「北海道と日本の将来」なる経済画像の批判
http://byoubyou.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_fdd8.html

 明治に始まった北海道開拓の歴史が終えんしようとしている。
この10年間に起こったさまざまの事件(北海道拓殖銀行の破たん、北海道開発局の事実上の消滅、北海道庁の超緊縮財政、夕張市の財政破たんなど)は、
その原因を個々にたどるより、日本の人口増が止まる中で北海道の経済価値が縮小していった過程として見た方が理解しやすい。
 北海道経済は小泉内閣による公共事業削減の影響をもろに受けたといわれるが、内閣が変わっても公共事業を増やせるわけがない。
財政が許さないだけでなく、北海道で山林を切り開き、交通を整備して農業や鉱工業を興す意味がないからである。
明治以来の北海道開拓は、今になって見ると、多くが無駄だった。
だが、人口560万人、国土の22%を占める北海道をどうするのか。