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新型313系乗り心地快適、JR東海ダイヤ改正
車内放送聞きやすく、大量投入「湘南型」消滅、座席数減ります、窓を背にロングシート
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JR東海が3月18日のダイヤ改正で、県内に新型電車を一挙に大量投入して、旧国鉄時代からの古い車両を一掃する。
既に一部が走り始めて乗り心地が良くなった。しかしこの新型は窓を背に座るロングシート車となり、座席が3両編成で
約50人分減った。同社は同じ新型でも、名古屋地区では前向きに座れる転換シート車を重視しており、新ダイヤから
「着席サービス」に大きな違いが出る。

新型は313系電車で、前面が斬新な白色、側面の窓も大きくなった。JR東海が、在来線電車の標準タイプとして1998年
から各地に投入を始め、今回大量に増備している。

県内では御殿場、身延線で99年2月から、向かい合わせ座席のセミクロスシート車2両編成が走る。
新ダイヤでは、新製の103両を静岡支社に一挙投入、名古屋地区から中古の211系電車60両を移す。これにより旧国
鉄時代からの電車を全廃し、深緑にみかん色の「湘南型」電車が東海道線から姿を消す。

新型は乗り心地が改善、加速や最高速度も向上してスピードアップし、車内放送も聞きやすくなった。

一方、主に御殿場、身延線を走る配置済みの14本を除き、ロングシート車ばかりで2両、3両編成が基本となる。
ラッシュ時は増結するが、向かい合わせ座席で3両や4両編成の現主力、湘南型よりも座席が減る。
3両編成で比べると、立つ人も換算する車内定員は18人増えて446人となるが、うち座席定員は144人で、逆に55人減る。
同じロングシート車の211系と比べても、1人当たりの座席幅が少し広がる代わりに座席定員は少ない。

こうした「着席サービス」の変化について、静岡支社は「県内は短距離利用のお客さんが多く、乗り降りに手間のかからない
ロングシート車を導入した。名古屋では新型を主に快速列車に使っている」と説明している。