南雲忠一中将を再評価するスレ(不) [無断転載禁止]©2ch.net
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南雲長官はもっと評価されるべき(33代目)
前スレ
[32代]南雲忠一中将を再評価するスレ(介)
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/army/1495631782/
(>>29〜MainBody考察の章、>>619〜 機動部隊進撃航路考察の章)
過去スレとテンプレはまとめwikiを参照されたし
admiralnagumo@ウィキ
http://www10.atwiki.jp/admiralnagumo
戦史検証が中心になるので、雑談は支隊スレへどうぞ
【飛越し着艦】本日の南雲部隊司令部 1AF【離着艦】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1384660511/ >>879の続き
この攻撃目標の割り振りに関しては、
こういう話も残っています。
「マクラスキーは最近、戦闘機から急降下爆撃乗りに
転向したばかりだった。
教範では、急降下爆撃機の二つの分隊が
複数の目標上空に到達したら、
先頭分隊が遠い方を攻撃することになっていた。 >>882の続き
しかしマクラスキーは、自分の分隊を、近い方の加賀に
突撃させた。
その結果、32機の大編隊全部が、赤城を放っておいて
すべての爆弾を、ほとんど加賀に集中させたのである」
(『太平洋の試練』第2巻)イアン・トール/著 p278 >>883の続き
目標割り振りのルールについては、
>>869でも出てきましたが、
ここでは、
先行の飛行隊が、遠い方の目標を、
後続の飛行隊が、近い方の目標を
攻撃するというものです。 >>884の続き
こちらの方が分かりやすいですよね。
どのような位置関係で、会敵するかも分からないのに、
「爆撃隊が近い方、哨戒隊が遠い方」(>>869)なんて、
柔軟性の無い規則だと、不都合を生じやすい。 >>885の続き
もう一度、>>841に戻ると、
おそらくマクラスキー隊のSBD31機は、
少佐を先頭に、VS−5(哨戒隊)→VB−6(爆撃隊)
の順で、編隊を組んで近接したのでしょう。
このルールに従えば、
先行する哨戒隊が右奥の赤城へ、
後続する爆撃隊が左手前の加賀へ
向かうはずでしたが・・・ >>886の続き
全機が加賀へ集中してしまい、
ベスト大尉の機転により、かろうじて3機のみが、
目標を赤城へ変更たというわけです。→>>877
肝心なときに役に立たぬ無線ですなぁ >>887の続き
日本空母攻撃隊の場合は対照的で、
会敵までは、艦戦+艦爆+艦攻隊が
ひとつの集団となって飛行し、
隊長からの「トツレ」(突撃準備隊形作レ)命令により、
艦爆隊は高度5千メートルくらいまで上昇、
艦攻隊は高度1千メートルくらいまで下降、 >>888の続き
艦戦隊は制空と直掩に分かれ、
制空隊は前方に進出して、敵戦闘機を排除し、
直掩隊は友軍攻撃隊を護衛する。
配置についたところで、隊長から「ト連送」
(全軍突撃セヨ)が発せられ、攻撃を開始する。
まことに一糸乱れぬ統率ですね。 豊田譲氏の「ミッドウエイ戦記」によると降下に移ったマクラスキー隊は
爆弾の安全装置を外した途端に数機の投下装置が作動して爆弾を
海に捨ててしまった。
出撃前に付けられた新型の投下装置に問題があったらしくマクラスキー
は「心を込めて」パールハーバーの軍需省を呪ったとかw
更に降下中に何機かは爆撃照準機のレンズが曇ってしまい勘に頼って
投下ハンドルを回したらしい。 >>890 ありがとうございます。
たぶん、それはレスリー隊(ヨークタウン)の方ですね。
>投下装置が作動して爆弾を海に捨ててしまった。
このあたりは、映画『ミッドウェイ』に描かれており、
「ヘレン1よりヘレンメンバーへ、爆撃準備だ」
パチ、ヒューン・・・ドドーン!
