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「110番」3割は緊急性なし 16年岡山県警受理 17.2万件

 「110番の日」の10日、岡山県警は2016年中の110番受理状況をまとめた。総数は17万2772件。前年より8・7%減っているものの、1日平均472件に上った。
「タイヤチェーンの付け方を教えて」「家が水漏れしている」など警察が対応する必要のない事案が約3割に上り、適正な通報を求めている。
 県警通信指令課によると、受理した110番のうち、警察官が現場に出動したのは10万3344件(59・8%)。事故など交通関係が5万5242件で最も多く、騒音や異臭などの苦情相談2万3587件、口論6506件、ひったくりなど刑法犯関係3681件と続いた。
 緊急性のない通報は5万1288件(29・7%)。高速道路の料金や免許更新などの各種照会2万1804件、いたずら電話1万3221件、間違い電話9803件などだった。
「寂しいので話を聞いて」「カラスが他の鳥をいじめている」といった電話もあったという。
 県警通信指令課の越智博司次長は「緊急性のない警察への相談や要望は専用電話(♯9110)にかけてほしい」と呼び掛けている。
(2017年01月10日 21時45分 更新)