SNSには「学校・先生・教育委員会・市へ責任転嫁を行っている」「いじめ、学校事故、不登校などいろいろな言葉を操って問題を大きくしている」と保護者を批判する内容が書かれていた。家族の元市教育委員から、書き込んだ情報について直接聞いたと解釈できる表現もあった。

 保護者が髪を切るよう先生に依頼したという記述もあり、女子生徒の母親は「娘の髪を切るよう学校側に依頼した事実はない。学校側の主張を鵜呑(うの)みにし、教育委員の守秘義務に違反している」と訴える。

 書き込んだ元市教育委員の家族は朝日新聞の取材に、SNSに投稿したのは1年以上前で、その日のうちに削除したと説明。「(元市教育委員の)家族からなんとなくは聞いたが、近所のうわさや自分の臆測も含まれている。誤りがある可能性もあり、不適切だった」と話した。(平畑玄洋)
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朝日新聞社


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最終更新:11/14(木) 8:09
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