan/ 俺は中1の時は芥川の短編、2、3年の時は横溝正史の短編で感想文を
書いたが大丈夫だったな、シャレの分かる教師だった、なかばアル中で
常に安酒のジン臭い教師だったが(笑) ゼロの焦点を読み始めました。
短編ばかりでなくちょっと長編にも挑戦。 文庫化されてない作品が読みたくて、地元の図書館で清張全集を借りようと思ったのだが
目録にはあるのに本が何冊も行方不明になっていた
多分盗まれたんだろうな 北の詩人/象徴の設計
という巻が気になっていたが、
パラパラめくった感じではつまらなさそう >>809
たいがいのは電子書籍で読めるんじゃないかな
と思ったら昭和史発掘がまだ電子化されていないみたい
これも文庫化はされてるしセット買いもできる >>809が怪しい
北九州市教育委員会によりますと、今月9日午前9時ごろ、北九州市小倉北区の中央図書館で、
開館前の準備をしていた担当者が、棚にあった松本清張全集のうち57冊が、なくなっていることに気付きました。
担当者が確認などのために棚を離れ、開館後の午前9時半過ぎに戻ったところ、さらに5冊が無くなっていたということです よりによって御大の地元での犯行かよ・・・orz
全部で数10キロはあるものを、良く気付かれずに盗み出したもんだな。 特に稀覯本というわけでもなくそれこそ図書館でいつでも読める本をわざわざ大変な手間をかけて盗み出してどうすんの そうか。自炊するために盗んだのかな
盗んだ本なら心置きなく裁断できるしな 『黒革の手帖』読んだ。
女向けの小説じゃねえか。くだらん!
どうせ、女向けの週刊誌か何ぞに連載されたもんだろ。
上のほうで、男が「面白いぞ」て言うから、ほだされて読んだが、
読んで損した。
値打ちのわからん奴は、ここに評価を書くな! という自分自身が「黒革の手帖」の値打ちを分かってないというブーメラン 「松本清張」だから絶対面白いって事はないと思うよ
色んな作品書いてるから
世間的に評価はされていても、自分にはあわなかった
って事もありうるし 清張全集の盗難、そんなのは古本屋では一冊100円程度で売っているようなものだから報道する価値もない
とか言っている奴がいたが、図書館から大量に盗まれたということ自体にニュース性があるわけなのだが 全部で40キロだって。
複数犯か力持ちのボディービルダーの仕業か? >>803
官僚を主人公が殺したんだろ
むしろそれ以外の結末が思いつかんわ 俥屋が役人を亡き者にして、その妻(義理の妹)と駆け落ちした 松本清張の小説が初めて映像化されたのは顔が松竹で映画化で1957年1月公開、同年12月に地方紙を買う女がNHKでドラマ化
以降毎年映像化され続けて現在も記録更新中、映画は84年以降だと2009年のゼロの焦点(2回目)だけだがTVドラマは来年早々疑惑をやる
テレビ黎明期から60年以上ってこの人くらいじゃないの、しかもシリーズものとかなしだし 他だと横溝正史くらいかなぁ、今NHKBSで年1作ペースでやってる。 横溝は忘れられかけたが角川春樹が仕掛けて市川崑の一連の映画とTBSのシリーズが大きい。
清張はやっぱ野村芳太郎と橋本忍が大きいな、野村芳太郎は霧プロにも関わってるし。
野村・橋本コンビは横溝の八つ墓村もやって当てたが、市川崑は清張の点と線をやりたかったらしいね。 そろそろ清張作品を岩波文庫で出すべき
乱歩だって出したんだから
まだ死後30年もたってなくて歴史化してないからダメなのかな まあ、そのうち出るんでしょうな。
今年で没後26年だから、もうそろそろかな。 >>830
岩波と聞くと権威のように見えるが、
実際は単に岩波文庫の編集者に好きな人がいるかどうかだけの話だからねー。
「超人二コラ」が何故か収録されてしまう、その程度だもの。
(「松本清張傑作選」として「高校殺人事件」「神と野獣の日」を入れて来たら暴挙だ) ある小倉日記
西郷札
は岩波文庫に入りそう
「松本清張歴史短編小説集」とかいって
三島由紀夫も有吉佐和子も入ってるのだから >>833
もし岩波に入るのならば
新潮文庫の傑作短編集5冊分と
かなり収録内容が重複したものになるかな
それと○○往復書簡集みたいなものが出たり・とか 昔、或る「小倉日記」伝 のTVドラマを、たまたまちらっとだけ観ました。原作は読んでません。
身体障害者の主人公が綺麗な女にマジ告白して、女が困って笑ってごまかしたシーンがすごく印象に残っています。
てっきりその「失恋」が原作でも話の山場なのかと思っていたら、Wikiなどの作品紹介文にはそんな記述は全く出てきません。
原作中では「障害者の失恋」要素は別にことさらフィーチャーされてないの? そんなの出てきたっけ?
