20年前、外側から鍵をかける病室に入れられたとき、
僕は焦燥感にあふれていた
付き合っていた風俗嬢の友だちのヤクザに家を攻められると思っていたからだ
自分も狙われていると思っていた

自分はこの病室に閉じ込められたことで、
何も出来ないし、殺されることもないと分かって、焦燥感がおさまっていった経緯がある