「畜生!指が爆撃投下スイッチに!」
「マニュアルスイッチを使え」
「遅い、俺はもう投下しちまった」
「俺もだ」
「こんな電気スイッチを発明したのは誰だ?」
「ヤマモト以外にいるか!」
山本長官はネ申w >>891の続き
豊田穣氏は、元艦爆乗りだけあって、
急降下爆撃の描写は詳しい。
「目標の艦が、エンジンの左側沿って近づいて来るように
機体を進め、艦が左翼の前縁に達した時、いったん
エンジンを絞り、機体を左にひねり、頭を突っ込んで
降下に入るのである」
(『ミッドウェー戦記』豊田穣全集第3巻)p443
つまり、前のめりに降下を開始するのではなく、
機体を左にロールさせ、ひねりこみながら降下に入る
わけですね。
カコイイ! >>891
レスリー隊でしたか。
ミッドウェー戦記が実家にあるので確認出来ずうろ覚えでレスしてしまい
した(^_^;)
>>892
それはマイナスGで体が浮いてしまうのを防ぐためですね。
CG作家のトッチー氏の作品はかなりレベルが高く他のCGが見れなく
なるくらいですが艦爆がダイブに入る描写がいきなり機首を突っ込んで
いるのが残念なところでした。 某魔王様の動画などでは機を反転させて逆さまにし、そのまま逆落としに降下したりしてますね。
日本とドイツでは降下方法が違うのかな? >>893-894 スツーカの場合、機首から突っ込む方法と、
ひねり込む方法と、二通りあったようです。 >>889の続き
珊瑚海海戦では、翔鶴と瑞鶴の艦爆隊が
米空母2隻(レキシントンとヨークタウン)に対しましたが、
高橋赫一隊長の「トツレ」信号により、
翔鶴隊はレキシントンへ、瑞鶴隊はヨークタウンへ
と手際よく、分かれています。 >>896の続き
そもそも、米空母部隊は
空母一隻ずつが巡洋艦や駆逐艦で囲まれた
輪形陣を構成しており、
ミッドウェーの日本空母のように、4隻が
近距離で密集していることはないので、
攻撃する側も、目標が重なることは無いでしょう。 >>897の続き
かくして、米SBD隊は奇襲に成功。
「ミッドウェーの奇跡」が実現した。
各機体にとっては、その喜びも束の間、
ここからが試練の連続となります。 >>898の続き
急降下からの引き起こし後は、対空砲火と
零戦の執拗な追撃から逃れ、
燃料残量を気にしつつ、母艦に帰投しなければならない。
何より、マクラスキー少佐にとっては、
敵情報告という、重大な任務が残っています。 >>899の続き
一刻も早く、母艦に報告したいところですが、
「マクラスキー少佐は、攻撃後、海面すれすれを
シグザグに飛んで、艦隊の陣形をすり抜け
離脱を図ったが、2機の零戦に食いつかれて、
計55発も被弾した」
(『歴史群像太平洋戦史シリーズ(55)
日米空母決戦ミッドウェー』)p154 >>900の続き
少佐自身も左肩と左腕に重傷を負い、
覚悟を決めたというほどです。
なんとか、零戦の追撃から逃れたものの、
今度は、母艦のエンタープライズが針路の変更を
攻撃隊に伝えなかったため、予定帰投地点よりも
60浬も南に位置していた。 >>901の続き
ただでさえ、往路に大迂回をして、燃料が不足気味
なところ、さらに母艦を探し求めて飛行しなければ
ならなかった。
「なぜ無線封止を解いた後で、母艦の位置や針路を
隠す必要があるのか。未だに理解できない。
このために、燃料切れで帰れなかった仲間が
多くいたのだ」
と回想しています。 明日は忘年会のため、お休みします。
今年も残すところ十日あまり
呑むぞー
それでは、酒保開け >>902
でも母艦が誘導電波出したら敵に方位まで正確に知られないか? 日本海軍がアメリカ海軍に大打撃を与えるチャンスって優勢な時期に艦隊決戦を強要するしかないよね?
現にミッドウェーでそれを目論んだけど手を読まれて返り討ちにされたけど。 >>904 お呼びでない?