ドラマは見たことがないが、失恋話があるなら、テレビ受けを狙ったオリジナル脚色かと。 原作でも山場ってほど盛り上がるようなな場面でもなかったと思う
身体がだんだん麻痺していくような障害って、ホーキング博士みたいなものか 原作が今手元になくて確認できないけど
あれは本人が告白するんじゃなく、母親がうちの息子の嫁にとそれとなく言っただけだった気がする なにやら障害者の男が心血注ぐ研究のためのリサーチを介助役の看護婦さんが親身にアシストしてくれてる
で、一定の答えに到達したところで
協力して成し遂げた同志意識だとか、達成の高揚感とともに生まれた「男」としてのささやかな自信みたいなものがあふれて
この人なら研究だけじゃなく人生の伴侶になってくれるんじゃないか?って、オカンもいる前でマジ告白
→困り果てた女がただただ笑ってごまかして去る。
そして彼の研究結果も、後にリアル文献の発見によって無価値になったとさ というナレーション
でも全てが無意味だったわけじゃないよ、彼は彼なりに命を燃やしたんだもんね、みたいな余韻を持って<完>
残酷だけど美しい話だよなーって思ったの。まるまるTV脚本だけのストーリーだったのか。さもありなんだけど >>838
それを目一杯膨らませたのかしら。
そもそも俺の脳裏の映像が現実にそうだったかも怪しいのだけど 作品の映画化本数はスティーヴン・キングに近年ついに抜かれちゃったが、
TVドラマも含めた映像化全体の本数なら清張は世界一の小説家だろうな
それも二位以下を圧倒するぐらい離してると思う 北九州をまるごと体験するイベント「KitaQフェス」のメインビジュアル、
よく見ると清張が小倉城の上を飛んでいる
http://kitakyufes.jp/ かといって、清張からタラコ唇を外すわけにはいかない 小倉出身者で、フィクションの無法松を除くと、いまだに清張以上の有名人が
いないんだな、超々有名作家だったわけだしまあ当然かw >>846
長編はイマイチ。これは「点と線」「ゼロの焦点」にも当てはまる。
短編の方が面白い。「張込み」「黒い画集」「黒地の絵」「駅路」なんかおすすめ。
中編では「遠い接近」「疑惑」「霧の旗」等は面白い。 「砂の器」って小説として名作の評価を得ていたっけ?w 共犯者
恐喝者
という短編を続けて読んだが、どちらもいい加減なオチでわろた
でも、途中のリーダビリティはある >>847
そこの作品全部読んだわけじゃないけど納得だわ
あと「けものみち」とか完読出来なかった
たしかに短編は良いよ
>>848
映画化=その作家の代表作ってことになってしまうんじゃない
でも清張さんは、映画の方が良い場合が結構あるからね 清張長編好きだけどな
90年代頃から分厚いミステリーがよく出る以前は分厚いミステリーと言えば清張で読み応えがあって
いつまでもこの世界に浸っていたいと思ったよ >>852
俺は清張の時代物が好きなんだけど、かげろう絵図なんかも厚さにわくわくしたな
西海道談綺は長すぎて薄いのが8巻だったのが残念w >>848
映画は名作だけど、小説の方はどう
かな、ちょっと変な設定があるし。 最近清張の代表作の映画を見たんだけど、
「点と線」「ゼロの焦点」「砂の器」の中では抜群に「点と線」(1958年)が駄作だった。
2007年のビートたけし主演のテレビドラマの方がずっといい。
映像化スタッフの力が大きいんだなと再確認。 まああれはたった85分だし、最初から原作のダイジェストでいいや感があるよな
