学生時代、満州事変に至ったまでの日本大陸政策についてレポートを提出したことがあった。

私見だが、あの時代でアメリカの門戸開放政策自由貿易主義と比べれば、当時の日本は所詮、出来る限り利益を独占したい、イギリスなどと大差ない植民地主義者であった。
植民地帝国筆頭のイギリスさえ、第一次世界大戦で痛い目に遭ったため、戦間期に植民地政策を軟化させ始めた。
日本はWW1本戦に参加しないため、大きな犠牲を払った欧州人と比べれば、戦争に対しての感覚が19世紀停まりの人が多い。
そのような人々は、戦争して植民地利権を「殺してでも うばいとる」ことは当たり前と認識した。
私が大日本帝国に対しての評価は、フォースの暗黒面(植民地帝国)を対抗したいために、より強大な力を求め、結局フォースの暗黒面に落ちて、ミイラ取りがミイラになった国であった。
一応その行動が最終的にアジア諸国の独立に繋がったが、それは風が吹けば桶屋が儲かる的な出来ことであった。
(ちなみに、ある意味今でも独立が成功していないアジア国家は台湾だ)