>>905 そうですね。
だから、無線封止を維持したのだと思います。
>>906 山本長官の方針がそれでしたね。 >>902の続き
このような事情で、マクラスキー少佐にしてみれば
帰投の途上で、無線で敵情を報告する余裕は
なかったと思われます。
ようやく、エンタープライズに着艦してから、
スプルーアンス少将に対し、
・敵の空母は全部で4隻
・そのうち3隻を急降下爆撃により撃破
・残り1隻は無傷で健在
の旨を報告した。 >>908の続き
米空母指揮官にとって、最も知りたい
「日本空母は何隻か」について、
詳細な暗号解読により、万全の態勢を敷き、
20機以上の索敵機を出して、綿密な哨戒網を
築いたにもかかわらず、 >>909の続き
結局は、自らの攻撃隊の”目”によって、
確認しなければならなかった。
200浬を隔てて戦う、空母戦闘の難しさが
よく表れている事例ですね。 すみませんが、またまた明日からお休み。
土曜日の天長節に一般参賀に
行って参ります。
実は宮城に赴くのは初めてだったり・・・
丹田に力をこめて、万歳三唱してきます。
それでは、また来週ノシ >>910
それならPBY飛行艇を退避させずに南雲艦隊につきまとわせとけばいいのに。
数機が撃墜されても安いもんでしょ。
せっかく暗号解読で日本軍の行動を完全に読んでたのなら攻撃隊に頼らなくてもなんとかできたよね。
暗号解読通りの空母を確認できてたら温存したヨークタウンのVS飛行隊も攻撃に回せただろうし。 >>912 全く同意ですね。
ニミッツ提督に問い質したいところ。 >>910の続き
ただし、この報告には”後日談”があり、
マクラスキー少佐がスプルーアンス少将に報告している最中、
エンタープライズの副長ブーン中佐が、
マクラスキー少佐の肩から血が流れているのに
気づいて、
「これは大変だ、マック、君は撃たれているじゃないか!」
と声をかけた。 >>914の続き
実際、左腕と肩の五箇所を負傷していた彼は、
報告の途中であったにもかかわらず、無理やり病室に
連れていかれたらしい。
「どさくらにまぎれたため、マクラスキーの
第四の空母に関する情報は見落とされたらしかった。
その二、三分後に着艦し、ブロウニング参謀長に
報告したディック・ベストの場合でも同様であった」
(『逆転』ウオルター・ロード/著)p175 >>915の続き
この話が確かならば、スプルーアンス少将には
明確な形で、「第四の無傷の空母」の存在は
伝わっていなかったという可能性も残されます。
はたして日本空母は、暗号情報のとおり、
4隻なのか、5隻なのか。
健在な空母は、残り何隻なのか。 またまたすみませんが、明日もお休みします。
嬢と今年最後の逢瀬ですね。
明日はいちだんと冷え込むようなので、
ふくよかなふとももにダイビングして、あったまりたい。
それでは、次回は木曜日にノシ >>916
第四の空母の存在は小林隊の来襲で漸く確認したのでは? >>914
わざわざ母艦に戻らなくても機上から敵情を打電しなかったの? >>919
後部座席の無線担当員が機上戦死したから。 >>918 まさに今日の本編ですな。
>>919 その余裕はなかったのでしょう→>>908
>>919 後部座席では、敵機と戦闘しつつ、報告を打電する
というのは難しいでしょう。 >>916の続き
このように、マクラスキー少佐の敵情報告は
不完全な内容であったかもしれない。
しかし、>>652の繰り返しになりますが、
攻撃隊長の観察という、単一の情報源だけに
頼るのは、危険が伴う。 >>922の続き
幸か不幸か、アメリカ側の指揮官にとって、
新たな情報源が加わった。
それは、マクラスキー少佐以下、艦爆隊が帰還した直後に、
日本軍の攻撃隊がヨークタウンに来襲したのです。
これは、日本海軍の”第四の空母”、
すなわち、健在空母が残っていることを証明する事実と言える。 >>923の続き
もしかしたら、被弾する前の三空母から発進した機体
かもしれませんが、それならマクラスキー隊の帰投よりも
先に来襲したはずです。
いずれにせよ、無傷の空母が1隻でも残っている限り、
第二、第三の敵機が来襲することは間違いありません。 >>924の続き
この時点において、米空母部隊の最優先任務は
第四の日本空母攻撃であることは、言うまでもない。
さらに都合の良いことに!