ストーリー自体はたけしのドラマの方が圧倒的に重厚で良い
でも映画は原作小説の発売の同年にすぐ作られた事に価値があると思う
小説内に書かれてる1958年の日本の風景がそのままリアルタイムに映像で、
しかもカラーで見れるという、資料的に高い価値がある
ゼロの焦点だと映画化は原作の3年後と近いがモノクロ
砂の器はカラーだが劇中設定が原作の1960年から
1970年代半ばに変更されちゃってるし 黒い画集収録の「凶器」について
http://d.hatena.ne.jp/trivial/touch/20140104/1388803970
清張の参考は従来囁かれてきたロアルド・ダール「おとなしい凶器」ではなく、
バロネス・オルツィのレディ・モリーでは?という説 長編であっても頭の出だしを考えたら筆を執って書き始め、
書いているうちにお終いまで何とかなっていた清張だった。
ところが、晩年は途中で行き詰まって四苦八苦することも多くなっていた。
清張が、清張宅を訪れていた橋本に尋ねる。
「橋本さんはシナリオを書くと決めたら、最後まで決めてから書かれるんでしょう?」
橋本が応じる。
「途中で考え込んで時間がかかったら、
忙しい俳優さんのスケジュールまで狂ってしまうから、
形は最後まで決めてからでないと、仕事にかかれません」
わが意を得たりとばかりに、清張がつづける。
「だったら僕のために、小説の構成を立ててください。
僕がその構成の通りに小説を書けば画期的なものになるような気がします」
橋本は思わず膝を乗り出し、
「構成・橋本忍 小説・松本清張か。これはいける!」
と、声をあげていた。清張の顔も晴れ晴れとしてくる。
先行する橋本が、あれこれと材料探しに取りかかる。
普通のものでは面白くないとのことで、
日本の最古代、太平洋のまっただ中で海底火山が爆発し日本列島が海から現れる、
日本の創世からはじまる物語を考えていた。ところがそこで、病を得た清張は急逝してしまう 清張が自分の映画化作品で出来の良いものに
影の車を挙げてなかったのがちょっと意外だった
これこそ原作に完璧なまでに忠実で、忠実過ぎて
小説を読まなくてもいいんじゃないかって思えるぐらい
むしろそれだから挙げなかったのか? >>861
まったく同じなら、逆に映画を見なくてもいいんじゃないかだからじゃね?
まあ、岩下志麻を見る目的はあるわけだが(俺の場合はそうだった) >>861
そんなに忠実だったあれ?
例によって原作相当膨らませてる印象だけど 影の車ってよく分からないのは
どうして題名が「影の車」なんだろう?
原作の題名は「潜在光景」だと思うが… >>864
そもそもが「影の車」という名の短編シリーズを婦人公論で連載していて、
「潜在光景」はその中の一編だった
短編集として単行本化した時もタイトルは「影の車」
ちなみにその中に「影の車」という題の短編は無く、あくまでシリーズ名
映画のタイトルにシリーズ名をつけたのは単純に「潜在光景」より
「影の車」の方が映画のタイトルとして映えるって判断だろう
別にあの映画って車が重要な意味を持つわけじゃないから
上記の経緯を知らない人には意味不明だけど 清張お得意の連作短編ってやつだな、「黒い画集」みたいな感じの。 連作短編って登場人物や環境設定が共通している短編を繋げて一つの世界にしているようなもののことだから
清張の場合は単なる短編集だと思う ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています