ここに至り、北海道から鹿児島まで日本列島を縦貫する新幹線大動脈に接続する、短い横断新幹線はいかなる姿が望ましいか、
という本質論に直面しているのである。
そもそも新幹線は、路線距離300〜700キロの区間を2〜3時間で結ぶのが最も得意な乗り物だ。それも沿線の人口密度がある
程度高いことが必須条件である。長崎新幹線を含め、路線距離が100キロ程度の横断線は単体では成り立たない。大動脈の縦貫線
につながり遠隔地へ直通できたり、沿線の拠点機能が大動脈に直結できたりする、などのメリットがないと投資効果は生まれない。

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