こんなときのために、ヨークタウンのショート隊(VS−5)を
待機させておいたのです。
さすがは名将フレッチャーさま! ですね。 >>925の続き
ところが、そうはうまくはいかなかった。
なぜなら、このあと、飛龍艦爆隊によるヨークタウンに対する
攻撃が始まったからです。
ここに空母戦の難しさがうかがえますね。
日本側の空母運用については、よく
「4隻の空母で任務を分担させろ」との指摘が見られます。 >>926の続き
例えば、一航戦は対空母用、二航戦は対基地用に分けて
おけば、即時発進できたのに・・・というわけですね。
史実の南雲長官は、4隻の空母から108機の基地攻撃隊を
”均等に”に出したために、全艦が収容作業に忙殺され、
被弾の原因になったと。 >>927の続き
しかし、それは物事を一面からしか見ておらず、
アメリカ側のヨークタウンのように、対米空母用の2隻が
敵の攻撃対象となるような事態になれば、
かえって、柔軟な対応がとれなくなってしまうのです。
とかくミッドウェー海戦の検証は、三空母被弾ありきで、
「被弾しないためには、どうすれば良かったか」が
発想の出発点になっているので、
他の要素を無視して、偏った見方になりがち。
気を付けたいところですね。 運用を分けても均等にしても1空母あたりの発着艦速度はかわらないしあまり意味がないのでは
発着艦を2空母ずつ同時にやっても4空母均等に着艦→発艦をしても収容完了時間は速くなるけど
最終的に同数の攻撃隊発艦が完了する時間は同じ
むしろ2空母から同じ数発着艦しようとしたら倍の時間かかるわけでその間他の2空母が暇してる野も効率が悪いし
万一撃沈された場合均等なら規模が縮小するだけですむけど
用途集中してたら片方の用途が完全喪失されるリスクもある
デメリットしかないように感じる >>929 まったくその通り。
>むしろ2空母から同じ数発着艦しようとしたら倍の時間かかる
スプルーアンスはエンタープライズでそれをやろうとして、
ドーントレスの燃料を無駄に消費させ、
結果として、多くの不時着機を出すことに・・・ >>928の続き
この時点で、エンタープライズの航空兵力を確認しておくと、
(出撃)
F4F:10機(グレイ大尉)
SBD:33機(マクラスキー少佐)
うち2機は、エンジン不調のため途中で帰還
TBD:14機(リンゼー少佐)
(帰還)
F4F:10機
SBD:15機(引き返した2機を含む)
TBD:4機 >>931の続き
この他に、母艦警戒用のF4F:17機(出撃していない)
殊勲の米空母攻撃隊も、壊滅と言えるほどの
大きな損害を蒙っていたことが分かります。 >>932の続き
珊瑚海の五航戦などと比較すると、
ここで、撤退も視野に入るところでしょう。
ただし、彼らは敵と交戦した結果の損失だから、
まだ慰められるほうで、軍人としての本分である
任務遂行を果たした結果ですから。
(グレイ隊は疑問ですが・・・) >>933の続き
その点、ホーネット隊は、あわれと言うより他にない。
ホーネットの爆撃隊(SBD)のパイロットだった
ロイ・ギー少尉は、母艦に着艦したあと >>934の続き
「搭乗員控え室に入ったとき、
わたしは第八雷撃飛行隊の15機のTBDも、
第八戦闘飛行隊の10機のF4Fも、1機も戻っておらず、
搭乗員は全員、行方不明と宣告されていると知って
ショックを受けた」
(『太平洋の試練』イアン・トール/著)第2巻p285
このようなありさまだったのです。 ミッチャーのホーネットはドーントレスに搭載する爆弾の重さが、スプルーアンスの指示と違ったりとか、
色々と不手際があったらしいね。
後に第5艦隊が編成されてスプルーアンスが司令官、ミッチャーがTF58司令官になった際、
ミッドウェーでのことがあったから、最初、スプルーアンスはミッチャーをあまり信用して
いなかったとか。 >>931
名機と呼ばれたSBDも半数以上が墜とされたんですね…。 一度に全部飛ばすと発艦に時間がかかり変態が組みにくい(特に低速で航続力もないTBD)んだから
一空母あたりF4Fが5-6機、SBDが10数機、TBDが数機を一群として
