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前の人のお題を書き込むスレ
レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
000119 ◆gwnULb/9mw
垢版 |
2010/11/08(月) 22:43:01ID:gLPovKZg
前の人が出した題にそって詩を書き、 次の人にお題を出すスレです。 詩を書いた人は必ず新しいお題を出してください。


「風鈴」

記憶している事は何かと語らう縁側が暖かければ
その人は人には無いものを持っている
銅張りの瞼が開くまでの時間を知っている事で
僕らはまだ見ぬそれを補おうとする

レム睡眠の震える目玉の奥底で
冷たい水をゆらゆらと
細い灯火をゆらゆらと
蓋の下で扱えるものは小さい

聴いて眠る時
風上が林の明かりに隠れ
土の上に短い影が色濃く落ちて
雲の降らせたような島を作る

砂場で人が泳いでいる
洗い物が風を嗅ぎ
帆のようにはためく



次は「AKB48」でお願いします
0002名前はいらない
垢版 |
2010/11/09(火) 12:31:30ID:39tlFoWI
無題の詩に題を付けるスレじゃないのかw
0003名前はいらない
垢版 |
2010/11/10(水) 19:54:21ID:7E+mKwX3
一応歴史あるスレなんだけど…
しかし激しくキラーパスだぜ>>1はドS
0004名前はいらない
垢版 |
2010/11/11(木) 02:11:01ID:KVgAQkjW
「48-??」

彼女たちが48人とされているのは
もしかしたら四十八手によるところなのかもしれない

そんなことを思いついたのが昨夜22時
なんだか妙な気持ちになって
虹に似た溜め息を
炊飯ボタンでやっつけた

純真そうな瞳(め)、聡明そうな額(ひたい)、快活そうな唇(くちびる)

沢山あるけど皆親しみ易すぎて
とっても覚えらんない
いつも真ん中に居た子と元気そうなポニーテールの子だけは
うっすら顔が浮かぶのだけど

いつかきっと
渋谷にも新宿にも原宿にも
北の国にも沖縄にも
親しみ易い笑顔の48人が現れて
いつしか日本は
ご当地48だらけになっちゃうんだろう

そうして彼女たちは
世界の終わりについて囁き合うことなんかなくって
こんな風に沢山の好奇や皮肉や憶測を囁かれて
純な部活みたいな悩みを抱えていそうな名前たちは
‘まにあ’たちに高値で売れてゆくんだ

彼女たちが私と同じくらいの年齢になって
もしも未来が見えなかったら?
一体どんな気持ちになるのかしら

……余計な心配押しやって
掃除機を止め汗を拭う

溜め息をコンロで掻き消す私を
猫が呼んでいる

ご飯をあげなくちゃ


――あの人何時に帰ってくるんだろう。

パタパタとスリッパが踊る向こうで
大根が窮屈そうに炊き上がっている

思い出したように送ったメール
「名前くらい知っています」



次の方「女王蜂とわたあめ」でお願いします
0005名前はいらない
垢版 |
2010/11/11(木) 15:20:10ID:eCH4BYdh
「女王蜂とわたあめ」
古びた団地の前、公園のベンチで
サッカーをする子供たちを尻目に
あたしの生きる意味は何なのか?と
ふと思い悩んでいた日曜日の午後。
白衣を着た初老の精神科医の言葉
”糖分を取ったほうがいいですね。”
なぜか頭の中でぐるぐる回った。

かっこよく言えばあたしはきっと
生きることに疲れきった女王蜂。
ロイヤルゼリーは高かったから
デパートのわたあめでやせ我慢した。


次は「東京」でお願いします。
0006名前はいらない
垢版 |
2010/11/12(金) 00:35:46ID:rG7MdIuL
「東京」
東京駅までの切符、一人分ください

どこよりもにぎやかなにほんの中心
あれだけあった夜空の星も拾われすぎて残り少ない
海ありビルあり山あり飛行機あり帝もおわします

なのにこの交差点にはだれもいません
前後左右だれもいません
空き缶だけが転がっていきました

東京駅からの切符、それはいりません


次は「エラー」でお願いします。
000719 ◆gwnULb/9mw
垢版 |
2010/11/12(金) 03:38:23ID:DR/2HoKS
「エラー」

虹の窓から林檎が飛び交い
頭上を掠めて雲を引いている
疲弊が四肢を重くしながら
身中に冷たい水の感覚を満たした

ブレーキが折れたら
それはエラー
拙い細工はほうき星になり
遠くの町に消え


次は「鱒」でお願いします
0008名前はいらない
垢版 |
2010/11/13(土) 01:39:59ID:jLVOsUrC
「鱒」

あなたはうつくしい
だから作曲家は女性にたとえた
あなたは一途だ
だからふるさとは旅人の支点になった
あなたは刹那だ
それでも永遠に遡る尊さだった

あなたのとっての尊さは全身を羽に変えてしまった 
そしてあなたはうつくしい魚になった


次は「時空警察の職務質問」でお願いします。
0009名前はいらない
垢版 |
2010/11/13(土) 09:42:59ID:By9eV4wb
時空警察の職務質問


あの。すみません。
時間を教えていただけますか?

ありがとう。助かります。
あと、今日は何月何日でしたしょうか?

あぁそうでした。
いつの間にかもう年の瀬になりましたね。
年賀状など出されましたか?
来年は西暦…えっと……

そうそう。2011年!
世紀の公転記念年!

…っえ?
…公転記念日はもう過ぎた?
…半公転も遅かった?
…なるほど……

おまえを逮捕する!

なぜかって?

地球が何回回ったかを知るおまえは
違法タイムトラベラーだからさ



次は、すれちがい
0010名前はいらない
垢版 |
2010/11/14(日) 23:47:07ID:IFtyUt32
「すれちがい」

結構日本人発揮してると思います
道を譲るときは壁に張り付く勢いだったり
ほんと笑っちゃいますよね
ラスボスとのニアミスは勘弁してください
会釈さえ覚えておけば大体かわせます
いちいち一期一会なんてやってらんない
すれちがい恐怖症
罹患 対症療法 なんちゃって完治 またすれちがって勘違い再発
なんて素敵なキャリア思考
入手困難なお薬はハイタッチの一瞬のあったかさと痛み・・

だそうです(涙目)


次は「うさぎの森」
0011名前はいらない
垢版 |
2010/11/20(土) 02:39:47ID:SJbMJ7v+
((スミマセン))
ぼんやりしてたら耳の側で小さな声が聞こえて、びっくり仰天
思わず歯がカチリと鳴った
((何ッスカ))
目が合った
((授業))
((詰マラナイデスネ))

そしたら、待ってましたとばかりに辺りがヒソヒソ声でざわついてきた
((デスヨネ)) ((長インダモン))
((タシカニ))  ((ハラヘター))
((俺モソー思ッテタ)) ((デスヨネ)) ((ヤッパリ、ネェー))

耳打ちをする度、皆して耳をさわさわ揺らすものだから
その様子ったら木の葉がさわめくようで
教室の中は耳たちのさわさわと口たちのヒソヒソで
てんやわんやだった
まるで森ん中にいるみたいだったぜ
「兎」の長ーーい耳が囁き蠢きまわる、耳の森。
うさぎの森。

センセーがコホンって咳をすると静かになって
仮の姿に戻るんだけれど

俺たちゃホントは兎
俺ちょっと目とかも輝いちゃって、隣のコを見たら
すやすや眠ってた

((……チェッ))

暇つぶしにペンをくるくる弄ぶ

教室は仮の姿のまま、時計の針はゆっくり進んでゆく
耳が縮みきる前に
センセーが授業に飽きたらいいのに

つか、あのコやっぱ睫毛なげーわ

センセーの長話の、百倍ときめく新情報
何となくノートの隅に
横顔の似顔絵を描いた

勿論、兎耳つきで


次の方「泣き顔」でお願いします
0012名前はいらない
垢版 |
2010/11/25(木) 02:04:31ID:bthcwx8i
「泣き顔」

先を行く
駈けて行く

急ぎ足で
誰よりも

振り向かなければ
どんな人混みでも

知られない
この顔は

本当は あなた以外
気にもとめないというのに

先を行く
先へ行く


次は
「キャンドルナイトの日」でお願いします
0013名前はいらない
垢版 |
2010/11/30(火) 01:16:05ID:sEWM4eMd
「キャンドルナイトの日」

どこかで灯り どこかで消え入りそうな 慈しみのあかり
この両手だけで守れるだろうか
直接触れることの叶わない思い
その穏やかな揺らめきにすべての影が従う


次「ことづけ」でおねがいします。
0014soft ◆soft/e/9Do
垢版 |
2010/12/03(金) 05:26:40ID:6bPrFjhg
「ことづけ」
この頃、空を見上げなくなった。
誰かの言葉を借りれば東京には空がないからだが
今歩むこの道すら存在が危うい。
道の存在が危うい。

新宿の連れ込みホテルでめくったあのメモ用紙――哀しきかな。
駆け足で奪い取った電車の座席の下に潜り込んだ手帳――気恥ずかしいかな。

信仰の人の、呪文を唱える、君よあなたよ俺よ入れよと。
雑音と我が定義した雑音を貝殻に閉じ込めてみた。
貝殻の中の宇宙を彷徨う雑音はいずこへ行くか。
また戻るのか。耳殻という貝殻へ。

花の金曜日にかこつけて、一体にして地球の海水の半分ほど
小便色した微弱なアルコールを飲み込み、小便よろしく
目覚めた新宿の朝の太陽は黄色いではないか。

踏みしめた一歩は、いつだってはじめの一歩とロックシンガーが歌った。
その曲名を訳すと「失った男」である。失ったのだ、なんだって始めではないか。
この踏みしめた一歩は、終わりの一歩でないと誰が保証してくれる。
私の祖父の友人は硫黄島初期の戦闘で左足を付け根から失い、常に左足の一歩を歩めない。

世界中の地面という地面から、道という道から、立ち昇る陽炎が語りかける。
明朗さなど気にせず、私の耳殻に潜り込んで自家中毒。
Aから始りZで終わる言語をあまり勉強しなかったのだ。
外国語は理解しないよ、母国語に至ってはなおさらだ。

だいたい荒井由実が歌ったように、言伝というものは人間の鮮血のように生臭く、醜悪で、
受け取った男どもは精神的に子供に帰る以外ないのだ。
女よ、学べ。知識があるのに、ないふりするは、男だったらキザと言われて後ろ指なんだぞ。

_
次のお題「定期券」
0015名前はいらない
垢版 |
2010/12/11(土) 11:32:55ID:qhqgpaUv
「定期券」

A地点からB地点へ
鉛筆で往復
どんどん濃くなる 傷が深くなる
無意識が刻まれる 懐かしさに変わればいい

どこからAへ Bからどこへ
この券は覚悟がいる


次は「海が消える日」でお願いします。
0016名前はいらない
垢版 |
2010/12/12(日) 21:28:38ID:0iGj1zjJ
「海が消える日」

外は真っ暗で
息が詰まる
海の水がひいてゆく
そこには貝殻や
木の枝
魚の骨
石っころが
転がっている
遠くで聞こえる
波の音
懐かしい香り
私は1人
空を見つめる
大きく息を吐く
天空の空高く
星がきらめく

次は「妄想」でお願いします。

0017名前はいらない
垢版 |
2010/12/13(月) 04:23:22ID:/cseiNIp
「妄想」

たぶんこれは死者と生者の会話
嘘と嘘 現実と現実 +と+
お互いを説明できない
まるでダークマター
人間は空間を無にできない 

きみの妄想の海に漂ってたら、自分の真実が妄想に変わる
そしてついに溺れて、きっとボクは狂って安らかに死んでしまう


次は「双子星へ」でお願いします。

0018名前はいらない
垢版 |
2010/12/13(月) 22:14:50ID:4B93aTEK
「双子星へ」

君は元気でいるだろうか

もうずいぶんたった
二人でいる時間は
きらめく光の中に
とけてしまった

嵐のように別れた日
今でも思い出すと
胸の奥が痛む

無邪気な君の笑顔が
愛おしい

あの頃には
戻れない

空を見上げ
双子座が輝くと
君との思い出が
優しく降ってくる
0019名前はいらない
垢版 |
2010/12/13(月) 22:20:50ID:4B93aTEK
すみません書き忘れていました。

次は「心の叫び」でお願いします。
0020名前はいらない
垢版 |
2010/12/17(金) 00:51:25ID:x6mpD3b/

「心の叫び」

あの子はどこだ

あの美しい人は
どこだ
どこだ
あの子の名前は
声は
香りは

会いたい
触れたい
あの子がほしい

笑顔の美しい
あの子
そう
あの子に会いたい
触れたい


次は「サンタ」でお願いします。
0021名前はいらない
垢版 |
2010/12/19(日) 13:57:08ID:tymxTQqD?2BP(10)
これはルドルフに何かを覚えさせておくことを計算したお話。
サンタは何かをされていない
バカは、オープン時に知っている
天命は、目に見えなくされ、それらを補う

ルドルフは睡眠の目の深さで揺れ
赤くした、冷たい水
間の光と薄膜
サンタのカバーの下

数倍
泣のそよ風の中で隠し
人間の地面に短いボールを埋める
これは同じ人間を作るまでの雲のような{啇半}魂香(はんごんこう)

出会は、サンドボックス内で泳いでいる
ルドルフの洗浄をスニッフィング
クリスマス・イブのように舞う



次は[羅刹]でお願いします。
0022名前はいらない
垢版 |
2010/12/23(木) 15:03:20ID:tko7+mRI
「羅刹」

何度話してもだぁれも信じちゃくれないけど
おれ、鬼に会ったことがあるんだ

姉ちゃんだとか
母ちゃんだとか
そういうヒユとかじゃ全然なくて、
本当に本当の、鬼

けどさあ
「沢山食ったよ。沢山焼いたし、沢山殺した」
なんて誇らしげにガハハとわらうそいつは
聞いてたのと違って
ムジャキそうで全然恐くなかった。

だってさ、それ
おれらと全然違わないじゃん
だから
今日び子供をそんな文句でオドすなんて
全然流行らないんだよ

そう言って得意げに鼻を鳴らしたら
母ちゃんに睨まれて
姉ちゃんに殴られて
父ちゃんに溜め息をつかれた

なんだいなんだい。
今日は羅刹日なんだなぁ。

おれ、つまんなくなって
鬼に愚痴でも零せたらなぁって
も一度鼻を鳴らしたよ

らせつらせつ
おれの住むヨは羅刹国

やっぱり教科書やオトナなんて
嘘ばっかりなんだ
ああ
も一度あいつに会いたい

げんこつが飛ばないよう小声でいって
鳴らすのやめて鼻をこすった


次の方「ジングルベル」でお願いします。
0023名前はいらない
垢版 |
2010/12/24(金) 11:16:37ID:J+y3IT6O

キャンプファイアーをしながら
ペットボトルに涙を零した

イエメンの少女が黒曜の指先で
熱いコーヒーに砂糖を零した

眠りは11時にやってきて、朝はパイプ椅子の
細い細い角度の、その影に宿っているのよ

秘密の誰かが私をさらって
真っ赤な記憶をその袋に閉じ込めた

私のかけらは遍く夜に降り 夜は世界に新しい星を与えた

見たこともない光

弦影のスキップ

天使は祈りの言葉を待っている

今、雫が零れるままに

星々が移ろうままに

大陸の片隅でささやかな鐘が鳴る



次は「月に咲く」

0024名前はいらない
垢版 |
2010/12/26(日) 23:41:44ID:zs1YFS9c
「月に咲く」

通いなれた夜道
憂いを
身につけた私
憂いが
馴染んだ私が…
思いにふけ
帰らぬ日々を
思い出し涙を流す
優しさに飢え
冷えてしまった
心に…
暖かい明かりを
無意識に求め
月を見上げる
そこには
両手を広げた
あなたがいた…

次は
「無邪気」で
お願いします。
0025名前はいらない
垢版 |
2010/12/27(月) 22:56:23ID:22Sz5VRE
無邪気

よく言われるよ 
お前は無邪気な奴だなって

でも 案外そんなこともなくてね

ほら、見てみる?
結構凄いだろ

どす黒いだろ?
この大部分は醜い計算で出来てる
醜くて汚いんだ

で、ほら
ここをこうすると
ほら、壊れた

醜くて汚い上に壊れやすい
こいつはもうどうしようもないね

ははは

笑っちゃえよ
そうすればたいていのものは吹っ飛んで行くから


次の方
「夕焼け」でたのむ
0026 ◆SI/VZIJA06
垢版 |
2010/12/28(火) 00:03:18ID:PFxbHrPV
夕焼け

仕事帰りの車
FM流し走らせる
日々追われ
心身どっぷり
正面近いようで
遠くに夕焼け
助手席に
相棒でも乗ってりゃあ
ちょっとは
ロマンチックだが…
一人でみる
夕焼けは
やけに寂しく
いや
恐怖すら感じた
今日も一人黄昏て
今年も残りわずかだなぁ〜って
夕焼けに向かって
呟いていたんだ
明日は
晴れるんだろうなぁ〜って
思いつつ
ゆっくり家に着いたんだ…

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まとまりなくて
ごめんなさい
次は
「迷走」でお願いします。
0027名前はいらない
垢版 |
2010/12/28(火) 20:34:42ID:k4ko7lZV


   迷 走

ダスト 息苦しい部屋
無数 それは拘りの数だけある クサリ
意思 太陽の縊死 言葉は溢れ散り咲くサクラ
物事の熔解 自傷はいつだって流星気分

話す事 離す事 放す事
その磁性が繋がりを背くなら
僕達は祈りの速さで走ればいい

ダイヤ
ルビー
サファイア
傷ものの光 街のネオンは裸の擬態
指先の無垢を選ぶなら

もう少し掌を広げようか 

返す事 還す事 孵す事
その磁性が繋がりを描くなら
僕達は迷いながらも進まなければいけない 


次は「キャラメルボーイ」
0028名前はいらない
垢版 |
2010/12/29(水) 12:02:08ID:yUS4I0xq
キャラメルボーイ

三度の飯よりキャラメルが好き
そううそぶく少年達

いまのうちにたくさん食べておけよ
おやつは子供の特権
君達のおなかを満たすには
三度の飯では足りないから

とにかくなんでも食べてみて
見極めて
必要なものとそうでないもの

年くってからのおやつも
悪くないけれど
よけいなモノがついたりして
ちょっと困ることになるかもよ


次「刃」
0029名前はいらない
垢版 |
2010/12/30(木) 02:58:28ID:VXKUkh+o


きらめく刃 
首筋にあてて

矛盾するふたつの感情の葛藤

死への傾倒
生への渇望

どちらが勝るか試してみるか

やめた
余計な感情は心から消したい
刃のきらめき
刃は刃そのもの

俺も
俺そのもののように

迷い無き純粋ななにかになりたい


次の方「夜明け」で
0030名前はいらない
垢版 |
2010/12/30(木) 20:17:22ID:LD4pI/o/
「夜明け」

裏切りと孤独感に
ビクビクした日々
信じられるものが
わからなくなり
もう何もかも
投げ出して
楽になりたいと
毎晩泣き寝入り
身心疲れきり
感情さえ
衰弱していく
夜という闇が
精神を更に追い込む
このままスーッと
目が覚めません様にと祈りながらも
未練たっぷり
どんなに辛くても
必ず夜明けが
やってきて
無気力な私を
鍛える



次の方
「道しるべ」で
お願いします。
0031名前はいらない
垢版 |
2010/12/31(金) 14:27:32ID:KCcDzhm1
そっちに行けってーから行くんじゃないのよ
ただ風に吹かれるままも飽きちゃったの
道はいつか行き着くんじゃないかな
おんなじとこに
とか言ってると山に登って崖にハマルの

たいてい近道じゃないのが珠に疵よね



次「エッジワーク」
0032名前はいらない
垢版 |
2010/12/31(金) 19:11:53ID:RwIYL/R6
「エッジワーク」
あなたのつま先は
この頬を掻きむしり
白く白く抉る
心に届くほど
僕は涙すら流せないのに
あなたは氷の女王
僕は愛の言葉を探す
あなたの瞳を
ばら色の春で満たすため

次、「ベートーベン」
0033ちーちゃん
垢版 |
2011/01/02(日) 02:23:31ID:35MuroSE
「ベートーベン」

下町のベートーベンはど素人
ほら言わんこっちゃねえ
また金槌で指を叩いてら
あんたの腕じゃ大工なんて言えねえ
第八だ
第八が第九より下だって事は
分かり切ってら
なぜなら
聴いたことがねえから

次「ホルモン焼き」
0034名前はいらない
垢版 |
2011/01/02(日) 22:04:32ID:rUFQdABg
「ホルモン焼き」

じりじりと下から照りつける熱さに
屈してたまるかときらきら上を睨む
じわじわと焼けて来ちまったよ
それでも
ぎりぎりと上から下からの咀嚼に
負けてたまるかと粘る
だんだんが伝わってくるよ
反骨の魂を燃やして
飲まれない様に精一杯さ ホルモン焼き

次は「ほくろ」で
0035名前はいらない
垢版 |
2011/01/05(水) 18:59:41ID:BSFST4Go
「ほくろ」


凜と仰いだ
仕草に連なる
白い頬に
隠れる目印

触れてしまえば
晴れ渡る空も
静かに泣いて
雨へと変わるから

せめて守りたい
貴方が見とれる
景色だけは

隠してしまえば
優しい夜に
照らす明かりが
見えなくなるから

どうか仕留めて
私の指先が
壊す前に

君の中に潜む星座を
その身に纏う
恥じらいを晒して
一つ残さず
繋いでみたい

囁くような調律で
境界線へ踏み込んだ

感じたままに継ぎ足して
柔らかな印に口付けを


次、「カーテン」
0036名前はいらない
垢版 |
2011/01/05(水) 19:20:17ID:4BCgql8J
カーテンを開ければ
外の景色は見えるけど

同時に
外から僕の姿をみることもできるね

だけど僕と君の間には
へんなカーテンがある

君は君の心をさらけ出すけれど
僕はそんなことはしない

だって

僕の心をさらけ出したら
君は僕の前から去っていくだろう

一方通行のへんなカーテン
面倒だね

取り払ったらどうなるか
ためしてみようか



次「雲」
0037名前はいらない
垢版 |
2011/01/06(木) 00:06:21ID:oh8cm7p+
「雲」

まだ真っ白なスケッチブックに

お気に入りの景色を描いていく

無我夢中にひたすら描いていくうちに

いつの間にか流れが速くなった雲を
懸命に追いかけていく君

その雲が流れる空は何色ですか?



次は
「言霊」
0038名前はいらない
垢版 |
2011/01/09(日) 03:09:28ID:JzbR+HJN

太陽は横滑りすることはない
ヘラヘラ回るのはいつだって小っぽけな奴らの、その言葉だ
寿司詰めの電車だってグルグル回ることしか知らねえくせに
ホワイ?なんて訊くなよ
海老蔵だってようやく丸くなったんだ
だから明後日辺りブルブル小さく回りだすんだろうよ
シケモクだね
ギラギラしたものが抜け落ちてみんな、シケモクだね

十一月はさっぱりで
十二月にお袋さんを聴いて
元旦正月にパパイヤを食べ過ぎたよ

まるで嵐さ
嵐の前の静けさだって?
NO 嵐は過ぎ去った後がもっとも恐いんだ

だって血まみれで殴られるより
赤目で土下座するほうが屈辱ってもんだろ

太陽は自作自演はできないけど
木星だってプチ整形はできません
あのでっかい渦を小さくとか
あの土星の輪を十字にとか
宇宙の半分を豪華にシャンパンゴールドにとか
海老象の鼻を可変式にとか
…できねーんだわ

あくる日、美しい如雨露からはミミズの群れが漏れ出して
大地に花に群がるんだ

そしてやがて胸のイチジクのペンダントも腐食しだして
小さな僕はその意味を悟るんだろう

傷をもったこの唇は 広げると傷口が開くから
魔法瓶にそっと閉じ込めよう
真昼のワインを飲み干して
空っぽのグラスを叩き付け

キャメルでも静かに吹かしながら




次は「ダブル」
0039ちーちゃん
垢版 |
2011/01/09(日) 11:23:07ID:WWNJvY7Z

練習スタジオの店員が王様で
見ず知らずのレコード問屋の店員が
俺達のキラーチューンを値踏み
観客はバンドの襟元のタグをさがすのに必死で
PAはギターの音量を1にしろと叫ぶ
だから俺達は誰も信じない
「とても感動しました」なんて言われたら
「ハア、そうですか」と目を背ける
「ギブソン渋いですね」には
「は?グレコです」
嘘は言っていない
俺達はギターのヘッドに書いてある英語なんて
読めやしないのさ
意中のあの娘と普通のホテルに泊まる時も
ベッドは1つでいいから
「シングルで」と言ったはずが
ショボイベッドが二つあって
ドキドキしながら別々のベッドで寝たり
朝食に苦手な奈良漬けが出たりで
ダブルパンチさ

で、何の話だっけ?

次は「味噌と醤油」
0040名前はいらない
垢版 |
2011/01/09(日) 14:53:33ID:tAgKfKHS
おじいちゃん
今夜のメニューは何にしましょうか?

わしも一人独居でのう家内が居た頃は
世話なしだったんだがのう

見ての通り生活保護の身食材も不足しててのう日々精一杯の暮らしじゃよ

あら
おじいちゃん筍が
いっぱいあるわ

近所の人達が持って来て置いてくれているんじゃろう

でも何もできない

おじいちゃん私に任せて

筍を細切りにして
油で炒めて

砂糖、味噌、少量の醤油で絡めて

はい
筍の味噌ころの出来上がり

おじいちゃん食べてみて

涙…
美味い家内がよく作ってくれていた。
ありがとう。

わしの好物じゃよ

良かったぁ
また作ってあげるね




「ヘアーチェンジ」
0041名前はいらない
垢版 |
2011/01/11(火) 22:46:04ID:P5JP88F9
何があったって
この感情は消えないままで

怒り悲しみ愛おしみ苦しみ
いくらだって

髪が伸びたって
また切ったって


いくら待ったって
いくら泣いたって
また髪が伸びて切ったって

ただもどってきただけだって


下手な上に暗くてすいません
次「快晴の朝」
0042名前はいらない
垢版 |
2011/01/12(水) 17:45:44ID:sQ38dBUh

一歩家をでれば快晴の朝

朝日は僕には眩しすぎて

僕の背を見れば

日の光が強いほど濃い影が生まれる
すべては相対的なもの

逆もまた真なり

でも、ま、
せっかく明るい朝なんだから
明るくいってみるかね

微笑んでみよう



次「コーヒー」で

0043名前はいらない
垢版 |
2011/01/12(水) 18:50:43ID:Q8fO400e
ふぅ〜っ

入れ立てのコーヒーは

癒やしの薫り

お砂糖とミルクは?

抱き合った朝の
コーヒー

それは至福の味わい

独りで飲むより

二人で飲むコーヒー

贅沢なコーヒー


「繋がり」
0044名前はいらない
垢版 |
2011/01/12(水) 22:45:23ID:76ussCZb
ケータイ見れば
電波がみっつ

メール送れば
返信がくる

何か言えば
君が笑う

君が笑えば
僕も笑う

僕が笑ったら
また誰か笑うのかな

誰か笑ったら
それがきっと世界の裏側まで繋がって
僕はみんなと繋がった
ケータイみたいに

そんな世界だったらな


次「祈り」
0045名前はいらない
垢版 |
2011/01/14(金) 09:20:26ID:81L6ejIS?2BP(10)
「祈り」

傷と孤独
哀しみ
あなたは未来を信じて
溢れる
傍もさらに
鼓動
強がりは快適になりたい
蒼い譲歩を望んでいない
本当に疲れた体と心
も届かない
空の問題
遅すぎる闇
さらに未来に置くか、
そして、これはまだ今は停止され
吹くような目で祈っている
漂う多くの後悔
どんなに白い苦痛
行きは常に
飛び




次の方
「今宵」で
お願いします。
0046名前はいらない
垢版 |
2011/01/14(金) 18:47:13ID:1+H2h/B4
星一つない夜だね

闇にまぎれていまえば誰も俺に気づかない

難しく考えることもない

「この程度のことは俺にとってどうということはない」
この嘘は

俺にとって現実以上に価値のある真実になりつつある

俺は俺だってだませるってこと
呆れた?

でもね
あなたが本当に俺に呆れるのはこれからだと思うから




「トゲ」
0047名前はいらない
垢版 |
2011/01/14(金) 22:16:03ID:28PDZh2A
僕はトゲを持って
誰かを刺すの
それは美しい薔薇が咲く
一瞬でもろくはかなく消えて行くもの

いつだってこんなもの投げ捨てることはできたのに、本当はアイツが怖いだけなのかもしれない、逃げているだけかもしれない

こんな気持ちなんて、いつまでも輝いていける太陽には、あの星には、わかりっこない

やがて光も消える
僕はまだ逃げてる
怯えてる

そこにに残ってたのは
闇のニオイだけ



僕が怖がっていものは
逃げてきたものは
あのトゲの矛先は

僕だったのかもしれない




次「今」


0048名前はいらない
垢版 |
2011/01/15(土) 11:08:37ID:dqyNNBww
何も分からない今
今までも分からない

今が分からないと
もがいている分けではない

今のこの日々
1秒1秒も分からないなりの必要な時間

慌ただしくても
緩やかな流れでも

この今を通る事に
意味があってもなくても

何かを学びとる

それはただ考える時間なのかもしれない

成り行き任せだって
真剣に考えた行動だっていいじゃない

今は分からなくったっていいじゃない

何もやらなくても
事を起こしたって
後悔はあるんだから

それならやるだけの事やっていいじゃない



「シングル布団」
0049名前はいらない
垢版 |
2011/01/15(土) 15:41:25ID:PUk3N0yB
ちょっ
えっ

僕のお気に入りの場所
僕の安住の地
僕の隠れ家

僕はここが好き
この一人分の窮屈な
ここが好き

僕はここで寝るんだ
僕はここで起きるんだ

みんなといたって楽しいんだけど
外せない
この時間
この気持ち
この安堵感

誰だっていれてやらないよ
君だって
ここにいる僕を邪魔するやつはここにいる僕が許さないけどあっちにいる僕は許しちゃいそう
こんな僕をどうか許してください
でもやっぱりここが好き


次「穴あき靴下」
0050名前はいらない
垢版 |
2011/01/15(土) 16:02:54ID:dqyNNBww
手の爪は切るのに

どうしたものか

いつも足の爪は切り忘れて

いいえ

足に爪がある事を
忘れてしまっている

だから
靴下をほがして穴あけて

足先がSOSを出しているんだよ

足にも爪があるんだよ〜忘れないでねって


「展望台」
0051無名兵士 ◆O7UREK3bSQ
垢版 |
2011/01/16(日) 09:46:44ID:ChVhX+Zh
見晴らしのよい場所にいこうよ
車がないなら歩きでもかまわない

ここはいま俺だけの展望台360度みわたすかぎりの

絶景

風が強いねでもいい天気さ

絶景

この場所ははるか昔からあり
そしてこれからもここにあるだろう

俺がいまここに来て景色を見ているのは
この場所にとってそうたいした意味はない

だって見てみろよ
この世で最も美しいモノそれは
自然の光と影の中にある

でもね
その景色を味わうモノがいなければ
どんな絶景だって意味がないのさ

さて

いつまでも景色に見とれているわけにはいかない
下界に戻るかな



次「猫」

0052名前はいらない
垢版 |
2011/01/17(月) 03:31:55ID:tSeSxeUY
にゃあ
日だまりからの一声

猫じゃらしを見ても動こうとしない彼は
じゅうたんの色の違いに気付いているのだろうか

にゃあ
のそのそと近づいてくる

鰹節をせがむ為に近づく彼は
鰹節の値段の違いに気付いている

にゃあ
とぼとぼと家を出る

私が忙しいときに限って甘えてくる彼を
つい私は怒鳴り付けてしまった

にゃあ
血だまりからの一声

車にひかれて日だまりになった彼は
私の枕の色の違いに気付いているのだろうか


次は「道」で
0053 ◆SI/VZIJA06
垢版 |
2011/01/17(月) 19:16:00ID:yV/fsm1O
「道」

いつもの帰り道
見慣れた庭みたいな道

なのに
いつも何度も車止めて…

仕事は早く終わったのに

帰り着くのが遅くなっちゃう

今まで来た道も
進む道も分からなくなって

ただただ停滞

光の差す道へと進みたいのに

私の進む道には
終わりなく果てしなく伸びていて

幾つもの棘の枝道が歩行をも許さない

自ら棘の枝を摘む事も出来ない小心者

ぽつりと寂しそうに祀られたお地蔵様に
手を合わせ心境を聞いてもらう

お地蔵様はにっこり優しく笑っている様に見えた。



「オープンカー」
0054名前はいらない
垢版 |
2011/01/17(月) 20:29:12ID:eMx9+dw4
一本の道
まっすぐ続く道

この道の先には,何があるんだろう

未来か,過去か
誰にも分からない

一本の道
今はもう無い一本の道

その道は一体何処に続いていたのか,
もうもはや誰にも分からない

はい次は「戦争と平和」
0055名前はいらない
垢版 |
2011/01/17(月) 22:06:35ID:+kSDBls9
「戦争と平和」

きっと僕らの平和はこんなんじゃない
力が作った平和
誰かを踏み潰した上に立つ平和

僕らは馬鹿なだけ
馬鹿な僕らが笑うのに
賢く尊い命は消えて行く

僕らの望む理想平和
それは鳥や山にとればただの迷惑
みんな平等だなんて、そんなこと誰もおもっちゃいない


次「出口」
0056不完全さん
垢版 |
2011/01/17(月) 22:32:45ID:DmBfap7x
ぐるぐる迷路 ぐるぐる迷路 ぐるぐるぐるぐる
行く先はどこですか? 帰り道わかりますか?

ぐるぐる迷路 ぐるぐる迷路 ぐるぐるぐるぐる
進むしかないですか? まわり道ぐるぐる

入り口もわからずに 気がつけばここにいて
へとへとで立ち止まる チシャ猫がわらう

ぐるぐる迷路 ぐるぐる迷路 ぐるぐるぐるぐる
出口もわからずに どこまでもぐるぐる
出口なんてないですね? いつまでもぐるぐる

次「ひどく飲んだ夜」
0057無名兵士 ◆O7UREK3bSQ
垢版 |
2011/01/17(月) 22:53:44ID:2X0GtS2y
悪酔いして飲み屋のトイレ

鏡をみれば何物かが俺をにらむ
「誰だお前」

あ〜トイレの壁に
貼ってはいけないモノ貼ってやがる
「にんげんだもの」だと?
くだらねえ

そんなモノで酔った客の心が癒せるとでも思っているのか?
用意周到なこった
そんなに 
この俺が恐ろしいのか?

ムンクの叫びでも貼ってたほうが
よっぽどしっくりくるぜ

ふ 
ふふふ

あまりにくだらなさすぎて
通り越して

笑いがこみあげてくる
涙も

なにもかも吐いてすっきりしたい夜


次「酔い覚ましの水」
0058名前はいらない
垢版 |
2011/01/18(火) 01:00:21ID:b1OAtAJa
昨日使いすぎた肝臓の為に
いたわりをこめた水道水を
じんわりと体に馴染ませる

ずきんと軋み
脈打つたびに
痛むこめかみを
押さえて顰め
食道に何か
詰まったような
水も入らない
吐き気を押さえ

水を飲み
横たわる
この僕に
なけなしの
いたわりと
当然の
優しさとして



次は「終電」で
0059名前はいらない
垢版 |
2011/01/18(火) 01:49:07ID:ve2h1SHO
「終電」

時間が無い
北風に自分の軸すら把握できない煽られ様
無気力 今日はきっと帰らない
夢現わかりそうにないような恍惚だった三分前
定期なんてどこぞに落とした

鞄の底 あいつの写真が入った青い縁

どんな時も怪訝な影一つも落とさない直向きなあいつ
ああ ああ そうだ

気持ちだけ終電に乗せて自宅に帰してやろう

次は「みかん」
0060バニー
垢版 |
2011/01/18(火) 04:08:21ID:M4Du52q4
十六番ホームへ向かう途中
突風に目をやられて
階段から転がり落ちた女の顔
擦りむいた手の平が
赤く焼けている  
なぜか
酔い覚ましにともらった蜜柑を
うっかり線路へ落としてしまった

この電車の十四輌目の車輌が
ホームへ辿り着く頃に
それを拾いに走った私の 過日 は擦り切れひきのばされている 
 
あの人の所へかえりたい

電車の窓の明りが身体を通過してゆく

何処にも帰る場所のない顔をした
人間を運ぶ列車

永遠に交わることがない明日テラス誓約 (グリーングリーン♪)


次は「トンネル」
0061名前はいらない
垢版 |
2011/01/18(火) 13:08:59ID:b1OAtAJa
トンネルを抜けると満天の星空で
欠伸をしながら四角いそれを見ていると
何故だか急に寂しくなった

空気の変わる音とともに
星の代わりの赤色灯が
我先に四角い空から消えていく
赤い流れ星に願いは届くのだろうか

この列車が少しでも早く
あなたの町に着きますように



別にいいんだけど何故私の出すお題は複数該当するだろう作品が作られるんでしょう?
時間的に二人目が超推敲してくれてるのか、単純に書きたいだけなのか…
まあいっか。次は「鏡」で
0062名前入らない
垢版 |
2011/01/18(火) 17:08:19ID:mlPgsBiQ
割るのではなく開くものなのだと聞いて
納得、割ると危ないもんね

お出かけの前のお化粧を行う
ひびの入った肌におしろいはたき
頭の上にみかんを乗っけて
三面鏡を閉じたなら
わたしはすでに開かれている
あらゆる方面への光を完全に反射し
目出度い
目出度かった
そのどちらでもあり
最終的には美味しければ一番だけど
実際は売れ残りのかびくさい

でも
透明人間になりたいだなんて思ったことない
だれにも見せられないなんて悲しすぎない?

次は「醤油」
0063名前はいらない
垢版 |
2011/01/18(火) 18:43:59ID:AqYVplgW
キスのしすぎでもなく

布団被って寝ているわけでもなく

ストレスのせいなのか

唇カパカパで
切れちゃって…

目の前にある刺身食べたいのに

醤油が唇に染みちゃって痛いなぁ〜

でも醤油外せなくって

唇の痛さとの我慢大会で

もういい我慢出来ない

美味しい刺身
いただっきまぁ〜す


-----------------

うっ…低レベルで申し訳けない

次は「道化師」
0064名前はいらない
垢版 |
2011/01/19(水) 13:11:51ID:PCIhATiY
「道化師」

僕は道化師だから
みんなを笑顔にさせたいから
鼻を赤く塗るよ
ネガティブな哂いも
ポジティブな笑いも関係ないのさ
僕は道化師だもの
みんなの心を弾ませたい
命綱なしの綱渡りさ
可笑しいなと思って
変わったやつだな思ってよ

もっともっと沢山
滑稽な僕を見に来ておくれ



次は「リップクリーム」で
0065名前はいらない
垢版 |
2011/01/20(木) 12:03:43ID:PLkprhWY
私が貴方を守ります

痛みから
渇きから
愛する人からの
言葉のトゲから

何度浮気をされたって
私が貴方を守るから

だからお願いもう一度
化粧ポーチをまさぐって
私を見つけてキスをして

買ってもらった洋服は
いくつも穴が開いていて
それでもこれだけ着ていたい

貴方は私にキスをした
キスをした
キスをした
キスをした
キスを
私は貴方へお返しに
他の誰かにキスする口を

痛まないよにコートして
私を忘れないように
嫉妬の残り香押しつけた

私が貴方を守るため


次は「扉」でお願いします
0066名前入らない
垢版 |
2011/01/21(金) 02:16:21ID:lwhJEEGk
『扉』

扉は開いてたけれど
閉める気はなかった
風にのって妹が
帰ってきた
何をしていたのか問うと
別にと言う
開けたのなら閉めろと言うと
はいはいと言う
冷蔵庫を覗き込み
口を尖らせると
二階へ上がっていった
扉はそのまま
閉める気はなかった



次は「焦げ」で
0067名前はいらない
垢版 |
2011/01/21(金) 06:15:11ID:JQwHU18v
ちょっと焼きすぎちゃったかな
あの白と黄色の円に不細工な色が混じる
こんな簡単な料理も出来ない自分を責める

作ったんだから食べようか
でも黒い部分がきたないな

もったいないから
でもマズそう

意外とイケるかも
体に悪いぞ


食べるべきか、食べないべきか
僕の馬鹿な頭じゃ分からない
優柔不断な僕には決められない
0069無名兵士 ◆O7UREK3bSQ
垢版 |
2011/01/21(金) 14:25:21ID:R3Ob487e
どうしたの?
そんなに血の気の引いた顔をして

手がつめたくなっているね
ほら
氷みたいにつめたくなっているよ
僕の首で手をあたためるといい

どう?
僕の首の感触は

君の手の冷たさで
僕の首の感覚は満たされる

君の手があたたまって
感覚を取り戻したなら

どうする?
その手に力をこめてみる?

ははは
冗談だよ



次「春」
0070名前はいらない
垢版 |
2011/01/21(金) 22:19:47ID:JQwHU18v

この季節ほど悲しいものはないだろう
寒さに耐えなきゃいけないのに
なぜ辛い別れが待っているのだろう


この季節ほど嬉しいものはないだろう
寒さに耐えた新しい命が芽生え
新しい出会いが待っている

何処かで終わりをみつけたら
なんか急に寂しくなったんだ
いつかこんな風に僕らの毎日もあっけなく時に流されて行くのでしょう

どこかで始まりをみつけたら
急に笑顔になれる気がした
明日待っている出会いはきっと
一生もんになることでしょう



涙が枯れそうになっちゃって
笑顔のシワ増えてっちゃって

こんな辛い季節だから
こんな優しい季節だから

僕らは大切にしなきゃいけないんだね
昨日の別れも
明日の出会いも

0072名前はいらない
垢版 |
2011/01/22(土) 20:48:49ID:1iyPpQZ+
「コードレス」

目の前に置いとけば
いつでも使える

でも充電を忘れないで

私も本体を置いて
魂だけあなたの届く所に置いて欲しい

でも
愛の電池切れだよ

たくさん愛を補給してくれないと

すぐに新品と交換されちゃう

私というコードレスの使い心地はどうですか?

お手軽に使って
壊れて

ちゃんと修理して
また使ってね


次は
「どこでもドア」
0073名前はいらない
垢版 |
2011/01/22(土) 22:38:44ID:HSlE4LxH
もしどこでもドアがあるんなら
こんなPCぶっこわしっちゃって
くだらんE-mailいらないでしょう?
そりゃ引きこもりもっちとはへるんでしょ?

もしどこでもドアがあるんなら
プライバシーなんてないでしょう?
なら今すぐ君の目の前行っていいんでしょう?

会えない時がないなら
それもそれで楽しそうだけど

会えないときあるから
会えた時が楽しいんでしょう?

次「忘れん坊」
0074名前入らない
垢版 |
2011/01/23(日) 12:10:26ID:/gpBnieZ
『忘れん坊』

これこれこんな風にしてくれと
ヘアカタログを指差したりして言う
今は髪型さえ売ってるのかと思うと
少し笑える

美容師が
ローンのまだ残っている鋏でおれの髪をさわる
おれの髪は値打ちがある
さっぱりしてから
フルーツみたいにふとった男が奥の部屋から出てきて
床に散らばったおれの髪の毛を指差して
これこれこんな値段で売ってくれと言う
今は髪の毛さえ買ってくれるのかと思うと
少し笑える

おれはその商談をまとめ
銭湯による途中
軽くなったあたまで思い出すのは
契約書のぜろの数

次は「最終回」
0075名前はいらない
垢版 |
2011/01/23(日) 23:18:27ID:FiATYy8k
僕らの最後はどっかでよく見る最終回のようなもの
君はやだって言う
でもありきたりな最終回でもいいじゃない
僕らきっと幸せになれるから

僕らのシナリオ作ろう
どうせなら波乱の展開もありかも
でもきっと最後には二人笑あっていられるから

次「缶コーヒー」

0076名前はいらない
垢版 |
2011/01/25(火) 00:36:07ID:Krm3ze7d
缶コーヒーが250円の駅では
人格が切り取られ
性別が破綻し
そうして誰もが独りぼっちになる
誰も気付かないアイデンティティーを
大事そうに抱え込んだまま
少女はホームのベンチで眠る

缶コーヒーが320円の駅では
世界が軋んで
道徳が破綻し
誰もが思うままにセックスをする
線路の軋みを気にしないまま
通過する列車を睨みながら
少年はじっと立っている


二人が出会うのは
缶コーヒーが130円の駅だ


次は「柱」で
0077名前はいらない
垢版 |
2011/01/27(木) 20:27:05ID:8ayUchiB
いつも誰かに合わせるのはもう飽きた
自分の意思はっきり持って行きたい
やろうと思うことやりとうせない
こんなんじゃやだ
他力本願、一人じゃなんもできやしない
なんだってできるあいつが嫌い

変わりたい
でも変われない

自分のゴール見つけても
ゴールまで走ろうなんて思えない
それなのにゴールについてるあいつを憎む

走りたい
でも面倒くさい

こんな自分が嫌い

いっそ柱になりたい
何に押されても倒れないあの家にあるような
僕みたいに柔らかく、それなのにすぐ折れちゃうものとは違う
太く、重々しい柱になりたい
誰かために、誰のためにでも支える柱になりたい

きっとあいつは柱なんだ
きっとあいつは僕みたいにすぐ曲がったりしない、折れやしない
まっすぐと
誰かのため


次「鉛筆」

0078名前はいらない
垢版 |
2011/01/27(木) 23:21:17ID:FBLCCeiZ
鉛筆の芯を
きりきりとすり減らす
まじめな君は何色の
絵をかくの
君のひきつった笑顔

うまくしゃべれなくて
重い空気
鉛筆の音だけが
きりきりと
やけに響く


次は「ドキドキ」
0079名前はいらない
垢版 |
2011/01/28(金) 13:17:34ID:BCh0jA/V
このドキドキは何だろう

貴方の
絵が
歌が
声が
私を夕焼け色にして
傍にいる安らぎと
いくらかの緊張を持って

このドキドキは
何だろう



次は「エイプリルフール」
0080名前はいらない
垢版 |
2011/01/29(土) 03:50:21ID:vI//2aVj
「エイプリルフール」

四月馬鹿、晴れて

卒業しました合格しました もすこし学生
してやったりの 決定モラトリアム

四月馬鹿、晴れて

成人しました就職内定 いっちょ前に酒も煙草も
これでたぶん さよならニート

四月馬鹿、晴れて

不況サバイバル 土下座の神です
もぬけの殻のワンルーム

四月馬鹿、晴れて

入籍しました結婚します 彼女ともども今後もよろしく
別姓彼女はマタニティーブルー

四月馬鹿、晴れて

和解成立 調停終了
ハロー・アゲイン シングル・フリー

四月馬鹿、晴れて

雨も霰も降りゃあしない 嗚呼
本日は晴天なり 本日も晴天なり

四月馬鹿、晴れて

"思えば遠くへ来たもんだ" 唯一
夏模様なのは"少年時代"


しがつ、ばか。

おおかみがきた おおかみがきた

そろそろ絵本を閉じてくれ



次は「秤」
でお願いします
0081名前はいらない
垢版 |
2011/01/29(土) 05:31:03ID:mkXZUA4+
・秤

左と右と右と左と
ずっと揺れてる。ずっと揺れてる
いいと悪いと悪いといいと
あと1個がわかんない
2個しかわかんない

どうしてさっきから吊り下げられて
どうしてさっきから揺れてばっかり

揚げ足の取り方も教わらないで
上と下とを行ったり来たり
安定しない価値に舌打ち
体とこころとこころと体
一体どっちが重かったのか
全然思い出せない

だから私売ってしまった
秤を買いたいと手を揉む
嫌な笑い方の行商人に、
私の価値ごと、全部

不思議
ゆらゆら、ゆらゆら
売り払ってもまだ揺れてるの

けどわかっちゃった
実体をなくした私の
存在ってこんなに軽い

軽い体と軽いこころで
紙切れみたいにひらひらの頭で
丁度これから、鋏を買いに行くゆくところ

秤だったら新宿辺りできっと沢山買える
だってあの街、実体がないもの

揺れを断ち切る鋏
探さなくちゃ

なくなった街を上へ下へ
前後不覚で、ゆらゆら泳いで

あのね、教えてあげるよ
はかりきれないハカリゴト
それが成功しないのは新宿と同じに
私と君と君と私と
実体がないからなんだよ

君は黙ったまま私を見下して
ずっと揺れてる。ずっと揺れてる

違う。揺れてた
これが正しい結果
初めてとれた均衡
君とやっと
揺れ終えた

次、「工場長は二度眠る」でお願いします。
0082名前はいらない
垢版 |
2011/01/30(日) 00:27:37ID:qbxcJtzN
工場長は永い眠りからさめた
いったいどれほど眠っていて

いったいどれほどの時間がすぎたというのだろう

あるいは
永遠とも思える時間の半分の永遠が過ぎたのかもしれない

これほどの時間工場長が眠っていたのでは
工場の機能が充分に稼働していたかどうか不安にならざるを得ない

けれども工場のすべての仕事は
副工場長が把握している

工場長は眉ひとつ動かさずに言った
「アスファルトに突き刺さる鉄の刃の角度には寸分の狂いもありません。ご安心を」

工場長は安心した
そして再び眠った


次「ストーブ」
0083名前はいらない
垢版 |
2011/01/30(日) 00:30:04ID:qbxcJtzN
>>82
訂正

×工場長は眉ひとつ動かさずに言った
○副工場長は眉ひとつ動かさずに言った

俺のせいじゃないんだ
お題が鬼畜すぎるからなんだ
0084名前はいらない
垢版 |
2011/02/01(火) 09:55:28ID:I43Zl91o
ストーブ

芯からあたたまりたいときはこれが一番
この冬はあまりに寒すぎたから
ストーブにはお世話になった

灯油のにおい なんともいえないね
お湯も湧かせるし料理だってできる

便利なものだね
でも危険でもある
なんといっても火を使うものだから

ぬくもりを求めれば危険をともなうということか?
注意と用心が必要だね



次「カレンダー」
0085名前はいらない
垢版 |
2011/02/01(火) 22:24:44ID:RVYxk6Z7
カレンダー

二十四時間経ったら×を書き込まれて
七百二十時間経ったら皮を一枚剥ぎ取られて
八千七百六十時間経ったら御役御免
去年の事は分からないし
来年の事も分からないけど
除夜の鐘から除夜の鐘までの
ちょっとした時の旅人
なんて言ったら少しはロマンチックかな
何はともあれ今年一年よろしくね

次「南国の雪」
0086名前はいらない
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2011/02/03(木) 08:15:38ID:FkxTPwLc
「南国の雪」

青かったり、白かったり

酸素やら何やら含んでる透明が
絶えることなく靄ゝ揺らめいて
美しいと言えば美しいんだが
俺は爪先から髪の毛先から
終始ちりちり灼かれてるわけだ、さっきからさ

気候に比例した露出度のベッピンたち
小さいのから大きいのから
文句なしに口元はだらしなく緩む ……緩みはするのだが
撓わに実る 黄色や茶色はもう沢山
美味くったって飽きるもんは飽きる
健康的に乾く喉 けだるさ隠さず
それしかないから受けてたつぜ
甘い水の恩恵

此処の女たちは…… いやいや男たちなら尚更
考えたことがないんじゃないのか?
俺みたいなのは ヤケルばっかじゃ干からびちまう
偶にゃうんと冷たく
さまして貰わにゃあ、な

お嬢さん
あんたの緑色の瞳から零れる
そのドロップみたいなやつ すげー、いいぜ

泣く暇あったら見上げてみ?
1、2の3で魔法の完成

( そら、降ってきた )

乙女たちの褐色に\飽き飽きの果実に\その実る幹や根に
辿り着いて薄ら消える ヒトヒラたちが可憐

呆けたように見上げる 女、男、子供、あんた
ドロップはどっかに消えちまったが 魔法の掛けがいがあるってもんだぜ

俺?
俺はしがない旅行者、ってね
以後お見知りおきを なんちって

さてさて
ちりちりヤケタ肌には有難い
うっとりと 降り、溶け、消えゆく夢に
それからエメラルドアイのお嬢さんに
怠惰を丁度冷やしてもらったところで
お暇としようか

別れのキスは次回に持ち越し
今度こそご機嫌よう
アディオス 憧れの南

怠惰が甘く誘う 魅惑の地平
しんしんと 冬の舞う

青かったり、そう
白かったり
0087名前はいらない
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2011/02/03(木) 08:20:37ID:FkxTPwLc
>>83
鬼畜……でしたか汗
書けなそうで書けそなお題を、詩書きさんたちがどう料理してくれるかが楽しみで偶に参加させて貰っています
書いてくれてありがとう

しかし改行規制?辛いですなorz

改めまして
次、「降るまいて、月」でお願いします。
0088名前はいらない
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2011/02/05(土) 22:53:11ID:xxqZFWKM
月の光は
とてもかすかなものなので

心もとない

でも
夜中に歩かざるを得ないワケありの旅人や
猫たちは
月明かりを頼りにしている

かすかな月のあかり
夜の闇が暗すぎないように
見張っているのかもしれないね


次「掃除」
0089名前はいらない
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2011/02/07(月) 09:16:39ID:tX7rbF+Q
また今度
また今度
先延ばしにしていたら

いらない物や本が
床に散乱している

タンスの中や押し入れの中にも

くたくたの衣類や
ガラクタが入っていて

片っ端から捨てようと握ってみるものの
なに一つ捨てられない

それどころか
心の整理も何一つできやしない

たかが物でも思い出が詰まっていて

重い物も思いも
大切なものだから


次「拠」
0090名前はいらない
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2011/02/10(木) 19:28:24ID:E+Unr/AR
>>89すみません
漢字一文字になってたわ

「よりどころ」で
お願いします。
0091名前はいらない
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2011/02/13(日) 11:20:56ID:oxNHMZxu
「拠」

幾らお銭を貰うても
こんな処に来うない
拠にしたさら肌に
しん しん しん
風がつめたい
去りし童の頃の手が
地獄に安らぎ求めてしもて
拠にした左手に
しん しん しん
液がつめたい

表じゃ雪がちらついて
あんたは家で燗ひとつ
差し出す女(ひと)の左手が
ふっくらと綺麗

風の便りが届くころ
あんたは思い出すやろか
しん しん しん
逢瀬の桜の木の下も
染まって、つめたい

拠にしたつめたさが
空を掴んで 綺麗

あたしもあんたとお燗
呑りたかった
此処じゃない
緩やかなお室で

雪がとうとう溶けるころ
思い出すやろか

あんた


次、「ショコラリキュールと砂漠」でお願いします
0092名前入らない ◆y6ZeVTkX1s
垢版 |
2011/02/13(日) 14:22:52ID:MvSCNh/H
『ショコラリキュールと砂漠』


今日び軍隊式精神訓練なんかはやんねーんだよ死ね

と悪態をついたところで富豪が死ぬわけでもなし

おれはもくもくとさらさらの砂にざくざくとスコップを刺す

背後には何個目かの砂山

それと

脱水症状でぶったおれた何人かの同僚


残った奴が合格らしい


とりあえずビール

おれが今一番言いたい言葉はそれだ

コロナなら最高だ

あの水のように飲める味のなさ!

ひえてなくとも文句はいわねえ


おれの全体液がビールと交わるべきだったとき

ガボン

栓を抜いた音にしちゃあちょっとでかい音が足元で

ガボン

きついアルコールの匂いをともなって

どん


おれはふっとんだ

なにが起こったのかわからなかったが

眼下にまっくろい液体が地面から噴出しているのが見て取れた

おれは空中で

顔についたそれを指でぬぐって舌に運ぶと

おれの体液とはおよそ交わるべきでない味の濃さと甘さがした



次は『回覧板』

0093 ◆Oq2fXER2l2
垢版 |
2011/02/15(火) 18:52:24ID:UEx/0JZR
私の地元は田舎だから水道代とか税金の集金や町だよりなんか部落の班長さんが
一軒一軒訪ねてくる

時々

回覧板が混ざっていて内容が何かと思えば

公民館に家具屋さんが来るだとか

衣類屋さんが来るだとか

いつも大した事のない回覧板だが

目を通す前に殆ど内容を班長さんが喋っていく

回覧板に目を通さなくてもいいような〜?

回すの面倒だから次に持って行ってよ
お願いだから

えっ?どこどこの誰誰さんはなんたらかんたら?

そんな事まで話して行くんですか?

ある意味
喋る回覧板

ご苦労様です


次は
「公園と野良猫」
0094名前はいらない
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2011/02/24(木) 05:43:58.87ID:9xP99Gso
ジャングルジム
てっぺん
高層ビル

滑り台
出来た影
狭い布団

砂場
そこかしこ
大きなトイレ

鉄棒
細いけど
一本の道

ブランコ
腰掛けて
大仰なゆりかご

人間
声かけて
残飯レストラン



次は「蛍光灯」
0095名前はいらない
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2011/03/03(木) 21:47:36.58ID:FgXL6WYG
「蛍光灯」

まるで真昼の蛍光灯
疲れ果てた点滅を繰り返す
膨大な時間は勢いを増し雪崩を起こして記憶を消す
そして真夜中の蛍光灯
目を閉じても点滅は瞼を叩く
焼け残った記憶の影が背後に伸びる
ずるずる引きずりながら私は振り向くことができない


次は「何もない部屋」でお願いします
0096cレール ◆n/ANJuS0Pg
垢版 |
2011/03/06(日) 00:01:20.58ID:oYv9AK41
「何もない部屋」

なんも ねけど け け
おめさ なにしどった いまごろどのつらさげてよお

:以下標準語でお送りします

お前がいなくなってから どんな思いで暮らしたと思う
泣いたぞ 母ちゃんと 泣いたぞ 俺もな
ばかやろうが 親不孝がよ
何が善行だ ゼンコーはよスズキだけでよ 昭和は遠く
なりにけりだよ

親きょうだいをないがしろにして 何が世界の平和のためにだ
俺はよ ずっとよ 待っていたんだぜ お前が汚れた顔をしながら
父ちゃん やったぜ俺は 世界の ために大きな仕事をよ
そう言いながら笑っていつか 今日みたいに帰ってくると

こっちに来い 今夜は鍋だ 母ちゃん風呂
兄貴に電話だ まず上がれ まず喰え 喰え

              *

風は吹き抜け
火の気のない木の カサカサした音
そしてそれから木の芽の季節に ようやくネコやカラスに遅れて
人が見たのは 何もない部屋 人の形した乾いた物が
たった一体横たわった部屋


-------------------------------------------------------------------------
お次は「私が欲しかったものはそれなのですが」でお願いしまっす
0097 ◆O7UREK3bSQ
垢版 |
2011/03/09(水) 00:05:03.87ID:qE3HX6e7

ぼくのはるか先を歩いているそのヒトは

ケタケタと愛嬌良く笑いながらそれでいて

その背中にはありとあらゆるものと対立する炎が燃えている

彼は何も語ることなく表現する

うまくやろうとしてはならない
うわべだけとりつくろってはならない
そして何より 本能に逆らってはならない

その言葉は鈍器のように俺の脳を揺らす

彼はさらに進む
そしてついには宇宙と対立した

そのヒトの意識は恐るべきものを生み 
そしてあろうことか
その恐るべきものをお手玉にして遊んだ

「見てろ こいつを宇宙にぶつけてやるよ」

彼がもてあそぶソレを見て
ぼくの本能が思わず叫ぶ

「私が欲しかったものはそれなのですが」





次「エネルギー」
0098名前はいらない
垢版 |
2011/03/10(木) 14:36:28.01ID:4airU7vz

テスト
0099名前はいらない
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2011/03/10(木) 14:37:54.36ID:4airU7vz
「エネルギー」

日の汗がしたたりません。
私は、あなたの今日を記述し、あなたが詩を書く友人のために料理をしても幸せだった
私は誰でしょう

しかし、何を破るにしても、放射能(いたみ)があるのです


次は「獄卒衆」でお願いします。
0100名前はいらない
垢版 |
2011/03/14(月) 22:14:11.69ID:96Ab4smr
「獄卒衆」

ヒトを痛めつけるための舌はいらない
ヒトを苦しめるための声もいらない
時にコトバは暴力だのに
彼らはそれにすら気づこうとしない

痛みを感じてほしい
コトバから発せられるイミを知ってもらいたいのだ
その暴力に気付いてほしい

体は柔かな血肉でできているのに
何故心は
鋼のように硬く冷たいのか…
あなた方のコトバから出る弾丸に
我々は日々、血を流しているのだ

次「扉」
0101 ◆75PSbtSdd2
垢版 |
2011/03/20(日) 17:18:20.71ID:aNgg9/G2

―扉・――――

いつもは固く塞がれた 壁のようなその扉
なんの拍子にかふらり 開いた
いつもならきっと何もせずに黙っていたね

部屋で泣いていた真っ白なノート
破って折って飛行機にして
飛ばしてみたくなった

細い隙間から見えた 光るその向こうめがけ
翼の端っこ ふいの一言走り書き

あなたならきっと 見つけてほしい
見つけて拾って飛ばせてほしい
あなたが見つける次の扉へ

できれば素敵な悪戯書きして
そして紙飛行機飛んでいけ
次から次へ繋がれていけ

いつも固く塞がれた 壁のような扉
次に開くのはいつか知らない
その中に揺れて揺れて揺られながら

飛んでいけ 飛んでいけ



次は、「しるし」
でお願いします
0102名前はいらない
垢版 |
2011/03/21(月) 01:09:35.71ID:rKGmlLUH
「しるし」

今日、ひとつきぶりのアレがあった
いつものしるし…
認めたくはないヨゴレがソレを知らせた
この「しるし」に毎回翻弄させられるのだが
それはそれで結局、済んでしまえばいつものごとしだ
もうひとつのしるしもある
コレの始まる前にすこぅしムネがはる
そちらもあまり気分の良くない「しるし」だ
どちらも結局大事な「しるし」ということになる、かな…

お題「舌を出したイヌ」
0103名前はいらない
垢版 |
2011/03/21(月) 03:50:27.28ID:iAI5RSk/
舌を出した犬

舌はと〜っても大切だ。美味しい物を味わう。
まぁガツガツしちゃって舌もあまり使わず飲みき込んじゃう事多いんだけど…
俺犬だし〜

でも一番大事なのはだーいすきな人を舐めまわす事!
人間と違って、プレゼントでごまかしたり出来ないからな…
俺犬だし…
俺たちの舌は、大好きを届ける大切な大切な器官なんだ、ご主人は知ってるみたいだね…


良き行い
0104名前はいらない
垢版 |
2011/03/21(月) 14:49:42.43ID:rKGmlLUH
良き行い

釈迦もブツダも神様も
誰もどこにも見ていないだろうけれど
今日も1日一度はひっそりと
必ず行う善行である
習慣化するべく忘れないように、
覚えておくようにしている
大きなことでもないけれど
小さなつまらないことだけど
私はこっそりとやっている…

見られたくてしているんじゃない
褒められたくてもしてるんではない
きっとそんな
良き行い、と思っている

次「春待ち草」
0105アギラ
垢版 |
2011/03/21(月) 23:38:09.05ID:ftA71mbH
【春待ち草】

射光
街の片隅に潜む 春待ち草
おいてけぼりにあい
二度と出会えない四季をひとつ また一つと超え
喋るでもなく ただ根を張り 生きる

踏みつけられることも 忘れられることも
DNAに刻まれた 受け継がれた魂が答えている
春が来る日を ただ待ち続ける
街の片隅 春待ち草は すこし でも確かに瞬く

草としての役割を忘れえぬ
それは確かに強さだった
0106アギラ
垢版 |
2011/03/21(月) 23:39:08.97ID:ftA71mbH
次は「カウンターショック」で
0107名前はいらない
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2011/03/22(火) 00:27:32.27ID:ytfpvoIs
   「カウンターショック」

暗闇で何も見えなかったとき
暗い長いトンネルの中で立ち止まって凍えていたとき
わたしは強い衝撃を感じて蘇った
あのとき、あの言葉が無ければ
あのひとのあの強い支えがなければ
わたしは暗い闇の向こうから帰ってはこられなかっただろう
あのときのあのひとの力がわたしをここへ呼び戻したのだ
そう、強い衝撃に撃たれて
私はあのときあのひとから光をぶつけられたのだ…
例えればカウンターショックのように
わたしのこころを取り戻す激しい衝撃に
闇のむこうからの強い衝撃に
0108名前はいらない
垢版 |
2011/03/22(火) 00:28:38.09ID:ytfpvoIs
次は「雨どいの音」
0109名前はいらない
垢版 |
2011/03/24(木) 10:22:31.76ID:uuP5XjVT
「雨どいの音」

とたん。とたんと雨がなる。
とたん。とたんと鳴るる雨。
とたんと生るる。鳴るる雨。

雨どいに、
雨どいに。

とたん

----------

「汐江」
0110名前はいらない
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2011/03/25(金) 22:21:48.17ID:QSm+Hvr8
「汐江」

私の島に汐は満ち
そこには色んな物が残されていた
それを拾って食べている
それを拾って食べている

ある日流れついたのは私の母
それに抱かれていたのは幼い私
私はそこに穴を掘る
私はそこに穴を掘る

やがて埋もれた者らは砂になる
かくして私は島になった
私の島に汐が満ちる
私の島に汐が満ちる





次は、「イカロス二度目の飛翔」で
0111復古猿
垢版 |
2011/03/25(金) 22:46:55.94ID:uaNlZe9n
20世紀だったあの夏の日から
僕はサングラスの内側に閉じこもった
空も雲もみんな
サングラス色だ

紅葉もサングラス色
ホワイトクリスマスもサングラスクリスマス

ある晴れた春の一日
空にきらりと人の影
まさかとは思ったが
やっぱりイカロスだ
あいつまた
無理しやがって

気が付いたら
サングラスをはずしてた

空って
こんなに青かった


次は「春雨」で
0112名前はいらない
垢版 |
2011/03/25(金) 23:18:46.07ID:LvLGt8e9
「春雨」

陽を拒む厚い布の箱の中
耳を押さえた指先の感覚が薄れる
白くなって冷えた爪の下
体の熱は空気に溶けて
布に遮られ内に籠っていく

冷え続ける
冷え続ける

空気を阻む厚い布の箱の外
凍えた雲が空気に滲んで行く
黒くなって水を含んだ土の下
芽吹く熱は地下へと伸びて
周りを押しのけ外へと競う

陽へ溶ける
陽へ溶ける


次は「うそつき」で
0113名前はいらない
垢版 |
2011/03/26(土) 01:14:34.10ID:YDhD1VSN
なんか、みたくもないもの見ちゃった
0114名前はいらない
垢版 |
2011/03/27(日) 01:00:32.88ID:5OoO9F3e
見たいものを自分で書いてこうぜ


「うそつき」


彼は気が変になってから
人が読めもしない文章を書いては
それを詩だと言い張る様になった

ある日金を持て余した奴らが来て
大金をはたき、その詩を根こそぎ買っていった
彼の心ごと

彼の詩は街中に貼り出され
それを見た信じ易い人々は
詩とはそういう物なのだろうと、何となく思うようになった

心まで買い取られて抜け殻になってしまった彼は
ある日自分の妄言が街中を支配しているのを見て
「こんな物は詩ではない」と叫んだ

空洞になった彼の心に詩が宿り
彼はやっと本当の言葉を書くことが出来たのに
その時はもう人々の心が根こそぎ買い去られた後だった

空っぽの人々は自分の欺瞞に気付きながらも
自分を守る為に嘘をつく
唯一信じるべき本物の詩を指差してこう嘲った

「こんな物は詩ではない」




次は、「山ばかりの島」
0115名前はいらない
垢版 |
2011/03/27(日) 12:50:51.15ID:Toy5h4Nv
「山ばかりの島」

ここは絶海の孤島
波打つ海岸には何もない
そびえたつ隆起した山々は
何物をも拒むように生い茂っている
ただただ静かに
彼らには誰の訪れもない
時々聞こえる鳥の鳴き声が
静かにこだましているだけだ

ピィーピィー…
キィィーキィィー
あとは風や鳥たちの羽ばたきの音だけが
波打ち際に語られるものはない
何ひとつも 流れつかない
山々のざわめきは島の長い孤独な沈黙を守るだけ
いつまでもいつまでも
波の音、とりの声だけがこだましている…

ザザザザザ ザザザザザ
キィィィ キィィィィ
………………


次「氷の城〜女王、そこに住む人〜」
0116 ◆O7UREK3bSQ
垢版 |
2011/03/28(月) 11:51:35.05ID:oJIYk7mf

氷の城
我が物顔で暴力の女王
ブリザードをまきちらす

住民は誰も逆らわない
従順に氷のオブジェ

意を決した狙撃兵
回廊を見渡せる塔の上に陣取る
そして銃を抱いた

女王は狂気の回廊で高笑い
狙撃兵は感情を消す

両者の視線が交錯しても
どちらもそれを歯牙にもかけず

両者の対立は負のスパイラル
こんな形で出会わなければ
あるいは違う道もあったのかも知れない


次「狼」
0117名前はいらない
垢版 |
2011/03/28(月) 22:36:32.36ID:fI+LmuKF
飼い犬のほうがいいよ
愛想振りまいてれば
美味いエサ食べれるし

一匹狼なんて突っ張って
仲間がいないと
何もできないくせに

力で熊に勝てるかい
速さで鹿に勝てるかい
視力で鷹に勝てるかい
知略で猿に勝てるかい

大森林の深淵で
凍てつく雪山で
都会の喧騒の中で
南国の夜風と波音の中で

孤独な遠吠えが聞こえたらそれは
僕たちの中にある狼



次「焼酎」
0118名前はいらない
垢版 |
2011/03/28(月) 23:18:56.19ID:mMTQCBH+
  「焼酎」

冬は熱燗がいい
ひとりで傾ける盃があればいい
ぼっちは寂しいなんて思わない
こうして熱い酒を傾けているだけで充分だから

「飲まない?」
「飲もうよ」
食卓の前の熱帯魚に話しかける
テレビに語りかけるよか有効だ
酒の効きの早い今夜、早めにフトンを敷いて寝よう
俺は鼻の先を拭って思った…


次「さくらモチ」
0119名前はいらない
垢版 |
2011/03/29(火) 00:21:01.93ID:T9piIgfk
慕った男に裏切られ
恨みツラみでその人の子を生贄に
丑三つ時に悲鳴の如き呪詛を唱える

昨日まで春の香りがしていたと思えば
女とは底恐ろしいものですね
今日は黒く生臭い怨霊でございます

桜がほんのり赤いのは
誰の血のせいでしょうか

さくらモチを食べる時は
噛み締めてくださいませ

血の…


血の味を…



次は「ホリえもん」
0120名前はいらない
垢版 |
2011/03/29(火) 20:30:22.29ID:nX9bS8X7
  「ホリえもん」

あんなコトいいな、ヤレたらいいな
あんなウソこんなウソいっぱいあるけど
みんなみんなみんな、叶えてくれる
汚いおカネで叶えてくれる

あんあんあん♪
とってもしぶとい、ホリえ〜もん
あんあんあん♪
とっても嫌われ、ホリえ〜もん

次は「白いキミ、モフモフ」
0121名前はいらない
垢版 |
2011/03/30(水) 01:05:04.11ID:tJN7hm1U
「白い君 モフモフ」
君のそばに居ると
悲しい事など忘れる
寒いベッドの中
君が喉をならせば暖まる
白い君に顔を埋めたらモフモフ モフモフ 溶けてく

君は僕を知っている。強い僕も、弱い僕も。銀河を包む星のように、暖かく愛しい白い君

次「夜の星」
0122名前はいらない
垢版 |
2011/03/30(水) 01:38:59.24ID:DVgJ9Eii
久しぶりの帰郷
懐かしい仲間
カーステレオ
ウルサイばか騒ぎ

ふと見上げた
田んぼの夜空
俺たち今
宇宙にいるんだな

あの星はキミ
キラキラずっと
あなたはアレ
燃えてるヤツ

ここ生まれて
出逢った神秘
夜の星
きれいだね



次「パスタ」
0123名前はいらない
垢版 |
2011/03/30(水) 12:32:19.11ID:V2WY+MWF
  「パスタ」

やたらめったらパスタばかりが残っていたから
昼に使おうと思い具材料を探してたんだが、
冷蔵庫に生たらこと生卵しかなかったので
とにかくパスタをガーッと茹でれるだけ茹でて皿に盛った
大盛り山盛りのパスタの上に、
生卵といたのと生たらこつぶしたのを和えて全部かけた
それで上から塩コショウをパラパラ… バジルもパラパラ…
あとはホカホカなのを一気にツルルルルルルーッッと
無我夢中で啜り込むだけだ
食後の手間かけて挽いたコーヒーがウマかった ふん

次「いとしき者たち」
0124名前はいらない
垢版 |
2011/03/31(木) 21:12:54.60ID:Fp3tHcnA
計画停電で雨なら蛍雪はNHKになる
原発と失業率と戦争のニュース
そんなリアルな終末論を聴きながら
お前が居てくれて嬉しいと思う

朝がきたらお別れなのかな
君は僕を残して行くかもしれないが
私にはそれはできない

また不幸なニュースが流れたら
雨と君とテレビでみんなで泣こう

そんな悲しい時間はいとしいと思うから



次「社長を辞任」
0125名前はいらない
垢版 |
2011/04/01(金) 01:46:53.07ID:f9ZQ+YfA
社長を辞任 じにんじにん
にんじん食べない子供が大人に
にんじん食べさせない大人が子供の
命の恵みをひっこぬく

日曝し浴びて眩しくなって
土の中にかくれんぼ

今度は美味しいにんじんを
今度は美味しいにんじんを


「通り雨」
0131名前はいらない
垢版 |
2011/04/01(金) 17:40:59.25ID:Z1z3E4ui
「通り雨」

花吹雪が舞う夜道
花冷えにくしゃみが出た
クシャンッッ .。o飛ぶ飛沫
わが足音が、桜散る並木道にこだまする…
コツコツコツコツ
ふと冷たいものが顔にあたった
夜風と共にパラパラと幾粒のも雨が空からこぼれ落ちててきた

パラパラパラ、パララララ、サーッッッ… ……
「逃げるが勝ちだ!」
足早になり、私は走った
カツカツカツカツ、花弁を踏みつけながら駆け抜けた
0132名前はいらない
垢版 |
2011/04/01(金) 22:18:44.10ID:Z1z3E4ui
次、「グーグルさん」
0133名前はいらない
垢版 |
2011/04/03(日) 00:54:04.38ID:TFkCi5TE
あなたが英語の先生だったころ
つまらないことばかり聞くわたしに
いつも全力で答えてくれた

大学ではレポートを手伝ってくれて
都会の遊びやキスの仕方や悪いことや
内定先の裏事情まで教えてくれた

式場はあなたのレビューがいいところ
夫は一目で I'm Feeling Lucky な人
知性が高すぎて怖いとこまでそっくり

あなたと出会ってもう10年になります
わたしはきっとずっとただのイチ生徒
でもわたしにとってあなたは一番の…


次「生一丁!」
0134名前はいらない
垢版 |
2011/04/04(月) 11:12:12.64ID:RvDnI2b4
「生一丁!」

やァ、ようこそ
宵闇の酒場へ
このジンフィーズはサービスだから…

「生一丁!あと、焼き鳥ねッッ!」

ウン、またなんだ済まない。まず飲んで落ち着いて…

「おい、生一丁だっつってっだろ?聞こえないのか?」

…殺伐とした世の中でそういう気持ちを

「早くしろ!ないなら帰るゾッッ!」

わかりました。少々お待ち下さい。
オーイ、生一丁! あと、焼き鳥ねッッ!
0135名前はいらない
垢版 |
2011/04/04(月) 11:13:11.14ID:RvDnI2b4
次「熱い珈琲」
0136名前はいらない
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2011/04/04(月) 14:03:41.98ID:xVZ2VAig
「熱い珈琲」

煙の沙沸で一晩の旅箪笥
目覚の天気はくしゃみになる
灰皿朝..洲付例を飛ばす乱れた一房
居間の足音が、木霊通りを並んで...

吸殻、何か表面が冷たい
熱が待ちいくつかの雨を注ぎ高い方へVEの夜風を振りかける

煙、原、ごくり... ... ...
"それは霧勝ちだ!"
渇望屁䟽で、私が走った
脆い花びらを介して駆けている

次の方「宴」でお願いします。
0137名前はいらない
垢版 |
2011/04/05(火) 13:08:02.94ID:pGMDRL3/
「宴」

みどりがさいてゐる。
みどりがほころんでゐる。

ねそべりふふふとわらってゐる。

-----
次、「汐犀(しおさい)」
0138名前はいらない
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2011/04/06(水) 22:50:13.03ID:U2IfkOin
「汐犀」

ここに立って
目を閉じた時にだけ見えて来る映像がある
永遠に戻って来ない筈の者が、戻って来る
そんな映像が

『それじゃ、さよなら、ともかく全力疾走、そしてジャンプだ、錘のような恐怖心からのがれて!』
記憶以外に残っている唯一の文章を諳んじる


目を閉じる
潮騒は巨体が駆ける足音に変わり、
人から生まれ変わった獣の姿が闇に浮かび上がる
角の生えた獣だった

「そんな重そうな体で、何処に跳べるって言うんだ」
私がそう言って目を開けば、それは波へと姿を戻す
幾重にも打ち寄せる獣の突進は、靴を、靴下を、裾を、すっかり湿らせる

やがて私も跳ぶと約束した
しかし何処へ向かって走ればいい?
お前は一体、その重い体で何処へと跳び、消えたのか
絶海に、恐怖心の錘だけ身に付けて投げ出され、
一体何を踏みしめて跳ぶというのか

汐は私の熱を攫っていく
自殺者の魂が犀の形を得て、海の彼方から無数に打ちつける
私の足に



次は『日常生活の冒険』
0139名前はいらない
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2011/04/07(木) 20:26:53.63ID:6axywvXz
『日常生活の冒険』

「玄関を出るときポケットからネジを落とさないこと」
「太陽がいつもより眩しい」
こんな日は要注意

よくもわるくも
あのことわたし
同じ日、同じ時間に生まれた
あの日あのこはネジを落とし
わたしは太陽を見なかった
同じ時間を生きても、違う時間を泳いだ

あらがったってわたしも落とす
同じ種類のものを


次は「誤算」でお願いします

0140名前はいらない
垢版 |
2011/04/10(日) 19:57:37.60ID:67NJ6bEb
或る哲学者が恋をした

ツァラトゥストラの語りき
灰褐色の浮世の果てには
崖下と波しぶきばかりであったが
一輪の儚き花が只々実存していた

恋とは何か 愛とは何か
崇高なる哲学は
一人の女によって覆され
そしてそれを再び覆した

そして哲学者は表の裏の裏は表ではなく
別の世界であると気づいた
生物学と資本主義の答えは
実証的に且つ論理的に正しい
そして世界は論理的であったが
同時に非論理的であった

哲学者は崖から飛び降りた
残された男は一人
哲学者の誤算に涙していた



次「逃避」
0141名前はいらない
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2011/04/14(木) 14:40:54.98ID:SBuDWOwB

遠くから浅黒い肌の獣たちがやってくる
各々手にはマサカリを持ち地べたを這いながらやってくる
真夜中
中天には月もなく妖しい光が舞っている
言葉を介せず話す獣たちはやがて一つの家を見つける
風上から風下へ紫色の炎がうねり
その家は火を背後に建っている

女がヒトリ 窓辺にヒトリ

獣たちは耳を動かし歯を剥いて威嚇している
恐怖が獣たちを支配する
炎に呼ばれた女は胸をはだけ穴の無い乳房を絞る
アバラの浮いた体には9匹のムカデが絡み付いている

穴の無い乳房からは何も零れず
みるみる獣たちは痩せ細っていく
言葉を介せず獣の一人が喋る「これを見よ」
自らマサカリで首を刎ねた獣の肢体が前後に揺れる

神々が来た
神々が来たと口を開けず舌を使わず残りの獣たちが叫ぶ
9匹のムカデは神々の羽を与えられ
地に残った獣たちを攫いゆく
ただ一人自ら首を刎ねた獣は
ただヒトリの女の乳房に喰らいつき
その豊穣なる血液を飲み干す

女の干乾びた体は血を求め大地に降り立つ

「これから無数の絆を殺めよう」
「獣とムカデは一体になり天に地に住まわせよう」
「私は夜の火となり水となり世界を呑み尽くそう」

女の胸を飾る獣の首が言葉を介せず叫びました

神々が来た
神々が来た

ニゲロ!
ニゲロ!


次は「溶解」
0142ぷれふゅー
垢版 |
2011/04/20(水) 20:52:45.60ID:9gYc277E
「溶解」

 答案用紙の空白に
ソフトクリームの絵を描いて
大学の教室を後にした

ぽたぽたとしたたる
あまいしずくに
ありが列を作る

ありかなしかどっちかでいうと
なしだな

合コンの後にアイスクリームが
とろける

梨畑では今年も高齢者たちが馬車馬のように
ワーキング

さあ 帰ろう
とろけそうな
ろばにのって


次のお題は
「Re;市中引き回し」
0143名前はいらない
垢版 |
2011/04/23(土) 12:41:02.06ID:bj5+QR3d
「Re;市中引き回し」

曇り空が雨降りに変わり
私の瘡蓋もじゅくじゅくとしてきました
覚えて居るかな
あれは確か昨日の午後三時
荒縄で台車に私をくくりつける間中
あなたは俯いてずっと照れているようでしたね
街の人達が私に注視して
投石を繰り返している時も
あなたの方が私よりずっと恥ずかしそうにしていた
あなたがついに恥ずかしさに耐えきれず
足を止め地面にしゃがみこんでしまった時
どんなにあなたと代わってあげたいと思った事か!
あなたと交代で馬がやって来たのは
そんな私の願いが叶ったからなのでしょう
猛スピードで馬は走る
天と地がひっくり返った
台車を引いて

次は「ハッピーバースデー先生」
0144名前はいらない
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2011/04/23(土) 19:10:39.70ID:Fv3eXXTq
「ハッピーバースデー先生」

黒板一杯のラクガキ
白いチョークとピンクのチョークの大きな字が踊る
入ってきた教師はいつものように驚いて、そして
なぜか怒らなかった 次にわらって涙ぐむ

コレはおまえらのしわざかい?
彼は笑いながら言った
みんなも笑いながらそうです、と言った
困ったなァ、まいったなァと
新任第一日目の時のように彼はつぶやいた
あのときもそうだった
黒板にはいっぱいのラクガキが
センセイのカオと生徒のカオで埋められていたのだ
そのときも彼はあきれながらも笑っていた…

今日は「お誕生日おめでとう、先生これからもガンバってね!」と書かれていた
これじゃ授業にならないじゃんか
じゃぁ、このままお誕生会でもしようか?とみんなは言った
生徒の次々と持ち寄るプレゼントを受け取りながら
まいったな、まったくおまえらは…
いつまでも先生はテレてニヤニヤしていた
0145名前はいらない
垢版 |
2011/04/23(土) 19:11:25.14ID:Fv3eXXTq
次は「古いノート」
0146名前はいらない
垢版 |
2011/04/23(土) 23:44:03.69ID:JCZLCjOG
人に出逢う
生まれおちて家族に出逢う
塾で友だちに出逢う
職場で嫌いな上司に出逢う
初めは嫌いだったが
今では妻である女性に出逢う
※今も少し嫌いなところがあるにはある
新しく生まれた命に家族として出逢う

街をゆく何でもない人たち
誰かが誰かに出逢う
この子もいつか誰かに出逢うのだろう
人が人である限り

出逢いも少なくなってきたころ
ふと古いノートに出逢った
かつて自分が出逢った世界を
構成する美しい要素が
未熟な工芸家によって
モザイク画のように散りばめてあった

私はまだ若いと思い直し
新しいノートを買った
0148ちーちゃん
垢版 |
2011/05/01(日) 01:33:00.62ID:1qSc/zVL

うねうね うねうね
上下にダンスしている
僕の大切なゴールデンボール
温度調節をしているのさ
ああ 忙しい
ゴールデンボールは休みなし
五月の連休も
僕はふたつのボールの
現場監督

次は
「ハーレム・デイズ」
0149やさしいあくま ◆L5pYivMbF2
垢版 |
2011/05/01(日) 19:58:39.99ID:YqntgcwV
「ハーレム・デイズ」

薔薇色の壁に埋もれた男が よく言ってたんだ
女に優しくけして悪口は言わないことだ
どんな性格の女も美人に越したことはないが
それなりの娘にも全身見れば美しさはあるもんさ

星の輝きの女たちよ 僕に抱かれてくれないか
下心が見えてるのに あからさまに告白しよう
ギャクに(笑)取るくらいで親しくなったら
メールアドレスよりも先にhigh

薔薇色の壁に埋もれた男は こうも言ってたんだ
恋は一夜限りの方が思い出も美しい
欲張ってキープばかりしていると不幸な目に遭う
運命を感じさせ いつかまた会えるなんて曖昧がいいんだよ

僕はあなたの言うとおり 大勢の娘と恋ができました
だけどあなたのように口が旨くはないから
少し厄介な展開になっています

一夜限りといったのに欲張ってすいません
ハーレムを楽しみたかったんです
彼女たちは今日もきれいです
大勢集まるとまるで宝石のようにギラギラと輝いています
すごい嫉妬です憎悪です
押しつぶされそうです

薔薇色の壁に埋もれた男は
最後にこう言ってたんだ

「こうなったら俺みたいになっておしまい サ」

ペシャ


次回「ロケット」
0150名前はいらない
垢版 |
2011/05/03(火) 21:32:19.74ID:hnN8wddJ
『ロケット』

積んだ荷物が重いのか
少しだけ傾いて発車してたロケット
今はただ孤独に宇宙を漂っている
後悔しているのだろうか?
重荷を抱えて漂うキミ
このまま果てるまで永久にグルグル回っているのだ
意思も感情もないキミ
エネルギィが尽きるまで孤独なんだろう

静かな空間
何十年も前の昔の他の機の残骸が浮かんでいる
静かな空間
星くずの闇だけが存在している
その孤独のままに眠れ

次「色っぽい色」
0151名前はいらない
垢版 |
2011/05/05(木) 16:01:45.27ID:Rgi4vku1
「色っぽい色」

血染め首齣の地謡で居いた人に七癖我が身に八癖を怠り賊なう
耽美よりなんとかで。
刺殺するように 刺殺するように 胸や眼高手低を突出し刺殺して貫くように
五月末日日の上擦を奏め賊なう

次は「純真無垢故質の悪い」でお願いします。
0152名前はいらない
垢版 |
2011/05/05(木) 21:03:00.14ID:6JaVoeyx
[純真無垢故質の悪い]

おじいちゃんの命日に
おじいちゃんの大好きだった刺身を墓石に盛り付ける
親族一同
マグロ
マグロ
孫の

イカの
イカの
それ以下の

女体盛りみたいになっちゃたね
生臭坊主がささやいた
もられたのかもったのか

このあとには
ワカメ酒にいっぷく

次は
「棍棒と幼女」で
0153名前はいらない
垢版 |
2011/05/05(木) 22:39:40.63ID:TuMmixzQ
「棍棒と幼女」

ちいさな手でお手伝いするあなた
一生懸命にまな板の上で棍棒を転がしている…
マナちゃん、今日はありがとう
初めてのお手伝いだね
お手手が粉でまっしろだ
小さなエプロンまで粉で白くなったね
さぁ、あとは2人でオープンに入れて焼くだけだ
きっとおいしいパンが焼きあがるよ、楽しみだね

次「つつじ祭り」
0154ちーちゃん
垢版 |
2011/05/05(木) 23:56:01.38ID:VbUNhvFZ
「っつじ祭り」

ブログの女王はアイドルママン
メロンパンが焼けたよ
メロンパンが焼けたよ
メロンパンが焼けたら
っつじ祭り
○×ゲームのアトラクション
回数が減る魔法
会場は赤、橙、ピンク
色とりどりの花の中
メガネのアイドルママンは
今日もにっこり
っつじの可愛らしさに
僕もにんまりラッキーデイ

つぎは「カゴの中のアイ」
0155名前はいらない
垢版 |
2011/05/06(金) 01:07:01.47ID:3I6J0Lky
「カゴの中のアイ」

お空は青く晴れてて
空気はさっぱりと澄んでいて
お外はとっても気持ちいいのに
アイはいつもカゴの中
ひとりで唄ってひとりでごはん食べて
ひとりでお水飲んでひとりで眠る…
高い建物の一室にさびしく軟禁されているアイ
アナタは永久に出られないのかもしれないね
ご主人が帰るまでアイはひとりぼっち
気楽でいいけれど、
窓の外のスズメたちと話してみたい
一緒にベランダから飛んでみたい…
でもアイの願いはかなわないだろう
ご主人がアナタを離さない限りは
アイはカゴから出られない

次「バスストップ」
0156 ◆Oq2fXER2l2
垢版 |
2011/05/13(金) 23:13:48.69ID:z5GaxqGR
「バスストップ」

初夏を肌に感じながら

時刻表と睨めっこ

ちょっぴり錆びたベンチに一人ぼんやり座り

大きなため息混じりの深呼吸

通い慣れた場所まで私を運んでくれるはずのバスは

何故か「冒険行き」のバスに変わっていた

ワクワクドキドキ…少しだけ行ってくるね

冒険の場所に

帰りは「今度こそ行き」のバスに変わっているはず…

初夏から真夏に変わってしまわないように…

待っていてね

ほんの少し未来のバスストップで…




次は「紫陽花」
0157名前はいらない
垢版 |
2011/05/14(土) 17:39:45.04ID:mJJoCxW6
「紫陽花」

うっとうしい梅雨の時期の一服の清涼剤
白い色が赤くなるのはいつ?
赤い色が紫になるのはいつ?
雨の中をしとど濡れる花達
カサで遮られる視界からのぞく色とりどりのブーケ
しっとりと煙る景色の中で
彼らは色鮮やかに存在している…


次「雷雨」
0158名前はいらない
垢版 |
2011/05/18(水) 18:57:43.26ID:/fpjje8N
「雷雨」

夕暮れから降り出した雨が屋根を叩きつけている
合間に稲光と雷鳴がとどろく

ドドドドドドォォー ンン
古い家壁がきしむ
体にも振動が来る
何に対して怒っているのかわからない
そんな激しい空の爆音

フト見れば愛猫もスミで丸まっていた
おいで、私も怖いんだ一緒に震えていよう
ネコと共に丸まって怯えていた


次「雨の日」
0159名前はいらない
垢版 |
2011/05/18(水) 21:32:34.41ID:K/aNZpYp
「雨の日」

いまどき、長靴をはいて
レインコートを着込み
降りしきる雨の中
原発へ投降する
むれ

水中ゴーグルを
通して放射能を見た
雨が降りそうな日の前に
群れて飛ぶ小虫のように
とびかっている

こっちの水は苦いから
人口ホタルはとびたった

雨の日はもっと甘くていい
海に垂れ流された
粒子は
ぽつりと
つぶやいた

次は
「女子高生とサドル」でお願いします。


0160名前はいらない
垢版 |
2011/05/19(木) 11:22:17.96ID:RIZJAcXw
「女子高生とサドル」

工業団地に近い国道。
渋滞を尻目に山沿いを通りすぎてく自転車、
眼鏡のおさげ、
ぼくのお母さんみたいだ。

後ろを斉藤和義から精液をめ一杯引き抜いた様な
口もとの弛いバカが走る。
バカが走る。
バカが走る。
バカがうつる。

バカの目もとを凝視している間に
クラクションがパーパー鳴る、

俺は焦ってアクセルを踏む。
すぐに激突しそうになって
急いでブレーキをふむ。

バカが移った。
バカが転移した。
朝から このバカが!!

そんなこんなで信号待ち、
この町に茶髪はいない、
工場に行けば嫌でも見るケド……

 サドルになりたい……。
そう思いながら
またクラクションに急かされて、
ハンドルを握り直すのであった……。
※おしまい

次は「児玉清」で。
(もしくは、『アタック25』ネ)
0161名前はいらない
垢版 |
2011/05/19(木) 23:30:33.96ID:5OmdOhkL
「児玉清」

きよしと聞くとやどろくを思い出す
あの方となんたる違い
ヤダヤダ
ウチのやどろくもちっとは品がヨければ良かったのに
これからもあのカオを見なければならない
あぁ ヤダヤダ…

児玉さん、もう見れないなんて悲しいです
できればアナタとウチのを変わってほしかったワ
わたしのジェントルマン、心の殿方マイスイートハニー、きよし


次「ひとり飯」
0162ちーちゃん
垢版 |
2011/05/20(金) 00:05:46.76ID:fqYluy8x
「ひとり飯」

米櫃の
砂が命の限りなら

今宵一粒
飯ひとりごちて

next「バストトップ」
0163名前はいらない
垢版 |
2011/05/20(金) 00:51:23.37ID:lDrNnXpL
Whereby at the next bus stop I was,
when I had been holding by my sister.

Don't show me aftermath of separation.
Don't spread my world from this field.

Now I'm with another field and on another era.
But southern wind softly provokes my old luxury memory.

次「父の日」
0164名前はいらない
垢版 |
2011/05/25(水) 00:32:31.38ID:F4Zkdnow
「父の日」



古びた言葉は

重みを増して

伝えきれない

日々の優しさを


何気ない今日を

飾る花は

あなたの面影を

映す色にして


幼い頃の

夢を一つまみ

涼しい風と

縁側の月見酒


いつかあなたが

与えてくれた

彩り豊かな

ささやかな温もり


ひとつふたつ

思い返し

包んで渡せたら


懐かしい日向に

小さな寝息

ありがとうと

呟いてみる



「蝉」
0165名前はいらない
垢版 |
2011/05/25(水) 20:13:31.86ID:Ngn9szco
「蝉」

ジィジィ
ジィジィ
ジィジィジィジィ

ミーンン ミーン
ミーンン ミーン

蝉しぐれにかこまれて
フト、幻聴が聞こえた
遠くから風の音
近くから誰かの声
それでもこだまする蝉の鳴き声

ジィジィ
ジィジィ
ジィジィ ジィジィ…

耳を澄ませてみれば向こうに滝の音
自分の耳を頼って歩いた

ミーンミーンミーンミーン
ミーンミーンミーンミーン

どこまでも追いかけてくる蟲たちの声
逃げる私の後を追うようにソレは続く

ジィジィジィジィジィジィジィジィ…
ジィジィジィジィ


次、「恐れ」
0166名前はいらない
垢版 |
2011/05/26(木) 21:11:46.22ID:7ErQQk5d
「恐れ」

何時だって羨んでいた
興味がないフリをしながら

何時だって蔑んでいた
認めることに怯えていたから

誰かの幸せと不幸せを願うたびに
己の立ち位置が不正確に崩れていく

助けてとは言わない
助けてとも言えない

怠惰に縛られた私の夢


「殺意」
0167名前はいらない
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2011/05/27(金) 20:28:04.34ID:AEfkj4XQ
「殺意」

シンシンと静かに
降り積もってゆく雪のように音もなく
わたしの心の深層部に溜まってゆくもの

殺意が
認めようとしない、できない自分と裏腹に
日に日に勢いを増してゆくのが、それが
とてもコワイ
消したくても消せない程の強さを持って増してゆくそれ
私は恐ろしく、どうにもできない


次、「とおり雨はざわついて」
0168名前はいらない
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2011/06/03(金) 20:54:44.56ID:tDqHBkls
「とおり雨はざわついて」

ぼくはずぶ濡れ
きみは通り雨
冷たい雫と風で走らされた
少しも待ってられなかった
解けてしまうものを持ってたから

すこしも待ってられなかった
静まらない鼓動はまだ生きてる
なにが生きてる
解かすべきこの塊
きみもうどこにもいない


次は「半分の嘘と半分の本当」
0169名前はいらない
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2011/06/03(金) 21:40:39.25ID:nJ/rdnPB
小田原行きの東海道線
真夏の太陽の熱視線
浴びてきらめく海岸線
それを眺める君とは
もうちょっとでいい線

そんな期待は半分嘘で
「大人の女になるまでは
せめて子供でいさせて
いまは夏と相思相愛なの」
などと意味不明な供述をしており

そんな半分本音に聞こえる
2人の夏い片思い
ああ、夏いぜ
夏だから夏に恋したの?
ああ
確かに夏の間僕らは
本音と嘘を論理明快理路整然と使い分ける
大人にはならないんだなあと
大人になってきっと知るのだろうか


「背中越し」
0170名前はいらない
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2011/06/04(土) 12:19:40.41ID:MngiaQQr
「背中越し」

背中越しに話すキミ
あたたかな体温を感じながら答えるボク
互いによりかかりながら
降る雨の音聞きつつ、お茶を飲んでた
背中越しのランデブー
こんな午後のひと時もい
キミがお茶を淹れようと立ち上がるのを止めた
まだあとほんのちょっと、このままでいようよ
背中越しのままボクはそう言った

次、「もしもあのとき」
0171名前はいらない
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2011/06/06(月) 21:02:24.20ID:nwkPLHlf
「もしもあのとき」

うさんくさい説明通りに種をまいたよ
尻尾のみえたかわいいキツネの言うとおり
この腐った地面に寝転んで
青い月の光をあびたよ
両親の罪の結晶だからその呪文は無効
かわいいキツネさん
さよなら
かわいいキツネさん

次は「4匹目の子豚」
0172名前はいらない
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2011/06/09(木) 13:22:39.79ID:xi63u8S9
「四匹目の子豚」


有り得るのかしら
よいこととわるいことの
見分けがつかなくなってしまうこと。

私、あの三兄弟とは、とっても仲のいい友達だった

一番上のジェイは、無鉄砲なところはあるけれど
やんちゃで気持ちのいい男の子だった
二番目のエスは、負けん気が強くて
それでいて思いやりのある子だった
三番目のヌーも、賢くて兄思いのいい子だった

彼ら微笑ましいくらい 仲のいい兄弟だったのに。
いいこともわるいことも、六つの手でみんな共有していたのに。

あなた、彼らの小さな小さなコンプレックスを意地悪くつついて
一生懸命につくった壁を壊して
きれいなところも、よわいところも
残らずみんな平らげてしまった。

そうしてしまったその夜に、あなたがお月さまの下 泣き続けていたのも知っていたけど
私、どうしてもあなたをゆるせなかった。

かわいそうなジェイ。
かわいそうなエス。
かわいそうなヌー。
かわいそうなディード。

私、月夜にうっすら光る、頑丈で繊細な鉱石をさがして
ちょうどよいのを、二つ、さがして
岡の上に小さな塔を立てたの。

綺麗な花輪を二つ編んで 一つずつ塔に掛け
祈るようにしながらそれでも これがよいかわるいかわからない。

有り得るのかしら
よいこととわるいことの
見分けがつかなくなってしまうこと。

純情でかわいそうな 四人のともだち
鉛いろの夜風が、あなたのための鉱石をなぜてゆく

さらわれた黄色の花びらは
そちらまで届くのかしら。
明日だれかの血肉になる私でも
同なじところであえるのかしら。
0174名前はいらない
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2011/06/10(金) 18:38:16.61ID:bDv5pm5t
『スペシャリテ』

国道沿いの埃にまみれた看板が下がる店
ピッツァとスパゲチ
もう建って以来30年もそれだけのメニュウでやっている
店の主と妻と2人だけで
静かに寄り添いながらの経営
看板料理などない
なにしろピッツァとスパゲチしかないのだから
だのにおかしいかな
この店の名は「スペシャリテ」
何を思い、この名前にしたのだろうか?
熱いコーヒーを飲みながら考えた
窓の外はトラックが走りぬけてく度に埃が舞う
今日も客はわたしだけだ
このさびれかけた店に来ないか?
看板メニュウじゃないが、ピッツァもスパゲチもおいしいから
そして主もその妻ももてなしてくれるからさ


次、「夏日」
0175名前はいらない
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2011/06/18(土) 21:59:49.38ID:5uD5+zCn
忘れがちなもの

お疲れメール
荷物の受け取り
ダイエット
朝食
決済指図

ロシア人は冬を難なく越えること
イラン人ドライバーの満面の笑顔
レトルトカレーのうまい銘柄

きみとの会話
流れ星への願い
夏日の輝き

いま生きていることの奇跡


次*
さらば大地よ
0176 ◆75PSbtSdd2
垢版 |
2011/06/19(日) 01:10:05.69ID:Bkzdpo0X

さらば大地よ


宇宙の中の
銀河系の中の
太陽系にある

地球という星の
アジアの中の
島国と呼ばれる
その国の その時代

ある瞬間の ある波は
教えてくれた

たまたまでも
どんな因果でも

ちっぽけだと思っていた土の上
間借りしていただけだった 自分のこと

受けいれてくれていたのは
どっちだったのだ いったい

地下深くでは どこまでも繋がっている
この国の 今に生まれた

ただそれだけで
生きているのだと

さようならを言うのは
きっと 
わたしのほうではないだろう


---*-
次は、「またあした」
で。
0177 忍法帖【Lv=2,xxxP】
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2011/06/30(木) 06:10:02.43ID:OiySdOCG

思い出に確証が持てないということは
辛いことかい?

顔も知らない誰かについて
唯一今も確かそうなことは
ああ、こんなひとだったな、とか
いかにもな程アバウトで

勘違いを畏れたりして
また、靄々のむこう
遠くなる

そういえば
「またあした」、なんて言えたことも
多分、なかった

・・・・・

思い出に確証が持てないというのは
辛いことかい?

最近聴き返したレコードが、全く誰かみたいだったので
久しく変な気持ちになった

またあした
またあした、
多分聴いてる

・・・・・


初夏に関わらず、まるで
もう夏が過ぎゆくような

思い出に確証が持てないということは
ほろ苦い

今はね。なんて
お酒を舐めるよう、誤魔化している
明日も
0178177
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2011/06/30(木) 08:43:31.73ID:Q5bupSej
急に下忍に降格したため1レスに纏められずすみません
&バイバイさるさん?で大変遅れましたorz

次、「憑き耳」でお願いいたします。
0179名前はいらない
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2011/07/08(金) 05:49:07.09ID:pIwvxYil
言葉のちからは大きくて
てのひらに収まらなかった

君の心は
手入れの届いた髪に隠れて
二度と会えない

思い手はどこか遠くへ
置き去りにはできない

絶望は雨の夜の色
僕をなじる僕の声が
ただ憑いてまわる

もう一度がないなら
この耳を切り落として
無音の世界に住みたいけれど

切り落とされた耳は
ますます憑いてまわるだろう

これからは静寂も喧騒も
何も望まない夜



[退屈]
0180名前はいらない
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2011/07/09(土) 08:34:42.01ID:1wJ58iCi
[退屈]

見たいものは見せない
見たくないものは1から10まで並べてあげる

最後にとっておきを転がしておくから・・・

お菓子を親指と人差し指でつまんで顔の前にちらつかせ
こっちこっちと誘導されて
なんとなく涙目になって

あたしはあんたの退屈しのぎの遊び道具
0182「フタバのココロ」 忍法帖【Lv=1,xxxP】
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2011/07/19(火) 08:03:37.28ID:Zp6Y7UAo

讃ゝと 陽の降り注ぐ空のした
左の一葉が申します

(お疲れになられたのでせう。お櫛を梳いて差し上げます。さぁ、そのままお眠りになられては?)

滔々と 陰降りしきる空のした
右の一葉が申します
(眠りたいのは俺の方。分かりもせず触れやうなんて反吐がでるぜ。俺はお前が嫌いだね)

太陽の熱を受けまして
星々の嘆き受けまして
芽吹いたこころが悲鳴をあげる

だけども茎は繋ぎ、
根は支へるのでせうね

体も 頭も 交じり合ふこころに犯されて

栄養、栄養、光 と 水

実体のしれぬ双方に濯がれてゆく
0183連投規制にひっかかり遅れました〇┓泣
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2011/07/19(火) 10:13:56.36ID:Zp6Y7UAo
>>182

お前たちはどんな植物に育つだらうね。
昼でも夜でもなひ時間
ぽつ、と語りかけたら

それきり右も左も
しんと黙つてしまつたんだ

お前たちを双葉と名付けることが
僕はげに恐ろしく


虚勢もいひ、
悪態もいひ、
互いの一番にうつくしひところが
傷つかぬやう惑いやし

太陽も月も星々も
決してお前たちを恨んではおるまい


フタバ、のココロしらぬまま
今日も僕は勝手を言う

明日には雨が降るだらう
洗われておやり
フタバ、

次「許してあげない」でお願いします
0184名前はいらない
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2011/07/21(木) 20:23:06.51ID:4Vx1KSKs
「許してあげない」


炭酸の中で漂うサカナ
藻からあふれる優しい泡
どうかガラスケースは叩かないでください
かれらとぼくらを隔てながら繋げる境
そのフレーズしか僕らを繋げない
叩かない叩かない
無意識をころしたい
両手を組んで胸に押し当ててひざまずいて
無意識を意識したい
炭酸の泡が手のなかであたたかい
サカナタチはもうとっくに水から解放されていた
0186 忍法帖【Lv=4,xxxP】
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2011/07/25(月) 16:06:21.93ID:mvdpBvqU
・gravity

例えば地平に足の裏をへばりつけていること
いいえ、それすらかなわず
冷たい土の温度や湿度を
起き上がれない右半身で感じ続けていること

それが引力に因るものだとして
引力がある種の厳格さを持ちうるとして
だとしたら厳格さなんてものは
酷く無関心で冷淡なものだと私は思う

真面目さゆえに心の中に天井から綺麗に垂れる縄のわっかを飼っていたり
また
真面目さゆえに現実に垂れ下がるそれには決して首を通せなかったり

地面の湿気は私の肌をじわじわと腐らせ
美点となり得るはずの特性は
私を生殺しにする以外の作用をしたことはないと言っていい

人間の調子のよさにうんざりし続けた私が再度
泥の上で引力について思う
これが厳格なら無関心で冷淡 だが
余程、公正で公平だ

私はこの泥の上で腐りゆくことが
決して悪くないことだと識り始める

心が腐る前に早く私を泥にしてくれ
Hurry,…… gravity.

次、「めしくい」でお願いします
0187名前はいらない
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2011/08/05(金) 01:14:44.99ID:ANCRFryk
「めしくい」

慣れてはくるが
空の青がまた
意識を超えて
感覚だけの頼り

床をはいずる
果実のペイント
気が紛れたら
それでよかった

指先まわして
綴るラブコール
収まらないのは
苛立ちのせいにして

耳元の女神
お願いすぐに来て
そう、いつもの
疼いたのは胸か腹か

あたたかな
温度を保ったまま
届けられた
吐息を押し殺して

釣りはいらない
満たされることを
覚えてしまった理由

気をつけて
火をつけて
もうじき
絡み合う感触

衣纏う
心惑う
ドア越しに囁いた
愛が浮遊
I love you.

君は気付かずに
むしくい
僕は気付いたら
めしくい
0188名前はいらない
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2011/08/05(金) 10:34:35.64ID:ANCRFryk
すんまそん、次のお題忘れてた
「蚊取り線香」で
0189 忍法帖【Lv=4,xxxP】
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2011/08/07(日) 18:42:51.86ID:VrDUwIPb
「蚊取線香」

ぐるぐる
渦をまくけど目の回らないにおい
香ばしいけど美味しそうじゃなく
美味しそうじゃないけど相懐かしい
あのにおい
香ってる

くるくる
夏、あいつ
そう思っていたのは
もう時空間5mほど後ろ

追いかけておいで。
思っても
ぐるぐる
寄り道、規則正しく時間をかけて
今はもう
さるさる


だけどあいつ
いなくならない

もう少し離れてもいいよ。
一枚板のむこうかわくらい

ぐるぐる
目がまわる?
あ、

くるくる


次、「ハニープディング」でお願いです。
0190名前はいらない
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2011/08/23(火) 11:31:33.38ID:u/RgaaaU
「ハニープディング」

屋根はレンゲ 壁はアカシア
ビルとビルの間にラベンダーの夕日が注がれる頃
みつばちが通う小さい店
おすすめはハニープディング
今日の苦味と ついでに自分の甘さも
金色の蜜にとかして、もう一度のみこむ
少し喉が痛くなる
ビルとビルの間にクローバーが揺れていた


次は「勇気銀行」でお願いします

0191名前はいらない
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2011/09/22(木) 04:03:42.15ID:5XgbPVnJ
>>190
すごい可愛い感じがする ガーリーっていうのかな

「勇気銀行」
たまりゆけば好いな 少しずつ
冷たい水に飛び込むこと
悪を蹴り倒すこと
授業中に挙手すること
ちょびっとちょびっとたまりゆく
ちりもつもればなんとやら
自分の気持をはっきり明言して嫌われるのを恐れなくなるのは難しいから
少しでも噛み砕いて言おうとして伝わらない僕はむずむずした


振り込まれる勇気 どれくらいたまってるのかわからないけど
いつか時が来たら下ろしに行こう
いつか時が来たら封筒に入れてあの娘に会いにゆきたい

次は「セーター」でよろしく
0192名前はいらない
垢版 |
2011/09/22(木) 06:23:36.94ID:+iPz9uiY
「セーター」

むずむずするのさ
その、
鼻の上まで引き上げたタートルネック的な、あまりにタートルネック的な

ねえムーミン
じゃないんだから
はずかしがらないで

誰もが一人では生きていけない
だから君には
一歩踏み出して
心を開く小さな勇気さ

保険も効くんじゃないかしら?
包茎手術をして
男にならないと
ダメだぞ☆


次「兄貴」
0193致死呂
垢版 |
2011/09/23(金) 18:14:39.84ID:4y77XslL
「兄貴」

言葉少なくキラーパス
その揺らめきに待つ姿が
苦手ないわれだ

僕を見て…そこにいるわけがあるんなら
眉一つ動かさずに

そんな兄までが饒舌になる
此度の戦

次「ホルモン焼き」
0194名前はいらない
垢版 |
2011/10/08(土) 21:10:56.09ID:IK3jPVJp
「ホルモン焼き」

波乱仲が焼け野原
腹ん中も焼け野原
煮えくり返って煮詰まった

どこまでいっても やけのはら
ご注文の品、以上でしょうか?


次は「アクセサリー」でお願いします
0195名前はいらない
垢版 |
2011/10/20(木) 21:49:16.66ID:nQeuJwDC
「アクセサリー」


彼女は大宰は僕のアクセサリー
ファッション
だと云ったから

大宰を詠んでみた

いつも
身につけていたい

そう伝えたかったのか
大宰を飾りとして
自らを魅せたかったのか

もっと奥深い意味なのか


「地震」

0196名前はいらない
垢版 |
2011/10/21(金) 05:11:49.41ID:0BUu/e6g
地球が震える
奮い立つ
沸き上がるパワーが
マグマの熱い血潮が
荒ぶる波をたずさえて
舐める
舐めつくす
ぱっくり裂けた
次元の歪みへさようなら
↓次は「カッコイイ」でお願いします。
0197名前はいらない
垢版 |
2011/10/22(土) 22:56:33.11ID:PiqKVAZU

「カッケー」

格好良いと書く

格が好き、だから良いと読んでみる

格は格言の格だ

なんとなく元は渋い言葉だったのかもしれない
カッケーに
現代は変わったが


そうやって変わっていく
昔は太った人は美人だったという

だからなんでいちいち整形するの

カッケーて言われたいの?美人だと言われたいの

未来、骨折し歪みまた矯正整形した人たちを知っていても

そこまで世間の価値観に合わせることは
愛情に敏感、過敏だということかな

カッケーという文字も
そんな風に骨折し歪んだ文字なんだろか
いやな感じにとってはいないけど

次は「整形」

0198名前はいらない
垢版 |
2011/10/25(火) 20:17:06.93ID:pDLqFnQ+
お題:整形
「笑顔のつくりかた」

見た目を繕いたいんじゃない
俺が俺でなくなればいい
まっさらの
ただの白い紙になりたい
君を奪った海を

すし詰めの体育館を
すがる思いで歩き回ったことを

忘れたくない
忘れられない
でももう辛すぎて
思い出したくない

いつも泣きそうなこの顔さえ変われば

感情のない白い紙になれるかもしれない
作り笑いなら笑えるかもしれない

君を見つけられずに町を出て

無縁社会の「街」に来て
いい年過ぎたこの俺が

整形するか悩んでる
―先生、笑顔になりやすい顔ってできますか?―

次は「忘れ形見」お願いします
0199名前はいらない
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2011/10/27(木) 14:19:57.00ID:NPDUWaws
忘れ形見

外面は男らしい人だった
人懐っこい笑顔は皆に愛され、人を愛する心は皆に親しまれた。

そして、全てを裏切った。

彼の忘れ形見は、姿形はそのままそっくりだけど…困ってた…何をしても適わない…どうしていいかもわからない…人はそれを見逃してはくれない。

頑張り屋の忘れ形見は、地道に生きて行った。淡々と黙々と生きて行った。

彼とは別の自分の世界が出来上がっていた。彼のように器用な生き方は出来ないけど、暖かい家庭を築き上げたのだ。

人から親しまれ、愛され、それを裏切った彼は忘れ形見に大きな課題を残して逝ってしまった。

しかし、よく頑張ったな忘れ形見、彼は後悔もしてる筈だが、本当に喜んで感謝してるんだよ。

これが、「供養」人が共に養うと言う事なんだと…彼の忘れ形見を見てるとそう思う。


義理と人情に挟まれて(ダブルバインド)
0200名前はいらない
垢版 |
2011/10/28(金) 10:34:47.57ID:xgtoCKId
いばらのない道はありますか
あるのなら教えて下さい

「新しい命」
0201致死呂
垢版 |
2011/10/29(土) 19:24:36.19ID:1+iIAsv/
「新しい命」

気の弛む自宅で
不意の訪問者がのしかかる
足掻くも力及ばぬ妖艶

忘れる事を許さない
見知らぬ父の種

次「片足無くした」
0202名前はいらない
垢版 |
2011/10/30(日) 20:43:47.25ID:Dev1HuEy
「片足無くした」

明日はハロウィンだから
Trick or Treat
きっと子供達のいたずらね
靴を片方 隠しているのよ

次「おまじない」でヨロシクです
0203名前はいらない
垢版 |
2011/10/30(日) 23:17:17.61ID:Xz0XnFpZ
「おまじない」

ちいさなちいさなおまじない
アシのしびれがとれますように
愛犬の病気が治りますように

毎日小さなひとりごと
くちぐせのように一度はとなえるおまじない
今日もまた、なにかをとなえつつ…

次「ゴーストたちの夜」
0204ちーちゃん
垢版 |
2011/10/31(月) 01:01:43.11ID:fpbB0NyQ
「ゴーストたちの夜」

亡霊がさまよう森の深く
一匹の茶トラの猫迷い込んだ
にゃあ

亡霊が猫を見つめていると
また一匹の黒猫が迷い込んだ
にゃあ、にゃあ

亡霊がよそ見をしていると
いつの間にか猫は八匹に

茶トラ、黒、白、 三毛、白黒ぶちに
黒トラの三兄弟

鳴き声高らかに
亡霊たちの夜は更けて

次「白いカンガルーのベッド」
0205名前はいらない
垢版 |
2011/10/31(月) 08:47:13.82ID:h0M/Y2cI
>>204
絵本作家として採用されるかなも
0206名前はいらない
垢版 |
2011/10/31(月) 10:32:03.47ID:83xHerjs
「白いカンガルーのベッド」

真新しいベッドをもらった
白くてフカフカの
カンガルーの模様の入った少し変わったベッド
トランポリンのようによくはずむスプリング
前のベッドが壊れてて、
買えようかと話してたら突然プレゼントされたのだ
ありがとう
コレで眠ればとてもいい夢を見られそう
日々の鬱積を消し去るような、いい夢を

次、「11月」
0207名前はいらない
垢版 |
2011/11/02(水) 17:28:41.22ID:fliPJJNg
「11月」

あともうひといき
枯れ葉の木立をぬけるとそこには最後の扉が待っている…
冷たい季節のドアをノックしたら、
白い部屋が待っていた

なにもない
なにもない

華やかな白い季節のひとつ手前の月は
1年で一番静かな季節なのかもしれない…

次、「クリスマスケーキ」
0208名前はいらない
垢版 |
2011/11/02(水) 21:57:46.41ID:Y/SeEyrJ
「クリスマスケーキ」

 私は甘党ではないので
チキンで十分なチキン

クリスマスに売れ残ったケーキが
たたき売られるように
チキンたちは高級ケーキには手が出ない

むしられた羽
せめてダウンジャケットの中に
紛れ込まして

夜を待つ
夜を待つ
夜に火をつけて 夜に火をつけて

煙突から上がった煙が
ケーキにみえないか

ブロイラーの小屋に差し込む
かすかな月光

ヨード卵光って高いよね
レジを出た後
たわいのない話を
チキンとはなそう

次のお題
「けんか祭り」
0209名前はいらない
垢版 |
2011/11/03(木) 05:10:53.89ID:sJ3Pm2vt
けんか祭り
www.youtube.com/watch?v=JoqUvF2EvyE
0210名無し
垢版 |
2011/11/04(金) 23:22:56.12ID:137U/OZT
大阪市の風呂無しボロ団地に住む発達障害者の山下哲郎。ネットで女をあさりヤリまくり、
女に対して詐欺まではたらいた。HIV検査を保健所で受ける程、いろんな女とやりまくった
山下哲郎wwww早く女に金返せw
いろんなネットにFEとかふぇとかふえ〜ちゃんとかで現れてるから気をつけろ!
0211名前はいらない
垢版 |
2011/11/05(土) 06:45:56.56ID:GynJ81Gw
すみません遅くなりました
次は「海」でお願いします
失礼しました
0212ちーちゃん
垢版 |
2011/11/05(土) 10:40:59.53ID:ooONMVJS
「海」

生命は海から来たんだってな
人も海から来たんだってよ
ああ、口笛が聴こえる
高らかで楽しげなメロディー
粘っこくて温かい海水に抱かれて
静かな夜
深くへ

次「猟奇!ジャガイモ大量虐殺」
0213名前はいらない
垢版 |
2011/11/06(日) 22:15:51.67ID:QM8qDVBL
じゃがいも国王は立ち上がり叫んだ
もう悲しみは終わらせると

「国境」
0214名前はいらない
垢版 |
2011/11/07(月) 14:47:04.83ID:4mqriwmd
見えない線を飛び越える

言葉がちがう
習慣がちがう
価値観がちがう
環境がちがう

「こちらに来ることは許されない」
なんて言っておいて

抱きしめて離さないから
国境線が見えないのよ


次「にくきゅう」
0215ありんこ
垢版 |
2011/11/07(月) 16:08:03.34ID:rADJTPqP
「にくきゅう」

ぷにぷに 気持ちいい
ぷにぷに 癒される
僕はきっとただの猫
だけど 君のうれしい顔が見れるなら
君の疲れを吹き飛ばせるなら
いくらでも触っていいよ 僕のにくきゅう

次は「きのこ」
0216名前はいらない
垢版 |
2011/11/07(月) 23:22:30.57ID:Dz1cfjci
「きのこ」

きのことたけのこが戦ってた
当人たちはカヤの外で
まわりの連中だけが論争していた
どちらが売れるか、おいしいかだって
そんなことどうだっていいじゃないか
きのこにもたけのこにもどちらにも、良さはあるんだから
明治製菓も罪作りなモノを売り出したモノよ…

次は「今日は何の日」
0217名前はいらない
垢版 |
2011/11/08(火) 08:50:13.04ID:OEtbDnby
「今日は何の日」

今日は 火曜日だ
 パンを買いに行こう
  特売日だ
――まだ 太陽は東にあるんだ
はじまってもいないことを
みることはできない
今日という日を 作っていくんだ

次は「指」
0218名前はいらない
垢版 |
2011/11/08(火) 23:02:41.39ID:ihIg3Aw+

「指」

お父さん
お母さん
お兄さん
お姉さん
赤ちゃん

みんなで キス

いただきます で キス

ごちそうさま で キス

ありがとう で キス

久しぶり で キス

やったね で キス


心を伝える キス

あなたへ 賞賛の キス


パチパチパチパチ

素晴らしき 毎日に キスの嵐


次「二次元」






0219名前はいらない
垢版 |
2011/11/09(水) 18:54:03.93ID:8YUcr3XD
ニ・ジ・ゲ・ン


夢幻であろう
君がもしもコワレても
待つだろう
確証もなく
待つのだろ

確証のないユメに堕ちた
カクショウのナイ僕ダカラ


次 「残る」
0220名前はいらない
垢版 |
2011/11/09(水) 21:03:00.97ID:ewuF+4Zw
「残る」

まだ、雪が残る山に登った。
ひとりで登った。
頂上まで登ると、眼下にさっき立ち寄った小さな町が見えた。
しばらく眺めていると、なんだか急に寂しくなってきた。
まだ、雪が残る山道を下った。
足早に下った。
次「いつもの」


0221名前はいらない
垢版 |
2011/11/09(水) 21:11:14.46ID:tyo1Xqdg
「いつものコーヒーを」
そう頼むあなたはいつものあなたじゃない
0222名前はいらない
垢版 |
2011/11/09(水) 21:12:04.98ID:tyo1Xqdg
わりぃ 次 「あなた」
0223名前はいらない
垢版 |
2011/11/09(水) 21:12:34.06ID:48SdpKcY
「残る」

ほんの隙間でいいのです
どうか生きたい どうか生きたい
ほんの隙間でいいのです
どうか残って どうか残って

消えゆくこの声 枯れようとも
流れる五感に 浚われようとも

どうか 私を刻みつけて

踏みにじったのは ただの紙切れ



次「配線」
0224名前はいらない
垢版 |
2011/11/09(水) 21:13:58.91ID:S9Yre3CX
「残る」

ほんの隙間でいいのです
どうか生きたい どうか生きたい
ほんの隙間でいいのです
どうか残って どうか残って

消えゆくこの声 枯れようとも
流れる五感に 浚われようとも

どうか 私を刻みつけて

踏みにじったのは ただの紙切れ



次「配線」
0225NANA
垢版 |
2011/11/11(金) 00:37:03.89ID:GT0rvB/T
*配線*
配線、ぐちゃぐちゃ。
よくわからないほどぐっちゃぐちゃ。
どうして直そう?
治せないほどぐっちゃぐちゃ。
1つ間違えば吹っ飛ぶよ?
成功したら平和に幸せになれるよ?
配線、ぐっちゃぐちゃ、みんなの人生をまきこみます。
間違ったが最後、心、砕ける。


次、距離。
0226名前はいらない
垢版 |
2011/11/11(金) 01:14:06.91ID:8xViCgqY
距離


飛距離をきそう
健康な音ゝのなか
飛距離よりは
表情や
きれいにのびる放物線
踏み込んだ足のしなるの
とか
そういうのに
目を奪われてる

透明ケトルのなかでは
泡沫が涼やかに
昇っては弾けたり

ケトルのかいた
汗のひとしずくが
おりるころ
清くわらって
ガッツポーズなのでしょ?


飛距離より
それに一喜一憂する目が
眩しいなって

目が合わないよう
みつめる


やわく眺める青っぽいの
永遠みたいの、はらんで
どうしようもなんない刹那みたいなんも
含んだまま


振り向かないのが、いい

君はそう言ってた
慈しむよな目、
動かさずに

羨むような
これでいいよな
曖昧が線になる

この線を巻き取る怠惰が
ただの思い出にならないように
伸びていく飛行機雲に移した目
わざとぼやけた
輪郭と線と


次、ホープ、でお願いします
0227名前はいらない
垢版 |
2011/11/11(金) 03:19:28.10ID:W7IOn2ag
「ホープ」

半分だ、君の半分だ

甘い蜜がご希望かい?
君も充分に甘いではないか

灰戻り廃腐る
血液逆流

今日モアノ娘ハ良ヒ匂ヒ。


次、「DARK MOON」

0228ちーちゃん
垢版 |
2011/11/11(金) 03:45:42.62ID:3ofXczeA
「DARK MOON」

崩れかけた大地の果てで
小さく頷く私は
遠い記憶 誓いの腕輪
空に掲げて 貴方を呼ぶ

MOON 今なら私のこの両手から
永遠の彼方へ
貴方を貫く愛の光照射出来る筈

LOVE
さ迷える私の想い
今一つに連ねて貴方の奥深く
見届けて居て暗黒の夜の月
永遠の世界へ今堕ち行く二人を

DARK MOON…

次、「キスだけじゃ足りない」
0229ミラノ
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2011/11/11(金) 14:32:35.92ID:T8FH97NX
「キスだけじゃ足りない」

ねえ、あなた

私とあなたは偶然に出会ったけれどそれを必然と呼ぶ人もいるわけで

それを運命ととらえるか屁理屈ととらえるかは個人の勝手なわけだけれども

本当はそんなことどうだっていいの

だってあなたが私にキスをするとき、官能的に交じわる視線が私をじれったくさせるんだもの

あなたの髪に指を絡ませて、甘いサイダーの匂いのするその背中に舌を這わせたら

あなたの細胞の中にまで溶けてゆきたい

そう思わずにはいわれないの

ねえあなた、私やっぱり運命も相対性理論も理解できない

全部どうだっていいわ

だって私、瞬間の真実を信じたいの

あなたがひどく私を愛してくれている今を

白いシーツの上で、とろけるように濃厚なキス以上の私たちのセックスを

それ以上に大切なことってあるのかしら



次、「きこえる」
0230名前はいらない
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2011/11/11(金) 16:56:00.82ID:ce4v6zcX
>>229
> 「キスだけじゃ足りない」

> ねえ、あなた

> 私とあなたは偶然に出会ったけれどそれを必然と呼ぶ人もいるわけで

> それを運命ととらえるか屁理屈ととらえるかは個人の勝手なわけだけれども

> 本当はそんなことどうだっていいの

> だってあなたが私にキスをするとき、官能的に交じわる視線が私をじれったくさせるんだもの

> あなたの髪に指を絡ませて、甘いサイダーの匂いのするその背中に舌を這わせたら

> あなたの細胞の中にまで溶けてゆきたい

> そう思わずにはいわれないの

> ねえあなた、私やっぱり運命も相対性理論も理解できない

> 全部どうだっていいわ

> だって私、瞬間の真実を信じたいの

> あなたがひどく私を愛してくれている今を

> 白いシーツの上で、とろけるように濃厚なキス以上の私たちのセックスを

> それ以上に大切なことってあるのかしら



> 次、「きこえる」
0231名前はいらない
垢版 |
2011/11/11(金) 16:58:13.30ID:ce4v6zcX
「きこえる」

慟哭を穿つ唸り
深淵の縁から聞こえる国家斉唱
醜い死骸はキシキシとがなる
みくっ みくっ みくっ


次、「暴走機関車」
0232名前はいらない
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2011/11/11(金) 16:59:18.68ID:ce4v6zcX
ごめんなさい>>230はミスです
0233名前はいらない
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2011/11/11(金) 21:22:36.10ID:EMCs+zGW
「暴走機関車」

私、叫んでいたわ。
母が感じる機関車のように
母を感じる馬のように


母は雨に濡れて、
私のもとへやってきたの。

母は私を突き抜けたわ。
母が感じる機関車が
母は感じる馬だと言って
母が私を突き抜けていくの

私、叫んでいたわ。



次、「無許可で山田に乗った朝」
0234名前はいらない
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2011/11/11(金) 22:32:14.32ID:9WpRmGAB
防衛本能が
彼女から皆を遠ざける

「綺麗なもの」
0235ちーちゃん ◆maltese.Zk
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2011/11/11(金) 23:59:50.17ID:aFcvF0zK
「綺麗なもの」

埃まみれのステンドグラス
フルチンで見ている僕の物憂げな瞳
二人のレディーは友達同士
埃まみれの小さなステンドグラスの中で顔は見えない

フルチンぶらさげ100円ショップ
雑巾バケツで二枚と一枚
公園の水汲み大冒険
二人のレディーの顔が見たくて

ゴシゴシゴシゴシ
磨いているのは
ぶらりとさがったオチンチン
初めて出会う彼女らに
お披露目前の身だしなみ

綺麗に拭いたステンドグラス
綺麗に拭いた僕のオチンチン
二人のレディーと信じてた
模様はキスをする男女

綺麗なガラスと綺麗なチンチン
綺麗同士で押し付けた

次「おっぱいは赤ちゃんのもの」
0236名前はいらない
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2011/11/12(土) 00:13:47.63ID:UITEWgHm
「おっぱいは赤ちゃんのもの」

白いふっくらとしたマシュマロが小山のように並んでいる
乳臭く甘い香り
ちゅくちゅくちゅくちゅく…
ちいさな唇が吸いついている

このコのためにこのおっぱいはあるの
2つの大きなふくらみは今、このコのためにあるの
そう思っておかあさんはおっぱいをあたえてあげているんだ


次「もがり笛」
0237名前はいらない
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2011/11/12(土) 02:10:40.63ID:q6shVU8Q
「もがり笛」

ぴゅ〜 ぴゅ〜

笛は要らんかえ?

ワシの笛は特注品でな

音色だけであの世へ逝けるっちゅう

あれなんやで


次「田中新市」
0238名前はいらない
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2011/11/12(土) 09:46:14.03ID:b6nTj513
「田中新市」

今朝も
よく冷えた田中が
駅の売店に並べられている

今回、私は斎藤なので
田中の気持ちはわからない

きっと、鈴木なら知っていると思う
以前、彼も田中だったから


次、「ニセ大統領とスポーツ選手」
0239名前はいらない
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2011/11/12(土) 10:59:34.12ID:IJRnOOdV
「ニセ大統領とスポーツ選手」

ニセ大統領は言った
『嗚呼、なんて私は美しいんだろう!!』

スポーツ選手は言った
『老いたる者は皆殺し!
私に意見する者も皆殺し!!』

I see. 鈴木だ



次「宅浪の終着」
0240名前はいらない
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2011/11/12(土) 22:34:33.11ID:UITEWgHm
「宅浪の終着」

タクローと呼ばれる浪人がいた
どこにでもいるありふれた名前の存在
だがここにいる自分はまごうことなく自分なのだ
一体誰が他者と見間違えるのだろう…
浪人など多々いるけれど、ここにいるタクローは自分だけ
俺だけなのだ…

そう考えるとなんだか虚しくなってきた
さぁ、勉強しようかな

次、「晩秋」
0241ちーちゃん ◆maltese.Zk
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2011/11/13(日) 00:44:22.11ID:lfuszm/G
晩秋

熔鉱炉燃ゆるよに秋は冷え

次「裏山」
0242名前はいらない
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2011/11/13(日) 07:05:12.98ID:xHn779Zr
「裏山」

幼い頃に野球帽をかぶって虫取りした裏山

少年時代、友達と秘密基地を作った裏山

思春期に親に反抗して家出をし、震て夜を過ごした裏山

今はもうあとかたもない。

次 「人見知り」
0243名前はいらない
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2011/11/13(日) 20:15:43.98ID:HSGrj5PU
「人見知り」

時間を掛けて築き上げた友情は
いつまでも 色褪せない違う道歩いて
なかなか会えなくなっても
どこからでも呼び合える
元気だった? その一言だけで
空白が埋まる 時間が動き出す

そんな友達には なかなか巡り逢えない

だから人見知りは 悪い事じゃないよ

次「真夜中のラジオ」
0244名前はいらない
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2011/11/14(月) 19:40:22.64ID:ou0t7XFW
「真夜中のラジオ」

ジジジジジ…
耳元で静かに鳴り出す音
いつもの時間にいつもの局を求めて深夜にイヤホンをつける
お決まりの局だけ聞くのが習慣だ
ちいさなラジオが夜のともだち
あのひとやあのひとの静かな語りを聞きながら眠りに落ちる
今夜もまた、月が隣の屋根に見える頃、放送が始まる

次、「冬の屋台」
0245名前はいらない
垢版 |
2011/11/14(月) 23:35:35.16ID:AneElkKQ
冬の屋台は
こたつ付
お客様が寒くないように
だからとっても重いのさ
こたつの上には
ミカンとお茶も
何の屋台か分からずじまい

次、「携帯電話」
0246名前はいらない
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2011/11/15(火) 00:00:35.73ID:mUJmMGEx
「携帯電話」

額に「携帯電話」と書かれたおっさんが、駅前に立っている

行き交う人々の中でおっさんは
アホ面でどこかを見ている

誰もおっさんの事など気にとめず
みんな向かうべき場所へ進んでいく

「ぷるるる…」

急におっさんが呟いた

みんな、
自分の携帯が鳴ったんだと勘違いして
一斉に電話を耳にあてた

「そら、きれいだぜ…」
おっさんは静かに呟いた


次、「砂のフルコース」
0247名前はいらない
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2011/11/15(火) 09:03:48.76ID:A2Ih/+Ij
「砂のフルコース」

遷し世の季節
砂漠の遺跡
波打つ塵霞
澱む人類

滑稽なマロニエゲートに
特別な意味は持たぬ楓
サラサラと映るは
長髪の神
肉壁とまさぐる命
無とは何ぞや?


次「宝船冨樫」
0248名前はいらない
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2011/11/15(火) 17:09:31.22ID:W8JZoCJI
  _,,,,,,,,
     , - ' ゙    `` ‐ 、_,,,,,
   ,r'          /=ミ
  /           彡ll',''´
. /             彡lll
 !-- .、    ,、、、、,,,   彡lノ
 l,,,,,__ /   ___     'r''゙ヽ
. |`゙'' ./   `'゙'''"    .〉,l |
 |.   ,'           //
. ',. ,'           , r'
.  ゙, ゙'ー ‐`      l  |
   ゙、''゙ ,,、二''‐    ノ  l、
''''''''7'ヽ  '''    /   /`〉`゙T''''''''''
  l  ` 、,,,,、- ' "    / /.|  |
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 |  |   | ',   / /  l  .l
【ゴールデンレス】
このレスを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
0249名前はいらない
垢版 |
2011/11/17(木) 21:51:00.55ID:FIyFWGu2
「宝船冨樫」

君の冨樫
とってもチャーミングだね
それに、その宝船
本当に羽ばたきそうで
ぼかぁ 好きだな

ところで、先日
祖母の墓参りに行ってきたのですが
地球が爆発しました


これってトリビアになりませんかね?



次、「お祖母ちゃんのラリアット」
0250名前はいらない
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2011/11/19(土) 06:31:33.27ID:nH/2vUhb
「お祖母ちゃんのラリアット」

私の下着を盗む者にはラリアット
お祖母ちゃんのラリアット
近所では有名の
真っ赤なパンティーとラリアット
真っ赤なレースのパンティーは
私の自慢のトレードマーク
風が吹く日はヒラヒラと
華麗に舞うわ
ご機嫌よ


次、「トレードマーク」
0251名前はいらない
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2011/11/20(日) 16:30:10.93ID:DmOKHiZl
「トレードマーク」

右頬のほくろ毛が君のトレードマーク
ずっと前に、「どうして毛を抜かないの?」と聞いたことがある
その時君はとても悲しそうな顔をしたね
だからもう聞かないよ

ほくろ毛は今、凄いことになってる。

次 「嫁の趣味」
0252名前はいらない
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2011/11/21(月) 00:11:53.74ID:y4NvBaNd
「嫁の趣味」

つきさんはおそうじが大好き
ヒマさえあれば、家じゅうをキュッキュキュッキュ磨いている
だらしがないのとちらかっているのが大の苦手
少し怒りんぼでごうじょっぱり
ときどきマイペースなダンナさんとケンカもするけれど
結局おそうじして発散しちゃう
つきさんのあとには、チリひとつ落ちていない
ほんとにはたらきもののお嫁さん

次、「落葉のうた」
0253名前はいらない
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2011/11/21(月) 12:48:13.34ID:/WCiBVva

「落葉のうた」

断絶、 それは妄想の賜物
平然たる態度で以て桜舞い散る音羽

霧がかる静寂と物静かな大和撫子
蒼い月と紅い橋
道端の「アレ」は死骸?


次「沈黙の修道女」
0254名前はいらない
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2011/11/21(月) 15:38:35.43ID:nwoAGp1X
「沈黙の修道女」

アダルトコーナーの片隅に
ひっそりとソレはあった
「沈黙の修道女」

パッケージには
おそろく四十代半ばであろう熟女が
林の中、修道女の格好でこちらを睨みつけている画像に
(神に捧ぐ、衝撃の処女喪失の瞬間!)
という煽り文句が印刷されている

普通のAVでは満足できなくなった私は
興味本位でそれを借りて帰路についた

期待と不安を胸に再生ボタンを押すと
「あなたは神を信じますか?」
という警告文が画面一杯に映し出された

無神論者である私は心の中で
(神なんているかよ…バカじゃねーの)と思わず呟いてしまった

すると突然、プレイヤーが物凄い音を立て爆発した

部屋中に散乱した破片と黒い煙の中、
私は自分の愚かさに気付き
ひざまついて神に懺悔した

それ以来、私は神を信じるようになり
こうしてここで牧師として
あなた方に神の声を届けているのですよと
牧師が笑ったので
みんなで空き缶を投げてやった

おわり


次、「この世の果てにあるラーメン屋」
0255ちーちゃん ◆maltese.Zk
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2011/11/21(月) 21:28:12.60ID:hzuOFHn4
「この世の果てにあるラーメン屋」

一体どれだけのスープが流されたのだろうか
渇れること無き泉と誰もが信じていた
ラーメンの泉は振り返る人々を置き去りに
奈落への道をひた走った

ラーメンを押し流す川となった人々の涙も渇れ果て
誰もがラーメンを忘れかけたある日
一人の勇者の元にこんな報せが届いた

世の果てにまだラーメン屋が残っているらしい
そして後継ぎの居ない国王の元にお土産の生麺を届けた者が
次期国王に選ばれると言う

勇者の名はチャー・シュウメン
買い物かごを持ったシュウメンは王国の期待を背に
この世の果てのラーメン屋を目指す旅に出た

険しい獣道 幾多の魔物との戦い
傷付き疲れ果てたシュウメンの眼前に
遂にこの世の果てにあるラーメン屋が現れたその瞬間

うわあと言う店主の叫びと同時にラーメン屋は奈落へと転げ落ちて行った

この世の果てにあるラーメン屋が
あの世の始まりにあるラーメン屋に変わってしまったのだ
怖いもの知らずのシュウメンであろうとも
あの世までラーメンを追って行っては国王の元に帰る事は叶わない

泣く泣く手ぶらで国王の城を訪ねたシュウメンはそこで国王の訃報を聴く
聞けばシュウメンが旅に出た翌日には息を引き取ったらしい

0256ちーちゃん ◆maltese.Zk
垢版 |
2011/11/21(月) 21:28:46.52ID:hzuOFHn4
あの世の始まりのラーメン屋が
まだこの世の果てに在る内に!

シュウメンは国王の為に泣いた
すると城の者がシュウメンの肩を叩きこう話した

"あの世の始まりのラーメン屋はあの世のラーメンの海の始まり
先に落ちた国王も今はラーメンの海を泳いで居る事でしょう"

しかしそれでは麺はもう伸びているのでは

"そんな事を考えるのはおよしなさい
国王の泳ぐ海の味は貴方が決めるのかも知れませんよ?
貴方は勇者なのです
どうか国王の霊を幸せに導いて頂きたい"

でも国王の好むラーメンの味なんて私には思い付きません
第一、私ラーメン嫌いですし…
カレーじゃ駄目ですか!?

"ワハハ、宜しいでしょう、それじゃあカレーラーメンと言う事に致しましょうか"

納得したシュウメンを送り出した後

城の者は門番にこう告げた

"おい、味噌ラーメンだ。いつも通りモヤシ大盛りでな"

城の者の名はワン・タンメン
国王を葬り
自らが国王となりラーメンの独占を成し遂げたタンメンの王位は
歴史的な短命に終わる
野望の為に大量のラーメンを奈落へと落とした代償は
それだけ大きかったのだ

次「布団でにゃあ」




0257名前はいらない
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2011/11/22(火) 18:57:11.75ID:yoWERx7D
「布団でにゃあ」

優しい彼氏は
猫のまねをして
起こしてくれる
男性器を見せて
布団でにゃあ
今日から俺もお返しに
寝ているときに
布団でにゃあ
包茎な俺のは強烈で
すぐに飛び起き
キスをした

次「エロ生お姉さん」
0258名前はいらない
垢版 |
2011/11/22(火) 20:56:09.67ID:QreZP72u
「エロ生お姉さん」

なぁ?お前 エロ生お姉さんって知ってる?

体中を覆うほど伸びたパンチパーマの隙間から
緑色の長い舌を春先のモグラのようにくねくねと動かしながら兵藤が私に尋ねた

いや、知らないけど 何なのそれ?

私は持っていた割り箸で兵藤の舌を牽制しながら答えた

えっ何?知らないの?
あれだよ あれ こわい話だよ こわい話

兵藤は口から死んだザリガニの死体を床に数匹ばらまきながら
ケタケタと笑った

(どっちと言うとお前のほうがホラーだよ)

と私は心の中で呟きながら
死んだザリガニをフライパンで炒め始めた


焦げたザリガニのいい香りがする
明日はきっと晴れだな




次、「やぎ座の羊」
0259名前はいらない
垢版 |
2011/11/22(火) 21:17:08.89ID:YeLFV658
「エロ生お姉さん」

お笑い番組扱いで
深夜のニュースにさらっと流れる
(イタイデハッケンサレマシタ)
割れた仮面をつけたまま 表情を捨てて横たわる
あっけないものですね
蔑まれ 蔑まれ とことん蔑まれ
吐いて捨てるほどの屍の山
あの割れた仮面の片割れを
次は誰が付けるのでしょう

次は【「おまえは現状を理解していない」と言われてしまった】でおねがいします
0261ちーちゃん
垢版 |
2011/11/22(火) 22:16:37.87ID:AyIRMTet
>>257
そうきたかびっくりしたよ最低だな…('-')rx
0262名前はいらない
垢版 |
2011/11/25(金) 18:35:39.84ID:Wz3FP466
「やぎ座の羊」

ヴァ−ニタスの羊、羊、羊
ヴァ−ニタスの羊、羊、羊
ヴァ−ニタスの羊、羊、羊

山羊は羊の山を奪いし民
民は死骸のままに
アクロポリスのストーンヘンジよ
問い掛けておくれ、私の名は名も亡きスフィンクス、と。


次 「月蜉蝣と、明治43年の美人姉妹」
0263名前はいらない
垢版 |
2011/12/03(土) 11:27:30.00ID:E6zUGv9L
「月蜉蝣と、明治43年の美人姉妹」

まとわりつく雲 キセルの影
青い岩の中で震える羽
そっくりの目で異なるものを見る似てないふたり
重なりながら離れ千切れる時間の細胞分裂はらせんの輪廻を描きはじめた
鋭く満ちていけばいい
瞬きに現れ消える月陽炎

次は「名も無き花の花言葉」でおねがいします

0264名前はいらない
垢版 |
2011/12/04(日) 00:02:18.99ID:2hW8Yn/8
名も無き花の花言葉

私の花言葉を探して下さい
私は誰にも知られぬ花

ひっそり咲く花

色は蒼です

そして冬にしか咲きません
氷でできています…



次 欠伸と鼾 でお願いします
0265名前はいらない
垢版 |
2011/12/06(火) 22:18:52.60ID:q40BqSn8
欠伸と鼾

たとえば人間の鼓動と比べたらおそろしくゆっくりだ
生命をもたないのに成長し続ける
我々の感覚でみればそれはすでに永遠のものだ
自分の名前に「様」を付けて、そこに旗をぶっ刺したら自分がお子様ランチになっていた
うつ伏せになって耳押し付けてもどうせ聞き取れない
スプーンで皿を叩く地鳴りのような鼾
パカーンと足元が真空になるような欠伸
様様 お疲れ様でした


次「雪原の蝶々」でお願いします
0266名前はいらない
垢版 |
2011/12/08(木) 01:27:24.33ID:6fXzXl8o
「雪原の蝶々」

雪の海原をひらひらと舞うちいさな蝶
彼らは誰にも追われず何物にもしばられずに
ただたださまようように
白い海原の上を舞っている…
ときどき聞こえるのは
冷たい北風の流れてくる音だけ

ピューピュー
むなしく続く灰色の空から聞こえてくるよ
何処までも続く、
まっ白い海原の上から

次「あかぎれ」
0267名前はいらない
垢版 |
2011/12/09(金) 20:35:28.49ID:Aw1wVOoI
「あかぎれ」

あかぎれが、痛い痛いと泣きじゃくる我が子の手を
息を吹きかけ、優しくさすってる母の温かい手の甲には
血が滲んでいる。

次 「地下鉄での出来事」
0268名前はいらない
垢版 |
2011/12/10(土) 12:36:08.35ID:Ln9jOUfA
あかぎれまみれのネット工作員長田雅子がカッパハゲの重症アトピーで顔面も全身も赤黒いケロイドイボ水虫ニキビ蕁麻疹水泡ヘルペスまみれだろ
0269名前はいらない
垢版 |
2011/12/10(土) 13:01:57.10ID:4F+Tp7o3
そんなことないです。何か誤解しているの?話し合おうよ。
0270名前はいらない
垢版 |
2011/12/10(土) 21:34:19.36ID:64ZXhfbt
「地下鉄での出来事」

いつものことだ
誰かがボクをどこからかジッと睨みつけている
いつものことだ
誰かがボクをどこからか監視している…
こうやって列車に乗っている時も
そんな気配を感じているんだ
それはボクが常に孤独だから?
それはボクがいつもひとりぼっちな孤男だってこと?

イヤ、イヤ気にするまい
こうして女性に席を譲っても誰もボクのことに関心が無いだろう
だから心配しなくてもダイジョウブなのさ

静かに列車はプラットホームへと入ってゆく…
繊細な人間は繊細なボクは、こうして神経をささくれだたせてゆくのだ


次「予期せぬ出来事」
0271佐藤拓也の元気が出るTV
垢版 |
2011/12/13(火) 05:52:31.96ID:C+JCNP6B
円盤に乗りてえ
円盤に乗りてえよ…
オンデン山の頂上で便意に耐え
いつもの呪文を唱える
円盤に乗りてえよ
260日、雨の日も槍の日も欠かさず
毎日続けた結果ついに来たぞ
俺たちの時代が来たぞ
円盤かと思ったが、なんと犬フン…
バナナだとも思ったが犬のフン
人には言うなよ。

次の題目は『ボランティア』でございます。

居酒屋『古呂名』
香流荘ボランティア団体大福星代表
佐藤レポート
0272佐藤拓也の今から出前が出る出るTVブロス
垢版 |
2011/12/13(火) 09:12:43.97ID:C+JCNP6B
☆ボランティア☆

川沿いに家がズラーと建っているところで
いつも僕はやっていることがある
それはUFOを呼ぶこと
『ゆーほー来ーい!』
大きい声を出すのでストレス解消になる
数年前は、一度だけゆーほーを呼ぶことに
成功しましたが、円盤でなく関取だった
いつか夢が叶う日がくるまで僕は
叫び続ける!

次の題目は、『魚釣り』で刑事ヨロシク

居酒屋『古呂名』
香流荘ボランティア団体大福星
代表 佐藤レポート
0273佐藤拓也の今から出前が出る出るTVブロス
垢版 |
2011/12/13(火) 11:11:25.54ID:C+JCNP6B
☆ボランティア☆

川沿いに家がズラーと建っているところで
いつも僕はやっていることがある
それはUFOを呼ぶこと
『ゆーほー来ーい!』
大きい声を出すのでストレス解消になる
数年前は、一度だけゆーほーを呼ぶことに
成功しましたが、円盤でなく関取だった
いつか夢が叶う日がくるまで僕は
叫び続ける!

次の題目は、『魚釣り』で刑事ヨロシク

居酒屋『古呂名』
香流荘ボランティア団体大福星
代表 佐藤レポート
0274平山潤一のナイスな萬寿論
垢版 |
2011/12/13(火) 21:22:50.51ID:MCp3rzgY
6633年、魚釣り
1255年、印旛高校の優勝
5854年、企救丘の大福星が飢餓救済活動で世界から称賛
4555年、ジョージ☆ブコビッチが七打席連続本塁打

独裁者が嫌な気分になる法則がこの出来事でわかります。

居酒屋☆古呂名
香流荘ボランティア団体大福星
佐藤レポート
0275でた!七色バズーカ。拍手ありがとな
垢版 |
2011/12/14(水) 23:39:21.94ID:ghGLu1+J
上中里〜!かみなかざとぉ〜!
京浜東北線は楽しいんだ
東十条っ!この駅も興味深い。

上中里にはオカメインコを8羽ぐらい飼育すればよい
たまちゃん駅長みたいになるとええやん
東十条にはラッキー切符ね。
床屋のおまけみたく、どうでもいいキーホルダーがポトリ
下2桁
あとは、ヴぃっくすヴぇぽらっぷetc予算の許すかぎり
下3桁
次の題目☆ポンプ

居酒屋☆古呂名
香流荘ボランティア団体大福星
佐藤レポートキングダム
0276オールダウンザリバー地帯
垢版 |
2011/12/14(水) 23:54:18.21ID:ghGLu1+J
打順発表するから黙っとれよ。
一番 レフト …まだ迷ってます。
二番 セカン …えっとね、これも思案中だ
三番 サード …長島
四番 ファス …玉

監督代行は優柔不断であります。
悩む悩む。ビールにするか安い焼酎にするか
指定席か自由席か山手線か京浜東北線か四つ橋線か御堂筋線か

話はかわるけんど八幡浜駅から徒歩4分ぐらいのところにあります
ジョイフルは妙な場所にあります。
妙なやつバンザイ\(^-^)/

居酒屋☆古呂名
香流荘ボランティア団体大福星
佐藤レポートボタニカル
0277でた!七色バズーカ。拍手ありがとな
垢版 |
2011/12/15(木) 00:10:29.62ID:rQ8EPnVq
上中里〜!かみなかざとぉ〜!
京浜東北線は楽しいんだ
東十条っ!この駅も興味深い。

上中里にはオカメインコを8羽ぐらい飼育すればよい
たまちゃん駅長みたいになるとええやん
東十条にはラッキー切符ね。
床屋のおまけみたく、どうでもいいキーホルダーがポトリ
下2桁
あとは、ヴぃっくすヴぇぽらっぷetc予算の許すかぎり
下3桁
次の題目☆ポンプ

居酒屋☆古呂名
香流荘ボランティア団体大福星
佐藤レポートキングダム
0278名前はいらない
垢版 |
2011/12/17(土) 06:09:50.26ID:WXZxfJYA
【ポンプ】

ポンプみたいに
あいつの匂い吸い上げよう
タバコの煙が連れ去る前に

ポンプみたいに
悲しい気持ち吐きだそう
タバコの煙が手伝うから

不器用な奴さ
白いポンプがないと別れ一つ見れやしない

ポンプみたいに
あいつの匂い吸い上げよう
タバコの煙が連れ去る前に


お題[寒冷前線]
0279名前はいらない
垢版 |
2011/12/17(土) 18:42:09.29ID:lnb5d8QT
「寒冷前線」

ピゥゥピゥゥ

ちべたい風が頭上を走る
寒冷前線の通過が聞こえてくるよ
北から南に
長い寒気の団体が
気圧に乗ってやってくる…
走れ走れと号令掛けながら
わたしたちの頭上を冷たい風とともに走りゆく

お題「おミカンころころ」
0280名前はいらない
垢版 |
2011/12/20(火) 22:36:36.34ID:k/ZD+JpM
「おミカンころころ」

コタツを挟んで
あなたと私

『ミカン、とって』
とあなたが甘える

『はーい。いくよ!』
と私は投げるふり

でも本当は

おミカン、ころころ
コタツの上で転がしてみる

おミカン、ころころ
転がるミカンを嬉しそうに見るあなた

おミカン、ころころ

あなたの笑顔もころころ溢れて、
コタツがとても暖かい

お題「クリスマスツリー」
0281名前はいらない
垢版 |
2011/12/21(水) 09:25:40.75ID:6utOuF3i
クリスマスツリーと純愛


ああ、今年も終わるのだなあ
毎年同じの待合のクリスマスツリーが光る

あの人を好きになり来年で丸4年を迎える
いつの間にか4つもクリスマスツリーを数えていた

はじめの2年間は好きな気持ちを忍んで
でもあの人に近付きたくて自習室で時を過ごした

それから2年後のある日
あの人に会えるかもしれないという重大ニュースが駆け巡った

私は恐る恐るあの人への気持ちを手紙に綴り
思い切って投函した

それから2つ目のクリスマスツリー
その間の愛の手紙は何通になるのだろうか
(今度数えてみよう)

あの人の心に届くなどとは
ゆめゆめ思えないような拙い手紙の束

それらを恥じ入りつつ読み返し
第3者の目で客観判定

1 これらのラブレターが相手に読まれるはずがないと信じていて、
それでも欠かさず書き続けていたのだから、この愛は純愛

2 そして何と信じられないことに、その愛の相手も、
これと同様のことを私の知らないところでしていたのだ!
1が純愛なら、2も純愛と診断できる

私はこの結論にほくそ笑み
1と2の愛のかたちを目の前のツリーに飾り付けた
0282名前はいらない
垢版 |
2011/12/21(水) 13:58:19.09ID:6utOuF3i
あ、お題書くの忘れているわ。
えーと、”お買い物”でよろしく。
0283名前はいらない
垢版 |
2011/12/22(木) 02:09:37.49ID:BOgZGkJq
『お買い物』

おかいもの
りんごしゃりしゃり自転車で
にんじんとんとん歩いてね
じゃがいもころころあちこちへ

おかいもの
はちみつとろとろ雨の中
スパイスさらさら風の中
たまねぎしゃりしゃり雪の中

おかいもの
お肉じゅーじゅー車よけ
ルーをコトコト靴の音
フタがパタパタ駆け足で


お題【ペットボトル】
0284名前はいらない
垢版 |
2011/12/22(木) 17:47:00.81ID:0uVziVBV
「ペットボトル」

くびれのあるモノかストンとしたモノか
そのどちらかを選ぶんだとするのなら
私はくびれのあるモノを選ぶ…
なぜかっていえば志極カンタン、ただ持ちやすいから
特に2リットルもの容量ともなればくびれがないと、持ちずらいのだ

延々と講釈をタレてしまったが
なんのことはなく、魚飼うコトになった
この2ℓのペットボトルでしばらくは間に合わせようと思う
魚クンにはワルいがどうせ一匹だけだもんナ
リッパな水槽見つけるまではガマンしてておくれ

と、いいつつ
涼やかにボトルの中でスイスイと泳ぐちいさな魚を眺める日々
あぁ、カワイイな


お題「まっしろおニギリ」
0285名前はいらない
垢版 |
2011/12/23(金) 22:39:03.69ID:FylNMnCM
まっしろおニギリ

お父さんのおニギリは、
まっしろおニギリ

大きくて、変な形だ

遠足の日、まっしろおニギリが恥ずかしかった

えいた君のお弁当はポケモンだったし、
かい君のお弁当はサンドウィッチだった

でも
僕のお弁当は、まっしろおニギリ
大きくて、変な形

みんなに見つからないように
一気に食べた

まっしろおニギリ
少ししょっぱくて、でも、おいしかった

本当はね、
ありがとう、お父さん

お題「出張」
0286名前はいらない
垢版 |
2011/12/24(土) 10:13:44.85ID:n7gT3yGz

「出張」


出川はオレじゃない

オレじゃないんだ・・・!


信じてくれ



次「ニッケル博士の下ネタと水」
0287頑張っておりますオカメインコ
垢版 |
2011/12/30(金) 00:15:57.26ID:ApdqqEzF
代打!木下トミオ
いやまてよ、デイゲームなら斉藤のほうが期待できるな。
いやしかしだ、相手投手はポンセ、屋鋪に弱い
迷うぞ、コレハ。水芸でも披露してどちらか決めよう。

長考の結果
代打の代打で長内をバッターボックスに送り込む監督だった。

次のお題名は『おでん』でお願い致します

香流荘ボランティア団体大福星
佐藤レポートアフェランドラ
0288洋楽
垢版 |
2011/12/30(金) 00:39:25.83ID:4JaFZ1rk

  あのね おじさん ステンレスの板で 

        しきらちゃっても 困るのよねー

 区別されても しみこむソース?  それ ダシってゆーの

  ジャパニーズ♪  伝達目安 は 茶色のたまごっ!

 黄色いの べっとり つけて ・・・ あぁー  涙がとまらない


         PS: しらたき 縛って なに嬉しいの? 
  

  次のお題名は 「 立て篭もり 」 で おねがいします
0289名前はいらない
垢版 |
2011/12/30(金) 11:16:09.52ID:F/fIZ1rm
「 立て篭もり 」 

ね、教えてあなたのきもち
明日はこの板に立て篭もって、私とカウントダウンしたいですか?
それとも、もっとしなければいけないことがあるのですか?
0291ちーちゃん
垢版 |
2011/12/30(金) 12:37:38.45ID:x9ND+KUJ
ゴーン、ゴーン
年の始まりに鳴り響く百八つの鐘の音
人の心に住む百八の煩悩を取り除いてくれるらしい
お寺のお坊さんが心を込めて
真夜中に勿体つけたリズムを刻む
退屈だけど全部聴いてやった
ゴーン
百八つ目の鐘の音の余韻が収まると
僕の肩にもたれて座っていた彼女が
おもむろに僕のズボンのジッパーに手を掛けた

「ねえ、してあげようか?」

僕はジッパーを下ろそうとする彼女の手を押さえてこう答えた

「いや、…いい。」

どうやら除夜の鐘は僕の尺八の煩悩を取り除いてしまったようだ
彼女の煩悩はそのままにして

ちぇっ、

台所にある鏡餅が
彼女の今年初めての舌打ちを聴いた

次「琴の調べ」
0292名前はいらない
垢版 |
2011/12/31(土) 01:22:24.90ID:0wespGu7
チン トテチン
琴の調べに揺り起こされて私の一日が始まる
この煩わしい音の根源は
最近下の階に越してきた老婆だ
しかし、嫌々ながらも近頃は慣れてきた
それどころか、毎朝心待ちするようになった
「さくら さくら」 「荒城の月」…
いかにも初歩向きな練習曲を繰り返し弾いている
ところがここ最近琴の調べが全く聞こえてこない
なんとなく変な臭いがしてきた
どうしよう…

次 「嫌なやつ」

0293豚狸 ◆QrpfnOI3V6pB
垢版 |
2011/12/31(土) 12:45:36.21ID:V3P2ufQw
「嫌なやつ」

考えてみたんだけど
私にとって、そんなやついないな
なんでも都合よく解釈しちゃうからね

年明けに一緒に初詣行ってくれなくても
次に期待しているし
ぜーんぜん嫌なやつとは思わない
0294なんてゆうんですか萬寿論 平山潤一のファイト漫才
垢版 |
2012/01/01(日) 02:53:17.02ID:OZJUnY3b
田代トミオとかけまして、藤井寺スタジアムと
解きます。
しかしやね、あ、ア、アケオメ!
ぼくは、飯が食えるだけでありがてえと感謝しとります。

初詣、早速いってきましたが、亀が大活躍っ!
西宮神社?福男?そんなもんどうだっていいですよ。
海山道稲荷がいいよ。御利益とかわからんけんが、駅をおりたら
すぐだもん。
つー訳で、今年の目標は『 はやく人間になりたい!』

暗い定めを吹き飛ばせ!ベル!ベイサイドクラブ!
ウラジミール☆ベルコビッチ!

ぼや騒ぎ、なんだな

0295洋楽
垢版 |
2012/01/01(日) 03:26:20.87ID:cNdifsys

 このくにや視点? ・・・・・・・ あぁ 新宿泥棒日記 でしょ

   もっと 嫌なにんげん に 本当に あった 怖いはなし


 ・・・・ お屠蘇に 暗黒葡萄酒(金粉入り) いかがぁ? 


                  お歯黒になるから いらないっ


  つぎの お題は 「 バイオニック・ジェミー 」で
 
                    おねがいします
0296新春☆平山潤一のファイトコール漫才
垢版 |
2012/01/01(日) 19:16:19.45ID:OZJUnY3b
ニックボックウインクルの初来日に合わせて
僕は、家のカーテンとウイニングジャケットを新調した。
離婚予定のバカ嫁から高額な慰謝料をふっかれられているので
訳アリ家具屋さんで購入。


羽田空港へニックボックウインクルを見に行った。

近所の喫茶店ジェミーのマスター、大山倍男さんも
プロレスファン。趣味の合う仲間は大切にしたい

帰りに穴子の寿司を買いました。旨い!

まとめさせていただきました。すみません
ニック、ジェミー、倍男

次回 太陽にほえろ
『助言』今年もヨロシクどーぞ☆

0297足利尊氏
垢版 |
2012/01/02(月) 01:01:20.96ID:mi0N4pVj
寒いからですけど苦手な麺類を攻略

熱い麺ってのは、どうしたら早く食べれるのだろう
大塚の安いピンサロ行けば参考になるよ
助言を求めた相手を間違えたか?そう
思ったが、意外なことに安い
それだけ

次のお題名は『山びこ打線』でヨロシク銘苅神社
0298足利尊氏
垢版 |
2012/01/02(月) 01:57:33.56ID:mi0N4pVj
寒いからですけど苦手な麺類を攻略

熱い麺ってのは、どうしたら早く食べれるのだろう
大塚の安いピンサロ行けば参考になるよ
助言を求めた相手を間違えたか?そう
思ったが、意外なことに安い
それだけ

次のお題名は『山びこ打線』でヨロシク銘苅神社
0299ちーちゃん
垢版 |
2012/01/02(月) 04:45:15.02ID:yyImplXE
山びこ打線

我が校のクリーンナップ打線は山びこじゃ

カキーン打ったホームラン
さあ、次の打席じゃ

相手チームのピッチャー
「ちょい待てお前、さっき打ったやろが」

せからしかあ
わしゃ、さっきのわしの山びこじゃ

「嘘つけえお前、ほんならヤッホー言うてみい」

ヤッホー

「こいつは本物や、ほんならしゃあない」

カキーン!

「またやられたあ、山びこ、打つなあ。これじゃわしら勝てんて。」

大丈夫じゃあ。守備も全部山びこじゃけんのう。

ストラックァウトー!!
チェンジ!!

「よっしゃあわしらの攻撃じゃ。しかし…なあ、ピッチャーおれへんけど」

ちょっと待てい、まずはキャッチャーのサインからじゃ

次「こたつの堕天使」
0300洋楽
垢版 |
2012/01/03(火) 04:30:57.19ID:gJYgXgQB

  赤外線で 満たされると レーダーに 天国が うつります

     うそです ・・・・・ いっかいおもて こーるどまけ?

  いいえ ・・・・・ 予告編 では 

    ロッカールーム に 爆弾しかけられて 全員避難 

  えっ?   天国への 道のりは まだ さきの事 ・・・ か
 

 
       ・・・・ 怖いぃい やめて そーゆー いいかたっ



 次のお題は 「 泥レス魂 」 で おねがいします
 
0301名前はいらない
垢版 |
2012/01/03(火) 07:32:36.27ID:qh00hglX
ほのぼの板でやれ
0302市営 大惨事住宅
垢版 |
2012/01/04(水) 00:29:15.75ID:Coexg5XD
『いきなりなんですか?』うしろから花瓶で殴られた。
僕は作曲家が偉そうにしとるのが気に入らないと
熱弁中にゴスッと殴られた。
マクー空間に引きずり込め!
僕の仕事場は、蓮根畑。地の利を活かし反撃準備
秋元を畑に引きずり込むことに成功
ロコモーション式ジャーマンで快勝
泥にまみれ、汗を流す。いいじゃない横須賀線

>>泥魂

萬寿論☆平山レポートバイタルフォース
居酒屋☆古呂名
0303ちーちゃん
垢版 |
2012/01/04(水) 03:09:50.03ID:HeLrTcmq

よっしゃあ、そんじゃあ初球は内角低めストレートで行くけんのう!

「おう、打ち頃やのう。ええから早くピッチャーやれや」

スタスタスタ…ブンブン(まずは外角高めで外して様子見じゃあ)

スタスタスタ…サッ(外角かあ…低めギリギリでどうじゃ)

スタスタ

「おい、おまえら、ほんまに山びこかあ?さっきからキャッチャーやったりピッチャーやったり」

ズバーン!ストライク!!

「ズバーンておいおい、ピッチャーおらんやないか!どないして球放ったんや?」

山びこじゃあ

「山びこ?ほんならヤッホー言うてみいや」

ヤッホー

「こいつは本物や、ほんならしゃあない」

ズバーン!ストライク!!

「またやられたあ、山びこ、やるなあ。これじゃわしら勝てんて。」

次「泥レス魂」



0304市営 大惨事住宅
垢版 |
2012/01/04(水) 20:02:09.23ID:Coexg5XD
六歳の愚息から
亀を飼いたいっ!と新年明けましておめでとうございました
亀なあ、庭で飼うならいいけど家の中に入れたら
殴るからなってのはジェイ!オー!ディ!
ん〜エイエヌ!
言ったはずだったが、一週間も経たぬうちに
廊下で演説してたのには参った。



0305俄然ザクザク
垢版 |
2012/01/04(水) 22:37:29.84ID:Coexg5XD
八郎潟で新年早々バント練習
組んだ先輩が意地悪で顔の近くばかりなげてきよる
達川みたいに、すまんが顔のあたり通させてもらうけえの
と宣言してもらえばまだ納得いくが
明日は、うまいパンが食べたい!
別の先輩からリクエスト
この問題はなんとかなりそうだけど
柏原先輩の紅茶の美味しい喫茶店を探してこい
との指令には時代を感じます。

次のお題名は『目撃』でヨロシク

居酒屋☆古呂名
香流荘ボランティア団体大福星
佐藤レポートエクスプローラ
村瀬ショップ
0306ぬるま湯ユニット☆タートル学院の予言
垢版 |
2012/01/05(木) 00:01:54.91ID:Dov+msZ0
地上300mに張り巡らされた高圧電線を猫ちゃんが渡るのを見た!
ブロック塀を拍手の中、危なげなく渡るチャトランとは
難易がちゃう。
電線を渡る猫さん、プロレスファンなのか
なんと念仏を唱えながら渡ってはる
猫好きにはたまらぬ目撃レポート2012

今年も頑張ろう!
次の題は、【セキセイインコ】や

萬寿論システム工芸☆平沼
居酒屋☆古呂名
香流荘ボランティア団体大福星
佐藤拓也レポート
0307けんた
垢版 |
2012/01/05(木) 19:05:45.07ID:Zb9CeRm6
「セキセイインコ」
三年前、つがいで買ってきたセキセイインコ
今日、そのうちのメスが死んだ
残されたオスは普段より楽しそうに啼いている
エサもたくさん食べてる

次 「回転寿司」

次「」
0308どっきりカメラのように。迎春☆平山潤一レポート2012
垢版 |
2012/01/06(金) 00:55:19.28ID:qIv/cWhX
自室の万年床から、どんどん生えてきた謎のキノコ
どうしたもんかとおもってたが、意外に旨い!
味噌汁に入れたら絶品だよオッカツァン!
そんなわけで、早速道の駅で販売。
バスツアーの団体さんが来てアッー!というまに売れました。

稼いだ金で、五年ぶりに寿司屋へ
安いと評判のこの寿司屋、職人さんがグルグルと回る!握る!走る!
高橋慶彦のように三拍子揃っとる。

うぉー!香流荘香流荘香流荘香流荘香流荘!
0309迎春☆萬寿論レポート2012 赤羽駅から元気ですか!?
垢版 |
2012/01/06(金) 01:08:56.71ID:qIv/cWhX
とーちゃん、東十条の駅で演説してる人がいたけど…
とーちゃんにマル秘報告した。
とーちゃん回転寿司で働いてます。
とーちゃん、無愛想なのにさ、表でなくてもいいのに
職人もいろんな人がいるらしい。
東十条で演説してた人も元同僚なんだと。
それも人生

次の題は『甲子園』です。
プレイボーイ!
0310香流荘☆佐藤拓 ポーランドから元気な冬景色
垢版 |
2012/01/07(土) 16:53:50.52ID:v9Qgdu4u
甲子園

田端の駅でザリガニを釣った。
友達には、ザリガニなんて食べれないよと吹聴したが
我が家では泥吐きさせてからフライにしてザクザク食べていた。
そんな貧乏生活を送っていたが転機が訪れた。
兄貴が夏の甲子園に出場し、なんとノーヒットノーランを
やってのけた。全国レベルでは無名だったが
この件で一躍有名に!
スカウトの方から栄養費など称された謎の封筒が兄貴に渡される。
蟹みたいな顔の兄貴、封筒の中身を見て泡を噴く
野球部メンバーと毎晩豪遊。豪遊っつっても
中華料理かお好み焼き程度。

あれから25年。現在、白髪豚野郎です。

次の題名は

寝ても覚めても
0311名前はいらない
垢版 |
2012/01/08(日) 21:09:56.51ID:nCrhVuow
〜寝ても覚めても…〜

うつつか幻か…
ユラユラゆれる街明かり
デンシャの揺れと共に感じる
窓の外がゆらめいている
私は寝ているのか、それともユメの中なのか、な
ただただこうしてまどろんでいた…い…

あぁ、いつまでも…こうして
ウトウトとまどろんでいた…い、なぁ…
寝てもきっと
覚めてもきっと…
ここは幻の夜汽車の中
そのまま朝までただよっていた…い…な

隣のヒトのいびきまでがここちいい
ここはあたたかい最終電車

次、「桃源郷」
0313名前はいらない
垢版 |
2012/01/09(月) 16:37:42.98ID:bt+XRdM9
くらくら、ゆらゆら、旅は続く
こんにちは、ありがとう、あいさつ響く
目的地はどこだい?
尋ねる声はいくらかと。

次のお題は「上る動物」
0314名前はいらない
垢版 |
2012/01/10(火) 05:31:56.53ID:N1t2dSDY
長い旅の末 ようやく見つけた白い階段
楽園目指して
約束をした 友人の鶏と
彼は病気で死を怖がっていた 狐は約束した
楽園があれば教えると
狐は一人後を見ずに先を行く
楽園を目指して
上りつめたその先に
楽園はあった
けれど 下りる階段は無くなっていた
どうしたものかと狐は思案
しばらくして鶏が上ってきた
狐は尻尾をふって笑顔に
鶏も笑顔に

次のお題「表情」
0315洋楽
垢版 |
2012/01/10(火) 14:44:58.61ID:irRAodv0

 黒板に らくがきしてて 遊んでた ・・・・

      ずーっと 遊んでた  いちおストーリーなんだな ・・・ 

   とまんない ・・・ んっ  こんなもんか 

    あはははは ・・・・・・・・ やばいもん描いちゃったかも?



     振り返ると ・・・・ 

        そこには 拡散した 表情が いっぱい

    こっちより そっちのほうが ぜんぜんやばい ・・・・ 


           もうちょっと 表情 描き足さなきゃ
 

 黒板に らくがき して 遊んでた ・・・・

         表情 描きたしながら ずぅーっと 遊んでた
0316洋楽
垢版 |
2012/01/10(火) 14:53:41.19ID:irRAodv0
次のお題は 「カタログ」でおねがいします
0317ちーちゃん
垢版 |
2012/01/14(土) 00:42:34.04ID:a5fXAymY
「カタログ」

肩こりに悩まされていた良男であったが
彼は真の情強故に病院へは行かず
まずはネット掲示板で情報集めの日々を送っていた
それを十年位続けている内に良男は
古参肩こり検索コテ「Mr.good man」として
南米を中心にカリスマぶりを発揮していた
そんなある日の事…

良男が独自の検索プログラムでいつもの様に肩こりサイトサーフィンをしていると
「肩こりカタログ」と言う見慣れぬ肩こりサイトにぶちあたった
(…また新しい肩こり掲示板ができたのか?どれ、チェックしてみるか)
開いてみると既出肩こり動画のオンパレード
しかも市販肩こりDVDの割れファイルが大半を占めている
これらに市価のニ、三倍の値段を付けているのだから
完全に悪質サイトだ
(近頃はこんなのばかりだよ…肩こり、終わったな)
そう悟った瞬間に十年間患って来た良男の肩こりが突然消え
跳ね上がった腕が弾みを付けてキーボードを思い切り叩いた
バン!!
(あれ、肩こりが消えた…勝利だ!これは情強故の勝利だ!!)
喜んだのもつかの間、良男はキーを叩かれて切り替わった画面を見て愕然とした

「ご注文ありがとうございますMr.good man」

(ちょっと待ってくれよ…近所で十万で買えるコリコリクリニックシリーズに三十万とか、払えないよ)

怖くなった良男は布団に潜り込んで震えていた
そして震え続けた四日目…

ピンポーン…

(ついに、来てしまったのか…)
居留守を使おうと思ったが玄関の鍵を掛けていなかった

ガチャ

しかも我がアパートは玄関ドアを開けると部屋の中を全て見渡せる貧乏仕様だ
(終わった)
そう思った良男の耳に意外な言葉が飛び込んできた

「春のファッションカタログお持ちしましたー!」

どうやら同時に複数のキーを叩いたので
偶然にもカタログ注文サイトのURLを打ち込む形となり
また偶然にも瞬時にお客様注文フォームに氏名、住所などを打ち込んで居たようだ

(こんな偶然もある物なんだな)
そう呟いた良男に肩こりの煩わしさはもう無い
しかし女性用下着のページを見ていた良男は
どうしようもないオチンチンのむず痒さに苛まれていた

次「溶ける時間のなかで」
0318名前はいらない
垢版 |
2012/01/14(土) 15:33:26.04ID:cOCtRqPY
溶ける時間のなかでただ酔う
溶ける時間の流れに漂う

太陽はジリジリと燃え
自転車に跨がって集合場所の駄菓子屋へ
60円のアイス口に含んで
何する?
なんて言ってるうちに
最後の一口
アスファルトに食べられて

天にも届く入道雲 蝉時雨
風が運ぶ潮の匂いが道しるべ
波際に立った時の砂浜のように
感覚はあるけど実感がない
気づけばもう夕暮れ

溶ける時間のなかでただ酔う
溶ける時間の流れに漂う

大人たちはコートにマフラー
僕らは手袋にパーカー
珍しく積もった雪
白い足跡に残した喜び
次の朝には水溜まり

暖房の効いた部屋で二人祝う
クリスチャンでもないのにメリークリスマス
皿の上に残されたアイスケーキ
食べきれないそれは幸せのサイズ

溶ける時間にただ酔った
溶ける時間にただただ漂っていたい


次は「荒野」
0319名前はいらない
垢版 |
2012/01/15(日) 01:15:11.07ID:FczYLS5K
「荒野」

荒野を駆ける野生になりたい
どこまでも走り続けたい
空も地も
きっといつまでも追いかけて来るんだろう

荒野を飛ぶ鳥になりたい
低く高く
どこまでも飛び続けたい
空も地も
きっとどこまでも続くのだろう

次は「寒空」
0320香流荘ワルシャワ常夜灯☆平山潤一レポート
垢版 |
2012/01/15(日) 04:35:40.43ID:x3ki0Gq5
寒空

真夜中!見知らぬ番号から着信
『もしもし、夜分にスミマセン寝屋川市のアダチですが…』
用件を早く言わんかいな
『緊急指令ですけども…』
用件を早く言わんかいな
『というより、予言といいましょうか…』
用件を早く言わんかいな
『窓の外を見て下さい、校庭です。』
言われるまま見てみると、寒空の下
校長が燃え死んでいるやんかいさ。
小憎らしい校長も燃え死ぬぞ!
たくさんの松葉を使って燃やしていた。
これは、思い当たるふしがある…

というわけで次は『卒業』でお願いします。

スベスベ萬寿論☆かに料理 平沼
居酒屋☆古呂名
香流荘ボランティア団体大福星
薔薇星工務店
0321元祖 萬寿論☆平山潤一レポート
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2012/01/15(日) 05:10:46.55ID:x3ki0Gq5
出身は?三重県?
私もです。もしかしたら四日市ですか?
えっ?名張!?あぁ、そうですか

同じ三重県出身なのになあ
『離れすぎてるやんか』
よそよそしく振る舞うクロダさん。
そんなクロダさん、去年の忘年会でワルノリ
重大発表があると神妙な顔つきで言い放つ
『うちのセキセイインコ、童貞を卒業しました!』
詳しく聞くと、お相手は近所のホームセンターで購入した
780円のやつだそうです。
きょうは兄貴の誕生日か……麦飯でも炊いてさしあげよう

次のお題名は、寿司でよろしくお願いいたします
皆様の健康を祈ってます。

0322ザックザクキーパー☆佐藤拓也レポート
垢版 |
2012/01/15(日) 05:42:23.44ID:x3ki0Gq5
大谷高校のサッカー部、先輩からの仕込み(シゴキ)に恐れる俺ら

『おまえらなぁ!』

サッカー部の高橋克典ことザクさんが仕込みでよかった。
体はデカイが、気が優しい人なので全く怖くない。
一応、神妙な顔で聞いてるフリ

『ザクさん、今日の先発は誰ですかね?』
ドラ○チのザクザク先輩はこの話題になると饒舌だ。
仕込みを終了させることに成功し、部室をでると
体育館の隅から威勢のよい声が聞こえる。
らっしぇ!なにしゃしょ!声の主はザクさんだ。

『将来は、寿司職人になるんだて!』
確か、僕に夢を語ってくれたことあったなあ

どうしてですか?野暮ったいが理由を聞いてみた。
『どうしてもこーしても寿司がつまみ食いできるがん!』
やっぱりそうか…

あれから20年、ザクさんはヤングエグゼクティブ(死語)をやっとるらしい
人生色々、咲き乱れたいのは俺だけじゃないんだねぇ

萬寿論な平山先輩はボイラー技師
晴は、死んだ、石橋先輩、不明、今井先輩、化粧品会社
稲、多分、死んだかな?
香流荘へいざゆかん!

次は『サッカー部』でよろしくお願いいたします

0323ザックザクキーパー☆佐藤拓也レポート
垢版 |
2012/01/15(日) 07:18:08.70ID:x3ki0Gq5
大谷高校のサッカー部、先輩からの仕込み(シゴキ)に恐れる俺ら

『おまえらなぁ!』

サッカー部の高橋克典ことザクさんが仕込みでよかった。
体はデカイが、気が優しい人なので全く怖くない。
一応、神妙な顔で聞いてるフリ

『ザクさん、今日の先発は誰ですかね?』
ドラ○チのザクザク先輩はこの話題になると饒舌だ。
仕込みを終了させることに成功し、部室をでると
体育館の隅から威勢のよい声が聞こえる。
らっしぇ!なにしゃしょ!声の主はザクさんだ。

『将来は、寿司職人になるんだて!』
確か、僕に夢を語ってくれたことあったなあ

どうしてですか?野暮ったいが理由を聞いてみた。
『どうしてもこーしても寿司がつまみ食いできるがん!』
やっぱりそうか…

あれから20年、ザクさんはヤングエグゼクティブ(死語)をやっとるらしい
人生色々、咲き乱れたいのは俺だけじゃないんだねぇ

萬寿論な平山先輩はボイラー技師
晴は、死んだ、石橋先輩、不明、今井先輩、化粧品会社
稲、多分、死んだかな?
香流荘へいざゆかん!

次は『サッカー部』でよろしくお願いいたします

0324赤い水仙☆佐拓エリア
垢版 |
2012/01/15(日) 20:15:41.86ID:b9DEIhjl
香流荘蹴球部☆ニューヨークニューヨークのキャプテン
佐藤拓也さんが慶應大学に合格というわけで
今年度をもって引退。次の主将選びが難航
歴代ニューヨークニューヨークの主将方は
ユニークな人物が多かった。それに沿って行けば
平山先輩が適しているのだろうけど、平山先輩は
喋りより顔が面白い。お好み焼きみたいな顔をした
ひょうきん族の平山先輩に一票だ!

次のお題名は『駿河湾』で頼みます!
時々刻々
0325ビクトリー☆平潤エリア
垢版 |
2012/01/20(金) 00:29:16.12ID:eGRpqBVw
駿河湾をみながら、仮眠する俺
年賀状ほど迷惑なもんないよね。
まさに迷惑メール。
薔薇、憂鬱、湯快リゾート

次のお題名は、『富士山』でございます
0326名前はいらない
垢版 |
2012/01/20(金) 19:09:58.84ID:mh5Y0tnT
「富士山」

碧く碧く燃える山よ
だがまだ雪の衣を被らない…
何時その肌を白い衣が覆うのか
待ち遠しい…
きっと春までには
その肌をまっ白な柔かい衣が
うっすらと一面を覆うのだろう
それを皆が待ち望んでいるのだから

ハタハタと飛び交う鳥が
時々山を眺めながら通り過ぎてゆく…
今日も静かな情景が山の周囲を覆ってゆく

次「寒椿咲くとき」
0327名前はいらない
垢版 |
2012/01/29(日) 22:49:00.31ID:v+7HnIUw
「寒椿咲くとき」

使えない電話が冷たくなっていく
どこかでそういうことを喜んでいた
悲劇の主人公はやめられない
教祖様に騙されたふりをして、あなたはわたしを騙そうとした
茶番につきあうのは嫌いじゃないから、わたしもあなたを騙した
あたしらの神様なんて空っぽの器だけど
捨て場のない雑音や本音はそこに詰め込んどくのに都合がよかった
今にも切れそうなつり橋をその神様が渡るとき
そしてあの花が潔く落ちる様にそのつり橋が落ちたとき
盲目信者は咄嗟に受け止めようとする
(もう遅いんだよ)と手の中で寒椿が言った


次は「プラットホーム」でお願いします
0328名前はいらない
垢版 |
2012/01/30(月) 10:54:10.42ID:W3jaqeBP
『プラットホーム』

冷え切った構内に風が吹いた
誰も通らないそこは閑散としていた
どこからか、カランと何かが転がる音がした
乾ききった響きを持つ
寂しい音があたりに広がってった…

カラスが屋根の下で震えていた

次は「白米」
0329けんた
垢版 |
2012/01/30(月) 17:42:16.20ID:v6UE2Ph7
「白米」

白米で炊き上げたほかほかの銀シャリ
時空やら次元を超えて今、節子に食べさせてあげたい

次 「薄氷」
0330名前はいらない
垢版 |
2012/01/30(月) 17:57:32.58ID:8EfCye4p
薄氷をあえて踏め
そして池に落ちろ
ずぶ濡れになったら
裸で街中を走り回れ
自由だ、表現の自由だ


次「犬畜生」
0331名前はいらない
垢版 |
2012/01/31(火) 23:09:02.08ID:SpkN6xj7
「犬畜生」

上司のケツ舐める生き方も
君を思ってやってやる
どんなにみじめな振る舞いも
君の笑顔を得る金のため


次は「渡せなかったラブレター」でお願いします。
0332名前はいらない
垢版 |
2012/02/01(水) 12:40:08.90ID:YskXhENh
「渡せなかったラブレター」

心のポストには
すでに投函したんだよ

でも
やっぱり来ないんだ
郵便屋さんが来ないんだ

そう
僕のポスト偽物だ

真っ青な青白いポストなんだ
郵便屋さんなんて来るわけ無い

いつになったら
僕のポストは熱を帯びるのだろうか



次「孤独」
0333名前はいらない
垢版 |
2012/02/01(水) 23:19:58.20ID:1nCbH/VF
「孤独」

酸素を独り占めできる場所に逃げるよ
ため息のためだけに口を開くよ
陽炎のあなただけを招くよ
鉛筆描きの砦に籠もって



次「皿を割った日」
0334名前はいらない
垢版 |
2012/02/02(木) 23:07:30.60ID:fOaJH8qF
「皿を割った日」

いつもの日常に
いつものように
わたしはあたりまえにお皿を洗う
そして繰り返し
お皿を落とす

いつものように拾い
いつものように片づけて
いつものように
何事も変わらずに家事をするのだ…
どんな些細なことも
こうして滞りなく過ぎてゆく

食器を片づけるのも時間
家事をするのも時間
皿を割るのも時間…
わたしにとってのごくあたりまえな
わたしにとってはごくつまらない
そんな日常が過ぎてゆく

次「遅れた梅の花」
0335名前はいらない
垢版 |
2012/02/02(木) 23:07:36.73ID:ffUiIN31
「皿を割った日」

隠された沼
伝説の生き物
きゅうり大好き
岸部シロー
じゃ無かった

カッパ発見
死ね撲殺袋叩き
あ、皿割れてもうた

次「ルックルックこんにちわ」
0336名前はいらない
垢版 |
2012/02/03(金) 06:37:05.52ID:1gLz2xgb
「ルックルックこんにちわ」

目線は向こう 骨の顔
「すみこ来たのか」と僕に言う

あいつと一緒 干からびたカッパ
「また来るね」と母は言う

あの時 チャンネル変えた 奴が読む

次「脳梗塞」
0337名前はいらない
垢版 |
2012/02/03(金) 20:56:37.43ID:i485yugj
「脳梗塞」

脳電子回路停止スイッチoff
よびの国を彷徨い
スイッチ点灯よみがえる
目覚めれば別人の姿
そこから見える音と景色
新境地

次「トンネルクグれば新世界」
0339名前はいらない
垢版 |
2012/02/07(火) 01:59:20.47ID:1GOD/Nkh
「トンネルクグれば新世界」

いこうか
いくまいか

新世界はどんなところか
恐ろしいのか
幸せなのか

なあに
そんなに怖がるな
トンネルなんて
通過点に過ぎない

ほら
気づいたかい

君がいま歩いた場所だってトンネルなんだ
やあ、新世界にいる気分はどうだい

いま、この瞬間
一瞬一瞬が
トンネルであり
新世界なんだ

だから
臆せずくぐり抜けよう



次「人を殺したいときは」
0340名前はいらない
垢版 |
2012/02/07(火) 02:17:45.71ID:34efeMxh
うわあ!さすが、IDが神ですね!
0341名前はいらない
垢版 |
2012/02/07(火) 22:45:22.43ID:1GOD/Nkh
↑言われなきゃ気づかなかったよ。
ありがとう。

ボランティア詩活動のお陰かな?

神様に恥じぬ生き方をしたいです。
0342名前はいらない
垢版 |
2012/02/08(水) 00:44:14.12ID:mhf/IFph
「人を殺したいときは」

人を殺したいときは
光速オナニーを薦める

光速でオナニー
朝から晩まで血が出るまで
光速オナニー
ほら、痙攣するけどザーメンでない
もう何もする気力が残らないほど
光速オナニー
ある意味虚勢
全ての衝動を虚勢

次「引き金を引くことになった兵士」

0343名前はいらない
垢版 |
2012/02/09(木) 11:37:46.27ID:Clhc1ect
「引き金を引くことになった兵士」

何をそんなにおびえてる

引き金は引くためにあるんだ

他人を殺さないということは

自分を殺すということだ

他人に正直になるということは

自分に嘘をつくことだ

世の中には二つしかない

0か1か
嘘か真か
引き金を引くか引かないか

一日一回、兵士になろう

心のトリガーを今弾こう


次「群れて悪口を言う人々」
0344名前はいらない
垢版 |
2012/02/11(土) 20:32:27.95ID:KBVftqwu
「群れて悪口を言う人々」

羊のように固まって
どこまでも平行線の上を歩いてゆき
集団と言うオリの中から
一歩も出られないでガァガァ言っている人々
そんな連中を
群れから解放してやりたい…

次「レモンアップルパイ」
0345ちーちゃん
垢版 |
2012/02/11(土) 22:31:37.56ID:rIsUWbWB
「レモンアップルパイ」

すっぱくて甘い すっぱくて甘い
すっぱくて甘い きみの

砂糖をまぶした布地の奥の
レモンの香りに埋もれて居たい

しょっぱくて苦い しょっぱくて苦い
じょっぱくて苦い きみの

レモンアップルパイに口づけたら
食べられてしまいたい

次「清純の日々」

0346名前はいらない
垢版 |
2012/02/12(日) 21:35:59.95ID:Nwnqp/eM
「清純の日々」

飛行機雲に定規を押し当てる
この物差しがまっすぐかどうか 確かめたかった

はじっこをつまんで ゆらゆら揺らして錯覚に安堵しようとしてたのかもしれない
しばらくすると目盛りの印刷が消えてきて 
かろうじて残る1ミリ単位の隙間に確信がもてなくなってきた
と同時に それでも 良くも悪くも 刻み込まれた感覚はわたしの中では譲れないものと
確認せざるをえなかったのです

清らかな日常は無かった
あるとすれば物心つく以前しかないがそれもあやしい
そんな澱んだ日々に埋もれそうなとき
ふと見たとなりの子の定規は目盛りが無く透明で ただただやさしかった
わたしの世界は真っ平らで両端が奈落の底へ引きずりこまれている
その同じ次元に星があった
この子たちがいたから繰り返される惑星が誕生したんだろう
結局わたしたちのようなものは清らかさを計る歪みだったのかもしれない
そのことに安心した


次は「契約者のサイン」です
0347名前はいらない
垢版 |
2012/02/13(月) 06:35:59.68ID:6G7HUXPH
「覚束ない」

地に足がつかない
そんな浮遊感
取り残された感もする
遊んでるわけじゃない
そんな浮遊感
どこに着地したらいんだろう
足下が見えない

そんな喪失感
波が足下の砂を少しずつ
奪い去っていくような
そんな喪失感
何を探したらいいんだろう
もう、何もわからない
そんな・・・

何が浮遊したの?
何を喪失したの?
怖くて
足下が見えない

0348名前はいらない
垢版 |
2012/02/13(月) 06:41:07.81ID:6G7HUXPH
ミス↑
0349名前はいらない
垢版 |
2012/02/15(水) 18:40:37.80ID:E5wEVwT2
「契約者のサイン」

紙の上に滲む油性のインク
僕の魂が濁っていく
その願いは怨みとなりて
世界の反対側にこだまする

それはとっても嬉しいなって
もう なにも怖くない

奇跡も魔法もあるんだよ
わたしってほんと馬鹿

願望の方向が
憎しみの砲口となりて
悠久の循環にとけ込んでゆく

僕の思いは
宇宙の熱量を凌駕した
今 この場所に
生きた証を刻もう


次「月曜日の朝」
0350けんた
垢版 |
2012/02/16(木) 20:59:55.88ID:rIeJzBx3
「月曜日の朝」

月曜日の朝はパンを食べる
週に一度のパンの日だ
朝はパン パンパパン
マーガリンをたくさんつけて
パンパパン

次 「工事現場のおじさん」
0351名前はいらない
垢版 |
2012/02/17(金) 08:14:08.64ID:TuGxerSk
「工事現場のおじさん」

とにかく勉強ができなかった
いや、やりたくなかったんだ

とにかく人と話せなかった
いや、話したくなかったんだ

とにかくマナーが嫌いだった
いや、単純にどうでも良かった

とにかく嫌なものから逃げ続けていた
いつのまにか工事現場で働いていた

そんなふざけた俺達も
今では人を支えてる

服を目一杯汚しながら
牛丼屋で食べる飯は最高だ

周りの迷惑なんのその
今日もガハハと大笑い

汚い服でコンビニへ
仲間と缶ビールは最高だ

今日も夕日が眩しいぜ
また一日が過ぎていく


次「死にたい朝」
0352名前はいらない
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2012/02/18(土) 20:59:46.37ID:r9d1ECGw
「死にたい朝」

小鳥の声も空の色も
上る日差しさえも
なにもかもがすがすがしいのに

反比例して
ブルーに沈み込んでゆく気持ち
行きたくはないし出かけたくもない不満な心
ユウウツな憂いが今日も始まる

ボサボサの髪を整え
ネクタイをしめて服を着かえ…
ちんばの靴下に気付いて慌てて戻り
あぁいっそ
インフルにでもかかってしまおうかなと逃避するこの頃

すずめよすずめ
あぁ 騒がないでおくれ
これ以上忙しなくしたくはない
毎朝自分をせきたてないでおくれ
ユウウツな思いに死にたくなってくる…

次、「チェリーコーク」
0353名前はいらない
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2012/02/19(日) 14:13:47.38ID:7od4JplE
「チェリーコーク」

君は何時もそうだった

甘酸っぱい香りを漂わせるのに
交わろうとすると
鼻と喉が痛くなる

ちょっと揺さぶりをかけると
パンパンに膨れ上がり
心を開こうとすると
弾けるように僕に襲いかかる

赤紫色の心が
キンキンに冷えてい見えるのに
中身はまるで別人だった

まるで君はコカインだ

そして21年後
再び君は
僕の前に現れた

やっぱり君は
変わってなかった

世間は君を認めなくても
僕は君を覚えてる


次「性格の悪い女」
0354名前はいらない
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2012/02/19(日) 16:59:06.98ID:9KACTs6M
「性格の悪い女」

ツンツンしたり
ケンケンしたり
いつも素直に応答しないで
アナタは一段高い場所から見下している…

ホントは弱いんだってコトも
ホントは甘いんだってコトも
皆がわかっているのに
そうやっていつもヒールぶって悪女ぽくしてしまう
それがアナタの悪いクセなんだ

「ナニ見てんのよ」
今もそう言ってとんがった悪態をついて
また距離をおこうとしてるんだね?
わかってるよ
いつまでもつっぱらなくってもわかってるんだよ

イイ子を演じるのが死ぬほどイヤなアナタ
悪い子を演じ続けるのがそろそろくたびれてるってコトを
いつか疲れてイヤになったらその時は
素直な女に戻ってみればいいさ

次「ひとりぼっちの唄」
0355名前はいらない
垢版 |
2012/02/20(月) 02:32:16.46ID:tCASb2eT
「ひとりぼっちの唄」


ひとりぼっちの街角の
ひとりぼっちの公園で
ひとりぼっちのブランコ揺らし
ひとりぼっちが唄っている

ひとりぼっちはやめた、って
ひとりぼっちは もうやめた、って

ひとりぼっちの夕闇が
ひとりぼっちの影つれ去って
ひとりぼっちの帳をおろす

いつか誰か 気がつくの
いつか誰か 立ち止まるの
ひとりぼっちの歌声に
ひとりぼっちの唄う唄に

繰り返し繰り返し唄っている
ひとりぼっちが
ひとりぼっちで

ひとりぼっちはやめた、って
ひとりぼっちは もうやめた、って

ブランコきぃきぃ鳴っている
ひとりぼっちの唄に合わせて
ひとりぼっちの伴奏みたいに

眠らない
街も公園もブランコも
いつまで唄うの

ひとりぼっちは もうやめた
ひとりぼっちは もうやめた




次「嘘みたい」
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2012/02/20(月) 23:13:18.02ID:RnHEjfmC
「嘘みたい」

嬉しい
幸せすぎて
夢じゃない現実に
ただ感謝した

辛い
不幸過ぎて
夢であって欲しいと
現実をひたすらに恨んだ

現実という
二本の螺旋が
幸と不幸を飲み込んで
やっぱりそこに存在してる

夢も含めて現実だ
嘘も含めて真実だ

あなたの心が
今の世界を映し出す

コギトエルゴスム

そんな言葉が
聞こえた気がした


次、「殺人衝動」
0357名前はいらない
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2012/02/21(火) 15:09:48.82ID:SFwEzGL5
「殺人衝動」

ミネソタ州から交換留学生としてやって来たブレンダは
今朝も、胸に「殺人衝動」と漢字でプリントされたTシャツを制服変わりに着ていた

来日してからまだ日も浅く、学校制服の支給が間に合っていないため
私服で登校しなければならないのは分かるが
いくらなんでも、そんな危なかっしいメッセージを掲げたTシャツを着なくてもいいだろうと思う
まぁ、ブレンダはまったく日本語ができない女の子だし
彼女なりにワタシは親日家であるとアピールするために、
わざわざ漢字がプリントされたTシャツを意味も分からず選んで着用しているので
彼女を責める事は誰にも出来ないだろう

英語のできる気の利いた奴がブレンダの自尊心を傷つけない程度の気の利いた言い回しで
彼女にその漢字の意味を知らせてやれればいいのだが
我々に英語を教えている武藤は、日本人に英語を教えてやる事はできても
外国人と英語でコミュニケーションをとれる程の英語能力は持ち合わせていない
(彼の英語の発音は、日本人にしか伝わらない)
だから、そんな無能教師に英語を習っている我々が
ブレンダと粋な英会話を楽しむ事なんて最初から不可能だし
そもそも、我々が英語を学んでいるのは、
漢字の意味も分からず、Tシャツや刺青を彫る阿呆な外人に
その意味を知らせてやるためではない

単純に大学入試に必要だからってだけだ

昼休み、今日もブレンダは教室の隅で一人
母の作ったイチゴジャムサンドを口に詰め込む
「殺人衝動」とプリントされたTシャツに口から零れ落ちたイチゴジャムが染み込んでいくが、俺の知った事じゃない

俺はiPodを取り出してエミネムのラップを爆音で聴いた

もちろん、意味もわからずに。


次、「そこに、野菜がある」
0358名前はいらない
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2012/02/21(火) 17:18:12.94ID:iQRHt6q+
「そこに、野菜がある」

小麦たちの、金色にさわめく昼午りだった
風はいつもどおり生憂く凪いでいた

いつも君を見つけるのは簡単だった
うたうように卵を拾い集めていた

にも限らず鶏やひよこは君によく懐いた
君のことが本当に好きで
卵を差し出すことに違和感など
ひとかけも感じていないようだった

僕は忘れずに作物に水を遣りながらそれを見ていた

不思議な女の子もいるもんだな、と
心あらずで水を遣っていた

珍しく水遣り泥払いに熱中していたら
宙空からうたうように声が降った
「私は卵を持っているよ。少ないけど。あなたは?」

僕は
眩しいのを誤魔化すよう、
物憂く汗を拭って、見た
「そこに、野菜がある」

ぶっきらぼうなようだが、それで一杯だった
小麦たちの金色に……
やつらクスクスわらってやがる

君の顔が和らぐ
パッと色が灯る

「可愛い野菜たち」

……あ、笑った。

僕はやっぱり君に恋をした
邪気のないそれを愛らしいと改めて思った

「当たり前」
精いっぱいの仏頂面を
君がクスクスわらってる
「またね」

君は軽快に足を鳴らし
金色の向こうに疾り去る

(……また。)

そこに、野菜がある。
いつでもおいで。

僕は払うともなく
ついているか怪しい程度の
土泥なんかを払いながら

次「薬指と棺」お願いします
0359名前はいらない
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2012/02/21(火) 18:34:48.36ID:SFwEzGL5
「薬指と棺」

俺の友達に優太って奴がいるんだけど、そいつ超ロマンチストなのよ。ポエムとか書いたり、猫とか花とかに話しかけたりする奴なのね。まぁ良い奴なんだけどさ。
んで、そんな優太が恋に落ちたのね。朝美って子なんだけどさ。なんか、朝美は天使だ!あんなに純粋で優しい人はいない!とか言ってさ。ポエムとか捧げたりしてんのね。
でも、朝美にまったく相手にされなくてさ。終いには薬指を切断して棺に投げ入れて、この愛は永遠だ!とか言ってんの。ね?ロマンチストでしょ?
だからさ、俺言い出せなかったんだわ。朝美は俺のセックスフレンドだって事をさ。しかも、朝美は天使みたいな子じゃないのよ。むしろ変態だね。アナルセックスとか超好きなの。
どんくらい好きかって言うと、アナルが拡張されすぎて、ピンポン球が入りそうなくらい。てか、入れたんだわ。実際。ピンポン球、二十球さ。びっくりしたね。まさか、そんなに入るとは思ってなかったからさ。
んで、俺、朝美に一発、屁をかましてくれないか?ってたのんだの。だって見てみたいいじゃん?どうなるか。
んで、朝美は「えぇ〜恥ずかしいょ」とか言いながらも気張ったの。したら、ポン!とポン!と飛び出すの。ピンポンが。
笑ったね。お前は海亀か!ってさ。んで俺は新聞紙を丸めて、それを打ち返したのよ。これが人間バッティングセンターやで!って言いながらさ
まぁ〜、どの当たりも鋭くてさ、ホームラン級なのよ。んで、それをたまたまスカウトの奴らが窓から見ててさ。素晴らしい!とか言ってんの
んで、ドラフト三位で選ばれちゃてさ。んで今はメジャーで、こうやってアスレチックスで打ってんだけど、これも優太のおかげだね
だから今夜のホームランは優太に捧げます!ありがとう!

以上、前野選手のヒーロインタビューでした!

次、「恥じろ、メロス」
0360名前はいらない
垢版 |
2012/02/21(火) 23:38:21.90ID:ep44AmE3
「恥じろ、メロス」

メロスは後退した。これほどいまわしい光景は見た事がない。そのときメロスはまだ、異性どうしのそれをまさか俗識としては、認識していなかった。
それだけにそのいまわしい光景が、どれほどメロスの清澄な眼に衝撃をあたえ、そしてどれほどメロスの清潔な胸のうちを絞めつけたことか。
「一体、なにをやっているのだ、それは、如何なものか。」
それでも実は、興味津々であった。荒く鼻で息を吸い吐き出しながらも、厳かな様そうで勘ぐるメロスの鼓動は、まるで走ってもないのに激しくなる一方であった。
「セリヌンティウスよ、それは、それは如何なものか。」
メロスは前進した。我慢が、ならなかったのである。慌てず一歩づつ、靴の底を刈上げたばかりの芝生の上にゆっくり接地させるようにして、窓のすぐ傍まで近寄る。
「これは、一体、わたしは一体、なにを。」
メロスは恥じた。一体、唯一無二の友であるセリヌンティウスの、この、いまわしい蛮行為を尻目に、ましてや、元来わたしは友になにを御願いするつもりで訪れたか。
神など、居なかった。メロスは一瞬のうちに悟った。居るならば、すぐにでもわたしの頭上に雷が落ちてきてもおかしくはないのに、別にこれといって、裁きの沙汰の
一つもない。そればかりか、メロスはことに絶頂をきわめるにまで至ろうとしていたのである。
「友よ、許してくれ。」
メロスは震撼した。そして先ほどの悟りを思いあらためた。神は白かった。
それからメロスは考えた。大丈夫。きっと、了承してくれるはずだ。セリヌンティウスだぞ。メロスは冷静だった。
「セリヌンティウス。」
「メロス。」
佳よき友と佳き友は、二年ぶりで相逢うた。メロスは、友に一切の事情を語った。セリヌンティウスは無言で首肯うなずき、メロスをひしと抱きしめた。
友と友の間は、それでよかった。隠し事の一つや二つは、お互い様でちょうどいいのである。
0362「地下室」
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2012/02/22(水) 01:14:05.46ID:FgwRlshD
階段をおりておりて
おりた先にあるよ。
色とりどりのリボン、甘いキャンディ
ふわふわのフーディに、アーバンギャルドのアルバムとか

階段をおりておりて
おりていったら
くるくる目のまわる
メリーゴーラウンド
金髪おとこのこ、ボブのフルウィッグ
着飾ったトルソーに、楠本まきの短編とか

わかんなくなるんだ、
足下から滑り落ちる現実感
まるでサーカス!
明日には咲き落ちる倦怠感

階段をおりておりて
おりた先のピンク扉
木底のヒールで蹴りあけ、ツインテールが笑う

ピンク稲妻のピアス、チョココーティングの苺とか
黒いボトルのダウニー、色とりどりのグルーミー

欲しいものはみんな地下にあるよ。
手にしたら
飽きてしまわない自信がないよ。
くるくる入れ替わるまま
くれくれ、もっと情動!

〈舌と唇の端に
あいた穴から
ピンクパープルの
〈嘘、こぼれる。

デコレ済みのティアドロップ、先物買いの趣向とか
ダーリンの左腕、弾けないままのピアノとか

ネイルに見えない夢をぬる
イケナイコトばかりの私
閉じ込めた鉄格子
ポップで毒々しい

憧れたんだ。
自分じゃないものに。
ホラ、ねぇディファインの瞳
あらかじめに潤んで
虜にされた嘘吐きが
獄で舌を出すよ

階段をおりておりて
まだまだ降りて
秘密に会いに来て?

地下室のアリア
隠した鍵と刃物
降りた先の症状
治癒不能の愛情
0364名前はいらない
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2012/02/22(水) 12:56:04.52ID:b5IuteoZ
「三月待つ」

身を刺すような風に生暖かさが混ざり込み頬を舐める
おお、忌々しい
季節の変わり目を告げる熱は生命を活気付ける
この静けさがのこのこ出てきた畜生に打ち棄てられるのだ
人間もまた然り
春の気配に生きもののヒトがおびき寄せられる
本能に浮かれきったヒト共のなんと愚かしい事か!

ああ、嫌だ嫌だと
溜め息混じりに一本の木に寄り
蕾の締まった桃を一枝恭しく持ち帰るのだった


つぎ:「摩天楼」
0365名前はいらない
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2012/02/24(金) 20:49:28.86ID:TVT1I6UM
寝息をたてるお前の柔らかな胸に頬よせて

離したくないと思いながらその香りに酔いしれる

「ン?…起きて…たの…」と微笑んだ

ひとつになれる摩天楼にふれながら




↓しなやか
0366名前はいらない
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2012/02/25(土) 02:49:50.48ID:2NIDSf/s
・しなやか

しなやか猫の吐息
加糖シラップの面影
おもひで橋に置いてきた

やわらかな栗毛に馨るにほいは
お日さまが乾かした玉虫いろ
夕暮れには赤く燃えて
その様子は何だか郷愁で

アイボリーのヒールに黒パンストで覆われた小さな足を収めて
はたまた、すっぴんの足にベリイのペディで
尻尾ふりふり
君は夜を往く

誰にも捕まらないんだろ
そら、そっちには罠があるよ

君の透明な目は数多の障害物をとらえ
いとも容易に避けてゆく

君の足どり
今日もしなやか

加糖済みの思い出なんてつまらない
舌を出して、わらった

どうしようもなく眩しくて自由で
これじゃ捕まりっこないやって
やれやれの息、吐(つ)いたんだ

変幻自在の背中を見送り
影を失ったおもひで橋は
ぽつねんと 郷愁

君には預かり知らぬところ
しなやか猫の吐息
今宵も夜を往く


次、「グラッツェ」でお願いします
0367名前はいらない
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2012/02/26(日) 13:09:33.39ID:XeXC5CFE
「グラッツェ」

お父さんお母さん
産んでくれて
本当にグラッツェ

本日は
お忙しい中お越しくださいまして
誠にグラッツェ

優しさがズブリ
胸に突き刺さる
そこに何か無くても
グラッツェ

言葉は違えど
感謝の気持ちは
万国共通だ

僕の書いた詩を
読んでくれて
ただ一言

ディ・モールト
ディ・モールト



グラッツェ


次、「パニック発作」
0368名前はいらない
垢版 |
2012/02/26(日) 18:33:39.04ID:zete/O3G
「パニック発作」

蟠りに蝕まれた生い立ちに

大空を律する神々がその調べを失する

正確な鼓動を刻んだ大地が乱れ 真っ赤な大河は氾濫するのだ

生命の不安が襲いかかり 天地が動転す

パニック発作は恐怖を撒き散らし突如として霧散するが

その始まりは媚薬の薫りに戸惑った神々の怒りなのかも知れない


↓「慈しみ」でお願いします
0369(^o^)rn'.
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2012/02/26(日) 20:18:42.41ID:RlN/dgTi
慈しみ

「金たま、大事にすんな」

golden ball手も触れぬ tender boys太郎に言うテメエ何言っtender.
yo.俺のキンタmar.brother.実はKENDAmar.
お前の剣で串刺しにされたいナンテreally?
oh,yamaaada.それはcrazy.しかしワリとeazy.yo,easy come easy go!
そんときgolden ball押さえて太郎ナンテsayしたって?精子出して

「oh,これぞ金たま慈しみ」とか言いつつ苦しみ

next「金星を撃て」
0370名前はいらない
垢版 |
2012/02/26(日) 23:14:13.70ID:KdAHk4wW
「金星を撃て」

スーパースターだって諦めぬ
何度挫折しても狙ってんだよ
幾度も幾度も振られてんだけど

こうなりゃヤケクソさ
もう当たって砕けるぜ
風に散るらん我が心

ここまでやれた自己満足
相手の迷惑顧みてない
だがまだこれからが本番

力技と頭脳プレイ織り交ぜ
天照大神にも祈っておく
大金星あげられるまで
0372名前はいらない
垢版 |
2012/02/28(火) 00:30:30.67ID:HXjRZnMB
「竹やぶ」

幾層ものモノクロのスリットに
光も影も無秩序にかき消される
日が照れば節を重ねて光を求め
葉を繁らせ我先にと覆い
雨が降れば水を集め
重なり覆い吸い尽くさんと際限なく繁茂する

しかし彼等は気付かないのだ
地中深くでただ一つ
編み込まれた一片に過ぎぬ事を


つぎ:「はらり」

0373名前はいらない
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2012/02/29(水) 23:38:37.41ID:408JZLgS
「はらり」

季節はずれに
舞うは桜でした
散りぬるを
塵、舞い上げて
魅惑でした
初春の風が
君の後ろ姿の
スカートの端
揺らし上げて
振り向かない結末と
流れる筈だった涙と
……、

結い髪が解かれるころには、
忘れるでしょうか

桃色が
散りぬるを


次「空論のアリア」お願いします
0374名前はいらない
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2012/03/12(月) 06:28:15.13ID:/R2IgHd6
「空論のアリア」

純白のエーテルを忘れたか
あの処女の麗しき足に
イカレタ音符を撒き散らした
消えない取れない
ルビー色の記憶
空は音符で埋め尽くされた
君の美声は
貝殻のなかで
巡り巡る
旅をしているだろう
さようなら
愛おしき女神よ



next
「砂時計の塔」


0375「砂時計の塔」
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2012/03/13(火) 01:57:23.82ID:bj/Osxg6
粘着質な性癖が 清廉美麗なうたにのる
唇についた糖は 舐めとっても 砂の味しかしなくって

登る昇る 不安定なリボンの段
眉目秀麗な憂鬱屋が 哀れな賢さを詩に馳せる

僕らは灯台のてっぺんを目指しながら 足をいち、に、と滑らして
沢山、
沢山の砂を、掌から零しました

それを大人は、
若さだとか時間だとか、言って
浪費してこそのそれを 見ちゃ唇を 噛み続けて

さら さら さら
青年と乙女にしか 辿り着けないという塔の上から
糖のような砂が降る

君を捕らえるまであと数分
流砂は煌めきを増すばかり
ああだけど 青年やら乙女やらに
生きた年月の長さによる 境界なんかはない筈で


夜の帳か夕暮れか
空気だけを澄ませて 季節なき此処に時が降る
弛むサテンは、僕を阻んで

君の脚を隠したドレスが 時計塔みたいだと思ったんだ
僕は殉教者みたいにそれを登って
詩ながらに、うたいながらに
砂浜に聳える君のドレスから 君の何を目指せばいい?

塔はただ高く 砂の落下は均されて

君に辿り着けないあと数分
純情一途な邪に
魔が差さないように

糖だか砂だかに塗れた 僕なんかはもう
そりゃもう稀釈した桃酒みたいな若さを 浪費させまくる!!!

月より遠い 君のナニカまで
ああきっと あともう、ちょっと

心の折れそな滑かに
ああ、しがみつくように
君を捕らえたくて   〈ノボル〉

((ああ、落ちる糖砂が
告げるリミットを引き伸ばしたくて
脚の間の、その隙間から、僕は))

次「台無しと月並み」お願いです
0376名前はいらない
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2012/03/15(木) 08:59:26.20ID:wEQCeBhn
「台無しと月並み」
暗黒街の顔役の一人を父に持ち、実の母の面影さえ知らない寂しい生い立ち

美しい少女は、心のバランスシートが整う間もなく光の舞台に立った

幕間には、その美しい唇に煙草をくわえ寂しさと一緒に紫煙を漂わせた

その甘いモスキートに敏感なマーラたちは、少女の絹のような肌に冷たい針を刺す

父が扱った影の品物と同じ液体だ

そして、少女の白い乳房を陽に焼けた逞しい手で弄び
針反応を起こしたかの淡麗な乳頭を節くれだった指で摘み歯を立てるのだ

少女のシンピジュームは蜜で溢れかえり全身全霊は寂しさを忘れてうち震えた

行為でしか、少女の心を暖め和ませてくれることはなかったのだ

しかし、世の人たちはそれを暴き出して騒ぎ立て許さない

少女は闇に禁錮され世の裁きを受け舞台を奪われた

結晶化できた愛を抱きしめて母の喜びに生きる日々だが

寂しい記憶と危うい行為を消し去る事が出来たワケではない



↓次「引き換え」でお願いします
0377名前はいらない
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2012/03/16(金) 11:01:55.36ID:lC8W0Exa
「引き換え」

心にぽっかり穴があいた
代わりに彼女が埋めてくれた

そしてまた
穴があいて
何かが埋まる
それを繰り返している

0という数字は
この世に存在しないことに気がついた

いつだって
引き換えになるものは
必然的に存在する

もう引き返せない
産まれてしまったのだから

他人の多くの命と引き換えに
僕はただ存在している

今度は僕の命と引き換えに
誰かの命を支えるよ

何かに寄り添い
やがて命が終わるまで


次「塾講師と女子生徒」
0378名前はいらない
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2012/03/16(金) 21:54:24.41ID:XkgJ3SmZ
「塾講師と女子生徒」

来る日も来る日も
物書く事の何たるか
教えてやってんのに
あの娘笑っちゃうよねハハ

心の中で嘲笑してんだけど
不細工でも一応女だし
授業料ちゃんと払ってるし
まあ、相手してやっとくぜ

ん?意外にこいつ根性あるかな
いつの間にか半年近く毎日書いてるのか
ま、最初の頃よりマシになったかな
この調子で当塾式に調教していこうか

育てる喜びも感じるし
何がどう化けるかわからん
別に自分が損することも何もないし
情も移って来たようだ

本当言うとあの娘が来ない日は淋しい
このまま一緒にいたいのかも?
何をどうなのかよくわからんが
毎日が楽しいのかもな


次「クラシックギター」
0379名前はいらない
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2012/03/18(日) 23:26:23.78ID:Bs0ki8UX
「クラシックギタ‐」

ランプ灯る廊下を抜け古き洋館の佇みは灰白の空より雨

深い緑の芝
靴は濡れ窓越しに丸テ‐ブルと暖炉

椅子より奏でられるクラシカルな音
ソファ‐に座る自分を年老いた猫が怪訝そうに見つめる

何年も何十年も
ギタ‐を弾く
見えているのに見えない手

青白くも暖炉の炎のようでもあり

その音色寂しげに過去を語る
その音色優しげに語りかけてくる

頭に響く聞いているのに聞こえない

手を伸ばせば
ひんやりと氷のような手に触れる

あぁ、この手を私は知っている

おじいちゃん

壁に掛るあの写真
セピア色の祖母と祖父
若い二人が笑い合ってる

いつも側に居てくれたのね
おばあちゃんになっちゃったわよ
と、クスクス笑い
祖母は眠る
いつまでも

柔らかなギタ‐の音色に包まれて

祖父のロッキングチェアが微かに揺れる
ギタ‐の弦は随分と昔に切れているはずなのに
祖母への想いと共に繋がっていたのね

二人のように想いのように年を重ねられたらいいな

祖父のギタ‐を
ベッドにそっと置き
部屋を後にし涙を拭う

あのギタ‐の音色を忘れない
古きよき日の1ペ‐ジ

次「 研究室 」

0380名前はいらない
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2012/03/19(月) 18:06:05.28ID:6aDBMUWX
「研究室」
ここは男と女のすべてを究する場所なのだ
あらゆるモノが揃えてある

皮膚の上から体内の生態を調査する
エコーは超音波を利用する器具なのだ

生暖かい端末にローションを塗布し
丹念に肌を撫であげる

その感触はあまりにもしなやかで男たちの手技も女たち自慢の舌技をも凌駕する

それは男も女もとろけさせてしまう
男たちはカウパを滲ませ女たちは歓喜の吐息を漏らす

勿論そこには愛など存在しない




次は「情愛」でお願いします
0381名前はいらない
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2012/03/22(木) 05:30:22.34ID:NuIlAC95
「情愛」

静まり返る
橙灯りバーカウンター
編みタイヒールが脚組み直し
「マスターまた来たの。情愛を頂戴」

ピンクベージュのリップが
愚痴と一緒に甘い息吐く

イエスもノーもない世界だ
年下彼氏の不摂生と
現状維持が不服らしい
上を見る気のない
安牌な思考回路に
果たして安寧は抱けるか?

チェリーブロッサム
ピンクのカクテル
砂のように胃に落ちる

酔ゐゝ陶酔
甘いアルコール分が情愛だ
私を諦めという名の眠りに誘え

甘たるいとっておき
似たものどおし、現状維持の諦念
夜の私を覚束なくする

闘う気はない
も少し懐広く
Baby 受け止めてほしいだけ
アルコール濡れた唇
嘆きと溜め息に他意をこめ

それでもアイシテルを吐く
執念深さよ

男は宅で眠る
何にも知らない考えない、或る意味で聡い体たらくを
朝には女に責められる

満足したらたちまち
膨れ上がる胃袋に
半分程度満たす
情愛の成分は
不満で出来ているのだから

合わさる唇が許しを乞うていると
気が付かない振り後幾度

抱き合う胸に愛が無いとは言わない

ピンクベージュの口紅

明日の弁当の献立と
安売り野菜と靴下を思フ.

次「世代以外ない」お願いします。
0382名前はいらない
垢版 |
2012/03/24(土) 23:38:35.01ID:TnXfOg3w
「世代以外ない」

同じ頃、生まれて来ただけなんだよ

嗜好が違う

指向が違う

思考が違う

志向が違う

同じモノないね

世代以外ない





次「冷たい春の雨」でお願いします。
0383名前はいらない
垢版 |
2012/03/25(日) 09:41:12.15ID:I4Lazdil
冷たい春の雨

傘を持つ手が悴むほど

身体の芯まで冷えていく

こんなに大勢人がいるのに
誰も知らない

誰にも知られていない

道行く

すれ違う他人たち

ビニール傘の水滴が雑踏の音に消される

日向が恋しい

心まで冷えないうちに早く帰ろう




次、この街で生きていく でお願いします
0384名前はいらない
垢版 |
2012/03/25(日) 10:19:52.36ID:GWD/G7aL
あの、自分も同じお題で書いたので僭越ながらよろしくお願いいたします。
ちょっと明るめにしてみました。


「冷たい春の雨」

3月も終盤というのに
目の前の桜の蕾も硬いようだな
しかしいつか心晴れる日も来るのだろう

今朝は 冷たい春の雨もあがって
お日様が笑っているようにもみえる
バルコニーの菜の花の黄色が香っている

日を浴びてブルーデイジーやスミレが元気になった
秋に植えた四季なり苺たちも沢山咲いてきた
今日は花の苗を買ってもっと植えつけてみよう

そのようにして 小さな幸せ感じられるといい
君にいつか もう一度会えるような気がしてきた
だって この同じ晴れた空の下にいるのだから


次「この街で生きていく」
0385名前はいらない
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2012/03/28(水) 08:30:23.17ID:ifbvJb+1
「この街で生きていく」

望んで暮らしてるワケじゃないんだ

生まれ育った街を追われるように飛び出した

流れ着いたのは新喜劇のハリボテのような街だった

田舎に無理やり作った文化のない街だ

東京に近いと言う優越感とイメージのコンプレックスが混ざり合った街

土着の人たちと余所から来た人たちがその辺りで納得しあって生きてる

大陸や半島から来た女たちまでがカタコトの日本語で夜の街角に立ち

ケイキワルイネカシワと愚痴ってる

安直なラーメン屋はいっぱいあるけど、老舗の洋食屋や美味しい食堂なんかはない

そんな、この街で生きていくのも面白いのかも知れない




次「憧れの原風景」でお願いします
0386名前はいらない
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2012/03/28(水) 10:39:48.31ID:XutOZdPG
「憧れの原風景」

漫画家を目指すものなら、誰だって一度は憧れる男がいる
そう、原・風景先生だ
漫画の神様である手塚がその才能に嫉妬し
鳥山明が心の師とあおぐ男
原先生が描く漫画に比べれば、ワンピースはただの絵本にすぎない

野球を通じて男達の友情を描く名作「皆殺しの金属バット」
ロボット漫画の金字塔となった「段ボール人間みつお」
壮大なファンタジーアドベンチャー活劇「無職町内一周」
原先生の素晴らしい作品を挙げていけばキリがない
しかし、残念ながら一般的な漫画読者からの知名度は低い
原先生の作品にまだ時代が追いついてきていないのだ
嘆かわしい事だ。
そんな、原風景 没後200周年を記念して
原信者から幻の名作とされている未発表作が発売される
不良少年が一目惚れした女のために
バスケを始めるという内容の漫画だ
定価84000円と少し高いが
漫画家を志す私が買わないわけにはいかない
私は84000円を握りしめ本屋へ走った
すると、空から隕石が沢山落ちてきて地球は火の海となり
人類は私以外、すべて絶滅した
もう、漫画どころではない。誰もいない地球に私、一人
ただただ、廃墟と化した街が美しかった

次、「神様の下着」
0387名前はいらない
垢版 |
2012/03/28(水) 19:39:23.93ID:ifbvJb+1
「神様の下着」
は、まだ身につけた事がないよ

「天使の鼻水」は、よく飲んでるんだ
甘い薫りが鼻孔をくすぐってくれてさ、トローリ‥トロみがたまらないよな
オレンジ味も昔あったけど、やっぱりピーチ味だよね

えっ?
ネクターかって?
………………………
…そうだよ

「神様のヨダレ」も、結構使うよね
湯煎であっためてさ
タラーリ彼女の胸に垂らしてさ タラーリ
ゆっくり揉みしだくんだよね 指の腹でなめらかに ね………………………………
そうだよ ぺぺだよ

「神様の下着」って、どんなのかな……
………………………
モノ凄そうだよね
はくだけで…



次「姫皇女と奴隷の恋」でお願いします
0388名前はいらない
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2012/03/30(金) 00:34:58.96ID:L/EDUO3j
姫皇女と奴隷の恋

夢を見たんだ。俺が姫皇女になってタケシが奴隷。
タケシは俺に夢中でさ、すね毛だらけの俺の足に頬吊りして
あなたのためたら、この命など惜しくありませんとか言って泣いてるの

俺、別に同性愛者ではないんだけど
なんか、そんなタケシが可愛く見えてさ
犯しちゃうの アヌスにごま油塗って 滑り良くしてね
まぁ夢だからいいじゃん? 何やってもさ?
んで、調子にのって
「どうじゃ?わらわの肉棒は? そちの洞窟はパンパンで壊れてしまいそうじゃな」
とか、言って高笑いしてたら 急に扉が開いて
母ちゃんが部屋に入ってきたの
「あんた達!何してるの!」
そしたら、今度はクラスメート達がここは同窓会かよってぐらい
俺の部屋に押し寄せてさ、「え〜あの二人そういう関係だったの…」
ってヒソヒソ、クスクスして俺を馬鹿にしてるの
頭きてさ、手に持ってた塩をそいつ等にぶちまけてやったのよ
したら、あいつ等ナメクジみたいに溶けていってさ
がははは、って笑ってたら目が覚めたの
いや〜変な夢だな と思って ふと見上げたら ここ、俺の部屋じゃないの
なんか鉄格子とかあってさ すんげー薄暗い部屋
ねぇ?、まだ、俺、夢の中にいるんだよな?

次「さっちゃんのメリケンサック」
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2012/04/08(日) 23:35:46.16ID:MTz2L/iZ
さっちゃんのメリケンサック

さっちゃん 目をとじてみて
君にプレゼントがあるんだ
ほら 指にはめてあげる

はいいいよ 目をあけてみて

さっちゃんは怒り狂っている
「紛らわしいんだよ!指輪かと思ったらなんだこれは!」

ちょっとまってさっちゃん
指輪もいいけれど

ぼくはただ君に 掌に隠せるサイズの武器を持っていてほしいだけなんだ
僕はわがままかな?



次「受話器」
0390名前はいらない
垢版 |
2012/04/09(月) 09:45:24.22ID:uOZmt8Ip
「受話器」

見えないものにひっぱられる
いつだってそう
そのせいで何度そらを
濡らしてきたことだろう
いっそとっぱらってしまえば
そう思うと
よけいに大きくなって
また指をくるくるとまわして
見えないものがそこにあって
わたしは受話器をとる
破片の散らばる 宇宙へとむかう
そこからいっきに雲をひき裂いて
一つの着地点を 探す


次「春の坂道」
0391名前はいらない
垢版 |
2012/04/12(木) 21:19:04.99ID:RN0kOF93
「 春の坂道 」

去りゆく白魔は何も告げず

雪解けに春爛漫

流るる清音と咲き誇る花の四季彩

コロンッと
真ん丸な宿り木にはビリジアンの芽吹き

いつもの坂道

上り下りと往き来し
悩み立ち止まりながら

思い出し思い返しては
ぐるぐると廻る灯のように繰り返される
金糸雀色の糸は運命の輪のように交差して

明け暮れる日常も
紡ぎ出された忘れ物

理解出来ずに逆らって
問か答えか

喜哀楽が同じように織り成され廻りゆくものならば

怒りなき謎解きの明日に問い掛けながら前へと進む

春を五感いっぱいに感じ太陽の蝶が舞う

白き足跡は幻想の現想

そよ吹く風に背を押され
春の坂道を歩いてゆけば

どこまでも広がる空は晴れ渡り

宛名なきコバルトブル‐

幾つもの道あれど選らんだ道は何かしらに辿り着けるものがあるはず

長く長い道程のほんのひとこま

次「映画館」
0392名前はいらない
垢版 |
2012/04/15(日) 05:06:57.61ID:CMZAXAgw
「映画館」

かっかっ

ぷっぷ

監督の期待したクライマックスシーンが
ほこりを払いのけて
じわじわと文字通りの光速で映し出され、

観客からしてみれば
それは1時間39分のなんとなく面白かった理由をひり出す時間でもあるのだが

うーん、と伸びをしている観客を満足させた映写機は、
なんとなくいい映画だったねぇと
なんだかしんどそうに帰路につく観客からしてみれば、
既に現実の物ではなくなっていて
現実のものは、映画の中のそれとは違う、
美しい影をしっかりと落としアピールを
続けている
0394名前はいらない
垢版 |
2012/04/21(土) 22:44:47.85ID:tbvGEu+H
「ラジオ」

音響増す
使い古したラジオ
老人の声
しわがれてなお電波張る
音楽が流れてきた
30年前に大流行した歌
受験に失敗したあの日
タクシーの中で項垂れていた時
この音楽が充満していた
街も空も
みんな曲と融合していた
使い古したラジオ
壊れても大切にしまっておこう

次「ハーモニカ」
0395名前はいらない
垢版 |
2012/04/27(金) 00:35:01.21ID:di/E7Lsv
小さい頃親父にもらったんだ
あの頃は飽きもせずに
毎日練習してたっけ

それはとても優しい音色で
陽の射す晴天によく似合ってた

小さい頃親父が教えてくれた
あの頃を思い出して
君に聞かせてみせるよ

それはとても優しい音色で
星降る夜空によく似合ってる

僕のそんな宝物
いまは古ぼけたハーモニカ


次は「小鳥」でお願いします
0396名前はいらない
垢版 |
2012/04/28(土) 10:56:06.06ID:jlcQb3U1
小鳥

小鳥が鳴くから朝起きよ
小鳥がぼくの目覚ましだ

お胸のお傷が痛いけど
朝起きよ
朝起きよ
小鳥が鳴くから朝起きよ

朝起きよ
朝起きよ
小鳥が鳴くから朝起きよ

小鳥の鳴く声お薬だ
お胸のお傷によく効くよ
軟膏みたいによく効くよ
小鳥の鳴く声お薬だ

朝起きよ
朝起きよ
小鳥が鳴くから朝起きよ


次は「寝坊」
0397二階堂新館 ◆3H/4wGejElAB
垢版 |
2012/04/28(土) 11:46:43.95ID:c2s0AVTs
「寝坊」

小鳥は日射しが眩しいと囀り
綱渡りのできそうな電線を
縄跳びするように揺らしている
あくびは後悔の序曲
時計の針は鞭を唸らせる狂った馬車のように進み
香りが髭だらけの頬を接吻する酒瓶を蹴飛ばし
粉塵を乱交させながら家を出る
気紛れな雲は
私の後を小犬みたいについていき
されどカタブツ電車は逃げるように
鈍い車輪の音を響かせ
蒸発しそうな線路の上を
陽炎に燈されながら
汗まみれの錯覚を
時を忘れて傍観していた





0399名前はいらない
垢版 |
2012/04/30(月) 01:44:23.32ID:8n5PTg66
「葡萄畑」

道一つ隔てただけで 全く違う 葡萄の実

どんなワインに なるんだろう

道一つ隔てただけの あの人は

一体何処へ 行くのだろう

木登り好きな おじさんの
作った香りに 恋をして

遠い異国へ 行ったでしょう


次「バタフライ」でお願いします。
0400名前はいらない
垢版 |
2012/05/01(火) 22:14:35.41ID:4kNNd6Ci
バタフライ

とおい地球の裏側で蝶がはためいたせい
すべての原因がそうだと考えれば

冗談としか思えない出来事や運命
きっとそう何もかも

とるにたらない風の流れのゆらぎ
翻弄されてふりまわされて

気が気でない 明日の風のゆくえ
自分を第三者の視点からみれば
こんなに楽しい見世物もないのかもしれない


次「雨音」
0401名前はいらない
垢版 |
2012/05/02(水) 22:52:13.79ID:ZKHTWBec
雨音

都会の雨は 賑やかで
田舎の雨は 田畑を潤す

悲しい時は 慰め
嬉しい時は 楽しい傘を

海に降るは 旅人を制し
山に降るは 川へ送る

雨音は 心に寄り添い 木霊する


次「自由」
0402名前はいらない
垢版 |
2012/05/02(水) 23:12:18.78ID:uNxSjjLs
自由なんていらない
私は貴方の奴隷でいたい

解放なんていや
私は貴方の飼い犬でいたい

自由なんて嫌なんです
私を永遠に束縛してね?

お題:Mな私
0403名前はいらない
垢版 |
2012/05/03(木) 00:55:06.18ID:BTeZBmGp
幼い感情 大人になったら 分かるだろう 誰もが道の途中

次「コーヒー」
0404名前はいらない
垢版 |
2012/05/03(木) 11:52:47.57ID:GWt9Ds25
@コーヒー@

コーヒー色の肌に栗色の髪なびかせて

ロングボードの先端でふざけてみせる

僕のかわいいスウィートシックスティーン

ゆるやかな波を滑ってく

もう大陽もお別れの時間

琥珀に海を染めて行く

コーヒー色の肌に栗色の髪なびかせて

帰らないわと睨んでさ甘えてみせる

僕のわがままシックスティーン

やわらかな肌はココナッツ

もう大陽もお別れの時間

琥珀に海を染めて行く


次のお題は:メガネ
0405二階堂新館 ◆3H/4wGejElAB
垢版 |
2012/05/03(木) 12:10:53.03ID:rCjHC2sp
「コーヒー」

渦巻く湯気は光に溶け込み
静寂から漏れた溜息が
憂鬱に滲みる香りに吸い込まれる
私を
私と言う闇を
反射して広がる
鏡のような珈琲は
体温の死んだ泡を無意識に
呟き
嫉妬と劣等と狂気を表現しようと
洞窟から沸き出る
蝙蝠の強襲が
感情を抑圧するカップの中で
毒々しく彷徨っている





次「初夏」
0406二階堂新館 ◆3H/4wGejElAB
垢版 |
2012/05/03(木) 15:42:41.02ID:rCjHC2sp
間違えたwwwwスマソwwwwww


「メガネ」

ぼやけて見えた三日月を
正視できずに佇むばかり
朧げに舞い降りた天道虫は
一番星に恋して
颯爽と飛び立つ
赤い糸を括りつけながら
視界零。
露出する現実を
折れ曲がるレンズで誤魔化す毎日
悪戯に映る悪夢を祓うため
暗喩に込められた遺骨の影を
手探りで拾い続ける

next 「初夏」ね☆


0407名前はいらない
垢版 |
2012/05/04(金) 00:17:05.32ID:L9LvxNK/
「初夏」
また巡り来る季節 胸を焦がす思い出

大きな雲が湧き立って

溢れる光の中で 君は輝いていた

忘れられない あの初夏の君

あたたかい風が 吹き渡る日は まぶた閉じると

あの初夏の君が




次 「光栄です」でお願いします
0408名前はいらない
垢版 |
2012/05/04(金) 19:27:08.07ID:791a3dER
「光栄です」

言動に興味を持ってくれてありがとうと、以前君は言ったね
多くの人々の心を、こんなにも魅了出来る君自身が光栄であると
生き様に自信があるからって言い切った時、かっこよかったなあ
正しさ求める、純粋で真っ直ぐなところが一番尊敬できるんだ
自分は弱虫だけど、社会のため出来る限りの事をしたいなって思える
思い込みだけど、ちょっと悪いことしたら君にばれる気がするんだ
君は、いつも色んな人の心のどこかに棲んでいるような人だからね

なーんて訳わからんこと言って、私は色々と的外れなのだろうなあ
やばいなあ意図せず変なこと言ってしまって、恥ずかしいね
先日の件にしても、ある時点で、やはり話したくなくなったという事だよな?
他の友だちや例の社長さんとか皆呼ばれていたのに、自分は無視された?
まあ仕方ないか、この2年半程、色々あったけれど本当に楽しかったよ
考えたこともないような事一杯考えて、信じられない甘い思い出沢山できた
全部を美しいままに箱の中に封印しておこう 神に感謝、実に光栄です!
0410名前はいらない
垢版 |
2012/05/04(金) 20:34:59.97ID:mUsmnlOR
たけしの小さい手をひいて

綿あめ、焼きいか、金魚すくい

祭り囃子が甦る

大人の輪に加わって
すぐに覚えた盆踊り

たけしの小さい手をひいて

朝顔、ひまわり、夏休み

祭り囃子が甦る
小さい笑顔が目に浮かぶ
笑い転げておやすみなさい

0411名前はいらない
垢版 |
2012/05/04(金) 20:37:17.68ID:mUsmnlOR
お題:ブラインド
041219 ◆gwnULb/9mw
垢版 |
2012/05/04(金) 21:42:05.83ID:rqavZq3z
ブラインド

あと一年ちょっとで魔法使いになれる
ネットの皆の言う事には 最初はメラが使えるそうだ
今から使い道を考える でも ガセだったらどうしよう
魔法使いになったらどうしようと 言い合える友達も僕には居ない
居てたまるか と 頭の隅で声がする まあそうだ
魔法使いは ひとり ひとり ひとり だ
僕らはみんな 魔法使い ではなく
ただ僕が いつか 一年ちょっとした後に
魔法使いになるだけだ 僕が

素敵な世界も ちっぽけな問題も
虚しい問いも 今は見えない将来も

魔法使いになる



次は「城」でお願いします
0413名前はいらない
垢版 |
2012/05/05(土) 23:03:00.08ID:dFTkgJ/d
「城」
自分を信じることが出来なくて
不安で仕方なくて

気づいたらガチガチに城塞化してた

高感度センサーが領界侵犯を感知すると

最新の理論武装を施した切り込み部隊が
緊急発進 まくしたてる

強敵には ランチャー発射 参ったか!?

そして敵軍は 沈黙 周りに敵兵は消えた

俺が筑城した不安城は 孤独な城だった

城は解体工事中だ



「ふるさとの法事」で、次お願いします
0414二階堂新館 ◆3H/4wGejElAB
垢版 |
2012/05/07(月) 21:52:03.51ID:F0vzzVvn
「ふるさとの法事」

都会では篭っていた北斗七星
無垢な田園の調和を覗こうと
川草の濡れた体を摩っている
道端のお地蔵が拝んでいる
電灯の隅で倒れた蛾が
今宵は一層虚しく見えた
喪服に夜風が泣きつくように
肩身のネックレスに
瑠璃色の雫を浮かべる
一緒に飲んだラムネのビーダマと
同じ色をしているね
線香のにおいを
草村の鈴虫が弔った

「次」
キチガイブランコ





0415名前はいらない
垢版 |
2012/05/09(水) 19:24:56.52ID:wFT7tvWT
「キチガイブランコ」

目が廻りそうに揺れて揺れて

子供の足は今にも飛んできそうだ

青空に向かってこぎ続けるブランコ

とめどもなく叫び続けてても止まらない

ブランコも揺れながら叫んでいる

ギィコギィコと叫びながら

彼らは一体化したかのように狂喜している

狂ったように楽しげに

狂ったように勢いを増しながら

空に向かって回転し続けて…

次、「雷鳴の襲来」
0416練習っす
垢版 |
2012/05/09(水) 20:36:18.09ID:PEH4y2pT
雷鳴の襲来
「天神さんが怒ってはるねん」

ゴロゴロと怪しい空模様になると 裏に住んでた繁富のお婆さんは

「勉強しいやー」
つってた

天満宮の祭神 菅原道真公を勉強の神と信じてるんだ

実はその菅公は 恐ろしい祟る神だと言う

塾帰り 空は今にも降り出しそうな雲行きだった

ゴロゴロ ゴロゴロ 雷も鳴りだした

「早く帰ろ」そう思った時…

ゴロゴロ ゴロゴロ
「勉強しいや!天神さんが怒ってはるやろ!」

魚屋の店先で 裏のお婆さんが 初ガツオ
を手に値切ってた

魚屋のおっちゃんにしたらゴロゴロ雷鳴と
同時に襲来して来た繁富のお婆さんの来
店でした。

祟る神ならぬ買い叩く神ですね



次「実は実話」
0417SENJUTSUYA
垢版 |
2012/05/12(土) 00:16:12.11ID:4wBzlwYU
「実は実話」

それはたぶん緑がかった冷たいイエローの
スターフルーツがしゃりしゃりしゃべっている話

すらすらスライスした星の形がひとつひとつ
フルーツサラダのボウルの中できゃらきゃら

「スイカちゃんの透きとおった赤はモテるよね、ずるい!」
「パパイヤ君またキウイさんにフラれたらしいよ」
「Mr.ドラゴンフルーツはミステリアスだよねえ・・・ああ見えて
 やさしいらしいけど、すっごい無口なんだよね」
「マンゴーさんはめちゃ美人であこがれる!」
「ああでも、スイカちゃんとはライバルらしいよ」
「キレイ系とカワイイ系はやっぱりライバルかあ〜〜
 で、誰のこと好きなの!?」
「それがパイナップルだってwwww」
「ええええーーーーちょっとなんであんなチャラ男ーー」
「わかんないよねーー」
「そうだ実はリンゴさんとバナナ君つきあってるって」
「THE日常果物夫婦!」
「ちょっと、なんでうちらけっこう目立つのにモテないんだ!」
「同じくさわやかトッピング担当のミント君ねらってみる?」
「あーーだめだめ、あいつはオタクで二次元オンリー」
「ライチ君はめちゃ美男子だけどハードルたかーーい!」
「しかもちょっとアノ疑惑が・・・」


フルーツサラダのボウルの中の真実
おしゃべりなスターフルーツがモテる日は来るのか!?

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次「ケミカルウォッシュ・ジーンズ」でお願いします。
0418二階堂新館 ◆3H/4wGejElAB
垢版 |
2012/05/19(土) 12:03:26.58ID:OjqBbF92
「ケミカルウォッシュ・ジーンズ」

阿婆擦れ葡萄をぶちまけた
青虫の悲哀は脳裏を荒れ狂う
饒舌なる無の
分裂していく唾の泡
凝結してなお織物破る
私を隠す藍色から
ばっくり割れた野獣の吐息
荒くなり拳を血眼に擦りつけ
ロックの屍沸いて浮く
坂の上から鶯見つめる
排気ガスの群衆が
歌、粉飾させて爪舐める

0419二階堂新館 ◆3H/4wGejElAB
垢版 |
2012/05/19(土) 12:05:02.07ID:OjqBbF92
next

「火曜日」

0420名前はいらない
垢版 |
2012/05/21(月) 23:30:47.83ID:kNUhqtzR
「火曜日」
げつようのつぎのあさ
かにばりずむのあさ
つうきんとつうがく
りっしょくとけんがく
輪のなか入れず
ないてるばんどめん

すいようのまえのよる
ねくろふぃりあのよる
この世とあの世
たいだとよくぼう
けがれたままの
私を愛して


次の方
「目がふたつあるいみ」
0421名前はいらない
垢版 |
2012/05/28(月) 22:53:41.31ID:IDlxfbn2
「目がふたつあるいみ」

暗闇を右の瞼でこじ開けて
赤子は世界のよろこびと出遇った
燦々たる栄光を夢見て左眼も開けば
眼下に広がるかなしみに怯え
少年は両の目を堅く閉ざした

青年よ今一度その双眸を上げよ
ふたつの視界の歪みに真実を見出せ
ふたつの目を大きく開けて
生まれ堕ちた大地を駆けよ
いつの日か世界の姿を己の内に収めきるまで


つぎ:「なめくじのため息」
042219 ◆gwnULb/9mw
垢版 |
2012/05/30(水) 00:24:57.91ID:z3Xz+gAk
「なめくじのため息」

這い回るなめくじは
羽織り物の尾を引いて吐息しているかもしれず
上空を上手に言おうか
地上を不器用に詠おうか
吸気はその面上に変化を表わさず
呼気はただ大気に消えて
僅かにその表情を彩るように見えるのみ
遠景にあるこの光景は光景というほども無く
なめくじは昼に紛れ夜に紛れ
行く先々にその足跡は辺りに紛れ
吐息は大気に消えて行く


次は「電車」でお願いします
0423名前はいらない
垢版 |
2012/06/06(水) 15:31:15.82ID:3ACaGe7h

この世界でディアナは産まれた
形は雫の形態で 荒々しい海に零れた
記憶は十字の葉に隠れ 理由の力場に方舟は沈んだ
誰よりも夜に囚われ歌う魂は 浄化のIDを捜していた

その視界にディアナは飛んだ
悲しみは静かな降下で 古の弦楽を奏でた
繰り返される終わらない明日に 黎明の百合は裂かれた
誰よりも誰かを望んだ魂は 神話の愛を捜していた


次「燃える海流」
0424名前はいらない
垢版 |
2012/06/23(土) 21:51:44.39ID:DrD4YEsd
----------senjutsuya

「燃える海流」

テレビの向こうを流れる親潮のはしきれ
人をのせて 炎をのせて 濁った色はすすんだ

カメラマンをのせて 電波にのせて
何度もくりかえされる死の瞬間に目はあつまる

燃える 燃える 燃えるにはもっと
のせる のせる のせていくもっと

がれきを探す親潮のはしきれは街をのみこんで
テレビのこちら側にも流れてくる空っぽ

燃える 燃える 燃える波のあと
今も 今も 今も空っぽ


次「麦茶とそうめん」でお願いします。
0425名前はいらない
垢版 |
2012/06/24(日) 22:20:16.48ID:WQ7sAn/i
「麦茶とそうめん」

小さい頃、昼ご飯はいつもそうめんだった
美味しくない訳じゃないが、いつも同じでやはり飽きは来た
当時は知らなかったが、そう多くない家計の中で
バリエーション豊かな食卓なんて望めたものではない
父親はよくそうめんと漬物とご飯で食べていたが、
氷で冷やしたそうめんと温かいご飯を一緒に食べる感性も理解できなかった

小さい頃、夏場は自家製の麦茶だった
美味しくない訳じゃないが、いつも同じでやはり飽きは来た
注ぎ口は何度も開け閉めをされ小さな傷が幾つも付き
そこから茶色い色が着いてコップに注ぐのをためらう時もあった
少し裕福な友達の家で飲んだ冷えた緑茶の美味しさは忘れられず
こういった美味しいものが自分の家では何故飲めないのか理解できなかった

今も夏の昼は、そうめんを入れた器に氷を注ぎ、自家製の煮出した麦茶を飲む
そうめんのつゆも色々試した結果、実家で使ってたものに落ち着いた
昼の暑い中、扇風機を付けて、ずずずとそうめんを啜り
冷たく冷えた麦茶を飲む
テレビを見ながらゆっくりと食べ、食べ終わった時には
あの頃と同じように少し温くなった麦茶を飲み干す

望んでこうなった訳ではない
嫌で逃げ出したかった訳でもない
自分らしく無理せずに生きてきたら、結局ここに落ち着いた
小さい頃の自分が思ってたよりも、
こんな夏の過ごし方は案外心地よかったらしい



次のお題は「かたつむり」となります。
0426名前はいらない
垢版 |
2012/06/25(月) 00:09:08.63ID:zZHSabgY
「かたつむり」

からから鳴る掌の中 留守かな 奥までまっくら
ただただ天気が気がかりで 紫陽花の機嫌うかがって
ついの住み家を手放した 誰かさんは あの大雨の日に
ムリがたたって風邪ひいた いつまでうなされているつもり?
リッチなおやつでお留守番 バウムクーヘン フォークで砕いた

次のお題は「クーラー」です
0427名前はいらない
垢版 |
2012/07/04(水) 11:30:18.01ID:VNQsVqIl
「クーラーの世界」

クーラーが僕を騙す
裏庭には僕らに騙された犬が溶けそうな舌を出して
カハーカハー
蝿がぶんぶん飛び回って
こっちへ来て窓ガラスにぶつかって消える
夏の外はヴァーチュアル
夏が終わるまで僕は外に出ないだろう
知りながら騙され続けるということは
気持ちいいんだぜぇ?


お次は「戦争をしてはいけない理由」でお願いします
0428名前はいらない
垢版 |
2012/07/24(火) 21:04:47.55ID:mXp5HlXE
「戦争をしてはいけない理由」

戦争反対のプラカードを掲げて、僕らはデモをした
拡声器を持って、それらしい事を僕らは叫ぶ

気持ちいい

大声を出すのは気持ちいい
しかも沢山の人間が集まってきて
まるでお祭りみたいだ
しかも、お手軽に社会に噛みついてる風の僕らは
なんか、格好いい

このデモが終わったらみんなで飲み屋に集合だよ
良いことをしたっぽい後の一杯は最高だろ?

何故戦争をしてはいけないのかはよく知らないよ
まぁ、なんか痛そうだし、てか平和が一番だし
ロックスターもよく戦争反対って言ってるじゃん?
だから戦争反対
でも、戦争がなくなると
こんな楽しいデモもなくなるんだよな…

だから、僕らこっそりと戦争賛成とつぶやいた

次、「田中の妹について」
0429名前はいらない
垢版 |
2012/07/25(水) 03:12:43.26ID:7zQshHZk
田中の妹はモテモテ
僕らは飲み屋に集合か

田中の妹はロックスター
僕らは戦争反対か

田中の妹は大声出して
僕らはみんなでケツ出して

田中の妹はチャララッ!チャララッ
兄の田中はブリブリ

田中の兄はブリブリッ

次、「オリンピックだよ、日馬富士」
0430名前はいらない
垢版 |
2012/08/05(日) 17:17:10.29ID:ZRzu0fxz
「オリンピックだよ、日馬富士」

七月場所は幕内優勝を飾り
モンゴルの風のように記憶はぬけていく

オリンピックだよ、日馬富士
今日は北海道で巡業をしていらっしゃる
帯広の風はどうだろうか

ロンドンの風はどこか重く垂れこめていて
「ダワーニャム・ビャンバドルジ」
魔女が呪文を唱えるように耳をかすめた

風が吹いている


次は「天気予報」でお願いします sen
0431名前はいらない
垢版 |
2012/08/19(日) 02:09:46.33ID:nOO9qT43
「天気予報」

電波の嵐に乱されてざらざら流れる天気予報
すすけたラジオをぶる下げてどしゃ降りの中を一直線
今日の天気は雨のち雨雨!
そんなことなら見れば分かるさ
僕がほんとに知りたいのはそんなことじゃあないんだよ

虫の息のラジオからぎりぎり聞こえる天気予報
暴風強風なんのその向かい風めがけ猛突進
今夜は傘も役に立たない!
それくらいなら問題はないよ
僕は家出た最初っから傘なんてもの持ってやいないさ

真っ暗な雲のその下をラジオを片手に急発進
天気予報に見透かされた明日の空には興味ない
僕がほんとに知りたいものは誰も知らないもっとさき
泥水雨水はねかして風にあおられ探しに行こう

分厚い雲を突き破りきらきら差し込む光の柱
水の滴る黒いラジオはもう天気予報を流さない

つぎ:「ジェリーフィッシュ」
0432名前はいらない
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2012/08/19(日) 14:47:59.93ID:hUMBPXZ+
「ジェリーフィッシュ」

うみのいろすかす
すきとおる
きえる
きえるまえにひらく
こきゅうする
やわらかに

うみのいろは
ぼくのいろじゃない
とうめいなのに
ぼくはある
きえるまえにあすを
さがしたい

あすはいつ
みずはいつもおなじ
やわらかに
ぼくはただよう
あすをさがしたい
あすになったら



お題「涸れた声」
0433名前はいらない
垢版 |
2012/08/19(日) 14:55:01.70ID:N4jmPFuy

「涸れた声」

わたしは夢見るシャンソン人形

わたしは夢見るシャンソン人形

わたしは夢見るシャンソン人形

わたしは夢見る夢シャブ浸け人形


わたしは夢見る夢シャブ浸け人形


わたしは夢見るシャンソン人形


いつか 羽ばたいて見せるわ

英検二級に合格するために
0434名前はいらない
垢版 |
2012/08/19(日) 14:56:05.23ID:N4jmPFuy

次のお題は→英検

0435名前はいらない
垢版 |
2012/08/19(日) 17:54:40.26ID:Fhrxm07F
「英検」

英検二級の試験会場

僕の隣に座った君

小さな顔に小さなほくろ

君はきっと気付いてないよね

答案に書いた思い一杯の I love youは

この空間一杯に広がっていて

添削員が×をつけても

僕の思いは You are right



次は「月曜日」で
0436名前はいらない
垢版 |
2012/08/19(日) 19:23:13.64ID:N4jmPFuy

「月曜日」


今日は宇宙で
まだ七回目の
日曜日

昨日は土曜で
なくて

木曜日で

その前日は土曜日

しかも月曜日は無い


一体 どうなったんだ
何が起きたんだ


次は月曜日となる日々
還してくれ


火曜日が来た

月曜日は逃げました

現実を大切にするために

月見える

地球へ還りました


こちらは火星
火星用の曜日で
月曜日は在りません

何故なら火星には
月が無いからです


火星犬
走る紅い地を

空に地球 かがやく
傍らに小さな月在る惑星

次は「灯台」

0437練習っす
垢版 |
2012/08/19(日) 21:18:24.56ID:qW5/BZ1H
「灯台」
漕ぎ始める前から 迷ってたよ

潮流の知も 海図も ナビもない

それどころじゃない ただ 逃げ出したかっただけだった

灯台は変わらず そこにあるけど

カモメの群れを見つけると ただカモメを見てただけ

鰯の群れを捕らえてカモメたちは ご機嫌だった

見事な捕食を見て 感心しながら

気がついたら どっか判らないとこに流されてた

ここどこ?

とりあえず 逃げる事は出来たようだ

でも このどっか判らないとこから逃げなきゃ…

いや 逃げないで あそこに行ってみようと思った

どこに逃げても 同じだと そう思ったからだ

その時 初めて 灯台が有り難いと思った

いつも 同じとこにある 灯台が有り難いと思った



次「悪い奴ら」で、お願いします。
0438名前はいらない
垢版 |
2012/08/20(月) 07:58:55.23ID:YswlYHlu
「悪い奴ら」

遥か何万qもかなたで
子供が残酷に殺されても
僕は只、平凡な日常を過ごすだけ
パンを食べながら新聞見て
少しかわいそうだと思い
また満員電車に揺られるだけ

神様、僕は悪い奴でしょうか?

強い国がこの星を支配し
都合よく世界を塗りつぶす
富を奪い合うことが日常で
それはいつも回りまわって
静かに誰かを傷つけていく
今日も僕はPCに向かっている

神様、僕は悪い奴でしょうか?
神様、じゃあ誰が良い奴なんでしょうか?

次「腕時計」で、お願いします。
0439名前はいらない
垢版 |
2012/08/20(月) 09:43:07.94ID:C1Bb0ZLu
「腕時計」

あなたにとって腕時計とはどのような存在ですか?
という有名な心理テストがある
釣ってきた訳じゃないだろうがそれを思い出した
黙っていたらもしかして彼がロマンチックな詩を書くかも?なんてね

仕事柄、正しく「リズムを刻むもの」は必須だろうし
彼、昔からいつも時計してたな、最近はそうでもないのかなあ?
今度会う時どんな時計してるんだろう?
色んな時計所有してるんだろうなあ、もてるからプレゼントとか

ペースメーカーのリードみたいに心臓の内側にへばりついているかの如く
正確に時を教え生きる上でのリズムを整えてくれる
壊れたりすることもあるかもしれないけれど、修復不可能ではない
やっぱり腕時計はなくてはならないものだね
0441名前はいらない
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2012/08/20(月) 17:21:25.26ID:BmZ0hf3x

「ピンクのなでしこの花」

風わたる
ブラックホール手前

惑星ブルーネットに咲く花の種明かし

適度な水

掲示板、チャット式

栗鼠ベンチの公園

真夜中のベランダ
鉢と対話す

エイリアンは

その花を好きだった?

地球人もエイリアン


その花の名を忘れないで

どんな未来になろうとも

0442名前はいらない
垢版 |
2012/08/20(月) 17:30:27.18ID:BmZ0hf3x

次は「地球人もエイリアン」

0443訂正↑
垢版 |
2012/08/20(月) 19:37:50.89ID:BmZ0hf3x

次は「地球人という異星人」

0444名前はいらない
垢版 |
2012/08/21(火) 00:25:53.93ID:+iBwkyv9
「地球人という異星人」

見よ、あれが地球だ

碧い碧い深い碧さを保っているあの…

指さし示す方向ははるかかなた

だが我々はいつかかならず辿りつきたい

今こうして空を望んで子供に教えている

地球にもヒトはいるんだろうね、と

信じる信じないは別として

それもひとつの浪漫じゃないか?と思うから

我々はこの星から夢を見ている


次、「夏の終わりに」
0445名前はいらない
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2012/08/21(火) 04:01:27.03ID:JvuWORfW
「夏の終わりに」


海沿いの脇に車を止めて 彼女と二人浜辺で話す

夏の終わりの満月の日 月は静かな光を照らす

別れ話をすませたあと 彼女はぼんやり月を見ていた

月を見上げる彼女の姿を 僕はじっと見つめていた

やがて月に彼女を任せ 僕は一人車に向かう

春に会い 夏に燃え やがて二人に飽きがくる・・・

それでも、ただ月を見上げる彼女の姿が 僕をひどく悩ませた



次は「セミの死骸」で
0446名前はいらない
垢版 |
2012/08/21(火) 14:59:04.09ID:ZXsGMdaJ
あら、ごめんなさい
0447名前はいらない
垢版 |
2012/08/21(火) 19:05:50.35ID:896Ozmw6

「セミの死骸」


夏の葉
光合成の夢

その木の根元

きらきら
君はよく鳴いた

夏の詩のよに


0448名前はいらない
垢版 |
2012/08/21(火) 19:48:44.05ID:896Ozmw6
次は

光合成の夢

0449練習っす
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2012/08/21(火) 22:23:05.90ID:PbCfxIxt
「光合成の夢」
蟠りが多いひとは 残念な生い立ちだったんだろう

好奇心という 触覚を奪われて
限られた 環壕の中だけで 思いを巡らす

身を守る 爪と牙は 封印されて 錆びつき
闘争か 逃走か 自分で判断はできなくて声を失う

豊かな 生い立ちに
自由な 興味は 渋い柿を知り笑い
甘酸っぱい茱萸と 巡り会い喜ぶ

殴られて 痛みを覚えて泣き
髪を掴んで 勝利の喜びと
諦めないことの 大切さを感じる

蟠らない心は 太陽の光を受けて 踊り出し
酸素を発散して 甘い 糖分を蓄える

緑豆に 憧れるもやしは そんな夢を見た





次「自由型」で、お願いします。
0450名前はいらない
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2012/08/22(水) 15:29:34.78ID:+4XIjYol
「自由型」

オリンピックを見ていると 「カエルが最強」と彼が言った
なるほどそうかと僕は思い でも魚じゃないのと僕は返す
「平泳ぎだとカエルだよ」

「クロール型」でなく 「自由型」
自由なのに 型がある

飲食店で 子供の食事跡を見た
おかずをフォークで刺したまま そのフォークを逆にして ご飯に刺して立てていた
その発想に 衝撃を受けた

後年、ピカソが目指したもの それはまさに「子供の絵」 
「自由型」という型でなく ただ「自由」になりたかった


次は「もやし」で
0452練習っす
垢版 |
2012/08/23(木) 22:31:14.49ID:LdaGROhO
「高倉健」
男で生きたい 男で死にたい
訳あって 争いに巻き込まれる 男

スクリーンの男と 昭和に生きる観客たちは 屈辱を分け合った

「自分…‥不器用すから…」

単身 修羅の敵地に 乗り込んだ男は 鉄槌を下す

スクリーンを見上げる昭和の観客たちは
夥しい 返り血の余韻に浸りながら
映画館を出て 帰り道についた

男で生き 男で死ぬことは
器用な人しか  出来ないような気がした



次「恨みます」で、お願いします
0453名前はいらない
垢版 |
2012/08/23(木) 23:06:13.59ID:/Ooay8ej
「恨みます」



拗れた愛を
塩を振って食べられたなら
いい女だと思った

だってこんなに苦いじゃないか

女ってなんだ
ガキの他にもあやさなきゃならない
自意識がわがままだ

ひとしきり泣いて
酒で崩れて
「恨みます」

だってこんなに苦いじゃないか

結局はお前
何にもなりきれない女なんて邪魔だろう
何にだってなれる女はつくづく邪魔だろう
0455名前はいらない
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2012/08/23(木) 23:25:53.70ID:5blVyP6V
「素足」

お祭り屋台の真ん中に
「素足」一本500円の文字
のぞいてみれば串刺しの
素足が幾つも並んでる

鉢巻きつけたオッチャンが汗水垂らしてウチワを扇ぎ
串刺し素足をクルクルと上手に上手に回してる
「オッチャン!素足一本頂戴!」
あいよ!すね毛ありとなし どっちにしやしょう?
「もちろん、すね毛あり!」
オッチャンはすね毛ありの素足に
ケチャップ、マヨネーズをさっとかけくれた
ホクホク、ムシャムシャ、美味しいな
すね毛がたまに歯に挟まるのが良いんだよね…

次、「葉月里緒奈」
0456名前はいらない
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2012/08/28(火) 18:14:08.90ID:GgA2hciU
「葉月里緒菜」

すごく奇麗で可愛くて クラスに不思議な女の子
目が急にキラキラ光り じっと男子を見つめてくる
その目で微笑みかけられて 僕はいつも恥ずかしかった
友達の間で里緒奈と呼んだ 魔性の女、葉月里緒菜
授業中に目が合うと じっとこちらを見つめてくる
隣の席に座ったら わざと教科書を忘れてくる
ご飯が食べられないからと ご飯を食べてと頼んでくる
今思うと厄介な女 でも一番のいい思い出
スズメが猫に狩られるのは 猫に魅入られ動けないから
僕も逃げることはできたが 魔性の女に狩られたかった


次は「天丼マン」で
0457名前はいらない
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2012/08/31(金) 09:09:44.55ID:lhR5mupz
「天丼マン」

先月、天丼専門店をオープンしたのだが、客足が一向に伸びない
何故だ?味は完璧で接客も超一流。内装もこんなに凝っているのに…
そうか…きっと宣伝が足りてないせいだろう

うむ…一体どうすれば効率良くこの店の宣伝ができるのだろうか。
私は一晩考え、そしてたった一つの結論に至った
成功しているチェーン店にはその店を象徴するマスコットがいる
つまり、私が正義の味方、「天丼マン」となってこの街の悪の組織と闘えば
市民から羨望の眼差しを受けつつ、非常に効果的な宣伝を行える
私はすぐに行動を起こした。
顔中に熱々のご飯を塗りたくり天ぷらを頭に乗せ夜の街へ飛び出す
熱々のご飯で顔中に火傷を負い、皮膚がめくれ化膿し、
蛆がわいても、私は天丼マンとして街をさ迷った。しかし悪の組織など何処にもいない
小悪党はいても、ヒーローのライバルになるような悪がいない
私は鏡を覗き込む。そこに化け物のような顔が映る
そうか…私自身が悪となって、新たな天丼マンが現れるのを待てばよいのか
私は笑った。私はダークナイト。市民が望むのなら私が悪そのものになってやる
0458名前はいらない
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2012/08/31(金) 09:12:30.77ID:lhR5mupz
次、「天丼マン・ライジング」
0459名前はいらない
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2012/09/02(日) 11:57:51.42ID:slUjoMVa
「天丼マン・ライジング」
私はこうして悪となった。
そう、人々のために悪となり、立ち上がったのである。
悪になるのはたやすいことである。犯罪を犯せば良いのだろう。
私は、考えた。とても、とても、。
そしてこの天丼が完成した。これを店にだせば
皆がもがき苦しむことだろう、
私は歪んだ顔で笑う、、泣く・・・。

常連の客が入ってきた。
私はこの客とはプライベートをもともにする
『なかま』
であったのだ。
私は静かに毒を盛った。・・・
《バタッ》
やけにゆっくりと流れるようにきこえた。
それはまるで綺麗なメロディのようだった。
そのメロディは少ししょっぱかった。

次、「天丼マン・再生」
0460名前はいらない
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2012/09/02(日) 18:12:24.32ID:p1Wgy3TQ
「天丼マン・再生」

ついに、やってしまった…
あんなに愛した天丼で、私は、たった一人の仲間を…この手で…

私は膝をつき瞳を閉じた

あの日の父の笑顔が浮かぶ…
父さん…貧乏で病気がちで母に見捨てられても、
男で一人で私を育ててくれた父さん

私の誕生日には、少しでも贅沢させようと
天丼を作ってくれた父さん…

父が死んだあの日、私は誓ったんだ。
父の作ってくれた天丼でみんなを幸せにしたいと…
それなのに…

ダークサイドに落ちた私の瞳から熱いモノが込み上がる

そして、たった一粒の涙が、天丼に落ちる

そのときだった…天丼から、まばゆい光が溢れた
0461名前はいらない
垢版 |
2012/09/02(日) 18:14:18.74ID:p1Wgy3TQ
次は、「天丼マン・THEファイナル」
0463名前はいらない
垢版 |
2013/02/21(木) 21:04:49.50ID:SZ/7Y0ck
「天丼マン・THEファイナル」

眩い光を放った天丼は空中に浮き上がり
不規則に揺れて壁や天井に御飯を撒き散らし
この世のものとは思えないほどの呻き声を上げて爆発した

うっ… 私は口を押さえながら煙の中を手探りで進む

すると、そこには
裸の美しい女性が一人立っていた


な、なんて、いやらしいんだ


私は飯粒だらけの彼女の手を取って家につれて帰り

信じられない程いやらしい事を彼女とした

それは、私が死ぬまで続いた


そして、私は死んだ


楽しい人生だった


みんなもそうやって生きるべきだと思う


fin

次は「生まれてから一度も海を見たことのない女の子」
でお願いします
0464名前はいらない
垢版 |
2013/02/22(金) 06:29:39.43ID:wMUXSxdP
『生まれてから1度も海を見た事ない女の子』

耳を澄ますと
波の音が
聞こえるわ

でもワタシは波と
言う物を
見た事がないの

ママがレコードで
聞かせてくれたママの
大好きな歌にその
音が入ッてたの

ママは一人言の
様に歌を
説明してくれるのヨ

とッても、とッても悲しい曲だから目からしょっぱい水が出てくるの

でもそれが何かワタシには
分からない

暗闇の世界でも
ママがいてくれる

ママが波と
言う物を
教えてくれるからワタシは
海と言う所に行けるのを待っているわ

その時はワタシにも
見えるのかしら

隣でママが
又、泣いてるわ

サヨウナラって言ってるの?

ママ海は…ワタシには
ごめんねママ

何だか息苦しいわ
泣かないでママ

今、海が見えた
様な気がした



次は、サヴタージュ、でお願いします
0465名前はいらない
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2013/02/24(日) 18:09:47.25ID:pMVfGLEF
「サヴタージュ」

俺は今、ひどくサヴタージュを感じている
いや、感じているというより、どちらかというと両手一杯に抱えている

サヴタージュ、一つ一つに大して重みはないのだが
やはり、これだけの量を抱えているとなると
なんだかんだで両手がダルくなってくる

それにサヴタージュは結構、臭いんだ

昔、動物園でフラミンゴを見たことがあるんだけど
すんげー臭いの、アイツラ。

それに匹敵するくらいサヴタージュは臭いね

そんな臭いものを俺は今、両手一杯に抱えている
何故だ?

俺にはわからない

つか、捨てればよくね?

うむ。本当そうだ

よし。こんな訳の分からん代物は捨てたほうが身のためだ

俺はサヴタージュ一つ一つを
この荒んだ社会に投げつけてやった

町ゆく人々がサヴタージュを拾い上げ
「うわっ!なんだこれ、くせぇ!」
と素直な感想を口々にもらす

俺はサヴタージュを投げつけながら泣いた
赤子のように泣いた

そして、笑った

何故なら

なんか面白いからだ

次、「フランス語」
0466名前はいらない
垢版 |
2013/03/16(土) 14:54:41.17ID:ZijZxUmH
「フランス語」

ジャンヌ・ダルクも話してた
仏のことば


次、「水風船と鈴虫」
0467名前はいらない
垢版 |
2013/03/17(日) 22:40:58.05ID:Q21bQpiR
「水風船と鈴虫」

ジャンヌダルクも
よく食してた
普通の昆虫
鈴虫

そして

水風船は割れた

飛び散る吐瀉物

畜生

なんてものを詰め込んでたんだ

世界は下呂まみれ

やるじゃん

ジャンヌダルク



次、「汚れた花」
0468名前はいらない
垢版 |
2013/03/22(金) 20:33:44.18ID:CVS0jGm/
「汚れた花」

黒ずんだビラビラ
つかいすぎた彼女の花は
クリーニングが通用しない
中古の貝
新鮮さは感じられない
汚れた古い雰囲気
アンティーク

まるで…リサイクルショップ
の造花


次「カフェテラスでケーキ」
0469名前はいらない
垢版 |
2013/03/24(日) 04:01:49.83ID:iYzrjClo
「カフェテラスでケーキ」


切れた息を押し隠して
店へ入った
逃げられたんだ
ここなら大丈夫
なのに店の中が入ったときよりも薄暗く感じられ
建材がみるみる古くなり
きっと店の奥にはドアの壊れた風呂場があって
上半身だけの男と
白い服の裾を茶色いもので満たした少女がいて
男が「これは誰の口にも合う 味噌風味」と言っている
んだろう
私はまた逃げ出そうとするが
さっきまでなかった階段が立ち現れ
それが靴で埋まっているのでなかなか抜けられない



次は「痒み」で頼む。
0470柚木
垢版 |
2013/03/29(金) 15:21:02.36ID:SJAsT5bg
「痒み」
あぁ、またか。
肌の下に来た小さな違和感。
痛みより激しくなく、眠気より柔らかくない違和感
私は溜息を吐きだした。
もう嫌だ。いっそこの感覚がなければ、私はどんなに幸せなのだろう
だが、いつだって逃げれない。
まるでクモの糸に絡まった蝶。
私は後からくるであろう痛みに覚悟しながら、皮膚に激しく爪をたてた。

次は「体液」でー
0471名前はいらない
垢版 |
2013/03/30(土) 21:16:59.03ID:DoX2oITZ
「体液」
それは外国の
難解で惨たらしい事件の
担当の刑事の人が
お互いに目隠しをして
私に伝えた言葉です
肩に触れた手が
まるでその言葉のように
暗く貼り付いて
部屋の隅のぬいぐるみが
とても寂しくて

次は「バイク」
0472名前はいらない
垢版 |
2013/04/12(金) 08:55:10.20ID:G0gwZN1H
「バイク」
早く気づけてたら

お気に入りの黒地に黒のピンストライプ

カッコいいと信じてたジャンスーを着込んで

新御から梅新に突入ミナミまで爆音を撒き散らした

直管は400ccの吐き出す断末魔の悲鳴を

なにも遮らないで撒き散らす

泣き叫ぶ弱タレの悲鳴だった

今考えると バカだった

かなりのバカだった

もっと早く気づけてたら




次「隠しても隠しても隠しきれやしない」でお願いします
0473名前はいらない
垢版 |
2013/05/02(木) 22:26:04.67ID:pRow+oTJ
「隠しても隠しても隠しきれやしない」

妻が台所で 腹の青白い魚を さばいている
日記にも名刺にも 私の言いたいことは どこにも書いてないのに
妻は私の食べたいものを知っている

若かったころ 法医学の授業でみた 青白い身体を思い出す
「ぶらさがる人、刻まれる人、散らばる人」
影絵のように 淡々と学ぶ 死への裏付け

その日 図書館で探した
もっと知りたかった
人が死ぬ、その器用な現象

「コノ人ハ、爆風ヲ受ケマシタガ、背中ノ皮ガ、綺麗ニ残リマシタ」

学んで、親が死ぬのを想像して
図書館のすみで ひとしきり泣いていた

あの頃好きだった 石川啄木の短歌を思い出す
「どんよりと 曇れる空を見ていしに 人を殺したくなりにけるかな」
その言葉だけが、幾年月
私の死にたくなる心を穏やかにさせた
 
それが今じゃ老いた医師で
もう何人の死に損ないに出会ったかわからない
死ぬべき意地悪な老人 死ぬべき小悪党

私の人生には 救うべきでない者たちが 多くいた


妻が振り返り、微笑んだ
「テレビでもつけてくださいよ。」
私の冷めた湯のみを取り替える
「黙ってると、つまらないことで悲しむのだから」

両手に染み付いた 患者の死の匂いと
妻の手に染み付いた 魚の死の匂いと
同じか否か 考えてみようとしたら

「こら」とひとこと 妻に笑われた



次は「結婚」でお願いします。
0474名前はいらない
垢版 |
2013/05/06(月) 11:16:07.09ID:pQBphBBb
「結婚」
母親が炊いた黒豆が食べたい

その一言がきっかけだった

別に嫁の煮しめを貶したワケじゃなかったんだけど

お義母さんは料理上手いけど ちょっと甘過ぎるんだよね

と そう言った 嫁さんのは甘さが足りないんだ

でも その件の一言が お互いに本性を露わにする きっかけになった

可愛かった笑顔を
自分だけの 物にしたくて

善いとこを大盛に盛って 付き合い始めて
結ばれたけど

しんどかった
善いように盛って見せるより 
物は言いよう

怒らせないように 本音で暮らせたら

結婚生活は楽しい

ハズだと 離婚後に思うのであった

次に活かそ




次「それは尤もなんだけど」でお願いします。
0475名前はいらない
垢版 |
2013/06/17(月) 01:10:42.56ID:wBFXmNP4
「それは尤もなんだけど」

飼う気がないなら野良猫に
餌をやるなと言う大人

お前の偽善や気まぐれで
飢えた乞食の差し出す両手に
何も渡すなという大人

僕は分からない
分からないんだよ


次は「アイス」で
0476名前はいらない
垢版 |
2013/06/17(月) 18:19:13.84ID:ZjGsRDOH
「アイス」

ごめんごめん、お前不機嫌になってんの?
そういう場合は、原因を探りつつ彼女に甘味を与える
それで機嫌を直してくれる可能性が経験的に7−80%くらいかな
最近のオレのヒットはマジでバニラプディング味のアイス
口に放り込んだ瞬間「うめえ!」って感動してプリン好きのお前に言おうと思ったんだ
ねえ、お前の顔が思い浮かぶほどだったんだよ
騙すわけじゃないんだ、そっぽ向いてないであーんしてよ?
駄目?今回の闇は深刻なのか?
そういう場合は祈りながら、時間を待つしかないよなあ
0478名前はいらない
垢版 |
2013/06/18(火) 21:26:13.60ID:0V/akKO4
「すいかにまつわる思い出」

アイドルグループ「へパミントがーるず」の通算五枚目となるシングル
「すいかにまつわる思い出」という曲を皆さんはご存知でしょうか?
恐らく、この曲を実際に耳にした事のある方はかなり少ないのではないかなと思います
何故ならこの曲、一度某ラジオ局でオンエアされたあと発売禁止となり
店頭に並んであったシングルは全て極秘に回収され存在自体が抹殺されてしまったのです
何故発売禁止となったのか?その理由は公には公表されていません
ネットなのでは、放送禁止用語が含まれていたからだ とか、
センターのむきりんのスキャンダル隠しのためだとか、事務所の金銭問題のためだとか
色々な憶測が飛び交っていますが、実は問題はこの曲のタイトルにあるのです
「すいかにまつわる思い出」
夏の爽やかで甘酸っぱいイメージが広がる素晴らしいタイトルなのですか
みなさん、気になりませんか?何故、すいかが平仮名表記なのか…
勘のいい方なら既にお分かりだと思いますが、わからない方は一度
ゆっくりと声に出して十回ほどタイトルを読んでみてください

ね?

勿論、決して後ろは振り返らないでください

次、「キミの値段」
0479名前はいらない
垢版 |
2013/06/18(火) 22:55:34.94ID:URTM5su7
「スイカにまつわる思い出」

まんまるいあの人が
まんまるいスイカを
我が子のように持ってきた
それはいつもの夏の光景で
何ども繰り返されてきたことだ

まんまるくなくなったスイカを
まんまるくない僕が食べる
味わうように
残念なように
これで終わるかのように

まん丸くない僕の口から
まんままるくない種を吐き出す
その時僕は気づく
すいかがまたまんまるくなることを

来年もあの人は来る
まんまるい顔で笑いながら
まんまるいスイカを持ちながら

次のお題「かき氷の頂上」
0480名前はいらない
垢版 |
2013/06/19(水) 06:27:52.14ID:O3A+hD1j
「キミの値段とかき氷の頂上」

キミはつんとして
とても高い
ボクハコゴエソウニナリナガラ
キミの宮殿みたいな席を眺める
どのくらい器用になれば
キミの一番真ん中をすくいとれる
周りの景色はかすむ
それは僕の
一生分の恋の終わりの
証明だった

次の題「サバイバル」
0481名前はいらない
垢版 |
2013/06/20(木) 15:47:09.57ID:VLBKAGEu
サバイバル

小学生の男女が遭難し力合わせ一夜を乗り切ったと
おにぎり分けあい肩寄せ合い知恵も出しあったのか?
これで二人の絆は伊達じゃなく強まった
他の人には分けいる隙間もない
美談なのだしすごいこと
助かって本当によかった

次のお題「睡眠」
0482名前はいらない
垢版 |
2013/06/20(木) 17:24:35.40ID:RNt0iDkN
「サバイバル」

サバイバルなあの人が
サバイバルなサバイバルを我が子のように持ってきた

それはここ
コンクリートジャングル東京ではよく見られる光景で
何度も繰り返されてきたんだ

サバイバルなサバイバルを
サバイバルくない僕は見つめる
味わうように
残念なように
これで終わるかのように
あぁ

サバイバル

僕の

サバイバル

いってしまうんだね

どうでもいいけど

寂しいよ

きっと

あの人は来年もくる

どうせならハムの人が

よかった


つぎの題名 「お爺の頂上」
0483名前はいらない
垢版 |
2013/06/23(日) 14:06:26.01ID:wutr/57u
「お爺の頂上」
馴染みのBARに
当年取って70才 常連のハゲがいる

キム爺と呼ばれてるが愛すべき日本人だ
見た目はお爺で中身は幼稚園の年長ぐらいだ

駅前にいくつかビルを持ってる のだが
このBARがあるビルは自分のじゃない

「利害関係のある店じゃ飲まねんだ」
そういうポリシーがあるのかも知れない

そのキム爺は 今まさに人生の頂点に立っている

キム爺の話は機会があれば書いてみたい




次「済んだ話」で、お願いします。
0484名前はいらない
垢版 |
2013/06/23(日) 23:36:35.59ID:NGrJ5lDa
「済んだ話」

別に昔の話はどうでもいいけどさ
貢いでいる女の人たちBBA呼ばわりするのってどうなの
例えば言って改善する問題とそうでない場合とがあるじゃん
BBAは時とともに悪化こそすれ、なおるもんでもないんじゃないの
他人が全部あほに見えるのも仕方がないことだと納得はするから
理解とか知識とか及んでいないのはそうだよなあって素直に思う
でもBBAか否かで馬鹿にするのは何故なんだろ?
0486名前はいらない
垢版 |
2013/06/24(月) 00:27:09.28ID:lXUaI88l
「済んだ話」

なぜ今更、蒸し返すんだい
そんな昔の話

僕らは前世で和解したじゃないか
なのにわざわざそれを蒸し返すだなんて

あのとき君はヨーロッパいちの美少年
そして僕は一匹の羊だった

僕らはお互いを理解し合い星のない夜には愛し合ったよね?

勿論、人間と羊
うまくいかず
すれ違いの結果
憎しみあうという結果になってしまったけれど
君が僕を食べるという事でこの話は決着がついたよね?

それを2013年の
日本のとある居酒屋で蒸し返すなんて…

もうあの頃とは違うんだよ
君は48歳の頭の禿げたシステムエンジニア
僕は23歳でバンド「スモーキーズ」のベーシスト
もういい加減大人になったらどうだね?
そんな済んだ話は蒸し返さずにね

次は「風船パン屋さん」でお願いします
0487名前はいらない
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2013/07/01(月) NY:AN:NY.ANID:UqDqUhLt
「風船パン屋さん」

とあるちいさな町のパン屋さん

店先には手作りのあんぱんまんのカオしたバルーンが屋根の高さでゆれていた

手作りのあまいかおりのあんぱんまんのパンたちがガラスごしに並んでる

おひるどきやおやつどき、わらわらと買いに来るこどもやお客

今日はどんなパンがあるのかな?

いつものなじみの常連たちがこぞってトレイをもって並んでる

雨でも風でもあんぱんまんのバルーンは呼んでいる

「おいしいパンがあるよ、今日もホカホカに焼けてるよおいでよおいで」って


次「梅雨明けの空」
0488名前はいらない
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2013/07/04(木) NY:AN:NY.ANID:K7AtkzrM
「梅雨明けの空」
黴る季節 清潔にしてないと お腹が痛くなる
蒸し暑い長雨を嘆くよりも
不潔なまな板を綺麗に洗おう
それ以前に すぐ雑菌に負ける お腹を強化しよう か

梅雨明けのキツい日差しに負けない為に




次「ひとりより寂しいふたり」で、お願いします。
0489名前はいらない
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2013/07/05(金) NY:AN:NY.ANID:nwrPxGPv
「ひとりより寂しいふたり」

ベンチで小さな兄弟が待ちぼうけ
勝手な観察結果によれば
上の子はしっかり者で
下の子はマイペースだけど優しい
一体君たちのお母さんは
どこまでいっちまったんだ
ちっとも戻る様子はない
寂しさ二人分
きっと何人いたって
お母さんがいないと寂しい

次は「思い出」
0490名前はいらない
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2013/07/08(月) NY:AN:NY.ANID:FeE5Oysa
「思い出」

林檎が食べたいんです
でも
ぞうさんのほうがもっと好きです





次のお題は「松本VSコインロッカー」でお願いします
0492名前はいらない
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2013/07/14(日) NY:AN:NY.ANID:HpeOuEPA
「松本VSコインロッカー」

そうあなたの語っていた あの9月の草原で
石版に刻まれた 記号と太古の音韻

OD ELELEE YA
NUK AMDON

なぜ松本はそれを知っているの?
錆びた記憶のコインロッカーに 乾いたトカゲの死体と一緒に
預けてあった あの呪文のことを?

ILVLON の果て 七つの泉の場所
そうあなたが語っていた あの九月の草原

次のお題は「球電とこぬか雨」
0493名前はいらない
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2013/07/17(水) NY:AN:NY.ANID:Cee5LWdF
「球電とこぬか雨」

パチパチと赤くはじける電球が今終わりを告げようとしてる

薄暗い部屋の窓からしとしとと雨音が聞こえてくる…

今夜こそ替えなきゃ

だけど変わりが無いよ、今はこのひとつだけ

貧しさがしみいる薄暗い部屋でボンヤリ天井を見上げた

カサカサと静かに蠢くものは…アレは蜘蛛?

そうか暗くなってオマエも寂しいのだね

だが今夜はこのままで過ごそう

静かにジッとして雨音だけを聞いて朝まで


次「晴れ間」
0494名前はいらない
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2013/07/22(月) NY:AN:NY.ANID:uE+/XyON
「晴れ間」

いつも気になっていた道があった
ボロい吊り橋が掛かっているが
あの先から見る景色の眺めは
きっと最高に違いない
だけど怖いし無理だと決めていた
長い雨が続くと あの橋が切れそうだ
そんな事をぼんやりと考えていた
晴れ間 橋はいつものようにボロく
あの道は続いていた


次のお題は「波」
0495名前はいらない
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2013/07/22(月) NY:AN:NY.ANID:flPAuKAG


以前の想像では好不調に波があるのかなと思っていた
しかし、舌を巻くのはコンスタントに一定以上の品質のものを、非常に数多く生み出せること
気分でやっているようでもなく、ひとつひとつ丁寧に管理蓄積していて正に匠といった印象だ
何故そんな神技の様なことができるのだろうか?
職人芸というものは、長年に渡り毎日積み重ねてきたからこそ可能となった芸当なのだろう
そんな中で傑出してすごいものも勿論あるのだが、意外にも芸術には波が余りないと感じた
素人目線の観察なので、玄人の感じ方はまた違うのだろうが...
0496名前はいらない
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2013/07/22(月) NY:AN:NY.ANID:flPAuKAG
次のお題は、結構シール好きだったので”stickers”
0497名前はいらない
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2013/08/13(火) NY:AN:NY.ANID:IZt/4szN
stickers

それはまるで刻印のようで
僕はまるであなたの望む僕を演じているかのよう

感じずにはいられない違和感は
鎖骨にかかるシャツの布地にも似ていて

たとえばこんな夜を楽に過ごそうと試みる僕を
あなたは眉をひそめて苦い笑いに変えてしまうのだろうか


次「蚊取り線香」
0498名前はいらない
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2013/08/13(火) NY:AN:NY.ANID:H0pa+c4u
「蚊取り線香」

ぐるぐるぐる
たしかフランスに
こんな道路の合流地点が
存在するんじゃなかっただろうか
ぽとり
ついに離脱した
現在生きることから
だけど息をしていなくても
生の循環から誰も抜け出ることはできない
ぐるぐるぐる

次のお題は「餃子」
0499何することを京王總線 ◆OHYdsadGXM
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2013/08/14(水) NY:AN:NY.ANID:q8gRQpf9
「餃子」

"もし中国から来た餡に
小さな手と涙をイれたら
料理長に感謝の言葉を送るだろう
日本に美味を、と。"

工員がそんなことをしゃべりながら包んだ皮が客の目に毒だ

コンビニの餃子

次のお題は、架空四字熟語で”素摘花簾”
0500白豚川柳王佐藤光 ◆kt1U0n7OjI
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2013/08/15(木) NY:AN:NY.ANID:H4dfK7ju
「素摘花簾」は意味不明なので「花摘み」に変えます

「花摘み」

お母さんの胸元に刺した一輪のバラ
鮮やかでまるで心臓から送り出される血液のよう
私はねアカツメクサで冠をつくるのよ
そしてお母さんと一緒に歌をうたうの

ルララ 宇宙の風に乗る

次のお題「ひまわり」
0501名前はいらない
垢版 |
2013/08/18(日) NY:AN:NY.ANID:IrUjvQXR
(米・麦)大統領が苦言
「このまま巨人が倒されれば問題ない
進撃してもらいたい
0502名前はいらない
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2013/08/18(日) NY:AN:NY.ANID:DzzUpAYA
「ひまわり」は意味不明なので
「バットマン」にかえます

「バットマン」

お前はバットマン
お前は自称バットマン
首都圏から外れた街で
お前は自称バットマンを貫いている
今日も部屋の隅で
自称バットマンを貫いているのだよ
お母さんが晩御飯の支度を終えるまで
今日もお前は
自称バットマンを
貫いている


次のお題 「子猫」
0503名前はいらない
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2013/08/18(日) NY:AN:NY.ANID:rPdsp9Q+
>>502

「ひまわり」も知らないの? きみ、アホなんちゃう?
しかも次に出したお題が「子猫」だってw
キチガイなの? バカなの? 入院したら、精神病棟にw
0504名前はいらない
垢版 |
2013/08/18(日) NY:AN:NY.ANID:DzzUpAYA
>>503
大変失礼致しました
私はどうかしていたみたいです
あなたの仰る通りです
「子猫」というお題では意味不明です
なので次のお題は
「子犬」でお願いします
0505名前はいらない
垢版 |
2013/08/18(日) NY:AN:NY.ANID:4c/dNiDS
前の人のお題の意味無くなってきてるねワラ

「子猫」

がさつくコンクリートの道を
その柔い肉きゅうで渡るというのか
ビーズのような命から弾む
お前の影と血
なぜここに人の道があるのか
なぜ急ぐのか
お前の隣にしゃがみ
いくつもの大きなタイヤを眺め
この世界から遠く遠く離れていたかった

次のお題「ガラス」
0506何することを京王總線 ◆OHYdsadGXM
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2013/08/24(土) NY:AN:NY.ANID:nz0+fG9u
「ガラス」

In der Bergstraße, und decken alle tiefschwarz
山道の中で、漆黒のすべてを覆
In the mountain road, and cover all of the jet black

Nicht in Verbindung mit Brust Spaziergang von Frost entsprechen
霜の箪笥歩調で一致していない
Does not match with chest walk of frost

Select ist dunkel, aber das Herz ist mein
選びが暗いですが、これは私の心臓部である
Select is dark, but the heart of this is my

Jede Person, um sie zu zerstören, obwohl wartet denken?
思いを待っているにもかかわらず何人もそれを破壊する?
Any person to destroy it even though waiting for think?

Während Goldmünzen, brauchen Sie nicht zu bewegen, weil ich hier warte
金貨しながら、ここで私は待っていますから移動しない
While gold coins, you do not move because I'll wait here

Allerdings Tränen für mich ankommen, habe ich irgendwo Szene eingeladen
しかし、場面は私のために到着する涙、私はどこかに招待されています
However, tears to arrive for me, I have been invited to somewhere scene

Nicht Glas. Ich möchte alle vergessen
ガラスしないで。私はすべてを忘れたい
Do not glass. I want to forget all

Nur Kleidung
洋服だけ
Just clothes

Nicht dieses Wort
本語ではない
Not this word
0507何することを京王總線 ◆OHYdsadGXM
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2013/08/24(土) NY:AN:NY.ANID:nz0+fG9u
Haben Sie eine solche '40?
そんな40年はありますか?
Do you have such a '40?

Oder ist das Glas?
それともガラス張りなのです?
Or is the glass?

Ski Boot ist nicht erforderlich. Ich glaube auch nicht, dass die Zeit
スキー船は不要です。私もその時間を考えていない
Ski boat is not required. I also do not think that time

Auch jetzt, ein geschätzter Traurigkeit in der Rückseite meines Geistes, die beschuldigt
推定は今でも、非難している私の心の奥に悲しみ
Even now, an estimated sadness in the back of my mind that have accused

Boli wollen ein Herz, das nicht fühlt nichts. Sie müssen mich von diesem Schmerz loslassen
玻璃は何も感じない心が欲しい。この痛みから私を解放する必要があります
Boli want a heart that does not feel anything. You need to release me from this pain

Ich weiß nicht, aus Ihnen heraus. Ich bin nicht verwirrt
あなたの出は知らない。私は混乱していないよ
I do not know out of you. I'm not confused

Keine versteckten Gefühle Achat, das Gefühl für eine Weile
しばらく瑪瑙(めのう)なし隠し感情、感覚
No hidden feelings agate, feeling for a while

Auf der Jagd nach einem Glaskasten, ich nicht schwach
ガラス箱を追いかけて、私は弱い娃無
Chasing a glass box, I weak Gaowa

Aussteigen, um die tiefe Dunkelheit der alle beißen
降りに、すべての深い闇を{一口}
To get off, to bite the deep darkness of all
0508何することを京王總線 ◆OHYdsadGXM
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2013/08/24(土) NY:AN:NY.ANID:nz0+fG9u
Es ist die Zukunft, die jemanden wie Schneesturm möchte denkt erfassen?
吹雪のような誰かがしたいと思っている未来を捕することです?
It is to capture the future who thinks someone like snowstorm would like to?

Was ich Kai zu machen ungeeignete oder Sie in dieser Welt haben, ist rein weiß?
真白はそれが不適当にする甲斐(カイ)または私はこの世界で何を持っていますか?
What I and Kai to make it unsuitable or do you have in this world is pure white?

Warum ist Schnee sehr weh?
なぜ雪がとても痛む?
Ist es ist sehr traurig für die japanische Version der Bibel?
それは日本語訳聖書のためにとても悲しいのですか?
Why snow is hurt very much? Is it is very sad for the Japanese Version of the Bible?

Ich weiß nicht, ihre eigene Apokalypse. Nichts wird im Spiegel angezeigt
ヨハネ黙示録は自分自身わからない。何も鏡に表示されません
I do not know their own apocalypse. Nothing is displayed in the mirror

Und ich werde auch weiterhin bei dem Gedanken, sie alle laufen. So ist alles, "mit dem Yu
そしてそれはすべての思いで実行していきます。すべて'がそう、遊戲を持って
And I will continue to run at the thought of it all. So, all 'is with the Yu

Dazzling Mangel. Es ist jedoch nicht zu erreichen,
まばゆい無さ。しかし、到達することはありません
Dazzling lack. It does not, however, to reach

Zu sagen, du wärst jemand anderes, ist es in der Tat nicht einsam
言いが他の誰かだったら、それは確かに孤独ではない
To say you were someone else, it is not lonely indeed

Und Sie beginnen, auf der Verbindung der Apokalypse
gehen
そして、あなたは黙示録の接続に向けて歩き始める
And you begin to walk towards the connection of the Apocalypse

Flow of Apocalypse, Licht-Affen in der freien
と黙示録の流れ、{無/申}内の光
Flow of Apocalypse, light-free monkey in the
0509何することを京王總線 ◆OHYdsadGXM
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2013/08/24(土) NY:AN:NY.ANID:nz0+fG9u
Fühlen gefolgt von einem Thron
玉座が続く感じ
Feeling followed by a throne

Mein Blick fällt, und ich kann nicht sehen, mein Herz
私は何を見ることができない、私の心はどこかに行っていた
So slowly I forget and my heart starts vanishing

Wenn Sie nicht in der Hauptstadt verbunden sind, ist es nutzlos, wenn es um kommt
それは都には関係ありません場合は、無用の長物になるとき
If you are not related to the capital, it is when it comes to useless

Während Miyakooji, brauchen Sie nicht zu bewegen, weil ich hier warte
都大路しながら、ここで私は待っていますから移動しない
While Miyakooji, you do not move because I'll wait here

Allerdings Tränen für mich ankommen, habe ich irgendwo eingeladen Bibel
しかし、聖書は私のために到着する涙、私はどこかに招待されています
However, tears to arrive for me, I have been invited to somewhere Bible

Bitte nichts dagegen mich japanischen Version der Bibel. Weil ich alle vergessen
日本語訳聖書は私を気にしないでください。私はすべてを忘れたいので
Please do not mind me Japanese Version of the Bible. Because I want to forget all

Nur Glas
ガラスだけ
Only glass

Und mehr als eine, ja.
さらになし
Till I can not break free, and

Gibt es so ein Glas?
そんなガラスはありますか?
Is there such a glass?
0510何することを京王總線 ◆OHYdsadGXM
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2013/08/24(土) NY:AN:NY.ANID:nz0+fG9u
Oder Glas?
またはガラス?
Or glass?

Auf der anderen Seite Transparenz ist nicht erforderlich. Ich bin noch nicht fertig
一方透明は不要です。私はまだ準備ができていないよ
On the other hand transparency is not required. I'm not ready yet

Limitiert auf Trauer in der Rückseite des Geistes, die mir vorgeworfen haben noch
限定はまだ私を非難している心の奥に悲しみ
Limited to grief in the back of mind that have accused me yet

Glass will ein Herz, das nicht fühlt nichts. Und ich rette mich von diesem Schmerz
ガラスは何も感じない心が欲しい。そして、この痛みから私を救う
Glass want a heart that does not feel anything. And I save me from this pain

Ich weiß nicht, das können Sie. Ich bin nicht verwirrt
あなたの出来は知らない。私は混乱していないよ
I do not know can you. I'm not confused

Ohne eine Transparenz beim Verstecken Emotionen, Sinn
しばらく透明なし隠し感情、感覚
Without a transparency while hiding emotions, sense

Auf der Jagd nach purem Gold, ich nicht schwach
純金を追いかけて、私は弱い娃無
Chasing pure gold, I weak Gaowa

Dann wird der Job 28-17, benötigen Sie, um die tiefe Dunkelheit der alle beißen
それからヨブ記28−17は、すべての深い闇を{一口}する必要があります
Then the Job 28-17, you need to bite the deep darkness of all

Boli einen Schritt. Um einen Schritt.
玻璃は一歩を踏み出す。一歩を踏み出すために。
Boli take a step. In order to take a step.
0512名前はいらない
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2013/08/24(土) NY:AN:NY.ANID:WKmEAOkI
「階段パンチラ」

思いついた
階段一段一段にスカートから
パンチラしてる絵が描いてあれば良いと思う
あと痴漢専用車両っていうのを設けて
その中にあらゆるチラ写真を貼り
ああいう人形にミニスカートを履かせて
立てておくのが良いと思う
陰険さを無くしてオープンにした方が
何事も爽やかでいいよ

次のお題「イタリア」
0513名前はいらない
垢版 |
2013/08/24(土) NY:AN:NY.ANID:FGUEEZT5
おおイターリア
長靴の形マフィアの国
それだけしか知らない
遠くの国

だけどイターリア
と叫べば湧く親近感
思えばパスタも食べるし
リゾットも食べるよ
ピザなんかは遠慮してるんだ
ダイエット中だからね

そしてイターリア
赤と白と緑の国
日本は赤と白の国
こんなところに共通項
ヴェネチアなんかも思い出したよ水の都
大阪に住んでたんだ
水の都さ
こんなところに共通項
結構知ってたイターリア

おおイターリア
カンツォーネだって知ってたよ
皆で歌おうイターリアと



溶けてきたアイスクリーム
0514h芬O千七百億三萬あ零八七久則一 ◆OHYdsadGXM
垢版 |
2013/08/24(土) NY:AN:NY.ANID:4we/NtYG
「溶けてきたアイスクリーム」

店いろの素敵な物をあつめて
あたためたみたい 伺いの気もちふくらむ

えがおみせたら 先ず可愛いのに
後友人 いつも知らん振りして多

刺しの古娃さ はやすらかに 城井ちいさなへやでひとみとじる
格安プライスよ いのちはみじかい 打からこそ いとしくて貴い物なの

ふたりなら質で 共にあるいたときの思いでは
十区きえて行く 足あと

1,600円へと進 辛い未知えらんで
キンキの頃は ふあんかんじてたけれど

甘さの福留朝 あなたは満ちたりて すこしほほえみながら瞳閉じる
焼きよ 幸せひとつを抱き締めて いまねむる しずかに御休み

[マジに公開して無いぜ]何手
3時間だけ寂しそうなかおを仕手

[頼みとの事宜しくたのんだぞ]何手
感じるわ お仕舞まで我儘なんだから

店したうつくしいせかいよ
通しもの隙間から 耀刺しこむ

言いの古娃さ あなたは安らかに 白い小さな部屋で瞳閉じる
想よ 命は短い 打からこそ 愛しくて尊い者なの


溶融したアイスクリーム、
0515溶融したアイスクリーム、
垢版 |
2013/08/25(日) NY:AN:NY.ANID:N0UO9PF5
それは現象の結果である
一次相転移であり潜熱が存在していたということである
相とは物質の微視的構造が規定された状態のことであり
相転移とは外部変数の変化によって物質が相を変えることである
つまりはアイスクリームが固相から液相になるのが
アイスクリームの相転移現象であり、結果は溶融したアイスクリーム、
そういうことだ

軽い話をすれば
アイスクリームは昔はイスラム世界ではシャルバード
イターリアで普及しフランスに渡り
アイスクリームとシャーベットに別れ
アメリカでアイスクリームが一般のご家庭を普及し
日本では新見正興さんが1860年にアメリカで食べたらしい日記を残し
町田房造さんが最初に日本で発売したのが明治2年という
ごちゃごちゃいっても所詮はアイスクリーム、
溶融したアイスクリームは食べられない


次は 雨ふる休日
0516名前はいらない
垢版 |
2013/08/26(月) NY:AN:NY.ANID:BT1A5A/I
てす
0517名前はいらない
垢版 |
2013/08/27(火) NY:AN:NY.ANID:foIVttcN
「雨ふる休日」

雨ふりの中から帰り
車庫にバックで止め
タイヤの跡を見るのが好きだった
背骨みたいな模様が流れていく跡が
何だか美しかった
駆動が後ろのせいか
跡の通るところが普通と違った
それから潤いに満ちてしまった燃える色を
心まで存分に飲み干して
ふらつきながら部屋に戻った

次のお題は「ハリケーン」でよろ
0518名前はいらない
垢版 |
2013/08/29(木) NY:AN:NY.ANID:zKEno4Yy
「Hurricane」

変わらなきゃって思ってた
だって僕は知ってる
灰色の街も 鈍色の空も
僕の作ったただの幻なんだって

君に会いに行きたいだけなのに
どうして傷付けてしまうんだろう
何もない部屋の中で
眩暈が止むのを待つだけ

次のお題→「お布団」
0519名前はいらない
垢版 |
2013/08/29(木) NY:AN:NY.ANID:teAM0ap+
お布団 モフモフ
お布団 さわさわ
おふとん ママのにおい

おふとん ああおふとん


次のお題「パンダ」
0520h芬O千七百億三 ◆OHYdsadGXM
垢版 |
2013/08/31(土) NY:AN:NY.ANID:9PqNtJRz
「パンダ」
先日ルseason セイケツニしめ p(ΘェΘ)q オナカガイタクナル
白浜駅

 黒薙駅

行き




次「ヒトリヨリ淋フタリ」で、お願いします。
0521名前はいらない
垢版 |
2013/09/01(日) 00:25:12.42ID:J4gIb2Dn
「ヒトリヨリ淋フタリ」

たとえばそんなお題で
詩を書けと言われたら
ぼくは困惑してしまうだろう

その言葉は意味不明だということにして
ほかのお題で書けばいいじゃない
きみはそう言って笑う

それはそうかも知れない
淡々と詩が書かれる場所で不意に起きた
そういうやりとりを見て
ぼくは腹を抱えて笑っていたのだから

ヒトリヨリ淋フタリ
この言葉を意味不明だということにして

たとえばかわりに
どんな言葉をお題にするのか
すぐには思いつかなくて
やっぱりぼくは困惑してしまう

そして しばらくたっても迷っているものだから
きみはそんなぼくを見て そして笑った


次のお題「ブラインド」で
0522名前はいらない
垢版 |
2013/09/04(水) 23:51:40.14ID:OGjWt5ts
「ブラインド」
君ときたらいつも
隠しごとだけらけ
下ろした前髪にも
スカートの中身にも
お腹の中にさえ秘密がある
届きそうに軽いのに
からだごと君に侵入しても
秘密をかくすカーテンを捲り上げることが出来ない
呼吸をするついでみたいに
「よくないわ」
呟いて編み出す不機嫌な仕草が
あり得ない愛らしさで
神様は余りに不平等だと
僕は思う

前髪に触れ、唇を噛み、スカートを捲り、お腹を撫で
触れられない秘密は
興味ナシと書いた顔の奥の心にさえ見当たらない
0523ブラインド続
垢版 |
2013/09/04(水) 23:53:56.75ID:OGjWt5ts
声をあげて
もっと苦しそうに

触れそうに軽いブラインドを閉める
締め上げた腰の魔法を解いて
嘘が浄化した赤い蜜に酸欠になってる

君が溶けたら
或いは秘密だけが顔出すかもしれない
隠しごとが肉を纏って
ヒールで闊歩する

いつも通りの夜


次「食む」で妖艶なやつを御願します
0524名前はいらない
垢版 |
2013/09/30(月) 10:22:47.72ID:vhjfUYEB
「食む」
漂う匂いと音にそそられ 美に調った色味で盛りつけられて

妖しく艶ややかに

濃いアンダーソースが纏わりつくモノを

唇に近づけて薫りを楽しみ
口の中に納める快感 は 楽しむ男女を酔わせてしまう

甘噛みして舌上で解ける感触が

適度な弾力は男の力であり
程良い柔らかさは女の潤いだ

飲み込んで絶頂を求め合う

食事と情事は
食み 食む 食め 食められ 日常の謝肉祭である

事後の一服は 祭の後の充足をより高めてくれる





次「秋の夜長」で、お願いします。
0525名前はいらない
垢版 |
2013/10/02(水) 21:15:36.50ID:Bt5AqcMT
「秋の夜長」

  読書の秋とか芸術の秋とかスポーツの秋とか食欲の
 寒くなってくると飢えてくる そんな気がする 長い夜に損な飢餓
 普段はとは違って気持ちもリリカルな彼は 枯れ葉
  衝動的に書きなぐってみた夜に はらはらと舞って ちゃんこ鍋
 土俵に調味料を叩きつける
 角界に挑戦したくなる あたまの中がシリコンでいっぱいになる
 心にまわしがくいこんで 化粧回しの意味がない
 前衛的ってなんだろう 壁に生肉を叩きつける
 肉汁にいみを見出す あくがすくっている
 金魚が一匹も救えずに どんどん煮詰まってくる
 食えたものじゃなくなる どじょうが出てきてセイグッバイ
 ああ なんて長いんだろうセミの時間は 
 早くタイムセールが始まりますように
 隣で彼が定員から半額のシールをはりつけられている
 さあ レジに行きましょう 
 仰向けに横たわって抜け殻のような夜が
 どんどん長くなっていく 
 はっ 
 さっきは数センチだったのに
 今 何メートル
 病院の廊下を全力で走っていくあのこのホトグラフ
 私はいつだって 芸術家気取りの幕の内弁当で遺体
 生鮮品もひにひに長持ちするようになっていくよ
 こんなよるをこえると

 次は「教える頭」
 
0526名前はいらない
垢版 |
2013/10/11(金) 01:34:43.93ID:Pc3CUhHC
「数える頭」

あたまかずを揃えるのはむずかしかった
何にせよ銀河は広く
ちょうどいい数というのは途方に暮れる命題だ
星の数ほどというが何事にもバランスがあり
星の数を決めるのだって並大抵の苦労でなかった

私たちに似た特殊な生命を創ったはいいが
吉と出るか凶と出るか
他との共生や今後の増減を考えると数を決めるのも容易ではない

ああいそがしい
ひぃふぅみぃよ
どれも未熟で完成にはほど遠いが
中々の出来栄えではある
艶のある髪、小金に赤に白に黒
潤ませた瞳、茶、黒、青、緑に赤
やはり私たちに似せたのは良案だった
0527名前はいらない
垢版 |
2013/10/11(金) 01:37:06.74ID:Pc3CUhHC
私たちのあたまかずは揃っている
多いような気もするし少ないような気もするが
南北各所
あたまかずとしては悪くない
私たちより多くなると厄介かな、
はてさて

神に食事は要らぬという
しかして数える頭は糖分に餓え
いつむぅななや
幾つめか知れぬドロップスをひとつ

甘味が頭に体にしみてゆく
キャンディを舐めるように当然に
生命の創造に精をだし
私は髭をのばしている

ああ、いそがしい
あたまかずは、まだ決まらない


次「イヴとめろん」でジューシーなのを御願します
0528名前はいらない
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2013/10/13(日) 20:23:18.73ID:cvzPFg7N
「イヴとめろん」
教える頭と数える頭は似てるよね

イヴについて人に教えるのは簡単な事だ

そのぐらいの頭は有る

だが めろんを数えるのは非常に難しいんだ
大きくなる毎にひび割れるめろんの果実

人のこころと同じなのかな

その度に果汁が沁みだして出来あがる

目にうるさい表皮の模様が

迷彩的で

30玉も数えると頭が拒絶反応を起こしてしまう

賑やかなイヴの夜に
ひとりぼっちで佇む
ステーションモールの窓から見える

行き交うたくさんの人々は

網目に走るめろんの表皮のように

街に潤いを与えるのだろうが

それを数える頭の持ち主は
あまりに寂しい



次「悲しい歌ほど聞きたくなる時」で、お願いします。
0529名前はいらない
垢版 |
2013/10/13(日) 22:26:52.49ID:QoLuZH/4
「悲しい歌ほど聞きたくなる時」

秋の風は鋭く強く
そのあとには
さらに冷たい冬の風

すれちがう野良犬の視線に
眉をひそめずにはいられないような夜

夜 そしてその闇
俺にはそこに
何かよくないものが潜んでいるのを見る
それはあまりにも
何もかもを渇かしつくしてしまう

こんな夜には
音から苦痛があふれるような歌
そんな歌でも聴くのがいい
そうでもしないと
こんな夜は過ごせない
こんな悪い夜は

悲しい歌の苦痛の針が
胸を刺して
夜の闇が俺のこころを押しつぶせば

それは以外にも
苦痛をやわらげるものだから
俺はついつい鼻を鳴らしてしまう




次「アライグマ」
0530名前はいらない
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2013/10/14(月) 16:10:41.23ID:QwSbzDSK
アライグマ


実はラスカル症候群で在る
ずっと隠してきたが
だからアライグマ
ラスカルの再放送を見ることが出来ない

人は皆 スターリングであり
ラスカルである


次のお題は
不思議なメルモ
0531名前はいらない
垢版 |
2013/10/20(日) 08:36:12.84ID:ctCfG1O/
「不思議なメルモ」
赤いキャンディ
青いキャンディ
知ってるーかい♪
小さくなるよ
大きくなるよ
スッゴいーよ♪

ノスタルジィだね

でも それは
あの大天才が盛衰の危機に
苦し紛れに描き残したモノだった

悲しかったね

アトムの躍動感も
ジェッターの未来も
サファイア王子の輝きも
マグマの力強さも
感じられなかった

寂しかったね

手塚治虫は
いつまでも夢であり続ける

不思議なメルモは
僕たちの中に入り込み
赤と青が生み出す
破壊と混乱を報せる

予知夢だったのかな



次「わたしの見る夢秘密だよ」で、お願いします。
0532名前はいらない
垢版 |
2013/10/21(月) 12:13:28.26ID:jfKKPCKo
「わたしの見る夢秘密だよ」

つくりだされた暗闇の中は キャッチコピーに支配された
「どんな声で だれの声で再生された?」
すかさずそんな質問があるわけで 
それにすかさず あなたは返事をしてはいけないのです

「どんな声で だれの声で再生された?」
それはあなたの質問でもあってはいけないのです
他人と共有してはいけないからね

秘密だと約束したのだから


次「カカオロード」でお願いします。
0533名前はいらない
垢版 |
2013/10/22(火) 05:20:16.11ID:4h83zsNY
「カカオロード」
丁度いい温度がみつかんなくて
巻いたマフラーもどかしそうに
ポケットに両手 あったかい缶コーヒー
それでもまだかじかむ
冬をあたためようと必死な
カレンダーは2月を告げている

編み込みは練習したけどできなかった
巻き髪も難しい
だけどチョコレートは作れる
丁度いい温度は本に書いてあるけど
もっとあたたかく蕩かしたくて
バスルームは甘い香りになる

艶めく茶色の一滴一滴を
道しるべにして
私に会いにくるのは
几帳面な猫か野球少年か

甘たるい魔法を足跡にする
ほら、冬が今ノックしている


次、
「ラプンツェルと炬燵」で御願します*
0534名前はいらない
垢版 |
2013/10/26(土) 15:49:35.17ID:ckj7DMfR
ラプンツェルと炬燵


蜜柑だよ
欲しいの

古い塔は
まるで朽ちた忘れ去られた灯台みたく
寂れて
遠くから潮風
迷い込み

部屋の暖炉
湿気て

炬燵欲しいんだ


だから
蜜柑持って来て

夏に来たセシルカット
伸びて
長く編み込むから

ラプンツェルが ネカマだろうが

蜜柑持って来て
くだらない話しと頂くよ

寒空向こうは 星の渦

↓次は、ネット演劇部
0535名前はいらない
垢版 |
2013/10/29(火) 21:13:03.45ID:MvSDg+Kc
蛇の鱗の刺青をもつ男

彼女はベッドの上で、蛇の鱗の刺青に指を這わせた。
男はまだ若かった。大人のふりをしてイキがるので
仲間内からは、嫌われた。

二人の関係は、いうなれば、パチンコ屋に入り浸る
おしどり夫婦の関係にすぎない。ちょこまかと情報
を交換しながら店内をうろついた。

スミスの瞳は凍りつくほどに冷たかった。男の存在など
気に止めることもなくセリフを吐き続けた。スミスは暇
つぶしのようにナイフで遊んでいたが、それは彼の指の
一部、彼自身でしかなかった。

男は一言一句、間違えることなくそのセリフを暗記した。
0536名前はいらない
垢版 |
2013/12/15(日) 01:27:35.74ID:km4lhwCB
「ネット演劇部」
伝えたい心を伝えたい人へ

小さい頃から

伝える事が出来なかった人に

是非とも入部して頂きたいんです

演題は自由に選べます
スレッドと言われるカテゴリーの中から選んで下さい

読み進むと必ず頭に来るセリフを吐く人に出会えます

腑を煮え立たせる様な人を見かけます

貴方の共演者です





次「わからない人にわかって頂く方法」で、お願いします。
0537名前はいらない
垢版 |
2013/12/18(水) 00:51:41.03ID:HOcmLByZ
・わからない人にわかって頂く方法

彼女は見るからに機嫌が悪そうで、はっきり言うなら怒っていることは明らか
あなたはどうやら間違いを起こしてしまったらしい
彼女の言い分を要約するとこうだった
願いがあるなら叶える側が間違いようのないくらいにはっきりと明瞭明確に願うべきで、それをしないのは怠慢と甘え、
とっくにわかり易く伝える努力もしないで不満や叶えられないことに対する嘆き、恨み辛みを吐くなんて本末転倒、そんなものは子供の駄々や我儘と同じかそれ以下である、
それについての反省、態度の改めもするのに不服を覚えるならばその人の願いは願ったそのものの叶うことではなく、願ったそのものが叶えられず不平不満恨み辛みを吐くことのできる理由が出来ることそれ自体だ、
そうでないと言えるのなら省みて改めるのが当然である筈だ、願いごとはとっくにわかり易くして願え、と。
0538名前はいらない
垢版 |
2013/12/18(水) 00:53:43.70ID:HOcmLByZ
無茶苦茶に見えなくもないが僕は一理あると思う。
あなたはわかって欲しい相手が、わかって欲しい案件の何をどこまで理解に及んでいるか、あるいは及んでいないか、行動と対話によって本当に明らかにしたのか?
明らかにしたのならわかって欲しい案件がわかって欲しい相手にあなたの納得のゆく分伝わるまで、その不理解の穴を埋める努力を、対話と行動と根気強さを持って本当に最後迄行ったのか?
懇在丁寧に、間違いようのないように、相手が本当に理解に至る迄根気強く何度も、最後迄。
耳を傾け、想像力を働かせ、正しく言葉を操り待ち、諦めないことは、あなたが本当にわからない人にわかって頂きたいのならば重要なことだろう。
僕は「わからない人にわかって頂く」なんて物言いに丸で自分は全てを果たしているのに、と言わんばかりの不信感を覚えないわけにいかない部分がある。
こんな意地悪な言い方をするのはあんまりかな、と可哀想な気持を抱かなくもないが、わかって欲しいと願う側とわかって欲しい相手とは始めから平等な立場でないことが多いことは覚えておいた方がいいと思う。
時間に望みを預ける方法もあるが、時が解決すると何もしないのはいささか無責任かもしれない。本当に理解を望むものなら。
だから彼女は怒っており、僕の仕事は増えている。
究極的に言えばわかって頂ける迄最善の努力を続けるしかない。そういうことになるのではないか、と僕と彼女は考える。
そうして最後に気がつくのだ、表題はやはり、ただある種の愚痴であった可能性が高いだろうな、と。

次、「月と迷不~寝 」、御願します。
0539名前はいらない
垢版 |
2013/12/18(水) 20:12:13.29ID:39oTf4jr
嗚呼月よ
そなたは何処の月を見る
そなたは何を目指す夜
先は見えぬ暗闇の
極奥深く 潜り込んでは
繰り返し
何を目指し夜媚びる
寝ても覚めても迷信な
新春あらぬ 寝春よ
そなたはどんな月を見る
月は何処の月を見る
自身光で何見えぬ
暗闇の中塩水流し
そなたは何処の月を見る



駄作御免。
次は 「 未来 」お願いします。
0540名前はいらない
垢版 |
2013/12/18(水) 22:03:29.31ID:9nmU8vyc
「未来」
あしたと言う字は
明るい日と書くんだけど

みらいと言う字は
未だ来ないって書くんだね

未だ来ないけど

未だ来ない明るい未来に向うより 招来だ

やっぱり将来だ

将に招き来たる希望の日
将来へ羽ばたきたい と思う

明るい日は必ず将来やって来る

しかも 明日だ






次「真面目はじめました」で、お願いします。
0541名前はいらない
垢版 |
2014/01/02(木) 12:30:05.96ID:a24A+6ek
「真面目はじめました」

あなたが分からないのという君のために
僕の心を疑う君のために
真面目はじめました

提出期限日を過ぎた君への手紙
今更出したって遅いよとは言うけれども、
結局は受け取ってくれる君のために
真面目はじめました


次、「船」でお願いします。
0542名前はいらない
垢版 |
2014/01/02(木) 17:01:19.92ID:L6XJt/26
「船」

乗っていれば安全だという
ゆれるからだ
吐こうがわめこうが
船はゆれる

そうしているうちに
対岸へとたどり着くというのだから
まったく便利な乗り物ではあるのだが
いぜん船に対する不信は強い
そんな不安定なものには乗れないねと
陸上生活者たちは口をそろえていう

人は不安定を嫌う
胃がぐるぐるしてきて
口の中がすっぱくなるからだ

それでもこの大きな
ゆりかごに乗って
彼岸と此岸の間で
不安定に安定していたい


次は「チューブラーベル」でお願いします
0543名前はいらない
垢版 |
2014/01/02(木) 17:16:39.43ID:SWpJdfJt
「船」

海に浮かぶたくさんの船
ゆっくり動いているけれど
どの船にも必ず目的地がある
途中でどこかにひっかかったりすることはなく真っすぐに目的地へと進む

ねえ、あなたは何処へ行きたいの
一緒に夢を見て遊ぼう、旅をしようと話しかけたけれど
目的地がわからないの
ちゃんとわかる言葉で教えて


次のお題「鏡餅」
0544名前はいらない
垢版 |
2014/01/02(木) 17:35:18.04ID:SWpJdfJt
チューブラーベル


10倍以上の難関を乗り越え
夢に見たのど自慢に登場したゲッパリラ氏
彼が最後の出場者で時間が押していたためだろうか
歌いだし数秒で鐘ひとつが新潟会場に高く鳴り響いた

そのとき前代未聞の事件はおきた
突然ハンマーを奪い鐘みっつのメロを美しく演奏した彼
司会の指示にも耳を傾けずに鐘みっつを何度も繰り返す
伝統の全国生放送は初めてゲスト歌唱とチャンピオンの発表のないまま放送を終えた


次のお題は「鏡餅」でお願いします
543をまったり書いていて542の投稿に気がつかず申し訳ありませんでした
0545名前はいらない
垢版 |
2014/01/03(金) 16:57:58.06ID:GUnHXMOn
「鏡餅」

どん、どん、どん、
とおくからおとがきこえます
おかねもちたちが
たいこもちをたずさえて
どん、どん、どん、
みぎてにかなづち
にぎりしめ
はんぶんにしにくる
ひびをいれ
いびつなふたつにします

ぼん、ぼん、ぼん、
とおくからおとがきこえます
ひろばへあつまらなくては
ふたつにしてもらわなくては
あつまったこどもたちを
おかねもちがたたいてまわります
ふたつになったかたっぽを
ひにくべよう
ひにくべよう
どん、どん、どん、


次は「巾」でお願いします
0546名前はいらない
垢版 |
2014/01/05(日) 20:10:39.12ID:DAEvkhz3


僕が真っ直ぐ歩いたら
君は右へ曲がれと言った
だから右に曲がったら
君は真っ直ぐ行けと言った

真っ直ぐ歩いたら
君は右へ曲がれと言った
少し行った先で
憎いアイツにぶつかった

憎いアイツがいるのを
君は知ってたんだろ
君は僕に言ったルートを
無視してアイツに微笑んだ




漢字を表しました
次は「会話」 でお願いいたします
0547名前はいらない
垢版 |
2014/01/06(月) 00:17:39.64ID:TaM/fFOE
会話

そぉれと投げた君の言葉が、ねじれねじれて伝わったとて、
お返しにと投げた僕の言葉が、思いもよらぬ幸せを秘めている、これは本当さ

ひねくれた言葉に愛を、
絶望の言葉には笑いを、

そうやって続いた君と僕の言葉の競争が百年、千年、一万年続いたらいいのに。僕はいつもそう思っちまうんだ。

次は「スポットライト」でお願いします。
0548名前はいらない
垢版 |
2014/01/06(月) 02:27:14.79ID:cvaec7KV
「スポットライト」

井戸のなかは寒くて空が遠くて暗い
時折米びつのなかに手をつきたてるような音が流れて
それが風だと知る

受付はいつも杓子定規でそれはつまり出口は広いってこと
背広の持つ独特の鋭利なにおいが鼻を切り刻んで案内してくれた席は湿っている
おまけにとなりはかえる
出口が広いからといって
出るのが簡単というわけではない

劇は順調でなぜならそれが劇であるから
演出はすべて梱包されそう複雑でもない内部構造をもつ
時間が来て光が私を刺し
求められ手をのばす

鳴り止まぬ拍手ゆえに帰れない


次は「テヅルモヅルのだいぼうけん」でお願いします
0549名前はいらない
垢版 |
2014/01/17(金) 20:12:35.53ID:a7rNTDjE
テヅルモヅルのだいぼうけん

海の底、君たちは届かない場所に僕はいる
死ぬまでずっと、僕はここにいる
命からがら君たちから逃げてきた僕の友達は言ったよ

太陽はキラキラ輝いていた
確かに楽園はそこにあったって

だから僕はついつい考えてる

太陽に乗っかってぼうけんをする
楽園に住んでいる君たちを野次って言うんだ

へいへい僕はここにいるぞ
君たちよりずっとずぅっと高いところに僕はいるのさ

だけど僕はちゃんと知ってる
そんなこと、おこりっこないってことは、ね。


次は「バラバラの靴下」でお願いします。
0550名前はいらない
垢版 |
2014/01/23(木) 23:36:52.90ID:gohurU85
バラバラの靴下

特に意味はないけど、左右違う色の靴下をはいてみたりなんかしてみる
ピエロのようにバカを演じてはみれど、これがなかなか上手くいかないのだ

そっと世界の秘密を囁くように左右違う色の靴下をはいてみたりすることに本当に意味はないのだけれど

だいたい世界に意味があるものなぞ少ないもんなので、案外しっくりくるのである。


次は「永遠のブルー」でお願いします。
0551名前はいらない
垢版 |
2014/01/24(金) 21:42:58.24ID:vQ+pZTsQ
冬の風が頬にkissしてる
さっきまでは今だったのに
出逢ったときが知らず知らずのうちに
過去になってゆく後悔が後に残る

ああ やってしまったことはすべてを決めてしまう
汚れてないの瞳を 涙で曇らせないでね
馬鹿ね…頭ではわかってるつもりなのに

永遠のブルーのままそっと眠らせて
週末の夜ぐらい

次は「きっと忘れない」でお願いします。
0552名前はいらない
垢版 |
2014/03/05(水) 04:00:52.34ID:VnCqGQuW
僕は忘れないだろう
君は今日階段で転んでた
僕は忘れないだろう
君はコーヒー牛乳が好き
僕は忘れないだろう
君はあの素敵な先輩の彼女

君のことならなんでもわかるよ
僕は君が大好きだから
君は僕にとって天使そのもの

だけど君はどうなんだ
僕のことを知ってるか?
いいやきっと知らないだろう
いるってことすら君は知らない
知らない方がいいんだよ
僕を知ったら君は穢れる
きらきら輝く君が汚れる

だけども考えてもみて欲しい
何も知らないってことはつまりさ
絶対忘れないって事だよね
君に忘れられるなんて事はない訳で
それは幸せなんだよね

きっと君は僕を忘れないだろう
ないものは忘れられないのだから
きっと君は僕を忘れないだろう
名前も顔も存在さえも
0553名前はいらない
垢版 |
2014/03/05(水) 04:01:56.87ID:VnCqGQuW
すみません次のお題を忘れてしまいました。
『食べる食べられる』でお願いします。
0554名前はいらない
垢版 |
2014/03/05(水) 20:46:12.97ID:7Zi2ap4e
『食べる食べられる』

僕たちは選んでいる

これは食べられる、これは食べられない

それは僕らが食べる側にいるからだ

彼らは選べない

誰の血肉になるのかを

僕は僕のいちぶを切り取って
捧げる

彼らは僕で、僕は彼ら

おいしくいただいてくださいね

いただきます、ごちそうさま

次は『雨音』でお願いします
0555名前はいらない
垢版 |
2014/03/12(水) 20:26:55.59ID:9V7UtHw3
雨音

ギター弾いてたら雨が降ってきたので
ギターが流れた
指輪渡そうとしたら雨が降ってきたので
指輪が流れた
夜分遅くにどうも

次は
金曜日で
0556 ◆zABAZSBt06
垢版 |
2014/03/12(水) 22:08:52.11ID:iN6ILMAO
金曜日

踵から零れる影を仕舞いもせず引き摺り
最寄駅までの経路に裏路地を選択する
今日までにかき集めた一抹の掛け金を
街灯の灯に茶封筒を透かして溜息まで止まらない

どうにも栓が緩んでいるようだ
笑みすら大盤振る舞いだ
宵越しに灯す油の勘定はさて置いて
オムツを履く前に吹き溜まりを探そう

誰にだって優しい店を探しているんだ
無関心な雑踏はケミカルウォッシュのようで
漂白される旅人の口ずさむ不定形詩も乾き気味
その往来に座り込むことだけは避けなければ

この夜はとんだ喰わせ者だ
暖かさばかりが蔓延り死者が皆元気だ
ほら、そこの排水溝を覗いてみなよ
誰かが古井戸と間違えて零した愚痴が根を張っている

それでも、こんな夜がそこはかとなく顔を出すと
私は嬉しくて仕方なくなってしまうんだ
コートの襟に首を竦めながら
眩しさに眩む眦を少しだけ下げざるを得ないんだ


次は
冬の雨
0557名前はいらない
垢版 |
2014/03/12(水) 22:54:15.36ID:00OsW4vO
(冬の雨)

ぽつねんと身を落とす雨粒に
こんにちは、はじめまして
優柔不断は結晶化 できないんだよね
だけどすぐに去るからいいでしょう
僕らは残らない

ぽつねんと身を落とす窓際 飴粒の
なきたくなるね、懐かしさ
需要供給で単純化 できないんだよね
だけどすぐに去るからいいでしょう
僕は残らない

想いはじめる君のこと
創まるせかいと裏腹に
こつぜんと後ろ姿 みえなくなった

ぽつねんと身を落とす雨粒さん
ごきげんよう、はじめまして
ゆく道で勇気にならなかった言葉たちを
洗って和らげてくれる?
ところであの子をしらない?
真面目で自由で神妙なひと、悪びれないところのある、いきものが好きで頑固なひと

きんと張り詰める空気も
じきにながれて芽吹いてしまうだろう
僕らは残らない
ぽつねんと
想いでの後ろ姿
三角座りの窓際
さあさあとながれる
ふたりと冬のお別れのシーンに
僕は残らない ちいさく
胸に決意をしたから

ごきげんよう、飴粒はいかが
うたれてあげよう
きんとさみしい ね、この冬 さいごの雨
飴粒の懐かしさより弱いんだ
すぐに去るけどいいでしょう
溶けない硝子玉 飴玉と呼んで
口の中で永遠を転がそう
噛み砕けやしないさ
僕らが残ってる


次、
matte.
でお願いします
0558名前はいらない
垢版 |
2014/03/16(日) 00:41:51.78ID:gVR9yf1l
‐matte.‐

matte 意味がわからないので調べてみた

湿る、湿潤な、濡れること…

正しいのか定かではないけど大体こんな言葉が出て来た

英語とはややっこしくむつかしい

なんとなくフィーリングで通じればいいと思うけど

それじゃ正しく伝わらなくて困るだろう

いい加減な自分はそれもつねに怠ってしまうのだ

アタマは使わないとサビてしまうもの

ひとさまにバカにされない程度には知っておきたいもの


次 「あれから3年後」
0559名前はいらない
垢版 |
2014/03/17(月) 00:48:57.17ID:Cng6rFDd
「あれから3年後」

あれほど頑張るって言ったのに
ちっとも変っていないじゃないか

同窓会で会わせる顔がないなら
きっとこう言われる

そうならないためにも無駄に時間を
浪費していくお前は死ぬまでこのままだろう

耳が痛いのなら
ネット依存症から早く抜け出せ
もうここには来るな

次 「紡ぐ言葉に意味なんて無かった」
0560名前はいらない
垢版 |
2014/03/17(月) 18:59:23.45ID:Y7EiQcF3
 「紡ぐ言葉に意味なんて無かった」

言葉は大事
入り乱れた意識の中から、一筋ずつ引き出しつつ縒り上げ
縒り上げてゆく
糸を紡ぐように一語一語を温めながら
細やかな神経を使いながら練り上げて会話する

だのに彼らは無意味だと吐き捨てる
出すだけ出したたくさんの投棄物が足元に積み重ねられてゆく
言葉に愛も情けもかけないで
冷たい破片が突き刺さる
意味なんてない 意味など必要もないと
だがわたしはかけらをかき集めながら紡ぎなおすのだ
ひとつひとつの破片から真心の望みを見つけ出すまで
愚かしいと言われようとも探し出すのだ

次 「春の雨」
0561名前はいらない
垢版 |
2014/03/19(水) 23:27:19.72ID:wXfMJZMN
「春の雨」

春がやってきた
新しい机 椅子 教室の匂い
うららかな午後

春がやってきた
僕の頭の上に降り注いでいる春の雨は
ピンクでふんわり暖かい

春がやってきた

次 「毒キノコ」お願いします☆
0562名前はいらない
垢版 |
2014/03/21(金) 18:28:42.90ID:H3305MpC
また毒キノコを探しに、この山を彷徨いているのかい?
食べることはできないのだよ?そのキノコだけは

あのキノコ、このキノコ
キノコ狩り
いろいろあるね、毒キノコ
楽しいね

婆はこの山で頭を二つに割って、毒キノコを放り込んだ
そして死んだ

ははは、
婆は頭を二つに割って、そこに毒キノコを放り込んだ
そして死んだ


次、「春雷」でお願いします 

00
 。
0563名前はいらない
垢版 |
2014/03/22(土) 01:45:14.84ID:0ooIVyCj
「春雷」

スズメが雨粒の中を飛んでいる
しとど濡れた羽はばたかせ
午後から空いっぱいに重い雲が垂れこめて
しばらく草地を湿らせていた
遠くで大きな音が聞こえて来た
通り過ぎる鳥たちの
はばたく音にまぎれて


次 「静かな声 」
0564名前はいらない
垢版 |
2014/03/23(日) 21:58:31.68ID:KqEhjXjq
静かな声

僕がただ君を見つめるのは
君の罪を許したいと思うからで
強く、強く抱きしめたいと思うからで
君を殺せ、と叫ぶすべての愚かな民衆一人一人を火炙りにしたいと思うからで

それは僕の瞳が発する静かな声なのだ


次のお題は「最初で最後の」でお願いします
0565名前はいらない
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2014/03/26(水) 01:25:20.16ID:BiFww03i
「最初で最後の」

毎月思うこと

庭の花が開いてきたら

最初で最後のものだろう

柵に止まったウグイスがいたら

最初で最後のものだろう

空に描かれた飛行機雲も

最初で最後のものだろう

どれも皆そのときそのときが新しく

そしてそのときにとって最後となる

来月にはまた新しい違うものに驚かされる

そしてそのときもまた

最初で最後のものだと思うのだ


次「クレセント珈琲」
0566名前はいらない
垢版 |
2014/03/28(金) 02:04:20.87ID:hPgwK425
「クレセント珈琲」

犯罪的な香り

濃厚なその苦味が残る

かき混ぜてかき混ぜて溶けてゆく粉は

やがてカップのそこに細い薄い三日月をかたどる

飲み終えたひとに満足感を与えるために


次「紅いダージリンの 」
0567名前はいらない
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2014/04/08(火) 20:18:18.80ID:uDMV3Ol2
「紅いダージリンの 」

紅いダージリンの 夢に似た金色の機械

立ち昇る花々と星の香り 

白い陶磁器の論理学と

蒼い彗星の奏でる和音

ゆっくりと鎔ける 星雲と神々の唾液

黄昏を織り込んだ被衣の葬列

「七つの柱と泉のある中庭のホヌヒョン」
0568名前はいらない
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2014/05/07(水) 09:14:42.46ID:3di/OZ80
七つの柱と泉のある中庭のホヌヒョン、、、

全く意味の解らないお題に憂うつな気分です

見ず知らずの人間に嫌な思いをさせられる者の気分などに構っていられないんだろうか

「旅の恥はかき捨て」

これはだから捨てて善いと言う意味じゃないんだと戒めになりました





次は「お金が怖かった」でお願いします。
0569ちーちゃん
垢版 |
2014/05/07(水) 12:52:09.31ID:Kvw8BhTj
お金おっかねぇーーーー!!

次は

「幻モーテルと実際モテない君の遊戯」
0570名前はいらない
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2014/05/07(水) 14:20:10.84ID:3di/OZ80
「幻モーテルと実際モテない君の遊技」

熊の味を知ったリアル素人童貞は

肥溜めに浸かり果てる事の無い妄想を楽しむ

「壬生菜農家の嫁の糞もこれに混ざってる筈や」

手で救い上げて恍惚に達する




次「誰かが五月雨に討たれ濡れている」で、お願いします。
0571名前はいらない
垢版 |
2014/05/11(日) 20:50:22.46ID:qPoSOy+J
「誰かが五月雨に討たれ濡れている」

みどり色したカエルが鳴いている

今朝は雨

くもり空から白い雨粒が線になって落ちてくる

カサをさす人々の群れが道を過ぎていく

誰もが足早に目の前を通り過る

アスファルトが鳴る足音のシンフォニー

いつも雨の朝はこんなだろう

少し楽しげで少し悲しげでそして忙しげで

いつかいつの日かの朝もこんなだったのかも

雨だれの響く中しっとりと聞こえてくる

あなたがこんな雨の中でどこかで討たれて濡れている音が

5月のこんな雨の朝に気がついて


次「紫陽花の芽」
0572名前はいらない
垢版 |
2014/07/10(木) 00:30:01.23ID:Eeu58b+J
「紫陽花の芽」

暖かく湿った南風は
たくさんの生命を育てる

美しい花を咲かせる植物も

豊かな森を啄んで生きる
動物や鳥や虫たちも

蒸し暑さに愚痴るけど
梅雨の季節は日本列島に

潤いをもたらせてくれる

葉の芽 花の芽

紫陽花は薬にもなるけど
牛や山羊から身を守るんだよ

自然の世界じゃ
九条なんて無いから、、、

日の光と養分と水だけで育つ
連鎖の底辺にいる紫陽花も

猛毒を持っていて

蛮行を躊躇しない侵略者には

自衛権を行使するんだ

資源が少なくても
旭日の誇りと知恵と和の心だけで
頑張って来た日本

紫陽花が花を咲かせる様に
日本を守りましょう







次「晴れた日の朝」でお願いします。
0573名前はいらない
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2014/09/10(水) 01:02:01.07ID:Hvpe88Hc
「晴れた日の朝」

晴れた日には
なぜこんなにすがすがしく日が照るのか
なぜこんないまいましくまぶしいのかと
ケチをつけて
雨の降る日には
なんでこんなにジトジトとうっとうしいのかと
なぜこんな暗く空が重いのだと
不満をたらしながら
いつどんなときでもなにかにつけて言いながら
また今日もまた明日も繰り返し窓を開ける

あるときは湿った空気を
あるときは乾いた空気を
おうちの中にとりこむのだ
毎日くりかえしくりかえし

次「重陽(ちょうよう)」
0574名前はいらない
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2014/09/13(土) 11:19:11.86ID:EhmKKNLO
「重陽の日に」

9月9日は重陽、別名菊の節句らしい
菊と言えば仏様に供えるイメージがある
秋、お墓の前には沢山の菊が飾られるようになる
この花から思い起こされるのは、空虚、喪失のような深い悲しみ、心にあいた穴のような感傷
その姿は高貴ではあるのだが、見るとどこかしみじみとしてしまう

11日で震災から3年半
墓前に菊を供える人々の声なども報道されていた
3年前のこの日を境に余りにも色々なことが起こり日本は痛んだ
地震津波で多くの人命が奪われた上、何故この時原発は爆発したのか?
これは人災ではないか
防ぐことも出来た傷ではないのか
教訓とか反省とか、ここから学ぼうと考えるにも起きたことは重すぎる
日本人が傷を忘れ心の底から笑える日はまだ遠いかもしれないと
ふとそんなことを思った
0575名前はいらない
垢版 |
2014/09/13(土) 11:19:30.28ID:EhmKKNLO
>>98-99を見た時、この人凄いなあ、預言者かと思いました
で、次のお題「預言」
0576かささぎ
垢版 |
2014/09/18(木) 11:14:07.53ID:FX0r0Xqb
 
預言

災いは北から来る
そうエレミアが言ったから
何代目かのヨアキム王が延々と塀を作った
金がかかるからヨシヤとだれかが言ったが聞き入れなかった

北の方コレアイのひとびとは腹をすかせて
乳と蜜の流れる国
ソラマメとラーメン麦の国にあこがれ
無数の梯子をかけて塀を越えようとしたが
ヨアキムの軍隊がイザヤイザヤと迎え撃って
みんな逃げかえった

ヨアキム王のご祐筆のいもうとの
嫁いだ先のおっかさんの甥の娘がイスラエルで
やたらはだかで不倫をするので
主はいかっていましめたが
主よいつまで怒っていらっしゃるのですか
と言ってイスラエルは着物を脱ぎ始めた
主はまあもうしばらくと言われた

ヤコブはけむりといっしょで
天へ登りたくて
コレアイたちが置いて帰った梯子をつなぎ合わせても無駄だろう

その梯子を買い取ったのが蜀の王様で、
桟道に使おうとしても無駄だったと
李白というやつが詠うだろう

そこでエレミアの予言も終わっている
というのが偽書
エレミアも予言できなかったコシガエアの大地震で
どこかの土蔵からこぼれだした
と言ったのが例のアサヒエア
ガセだと指摘されたら、ニセモノのニセモノだから本物だ
と言ってる頃イスラエルの後裔たちがいちじくとソラマメの畑を作ると
やたら砲撃を繰り返したので
イスラエルの代わりにガザの山がはだかになった

そうアルジャジーラが伝えたと伝えたのがやっぱりアサヒエア

みなさんおやすみねんねしな

 (固有名詞もどき濫用おゆるしください) 
    次の方「秋のハツカネズミ」でよろしく
0577名前はいらない
垢版 |
2014/09/18(木) 20:39:45.83ID:zye/+xVb
「秋のハツカネズミ」

馬肥ゆる秋というけど

ここ納屋に棲んでいる彼らも満足していた

積まれたたくさんのお米が今年もいっぱいなんだ

管理が甘いから食べ放題

仲良くなった屋根に棲んでいるスズメたちとも分け合って

チュウチュウ、チュンチュンとにぎやかだ

今年もたくさん食べれてうれしいね、と笑いあっていた


次「ちいさな童話」
0578名前はいらない
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2014/09/23(火) 14:40:28.21ID:rMuhFiv2
  …ちいさな童話…

ねずみとスズメの蜜月は暫く続いたそうなんじゃ、、、

そう、、、あの忌まわしいねずみが現れるまでは、、のう

恐ろしいねずみじゃった、、、


い・忌まわしい、、、
お・恐ろしい、、、

いったいどんなねずみなんだろ…

顔を曇らせた子供たちが懸命に頭を働かせ出すと

紙芝居のおじさんは、、、

「はい!ここまで!つづきを聞きたい子は飴を買ってくださーい!」
と声のトーンを上げた

「えーーーー!?」
びっくりする子供たちの中で利口な子が落ち着き払って言った

「そのねずみも、後からお金を請求するんだ、このおじさんみたいにね」

不敵に笑いながらおじさんは言う

「やっぱり子供だな、米以外にも納屋の物を食い散らかして、全てスズメのせいにしちゃうんだよ」


次は「豊穣祭」でお願いします
0579名前はいらない
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2014/09/27(土) 01:31:42.30ID:sa3ftDwF
「豊穣祭」

ハッピを着た子供が遊んでいた

高い空に赤とんぼが飛んでいた

太鼓の音が聞こえていた

お神輿が担がれていた

ススキの穂が揺れていた

梨や柿が並んでいた

米俵も積まれていた

納屋のちいさな生き者たちも喜んでいた


次「美酒の香り」
0580名前はいらない
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2014/09/30(火) 00:49:15.47ID:OPtBblRW
「美酒の香り」

いつだって闘ってきた
全てを勝ち抜いて手に入れてみて
いざ頂点に立てば何があるのか
足元には追い付こうともがいている皆がいた
何故ここまで来て後悔が胸に迫るのか
甘いハズの勝利の美酒はほろ苦い味がした…


次「背中」
0581名前はいらない
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2014/09/30(火) 21:52:36.37ID:OC+6uF/V
“背中”

カレーライスを背に載せ運ぶゾウリムシ
おまえの見届け人は歯にクラゲが絡まっている
あまつさえ
たったひとつの巨大な眼球を蚊に刺され
遠ざかりゆく夢の桟橋を見ていた

「ねぇねぇこのスレのポエムどれもこれもやけにレベル高くない?」
「うん高い高いびっくり仰天やわ腹立つわ〜デパートに放火したろ」

放火はさすがにヤバイので
代わりに前を歩くヤーさんの背中にドロップキックど〜ん
ちょうどその頃…
無限大に増殖したゾウリムシの群体が三越本店のデパ地下を埋め尽くしつつあった


次のお題は「繊毛」で
0582名前はいらない
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2014/10/03(金) 16:05:30.24ID:PMixR0Vi
「繊毛」

彼女のまぶたにはビッシリと
繊毛のようなまつ毛が覆われていて
伏せ目がちなその顔に濃い影を落としている
暗く無口な性格に合わせて
彼女のこころをも覆い隠すかのように
僕はこじ開けることができない
彼女が自分でまぶたを開けるまで
その目で僕を見つめてはもらえない
いつもじれったくしかし自分からは積極的に
開かせられはしないのだ
そんな僕の気持ちが伝わるのか
彼女はますます繊毛で心閉じこもるのだ
0583名前はいらない
垢版 |
2014/10/03(金) 17:06:03.68ID:PMixR0Vi
次「大人の扉」
0584名前はいらない
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2014/10/04(土) 10:47:56.25ID:G75dOjeX
「大人の扉」

旅人は星の王子様だった
兎の穴を抜け
掟の門を突破し
どこでもドアでワープし
社会の窓をくぐり
夏の扉を開けて
灼熱の砂漠を歩いていると
王子様の前に最後に立ちふさがったのは
大人の扉だった
もしこれを開けて通ったら
不誠実で不潔でエロくて
ギャンブルにしか興味のない
ドメスティックバイオレンスのおっさん的な
くっさいくっさい大人になってしまう
王子様は引き返そうとしたが
それはやめて普通に迂回して前に進んだ
途中でお腹がすいて動けなくなったので
砂漠の中に倒れこんでいると
イスラム国の狂戦士がラクダに乗って通りかかり
王子様をテロリストにスカウトした

数週間後…
王子様の率いるジハード部隊が
クルド人の村を襲い
殺し尽くし灼き尽くし奪い尽くした

次は「光の海」
0585名前はいらない
垢版 |
2014/10/05(日) 18:24:57.34ID:twqOHZ20
「光の海」

おだやかな木漏れ日
揺れるカーテン越しに差し込んでくる光は柔かい
トムの膝の上でまどろんでいる彼女は
とても心地よさそうに目を細めている
ここには彼女のような子たちが大勢いる
行き場を失いつらかった過去を皆は忘れて
やすらかな安息の日々だけが流れている
静かな午後、部屋には今
光の海がたくさん溢れている

次「訪れた気配」
0586名前はいらない
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2014/10/06(月) 22:54:16.23ID:SGAm6kh3
「訪れた気配」

だれ?
暗闇にうごめく人影
強盗?
キラリと光るナイフ
男は黙ったままジェスチャでパンツ脱げのサイン
ああ美人薄命って私のことね
覚悟を決めてパンツを差し出したら
そのまま走って男は逃げた
え?どういうこと
興味は私のボディーじゃなくて
ぱ、ぱんつ?

次「パンツを持ち去った男」
0587名前はいらない
垢版 |
2014/10/07(火) 14:45:54.30ID:hATMTMp1
 「パンツを持ち去った男」

くるくる風に舞いながら飛んでッたぱんつ

でッかくて真ッ白くてピカピカの

ボクのママの作ッてくれたぱんつ

今年の台風の日に飛んでッて行方不明

お山越えてどこまでも

ママと探したのに見つかんない

どこまで行ッたのボクのぱんつ

という子いぬとママの気も知らずに

小汚いゴミ箱に居棲むワンコの今は

彼のぬくもる尻の下にとそれは敷かれて…


次「ホームカミング」
0588名前はいらない
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2014/10/07(火) 23:07:22.00ID:/qKpYSx3
「ホームカミング」

アイムカミング!
叫んだ声は隣の壁を越えた
汗ばんだ二人のコーラスによって

バッキャロー深夜に何やってんだ静かにしろ
怒鳴り込んできた隣人に対して彼は苦しまぎれに

「ホームカミングの聞き間違いですよ」
「何で夜中なんだ」
「テレビの音声じゃないですか してませんよそんなこと」

その場をなんとか切り抜けた
裸のままさりげなく

次「服ぐらい着てから言え!」
0589名前はいらない
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2014/10/12(日) 01:50:26.14ID:j2mOCLZl
「服ぐらい着てから言え!」

むき出しのままじゃいけないよ
そのままでは殺意と悪意が丸出しで
まともに話せないだろう?
アンタの言いたいことは充分にわかっているさ
だからこれから戦いを臨めるというワケ
だがこちらはこうしてナリを整えていると言うのに
なんだアンタはむき出しの闘志まんまのすッポンポンで
そのままでこちとら対等に挑めると思っているのかい?
いいから早くナリ整えてこい
でなけりゃ相手になんぞできるもンか
俺とやりあいたいだと?ふざけていらッしゃるよマジで

服ぐらい着てから言いやがれッてェの!


次「紅い月」
0590名前はいらない
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2014/10/12(日) 12:32:02.64ID:mCCe61He
 「紅い月」


ん?

ドン 背中に何かがぶつかった
ヨロヨロした足取りで
缶ビール片手に歩いてる

これくらいの量でふらつくなんて
ありえねえ
どうしたんだこれは?

見上げれば月は真っ赤だった

次「背中に刺さったナイフ」
0591名前はいらない
垢版 |
2014/10/19(日) 00:50:04.13ID:Hn5kcwlN
「背中に刺さったナイフ」

背中に刺さったナイフが
背中に刺さったりしているものだから

痛みは感じているのに
背中に刺さっているのに気づかない

背中に刺さっているために 見えないナイフを
見ないですむのは
あるいは それは 幸せであるといえないだろうか

たとえばの話
自分の背中にナイフが刺さっているのを
もしも見てしまったら

そして もしも それが 
とてもとても痛そうなナイフだったら
怖くて泣いてしまいそう

次 「乾いた空気」
0592名前はいらない
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2014/10/19(日) 08:27:55.72ID:k/9pGWLh
「乾いた空気」
明日の朝までに乾いた空気23パック入り7ケースを東京の本社に納品しなくてはならない
工場に集めれられたA級ブレス技師たち総勢16名は夜間を問わずフル稼働で空気乾燥作業に励む
工場の中心の位置に設置された全長約15mの筒状の空気乾燥機(通称マウストゥマウス)に
空けられた10の唇を模した穴、A級のライセンスを持つブレス技師達は
そこに唇を重ね息を吹き込む事で中の新鮮な空気を乾かしていく
マウストゥマウスを一度稼働してしまうと新鮮な空気をすべて乾燥させるまで停止する事はできない
そのためブレス技師達は常に時間との闘いを強いられる。
己の肺活量を信じ途切れる事のない集中力を保持した者のみがこの闘いに勝利するのである
空気乾燥が始まって6時間、過呼吸に陥るもの、酸素不足で幻覚に囚われ行き倒れるものが現れる
それでもブレス技師達はマウストゥマウスを止めない。世界中の子供達が乾いた空気を心待ちにしているのだ
クリスマスや誕生日の席で胸をときめかせ包み紙を破り乾いた空気のパックを取り出す
開けた途端に広がる四十代後半の男達の口臭、苦悶の表情を浮かべる子供達
そんな子供達の笑顔のために今日も彼らは己の命を燃やすのだ
0594名前はいらない
垢版 |
2014/10/19(日) 10:30:49.08ID:T43Kjb2r
「魔の山」

もう来ないよね
息を切らせながら振り向く
地面に流れ出す得体のしれない液体で
靴は溶けていた

来ないよたぶん
自分を言い聞かせるように
歩幅を速める
もうすぐ夜が明ける
森を抜けたらきっと助かる

でもここは化け物の長い長い食道の中だった



次「溶かされる希望」
0595名前はいらない
垢版 |
2014/10/19(日) 16:46:08.51ID:HzJmOQ10
「溶かされる希望」

常温で流れてしまったね
排水溝がごちそうさまと言っている
ぼくは足で捕まえようとしたけど間に合わなかった
まあそんなものだろう
必要に反して不必要に応じて変化できると思うほうがどうかしている
それでもぽこっとうまれた雲を見て早く落ちてこいと言ってるんだから図々しいにもほどがある


次は「白雪姫からのお裾分け」でおねがいします
0596名前はいらない
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2014/10/20(月) 19:45:58.18ID:uLHWOhzN
「白雪姫からのお裾分け」

先日のりんごずいぶん美味しくいただきましたわ
え、そう?
ええ、ぜひそのお礼として
い、いいえ、そんなことしていただいたら困るわ
そんなことおっしゃらずにぜひ!
いいえ要りませったら
食べていただかないと私の気が済みません

一人の男を巡って女の激しいやり合いが続いてる
実はこれが本当の話
白雪姫と女王 やったらやり返す 
女は恐ろしい…


次「女が可愛いのは最初のうちだけ」
0597名前はいらない
垢版 |
2014/10/22(水) 00:14:30.20ID:T1rsFAPS
女が可愛いのは最初のうちだけ


今思えばあいつ
かなりおかしい奴だったのかも

ゴタゴタばかりもちこんで
なんでか俺があちこち奔走して

やっとカタがついたかと思えば
俺との生活がまるで地獄のようだと泣いて

おいおい 俺は悲劇の悪役かよ

はいそうですかと別れれば
別れたくはなかったなんて怪メール
どういう意味ですか

過ごした時間はほんの一瞬
いまでは俺は喜劇の脇役か

あいつのことを思い出さない日が
俺にとってなにより平穏無事な一日

狂気の暴風独裁女王様と対峙して
一心不乱に俺の 自己という種族の
自己保存本能を奮い立たせる闘争の日々は終わり

嵐は去り あいつもいなくなって
それでも こんな雨の夜にはふと思いだす

ええと もとはといえば 
そうだ 出会った日のあの笑顔

俺は あれにだまされたんだな たぶん

今思えばあいつ
なかなか面白い奴だったわ



次「不適切」
0598名前はいらない
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2014/10/24(金) 19:34:50.78ID:V0Rj3o0P
「不適切」

ごめん 君が黙ってくれないので仕方なかった
若い教師の彼は 壁に追い詰めた私の唇から
そっと離れた

おや? まさかキス初めてじゃないよね?
悔し涙で濡れた瞳を あざ笑うかのように…

私はこう反論した
先生 不適切です そのやり方っ!




次「強引で卑怯 大っ嫌い!」
0599名前はいらない
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2014/11/02(日) 23:45:01.61ID:bGkjcGlm
「強引で卑怯 大嫌い」

やはりこれだけは
いつまで経っても慣れることはない

鎖骨にかかるシャツの布地のうっとうしさ
それはまさに
鎖骨にかかるシャツの布地そのもののように
ただただ 鬱陶しい

できることなら この鬱陶しいシャツの
忌わしい布地を引き千切って投げ捨ててしまいたい衝動

俺以外のこの世に住む全ての
俺を除く俺以外の人達は

この耐えがたい鬱陶しさを
鬱陶しそうな表情ひとつ見せずに
やり過ごしている

それならば 俺も
この鬱陶しさを
うっとうしそうなそぶりひとつみせずに
やり過ごそう やり過ごして見せよう

しかしながら
やり過ごそうやり過ごそうと思えば思うほど
この鎖骨にわだかまる耐えがたい
鬱陶しさが 耐えがたいほどに
わだかまっていくのも
やり過ごせない事実なのであったのでした



次「トマト砲兵隊」
0600名前はいらない
垢版 |
2014/11/03(月) 00:05:51.86ID:Z+pHcOx5
「トマト砲兵隊」

船長ー 弾がありません!

ああ 全部撃ちつくしちゃったのか
しょうがないな
何でもいいから近くにあるもの
砲身に詰めて ぶっぱなせ

イエッサー

敵の船がみるみる真っ赤に染まっていく
何だあれは?

トマトの弾です!


次「食糧なしでどう生きてくんだよ」
0601名前はいらない
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2014/11/07(金) 22:45:46.62ID:Khj4pCrh
「食糧なしでどうやって生きていくんだよ」

と 船長はいったけれども
そもそも食糧がなくなったのは
船長の判断に誤りがあったからなのです

炸裂弾は実は一発だけ残っています
でもこれは 最後の最後に使う切り札
どうしても使いたいなら
海軍大臣の許可がいるといわれていて

食糧がないならお菓子を食べたらいいじゃないと
暴徒を前にした専制君主の女王様なら
そう言うのかもしれないですけれども

食糧がないなら いざとなったら
ボルトでもナットでもかじってみましょう
それが無理なら 釘でもなめて鉄分を補給

水はなくても海水はありますが
肝臓をやられるおそれありです

いろいろ考えた挙句 えられた結論
やはり食糧はどうしても必要ですよ

そうして 砲弾も食糧も失って砲船は
最寄りの港への撤退を余儀なくされるのでした

それこそが 常識的かつ当然の
ごくごく当たり前の結末と
言えなくもないのではないでしょうか





次「笑顔のふれあい修羅場」
0602名前はいらない
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2014/11/09(日) 16:41:02.35ID:X7KR/MPl
   笑顔のふれあい修羅場


香織って誰かしら?
「何のことかな」
僕ちゃんカオリンの○○○をモミモミって何?
「人のケータイ勝手に見てんじゃねえぞ」
わたしのケータイに来たメールだけど?
「誤送信?」

俺は言った瞬間
妻の笑顔が凍りついたのを目撃した


次「このチンカス野郎がっ外で遊んでんじゃねーぞ」
0603名前はいらない
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2014/11/10(月) 22:01:18.52ID:q/BARwW6
「このチンカス野郎がっ外で遊んでんじゃねーぞ」

妻に浮気がバレてしまったが俺は一向に構わなかった。
あんなカオスが贅肉を纏ったような悪夢的な女はこっちから願い下げである。
俺にはカオリンがいる。俺はすぐさまカオリンに電話を掛けいつものホテルで落ち合った。
「カオリン…俺、決めたよ。妻と別れてカオリンと一緒になる。」
俺はカオリンの小さめの乳房に顔押し付けながら指をポール牧のように何度も鳴らした。
しかしカオリンの返事は俺の予想を反するものだった。
「やだぁ、何マジになってんの?私達最初から遊びのつもりだったじゃない。
それに来月私、今カレと結婚するのよね。」
「えっ?」俺は千羽鶴を折る手を止め彼女の厭らしい身体から顔上げた。
「今日で会うの最後にしましょう。それなりに楽しかったわ。bye」
俺は泣きながらホテルから駆け出すと横断歩道の真ん中で神に愛とは何か尋ねた。
そんな問い掛けに答えるかのように四トントラックが俺に突っ込んできた。
俺の体はプラモみたいに弾け飛んだ。気がつくと俺はあの悪しきマイホームの寝室にいた。
両手両足は事故の影響で切断され舌は自分で噛み切っていた。そして首には首輪。
妻の豆腐のような笑顔が覗く。「もう大丈夫よ。私のワンちゃん。一生私が面倒を見てあげる。」
俺は「あうっあうっ」と呻きながらベッドから転がり落ちそのまま這って庭に出た。
夜空に美しい月が浮かんでいる。俺は口で庭に穴を掘り、そこに肛門を近づけてフルフルと震えながら糞をした。
長い一本糞だった。それをすぐに肛門で切らずしばらく尻尾のように遊ばせてやった。
0605名前はいらない
垢版 |
2014/11/11(火) 23:29:06.58ID:YJiZYIuT
    「ニセハワイ」

カオリンは遊ばれ 男に捨てられていた
カネの切れ目が縁の切れ目だった
貢いでいたのは香織のほうだった

以前は年下の彼のすべすべの肌に
毎日皮脂を刷り込んでもらっていたのだった
今は男日照りで肌はカサカサ

畜生!悪態をついても金は戻ってこない

借金を返すため夜の仕事に身を投げていた
店の名前は「フィリピンパブ、ハワイ」

何でフィリピンなのにハワイ?
それは聞かない約束だった

黒服の男が叫ぶ
カオリンさん指名です
0607名前はいらない
垢版 |
2014/11/12(水) 01:17:35.91ID:hyBsRyFH
「男なんか男なんか…」
「はぁーい。」カオリンは溜め息まじりに立ち上がると鏡の前に立った。
あたし…頑張らなきゃ。そう自分に強く言い聞かせ拳を強く握った。
店内には陽気なハワイアンミュージックが耳をつんざく程の大音量で流れている。
カオリンはすっと息を吸い込むと握った拳で自分の顔面を三度ほどぶん殴った。
鼻から血が滴り落ち、前歯が一本床に転がった。−−よし!やってやるわ!
覚悟を決めドアの方へ振り返るとそこには既に客がいた。
客は全裸にネクタイというシックな出で立ちだった。四十代後半のなかなかの良い男である。
「写真で見るより可愛いね。」と男は微笑んだ。
「ありがとうございます。」カオリンは営業的なスマイルを浮かべるとファブリーズを手に取った。
「消毒しますね。失礼します。」男の足元に跪くとカオリンは
男の剥き出しの股間にファブリーズを吹きかけた。
「ひゃあっ!」と男は情けない声を上げたが満更でもない様子だ。
「それでは、プレイを始めさせて頂きます。お時間は三十分です。」
「ああ。」と男は答えると壁に掛かってある幾つかの武器からボーガンを選んで構えた。
「じゃあ、あたしは…これで。」
カオリンは年代物のフェンダーのテレキャスターを壁から下ろすと肩に掛けた
小さめなカオリンの乳房がぷるんと揺れた。向かい合った二人の間を張り詰めた空気が漂う。
そしてゴングが鳴った。カオリンはこの世の者とは思えない程の雄叫びを上げた。
それはこの世界総てを否定する少女の新たなロックンロールミュージックの始まりだった。
0609名前はいらない
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2014/11/12(水) 20:53:49.10ID:Ueohe+27
「メガネの因果」

後ろから突然 腕を掴まれた
痴漢だと思った
振り向きざまハイキック
ヒールで踏んづけてボコボコにした
ヒールで踏んづけた犬のウンコを
男のスーツでさりげなく拭いた

カオリンは自分でもカッコイイと思った

しかし違った 
アミューズのスカウトマンだった

男は立ち上がって
割れたメガネを捨てて男は言った
まずはこれを聞いてみてくれ
http://www.youtube.com/watch?v=ykJL_nuzUR0


これは…
カオリンに衝撃が走った
カオリンの求めてる音楽がそこにあった

握手を求めた
カオリンは一瞬、男の手にウンコついていて
OKするのをためらったが
世界中のスキンヘッドを熱狂させる誘惑に負けて
握手した

カオリンは少し歳(27)がいっていたので
名はBBAmetalとなった

歌姫 カオリンのデビューが決まった!


次「デビューシングル」
0610名前はいらない
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2014/11/12(水) 21:32:20.86ID:zkbCyPpu
デビューシングル・・ いけないこと・・

人と人は対等だ。

しかしセックスアピールという意味で本能による差別はのこる。

結婚できないのは何のせい?

・・デブーシングル・・
0611名前はいらない
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2014/11/12(水) 21:33:29.72ID:zkbCyPpu
次 朝鮮 。
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2014/11/13(木) 06:34:53.74ID:WDQP6ARn
    「朝鮮」

尻笛はなぜ 
遠くまで 聞こえるの
あの匂いはなぜ 
黙ってても 判るの
教えて お父さん
教えて お母さん
教えて そこにいる誰か


どうだね?
渡された歌詞を見てカオリンは絶句した
巨匠の渾身の作詞だった

でもアイドルになるためには
避けて通れない挑戦だった
0613名前はいらない
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2014/11/13(木) 06:35:44.36ID:WDQP6ARn
次「少女の新たなロックンロールミュージック」
0614名前はいらない
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2014/11/18(火) 22:07:30.69ID:jG4tmBZO
「少女の新たなロックンロールミュージック」

宮崎顔夫は会議室で頭を抱えていた。
自身の引退作となる長編アニメ映画「みんな爆発して死ね!」の公開が近づいているというのに
この映画の世界観を表す重要な主題歌がまだ決まらずにいたのだ。
顔夫は会議室に集まったスタッフ一人ずつを火鉢の棒みたいなやつで殴打しながら詰め寄った。
「君たちが候補に持ってきた楽曲はどれも違うんだ。
もっと皆の憎悪を掻き立てるような楽曲が欲しい。わかるかい?」
顔夫は吸っていた煙草をスタッフの顔に押し付けると憮然として表情で会議室を後にした。
ちっ、どいつもこいつもよ。気分転換を兼ねて街へ出た顔夫はガードレールに腰掛けた。
すると、どこからともなくと歌が聞こえてきた。
それは哀愁と憎悪が入り混じったような陰惨なレクイエムだった。
歌が聞こえて来る方へ顔を向けるとそこには一人の女がいた。
「その歌、なんて言うの?君、名前は?」そう顔夫が尋ねると、女はにこりとした。
「私はカオリン。この歌の名は朝鮮です。」「カオリン……そうか……」
顔夫は微笑みながら彼女に近づき彼女の髪に触れた。
そして一通り髪をなで終えると突然彼女の頭を掴み、そのままガードレールに叩きつけた。
「胸糞悪いんだよ!このアマっ!」そして降りしきる雪の中、悲しみに暮れながら顔夫は家に帰った。
0616名前はいらない
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2014/11/23(日) 12:40:23.90ID:++CxEx5t
「歯磨き粉」

カオリンは耐え忍ぶ女だった
前の男も その前の男にも良く殴られた

顔夫に食らったガードレールの一撃で前歯が欠けた
歯磨きしたらその隙間から漏れた
そして 乾いて唇に白い粉が固まった

顔夫の家の前にテントをはって45日
座り込みのアピールも
顔夫の部屋のカーテンは閉じたままだった
私 絶対あきらめない!
異常なまでにカオリンはポジティブな女だった
0618名前はいらない
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2014/11/23(日) 20:05:35.49ID:TEDOY959
「根負けした男」

「ほら、お散歩の時間よ。お散歩だいしゅきでしょ?」
と、まるで子供をあやすかのような口調で妻が俺の首にリールを取り付けた。
事故で四肢と舌を失って半年。俺は犬と同じような生活を送っていた。
会社は当然のごとく、クビになり、代わりに妻が働くようになっていた。
以前、妻が勤めていた芸能プロダクションは妻を快く受け入れた。
俺は知らないが、妻は業界ではかなり有名なやり手のマネージャーだったらしい。
なんとかってアイドルも妻の売り出し方で一世を風靡できた程だったとか。
俺は死んだ目で空を仰ぎ見ながら、そんな妻に路上へ引っ張りだされた。
ちっ、こんな寒い日になんで丸裸で町内を引きずり回されなきゃなんねえんだ。
妻は嬉しそうに口笛を吹いている。近所のババァ何人かとすれ違ったが、みんな妻に
ニッコリと挨拶して去るだけだ。あそこはああいう家だからって事で納得できる単細胞共め。
思いつく限りの悪態をついてる内にいつものデカい家の前を通った。
宮崎顔夫とか言う基地外監督の家だ。悪趣味な家め。絡まった痰を吐いたその時だった。
テントから現れた一人の女と目が合い心臓が止まりそうになった。その女はカオリンだった。
「はおいん…」俺は千切れた舌を震わせた。
0620名前はいらない
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2014/11/25(火) 23:11:35.64ID:3iRH1qz+
「ネギ祭り」

昔の男などすっかり忘れていた
首と胴体だけの生き物を見て
カオリンはチャンスだと思った

顔夫はグロテスクな化け物に興味があった
これを利用しない手はない

「おいでテト 怖くない怖くない」
カオリンは土鍋で熱した熱いネギを箸でつまんで誘った
化け物はチラリと飼い主を見上げた
「いいのよ遠慮しないで」
と飼い主に言われてしぶしぶ従った

「ぼぐえーっ」化け物がネギで舌を火傷した
すかさずカオリンは言った
「怯えていただけなんだよね」
強く抱きしめられて化け物は下を噛んだ
「ひんぎゃあああああ」

その声で顔夫の部屋の窓が突然開いた
「君が映画の主役の声優だ」とカオリンを指名した
ついにカオリンの想いが届いた
後の「胸の谷間のナウシカ」の誕生である
0621名前はいらない
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2014/11/25(火) 23:13:03.21ID:3iRH1qz+
次、「は、恥ずかしくてセリフ言えません」
0622名前はいらない
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2015/03/01(日) 00:31:24.02ID:Nnv///qe
「は、恥ずかしくてセリフ言えません」

深夜のパソコンの前、俺は小説を書いていた。

小説の中で、妹が兄に愛を告白する。
「セックスしたいよう、兄ちゃんのモノをしゃぶりたい、大好きだよ兄ちゃん」

せっかくのなので、妄想の声優(女の子)を呼んできて、兄(俺)への告白をさせてみよう。
「は、恥ずかしくてセリフ言えません」と、はっきりと言われた。

そうなのか、妄想の妹さえ俺を裏切るのか・・・。
まぁ、人生とはそういうモノだから。


次のお題、「空がとっても青いから」
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2015/03/17(火) 00:29:32.58ID:+urPZyN0
「空がとっても青いから」

今日はまっさおなキブン

もっているパレットに濃いブルーの色を広げた

このままキャンパスいっぱいに塗りたくるのだ

だってこんなにもこんなにも広い青い空を

描かないワケにはいかないもの

スカスカだったボクの枯れたこころにも

なんだか青空が広がってゆくそんな気がして


次「あなたがアタシの常備薬」
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2015/03/20(金) 00:54:45.26ID:gLdaIVD5
「あなたがアタシの常備薬」

愛と言うモノがある間は
あたしの背中は見えないモノで焦げていた
煙でユラユラと陽炎のよな熱い熱い
赤いエナジーがいつも出ていたの
それはあなたがあたしに与えてくれていたドラッグエナジーよ
だから今のあたしにはなにもない
ひとりきりの冷えた背中があるだけ
ホラなにも見えないでしょう?
あなたがいない、これはそのしるし
今のあたしはまるで冷たい木枯らしの中にいるみたい
まるで薬のキレたあやしい患者のようにさまよっている
誰もいいから救ってあたためてなんて無責任に考えている


次「アナタの誤報」
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2015/03/22(日) 23:14:02.75ID:o9/5UcHi
アナタの誤報

その情報が誤りであるか
あるいは真実であるか

うそも方便ということばもあるけれど

真実よりも価値のある嘘
あるいは
嘘よりも価値のない真実
ああこれはどちらも同じ意味の言葉なのか

そう考えると
真実と嘘
どちらが価値のあるものなのかなどという問いは
流れる時間の前でなんら意味をなさないもののようでもあり

だからといって
僕の言葉を時間が嘘に変えてしまう
などという言い訳は

かえって あなたの怒りの火に
油を注ぐことにもなりかねないもののようでもある



次「遮蔽物」
0626名前はいらない
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2015/03/27(金) 21:56:10.82ID:QG2XxHFm
遮蔽物

遮蔽物などといえば
遮断し隠蔽するなにものなのかのよう

その言葉自体が
物陰に身をひそめる弱き者の
息苦しい吐息をのみこんでいて

遮ろうとする その意思
行為そのものを遮ってすらいるように見える

なるほど
向こうから俺の姿が見えないのなら
それはあるいは
かえって好都合というものなのかもしれず

そうはいっても 夜の闇の
どうしようもないほどの夜の闇っぷりは
何をもさえぎってさえいないのに
それでいて 俺の視界のすべてをさえぎっている

何をもさえぎっていないのに
いや
そもそも関わろうとすらしていないのに
それでいて さえぎっているのだ





次「遠吠え」
0627名前はいらない
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2015/03/27(金) 23:01:35.28ID:Jomr6OQk
遠吠え

真夜中にどこかの馬鹿犬が狂ったみたいに吠えてやがる
こんなに五月蠅くちゃ一睡もできやしない
男は焦燥にかられて家を飛び出した

どこの家の犬だ? ここの家か? いやここじゃない
ならあっちの家か? いや、ここには犬はいない
男は犬を探して夜が明けるまで街中を彷徨した
しかしいくら探しても犬は見つからなかった
犬の吠える声は断続的に鳴り響いているというのに

気がつくと男は池の前に立っていた
畜生、頼むから静かにしてくれ 男は懊悩して池の中に頭を突っ込んだ
犬の鳴き声が、まだ聞こえる
そうか、男はやっと理解した
なんだ、犬はずっと俺の頭の中で吠えていたのか
安心した男は真っ赤に汚れた両手を池の水で洗って、満足したように家路についた

次「ペンギン村」
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2015/04/04(土) 02:34:35.77ID:47q/rLlw
2015年4月 真夜中の着信音
留守番電話には「奴がついに死んでしまった」と
空を飛ぶタイプのペンギンからの伝言
死んだのは泳ぐタイプのペンギンで死因は溺死
泳げるからって溺れないと言う訳じゃない
むしろ泳ぐからこそ溺れるのさ

全てのタイプのペンギンは絶滅の危機にあり
空を跳ぶ奴も最後の一匹だ
泳げない飛べないタイプのペンギンである俺もまた
最後の一匹だ
とうとうペンギンは世界にただ二匹 いずれ必ず来るであろう別れ
覚悟しているけれど
やはり寂しい
ひどく寂しい

昔、泳ぐタイプのペンギンが言っていた
「海の底にはペンギン村があるんだ。
その村のペンギンは泳げるし空も飛べると言う。
すごいと思わないか?いわば何だって出来るんだ。
なのに彼らは村から出る事は無いらしい。怖がってやがるんだ。
俺はまた彼らに会いに行くよ。
必ず村から連れ出してやる。死ぬまでに必ずな。」

嘘をつけ
そんな村はどこにもない
泳ぐタイプのペンギンは随分前からイかれていた
酒に酔い薬に溺れ
出鱈目ばかり言っていたから

でももしかして
ペンギン村はあるのかもしれない
確かめるすべは何処にもないけれど
もしかして

次は くるくるパーマ!
0629名前はいらない
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2015/04/11(土) 00:38:28.98ID:SouhWW+M
● くるくるパーマ! ◎

うずまきが幾重にも

クルクルクルクルクルクルクルクル

連なるようにうずまいて

それはまるで目まいが来るようなパターンに

クルクルクルクルクルクルクルクル

あたまのうえで踊っている

それはフシギなパーマネント

アナタの上でも回っている

クルクルクルクルクルクルクルクル

楽しげに愉快げに

歌いながら歩くたびに踊りながら


次 ( )の中のつぶやき
0630名前はいらない
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2015/04/12(日) 00:02:21.64ID:nbQetdry
 ( )の中のつぶやき

ひとりぼっちのひとりごと
彼のつぶやきはここ孤独な板の中でしか響かない
返答も求めず会話も求めず
ただただ一方的に繰り返す
ぶつぶつとクドクドクドクドと
同じコトバと語りを繰り返しているだけ
現実の世界には一歩も出れずに
現実の世界では一歩も戦えずに
つねに逃げ続けている男の惨めなつぶやきが
今日もまた響き続ける…

(誰カ聞イテクダサイ僕ハ今トテモヒマナンデス誰カ僕ト遊ビマショウ)


次 「爪の中の傷」
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2015/04/12(日) 00:25:34.23ID:7j0BEVs9
「爪の中の傷」

誰かを引っ掻くたびに自分の爪の中に傷が増えていく。わたしは違う。わたしは大丈夫と疼いてる。

次のお題「肉か魚か」
0632名前はいらない
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2015/05/04(月) 22:05:09.14ID:Q5ukiIik
「肉か魚か」

飾った花の間から テーブルクロスに灯がおちる
空席の間に君が立ってる
並べられた選択肢を間違えたくなくてこの上なく上品な笑顔で時間をかせぐ
もっと違う道があるはずだなんて
あるはずもない期待はもうやめないか
そろそろ席について
えらんだものを同時に言いましょう

次は「優しい敵と鬼畜な味方」でお願いします
0633名前はいらない
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2015/05/10(日) 23:06:38.28ID:f6KLjfw+
「優しい敵と鬼畜な味方」

君ってイヤな奴だね
いつもそうさ優しいフリして目が本マジ気じゃないんだから
ノラ猫に恵んであげているそんな感じの目つきだね
別に皮肉じゃないけどさだってそうだろ
聖人君子のフリした極悪人てなかんじで
僕だってそうとうな変わりものなのは認めるけども
互いにマイノリティー同士だからかまわないだろう?
笑わないで聞いてよ別にヘンな話なわけじゃない
僕も君もかなりの嘘つきだけど性質は違う
優しげなラスボスの男と気の弱いザコキャラの自分とじゃ
天と地ほどに違うだろうけれど
どうして仲良くできるのか不思議だろうけどもさ
秘めたる内部の腐敗したモンが寄せ付け合うのかもしれないね
だから見捨てないでいたほうがきっといいよ
クズの注告は聞くもんさ

次 「わたしはあなたのアンドロイド」
0634名前はいらない
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2015/05/15(金) 01:13:30.90ID:ZLrIiJSL
 「わたしはあなたのアンドロイド」

スイッチを入れて今日が始まる

あなたが誘えばわたしは唄い

あなたが笑えばわたしは踊る

生きると言うことは誰かに命吹き込まれること

手も足も全てがあなたのために動いている

今日のお終いまで愛するひとのため

わたしの命は輝き続ける

わたしは人公ロボットあなたの女の子


次 「初夏の風」
0635名前はいらない
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2015/05/16(土) 22:30:19.51ID:MnTCBybk
 「初夏の風」


緑が駆け抜けて後ろへ流れてゆく

しがみつく私の声に気づかないアナタは前を見て

メットのしたの髪の毛がなびいてる

それでも私が呼びかければ答えてくれる

ふたりの声はこだまし緑と溶け合い風となる

以前アナタは通じない言葉なんか無いと語ってくれた

訛りだろうと吃音だろうとそんなの通じればいいのだと

あのとき私は勇気をあたえられた

たったひとつのちいさな出来事でも奇跡に近いこと

それ以来ふたりの絆は強まったのだと

こうして言葉飛ばし合いながら確信する

シートに熱い日差し感じながら流れて
0637名前はいらない
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2015/05/18(月) 00:54:44.09ID:iy9xQAcW
 「砂時計」

重すぎてもいけない

軽すぎてもいけない

柔らかすぎてもだめ

風に吹き飛ばず風に流されず

しなやかにこぼれ落ちるそんな

優しい砂が使いたい

壊れても割れないような大きな大きな瓶に詰め込んで

サラサラとわたしだけの時を計りたい


次 「待ち合わせ」
0638名前はいらない
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2015/05/18(月) 08:56:02.07ID:nb5Mjkdv
「待ち合わせ」

流れてゆく雲の隙間から強い日が差して
風があるにもかかわらず少し暑い
少し早く来すぎたかなと
何度も時計をうかがっては
いつも時間通りに来るあの人を
途切れない人波の中に探した
「や」
「おう」
気軽な挨拶の中に愛着を感じる
前は自分の好きな服を着てきたけど
あなたの好みを考えるのもけっこう楽しい
特に目的を決めずに動く日もあるけど
今日はお祭りの屋台を回ろうと決めていた
手をとって一段と賑やかな喧騒の方へ
私のお目当ては射的屋さんとケバブ屋さん


次「交差点」
0639名前はいらない
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2015/05/18(月) 15:35:13.11ID:iy9xQAcW
「交差点」

あの点滅が変わったら動き出す

流れに逆らえず歩きだすだけ

交差点の真ん中で指示しているのは誰?

右にゆけばいいのか左に進めば正しいのかと

迷いながらも進み続けている私も皆の仲間

人の波に押されながらも立ち止まれず

今日もまた信号とともに行進している


次「午後の雨」
0640名前はいらない
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2015/05/18(月) 16:23:01.50ID:byhI1YrS
「午後の雨」

冗談でしょう
絶対に待ち合わせの場所に現れないと思う
来世っていうのも不可能なものごとの比喩だ

偶然すたばのカップを手に持って立ってる姿を見かけたくらいで
自分からこちらに近寄って来たりはしないでしょう
それでいいよ、当然のことだ
ひとり雨に打たれて泣いているだけ
それが僕にはお似合いなのさ
0641名前はいらない
垢版 |
2015/05/18(月) 16:26:09.20ID:byhI1YrS
「午後の雨」

冗談でしょう
絶対に待ち合わせの場所に現れないと思う
来世っていうのも不可能なものごとの比喩だ

偶然すたばのカップを手に持って立ってる姿を見かけたくらいで
自分からこちらに近寄って来たりはしないでしょう
それでいいよ、当然のことだ
ひとり雨に打たれて泣いているだけ
それが僕にはお似合いなのさ
0643名前はいらない
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2015/05/18(月) 18:26:22.31ID:nb5Mjkdv
「ずっと女子高育ち」

女ばかりの世界に生きてきて
異性のことはとんと知らず
恋愛対象は同級生と父親で
気安い仲間もケンカ別れも過ぎてきた
私が花なら花言葉はきっと移り気

まぶしい夏日の中にありながら
ふいに悲しみの影が胸に差すように
陽の光を雲がぬぐっていく
泣き出した空の雫に濡れながら
紫陽花はただきらきらと踊っていた

次「雨やどり」
0644名前はいらない
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2015/05/18(月) 19:52:25.74ID:iy9xQAcW
「雨やどり」

カップ のなかには氷がふたつ

小銭入れの中にもコインがふたつ

あと少しだけここにいさせて

今この氷がコップの中のミルクティーに溶けるまで

カバンの中からノート出してちょっと書き取り

いつもは入らないパーラーの

外から見つめていたテーブルで

ちいさなボクは初めての雨宿り

誰も誰にも怒られないから今だけ

大人気分で氷のとける音聞きながら


次「お昼の予報」
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2015/05/20(水) 07:57:55.00ID:LJ/s4lmC
「お昼の予報」

休みに一人でお昼を食べていて
普段はほとんど見ないのだけれど
なんとはなしにテレビをつけた
俳優や芸人についてはさっぱりだけど
ニュースキャスターだけは顔を覚えている
今夜は星がきれいな夜です、と
本当だろうか
技術が進歩してなお自然の気分は測りがたい
曇り空でも昼は昼
頼りない光でもまだ空は明るいけれど
私は晴れの予報を信じて夕立にあうより
雨の予報で傘が邪魔になる方がいい


次「ごきげんよう」
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2015/05/20(水) 18:29:14.11ID:hT9V2z+H
「ごきげんよう」

ごきげんようさようならまた今度

繰り返し挨拶されては挨拶して

それでもまた明日も同じくするのだろう

わたしは誰かに挨拶して

そして誰かもまたし返してくれる

あたりまえのことだけれど

それは日々喜ばしい繰り返し

あたりまえだと感じることが続く限り

日々はなにごともなく繰り返されている


次 「ビートをきかせて」
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2015/05/20(水) 23:54:45.85ID:Ylg83aui
「ビートをきかせて」

今宵踊るわ 焦がれた夢に
この身体 灰の中から甦る
雨露を帯びた憂いの花びらが
落ちる月影に揺れている

正しさの天秤の前に立ちすくみ
帰る道を忘れてしまったのね
ならば私は心ひとつを胸に抱き
あなたの手をとり歩を踏むわ

悲しむことも喜ぶことも
あふれて止まらぬ夜の祈りも
あなたの鼓動で私に刻んで
たったひとつの命の軌跡を


次「星に願いを」
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2015/05/27(水) 03:53:30.41ID:HpWCL4hT
「星に願いを」

生死の狭間で生きるあなたへ
心を病んでしまった心優しいあなたへ
いじめられている君へ
誰も信じられる人がいないと嘆く心許ない君へ
暗闇でひっそり涙を落とした君へ

絶望の中を生きるすべての人へ


あなたに幸あれ
今日も夜空の星に願いを

次「嘘」
0649名前はいらない
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2015/05/30(土) 23:18:23.36ID:RokYqRIH
「嘘」

季節の風を覚えていますか
私たちは夏の夕べに道を分った
私はあなたの「家」だったのに
幼き日々はまどろみに
嘘と変じてしまった約束を弄ぶ

煩う雲間にのぞいた太陽
委ねた半身を裂かれた痛み
私はもうそこにいなくとも
心ひとつをあとに残して
風はただ優しく頬をなぜている


次「影踏み」
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2015/06/07(日) 11:42:55.29ID:8PTyAkTq
「影踏み」

たとえば
無明常夜の闇の中で
自らの影を踏み踏み踏みにじってしまいたい
衝動にかられたと仮定して
そうこれはもしもたらればの類の話なのだけれども

むしろそこは闇の中なので自らの影は見えない
よって影を踏むこともできない
などと
あなたは言うのかもしれないけれども

その闇すべてが俺の
あるいは私の影だとしたら
背中からあふれ出る自らの
何かしらどすぐろい
どすぐろい何かのようなどすぐろいものが
地面に届く光の影すらさえぎっているのだとしたら

そうなのだとしたら
俺も 私も すべてが何ものかの影のような世界で
きっと自らの影を踏むすべさえもなくして
そうやって迷っていて
でも それは 案外ふつうのことなのだと
言えなくもないのではないでしょうか


次「お届け物」
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2015/06/07(日) 12:17:43.80ID:R6L/dYQx
「お届け物」


少し酸っぱい思い出について
ちゃんとそれぞれに目的があって同じものを3つ所有している
当時の自分にとっては非常に大切であって
手垢に塗れるほどひっくり返したりして眺めたものだ
それは希望と言う言葉と繋がっていたから...
そのうち1つだけは「キンコーン♪お届けものです」と届けられた
大好きな人の名前でいただいたものだった

程なく人間関係は複雑に拗れてしまい
それから何かが届くことはぴったりとなくなった
他の友達には送っているらしいことを知っている
ファンなのかアンチなのかももう不明
強がり言うなら握手券だか投票権だかも要らないやって思える程だ
「あれは酸っぱいぶどうだからいいや」
自分には元より無理なことなのだろうね
諦めたから、もう誰かから何かが届くことはない


次「青汁」
0652名前はいらない
垢版 |
2015/06/08(月) 18:34:56.43ID:fvezgV4Z
「青汁」

青汁 緑色なのに青汁とはこれいかに
などと無粋な屁理屈を述べたくもなるほどの
苦い苦い苦さそのものをはらんでいるようなそれは

良薬口に苦しということわざもあるように
きっと僕の体にとって
ありがたいものであることは疑いようもないのだけれども

諫言耳に逆しということわざもあるように
僕の味覚はそれを飲み干してしまうことを拒絶する

しかし飲まなくてはならない
なぜなら
それを飲もうと決断したのは
ほかならぬ僕自身なのであるから


次「毒を食らわば」
0653名前はいらない
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2015/06/09(火) 20:01:02.91ID:t0dCH4wY
「毒を食らわば」

ラムネの小瓶
中に入っているものが
本当にラムネなのかどうか
確かめるには飲んでみるしかないのである

夢想するその使い道
それがラムネでなかった場合の可能性

そうはいっても
不穏なる薬品の使い道は
不穏なる策略の小道具しかないではないか

自らに使ってもよし
はたまた邪魔な存在の排除に用いる手もあり

それを夢想するとき
僕のほほはきっと不安なゆがみを帯びて
なおかつその苦い夜を
安らぎと楽しみとともに過ごせるのではないかと

そんなことを考えるうち
夜も明けて
何もかも忘れた僕は
その小瓶の存在すら忘れるのだろう


次「梅雨の晴れ間」
0654名前はいらない
垢版 |
2015/06/10(水) 01:00:35.88ID:nS0y/PLt
梅雨の晴れ間

紫陽花が切ない顔して太陽を見上げた。
紫がもの哀しいのは雨がないせいなのか。
綺麗に濃い紫。

気圧が高くなって頭痛がなくなったけれど
気分はまだ雨模様。
雨が恋しい。

青い傘のあなたが恋しい。
0655名前はいらない
垢版 |
2015/06/10(水) 01:01:57.01ID:nS0y/PLt
次のお題忘れちゃった

次のお題
ひまわり
0656名前はいらない
垢版 |
2015/06/10(水) 09:25:34.06ID:4rFk3dP0
「ひまわり」

明るい夏の日差しの中で待つ笑顔
心と心が触れて生まれる心地よい風
声を聞くだけで、言葉を交わすだけで
あなたがぬぐい去ってゆく私のペシミズム
魔法のようねと笑顔を返した


次「入道雲」
0657名前はいらない
垢版 |
2015/06/11(木) 03:18:18.99ID:4A2gw01M
「入道雲」

誤解に病む煌めきの炎を心に抱えて、
悲しみに暮れる母のように動かない空の下を歩く。
音のない心の世界に閉じ込められた。
緩やかに忍び寄る無限の祝福が
この透明な季節にこぼれるほどあふれている。

次「子供」
0658名前はいらない
垢版 |
2015/06/11(木) 03:23:43.92ID:k3iUA0xz
「子供」

どおどおどおと大きな雲
ずいずいずい見上げる子供
入道雲だぶおぶおぶお
わあわあわあと喜ぶ子供
びゅおびゅおびゅおと青い空
きらきらきらと笑う子供
ぐわぐわぐわと入道雲が笑ってる
てけてけてけと追いかけよう子供たち
どこまでいけるかな
どこまでいくのかな
じんじんじんと夏の匂い


次「ラムネ」
0659名前はいらない
垢版 |
2015/06/11(木) 13:06:14.13ID:D0Mob1zB
「ラムネ」
終焉のように美しい無音に
私たちは足音を殺してそっと近付いていく。
銀色の階段に響くピアノの音に
遥かなる偽りの世界への扉が開かれ、
何もかもが終焉を暗示し始める。

それは死ではなく
ラムネのように静かに過ぎ去った夏の記憶。
偽りは触れた言葉ではなく、
夏の光の中で私たちが集めた優しい空白。

次「塗り込められた感情」
0660名前はいらない
垢版 |
2015/06/12(金) 02:36:16.20ID:i6IKfqTY
「塗り込められた感情」
殺し屋たちが飼育された灰緑色の病棟。
かきむしられた血肉は絶望へとささげられ、
闇の中に運ばれる。
永遠に世を怨むいくつかの人格は、
新しい肉に寄生して、
歌の終わりにすべての罪の許容へと至る新たな神となる。

次「四月」
0661名前はいらない
垢版 |
2015/06/12(金) 18:48:48.57ID:ktiMhaWe
「四月」

絶望と焦燥が舞い狂う四月

懊悩と煩悶の末、アタシは冷たいナイフを月へと投げる

濃淡のある漆黒を駆けぬけて

アルバトロス達の嗜虐的な笑みを引き離すのだ

アタシが目指すのはいつだってperiodの向こう

そう其処は、餃子の王将

アタシは天津飯と餃子とから揚げをwaiterにorderする

待って、そこのwaiter!大事なことを忘れてたわ

ギンギンにcoolな生ビールをアタシに頂戴!

waiterは微笑むとチャックを下ろし硬くなった蛇口をアタシにむける

hotな生ビールがアタシの顔にぶっかかる

わお!超cool!

そんな夢を今朝見たのです

次「五万個の卵焼き」
0662名前はいらない
垢版 |
2015/06/12(金) 23:52:32.11ID:3XISrfmd
「五万個の卵焼き」

見なれた朝の 味噌汁の匂い
朝のニュースに トンテントンとまな板唸る
フライパンの熱気 台所のじめっとした空気
おはようと笑顔 じめじめしてないその表情
いつでも朝は待っていてくれた
いつでも僕に揃えてくれた
その卵焼きにうんざりしたり どうでもよかったりしたり
飽きたり 怒鳴ったり
それでも朝には ちゃんとご飯があったり
それでも朝には 卵焼きが待っていたり
おはようと笑顔 毎朝続くと思っていたり
思っていたけど
やがて僕は私になり 朝は待ってはくれなくなり
やがて私は一人になり 卵焼きは用意されなくなったり
笑顔も消えて 忘れないけどそこにはなくて
それでも朝はやってくる
いつでも夜の次に朝はくる
やがて私を朝はまた迎えてくれて
朝は私を待ってくれた
おはようと笑顔でキッチンにあるその笑顔
卵焼きのいい匂い 新鮮で懐かしいこの思い
私だけじゃなく 続いていく
あらゆる場所で朝がきて
あらゆる場所に卵焼き
いい匂い
五万個の卵焼き


次「ひとりぼっち」
0663名前はいらない
垢版 |
2015/06/13(土) 05:46:34.64ID:HsklDJHf
「ひとりぼっち」

おーい!
誰か居てますか?
私はvodkaをがぶ飲みしながら叫んだ

すると胃の奥底から激しく熱くファンキーな何かが流れ出た
鼻からも放たれた

そして鼻垂れた

この孤独感はいずれ苦くて酸っぱい胃液の様な思い出に変わる日が来るだろう!
涙ににじむ

黄色い太陽



「ひとり勃起」
0664名前はいらない
垢版 |
2015/06/13(土) 11:05:00.75ID:UKpA4Wg0
かあいそうな朝、今日もひとりでおっき
good morning, hello hello
鏡に映る自分だけが話し相手
それで音楽でもかけて自分を慰安
虫も寄り付かない土日休日なしの社畜です
0666名前はいらない
垢版 |
2015/06/13(土) 12:11:19.14ID:FBTl8QeE
「しけもく」

しけてんなあ もくもく

次「ぷりん」
0667名前はいらない
垢版 |
2015/06/13(土) 13:13:23.37ID:UKpA4Wg0
うっほ!
ひらがなで書くと余計それって美味そう
プディングってことなんだけど
ぷりんぷりん揺れてて視覚的にも楽しめる感じ?
君は罪な女だよ

snack packみたいな安い娼婦でもこれしかなければ実際不満はないけど
ああ、君のような甘くて高級な女性を知ってしまったら
以後色んなことに満足できなくなってしまう
そんな症状が出ることを最近知りました
君は罪な女の子だ
0669名前はいらない
垢版 |
2015/06/14(日) 00:34:06.65ID:VWeJEQ4B
目の前に広がる青から香るのはあの香り

海藻とかいろんなにおいを詰め込んだ香り

目の前の広大な青から香る広大な香りは風に乗って町へ行く

広大な青の香りは自由にそよぐ風に乗ってどこかえ行く



次「思春期」
0670名前はいらない
垢版 |
2015/06/14(日) 02:16:29.81ID:W540gjoF
『 思春期 』

時を超えて思い返す
あの蒼い海原

窓際に頬杖をつき眺めた
風に揺れる稲穂

イヤなこともあったけど
そればかりでもなかった

心の中にいる
初夏の風景


次 「 音の色 」
0671名前はいらない
垢版 |
2015/06/14(日) 10:49:03.43ID:GgKhinuy
「音の色」
空白の中にある無限の柔らかな幸せ。

心はまるで悪しき習慣のようだ。
心という冥界の機械から
彩りと季節を作り出す音が
ピーピー鳴り始める。

境界線はそのように敷かれ、世界は分断され、
無の中から取り出されたそれらの異物と謎が、
より細分化された思想を紡ぎ始める地獄。

次「服」
0672名前はいらない
垢版 |
2015/06/15(月) 00:30:22.75ID:nXeM8CTw
「服」

福がない
福よこい
福が欲しい
吹くんだこっちに
こっちにこい

服がない
服よこい
服が欲しい
吹くんだこっちに
こっちにこい

吹くがない
吹くよこい
吹くが欲しい
吹くんだこっちに
こっちにこい
こっちだおーい
こっちだおーい

次「檸檬」
0673名前はいらない
垢版 |
2015/06/16(火) 02:26:31.77ID:Qb/VsSWw
「檸檬」
歌のように多機能な檸檬は
神秘的な恋の絶望を象徴する旗である。
我々人類にとって空白とは翼そのものであるが、
翼を広げることが不自由な束縛を生みだすように逆説的な
悪魔的な意識の冷笑という深淵が
檸檬と人類の間には横たわっている。
魂のように触れることのできないおのれの肉体の一部に、
心を委ねることで初めて、
檸檬という旗の掲げる剣が言論になる。

次「学校」
0674名前はいらない
垢版 |
2015/06/18(木) 04:47:18.41ID:r1duqRIH
「学校」

放課後の教室は閉ざされたアウシュビッツのガス室の様なパラダイスだ♪

「ジーク・ハイル!」
私は意気揚々とマヨネーズのチューブを一気飲みしながら教卓に
「ライダー〜キィック!」

担任の糞婆ァは
これでご臨終♪

手のシワとシワを合わせて

中指を立てて

「ジーザス・ファッキン・クライスト!」



「日常生活に於ける非日常的感覚による誤差とその許容阪医内に収まる交差」
0675名前はいらない
垢版 |
2015/06/19(金) 23:29:59.33ID:LBg06b8U
「日常生活に於ける非日常的感覚による誤差とその許容阪医内に収まる交差」

蓮の花の美しさは
それをもたらす汚泥の存在を抜きにしては語れない

なぜなら
汚泥なくして蓮の花が咲くことはありえないからであり
相対性はすべての物事の存在をより際立たせているといえるのです
それはつまり退屈きわまりない日々が
不意にもたらす白昼夢の不条理さを指し示すかのよう

そんなことを考えるうち
大阪医療センターにたどりついたぼくは
すっかり看板が崩壊して施設名を判別不可能であることに気づき
そこが目的地であったことさえ把握できずにいる
そのくせそこが目的地であったのだと言い張ることも可能なのだ

さいわいにしてその場所はいくつもの道が交わる地点であり
そのうちのひとつの道を選択する自由は与えられている

だが 迷っている


※この詩に出てくる大阪医療センターは
お題消化のためにでっちあげた固有名詞であり
実際には存在しません

次「お前適当なお題にもほどがあるだろ」
0676名前はいらない
垢版 |
2015/06/22(月) 00:24:58.66ID:3SKwReNv
「お前適当なお題にもほどがあるだろ」

本当にそう思うけど課題として出たのなら仕方が無い
こんな流れが続いたらいささかウンザリだけども
自分の出すタイトルにも似たような面倒くささがあるかもしれないし
だからこそあんたがたにあれこれグチグチとは言わない
なにかこんなタイトルでもそれなりの理由があるのだと
一縷の希望たくしてみたいから
決してフザけているわけではないのだと


次 「夜間飛行」
0677名前はいらない
垢版 |
2015/06/22(月) 01:49:24.27ID:Y2bZK9M6
「夜間飛行」

世界中の靴音に絶望するたび、
彼らは夜に逃げて行った。
苦しみの葉音は夏の月のように悲しく、
心という静寂の中に沈んでいった。
銀色の階段の喪失を嘆いて。
拭い去られた闇のマリアを抱いて。
ただ拭い去られた闇のマリアを抱いて。

次「供物としての臓物」
0678名前はいらない
垢版 |
2015/06/22(月) 15:05:50.02ID:Y2bZK9M6
「供物としての贓物」

血だらけの部屋で、
笑う聖人たちの脳髄を引きずりだす
無知な子供。

何も成し遂げることのできないその手で、
自分たちの臓物をかきむしることの喜び。
何者も欺き続けることのできないその容姿で、
うじ虫のように群がることの喜び。

醜悪な腐肉の晩餐。
利己と憎悪の辺縁。
暗闇に絡み取られた足が語り始める。
終わり行く世界の美しさを歌い始める。

次「おならぷう」
0679名前はいらない
垢版 |
2015/06/25(木) 04:15:21.25ID:5baSBOYi
>>674だけど
×阪医
○範囲
でした(笑)

酔っ払いでごめんなさい♪


「おならぷー」

世の中は間違っている…

俺はこの世界を変える為に生まれてきたんだ!

嘘と言う名のコンクリートで塗り固められたこの大地に

正義の剣を突き立てる!

だって嘘だろ?

あのカワイいハニーが…

あのカワイいハニーのピンクの肛門から
おならぷー♪


「人妻調教!アナルに足首まで挿入しました!悶絶スペシャルパート2」
0680名前はいらない
垢版 |
2015/06/26(金) 13:32:54.25ID:hIlaMMsZ
「人妻調教!アナルに足首まで挿入しました!悶絶スペシャルパート2」

愛が僕を壊した。
もう二度と戻れない。
誰かを失うことが怖いなんて、
これほど自分が弱くなってしまうなんて、
過去の自分に罪の意識を感じる。
あなたは刀のようにすがすがしい人なのに、
二人で壊れていく過程が、
罪に狂気に彩られているほど、
僕はあなたの価値を解放するように感じる。


次「オ・パフメ・オーテルージュ」
0681名前はいらない
垢版 |
2015/06/26(金) 18:13:04.37ID:Z5WKm3i0
「なんで東京電機大学中学についてくるの!」と言われたので、

「また有名な嶋崎亮介(TDU万引)さんにJCふぇらの稼ぎを隠されないように」と言って睨みつけた。

A・B・Cの3人で私の机を取り囲んで、私(元 稲城市立向陽台小学校評判Y子(実名は結子とTDUに聞いた))の動き一つ一つを笑ってきたときも、

Cだけを睨み、Cだけ手首を思いっきり掴んでやった。Cは悲鳴をあげた。
0682名前はいらない
垢版 |
2015/08/16(日) 00:46:40.39ID:GBnyVjax
>>680
にぎやかな 
にぎやかな
色とりどりの
街の通り
店先の売り子の声
行きかう人々の笑い声

突然すれ違う
あの香
俺を捨てたあの女の香

仰げば
ビルの谷間に青い空
浮かぶ白い雲
額から頬へ流れる汗

うろたえる俺を
打ちのめす太陽
立ち昇る陽炎のようなあの香
追えば逃げるようなあの香

俺を捨てたあの女の面影
忘れていた女の面影
0684名前はいらない
垢版 |
2015/08/29(土) 00:31:02.50ID:VUqMAN/h
けいたいでんわ

電話を持ち歩くことができれば
それはきっと便利で素敵であろうと

いうけれども

それが実際にかなってしまえば

いや
それが実際にかなってしまったというのに
そのとたん

電話としての機能そのものにさほどの価値が見いだせずにいる

しかしながら
大勢の現代人が携帯依存症と化しているので

電話の携帯化は
これはきっと歴史の必然であったのであろうと

きっとそういってボタンを押すのだ




次「夏の終わりに」
0685名前はいらない
垢版 |
2015/08/30(日) 00:38:24.57ID:nt+FFBm0
>>684
ひどい雨のあと
青い空は遠くなった
白い雲は風に流れて行った
 
海に集う人々は
遠い処へ去って行った
みんな元どおり
ひとりぼっちの自分に帰っていった

逝く夏を追え
この胸が破裂するまで
逝く夏を追え
明日はもうやってこない

黄金の落日は
日ごとに輝きを増してゆく
夕日を追え
今日が終わる前に




次「秋の足音」
0686名前はいらない
垢版 |
2015/08/31(月) 23:47:24.37ID:HIzimYU4
秋の足音

今年の秋の足音は
なんだかいつもと様子が違っていて

なんというか 梅雨がもう一回来たかのような
そんな雰囲気

ひょっとしたら この雨が明けたら
夏に元通りなのかも知れず

しかしながら 虫たちの声は
秋の夜長を連想させる寂しい響きをはらんでいて

そういえば
あんなにうるさかったセミたちは
どこにいっちゃったんだろう

次「玩具」
0687名前はいらない
垢版 |
2015/09/08(火) 00:59:06.17ID:04F2I4KJ
「玩具」

猫が弄っているアレも

赤ちゃんがしゃぶっているアレも

子供たちが蹴りながら頃がしているアレも

俺がツメで弾いているコレも

つまらない時間のしのぎに弄ぶ、皆誰かの玩具

誰かのために傷ついてくれ

誰かのために壊れてくれ

誰かのために鳴いてくれている

つまらなくて寂しいオモチャ


次「舌の上の蕾」
0688名前はいらない
垢版 |
2015/09/10(木) 23:15:29.62ID:HecGo/Yf
「舌の上の蕾」

ほらまた嘘ついたと
八方美人のあの子の唇
睨みつけたけれど
本当はあの子を妬んでて
あの子になりたいと思ってる

嘘もつけずに
何も言わずに

そうやってわたしはまた
舌の上の蕾を
ぎゅっと潰した

次「アンチスレ」
0689名前はいらない
垢版 |
2015/09/14(月) 23:24:09.15ID:AaZXK2ah
「アンチスレ」

価値もないというものに
こだわり続ける姿勢がすでに
矛盾してると言えなくもないのでは

なんの価値もないものを
なんの価値もないと断じて何が面白い?

大多数の人が価値があると思うものを
無価値だと断ずることこそ
スレッドの醍醐味だと

大多数の人間の高評価を俺が否定する
つまり俺一人が世間を敵に回して戦う
これほどまでに痛快な麻薬がほかにあろうかと


そこまでいうのなら
ま あえて止めやしないけどさ



次「お題決めろと言われても」
0690名前はいらない
垢版 |
2015/09/18(金) 19:58:25.86ID:Q9jTeAbg
「お題決めろと言われても」

むつかしいことなどわからないけれど

ありふれた題材がありふれたひとたちにも受けるのだと

そう思いながら書いてみたり

気楽に作ってみたりなんかしてみたり

ちょっとも考えないでこさえたモノが

実はビックリするくらいデキが良かったりと

まあいろいろとあるものだな


次 「愛の瓶詰」
0691名前はいらない
垢版 |
2015/09/18(金) 22:05:42.57ID:vJQ4xQyg
愛の瓶詰

愛の瓶詰 君への気持ち
ゆらりゆられて どこに着く
愛の瓶詰 君への言葉
伝えられずに どこに着く

もうさよならも言えず想いは
ゆらりゆられて 消えていく

次 パレード
0692名前はいらない
垢版 |
2015/09/20(日) 01:33:12.71ID:1Dg0Vgsf
「パレード」

暖色のひんやりした空気が運んだかおり
踊りながら僕の帽子をするり取って人差し指でクルクル回してる
模様替えした葉っぱの髪飾り
遠くに聴こえるここにいた目に見えないものたちの歌
いつも一緒にいた知らないものたちのふるさとの話
少し多めに息をしてゆっくり振り返ればもうお祭りの一員


次のお題は「どこかで君が笑ってる」
0693名前はいらない
垢版 |
2015/09/22(火) 22:59:41.40ID:tgQc3J9i
「どこかで君が笑ってる」


さみしがりやの空が見える

秋のちいさな風が歌う

スズメのついばむ穂がゆれる

ボクのささやきが風に消えていく

こんなときこんな日は

ズボンのポケットを叩いて

遊びたがりの小人を誘ってみる

どこかできっと誰かが呼んでいるよ

優しいひとかもしれない

楽しいきみかもしれないね

そしてボクはユラユラと歩きながら

トンボの飛び交う不思議の街にゆく

どこかでアナタが誘っている

どこかで優しいキミが微笑んで


次、「転がる石」
0694名前はいらない
垢版 |
2015/09/23(水) 00:30:33.99ID:9ltKBXfX
転がる石もいいけどな

転がり続けるそのうちに

角がとれて

まぁるくなって

ちっちゃくなるんだよ




次「そんなお題をふられても」
0695名前はいらない
垢版 |
2015/10/03(土) 19:01:26.79ID:LUmrJqpG
「そんなお題をふられても」

もし君のいない世界だったら
そんなお題をふられても
君は期待してるのかな、
僕の悲痛の答え

でも残念だったね
僕はその世界でも普通に生きて
恋をして
つまり 君以外の人を愛すると思うよ たぶん

もし君のいない世界だったら
そんなお題をふられても
君は期待してるのかな、
僕の涙の答え

でも残念だったね
そんな世界は存在しなくて
つまり 君は生きてここにいて
僕らは恋してるんだよ きっとこれからも

次「本をめくれば」
0696名前はいらない
垢版 |
2015/10/04(日) 00:58:53.38ID:eD48U4/T
「本をめくれば」

揺れる麦の穂が

流れる白い雲が

歩く虫達が

遠い山々が

秋の到来を告げてゆく

本のペェジをめくれば

詩の言葉がそこにある

ぼくは詩人となりここにいる

指先の向こうには唄がある

めくり続けるたびにため息が出る


次「辛い涙」
0697名前はいらない
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2015/10/10(土) 00:35:54.54ID:s/Mzucp1
「辛い涙」

水面をすべる鳥 流れ星を追いかけた
せめて波があればいいのに ここは海
砂の城にたてたろうそく 広がる影
淡い炎の向こう側で ないてるようなしずみゆく月


次のお題は「箱の中の秘密」です
0698名前はいらない
垢版 |
2015/10/11(日) 23:35:23.91ID:oopDE13Q
「箱の中の秘密」

机の中はミステリーワールド

引き出しを開けると深い深い僕だけの森がある

想像と魔法の世界で誰にもジャマさせない

夢を閉じ込めるためにカギをかけておく

僕だけの秘密のために

誰にでもあるだろう見られたくは無い心の箱が

ママにだってパパにだって友達にだって

きっと必ずあるはずだと思うから

カッチリと固く閉じ込めて


次は「くちぶえ」
0699名前はいらない
垢版 |
2015/10/19(月) 18:50:28.65ID:ZspuouE4
「くちぶえ」

社内で一番の成績を誇る社員が、くちぶえを吹きつつ営業へ行く頃。

社長室の空気は、重かった。
投資に対して、収入が低かった。
社員のやる気を煽ろうとした。
それまでは年功序列だったものを、成果報酬に変えた。

支払える給料は、利益からの一定だ。
成果を上げる者は上げ、出ない者は下げる時。
成果の出ない社員は、暫くして辞めて行った。
全体の売り上げは、何故かむしろ、下がった。
社内の空気は剣呑としている。

…ふと、専務は呟いた。
この会社が、辞めたあの社員と同じでは無いのか?
社長も思った、気づくのが遅すぎる気はした。しかし。

辞めて行ったあの社員は、誰に給料を貰うのだろう。


次「つぶやき」
0700名前はいらない(pc?)
垢版 |
2015/10/28(水) 22:59:04.31ID:9qSJMhkX
「つぶやき」

石つぶくらいのため息が空から転がり落ちてきて

パラパラと白い音がした

にわか雨のあとのようなこだまが聞こえてきて

道に大きく広がってゆく

タッタか歩くとなりのシロが見つめている

手をふるボクに固い枯れ葉がカサカサくっつく

木枯らしに連れられるようにどこからか寒さがつぶやいていて


次「無花果」
0701名前はいらない
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2015/11/10(火) 21:59:15.21ID:t4LSFiFw
「無花果」

シカのつののような二手に別れた枝に

ポツポツと咲いていた幾つかの果実が

秋の日の畑でぶらがりユラユラと揺れていた

甘いかなあの実は

固いかなあの実は

もぎ取りながら籠に放るこちらを見つめるカラスが一羽

アナタもどうぞまだまだあるよとつぶやいた


次「さざんかピンクの花」
0702名前はいらない
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2015/12/22(火) 11:16:34.58ID:AJuahagL
さざんかピンクの花

季節外れの椿の花
と思ったらああこれはさざんかの花らしい

草木や花々になんら関心のない俺は
関心がないゆえにその花にあまり興味を覚えることもない

とはいうものの
花というものは春や夏に咲くものと
相場がきまっているのではないのか?

何ゆえ? あえてこんな寒い時期に
その花を寒風にさらすのですか

こんな寒い時期に咲くから
悲しいはかないイメージがつきまとうのですよ

とおもったが今年の冬は暖冬で
太陽の日差しはわりと暖かく
寒風も例年にくらべて身を刺すほどのものではない

それでも さざんかの花は咲いている


次「不用品処分費ゼロ宣言」
0703名前はいらない
垢版 |
2015/12/23(水) 17:55:16.10ID:WOg4i52Y
「不用品処分費ゼロ宣言」

手品師よろしく両手からキラキラ
零れ落ちて消えていく
害獣の汚名を着せて正義のマントを盗んだ
ただより高いものはない
邪魔になったら帽子の中にキラキラ
そのままかぶってわたしたち消そうか
白い手袋はきれいなまま黒い山羊を抱きしめた


つぎのお題は「星は湖でうまれる」です
0704名前はいらない
垢版 |
2015/12/26(土) 20:40:51.55ID:3ZcCN1h0
「星は湖でうまれる」

トーチカの光が湖の上にパチパチしていたよ

北極のてっぺんでトナカイが唄っていたよ

サンタとみんなが笑っていたよ

真冬はどこから来てどこから生まれるの?

雪はどこからハラハラとけずられてくるの?

北風はなんで足早に消えてゆくの?

魔法がクルクルとその答えにひとつひとつ教えてあげながら

星と雪と幻とともに静かに去ってゆく



次は「ひとつのつぼみ」です
0705名前はいらない
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2015/12/30(水) 22:20:38.38ID:ILq+PX3B
「ひとつのつぼみ」

シクラメンの鉢植えの葉の陰から

ひっそりとこっそり

キミはちっちゃく佇んでいたね

のぞいた僕に驚いたように

見つけられるようにそこにいたように

その白いからだをかすかにふるわせて

重なる葉につぶされぬように

頭をつっぱらせ首をかたけむけながら

湿った土の臭いと空気にむせびがら

たったひとりだけただひとりで

ぽつねんとそこに冷たげにひんやりと


次は「年越しの晩に」
0706名前はいらない
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2016/01/01(金) 23:49:50.85ID:an9EVDZ9
「年越しの晩に」

ちいさなマッチが灯る夜

あのこはひとりだった

つめたい雪の降る中ハダシで凍えていた

僕もひとりきりで彷徨っている

誰もがみんなこんな晩は静かに鐘に耳を傾けて

暮れる年の中に沈んでいく

ちいさな彼女がしんだとしても

マッチがたくさん落ちていたとしても気づかずに

僕も白い息を吐きながらトボトボと歩き続けて


次は「餅肌のひと」
0707名前はいらない
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2016/01/04(月) 00:40:56.28ID:jyLuMoQl
「餅肌のひと」

今朝のきみは輝いていた

つめたい風に触れてひんやりしっとりとして

ふれたボクのゆびさきがうまるくらいに

ことし初めての朝日にてらされて

なんだかまぶしげに恥ずかしげに

ついてしばらくしたあの餅のように

つやつやとしてきれいだった


次は「てのなかのキャンデー」
0708名前はいらない
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2016/01/05(火) 11:49:56.04ID:IcPTSw2u
手の中のキャンデー

何をやっても裏目
やることなすこと駄目

そんなとき
ポケットを探るとキャンデーひとつ

その能天気な包装が
俺の現状とあまりにも不釣り合いで
むしろ事態の困難ぶりを際立たせるかのよう

手の中のキャンデー
こんなものより今は
酒でも飲んで寝るほうがいいのだけれど
救いようのないことに
俺は酒が呑めないのだ

口に入れるとほのかに甘く
だからといって何の解決にもならないのだが
少なくとも
肩をすくめ首をかしげてみるくらいの
それくらいの余裕は生み出してくれるので

さしあたっては今はそれで充分

次「ほほえみ」
0709名前はいらない
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2016/01/05(火) 22:26:48.48ID:qJNIS7SD
「ほほえみ」

たったひとつのほほえみだけで

シケった一日が救われる

そうゆうことだってあると思う

朝からユウウツでフラついていた

道ばたのカンにでもあたるしかないオレ

ひとり歩くじぶんが

まわり中にナメられているようでイラついてた

あいさつと女のコのほほえみ

安っぽいがコインひとつでもらえたんだとそんな気がした


次「つめたい手」
0710名前はいらない
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2016/01/07(木) 00:34:05.02ID:FZa0W6G4
「つめたい手」

恥ずべきなのは未だに紙でお尻を拭いているということではなく

便器の中から勢いよく現れた青白い手に腕を掴まれたらショック死してしまうだろうということです

22歳の元旦 アンドロイドになりたいと思いました

次「黒い餅」
0711名前はいらない
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2016/01/08(金) 00:22:00.47ID:t+qJflGD
黒い餅


存在しないはずのその存在について
ふと考えてみるにあたり

しかるにその存在は
まばゆい光明が反作用的に
生み出す
くらいくらい影のようなもので

影のようなものだからといって
陰々滅々なものとも限らず

勇気をだして食べてみれば
意外と美味で滋養豊富
ほのかに中毒性もありそうな

そのようなものではないかと俺は
考えるのだ
だって
存在しないはずの存在なのだから
どうかんがえようと俺の自由

そんなことをいっていると
あるいはこの世のどこかに
黒い餅が現存していて

それは俺の
想像もおよばぬ何か不穏な
恐ろしい
ものなのかもしれないのだけれど



次「加湿器」
0712名前はいらない
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2016/01/09(土) 14:18:24.61ID:sHXOBjem
「加湿器」

ぼくのへやには魚がいる

乾いた空気にささやかなしめりけがあたえられるように

水の入った鉢にはなん匹かの魚がすんでいる

テェブルのうえにひとつ

台のうえにもひとつ

へやからよく見える場所においてある

フツーに加湿器でも使えばいいって?

でも見た目のうるおいも大事だろう

へやだけでなくこころも乾燥しまわないように

魚たちにそこにいてもらうのだ

夜には青い明かりが魚をてらす

チラチラとゆらめくへやはまるで水面のよう


次「アクアリウム」
0713名前はいらない
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2016/01/10(日) 15:57:14.61ID:GelUcsKj
「アクアリウム」

ア…愛で
ク…苦しんで
ア…遊ばれて
リ…リストカットして
ウ…嘘みたいに流血して
ム…夢中で助けを呼んだ

次「あなた殺していいですか?あえぎ声」
0714名前はいらない
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2016/01/21(木) 23:52:12.83ID:skGOSNuc
「あなた殺していいですか?あえぎ声」

そういえばカマキリの雌は
交尾したあと雄カマキリを食べるとか
食べないとか

そこまではいかずとも
あえぎ声というものは
本来ひそやかでいて

場合によっては不穏な企みの息づかいのような

そんなことを考えるのは
この夜の闇があまりにも
一人でいる俺にとって
冷たすぎるものだからと言えなくもない


次「雰囲気」
0715名前はいらない
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2016/01/22(金) 20:07:29.47ID:ZWeTqnr9
「雰囲気」

熔け入るように穏やかな空気がある

静かに暖炉が燃えていて

マスタァが熱い珈琲を入れている

観用植物が隅に置かれていて

ペットの大型犬がいつも寝ていてアクビをしてる

僕が僕でいられるとこがココ

癒してくれる安息の部屋

ここは僕のために作られた空間

求めているのはこんな場所


次「彼女の手の中」
0716名前はいらない
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2016/01/23(土) 21:59:20.14ID:lMbGsQWo
「彼女の手の中」

今朝見た彼女は頬が光っていた

冷やかな空気に触れてほんのりと赤らんでて

吐く息も凍りそうな今日

朝日の中でまぶしさと寒さに震える彼女

赤い毛糸の手袋の指が開いたり閉じたり

落ち着かぬ動きをボクの手が包んで止めた

握りなおした手の中はとても温かだった



次「彼の手は」
0717名前はいらない
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2016/01/26(火) 01:03:31.94ID:6zIPr6C5
「彼の手は」

大きな厚い手のひらに

アナタはいつも真実をかくしている

怖くて見ることができないわたしに

決して開いてくれはしないように

アナタの手は固く閉じられている

いつか確かめてみたいわたしだけに

その中を開けて見せてほしい

疑うことのない証をぜひ見せてほしい

でも言えないことが悲しい

こじあけてみたいのにそれができなくて


次「ふんわりと」
0718名前はいらない
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2016/01/27(水) 22:27:33.35ID:feEbuk+S
「ふんわりと」

手をかざすと静かに舞い降りた

ひんやりとした小さな雪

見上げると静かに降っている

恋もできればこんな感じがいい

気がついたら肩にいつのまに

軽々と舞い降りているような

そんな恋ならばいい

触れたかわからないくらいに

いつのまにそばに舞い降りてくるような

ふんわりとふうわりと

優しげに空から呼びかけてきて


次「子猫のマーチ」
0719青の羊 ◆pNGtbbWniA
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2016/01/31(日) 03:28:55.23ID:zQSil4kZ
マンチカンロシアンブルースコティッシュフォールド
アメショベンガルラグドール
ミックスからのミックス
三毛から八割れからの三毛
丸尻尾に細長い尻尾にカギ尻尾
みんな子猫
皆子猫
エアふみふみからの
エアふみふみ
甘噛みからのふて寝
お腹をなでられるのを順番待ちしている様
あなたの風呂上がりを待っている様
朝一番に起こしにくるのは誰?
あなたの帰りを一番に出迎えるのは誰?
子猫のマーチ
子猫がマーチ


次「クラフトビール」
0720名前はいらない
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2016/02/09(火) 00:08:40.85ID:FrM8W1kH
クラフトビール

ビールなんてどれを飲んでも一緒
というのが俺の信条みたいなものなので

出来れば酒の席でもノンアルコールのビール
でやり過ごすのが理想

そう言う場合俺はおそらく苦虫をかみつぶしたような顔で
一生味の理解できないであろう飲み物を飲むのだが

その飲み物の苦さには
一体全体どういう意味があるのか

それを旨いと感じる味覚は
どのようにして培われるものなのか
考えれば考えるほどわからずじまい

そんなものだから
この世には地ビールと
いうものがあって

ご当地ならではの味が売りなんですよと
いわれても
俺にはちょっと縁遠いお話だったりするのです


次「不毛殺伐」
0721名前はいらない
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2016/02/28(日) 02:56:37.92ID:DA5QXJ+X
「不毛殺伐」

まず何をもって不毛殺伐を
不毛殺伐と断ずるのか

もとから荒れ果てた荒野であれば
ことさらに
みずからが不毛の荒野であるなどと
自覚することもなく

しかしながら
かつて一面のお花が
咲き誇ったお花畑が

命の芽吹きの痕跡すら
見つけがたい荒野に
なり果ててしまったならば

それは見るヒトによっては
耐えがたいほどの
不毛かつ殺伐とした光景に
映るのかもしれない



次「ストーブ」
0722名前はいらない
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2016/03/07(月) 21:01:53.46ID:4ZRIFwmG
「ストーブ」

しゅんしゅん鳴いているヤカン

くつくつ煮えているおナベ

うっすらと汗をかく曇った窓辺

まんまるくイスに寝ているネコと

フカフカのケープにくるまるボク

みんながストーブを囲んでいる

まだ寒い今日

雪でも降ってきそうな

そんな午後のお部屋のひととき


次「さくら色した桜もち」
0723名前はいらない
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2016/03/09(水) 12:05:20.13ID:Y4Rz43cX
さくら色した桜もち


若草色のワンピースで会いに行くよ
二人、初めての春だからね

柔らかい風が髪を揺らすから
きみに呼ばれた気がした

まだ咲かない蕾見つけたけど
写真には残さない
「見せたいものがあるんだって」って
君を誘いたいから

かけよった私をみて
さくら色した桜もちみたいだって
あなたはいった
そうだね、そんな気分なんだ
うれしくてもっとさくら色になる

次は「バケツをひっくり返したような雨」で
0724名前はいらない
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2016/03/10(木) 18:45:13.40ID:nLK4dfnE
「バケツをひっくり返したような雨」

春が迫っているけど

吹きすさぶ風と寒さにふるえる人々の

背後から駆け抜けてくひやっこい氷のような

暗い空から流れてくるような強い風、風

走る足元や駆けぬける靴底の音がビシャビシャと

冷たく響き合う日暮れ時に

予報通り降る雨音が強く今夜も

叩きつけるように冷たく暗く響き合う…


次「ベスの声」
0725名前はいらない
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2016/03/18(金) 22:30:21.38ID:369e8pAg
「ベスの声」

こんな日暮れ時に

ひとりぼっちで歩いていると

キミがかけよってくる気配がする

夕焼け色に染められたキミが

ハッハ言いながらボク目指して走ってくる

淋しさがボクを惑わす

悲しい顔なんてしないからせめてもう一度

あの元気のよい声で答えてほしい

そしたらボクもも一度呼んであげるよ


次「暖炉の唄」
0726名前はいらない
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2016/04/21(木) 00:16:06.71ID:Xfrtuxoe
「暖炉の唄」

パチパチパチとはじける炎が

折れた薪を飲み込み

過ぎ去る寒い時季の終わりを語る

汗だくのわたしはひとり対話する

誰も聞かないひとりごとを

暖炉の前で誰も知らない秘密と共に

薪と一緒に今ここで燃やしてしまう

そしてまた新しい季節から始めるつもりだ

それが毎年のわたしだけのけじめ

暖炉の前のひとりだけの静かなひととき

わたしだけの時間わたしだけの唄


次「生まれかわり」
0727名前はいらない
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2016/04/23(土) 20:33:07.21ID:AvLFVJ8T
「生まれかわり」

昨日までのあたしがしんで

明日からのそしていまからのあたしが生まれる

きっと誰もが誰も同じように繰り返している

昨日までと同じ自分なんていないと

古いカラは脱ぎ棄てながら

脱皮するように生まれてゆくのだ

日々力強くなるように懸命に



次「再生」
0728名前はいらない
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2016/04/24(日) 22:48:31.96ID:ZTZTpyjx
「再生」

木々は芽吹いて緑は明るく輝き

季節は幾度も蘇り繰り返して

ならばヒトだってそれは可能なこと

トシはとっても一年ごとに老いているとしてもきっと

ほら冬が過ぎ春が来ればホラ

痛んで萎れていた肌も艶めいてきて

振り返れば若芽のように新たに再生して



次「エネルギィ」
0729名前はいらない
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2016/04/27(水) 22:32:58.90ID:Mg21ykuX
「エネルギィ」

地熱が下から湧いてくるように

怒りの沸点が静かにおこりたつ

なんなのかわからないけれど

ハラの底からグツグツと煮え立つような

このおさえられぬ活動力っていったい

誰かにぶちまけなければ収まらないような

熱く燃え立つようなこのもっていきようのない

どうしょうもない歯止めの利かないネルギィは

流れてしまいそうに止めどなく

わたしはわたしにぶつけられずに苦しんでいる



次「昨日そして今日それから明日」
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2016/05/05(木) 12:20:36.78ID:dpyNfmmY
「昨日そして今日それから明日」

バラバラに散らばるパズルのかけら

それらをかき集めつないでゆくのはタイヘンだ

昨日の続きを今日から

そのまた続きは明日へと

終わりのない繰り返しが延々と続き

と中で放り出すことができない

いっそ全てブチまけてまた壊してしまえば

ラクになるんだろうと

あたえられた今日の破片を拾いながら考えたら

少しは整理もつきそうな

そんな気もするけれど



次「蒸し暑い日」
0731名前はいらない
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2016/05/05(木) 22:32:15.92ID:dpyNfmmY
「蒸し暑い日」

ジワジワと湿度が高くなる

室内の空気が曇ってくる

換気をしようと窓を開けても

さらに暑い日差しが飛び込むだけ

こんな日にはそう、

冷たく凍らせたレモンで

ブクブクの泡立つソーダを割り

うすいしゃれたコースター

細かく砕いた氷とともに

少しでもこののぼせあがる体温を下げるため

フッと静かなひとときを過ごしたくなる


次 「長く濃い影」
0732名前はいらない
垢版 |
2016/05/17(火) 21:04:53.85ID:N9KMwl+g
「長く濃い影」

電柱を背後に立つふたりに

強い日差しが新緑越しに照りつける

バスを待つあいだだけ

アスファルトに貼りつきグッと向こうへと

離すたびに動くふたつの伸びた黒い影が揺れる

やがて近づく車の音に吸い込まれ

永く濃い影はゆっくりと消えてゆく


次「足音」
0733名前はいらない
垢版 |
2016/05/18(水) 15:00:53.30ID:E/iGt3jT
「なにかの足音」

ちったん ちったん
近づいてくる音がする

ちったん ちったん
だんだん水気を帯びてくる

ぢったん ぢったん
もう俺の部屋の内側にいる

春の夜風を聞いて 薄緑の葉擦れを感じて
ここにしかない現在に身を浸したら 消える明日や過去への不安に
あの足音はどこにもなくなって 安らかに眠れる気がして

部屋に戻ればまた襲ってくる
遠くのものが一瞬で寄り添ってくる

もはや音さえもなく
俺の脳髄に爪立ててなにかがいる


ーーーーーーーーーーーー
次は「毎日」でお願いします
0734名前はいらない
垢版 |
2016/05/18(水) 16:04:08.90ID:VVt85Vs0
毎日


朝、目覚めたときに
きみはもう後ろにいて

僕の耳元に熱い息がかかる

僕がきみを忘れて陽のあたる場所へいけば
きみは僕の影にまぎれて
僕をみつめているんだろう

僕がきみから逃れて隠れても上から見下ろして
きみは声おたてずに
この僕を笑っているんだろう

きみの視線は僕をとらえてはなさない

誰もしらないはずの
あの話をきみはいつもしっていて
しらないうちに僕は支配されてる

知ってるさ
自由になるにはきみに忠誠をちかうだけ
それができない僕だから
それを許さないきみだから
この物語は続く
0735名前はいらない
垢版 |
2016/05/18(水) 16:05:31.59ID:VVt85Vs0
次は「若気の至り」
0736名前はいらない
垢版 |
2016/05/18(水) 22:59:19.93ID:emtwN3+N
「若気の至り」

明けない夜はないだろう

窓からはまぶしく日差しが差し込む

今日もまたいちにちが始まろうとしている

足元のつぶれた缶にはまだわずかに残る液体が香る

ソレは昨夜の残骸

ボクらは昨日から続くあとしまつをつけれずに

こうして寄り添い眠りこけていた

馬鹿なのも迷っているのもわかっている

追い込まれているのも気が付いている

でもあともう少しだけ

馬鹿なふたりを見逃していてほしい

わかっているから、若気の至りだとは

でもあと少しでも日が昇りきるまでは…



次は「ジャンクフード」
0737名前はいらない
垢版 |
2016/05/19(木) 11:28:45.85ID:qrslbA6Y
ジャンクフード


あいつは株で儲けたらしいぜ

あいつは実家が金持ちだから

あいつは逆玉だったさ

あいつは、あいつは、あいつは、

タイミングと運でしょ

顔もあるか、それは関係ないか

努力と才能だけだったら公平だけどさ

世界はそんな単純じゃないんだってさ

考えるだけ無駄だよ、そんなこと

とりあえず見た目も旨そうだし

なんとなく腹はふくれるし

手軽に買えるしいいんじゃな

そんなもんだよなぁ

手が届きそうで旨そうで

そんなものを胸に詰め込んで

毎日を繰り返す、きみもそうだろう?

いいんじゃない?

それで僕らは幸せだって思えるんだからさ


次は「契約終了」
0738名前はいらない
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2016/05/19(木) 18:27:28.39ID:qrslbA6Y
契約終了

次は何をしようか
そんなことを考えながら夕焼けをながめて
過ぎた日を思い返すのも悪くない
想い出に微笑んだり、涙したりして
センチメンタルになるのは今だけだって
自分に言い聞かせて
きっと、また忘れてまうだろうから
今日の夕焼けもこの風も
望んだことも、差し出され手も、
諦めて蹴飛ばして笑ってみせて
守ってきたはずの毎日は
とっくに壊れていたと知った日も、
大切な人に
会えなくなる不安を感じた日も、
何かが壊れた日だって、
朝には新しい風が吹いて
僕の毎日は止まらなかったから
いつかの間違いを後悔したりして
明日は今日より
正しい道にすすめますようになんて
柄でもない願いを、夕日に
今より少しましないつかを、空に
誰かの笑顔を想い出に描いて
0740名前はいらない
垢版 |
2016/05/19(木) 20:03:18.10ID:LQOfRbsr
日本マイクロソフト人事部の西川昌邦(さいかわまさくに)は人殺しだ!!
「あなたのような従業員は会社のパフォーマンスにとってマイナスなので早く死んでください」
などと自殺教唆を公然と行った!!
丁寧に言えば何を言ってもいいというものではない!!これはヤクザや借金取りが脅迫をする時に
「いついつまでに金一億円をお振り込みください。間違った判断をなされないことを期待しています」
と発言するのと同じレベルだ!!
「しかもそれを注意してやったら世間はわれわれの味方だ。文句があるなら訴えてきたらよろしい。メールを電番を公開したければ
どうぞご自由に。世論はわれわれを賛辞するするメールを送付するだろう」
などとイカ様気取りも大概にしろという発言を行った!!
抗議先 日本マイクロソフト人事本部 西川昌邦
masaikaw@microsoft.com
090-2541-1718
0741名前はいらない
垢版 |
2016/05/20(金) 03:33:23.32ID:oomYnIV0
「カッコーの巣」

ココは死にかけた残骸で埋もれている

そらあれはレコードというモノだよ

壊れたプレイヤーに乗せてもなにも聞こえない

残骸で囲まれたお城の中は

古い記憶がそのまま止まり朽ち果てたみたいだね

高い吹き抜けの上からフト見上げたら

そこにはなぜかカッコーの掛け時計が見下ろしていた

唯一生きている侵入者のボクらを見つめているかのように

静かにけれども突然鳴り出しそうに

ボクらは怖くて埃の上に足跡を残しこの場を去った



次は「灰色のレコード」
0742名前はいらない
垢版 |
2016/05/20(金) 08:46:07.83ID:+M7SR9On
「下水道ホース」

灰色のレコードなんてないだろw
と思いつつググってみたらやっぱりなかった
検索に引っ掛からないだけか?
と思って「灰」を「赤」に変えてみたらいっぱい出てきたので間違いないようだ
灰色のレコードなんてないです
存在しません
はい
それともコイツあれかな
「灰色の脳細胞」みたいなこと言わせたいだけちゃうんかと
ところで灰色の脳細胞ってどんな意味だったっけ
ググってみた
アガサ・クリスティの産み出したキャラクターであるところのポアロさんが言い出しっぺだということはわかったけど
「この灰色の脳細胞をもつポアロめにお任せ下さい」という決め台詞には読者評論家一般人それぞれに色んな解釈がありすぎて
結局意味はわかりませんでした
はい
たぶんまぁ
フツーに考えたら頭が良いという意味なんだろう
でも灰色って死んだとか燃え尽きたとかのイメージがフツーじゃない?
おい! どっちも「フツー」かよ!
フツーってなんなんだ?
それはおいといて
存在しないものを頭の良い死んだ脳味噌みたいなイメージで描かせようとするこのお題に私は挑戦してようと思い立ち
結局思い立っただけで描けませんでした
はい
いろの
れこーど
……
なんかヌルヌルしてそう!

ーーーーーーーーーーーーー
次は「ピンチヒッター」でお願いします
0743名前はいらない
垢版 |
2016/05/20(金) 09:33:05.77ID:14fEC/1z
ピンチヒッター


マントをつけた誰かさんが
颯爽と現れて
この山積みのいつかの宿題を
片付けてくれないものか
引き出しに飛び込んだから
もしかして
あの時に戻ってやり直せないかな
彼女の大丈夫は大丈夫じゃなくて
謎だらけ
灰色の脳細胞があればわかるのかな
毎日は可もなく不可もなくだけど
だけど何かが
物足りないんだよなぁ、いつも
お気に入りのモノクロ映画みたいに
灰色のレコードを
まわして僕の物語を続けよう
冴えない僕のまま今日を繰り返して
また明日がくる



次は「帰ってきたウルトラマン」
0744名前はいらない
垢版 |
2016/05/20(金) 10:37:20.21ID:oomYnIV0
「帰ってきたウルトラマン」

あのひ仲間たちと決別した公園で

僕は危険にさらされた

こんなときに身を守るスベすら知らない自分に

ふがいなく憤りを感じてしまった

見知らない暴漢が僕に襲いかかったとき

さっそうと救いに来た彼はまるでヒーローだった

あっというまに鮮やかに捩じ伏し僕の目の前でやっつけた

あの時の隊長だったあんちゃんはたくましいウルトラマンとなり

再びここへ帰ってきてくれた

少年時代の記憶がまたゆっくりと蘇る

僕だけのウルラマンじゃない彼はやがてまた

再び元の姿の青年に戻り

僕の前から去らなければならなかったけれど



次「道端のたんぽぽ」
>>743
Thank you very much
0745名前はいらない
垢版 |
2016/05/20(金) 19:19:45.84ID:14fEC/1z
「道端のたんぽぽ」


朝一番にやってくるのは犬とおじさん
犬のやつはこの僕におはようって言ってくれる
それはいいんだけど熱い息をかけられるのがなんだなぁ

次にやってくるのは決まって自転車にのった男の子
狭い道をビュンビュン飛ばして走りぬける
僕のほうをチラリとも見やしない

次にやってくるのはサラリーマンのおじさん
とかく早足でサッサッと歩くからさ
やっぱり僕のことなんんて見てないや

次にやってくるのは小さい子とお母さん
この子はあっちへふらふらこっちへふらふら
だけど僕の前にくるとちゃんとしゃがんで
ニッコリ笑っておはようって言うんだよ

空にむかってタンポポが言った
雲はへぇーそんなもんかと言って流れてった


次は「文通」
0746名前はいらない
垢版 |
2016/05/20(金) 20:49:48.07ID:oomYnIV0
「文通」

想像の中で夢は膨らむ

会うことは決してできないけれど

わたしだけの大切なひとだから

こうして返事を書いているときが一番幸せなの

あなたの姿を思い、あなたとの会話を思い

ただそれだけでも心浮きたつの

ときどきは画面越しに見つめることはできるし

そこからいくらでも想像の翼は広がるから

あて名のない封筒にびっしりと書いた便せんを入れて

投函したと思いながらひそかに溜まってゆく手紙の山は

現実に映りながらあってないようなもの

ひとりよがりの方思い

ひとりよがりの勝手な恋愛

寂しくは無いけれどむなしくも無いけれど

いつかほんとうにあなたからの返事が貰えたらいいのに

わたしは狂ってはいないのだから



次は「マイハニー」
0747名前はいらない
垢版 |
2016/05/20(金) 21:47:24.87ID:WxNQp5Vv
「マイハニー」

ハニー君のことが好きだ。
たとえどこに行ってしまっても。
たとえどんなことをしても。
ハニー。
君は昨日、人をいやな気持にしたね。
だけどゆるすよ。
君は昨日、人に迷惑をかけたね。
だけど許すよ。
君は昨日、僕の大切にしていた壺を割ったね。
これだけはいただけないなぁ。
でも、だけども、君だから。
しかたないからゆるしてあげよう。
だからね、ひとつ、お願いがある。
「永遠に僕を見捨てないで」
「永遠の愛を誓ってください。」
君だけの愛を僕に下さい。

つぎ、dande lion(たんぽぽ)
0748名前はいらない
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2016/05/20(金) 22:00:32.23ID:WxNQp5Vv
すいません。タンポポあったので、「小さなかみさま」でお願いします。
0749名前はいらない
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2016/05/21(土) 00:02:14.59ID:0Z/CIC+v
「小さなかみさま」

道端にきいろい花が咲いていました

あとすこしで白い綿毛に変わるたんぽぽ

ふみつぶされないように

ソッと隠れるように

目立たず静かに咲いていました

いぬが来てくんくんしたり

ねこが来てひとなめしてみたり

それでも風に吹かれながらしんぼうして

そこでポツンと咲いていました

あるとき綿毛となったたんぽぽは

ちいさな手に摘み取られて

そのこの息でふううとひとふきされてしまいました

ひとつひとつの白い綿毛はやがて

どこまでも飛んでってまた

どこかで誰かに見つけてもらうのでしょう

ちいさなかわいいかみさまとなって


次「雨宿り」
0750名前はいらない
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2016/05/21(土) 04:43:34.45ID:Uz57wlEf
「雨宿り」

交差点の信号が注意を経て赤になり
世界が雨音だけを残して静止する一瞬
私はそれをただじっと見つめていた
再び動き出す時間を見届けるために
すべての終りの日に私は雨宿りをする
傘など持たずに歩いてきた私は
たとえどれほどの嵐の中でも
誰の痛みも理解しなかったけれど
ただあなたのことだけは深く感じていた

世界の終りの日に私は雨宿りをする
私は私の原罪を滅ぼせぬままで


次「調律師」
0751名前はいらない
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2016/05/21(土) 07:03:06.75ID:Uz57wlEf
「調律師」

あなたが私を奏でている間は
私は破滅の予感から免れている
あなたはあなたのため?
そうだとしても、責める人なんていない
私がそれを許さない
欲望と呼べないほど美しいその情熱に踊り
私はあなたの精神を受け入れ、飲み下す
狂ってしまった私の世界を調律するために
こんなにも私はあなたを感じている


次「ホームタウン」
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2016/05/21(土) 11:21:09.26ID:0Z/CIC+v
「ホームタウン」

初めて来た土地は不安と刺激に満ちた世界

まだ慣れぬうちは足の一歩も踏み出すだけでも勇気がいる

右も左も知らない通りは危険なダンジョン

先へ進むのにも道しるべが必要で

そんなことでボクの心はふるえている

手をふり自転車に乗るあのこはだれ?

目まぐるしく通り過ぎる車にまぎれて

ゆく手を忘れてしまうボクはもう迷子に

これから生きてゆく街で

いろんな出会いと冒険が待っているだろう

そんなさまざまな思いに胸が躍る

ここは新しいボクのステージのホームタウン



次「さしのべられた手」
0753名前はいらない
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2016/05/21(土) 12:46:39.59ID:PRiitcQ4
「さしのべられた手」

はじめこの街で声をかけてきたのはあなただった
迷い道にいた私を助けようとして
追ってくるうちに迷ってしまったのね
そう言って、あなたの手を引いたのは私だった

だけど今はあなたの心に任せたいの
頼りないところはまだあるけれど
とても深く信頼している

人生設計ものすごく変えちゃったけど
多分この道が一番幸せになれるから
あなたとなら私は大丈夫だって思うから

僕の手を、私の手をとってくれてありがとう
この道は長いよ、辛いこともあるよ
でも、希望があるの、と
私に巣食う虚無が陽の光に溶けていった


次「花束に感謝をこめて」
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2016/05/21(土) 14:39:43.89ID:0Z/CIC+v
「花束に感謝をこめて」

黒のスーツで身を固めた僕は

昨日までのか弱き自身とは決別している

ここにいるのは冷たき他人だ

目も人相も嵐とともに変わってしまった

これから僕はただひとり地獄へと歩むのだろう

先導者は誰ひとりとしていない道を

一歩一歩靴音を響かせながら歩かなければならない

そんな自分に向けたただひとつの花束が

テェブルの上で鮮やかに震えている

誰にでもなく僕へでもなくこの終焉への幕開けに

そして美しい花束に感謝をこめて…


次「夏の獲物」
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2016/05/21(土) 15:53:39.81ID:Ho0OaKW+
夏の獲物


月が綺麗だよ
ベランダから空を見上げて
あなたに電話を

うん、そうだね
遠い空のしたにいるはずの
あなたの返事

後ろにいる誰かが
いまも待ってる
この恋が終わるのを

誰かが欲しいのは
あなたの何かで

誰かが必要としてるのは
わたしの何かで

嵐はすぐとなりで待ち構えてる
二人はまだしらない


次「三文芝居」
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2016/05/21(土) 17:29:00.99ID:0Z/CIC+v
「三文芝居」

右往左往している喪服の大人たち

かしこまる皆と並んで僕は冷たく見つめる

しめやかに進む式の間でも

彼らはヘタな芝居を演じている

悲しむフリをするモノや憤るフリをするモノ、

合間に一族の僕にコビるモノまでが

どれも不愉快な三文役者のように見えてくる

バカバカしく愚かしくて

冷たく見つめながらも口元では笑いがもれる

やがて僕も彼らの一員となって

この三文芝居の仲間入りを果たさねばならなくなると

そう覚悟は決めて入るけれども

飾られている白い花が滲んで見えた


次「つぶやく舌」
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2016/05/21(土) 19:01:55.17ID:Ho0OaKW+
「つぶやく舌」


いつかの会話を繰り返す
聞かせることだけが目的の
会話ですらない
一方的につぶやく誰かに
適当に相づちをうつ
記憶と照らし合わせながら
知ってる話も初めてのように
知らない話もなにかのヒントにと
日を追うごとに想い出は鮮明に
もう、そこにいない人との
会話を時間を身近に感じながら

これはまた面倒な相手に恋をしたものだ

いつかの自分を恨めしく思いながら
忘れることすらできないことに覚悟を決めて


「新しい遊び」
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2016/05/21(土) 21:20:15.20ID:0Z/CIC+v
「新しい遊び」

庭の植え込みの下でトカゲが走っている

ずっと昔、民家にいたとき

ボクはアレらをよく追いかけ回していた

ときにはちいさなカエルが友達であり

そしてあんなトカゲも遊び相手であった…

でもここは都会の街中の綺麗な邸宅で

美しい造られたガーデンが広がる

人工的な庭先をサンポしながら

呼びかけてくる従兄の声に振りかえる

これから僕はここで新しい遊びとその相手をつくるのだろう

古い思い出と遊び相手は忘れて



次は「薔薇のとげ」
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2016/05/22(日) 12:36:08.46ID:vQyxLMcY
「薔薇のとげ」

端正に整えられたバラ園の片隅で

ボクは従兄にユビを吸われてた

ふたりで遊んでいた最中に

ボクの手はバラのつるにからまれて

深くそのトゲがつきささってしまった

真っ赤な血がトロリと流れ

白くきれいに咲く花を汚した

従兄の手にもゆっくりとボクの血は生き物のように

その白いヒフから足元にポタリポタリとこぼれ落ちた

ヤバイよはやく吸わないとと従兄はあわてて

自分の口にもっていたのだ

しばらく見ないうちに伸びた背丈に

ボクは驚きながらしばらく向かい合って見ていた



次は「庭園のゆううつ」
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2016/05/22(日) 12:38:48.20ID:wOmwT8M/
「薔薇のとげ」

閉じた古い温室の中に忘れられた青い薔薇
何年も訪れる者のない錆びた扉を開け
私はその薔薇のそばで眠るあなたをみつけた

そのとげはあなたを傷つけるためではなく
あなたを守るためにあったはずなのに
そっと包もうとしていたその手は傷だらけになっていて
私は、
あなたの嘘を数えることをやめた

次「crossroad puzzle」
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2016/05/22(日) 13:30:56.02ID:vQyxLMcY
「crossroad puzzle」

午後の日差しの差し込んでくる書際で

ボクらは向かい合い雑誌の懸賞のパズルを解いていた

従兄は働かないアタマを捻りながら懸命に考えている

ボクは好きなのだけど彼にとってはニガテらしい

パズルに限らず優しい従兄には

数字もテストも問題も全てが苦痛な世界で

ボクが考えてあげなければひとつも答えられないだろう

でもこうしてふたりで手を合わせれば

解けないパズルも数式もなんなくできと思うんだ

誰にも解けない心のカギを解かれたボクは

彼の力になるべくそう思ってた



次「あじさいの蕾」
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2016/05/23(月) 03:57:30.67ID:YHo0QCYl
「あじさいの蕾」

お屋敷の庭園から出ると

雑多な界隈が続いている

少々空気が悪いけれどぼくはココが家よりも好きだ

従兄にあちこちとりとめもなく連れ回されながら

楽しい時間が過ぎてゆく

路地裏の寂れた公園でひと休みしながら

紫陽花の大群を見つけて

庭園のばらよりもきれいに感じてずっと観ていた

ぼくらの手につままれた蕾は固くしっとりと閉じていた

ほっそりとした従兄の手首の時計が3時をさしていた…


次「いいわけ」
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2016/05/23(月) 09:37:57.07ID:KkgRjGG3
「いいわけ」

なにか気の利いたいいわけを
きみの気が晴れて
だれかも救えて
僕も気が楽になるような
そんな言葉がスラスラ出せたら
今も少しは違ったんだろうな
この僕じゃ
誰のことも守れないんだって
言われてる気がするよ
それどころか
助けられてるんだから
笑うしかないか
そうだね、きみには敵わないよ
だれのことも、もう
信じないよ、これからは
いもしないきみに
時間も心も捧げて
それで誰かを救えたならまだ
絵になるけれど
何もないってことだけが
僕には残った



「失望」
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2016/05/23(月) 12:06:07.46ID:YHo0QCYl
「失望」

今日のいちにちがフイになるような

些細な口論で別れてきた

なんで自分は素直にできないのか

口を開けばトゲのある嫌味しか出てこない

昼間の明るさがウソのように

日暮れの闇に沈んでゆく

時計を見せたときの細めたまなざし

一緒に見ないかと誘われた時の声

悪かったな、さっきのは言いすぎたよ

いつだってこう言えなくて俺は自分に失望して



次は「ボール」
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2016/05/23(月) 20:33:13.80ID:XmqYn7SM
校庭のすみっこ、僕らは出会った。

「君は誰だい?」

「僕はボールさ。君は?」

「嘘付け。ボールは僕だい。」

「え?」

ぼくは、半円で、プラスチックで出来た彼を見た。

「そんな堅そうで、半円しかないのに、どうやって蹴るの?」

僕は聞いた。

しかし、彼は鼻で笑った。

「そんな野蛮なことを、君はされてきたのかい?ボールは混ぜるものさ」
彼はいった。

僕は、むっとして、
「蹴られなくて終わるボールなんて、君はよっぽど悪いボールだったんだね」
、といった。

彼は、怒ったように言う、
「君こそ、君の中で何が作られたのかい?僕は、クッキーも、シュークリームも、
オレンジタルトも作ってもらったことがあるんだ。君のようにまん丸だと
何も作れそうにないね」

僕は言い返す。
「僕は、そのクッキーも、シュークリームも、オレンジタルトも知らない。
だけど僕でサッカーをした男の子はいつも笑顔だったさ。」

「僕を使ってた女の子もいつも笑顔だったさ」

僕らは、長い間にらみ合ってた。

そのうちに、緑色の服を着たおじさんが来て、僕らをひとまとめの袋に入れた。

僕たちは、そのあと、どこかに運ばれ、

そこで痛みで気を失った。

それからどれぐらいたっただろう。

近くにある鏡を見てびっくりした。

僕は、彼になっていたのだ。

僕は、数年後に彼に会った。

彼は、僕と違う『ボール』になっていた。

「案外悪くないかも」彼が言った。

「そうだね。」と僕。


次はポケット
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2016/05/23(月) 21:44:53.91ID:YHo0QCYl
「ポケット」

叩いたら出てくるのは昔は菓子だったな

だが今はチャリチャリと小銭が鳴っている

折れた半券がその底からひっそりとのぞく

ヤツとのケンカの原因もコレならば

遊びに誘いだしたきっかけもコレだった

俺は忘れたフリをして

ホントはワザといつまでもずっとココにしまいこんでいた

意地っぱりなアイツとの思い出は

何故かいつまでも捨てられずにいて

未練たらしく尻のポケットに隠したままで


次は「初めての…」
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2016/05/24(火) 03:28:36.86ID:e20A4ct/
「初めての…」

今朝はとても新鮮だった

叩かれた肩にふりむくと

少しはにかんだヤツが声をかけてきた

些細なケンカのことを詫びられて

こんなこと初めてなんで

くすぐったくて照れ臭くて

ロクに返事もさせないうちに

軽い足音を残してヤツは消えた


次は「ひとつまみ」
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2016/05/24(火) 17:43:24.72ID:P4pR3M3B
「ひとつまみ」


むきになると鼻をふくらませる

気づいてるのかな?

生意気なききみのくせ

あんまり可愛いから

きみの鼻をひとつまみ

きみは驚いて

そして

赤くなった

そんなところも可愛いなって

思うんだよ
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2016/05/24(火) 19:47:16.23ID:e20A4ct/
「再放送」

居間の大きなテレビで

従兄とふたりで夢中になって観たドラマは

もう遠い昔の物語だった

白黒で画像は悪かったけれど

ぼくたちは最後まで真剣に観ていたんだ

ああたった一度きりのあのドラマが

また一緒に観たくてしかたがいねと

今も従兄と話すのだ


つぎは「思い出は宝石箱に」
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2016/05/25(水) 00:27:40.72ID:37bXBfTD
思い出は宝箱に

思い出は宝箱に
しまっておこう とっておこう
たとえ今苦いテイストでも 時間に流され甘くなる

思い出は宝箱に
隠しておこう 箱の底
見られたくない思い出も いつしか花咲くネタになる

思い出は宝箱に
しまっておこう 無くさぬように
無くしてしまってあやふやよりも しっかり覚えておきたいし いつか誰かに 話したい

思い出は宝箱に
飾っておこう 手入れをしよう
深く閉ざしすぎちゃって 腐って消えないようにねと

思い出は宝箱に
しまっておいて 良かったねと 
思える 思いで集めよう
どんなに小さなことだとしても それは きっと 大きな

宝物

になる。

思い出は宝箱に

しまっておこう とっておこう

集めなかったと後悔を しないようにね 絶対に


次は、アクセル
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2016/05/25(水) 02:42:26.84ID:EsRemmvi
 ‐アクセル‐

坂道だから

スピードがついて止まらない

後ろから腰に手をまわす力が強まる

とまれよバカやろうヤバイだろもう

ふたりの奇声がこだまして

まわり中に響きわたる

アクセル全快でいこうぜ

こんなことめったにないから

おまえだってほんとは

止まらずにいたいはず

だからこのままいくよ


次は「狼たちの夕餉」
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2016/05/25(水) 20:51:34.34ID:EsRemmvi
「狼たちの夕餉」

深夜近くの店内は人影もまばらで

ハラをへらしたふたりがテーブルに向かい合うのは

なんだかよそよそしくも妙な感じに見えた

つい先ほどまでの夢の国での出来事は

若いふたりの静かな興奮として熱い体に残っている

やがて来た食事に大口でモノも言わずに

彼らはただただ食べ続けていた

ただ時々は互いに見あいながら

そこは恥ずかしげに笑いながら


次は「悪いうわさ」
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2016/05/26(木) 18:34:14.13ID:gEm59Wyx
「悪いうわさ」


自分を棚に上げて悪い噂を流すのは
自分はましだと思っているから
それは自分の弱さなんだけど気づかない
悪い噂が本当だとしても
全部が悪いわけでなく
誰だって
弱気になる時もひねくれる時もあってさ
本当はそういう時こそ
黙って側にいてあげられたらいいのにね
それができないのも弱さだ

次は「宿題」
0776名前はいらない
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2016/05/26(木) 20:36:12.88ID:PVfBv8/H
宿題

高校卒業間際、先生が言った
「俺からの最後の宿題だ。次会う時までに、自分の人生を変えた言葉を、
ひとつ見つけてこい。なんでもいい。くだらなくていい。その言葉がどう人生を変えたか、
俺に教えてくれ。」

その1週間後、先生は事故で死んだ。
俺は、先生に迷惑をかけてばかりだった。
将来の夢が見つからず、グレた時もあった。
俺は、その時、先生が嫌いすぎて、葬式にも顔を出さなかった。

その後、俺は大工に弟子入りした。
辛い事だらけだった。

そんな時、いつも俺を支えてくれるのは、先生の言葉だった。

70歳。俺はがんで死んだ。

天国で先生に会ったら、あの宿題の言葉は決めてあった。

「俺からの、最後の宿題だ。人生を変えた言葉を見つけてこい。」

俺はこの言葉を見つけるために、人生を費やし、そしてこの言葉こそが、俺を変えた。



次は、Hello .Good bye.
0777名前はいらない
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2016/05/26(木) 22:12:29.11ID:k5YyAgQ1
‐ Hello .Good bye. ‐

毎朝のあいさつ

今日からすこしきどってヘローにした

なんかカッコよくてみんなマネし出す

ヘロー やー ハロー よー  ヘーロォ

発音バラバラなのになんか合っている

下校時のおわかれもグッバイにしてみた

グーッバイ バーイ バイバイ

おどけたしぐさで大声で

Hello Hello

Good bye Good bye

大好きなみんなにHello .Good bye.


次は「夜のサンポ」
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2016/05/27(金) 18:34:18.37ID:oX3Wa8hG
「夜のサンポ」

深夜の団地内はひっそりとしていて

やたらと湿り気をおびた空気に包まれている

ココはもうボクとイヌのポチだけの空間

だって今の時間はだれひとりとしていないんだもん

昼間の近所の住民も子供たちも老人たちも

通りを走るクルマですらもほとんどないから

ポチの肉球が地面にやわらかく触れる音と

ボクのなるべく気をつかう足音だけが

ひんやりとした空間に静かに聞こえている

フイにガランガランドシン、と聞こえるあの音は

ああいつもの自販機に飲みに来るお兄さんだ

彼はこのあと配達の仕事にかかるのだ

もうそんな時間なんだと

明け方も近い夜空を見上げながら思った



次は「夜明けの空の」
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2016/05/28(土) 06:21:25.13ID:S6CuBwv9
「夜明けの空の」

まだ寒いこんな明け方に

ベランダから見上げる空はほんのりと色づく

こんな瞬間きっとどこかの誰かも

同じように同じ空を見上げているかもしれない

そう思うと何となくほのぼのと

ちいさな微笑みが生まれる

世界中の誰かでもいいから

そんなこと思っていればいいと

空を見上げがなら


次は「一番星」
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2016/05/29(日) 01:02:53.65ID:TE5fdtyG
「一番星」

夜は静かに暮れてゆく

明日までヒタヒタと

ぼくらの足元は交互に靴音がひびく

今夜もまだ寒いけれど

でもこうしてただ歩いていれば温かい

誰もがまだ眠りこけている頃に

しばらくこうして一緒に

ほら空を見てごらんよ

一番星が流れて消えてゆくよ

やがてあたりは白んで朝が来てしまう

それまでもうしばらく手をつないでいよう



次は「悲しいステップ」
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2016/05/29(日) 14:29:47.62ID:TE5fdtyG
「悲しいステップ」

今夜も街の通りで笑い合い

ふたりのコラボで唄を奏でていた

離れた歩道でハデなコスプレした青年が

たったひとりで踊っていた

用意した曲を流しながら

靴音を響かせながら

ただひたすらステップを踏み続けて

夜の界隈では

ボクらの演奏も彼のダンスも

かき消されて見過ごされてしまう

ひとりよりもふたり

少なくともぼっちじゃないだけでも

さみしさは少ないのだろからボクらのがマシかと

寂しくステップを踏み続ける彼を見ながら思った


次は「演奏家」
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2016/05/29(日) 18:36:11.71ID:TE5fdtyG
「演奏家」

昼過ぎのデパ地下のラウンジは

静かに噴水が湧き出ていて

そばのテーブルで休むお客もまばら

エスカレータ下で演奏する彼女の弾く曲に

聞き入るひとはほとんどいない

アイスクリーム片手に佇むわたしは

今はこのホールでたったひとりの観客

ただぼんやりと

ピアノの死角から眺めているだけ

きっとアナタは気がつかないでしょう

鍵盤と取り組んで目をつむって弾き続けて

まわりの誰にも目を むけずに

ピアノと語らうだけのアナタには


次は「子猫のワルツ」
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2016/06/03(金) 15:18:14.12ID:JSp6yo7/
子猫のワルツ

ふと目をやると子猫が
すがるような
いぶかしむような

あるいは名前すらない感情を
もてあますかのような
つかみどころのない視線で
僕をみるものだから

なにか見てはいけないものを
見ているかのような
そんな気持ちにとらわれてしまう

そして視線をそらすと
何を視線をそらすことがあるかと
こちらには何もやましいことはないのだからと
開き直りにも近い気持ちがめばえ

ふたたび子猫を見やると
見事なステップを踏んでワルツを
踊っているものだから
僕はどう反応したものか迷ってしまう

鼻で笑い 肩をすくめたくとも
鼻で笑うってそういえば
どうやるんだっけと首をかしげて
いつまでも僕は
迷っているのでした

次「カウントダウン」
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2016/06/05(日) 20:52:51.45ID:Acplbr39
「カウントダウン」

近づいてくる時間が短くなる
バスの時間がうらめしい
足踏みしているぼくはひどくこっけいだろう
だってとても不安だから
まるでこれから死刑台に登らされる人間のようで
裏切ってキズつけた友達に
どんな顔して会えればいい?
誰か教えてほしいよ
できれば今はこのまま逃げてしまいたい
迫りくる時間に胃が痛くなるのに
情け容赦なく時刻は迫る


次は「細き血管」
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2016/06/06(月) 15:38:31.49ID:NdZDCkqE
細い血管

あかいはな
ぱっとさいて
ぱっとちって
はなびらひらひら

ひらひらはなびら
じめんにおちて
綺麗ああ綺麗

それはまるで
どこかのだれかの
たにんごとのようでいて

こどものいたずらのように
不穏なたくらみごとのよう

はなびらすべて
なくしたはなは
そのときなにを
おもうのでしょうか

次「雨あがり」
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2016/06/06(月) 17:36:12.78ID:kSMPrLCV
「雨あがり」


誰かが雨宿りをしてるバス停を

横目にみながら雨のなか走る抜けた僕らは

誰もよりもさきに雨上がりの空をみる

濡れたぶん、風は気持ちいい

雨に打たれたぶん、空が明るみくえる

雨宿りをして隠れてた賢い誰かさんには

見えない景色がここにある


「うそつき」
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2016/06/06(月) 18:56:34.08ID:Zhj3AJLY
うそつき

「しね」「だいきらい」「めのまえにあらわれないで」
平気で君に、嘘をつく
ほんとは「いきて」「だいすき」「ずっといて」
君を守るため、嘘をつく
心にもない言葉でも、
君がこれ以上嘘をつかなくていいように
  『嘘をつく』

失敗恐れて『嘘をつく』

別れを惜しんで『嘘をつく』

笑ってたくて『嘘をつく』

お話ししたくて『嘘をつく』

これはいい嘘と、自分をだまし『嘘をつく』

その重りいつも自分を苦しめ

何もかも嘘に聞こえてくる

そんな自分に嘘をつく

ほんとはすべて嘘なんだと、誰かに言いたい話したい

だけども僕は今日の日をいきていくため『嘘をつく』

次は『アリガトウ』そして『サヨウナラ』
0788名前はいらない
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2016/06/06(月) 21:00:00.99ID:ZIrvg2rl
『アリガトウ』そして『サヨウナラ』

今日くり返したコトバは

友達とかわしたありがとう

いったい何回かわしたのかわからないけれど

言っててちょっと照れくさくて恥ずかしくて

でも何度でもかわしたくなるありがとう

そして誰かと別れるときや帰りの会で

かならずかわすのはこの言葉

さっきの角のわかれ道で

となりの家の門のところでチビ太にも

振り返りながら手をふって彼らにさようなら

こころにちょっぴり寂しさがこもるさようなら


次は‐紅い金魚のむれ‐
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2016/06/07(火) 15:15:44.60ID:WmDwYj6s
‐紅い金魚のむれ‐

私の足元には大きな水たまりがあります
見ると何匹もの紅いちいさな金魚が泳いでいました
くっつくようによりそうように 皆仲良くスイスイと
気持ちよさげに涼しげに

けれど現実にはそれはかわいい金魚では無くて
先ほどから私の口元からこぼれおちた血痰だったのです
私が苦しんで咳き込むたびにそれらはコロコロと
口からこぼれ落ちて
足元の水たまりに浮かぶのです

病気はつらくつねに逃れたくなるものだから
ときおり柔らかな妄想が私を誘うのです
これはきっとそんな妄想が見せる夢なのでしょう

ほら覗いてみてください
足元で金魚たちがヒラヒラと楽しげに泳いでいるでしょう
血の糸さえ引かなければ美しい金魚たちが


次は‐鉄格子越しのそら‐
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2016/06/07(火) 16:19:21.66ID:GKwV9J9c
「鉄格子越しのそら」

ショッキングピンクの壁にはめ込まれた
小さな窓にはゴールドの鉄格子
窓のそとにあるのは暗黒の空
小さな部屋の天井には天使が舞って
テーブルには美しい花束と甘い甘いチョコレート
たったひとつのドアの鍵をもつきみは
美しいこの部屋でも
今日も優しい嘘をつく
クッションの羽根が舞う中で
ほら雪だよときみが微笑えむから
そうね、世界で1番優しい雪ねとこたえる
瞳をとじるときみの声がきえこえる
宇宙はひろい、ひろくて自由だ
何を描いてもいい、すきに描いていい
ショッキングピンクの壁
天井には天使が舞って
窓にはゴールドの鉄格子
テーブルにはきれいな花束と甘い甘いチョコレート
きみは今日も優しい嘘をつく

窓のそとはきみのいない自由
0792名前はいらない
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2016/06/07(火) 17:07:59.13ID:GKwV9J9c
「お別れの挨拶」

よく頑張ったと思う
今までよくやったわ
あなたは助けてくれなかった
それだけは覚えておく


「祝賀会」


「」
0793名前はいらない
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2016/06/07(火) 17:56:25.53ID:WmDwYj6s
「祝賀会」

今夜は酢っぱい酔いが回る
星さえもチカチカとまたたきながら空でおどけてそうだ
大事な仲間の祝いの場で
婚約の話を聞かされてその瞬間ノドが焼けついた
冗談と 本気の入り混じる思いの中で
俺もどこか飛んでゆきたい気がする…


次は「指輪」
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2016/06/08(水) 01:34:19.12ID:No3roaQw
「指輪」

今日はイヴ
同じ日に生まれたことに感謝したい

誰に…?
ふたりの神さまにだろう
だってこうして僕らを巡り合わせてくれたのだから
今はただこの日を祝いたい

なんだか照れくさいね
同じイニシアルの刻まれた光る指輪
偶然にも僕らの名前はそれも同じで
トールキンの童話じゃなくてもドラマを感じてしまうだろう
イヴで賑わうイベントの会場で適当に選んだ指輪は特別に見えた

僕らにとっては今日を記念できる素敵なアイテム
はめた指を合わせればほら何かが見えるはず
キラキラと銀色に輝きながら
互いの指輪の放つ魔力に魅せられながら…


次は‐待ち合わせ‐
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2016/06/08(水) 22:14:25.82ID:No3roaQw
‐待ち合わせ‐

今日の俺はやたらとドキついていた
遅れてきたヤツは走ってきながら
やや照れながらスッキリとした頭をゆらした

日を浴びて短くなった襟足がやたらとまぶしい
目をしばたかせている俺に
おかしくはないか?と聞くあいつ
おかしくはないよと答えてやるけれど
すごく似あうぞとは何故か言えずにいた
それが今でも悔やまれるのだ
俺の時にはあいつはそう褒めてくれたのに


次は‐しろい手‐
0796名前はいらない
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2016/06/10(金) 17:19:11.01ID:Og4a+NJf
‐しろい手‐

今日の俺はやたらとドキついていた
よろけたヤツの腕を掴んだとき
浅黒い俺の腕から白いヤツの腕が伸びていた

日を浴びてやたらとまぶしく光っていて
そんなヤツの腕に
俺はついつい目を何度もしばたかせてしまう
散髪したてのまぶしいうなじに
シャツからすんなりと伸びる白い腕
そして掴みかえしてきたその手先

なにもかもが皆まぶしく照れくさくて
なんだか今日は一日まともに見れずにいた

次は‐鏡‐
0797名前はいらない
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2016/06/11(土) 20:24:18.55ID:jmw9Y8ae
‐鏡‐

ふと見ると暗がりの中に僕がいた

姿見の中でもうひとりの自分がこちらを見ている

真夜中の鏡の中は見てはいけない世界なのかもしれない

昼間見る自分とはまるで別人の姿がそこにいる

笑っているのだろうか微笑んでいるのだろうか

謎めいた見たことも無い笑顔を向けて僕を誘う

不気味で怪しい姿の何者かが手をこまねいて…


次は「ナチュラルな」
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2016/06/13(月) 09:03:00.85ID:yP+T4Gdq
「ナチュラルな」

彼の生き方としぐさに魅かれる

みじんもウソやいつわりのない姿には

ひとへの愛情や思いやりがとけあい

自然と自分もつられていることに気づいている

きっと本人はなにも気がつかないんだろう

だからこそ空気が流れるように存在する

そこには静かにナチュラルななにかが


次は‐縁‐
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2016/06/20(月) 08:47:19.45ID:3BRdc8rV


ある朝、段ボールが届きました
食べ物だったらいいな

中には何もありませんでした
魂が一個はいっているだけでした
ぼくはその魂をたべようとしました
でも手のなかからするっと逃げて
それは大通りへと転がっていきました

雑踏で見つけたそれは
魂とはちょっと違った色をしていました
魂は腐った卵のような色をしていたのですが
それは犬の形をしています

犬の形をしていても食物は食物です
ぼくは彼を食べようとして大きく口を開けました
彼は一目散に逃げていきました

その日の最後にありつけた食事は、道端に転がっていた、よくわからない虫の死骸でした

白い、糸のようなものが、ぼくと彼の口のあいだを繋いでいました


次は『最果て』
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2016/06/20(月) 20:57:56.17ID:PdFRq10e
『最果て』

くり返し訪れる朝も開ければまた同じ

冷たい夜が過ぎてけだるい昼間がやって来ようとも

今ここで膝を抱えて孤独と戦う自分は同じまま

ただここにこうしているだけ

ここが都会の真ん中だろうが最果てだろうが

それは同じことなのだ

いつか必ず訪れる新しい朝には期待できたとしても

僕はここから逃げられはしまいだろう

きみのことだけを案じながら

今夜も明日もその先も孤独な部屋で生きている

窓からさしてくる光がどんなにまぶしくても

それはいつまでも変わらぬこと


次は『誓い』
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2016/06/21(火) 03:37:23.14ID:hYHq2Hka
『誓い』

手の傷はふたりの絆なんだよと
風の中で誓い合ったこと
あの日を僕たちは忘れない

冷たく吹き荒れる風の中で
君はいつもひとりきりで立ち尽くしていた
口癖のよに強くなるんだと言いながら

きみはいつもひとりぼっちな戦士だったね

風の中で君の叫びがこだまする
僕の耳にも響きがながら

僕の差し伸べた手の甲に
君の伸びたツメが突き刺し血が滲む
手の痛みは君の心の痛みだろう

君はもうひとりきりじゃない
そばには僕がいつもいるよ
だからもう泣かないで

もう孤独に苦しまないで
君の叫びは僕の手のひらでふさがれる
君は僕の傷にくちづけし
ふたりで戦うことを誓った

これからはふたりなんだ
僕たちはともに戦おう


次は『叫び』
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2016/06/21(火) 19:08:48.90ID:hYHq2Hka
『叫び』

夕刻時にどこからか響いた

橋の上からなのか

夕闇の下からか

誰のものなのかわからないけれど

カラスの鳴くようなそれともネコの鳴くような

ちいさいけれど鋭く耳にいつまでも残るような

そんな不快なそして気味が悪くて

今ここでいつまでも立ち尽くして動けなった

僕が聞いたことを後悔した…


次『甘い果実』
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2016/06/22(水) 10:19:43.67ID:Xvo5uAw7
甘い果実

とてもとても
おいしそうな
あまいあまい果実

悪い虫がよってくるのを
追い払って独り占め
しかしながら
いざ手にしてみると
生まれるためらい

食べてしまいたいけれども
ほんとうにこれを
僕がたべていいのかな

早く食べないと
果実は傷むのも早いし
ころころどこかへ
ころがっていく恐れも

それでもまだためらっている


次「豪雨」
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2016/06/22(水) 21:06:47.33ID:ejsh1lcC
「豪雨」

今オマエが何に怯えているのかあててみようか?
そんなに寂しい顔はしなくてもいいよ
オマエが流してきた汗や涙の分だけ
俺も傷ついてみせるから

ひとりぼっちで怯えることなどない
オマエが佇んでいる時はいつでも待っていてあげるよ
だからその一歩をいつでも踏み出しておいで
オマエがその小さな手を差し出したら
かならず俺の手が掴んであげるから

いつでも俺はオマエのそばにいて
そのちいさな魂の雨傘となってやるよ
今オマエはこうしてどしゃぶりの雨の中でしゃがんでいる
そして誰かから差し伸べられる傘を待っているんだろう
そんなやつは誰もいないとわかっているのに
濡れたいのならかまわないよ
いつでもこうして俺がいる
馬鹿なオマエにつき合って後ろに立ち傘になろう

ふたりでビショ濡れになれば少しはマシだね
ふりかえるその顔は濡れていたけれども


次は‐深い眠りのあとで‐
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2016/06/23(木) 11:29:08.46ID:CF2YzuFU
‐深い眠りのあとで‐

手放さなければならなかった
大切なものを沢山失って
誰もが知っているあの忌まわしい災害に
日付は風で吹き消されようとしている
数多くの出来事に摩擦されながら

ディープスリープ
僕は眠っていた
一段こころをしなせてそして再び目覚めた時、蘇る
しんだこころは干上がりそしてまた起き上がる

涙はいつの間にか乾いていて
雲ひとつ無い青空は再び立ち上がる勇気を与える
悩み苦しんだ後にはまた新たな明日が始まる
これが運命というものならば
僕はしっかりと受け入れよう


次‐踵をかえして‐
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2016/06/24(金) 16:00:24.00ID:OPPnI+bI
‐踵をかえして‐

きみの足首はいつも緊張している

動くたんびにその中にある固い筋肉が痙攣し

しろい足の下でヒフの中でふるえている

まるで歩くたびそれが別の生き物ように見えて

なんだかおかしくて笑えてくる

傷ついて怒ったきみは

そのまま踵をかえして逃げてゆく

ごめんねそんなつもりじゃないのに

お互いにおかしなところはあるのだから

きっとそれはこのぼくにだって


次は‐湿度計‐

そしてきみにも笑われているのだろうね
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2016/06/25(土) 15:31:35.36ID:p3yVXIaS
‐湿度計‐

しっとりと滲んでいる部屋はまるで水の中

空気がとけたかのような

息苦しいくらいの湿気の内部で

ぼくは溺れて汗ばんでいく

外は雨

水しぶきが強く跳ねあがり

窓を開ければ水分が流れ込む

開けずにはおれずに

外もうちも水分に溢れて溺れてしまう

湿度計はどこまでも鰻登りに高くあがる

苦しさと淀む臭いにちっそくする


次は‐濃厚な‐
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2016/06/28(火) 02:03:26.60ID:MCUqqL6d
‐濃厚な‐

自分のひとことが信じきれていない

いつもお前の言葉が不鮮明で怯えているのは

お前がおくびょうで愚かだからと

そう言われた夜にぼくは彼を心でころした

でもあれはもう夢なんだと信じたい

だって今はぼくたちは違うから

あたりまえにそのひとことが話せるぼくにはもう過去のこと

云えたい言葉をやたらと慎重に選びすぎているから

最も簡単で最もたやすい言葉がどうしても選べないよ

だから肝心なことが伝えられぬまま損して生きているんだと

くりかえす彼の口を何度も泣きながら塞いでいた

でももうそれはあの夜の遠い思い出

そうぼくらにとっては深い霧の中にいるよな濃厚な


次は‐罪の重さ‐
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2016/06/29(水) 23:37:37.28ID:vaKRo+Pg
‐罪の重さ‐

孤独を愛していた僕
嫌なこと全てから目をつぶり
本当の孤独というものがたぶん理解できずに

ただひとりでいることが贅沢なんだと
ひとりきりの寂しさだけ愛そうと
大きな赤子で成長しきれないのだと
そう人からは言われながら

ボクの内部に現れたキミだけが新しく
キミのことを考えることで生まれ変われた
悪いほうにかもしれない
よりマイナスのほうにかもしれない
カンチガイ?それもいいだろう
狂気?それでもけっこう

