後知恵になっちゃうが、この時代のレベルで考えれば
空冷星型9気筒の大排気量50・40リッターもあれば2500〜1800馬力で
それで十分だったんだな。まぁ直径がひどく増してしまうから
ほそい液冷用胴体につけるとカリ高になってしまうが美しさを無視すればこれが回答だった

ドイツは第一次大戦でも液冷ダイムラーの美しいラインに魅せられて
木製の高速欠陥機をつくり、翼が折れるため死の翼アルバトロスともいわれた
撃墜王リヒトホーフェンはアルバトロスを真っ赤に塗り有名になったが
この美しい機体を弱いとして嫌っており
リヒトホーフェンの考えでは重い水冷ダイムラーエンジンの高速で逃げるなど正に小物の考え
そのため機動性を高めた新型機に強い期待を寄せており
望みどおり軽量の空冷エンジンを搭載したフォッカー三葉で興奮して出撃したと言われる