二度に分けて攻撃隊を飛ばすわけにはいかなかったの? >>936 そうですね。
もともと、スプルーアンスが中将に昇進し、第五艦隊の
司令官に就任したとき、空母部隊の指揮を任されていた
のは、パウノール少将でした。
しかし、タワーズら”反スプルーアンス派”が、
「パウノールの空母運用は消極的すぎる」と訴え、
その結果、ニミッツはパウノールを更迭し、
ミッチャーを後任に充てた、という経緯があります。 >>939の続き
スプルーアンス自身は、自らが選んだパウノールを
信頼しており、この決定に激怒した。
「ミッドウェー海戦におけるミッチャーの指揮振りには
適切でない部分も多かったため、スプルーアンスは
ミッチャーの能力を信頼しておらず、不満であった」
(『提督スプルーアンス』トーマス・ビュエル/著)p263 >>940の続き
”日本海軍の硬直した人事制度”に対比して挙げられる
「実力主義の米海軍の柔軟な人事」なんて、しょせん
この程度のもんですよ。
日本海軍と、どこが違うんだろう・・・
むしろ、こっちがひどいんじゃないの? >>>>937 まぁ、戦闘による被害は仕方ないと思いますが、
ミッドウェーに関する限り、燃料切れによる不時着喪失が多い。
その原因は、理屈に合わない全力同時発艦にこだわった
スプルーアンスと、まともに航法もできないマクラスキー隊長。
ほんと、上司に恵まれないパイロットたちは、お気の毒ですよ。
>>938 同意。ホーネットやヨークタウンはそうしたんですけどねぇ >>942
スカウト飛行隊と護衛の戦闘機隊の半分を残したヨークタウンはともかく、
ホーネットは二度に分けて飛ばしたの? >>935の続き
ホーネットの”通信簿”はというと、
(出撃)
F4F:10機(ミッチェル少佐)
SBD:35機(リング中佐)
TBD:15機(ウオルドロン少佐)
(帰還)
F4F:0機(燃料切れでミッドウェー環礁内に不時着)
SBD:33機(2機は燃料切れでミッドウェー環礁内に不時着)
TBD:0機(戦闘により全滅) >>944の続き
既述のとおり、ウオルドロン隊は零戦隊の
阻止に遭い、全滅。
リング飛行長直率のSBD隊とそれに随伴した戦闘機隊は、
航法を誤り、会敵できないまま帰投。 >>945の続き
SBD隊のうち、燃料に余裕のなかった13機は
ミッドウェー島に向かうも、2機は燃料切れで不時着。
F4Fは全機不時着喪失
ひどいありさまですね。 >>946の続き
リング隊のSBDが、何機いつ頃帰投したかについては、
本職も正確には分かりません。
これはホーネット艦長のマーク・ミッチャー大佐が
海戦後に、戦闘報告を提出しなかったからで、
>>940のとおり、スプルーアンスが彼を信頼しない
一因となっている。 >>935
ホーネットの飛行隊は雷撃隊は全機撃墜、戦闘機隊は燃料切れで全機水没
爆撃隊とスカウト隊も航法ミスで空振りと散々だったよね。 >>947の続き
まぁ、南雲機動部隊と会敵した雷撃隊は全滅し、
会敵できなかった艦爆隊が戻って来たのだから、
敵情について、何ら貢献は出来なかったわけですが >>947
重要なレポートを出さなかったミッチャー艦長は処分されなかったの? >>943 いえ、正確には、ホーネットは
1回目:TBD15機
2回目:SBD35機
3回目:F4F10機
と、巡航速度の遅い順に、3回に分けて発艦したため、
エンタープライズのような”燃料の無駄遣い”といった
事態には陥っていません。
進撃途上で合同する計画でしたが、
例によって、実現しなかったので、バラバラに分散進撃です。
エンタープライズが、この方法を採用しなかったのは、
自隊の航法能力を、信用していなかったからかもねぇ >>950 この件に関しては、過去スレでどなたかが
教えてくれたことなので、本職も詳しくは知りません。
大勝利の陰で、うやむやにされたのかも・・・ さて、紅白も後半戦に入ったところで、
本年は、仕事納めにしたいと思います。
毎年、年末の振り返りでは、
ミッドウェーと関係ないことばかり・・・の繰り言が定番な中、
今年は、文句は言わせまい!
