本線系の高速化は需要が少ないはずの宗谷南線が先行した。おそらく線路条件に差があったのだろう。
地図を見ても宗谷南線は直線が多いように見えるし、常紋峠のような難所も少ないように見える。
まだおおぞら系統が元気だった頃、札幌対北見で3時間34分という数字の挙がった文献を見たことがある。
既にJR北海道は振り子に消極的だからこの数字は夢物語ではある。
更に当時に比べて需要もかなり減っていると見られ、やれることは限定的か。
ただ、石北本線が息を吹き返す最低条件が、札幌対北見が鉄道日帰り圏として一般に認知されることかとは思う。
網走はまぁ観光需要中心だから、少々時間がかかっても仕方がないか。
対釧路は軌道強化が終わっており、振り子のない車両でも4時間少々で到達出来ている。
(5号、4時間1分)札幌から見て、北見は釧路より営業キロで26q近い。
但し通過車両数は、おおぞら6輌×6往復に比べて、オホーツク・大雪は4輌×4往復。
ざっと半分。しかもおおぞら系統が高速化された時期は最大11輌編成などもあった。