南方油田のはブタン系天然ガスから工業イソオクタンにして95〜100相当というもので
日本にある一般的な精製技術原油を直留して4エチル鉛(だいたい上限が95前後)とは作りからして異なるし特性も違う
精製技術がないのは当然で、当時は天然ガスの輸入とか基本的にないから
ブチル・ブタン系の揮発系ガス油田を所有してない限り、知識としては知ってても実際の設備なんか日本にあるわけがない

それに燃料の性状変化による問題は日本の専売特許じゃないからな
米軍機は試験した北米燃料と、欧州で入手できる燃料、太平洋で入手できる燃料で、オクタン価は同じでも性状が違ったそうな
北米で合わせると戦場に合わないし、戦場を移動すると合わない。
性状変化に寄る分配特性の悪化でオーバーリッチでバルブが詰まるんだそうな。
当時のエンジンと燃料とはそういうモノ