(でも本当は、今は珊瑚海海戦編なのだ)
来年も引き続き、ご愛顧のほどを
南雲スレは、住人の皆さまのご協力あってこそです。
良いお年をノシ >>952
>大勝利の陰で、うやむやにされたのかも・・・
アメリカ海軍にとってミッドウェー海戦で一番ヤバかったのは、
日本海軍の暗号を解読して待ち伏せしていたことを、
反ルーズベルト派の新聞にすっぱ抜かれ、日本側にバレて
しまうのではないか、ということでしたからね。
ミッチャーの不手際に構っている余裕もなかったのかも。 攻略部隊が夜間雷撃された時点で
作戦を練り直す臨機応変さが欲しいわな >>955
それはPBY飛行艇によるものだけど
海戦以前の普段のミッドの飛行艇隊は夜間長距離パトロールとかやってるのかな? >>955
>攻略部隊が夜間雷撃された時点で
南雲第一機動部隊の視点からだと
「自部隊が当該攻撃を受けなかった」
という事実は、
1.5日夕刻に“発見”した「敵機編隊らしきもの」その他は、やはり『誤認』であることを補強するものである。
2.よって「自部隊は米側に未だ発見されていない」という情勢判断は『妥当』と思料する。
3.以上により現時点においては「MI作戦における第一機動部隊の行動計画」は、大規模変更の必要性を認めない。
というのが、論理的推察ではないですかね?
勿論、引続き警戒を疎かにしないことは当然ですが。 >>958の続き
次に他部隊の情勢判断についてですが、
1.船団部隊指揮官(直接護衛)の田中二水戦司令官
2.上記を間接支援(護衛)する直接上級部隊である、攻略部隊本体の近藤2F長官
3.MI作戦の総指揮官である主力部隊主隊の山本GF長官
以上の全てで確認できる資料では、MI作戦の大規模変更は考慮されてはいません。
仮に、MI作戦の現実的な作戦変更の選択肢を挙げるとすれば、先ずは
「船団部隊の一時反転(状況によっては上陸予定日の延期を考慮)」
(上記自体は第一段作戦で何度も具申され、かつ実行されています。)
ですが、
現実に船団部隊が反転したのは三空母被弾が判明してからです。 >>815
>軍艦飛龍戦闘詳報(1)の作成者って南雲ってなってるんだよね。
>山口じゃなく南雲。
えっ、そうなんですか?
アジ歴で同戦闘詳報を見てみましたが、そのような記載は無いような…。
一般的には「軍艦飛龍戦闘詳報」の
“作成者”は飛龍主計長、
“報告者”は加来艦長
かと思います。
ちなみに戦闘詳報の各レベルの“報告者”は、
・二航戦戦闘詳報は山口司令官
・1AF戦闘詳報は南雲長官
となるはずです。 >>960の捕捉
私の知る限りですと、戦闘詳報には
“報告者”“作成者”の記載は無いはずです。
敢えて記載をしない理由は、
1.報告者は「海戦要務令(第4回改正草案、昭和15年頃)」等で指揮官とされている。
(つまり個艦単位では艦長)
2.作成者は「軍艦戦闘部署標準草案(昭和13年)」で主計長とされている。
(個艦以外の部隊等では、主計長相当の司令部要員が担当と推測)
と、規程されている為かと推測します。
なお、戦闘詳報は各部隊レベルで作成されて上級指揮官に報告され、
最終的には大本営まで提出されます。
例として艦船部隊ですと、
艦(艦長)→隊(司令、軍艦以外)→戦隊(司令官)→艦隊(司令長官)→連合艦隊(GF長官)→大本営(軍令部総長)
となります。
つまり軍令部総長に提出されるということは、明治憲法上は天皇への報告となる訳です。
参考
『連合艦隊海空戦戦闘詳報 別巻2 解説』アテネ書房
「戦闘詳報の成立と経過」戸高一成 >>960
今見たら(2)の方だった。
アジ歴側の詳細情報が「軍艦飛龍||機動部隊指揮官南雲忠一」になってる。
適当に書いただけだろうけど。 >>962
文責南雲忠一でしょ?
