もともと巡洋戦艦自体が装甲巡洋艦の砲力を戦艦同等にした物で主力艦じゃないんだけどな。
日本がそうだったように限られた大きさのドックや製造設備で戦艦に準ずる性能の艦をって要望から発展してる。

特に戦艦に速度なんてアメリカ海軍なんか求めていない、重視したのは航続力。
砲の射程何てほとんど変わらないんだから、敵艦隊撃退したけりゃ近づくしかない。
撃ち合いになったら防御に劣る方はすぐに不利になる事はユトランドで証明されたしね。

レキシントン級はイギリスが米に作れって言い続けたから実現に至ったと言っていい。
当時のアメリカのドクトリンには巡洋戦艦を必要とする考えが無かった。

米が速度を意識するのは軍縮条約下で戦艦数を押さえられ、
重巡という中途半端な船を金剛級に狩られるという図演の結果から。
新戦艦は機関の進歩から高速化されたけど、戦艦部隊は同一速度って思想は生きてる。
30ノットとか無理に求めてないし、アイオワが33ノットなのは空母機動部隊での行動という要求からだし。