好きになればそれは罪になるだろうけどそれがなんだろう
僕はいくらでも傷ついて良いから
運命?輪廻? 人生?なんとでも言うがいい
そうそれがおそらくこれからの僕の人生だ

いつかキミが気がついてくれるのを待ち望み
なにが悪いのか罪になるのかも気がつかないままに


次は「夜の駅で」
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2016/06/30(木) 21:44:50.03ID:rfhmIK+2
「夜の駅で」

また会おうねとかわした握手が
いつまでも冷たくこの手に残っている
別れの言葉は列車の響きに消されて消えた
朝も昼とも違い
今の時間駅は寂しさに凍えている
明かりがポツポツと灯る静かさに
耐えきれずに
ひとり残された目に涙が滲む
かすむ光景はキミにも映るはず

次は‐ひとりきりで‐
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2016/07/01(金) 08:16:33.69ID:vksvhgpa
「ひとりきりで」

蜻蛉の死骸をぼんやり眺めながら
ぬるくなった缶ビールを一口啜る
無機質な光が手のひらからこぼれると
行き場所を探す虫たちは群がるけれど
ぼくと世界を繋ぐほどの魅力は失ったようだ

ぼとん、ぼとん、

蜻蛉の死骸に缶ビールをふるまって
薄白い水平線をにらみつける
夜と朝を分かつ光が静かに、柔らかくぼくを包む

上等じゃないか。
この心、この体があればひとりきりでも案外悪くない

そうして今日も生きていくのだ

次は「面白い夢」
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2016/07/01(金) 20:33:19.04ID:hySYVLw/
「面白い夢」

ただ、全てに恐怖して
そんなふうに感じる時が来る
毎夜…
地滑りのように転がるように滑ってゆく
まるで終わりなきブラックホールのように
谷底へと奈落のように勢いよく
でも僕はそれでも立ち上がる
滑った先にいたのは愛してくれている人が見ているから

毎夜くり返し見る悪夢でも
過ぎてしまえば面白き語り草と変わるだろう
僕の恋人は笑いながら聞いてくれるから
しかし夢の中で待つきみは僕が来るのを望んでいたね
白い美しい手が僕が転がり落ちてゆくのをこまねいて

次は‐列車の窓‐
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2016/07/02(土) 01:08:53.52ID:TTlTI/FW
‐列車の窓‐

今はトンネルの中
暗いくらい真っ暗な風景しか見えない
ここはどこ?
さっきまで走り抜けていた田畑も森もなく
ただただ暗い風景が続くだけ
それでもやがて日が昇れば
また明るい景色に戻るのだろうか
それともいつまでも真っ暗なトンネルをひた走るのだろうか

ガタンゴトン
列車はゆれる
ガタンゴトン
いつまでもどこまでも走り続けている

次‐始発駅‐
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2016/07/05(火) 19:57:20.51ID:LrHJjnyA
‐始発駅‐

肌が冷たい空気に包まれる朝もやの中で
手に持つ缶がまだ温かい
昨日別れ際にかわした握手の感覚がいつまでも手に残る
別れの言葉も駅の構内に消えそのまま記憶される
いっそここで封印して
まだひともまばらな
今の時間駅は寂しさに静まり
閑散としたホームを
ポツンとただひとり歩いている自分がいるだけ
響く足音に耳をかたむけて

次は‐つぶれた缶コーラ‐
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2016/07/07(木) 06:40:38.98ID:NDX2srjr
‐つぶれた缶コーラ‐

飲み終える前は膨らんでいた本体が
今はひしゃげて僕らの足元で転がる

流した汗の粒を数えて
僕らは共にその数だけスタートが切れる
失敗や苦しんだぶんだけ
きっと見返りもあるハズだから

とってもやな事が起こって
もうダメだと何千回何万回と思っても

僕の血が流されて
きみの血も流されて
僕の涙が涸れてしまって
きみの涙も枯れてしまっても

それでもひどい状態は抜け出して
やがてふたりはくり返し再生するんだ
何度も僕らは蘇るんだ

つぶれた缶は蹴飛ばして
そこにはわずかな水滴が残るだけ
昨日までの記憶と香りがほのかに漂いつつ


次は‐甘い記憶‐
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2016/07/08(金) 03:07:58.42ID:VdVM0ZS5
‐甘い記憶‐

愛されたくても愛されず愛したくても愛せずにいる
それはなんて空しいことだろ

俺と彼との関係は相変わらずに
冷たい平行線のままで続いている

ふたりの間にはいつも冷たい何かが流れていて
互いの心のぬくもりすら感じられないような

トゲのように心に刺さっているのは
わずかな甘い記憶だけ
そんなささやかなモノだけに縋らなければ
生きていけないような自分がもどかしくて

きっとそれすらもない彼はもっと空しいのだろう


次は‐幻想の唄‐
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2016/07/09(土) 02:17:53.91ID:PcDkbgEj
‐幻想の唄‐

今ここから見る空は
優しい色と感じるよりも
少し淋しそうに見えるのは
ふたりがちょっぴり悲しいからかも
きみと見上げた空と雲はいつも
優しくゆかいな色に感じていたね
きみと話していた空はいつも
希望の色で輝いていたね
できればそんなふうな空ばかりが
ふたりでいるときには見られるといいのに
たとえお天気の青空でも
今のように寂しく感じるのはつらいんだ
雨の日でも晴れの日でも
楽しさを感じられればいいのに


次は‐丁寧なことば‐
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2016/07/09(土) 21:35:02.52ID:PcDkbgEj
‐丁寧なことば‐

何度もきみに教えてきたのはそれなんだよ

もしまだきみがわからないのなら

きっと僕のことばが足りないせいだろう

でも自分では丁寧に話しているつもりなんだ

できるだけやさしくに明確にって

きみならわかるはずなんだと

今ここにいることがそんなに苦しいのなら

自分でいられる居心地が良い場所を

自分で見つければいいいんだよ

良ければ手伝ってやるから

もう一度だけでも聞いてくれ

愚かだなんて思わないから


次は‐おくてな恋‐
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2016/07/14(木) 19:51:09.59ID:lkM77e4F
‐おくてな恋‐

気づかないふりをしているだけ
本当はワタシは
あなたの本心知っているのよ
気づいてしまった頃から
私のハートは捻れてしまい
もうなかなか戻らないのよ
あなただけ、なおせるのはあなただけ

だから気づかぬフリなんかもうしないで

自分ではこの捻れはなおせないのに
あなたはいつまでもそしらぬフリしてばかり
苦しくて仕方が無いのに もう
はやくなおしてもらいたいから
だからふり向いてほしいの

お願いその顔をこちらに向けて
ワタシはいつでも待っているのに


次は‐こころの旅‐
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2016/07/17(日) 18:27:55.65ID:e2VQ11CX
‐こころの旅‐

過去がゆっくりと去りながら
静かに遠ざかっていく
時間はゆるやかに大切な記憶もとかしてゆく

あのころのキミとのひとときは
今はもうずっと昔の出来事で
今はささやかな思い出として生き残る

なまぬるく互いにふざけ合っていた
そんな楽しい思い出が
あのころの幼かった僕らが幸せだったことに
キミはきっと気づいていないだろう

今でも夢の中で幼い誰かが呼んでいて
それはきっと僕を呼び覚まそうとするキミだろう
いつかキミが夢から抜け出して
再び遊んでくれることを期待して

寂しがり屋の大人となった僕や
悟り過ぎの大人となれたキミは
それでも過去が捨てられずに生きている


次は‐告白と嘘‐
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2016/07/18(月) 07:57:59.88ID:rFaTYjlT
‐告白と嘘‐

もう全部話すよ 
今から話すことは半分真実で半分が嘘
ああきっとうまくは言えない
しかしどうしても聞いてほしいんだ
君のこと好きだと言ったこと
そうあれは嘘だったんだ

(No way)

僕は昔からあまのじゃくな人間で
ヒトに対して捻くれた態度で
好きだろうが平気で遠ざけて 

君なら僕を分かってくれそうだったから
大切な友人として選んだ途端
話すべき本音が何一つ話せなくなってしまった

だからわかってもらいたい
何度も全てを話そうとはした
本当の僕の本音がなんなのか

(There's only one thing that I want you to understand)

いっそ本当に嫌いになれたほうが
僕は幸せなのかもしれないと
こんなこと言う僕をきみは遠ざけるだろう
そうわかっているけど
そうそれが目的なんだって

(I admit, is true)


次は I wanna be strong(僕は強くなりたい)
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2016/07/20(水) 03:18:50.33ID:xeSVnzso
I wanna be strong(僕は強くなりたい)


誰もいない駅に
僕らふたりだけが残っていた
照れながら差し伸べたその手が
冷えて少し冷たくなっていた

ほっとけばいいのに
馬鹿なキミはただそこで見ていた
いつまでも辛抱強く
僕につき合うそのキミの優しさは
きっと本当の強さなのかもしれない

愚か者たちは気づかずに
きっとその優しさを嘲笑うだろう
I wanna be strong
いつか自分もこうなりたい

I wanna be together forever
そう思わせるキミは
本当はスゴイ奴かもしれないよ


次は こんな日には…
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2016/07/22(金) 04:02:21.02ID:CIjvjd8j
こんな日には…


家を出たらもう快晴の空

さっきまであんなに降っていたのに

まぶしく強い日差しに変わっていた

電柱の後ろに伸びる濃い黒い自分の影

ぬかるみを避けながら

しばらくこのまま歩いていたいなと

さわやかな一陣の風に吹かれながら感じた



次は‐あそこまで何歩?‐
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2016/07/27(水) 00:38:51.30ID:+cFsoJ1k
-あそこまで何歩?-

君が生まれた日はとても寒い日だった
たくさんの愛情が君の小さな体を包んだ

君は眠るのが苦手で抱っこが大好きだったから
たくさん抱き締めた

君が少し大きくなってよちよちと歩き始めたから
笛がぷぅぷぅ鳴る靴を買った

君の体に合わない大きなランドセルは
春が来て冬が去ったらどんどんと小さくなった

君は勉強が好きじゃなかったけど
美術の先生とはとても馬が合った

君に革の靴を買った
コツコツと綺麗なリズムで大きな背中が歩いていった

君がつらい時、
うまくいかなくて一人きりで泣いている時は

どうか思い出してほしい
笛の靴は君にもう似合わないけれど
歩む道はいつだって応援していることを

─あそこまであと何歩?
長い道、坂道、でこぼこ道、いつか君が歩む道

次は「真夜中に」
0826名前はいらない
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2016/07/27(水) 01:59:20.64ID:9YX9AN3I
「真夜中に」

君の耳を塞ぐヘッドフォンは
漆黒に染まっている
空に浮かぶ白い星が
いつも僕らを遠い位置から見守っている

君は今何を考えてるの?
白い星の数だけ
その心にはきっと
いくつもの謎がある

ふたりの分かち合う酸素の量は
つねに均等にバランスを保っている

遠くから見る分には分からない
僕らの距離感が
こんなに近しいのに
離れているみたいで

僕は僕の君を
君は君の僕を
それぞれ大切に心で見つめている

君の耳を塞ぐヘッドフォンは
漆黒に染まっている
僕はいつかその耳からはずして
思い切り問いただしてみたくなる


次は「雷鳴」
0827名前はいらない
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2016/07/28(木) 05:52:01.70ID:c7h2zj6F
「雷鳴」

ただそこにいるだけで
鮮やかな色が生まれる
僕は何故かまぶしさと
なんとはしない羞恥心に目が痛む
そんなものそれが君の存在

闇夜にとどろく雷鳴に
雨の予感が香りで伝わってくる
激しい音が届き夜を支配する
稲光に怯えながらも
闇の中にその姿が浮かんでくる

もはや君は陽炎のごとく
または幽霊のごとく
僕に付きまといまとわりつく

これは僕の勝手な疑惑
思いこみで妄想かもしれない
こんな雨の夜はより強く
その波長を感じて


次は‐動物園‐
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2016/07/29(金) 05:32:18.03ID:fF7LZHqk
‐動物園‐

心があって良かった
こんな晴れやかな空みたいな日に
心がまあ無事でとりあえず良かった

象の目が語る
アフリカのあの世界が浮かぶ
サルの山が見えてくる
彼らの喧騒が聞こえて

いつか回復すれば違う風景も見えてくるだろうから
満足はしていないけれど納得もしていないが
現在の自分はごまかしても嘘ついてもいないから

心があって良かった
雨上がりの空気の澄んだ日に
心の復帰を求めてまたここに来る


次、‐治癒力‐
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2016/07/30(土) 04:41:49.28ID:CIc4YB3y
‐治癒力‐

今はからっぽの手のひらの中
守るもが何も無いのはつらいことだ
蒼い空が眩しく見えたんだ
自分とよく似た面影
それが僕の友達だった

今こんなにも辛い
ともに夢ばかり追ってたきみはどこ?
答えを足掻いて探し
光に手を伸ばして
I don't wanna miss you.

本当は悲しくて
乾いてしまった声と涙
しかし守られていたのが自分だと
ここにきてやっと気がついたんだ
だって僕が包み込む内部に
いつもきみがいたから癒された
that's why

きみの存在だけが僕を癒し蘇らせるんだと


次、Hold on, I’m coming.( 待ってて、いまいくから)
0830名前はいらない
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2016/08/02(火) 21:16:40.28ID:rNJ39vBE
Hold on, I’m coming.( 待ってて、いまいくから)

僕はきみを追いかけて

誰にも取られたくないきみ
I wanna be together forever
誰にも渡したくはないから
必要ならばぼくはきみの盾となるのさ
だから行かないで
きみの声が好きだか ら
耳元でなんでも打ち明けてよ
きみの全部が好きだから
僕をひとりにして行かないで
きみを誰にも取られたくない
必要な時は助けてあげるよ
苦しい程きみのことが心に浮かぶ
だからいなくならないでよ
明日世界がもし終わるのならば
きみを抱きしめに行くかもしれない

待ってて、今いくから


次は「波打ち際」
0831名前はいらない
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2016/08/06(土) 00:12:20.66ID:m2AgSt+Y
「波打ち際」

ぼくが振り返ると
白い波しぶきが 足元にかかる
そこはどこまでも続く長い見えない浜辺

ぼくはいつの間にか海に囲まれていて
白く長い砂浜の波打ち際に立っていた
ここは黄泉へ続いているゆく長いみち
白杖をたよりに踏み進んでゆく

ザザンザザンと
寄せては繰り返す音
寂しい足跡は波にのまれ消されてゆく


次‐白杖の音‐
0832名前はいらない
垢版 |
2016/08/10(水) 07:44:40.77ID:i9WmEkVU
‐白杖の音‐

ぼくの頭には地図がある

闇の中に描かれた白い線

つないでゆけばきっとどこかへ辿りつく

毎日真っ暗な夜の世界だけ歩み続け

靴音とコツコツと案内する白杖の音だけが木霊する

誰かに手を差し伸べられても

永遠に闇の地図を歩き続ける


次、「汗」
0833名前はいらない
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2016/08/14(日) 02:08:35.21ID:fkpB7Uxd
「汗」

さっきまでの雨はもうやんでた
水たまりを避けながら歩く

どうせ借りてないのならひとつ貸そうか?
じゃこれ借りるよ
たまにはまともなの読んだら?
活字読まないとバカになるよ
そんなのしなくても成績はいいから
そーいうことじゃないのに
おまえこそ体力無いからスグ甘えるじゃん?
すこしは体力つけたほうがいんじゃね?
ホラもう近いから残り半分返すわ
えーも少しだけお願い

蒸し暑い風の中で
互いのひたいに光る汗が目についてた
でも彼らは気づかないよう
まだ大きな傘の中にいた


次、、「ひとつぶの」
0834名前はいらない
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2016/08/23(火) 03:22:25.07ID:5FxGh1bI
「ひとつぶの」

こぼれ落ちたドロップは
すくいとると塩辛い味がする
きみのちいさな瞳から
時々溢れ出てくるソレは
ほんの指先に乗るくらいの
コロコロとしたかわいいものだけども
その分きみのこころの痛みのほうが重いのだと
いつも口にするたびに感じるんだ…

ドロップなんて甘いモノだろ
しゃぶるたびにその辛さにつらくなる
だからいつもそんなに
簡単にこぼすものじゃないよ
こぼれる前に落とす前に
ぼくに打ち明ければラクになるよ
きっとたぶん…


次、、「雲」
0835名前はいらない
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2016/08/24(水) 09:41:47.87ID:Q0dGmHf5


それにはとくに
決まった形がなくて

決まった形がないということは
それならば それを見ている側が
あれこれと形を想像してもいいということ

それはきっと
都合のいい娯楽なのだけれども
他に都合のいい娯楽が
あふれている現在は
そんなことしてる人は
よほどの暇人か子供ぐらいではなかろうか

そう思って雲を見てみても
俺の目にはそれはただの雲にしか見えず

いつのまにか 俺の脳からは
柔軟な発想というものが
すっかり消えてしまったらしいぜなどとつぶやいて
肩なんかすくめてかっこつけてみた

次「アイスクリーム」
0836名前はいらない
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2016/08/25(木) 06:28:33.41ID:gQEzXDvE
「アイスクリーム」

ひとすくいサジにのせたクリームが
つるりとすべって下に落ちた
タップリとかたまりが

それが
アスファルトの上でドロリとひろがる
空に浮かぶ白い雲のように
ゆっくりと地熱に溶かされていって

見つめているとアリんこが
ちいさな群れをなしてやってきた
輪をつくりバニラの雲のまわりで
取り囲むようにしてうれしげにナメていた

やがてバニラの雲の中に入り込み
彼らも地熱によって地中に溶かされてゆく
アリんこの消えるのを眺めながら
カップの中をきれいに片付けた


次、‐9月の匂い‐
0837名前はいらない
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2016/09/06(火) 08:55:59.40ID:GU/oKE34
‐9月の匂い‐

薄明かりが照らす

森の木々の下

ボンヤリと見上げると

白いお月さんが浮かんでいた

明月夜の中

静かにトボトボと歩き


次は‐悪意‐
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2016/09/07(水) 06:27:10.10ID:k3e7xdbH
‐悪意‐

いつか彼のコピーとなる
そんな日が来るのを望みつつ
僕は彼の影となる
不安気に歩くきみ
車道を横切るきみ
そんな彼を追いながら
決して追い抜くことなく
ピッタリとあとをつける

彼に従うぼく
彼に逆らえないぼく
彼に裏切られるぼく
彼を愛するぼく

破滅にむかう遊びに
罪は優しく追いかけてきて
逃れられぬ思いに苦しみつつ
ぼくは彼の生贄となる


次は「雨」
0839名前はいらない
垢版 |
2016/09/14(水) 05:12:31.93ID:EPG90w1R
「雨」

カサを開く音が
空からの雨水を弾く
軽い音が響いてハシパシと
9月の匂いを感じさせている
湿度も空気も
流れるものは何かが違う
夏は過ぎたんだろうと
その予期を耳や目が
吸いこむように期待して


次 ‐朽ちた扉‐
0840名前はいらない
垢版 |
2016/09/21(水) 15:06:57.70ID:LWZ/kCQu
‐朽ちた扉‐

扉の奥には武器がある 
扉の奥には見知らぬ世界が
扉の奥には鼠の通路に
扉の奥には秘密と夢と
扉の奥にはそして埃があり

朽ちて落ちるのを待つのみ


次、長い雨期
0841名前はいらない
垢版 |
2016/09/22(木) 14:06:39.67ID:JYyJK9Fk
長い雨期

地球に帰還してみたらまだ梅雨のまま
たしか去る頃はまだ6月だったのに
今はもう9月
それなのにここは湿気に包まれている
いつ終わるともない長い雨期に
この国全体が深く包まれてしまっているみたいだ

やや肌寒い中
レーンコートをはおり
カサをさして強い湿るめる空気と雨の中
トボトボと濡れながら出かけた

世間は薄闇色にボヤけている
ワイパーも濡れて
タイヤも濡れて
通り過ぎる何もかもが濡れていた


次 ‐鳴き声‐
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2016/09/30(金) 08:01:37.39ID:wEADIRel
 ‐鳴き声‐

電柱の上から
おとついは青年のように
昨日は子供みたいに
そして今日は老人のような

千変万化する一体おまえは何者?
低くも高くもしゃがれもする
不思議な鳴き声に
しらずに魅せられて
姿はただ一羽の汚いカラスだのに
その声は日毎に変わる

イミなんかないんだろうが
つい気になるのだ


次、「I see...(なるほど...)」
0843名前はいらない
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2016/10/09(日) 03:14:01.41ID:jhkyjqGA
「I see...(なるほど...)」

いつもいい加減に
曖昧で煮え切らない
多少イラつかせる
そんなそ君の返答のしかた
クセなんだと控えめに微笑んで
なんだコイツ馬鹿にしてなんて
見下していたけれど

言い切り方で自分の意見だけを
ただひとに押し付けていた
そういう僕の返答とは
とても対象的で
あとで必ず後悔するのは
自分の幼稚さと愚かがわかるから
比べればいつも

そうだね
君は誰からも愛されている
僕は誰からもうとまれている
I see...
理屈ではわかっているけれど
君は正しくて優しくて
I see...
それはわかっているけど

I see...
いつも僕は一歩うしろで負けている
君は正しく僕のはるか先に歩いている


次は「that's why.(だからか)」
0844名前はいらない
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2016/10/14(金) 04:29:01.20ID:+zRrZj2/
「that's why.(だからか)」

手の中の駒は
いつ回されるのかと
自分では身動きできずに
ジッと待っている
(そう何もできずに)
サイコロの目も
手の中から落とさなければ
見ることはできない

that's why
楽しいのはこれから
やがてじんわりと
彼らはその体温で
汗ばんでゆく
緊張と暫しの緩和
賭けごとにも遊びにも
スリルはつきもの

次は‐枯れ草の音‐
0845名前はいらない
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2016/10/16(日) 04:50:26.81ID:VT2DHw+W
‐枯れ草の音‐

コンクリートとの摩擦が
カラカラと乾いた音に聞こえて
なんとも侘しい気持ちになる
空が高くて空気も心地よいのに
なんとなくなんとなくだけど
寂しい気持ちになってゆく
無花果の葉がガレージに伸びてゆく
カラスも喰わずに実は腐り
黒く地面に落ちていた
早く捥いどけば良かったと後悔して

次は「nothing(別に)」
0846名前はいらない
垢版 |
2016/10/19(水) 04:29:38.82ID:EpvApuPx
「nothing(別に)」

言いたいコトの三分の一すら言えずに
言葉の固まりを飲み込んで
ぼくの胸は膨らんでゆく
ホントは言いたいことなのに
つぶやく言葉はつねにnothing(別に)
いつか心も胸もそのウップンで破裂するだろう

俯いていもnothing(別に)
答えてもnothing(別に)
いつのまにか自分の口癖と化して

次は‐嘘つき‐
0847名前はいらない
垢版 |
2016/10/26(水) 05:54:09.49ID:i2u0Jk7U
‐嘘つき‐

キミの冷たい唇から出てくる言葉に
信用できたことなんかいつだってなかった
ボクはほとんどキミの言うことは
信じないようにしていた
だからキミがいつホントのこと
その口からつぶやいたとしても
きっとそれも信じないと思う

あのときは悪かっただなんて
嘘つき(おかしくて)
今はホントなんだって
嘘つき(良く言うよ)
今度こそ信じてよなんて
嘘つき(調子がいい)

笑えるね全く

今までどれだけの数の信頼が
ふたりの間から失われたかなんて
知りもせずに勝手に
今さらマジになられたって
今さら泣いて詫びられても
もうボクは信じてやれないから
もうボクは信じてやらないからね
これからは絶対に


次、‐Yeah, definitely うん、たしかに‐
0848名前はいらない
垢版 |
2016/11/04(金) 08:04:59.57ID:tmwQYVZN
‐Yeah, definitely うん、たしかに‐

きみの口元から落ちたドロップ
足元で転がるソレを
きみは躊躇なく通りに蹴り上げて
車の下でパキンとはじけて飛んだ
缶の中からまたひとつぶ
きみは取り出し放り込むけど
ハッカが出ると必ず避けるね

Yeah, definitely
ボクが言うとそう答えた

ボクにもくれた中身は
自分のしゃぶるモノとは違う
味と色のドロップだった
同じの食べるのヤなんだろ?
そう聞くと上目づかいでチラと見て

Yeah, definitely
やっぱりそう答えた


次は「ひとりぼっちの影」
0849名前はいらない
垢版 |
2016/11/06(日) 06:40:23.89ID:JTkkvh+G
「ひとりぼっちの影」

きみが歩く時も
きみが走る時も
きみが立ち止まる時も
ピタリと足元に張り付く黒い影

ある時は電信柱に隠れるように
ある時は水たまりのかで揺れながら
ある時は陽炎にゆらめきながら
ピタリと足元で立ち止まる影

きみは知らずに足元の小石を蹴り
きみは手に持つボールを高く放りあげ
孤独を噛みしめながら生きている

けれどただひとりきりで
きみの寂しさも涙も
きみの影もついていきながら見ているハズ
ふたりは重なり合い
いつもひとりぼっちになりながら


次「長く白い吐息 」
0850名前はいらない
垢版 |
2016/11/15(火) 07:29:31.17ID:sSJE3TS2
「長く白い吐息 」

空の水分が下りてきて
地面に溜るような
そんな肌寒いこんな日
互いの足取りは遅く緩くなる

手にかける息も
やるせなさからくる吐息も
口から洩れる空気はすべて
糸引くように長く長く感じる
きみの雀のようにくすんだ舌が
吐き出す息と同時に出たり入ったりしている
せわしない動作につられて
ぼくも深くはあと吐き出してみた

まっすぐ伸びながら
連なるように重なるように
やがてぼくらの吐息は長く細く
灰色の景色の中に消えてゆく


次、「夜の足音 」
0851名前はいらない
垢版 |
2016/11/27(日) 00:23:29.49ID:JCOFNO5E
「夜の足音」

テレビも黙る丑三つ時
コツコツ聞こえる窓の外
ヒールの女?コツコツコツ
コツコツコツコツコツコツコツ
コツコツだんだん遠ざかり
ガチャガチャ鍵の声がした

再び一人になった
無音のリズムに自分を溶かそう
闇を見つめてアタマをゆらがす
これこそが宇宙で最高に平和な出来事

しかし何やらおかしいな
ヒールのリズムが蘇る
酒でも飲んできたのだろ
壁を挟んだ向こう側
君は一体何を考えて、、、


次は「アイドルはうんこしない」でお願いします
0852名前はいらない
垢版 |
2016/11/28(月) 00:10:32.53ID:pnnjC0Rf
アイドルはうんこしない

鉛色の空の下 
鄙びた町の駅前の
ごっつ寂れたシャッター街に
お呼びじゃないのにしゃしゃり出た
フラッシュモブかテロリスト
便秘アイドル毒ガスダンス

甘ろりスカート翻し
消火栓をば蹴倒して
熱い溶岩しとどに浴びて
焼け剥げ頭皮をなびかせて
舞う舞う舞うよカタツムリ

アイドルはうんこしないって
ドルヲタ様がおっしゃった
むくんだ顔の豚肉に
弦が食い込む黒縁眼鏡を
指でクイッと押上げながら

我慢の末の腸閉塞
ぽってり膨れた下腹に
濃縮汚物臨界値
甘ろりスカート翻し
舞え舞えアイドル肛門締めて
十月十日の月満ちて
うんこが産まれるその日まで


次のお題は「凍傷」でお願いします
0853名前はいらない
垢版 |
2016/11/30(水) 02:47:09.03ID:xa52eQ/p
「凍傷‐ツンドラ‐」

夜 道端の片隅にキミは泣いていた

ひとりぼっちでふるながら

この世界は凍りつきそうで怖いから

朝になるとキミの涙も凍りつく

通り過ぎるひとはどこにもいないから

今日もキミは孤独かかえ

つらくても悲しくても

朝までそうしてひとりきりで

耐えながら凍えながら生きている

そうボクもひとりきり

だから今夜は一緒にふたりで抱き合おう

この広い平地も凍りつく高原も

冷たいヒザ突き合わせあえば

きっと少しはマシだろうから


次、「キミの上に降る雪」
0854名前はいらない
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2016/12/18(日) 06:47:16.85ID:JJrbuY1Y
「キミの上に降る雪」

立ち尽くすキミの頭上より
次々に冷たく舞い落ちる粉
誰もいない公園
ひとりもいない広場
ただひとりきりで待ちながら

いつものことなのに
約束なんて
いつものことだから
裏切られることなんて
ぼっちはたいしたコトじゃないんだと
冷たい手の甲で鼻を拭う

震える手も
凍りつきそうな体も
燃えるような怒りの心が溶かしてゆく
だから今は寒くは無い
地団太踏みたくなるような
でも足は動かない
孤独なキミの上に
冷たい粉はやさしく舞い落ちる

次は「wimp out (意気地なく) 」
0855名前はいらない
垢版 |
2016/12/26(月) 15:55:47.63ID:AFIptlZN
いくじなく

この一歩
ふみだすべきか
まよい惑ううちに
その機をうしなう
いつも

あなたへの思い
それはむしろ
わたしの心を
呪い縛る
なにものかのよう

傍らに生まれる焦り
名前もないような
どす黒い感情
余計なものばかり
かかえこむわたし

それらは
たとえようもないほど
おもい荷物
そしてまた
わたしの一歩を
邪魔して阻む

次「くもり空」
0856名前はいらない
垢版 |
2016/12/28(水) 03:57:45.93ID:sNLtVlrj
「くもり空」

押し付けられたヒフの感触
熱い思いが溶け合うとき
ふたりの気持ちは
くもり空いっぱいに広がる

キミは笑う
くるくるとはしゃぎながら
キミは叫ぶ
そこいらを何度も走り回って

なにがそんなに楽しいのか
ボクの周りを走りまわりながら
目に涙まで浮かべて

声高らかに笑って
足元をもつれさせながら
灰色の空の下で両手を広げて


次「snowホワイト」
0857名前はいらない
垢版 |
2016/12/28(水) 21:35:35.48ID:gaVaLVIb
見えない
君以外何も
君がいなければ僕もいないんだ
なのに君は近づけば近づくほど
白く霞んでしまう
雪の中に白く霞んでしまう
ガラスの向こう息で霞むほど
SNOWホワイトに映える僕

次「お粥はストレートで」
0858名前はいらない
垢版 |
2016/12/28(水) 21:44:03.91ID:gaVaLVIb
2秒待っても返事がない
5秒待っても返事がない
カウンターの向こうのお前ら
お前らは駆け出しバーテンダー
お前らの気を引きたくて
僕はそっと思いを放つ

お粥!お代わり!ストレートで!
0860名前はいらない
垢版 |
2016/12/30(金) 20:03:16.85ID:bOUlc/fS
「育毛なう」

フキノトウが大きな葉っぱになり
タンポポの集団が黄色いかたまりになった日

言ってしまった言葉「毛深いね〜」
そう ベージュ色のストッキングの下 短い毛たちの芽生え

悲しみの表情 (謝罪は困惑しか生まないだろう)
ぼくは自分の前髪を全部後方へと持ち上げた
「H・A・G・E!」
「hage・・・えっ、hageなの?」

北国の初夏の日差しが
ふたりを眩しく包んだ
0861名前はいらない
垢版 |
2016/12/30(金) 20:04:11.07ID:bOUlc/fS
次は「お正月」で
0862名前はいらない
垢版 |
2017/01/01(日) 07:19:00.97ID:rFWdNuk4
「お正月」

それは彼の毎日の仕事
新しい年がこようが無関係で
いつもの自販機の前に
彼はここでわずかな休息の時間にする
静かにタバコを吸うときもあるけど
今日は自販機の飲み物を買っていく
ガチャンガタンゴロン
響きわたる金属的な音が
開ける年の始まりに響いて行く
温かい飲料が体にしみわたると
バイクにまたがり配達の続きを始める
今日はスズメたちも震えている
僕はその立ち去る姿を見守りながら

次は「荷物」
0863名前はいらない
垢版 |
2017/01/03(火) 08:49:02.23ID:LA2pdfhs
荷物

昼下がりの工場地帯
海岸に集まってくる大型トラックたち
中身はからっぽ

運転席にカーテンを閉め
眠っている男たち
あるいはスマホで遊んでいる

荷物のない今が男たちの休息時間
汚れた海をくたびれた漁船が走る
煙突からは白い水蒸気が空へ出ていくよ

トラックを降りて一人の男がオシッコをした
蟹たちの水路に流れていく液体
ここにはノラネコさえもいない

荷物のない空間
フナムシが海鳥にくわえられ去っていった


次は「ビニール袋」で
0864名前はいらない
垢版 |
2017/01/17(火) 20:50:39.24ID:bT375LqV
吹き抜ける北風
枯れた外来植物の灰白色の根元に
白いビニール袋がからみついた

それはレジ袋
背の高い 反っ歯の大学生が
母のような中年女たちとスーパーのレジを打つ
俺はいつも そのレジを避ける

彼は処理速度が遅いから時間を損するからだ

自転車に踏みつけられる小さな袋
コンビニのレジ袋
あるコンビニでは髪の薄いおばあさんがレジを打っている
俺はいつも そのレジを避ける

彼女は袋の二つの持ち手をネジネジと何重にもこね回すからだ

どうでもいい小さな損得勘定小さな身勝手
どうでもいい美的感覚わがまま
そんなことで今日も一日が終わり
明日に続くのだ
0865名前はいらない
垢版 |
2017/01/17(火) 20:55:14.58ID:bT375LqV
次は「信頼」
0866名前はいらない
垢版 |
2017/01/24(火) 21:49:41.75ID:bM8UXMLg
雪の月曜日  
19時を回っても来ない
踏みつぶされる溶けた半透明の結晶たち
冷たい液体に戻っていく

無限に
信号が赤になり 青になる繰り返し
歩行者用信号が出す無意味な電子音
発車するバスのディーゼル・エンジンの轟音

靴の中で足先が冷たくなっていく
夕方から夜に変わってしまった
配られる居酒屋の割引券 飲み放題

前髪を濡らして 
何度目かの青信号で駆けてきた
仕事のスーツの下 薄いセーターの胸を揺らして
ズボンの膝も雪に降られて 脚に貼りつかせながら

誰にも見せたくない 19時50分の姿
大切な気持ちになれた
夜 一瞬
小さな信頼


次は「コーヒー」で
0867名前はいらない
垢版 |
2017/01/26(木) 05:26:00.25ID:J2gAJHmY
「コーヒー」

きっかけがなんであれ
ぼくのスケッチブック
紙片の中にはきみがいて
放課後の美術室にはいつも
笑い合うぼくらの姿

駆け抜ける季節の中で
ふたりは絵とともによりそってきた
今は寒い冬のさなか
休みの日には絵を見て回り
北風のの音聞きながら
手と手に息をかけ合い歩いている

街中のCafeでひとやすみ
互いに飲んだ漆黒の珈琲は
大人の階段あがってゆくしるし
苦ければそれだけひとつなにかに近づいて
窓の外が少し汚れて見えた


次は「andante‐少し早く‐」
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2017/02/01(水) 19:14:22.61ID:KNLPFoNx
「andante‐少し早く‐」

時間がない
手早くやろう

・6B・悪意の輪・自分A´

・マッチ棒と仕事の銀貨
・キャッチボール(または、『エウロパ』)
・無垢

・ふつかめの髭
・爽健美茶
・読者
・続・ジジィ

コレらがきたら書く用意はあった。
次は、

――――


『偏愛狂時代』で、ヨロシク。
0869名前はいらない
垢版 |
2017/02/05(日) 08:36:34.44ID:4ZTlXPWg
『偏愛狂時代』

もうお別れだね
つぶやくきみの顔が浮かぶ

闘う前から逃げるきみはいくじなしだね
血を吐く叫びが聞こえるかい?
怒りに燃える僕の顔が見えるかい?

林を駆け抜けきみのために血を出した
誰にも取られたくない故に
今ぼくは走っている
誰にも渡したくはないから
僕らを引き離すものは退治しよう
だから行かないで
だから待っていてよ
僕のためにカギを開けて
きみの全部が好きだから
僕をひとりにしないで
きみを誰にも渡しはしないよ
今苦しい程きみのことが心に浮かぶんだ
だから消えることは許さない
明日世界ときみが終わるのならば
きみを救うために僕は今夜駆けつける

待ってて今夜きみのそばにいく


次は「DON'T CRY」
0870名前はいらない
垢版 |
2017/02/05(日) 13:56:45.56ID:+rVyHRfR
寒々とした京都の街並みを
高校生たちが走る
テレビで見る私にも 肌の冷たさが伝わる

腕が振れていない 初出場チームの第1区間
彼女の高校が 
みるみる最下位になった
バトンを渡すと道路に倒れこむ

ドント・クライ・ナイスファイター
強豪校の選手より すこしだけ太め
君の陸上部の歴史も 
ランナー生活も
きっといま始まったばかり


次は「怒らないで」
0872名前はいらない
垢版 |
2017/02/12(日) 07:19:52.15ID:cUJ+wnPu
「怒らないで」

どうか怒らないで
約束は必ず守るから
どうか悲しまないで
必ず戻るから

きみのその心
裏切りたくはないから
きみのその心
壊れさせたくはないから

baby
頬にはりついた冷たさを
baby
僕はきっとほぐしてあげる
baby
きみがすきだから

足早に立ち去る僕を
きみはいつまでも見つめている
子犬のようにジッとして
それでもちいさな怒りに燃えながら
哀しみにその体ゆらめかせ


次は「ちいさなひと」
0873名前はいらない
垢版 |
2017/02/17(金) 05:31:02.19ID:XH3cB16k
「ちいさなひと」

きみの頬は炎のように
熱く紅くほんのりと燃えている
北風に撫でられたその唇も
幼いちいさな手のひらも手の甲も
ささくれだちシワに覆われた自分の手と違い
つやつやと輝いている

きみのその黒々としたひとみは
なにを熱心に見つめているんだろう
私にはわからぬなにかが
その先にあるのかもしれないね

ふたりぼっちで並んでいると
こんなにもいつも
暖かくそして悲しいのは
どうしてなんだろうねと
林の中をゆきながら考えていた


次は「風の中」
0874名前はいらない
垢版 |
2017/02/17(金) 16:15:27.32ID:chyoTwZT
風の中

そのアナウンサーは熱唱した。
彼はまるで首でもしめられているかのように
「なごり雪」を歌った。
普段の美声は風の中、
いつもバイクを載り廻しているのに
自転車に乗れない人だって居るのだ。
彼はそうだった。

だが、彼の歌は機械をして90点をつけしめた。

ご満悦な彼の声がCMに切り替わった所で
ラジオを切り、
歩くのに専心しはじめた。

口笛は風の中、
音楽も春もない。
負けた。
「なごり雪」を朗読する。
雨が落ちてきた。

風の中、次の風の中まで
私は歩く。

ーーー


次は、『フェブラリー・マーチ』で
お願いします。m(_ _)m
0875名前はいらない
垢版 |
2017/02/23(木) 06:17:41.02ID:ifbl2jWf
※ さすがに無茶ぶりが過ぎたかw
※ ケツふきます。『フェブラリー・マーチ』

さあ!やってまいりました
はじまりました」で始めろと謂うのが
ある事務所からの通達であります。
はじまりました、2017年平成は29年、
ブービー年でありますこの鷄かざるのは誰かこのフェブラリー・マーチ、
そして悔くも2着に甘んずるのは誰でしょうか……彼にはフェブラリー・マーチの冠がただされます、。。。

おおっと、ここでとりいだしたるは
たまごっちか!?
ある特定の年齢層にのみ郷愁を催すアイテムを此処で繰り出したあ、、

(more...\120-)

―――



『梅』で、次はお願いします。
0876名前はいらない
垢版 |
2017/02/26(日) 05:56:38.99ID:U5x4cglJ
『梅』

寒さにぶるると身ぶるいし
庭で大きなくさめが出たら
どこかからウグイスの声がした気がした
屋根なのか近くのデンセンなのか
どこにもいなかったけれど

サンダル脱ごうとして
そのほのかな香にやっと気がつく
あんなに近くにあったのに
どうして今まで気がつかなかったんだろ

だって鳥のように
木はそこにあるけれど
枝は語らずその花も語らずに
ただそこで静かにほころぶだけだから
忘れるとこだったそのちいさな存在に


次は『カレンダー』
0877resumi
垢版 |
2017/02/27(月) 15:24:22.19ID:tnw/KKEr
https://goo.gl/XSqCZA
これは普通にショックだね、、
本当なの。。??
0878名前はいらない
垢版 |
2017/04/03(月) 03:55:32.01ID:GswSMDqL
『カレンダー』

今月のひな祭りの絵にひかれて
翌月の桜の絵にも期待し
そんなささいな楽しみに
心が躍るそんな
優しいカレンダーがわたしは気に入っている


次、『ひとひらの』
0879名前はいらない
垢版 |
2017/04/03(月) 19:34:39.88ID:VUQGNUwA
『ひとひらの』

ひとひら ひらひら 平手打ち

されるかと思いきや
君は僕の頬をなでた

ひとひら ひらひら さようなら

さようならの代わりに
桜の花びらがたくさん舞った

ひとひら ひらひら 平手打ち

されるかと思いきや
君の頬を涙が伝った

ひとひら ひらひら さようなら

さようならの代わりに
桜の花びらが雪のように舞った


次は『夕暮れの向こう側』
0880名前はいらない
垢版 |
2017/04/05(水) 03:20:18.78ID:CSucs6Ue
『夕暮れの向こう側』

知りたくないモノはいつも
その先から見つめている

彼のほうが先に
大人になるのが憎かった
すましてなんでも知ったような顔が
とてもしゃくにさわってた

触れられた指先にとまどい
払いのけてしまった僕に
きみはいつものようにただ
大きなひとみで見つめていた

知りたいことはあるのに
知ってしまうのは怖くて
とまどう僕をきみはただ
秘密基地の中で抱きしめた
冷たく暗い洞窟の中
ふたりはとても温かだった

外はもう日暮れていて
ここからしたら別世界のよう
いつか帰らなくちゃいけないのなら
まだもう少しだけ黄昏の中
ふたりでこうしていたい
夕日の向こうには何があるんだろうか


次は『遠く遠く』
0881名前はいらない
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2017/04/07(金) 20:27:54.70ID:OuKALS7P
「遠く遠く」

とどかないかもしれぬ

とどくかもしれぬ

電気 電波 電圧 電流

とどけ

この 想い あなたまで


お次は「3分の1」
0882名前はいらない
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2017/04/08(土) 04:40:21.75ID:VtzlV/ZX
「3分の1」

ふたりぼっちの分け前は
いつもこうして半分こしてしまばいい
でもひとりぶんの悩みや痛みを
ふたりで分け合うには重すぎて
ぼくらにはつらすぎる

いっそもっとちいさくしてしまば
その分ラクになるね
そらこんな心の重荷も
こまかくしてしまえばずっと軽くなるよ

ふたりでほおばる菓子の甘さと違い
次々にトシとるたびに増えてゆく
ぼくらの痛みなんて
こうしてちいさくしてしまえば
たった3分の1のものだと思えば
哀しみの量も苦さも減るだろう

心にナイフを用意して
いつでも切り分けてしまおう
こんなものは明日へ持ち越したくなんかないから
軽く軽くなるように



お次は「涙の領分」
0883名前はいらない
垢版 |
2017/04/20(木) 07:34:09.19ID:AYR6CgFh
「涙の領分」

うかつだな
手にした糸が誰のものかとも気づかずに
その色が合わないコトにも気づかず
これは誰のモノかなのだとも考えず
僕はこうして他人の服を前に佇む
ほつれたセーターは汚れていて
悲しい臭いがした
僕の服にはまだ存在もしない
すこし哀しい臭いだった


一番柔らかな場所はどこ?
自分の心のヒダと他人のヒダはこんなにも違う
知らずにいたことが今さらのように
それは寂しくてこころが震えた

こぼれたボタンには
彼の涙の色が
ほつれた糸には
彼の苦しみと疲れが
僕の手のひらへ伝わってきた



次は「緑のゲート」
0884名前はいらない
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2017/05/18(木) 03:21:57.69ID:CKr24uY5
「緑のゲート」

お日さまのまぶしい季節に
バケツにはみずがいっぱい
ぼくらの庭は広々としていて
空気はさわやだ
お日さまの光がさしてきて
ふたりは笑っている

うすグリーンにおおわれた芝生が
はだしの足をくすぐって
チョウチョウがそばを通りすぎ
花壇には土がしめっている

窓は開いてカーテンがなびいている
白いゲートを押すと
そこには広がる庭園の匂いがある

おいでよここへ
誰でもいいから
さわやかな5月の空気にまみれよう
オープしたばかりの寂しい庭は
まだぼくらしかいないから


次 「つぶやく水」
0885名前はいらない
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2017/05/24(水) 15:50:59.64ID:xyvjW/YA
つぶやく水

ぽたり
ぽたり

締め忘れた蛇口のつぶやき
それはただ
漏れた水が蛇口から落ちている
それはただそれだけのことなのに

なぜこんなにも
不穏な響きをもって
延々とぼくの静寂なる生活をかき乱すのか

蛇口を締めれば
締めさえすれば
奴のつぶやきも止まる

それなのに
ぼくはまるで
何かにおびえたかのように
部屋の隅で身動きひとつできずにいる


次「くもり空」
0886名前はいらない
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2017/05/27(土) 06:02:45.04ID:WPD/8RdB
「くもり空」

今日もまた厚く覆われた空の下

湿り気が感情に反射する
不機嫌な声
ヒフの震えが
今日はしつこく続いている

彼に従うボク
彼の顔色を見るボク
彼に殴られまいとするボク
彼に嘲笑われるボク

いつか思い切り太陽の下を駆け抜けて
彼の元から逃げ切りたい
いつかこの湿り気が失せるとき
きっといつか
クモの巣を弾きながら考えた


次は「Watering Can(如雨露(じょうろ)」
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2017/07/05(水) 17:26:03.83ID:1eUCaUe6
如雨露

植物さん植物さん
あなたたちに水を与えましょう
かといって
バケツなんかでひっくりかえせば
繊細なあなたたちは耐えられないでしょうね
そこでこの如雨露の出番

じょうろじょろじょろ
まるで雨露の如きもののように
あなたたちに水を与えましょう
わたくしのこの慈愛
ご理解いただけるかしら

それと同じように
天の上から降ってくる水も
一滴の巨大な水滴が落下してきたら
いろんな不都合があるのです

ということはつまり
天の上にいるなにものかにも
巨大な水滴を雨露に変える
慈愛のようなものが備わっているのかも

などと甘いことを考えたけれど
本日は大雨で大変な地方もあるようで

基本的に自然って
わたしたち弱きものの都合など
おかまいなしのような気もいたしますね

次 「散らかった部屋」
0888名前はいらない
垢版 |
2017/07/12(水) 15:54:46.79ID:WzbvQZa8
散らかった部屋

掃除が嫌いなのか?
お前の部屋はいつも散らかっている
綺麗な状態を見たことがない
部屋のものを全部捨てたい
カラの部屋はさぞかしスッキリすることだろう


汚部屋の主はそんな小汚い部屋が好きなのか
掃除する気配すらない
その洋服の山
なんとかしろ
言いたい
でも言っても絶対直さない
だから今日も放置する

次のお題 「お化け」
0889名前はいらない
垢版 |
2017/08/02(水) 03:11:23.94ID:YgF0mtl/
「お化け」

おや書いたはずのモノが消えちまっている
何故なんだろうか
まるで魔法のようにそれか手品みたいに
いつも後で確認すると
こうしてたびたび書いた詩は
ケムリのごとく跡形もなくかき消えちまっている

まるでここに棲んでいる何者かが
ワザと嫌がらせでもしているみたいに

ようお化けさんよ物の怪さんよ
どういうつもりか知らんが
いい加減タチの悪いイタズラなんかはよしておくれ
さもなければお宅をその影を
対抗する方法でお払いしなければならなくなるんだから

そんなものなにもないけどさ
イヤ別に脅し文句というわけじゃないけど
アンタの見事な魔術に何とか抵抗したくてさ

イタズラはなしにしておくれ
これじゃ毎回せっかくの労も水のアワさ
まるでお尻から出て消えちまうアブクのようで
そんなの悲しいじゃないか?


次 「線香花火」
0890名前はいらない
垢版 |
2017/08/02(水) 10:54:39.25ID:w10dymDU
切り取った肉は美味しかったですか

血がかよう身体から

切り取り、むしり取った肉は

欲深い胃袋を満たしましたか

悲鳴など気にもとめずに

はぎ取った生皮は

あなたたちを温めましたか

肌触りは心地よかったですか

くりぬいた目をとおして

ながめた光景は

美しかったですか

切り取った耳から

流れた曲は

あなたのこころに響きましたか

その音は

誰かの泣き声でしたか

それとも

札束がおちる音でしたか
0891名前はいらない
垢版 |
2017/08/02(水) 10:56:44.81ID:w10dymDU
おちた線香花火のそばで

次の花火を探すんですか

「停止」
0892名前はいらない
垢版 |
2017/08/09(水) 05:38:45.66ID:eVdAswkX
「停止」

裏切られた瞬間に
わたしの感情は停止した
吹き荒れていた風や嵐もピタリと止まるように
まるで音のしない無の世界になったかのように
静かな灰色の絵の中に閉じ込めれたかのように
言葉もなくこころもなく
冷たい墓石の中に閉じ込められたかのようにまるで…


次は「墓地の中で」
0893名前はいらない
垢版 |
2017/08/09(水) 14:15:03.07ID:jw9vw/Qu
「墓地の中で」

坂を登った小さい丘の頂きに
夏の日差しに照らされて
乾き切ったいろんな石が並んでいる

磨き抜かれた清潔な石は
どんな湿りも許しはしないし
許しを求めない強さがあって
面倒臭さがみじんもないように
面倒臭さを映す鏡のように
夏の日差しに照らされていた

次 「猛暑日」
0894名前はいらない
垢版 |
2017/08/09(水) 22:44:50.08ID:lhbagy3k
「猛暑日」

草を踏んで水を零す
もうしょうがないから解体しよう
覇気がなく垂れ下がっている額を起こす
蝉が鳴く
隙間から隙間に抜ける
水をだらだら零してゆき
真夏の山に向かおう
蝉が鳴いて影が零れる
風が吹き込んで服が膨らむ
山蝉たち
水も一瞬にして膨らむのに
泡の群れのような影ばかりが
背中に掛かると冠状に開いて消えてゆき
ゆきの降る道ばかり増えてゆき、ゆき
が降り混じるみぞれに雷が混じりゆき
もうしょうがなくて舌を伸ばす
蝉が翼をゆきに溶かして
炎天の明かりに向けて飛んでいく
風が塊で樹を揺らし
街に降る、街に、降る


次は「単位」
0895名前はいらない
垢版 |
2017/09/02(土) 19:37:11.59ID:ONYHZG5O
もじゅーる、もじゅーる、「単位」

、それ、キミ、単位とちがうんやないか。

どう違うねや?

カチッ☆ テテテテテテどぅーーーーー…

……。

ええか、ようみときや、



 (次回、『単位』。――おたのしみに……!!)
0896名前はいらない
垢版 |
2017/09/04(月) 03:06:39.22ID:GYeUqnqI
『単位』

キミの水準に達しないからと
どうか捨てないでほしい
嫌われないためにいつもがガンバってきたのに
努力しない向上心のないダメな奴だからと
打ち捨てられた今日、驚いた
しかしもう僕の神経はボロボロで
使い古したゾーキンみたいになっている
悪魔のようなキミと仲間たちに
いよいよ合わせることができなくなれば
もうここでお別れなんだな…
僕の基準はこれから見つけるよ


次、「無花果」
0897 ◆zABAZSBt06
垢版 |
2017/12/08(金) 23:30:10.67ID:eb6CSoJx
『無花果』

広げた掌の下に膨らむ宇宙に
無数の魂が内に籠り夢を紡ぐ
やがて肥え熟す個々の花は孕み
その差し出した腹を死神の鎌が裂く
声は聞こえない
蓄財と不老とに狂う群衆が
無音の中から薫る甘露に手を伸ばす
柔らかい膜は震えるように張り詰め
気にされることもなく毟られ
千年王国は遠く
一万数千年に渡り鎖に繋がれたまま
億の宇宙が
兆の夢が
獣たちの白い歯を赤く染め
枝から滴り落ちる白濁が
人間の皮膚を犯すのは
ただ、生れ落ちることを知らぬ者たちの
吐き出すことの出来なかった精液の迸りが
臓腑で溶けた魂と受精するからに他ならない

花の無い果実は
目覚めることのない赤子のように
地に落ちることも忘れて
胎動する無数の夢に
日が映えることを
掌の下で
ただ、じっと待つ

次、『声』
0898名前はいらない
垢版 |
2017/12/19(火) 07:11:10.61ID:B9okJr0S
『声』

どこかから僕を呼んでいる音がする
それはしんだ兵士の声であり
またはいなくなった子犬の声であり
行方不明の少女の声でもある
どれも寂しくか細い響き
皆木枯らしの中でこだまし
カサカサ枯草とともに飛び交い
冷たく風の中から聞こえてくる…

答えることはできないけど
いつか彼らの信じている誰かのもとに
届いていればいいねと願う

木枯らしの中クルクルと
孤独に舞う枯葉に沿うように
きっとまたどこかの誰かに聞こえるように

兵士も子犬も少女も帰れずに彷徨いながら



次は 『手の中で』
0899詩帝・二階堂 ◆3H/4wGejElAB
垢版 |
2017/12/20(水) 04:44:05.40ID:vMiEHFJ9
「童貞または自我分裂症的な躁鬱」


俺の垂れ流した赤目のドクロは
ドロドロと地の汁を吸い上げ
やがて一人の裸の女となる。

それを聞いた
女の恥部に宿る蒸れた熱を

それを捧げた
肉にいだかれた盲目なる刻印を

豪雨の如く浴びた情熱は
地獄の薔薇のように暴れたかと思うと
白鳩の羽となり一斉に飛び散った
0900名前はいらない
垢版 |
2017/12/24(日) 04:57:16.24ID:gO/3rZBv
 『手の中で』

ぼくの手の中でツリーが躍る
小さなろうそくにその炎をともして
明日の夢を見ながら
包まるようにささやきながら
xmasの唄を歌いながら
ぼくの手の中は温まってゆく…
嘘も真もかき消すようにこの寒さの中で
ただ静かにじっと


次は 『木枯らしの中で』
0901名前はいらない
垢版 |
2018/02/12(月) 16:20:11.22ID:zYRw8/V7
すごくおもしろい副業情報ドットコム
暇な人は見てみるといいかもしれません
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』

CJLYA
0902名前はいらない
垢版 |
2018/03/06(火) 02:53:18.63ID:TsgESDM5
木枯らしの中で

乾ききってしまいそう
木枯らしが
肌を切る代わりに
手放したくないものばかり
吹き飛ばしてしまう

一つめの角で
あの横顔が
初めて出会ったときの
美しい面差しが

足取りが小さく渦を巻き始める
道順が不確かになる
本当にこちらだったろうか

三つめの角で
あの声が
耳から足先まで共振して
いつも震えさせられた波が

取り戻せないのは
わかっているのだ
季節に逆うことはできない

五つめの角で
あの体温が
ずっとずっとくるまれていたかった
柔らかな花びらのようなぬくもりが

次に出会っても
もうきっと気づかないだろう
だけど今
木枯らしに踊らされ
あのいとおしい痕跡を剥がされ
痛みだけが残る
体は冷え切って
軽くなるばかりだ


次は「黄色い花」
0903名前はいらない
垢版 |
2018/03/11(日) 01:01:26.31ID:TsjVLipJ
鼻をダイソーのサインペンで塗ったよ
もちろん黄色いやつ
それで黄色い鼻
あっ鼻水も黄色いや
0905名前はいらない
垢版 |
2018/03/13(火) 00:09:07.66ID:hke5v4GS
黄色い鼻水が
昨日の夜からとまらない

これって鼻水じゃなくて
たぶん脳みそが融けて垂れてんだ
0906名前はいらない
垢版 |
2018/03/13(火) 00:10:48.42ID:hke5v4GS
すまん、お題忘れた
次、「鉛の脳みそ」
0907名前はいらない
垢版 |
2018/03/29(木) 21:56:04.47ID:HGaHT350
「鉛の脳みそ」

鉛のように重い脳が
目の前の景色を霞ませた
切り刻まれたような痛みが
どこからともなく過ぎ去ってく
鎖に繋がれたような足取り
わずかな段差も乗り越えられず
そのまま自然に倒れこむ体
暗い井戸に落ちたような気持ちだ

深くて見えない井戸の底まで
ぐるぐる回って夢心地だ
気持ち悪く浮くような感覚が
重い頭を誤魔化したような気がした

次は「シジミエキス」
0908名前はいらない
垢版 |
2018/03/31(土) 04:37:48.48ID:yzt7Ug4D
「シジミエキス」

このひと口がきっと
この思い鉛のような頭を覚ましてくれるはず
どんよりと腐りそうな重い
沈み込みそうな空の下にいる感じの
今僕は鎮圧されててしにそうだから
早くできるだけ早く
こんな頭をすっきりとさせて
また歩き出したいから…


次は「calendar」
0909名前はいらない
垢版 |
2018/04/03(火) 01:28:07.23ID:y0Z0mEr7
カレンダースマホの中に入りけり

次は「スマホ」
0910名前はいらない
垢版 |
2018/04/03(火) 23:48:04.16ID:pJnixFj3
[ スマホ ]

掌の中に広がる世界

それは便利なのか面倒なのか・・・

もう誰にもわからないよ


掌の中に広がる世界

それは軽いのか重いのか・・・

もう誰にもわからないよ


目を凝らして画面を見続けるなんてよそう
だってソレ・・・不眠症になるだけさ


次は「恋の金縛り」
0911名前はいらない
垢版 |
2018/04/05(木) 14:11:21.25ID:o7mqg+9A
「恋の金縛り」

うかつだな
手にした糸が誰のものかとも気づかずに
その色が自分のではないコトにも気づかず
これは誰のモノかなのだとも考えず
僕はこうしてのキミ服を前に佇む
ほつれたセーターは汚れていて
悲しい匂いがした
僕の服にはまだ存在もしない
すこしフシギな匂いだった

こぼれたボタンには
キミの涙の色が
ほつれた糸には
キミの悲しみと疲れが
僕の手のひらへ伝わってきた

手繰り寄せればぐるぐると
細い糸が絡んでくる
全て巻き取れるまで
キミはそこに
キミの心はそこにいるのかもしれない


次、『エセ・ヴィーガン 』
0912名前はいらない
垢版 |
2018/04/06(金) 02:50:14.37ID:6lHysn4I
「エセ・ヴィーガン」

気付け
あいつはエセだ
お前の血を搾り取って
その血で育てた植物を食ってる
糾弾するばかりが能の
エセ・ヴィーガン

次は「一週間」
0913名前はいらない
垢版 |
2018/04/07(土) 16:47:26.20ID:KD5Txf8S
「一週間」

わたしは生きている
先週の今日ゴミをすてて
今週またそのごみを集めている
先週たしかネコのエサを飼い
今週またこうしてカラの箱を前にする
先週誰かとの約束を覚えていたのに
今週また誰かと約束を交わしていて
仕事の繰り返しにため息をついて
生活の繰り返しにくたびれを感じ…

また一週間が終わるころ
また一週間が始まって
気が付けば振り返った曜日が塗りつぶされていて
明日も同じだと思いながら
明日は違うかもとつぶやいた
それでもわたしはきっと再生して
それでも私は生きている


次は「白い目」
0914名前はいらない
垢版 |
2018/04/07(土) 17:27:35.88ID:iI9Nhr7N

たしかとかこうしてとか
していてとかかもとかそれでもとか
極めて説明くさい
詩の言葉を探しに行こうよ
白い目で見られても

マジ(本当)な

次のお題「本当」
0915名前はいらない
垢版 |
2018/04/07(土) 20:50:17.19ID:Oa+mP8Vq
「 本当 」

ありがとう君の笑顔

ありがとう君の涙

どれが本当でどれが嘘なのか

もう私にはわからないけど

太陽は東から上り

月や星は夜に輝く

そうさ・・・

それだけが本当だった


ありがとう君の笑顔

ありがとう君の涙

どれが本当でどれが嘘でも

別にそんなの構いやしないさ

春には桜が咲いて

秋には紅葉が山を彩る

そうだ・・・

それだけが本当だった


次は「カテゴリー」
0916名前はいらない
垢版 |
2018/04/07(土) 23:42:54.79ID:Oa+mP8Vq
気が変わったので
>>915を部分的に入れ替えたりして訂正



「 本当 」

ありがとう君の笑顔

ありがとう君の涙

どれが本当でどれが嘘なのか

もう私にはわからないけど

春には桜が咲いて

秋には紅葉(こうよう)が山を彩るだろう

そうさ・・・

それだけが本当だった


さようなら君の笑顔

さようなら君の涙

どれが本当でどれが嘘でも

もうそんなのは構いやしないさ

太陽は東から上り

月や星は夜に輝くだろう

そうだ・・・

それだけが本当だった


次は「カテゴリー」
0917名前はいらない
垢版 |
2018/04/08(日) 05:01:22.87ID:0JaWATam
「カテゴリー」

キミのカテゴリには属しないからと
頭から叩きつけないでもらいたい
コレは僕の作品だし僕の言葉なんだから
創作力の無いダメな奴だと
ただちに評価して決めつけないでもらいたい
詩の言葉を探せだと?
ヒトのお題をこちらに反して面白いのかよ
余計なお世話だ言葉を凶器にしか持てない愚か者
お前になど言われたくはないわ
僕のカタゴリに野次りでケチをつけるのなら
自身のオリジナルで返してみろ


次、「アンダースロー」
0918名前はいらない
垢版 |
2018/04/14(土) 02:22:31.20ID:aa2+VuSD
「アンダースロー」

上から目線
どころか
下から目線
優しい面構えで
えぐるように刺してくる
あいつ

騙された
とは言わないけど
うっかり好きになったりして
ちくちくいじめられるのを
思わず楽しみに待ったりして

刺さった棘は
血管をめぐり
やがて心臓に穴をうがつ
致死性の笑顔

 次は「注射」
0919名前はいらない
垢版 |
2018/04/17(火) 04:36:57.97ID:biBGIbkN
マリファナとコカイン混ぜてスピードボール
あんたたち麻薬はやめなさいよ
注射器は没収

次回のお題は「スピードボール」よ
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垢版 |
2018/04/22(日) 12:54:32.22ID:Yf54E0xg
「スピードボール」〜 俳句風 〜

投げつけて 

     欲しいポケモン

            ゲットだぜ!

次は「カレードスコープ」
0921名前はいらない
垢版 |
2018/05/23(水) 13:28:09.40ID:An55Ey/s
カレードスコープ
*****
*****
ガラパゴス諸島
携帯電話
スキン
スキン
専用ブラウザ!
色。
ノー、エロ!
カレー色!!
ノー!!!!どすっ

…コープーコープー
*****
***
お次は『卒業の卒の字左に置いといて、いえども』という題で
お願いします。
0922名前はいらない
垢版 |
2018/07/07(土) 05:25:11.92ID:ARzPnLvW
「卒業の卒の字左に置いといて、いえども」

言葉を弄んでいるつもりで
弄ばれているんだろ
こちとらすり抜けてくぐり抜けて
来たんだ ここまで
遠き春よ だとさ
懐かしみたくもない
卒としといてくれよ
残るは業ばかりなんだから
知らない道へ歩き出す前に
せいぜいあいつのベッドに潜り込んで
朝まで毒抜きに勤しむさ

 次は「シンメトリー」
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垢版 |
2018/08/04(土) 19:10:29.39ID:24mQ5qpx
シンメトリー

ビートたけしの右半分と
松本人志の左半分を面にたたえつつ
立川談志のバンダナして
田原総一朗の突起を持つアンタ、
そう、アンタだよ。

おれと組まないか?
そうすりゃ、かんぺきな、あ、あっ(涎)、



お次は、「黒船マリーン」で、どうか
おひとつ……
0924名前はいらない
垢版 |
2018/10/17(水) 21:39:52.54ID:oSd+ZfLP
友達から教えてもらった嘘みたいに金の生る木を作れる方法
参考までに書いておきます
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

64O
0925名前はいらない
垢版 |
2018/12/05(水) 01:30:32.36ID:6H4F/n9s
『黒船マリーン』

危機回避の常套手段
手腕で手練を手管で下す
女は港と言えど船首も女
潮を抉じ開け突き付け三行半

カイコクシテクダサイヨ
カイコクシテクダサイヨ
カイコクシテクダサイヨ

スリーストロークで果てたふり
スリーストライクでアウトなふたり
ヤンキーゴーホームやじ飛ぶ中で
豪放磊落気にもせず
黒ひげよろしく消えたとさ


次は『ヤコブ』
0926名前はいらない
垢版 |
2020/05/10(日) 20:31:39.57ID:ApamK1L4
ヤコブ

聖に導かれし奴隷達
口は災い舌は罪
富ある者は軈て朽ち去り
貧困に喘ぎ彷徨い行く者 神の救いを齎さん
エルサレムへと魂還らんとす
ヤコブの子孫よ眠れ
神の恩恵を胸に抱き 終焉迄深く眠れ


次は「窓」
0927名前はいらない
垢版 |
2020/05/21(木) 12:05:43.93ID:AxDxLpO/
「窓」

四角く切り取った外の世界だけど
美しく見えるものもあるんだよ

夜になると星みたいに窓に灯る明かり
ひとつひとつに誰かがいて
ひとりぼっちじゃないって教えてくれる

窓の明かりの向こうには
一人で暮らしているおばあちゃん
毎日電車に乗らないといけないおとうさん
いつまでも学校に行けないおんなのこ
赤ちゃんと閉じこもりきりのおかあさん
怖くて震えているおねえさん

窓の明かりを見て
少しだけ誰かの存在を感じてみて

みんなの気持ちが癒やされますように


次は「好きなもの」
0928名前はいらない
垢版 |
2020/05/25(月) 11:22:01.48ID:Ok2zwlii
「好きなもの」

私の好きなもの
それは空 赤い太陽
真っ黒なキャビアやトリュフ
一口ほおばり天国へ

私の好きなもの
それは余裕 余暇
ヒマを埋める芸術活動
気分は中世の画家

次は「猫」
0929名前はいらない
垢版 |
2020/12/15(火) 00:52:55.10ID:vXkkyr+K
「猫」

おねこ
ざぶとんのうえで
すわうとる
ふいふいしっぽ
しっぽふるて
ばいばいて
いうとる
ほんじゃ



次「バーベキュー」
0930名前はいらない
垢版 |
2021/01/16(土) 11:08:54.81ID:6tm6Tw92
「バーベキュー」

どんどん食べやと焼いてくれたお肉
すみっこのほうで焦げ付いたのは母ちゃんが食べる

おとうさんは食べんのと聞いたら
おまえらは大きくならなあかん
どんどん食べて大きくなるんやでと
忙しくて家にほとんどいなかったおとうさん
料理もほとんどしなかったおとうさん
だけどおうちでバーベキューの時だけは
はりきってお肉を焼いてくれた

かあちゃん焦げたの好きなんと聞くと
おかあさんはこれでいいのと笑って返してくれた



次は「晴れた日」
レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。

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