■18年度も102億円の赤字見込む
財務省によると、開業前の国土交通省の想定では、北海道新幹線の16年度の営業損益は
47億円の赤字とみられていた。しかし、実績の赤字額は54億円で、想定を上回った。
さらに、17年度、18年度の赤字額は16年度実績に比べ、それぞれ49億円、48億円も増加する見込みだ。
JR北海道の18年度事業計画によると、経常損益は189億円の赤字の見込み。
財務省は「北海道新幹線の赤字が拡大せず、単独維持困難な10路線13区間の営業赤字計158億円がなければ、
経常損益の黒字化が見通せた」と指摘。見通しと実績が大幅に乖離(かいり)したことを批判し、
こうしたことが繰り返されることがないよう、客観的な見通しを策定する必要性を強調した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180426-00010000-doshin-hok