>>447
兵站の失敗による損害など望んでいたとは思えませんが・・・
ナポレオンの書簡集を見ても

遠征前
6月17日:ダヴー元帥に軍団用に25日分の食料を確保して有るか確認
6月20日:将校達に兵士が割当て以上の食料を食べていないか、日数分の食料が残っているか常に気を付ける様に指示

開始後
6月30日:常にティルジットからの輜重隊を待っていると語る
7月7日:ヴィルナを発つ帝国親衛隊が20日分の食料を確保していたか心配する
7月8日:遠征開始後、多数の馬と資財が失われたと愚痴る?
7月9日:帝国親衛隊が半日分の食料しか配給されていなかった現実を理解
7月14日:十分な小麦粉が有るのにパンが無いだと?
何とかして1日3万食分のパンを焼け
寝たり泣いたりしているな
とブラック経営者と化す

遠征開始から一月でもこんな感じです
兵站を重視していながら失敗した現実に直面している人間の反応かと

また最大の損害を出したのはフランス軍、次いで比較的頼りになる同盟軍のイタリア軍とポーランド軍
元対仏同盟軍だったプロシア軍も損害を出したものの前記よりは軽微
オーストリア軍に至ってはほぼ無傷