ヒント
2019年10月14日6時0分
 首都圏の鉄道の駅で乗客があふれる朝夕のラッシュ時。忙しい時間に奔走する駅員の中には、学生アルバイトもいます。
その一人が労働組合に入り、労働条件の改善を求めて会社と団体交渉を進めています。当事者の学生は「やりがいのある仕事だからこそ、よりよい職場にしたい」と臨んでおり、その思いは大学時代の約4年間、駅員アルバイトを経験した記者も共感するものでした。

事故対応で人手不足に
 首都圏を走る小田急電鉄の学生アルバイトが昨年9月、個人加盟できる首都圏学生ユニオンに加入し、団体交渉を始めた。これまで5回の団体交渉が開かれた。

 学生は小田急沿線にある大学に通う。勤務は週3日程度。朝夕のラッシュ時や終電までなどのシフトがある。
ユニオン側の要求の一つが人員増だった。朝のラッシュ時にトラブルに対応するために残業すると、授業に出られなくなることがあるからだ。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASMB73Q4DMB7ULFA00B.html