最高指揮官なのだから。 >>954 まぁ、日本側も他人のことは言えませんからね。ごにょごにょ
>>955 おおっと、年末最後の発言は、だわな兄貴でしたか。
友永隊の編制問題で言えば、練り直す必要があったかもしれませんな。
艦攻全力で滑走路使用不能案とか
>>956 ミッドウェー作戦中ですら、そんなことはやってませんよね。
>夜間長距離パトロール
そもそも機上レーダーがなければ、
夜間に目視哨戒なんて意味がないし。 >>958-959 そうですね。
もし、南雲機動部隊がすでに発見されていたのなら、
PBYはこちらに来るはずですから、
南雲長官の情勢判断
>(ニ)敵ハ我ガ企図ヲ察知セズ、少ナクトモ5日早朝迄ハ、発見セラレ居ラザルモノト認ム
は、正しかったという証左になります。
さすがは、名将南雲提督! >>960- 本職も見落としておりました。
一応、詳細情報を確認してみましたが、それらしき記述は・・・
まぁ、最終的な決済は南雲長官なので、不自然ではないと思いますが
それにしても”作成者”ってのは変ですね。 アホ南雲はアメリカ様の待ち伏せを察知できなかった、てだけのことだろ
まんまと敵の手中に落ちたアホ南雲 謹賀新年
旧年中は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願い申し上げます。
休み中は、ジョン・フォード監督の
『The Battle of Midway』をレンタル屋で見つけたので、
鑑賞しました。
と思ったら、Youtubeにありましとさ。
今気づいたぜ・・・orz >>969の続き
これは、映画監督の同氏がフィルムを持ち込んで、
サンド島から、空襲の様子を、自らカメラを回して
撮影したドキュメンタリー作品です。
なにしろ、監督自身が負傷し、一時的に失神した
というほどですから、迫真の映像ですね。 >>970の続き
ただ今回の目的は、空襲そのものではなく、
重油タンク炎上の様子に注目です。
当時、飛龍艦攻隊の攻撃で、サンド島の重油タンクが炎上、
動画だと、[7:59]他多数。 >>971の続き
黒煙が噴き上がっている様子がよく分かります。
そのすさまじさは、50浬以遠からも見えたというほどで、
南雲機動部隊に対する攻撃を終えて、帰投する基地航空隊に
とっては、良い目印になったようだ。 >>972の続き
閑話休題
真珠湾で、重油タンクを攻撃しろと仰る評論家の皆さまは、
攻撃したらこうなることが分かってるんですかねぇ
タンクがひとつでも炎上しちゃったら、以降の攻撃は不可能ですよ。
それで作戦目的が果たせるのか、よく考えてみて欲しいものですね。 >>973の続き
というわけで、本編は明日から。
「ミッドウェーの主役は俺たちだぜ!」
ヨークタウン航空隊の活躍を見ていきます。 フォード監督の作品はこちらです。
John Ford's "The Battle of Midway" (1942)
https://www.youtube.com/watch?v=MW8tQ_6dqS8 映画監督が撮影していたのも、あらかじめ日本軍が攻撃することが
暗号解読によってわかっていたから、なんだよね
ダメアホ南雲、35億うそ60兆! >>976 そうそう。
「南雲長官は、フォード監督のことを把握しており、
攻撃隊に、”監督の居るところは外せよ”と、
わざわざ注意を与えるほどだった。
もちろんミッドウェー攻略後に、そのフィルムを押収し、
国内向けにニュース映画として流すためだ。
ここにも名将南雲の用意周到さがうかがえる」
(『日本海軍名提督列伝』民明書房/刊) >>947の続き
さて、いよいよヨークタウン攻撃隊の出番です。
先の2隻が、あまりにも「これはひどい」状態だったので、
ヨークタウンから発進した三隊(F4F、SBD、TBD)が
いずれも、会敵に成功したこと自体が、奇跡のように
思えてしまいますね。
まさに、「ミッドウェーの奇跡」・・・ぷぷぷっ >>978の続き
それはさておき、連休中ずっと考えていたのですが、
「どうしてヨークタウン隊の攻撃は、うまくいったのだろうか」
納得のいく答えは、見つけられませんでした。
普通に考えれば、”部隊の練度が高かったから”
という理由が、まず思い浮かびます。 レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。