国家安全保障政策/国家戦略研究スレッド
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我国の繁栄と安全を守る国家安全保障政策とこれを実現する国家戦略を研究・提案するスレッドです。 ○国家安全保障政策とは 国家の独立と繁栄を維持するために、主に軍事的な脅威などから国家を守る政策。国家は多様な価値観を包含しており政策は必ずしも他の政策・党派と整合するものではない。 ○国家戦略とは 国家目的を遂行する最高位の観点から、平戦両時に政治・軍事・経済等の国力を効果的に運用する統一的・総合的・全般的な戦略。安全保障政策を上位構造とするが、政策上の不整合は国家戦略により統合が図られる。階層構造下位の戦域戦略、作戦、戦術の準拠となる。 ○戦略の位相 国家戦略を構成する全ての位相(軍事・経済・文化・社会・科学技術etc.)を議論の対象としkますが軍事を主たる切り口とし、それ以外の議論は50レスを越える場合は専門スレッドへの移動をお願いします。 ○戦略の階層構造 戦略を構成する全ての階層構造(世界観・政策・国家戦略・戦域戦略・作戦・戦術・技術)を議論の対象としますが、作戦次元以下の議論は50スレを越える場合は専門スレッドへの移動をお願いします。 ○戦略と戦史 戦略とは一般的な法則が成り立つような分野ではなく、戦史において淘汰される複雑系・非線形・進化的なプロセスです。議論の根拠たり得る戦史上の事象(古代・中世・近世・近代・現代)を議論の対象とします。 ○当スレッドのスタンスと地誌について 当スレッドは明らかにネット右翼(ネトウヨ)スレッドです。対象脅威を尊称で奉る趣味はございません。戦史・兵要地史の一貫性のため歴史的な略称(支那・北朝鮮・南朝鮮・米・英・仏・露・独他)を推称します。 ○戦略思想家の格付け ●神様リスト クラウゼヴィッツ、モルトケ、コーベット、リデル・ハート、マイケル・ハワード、コリン・グレイ、ルトワック ●疫病神リスト ジョミニ、フォッシュ、フラー、マハン、ドゥーエ、ハマン・カーン、キッシンジャー、バーナード・ブロディ、クレフェルト、ミアシャイマー 「勝利は既に(戦略次元で)確定している。卿らの上に大神オーディンの(作戦次元以下の)恩寵あらんことを。」 >>129 今、目の前でボストーク2018をやっています。明らかに攻勢作戦のシナリオです。 ますは、現に目の前で起きていることからスタートするべきじゃないかな。 単純に極東戦域の兵力量の減少の話であれば、ボストークがまさにその回答で、 他の戦域から「戦略的後方地域」の中央軍管区を経由して、攻勢作戦が実行できる戦力を結集する、 それを実際に演習して四十万ばかり集結できたことを誇示しています。 んで、気分が高揚したのか「今年中に無条件で平和条約を結べ。(日本は北方四島の領有権主張を放棄せよ。)」と怪気炎を上げています。 これくらい分かりやすい恫喝もない。 陸自削減論者は、日本の戦域戦略全体の問題を見落としているんじゃないかな。 日本の海上自衛隊は、「海上打撃力」をほぼ持っていない。 各イージス艦のVLSには対空用のスタンダードだけで対艦攻撃能力は申しわけ程度ハープーンを搭載してるのみ。 (VLSのトマホークが無い) 空自のF-2のASMは頼りにしたいところですが、北方でも南西でも焦点となる地域での航空優勢はとれません。 敵基地を攻撃できないので根本的な優勢は確立できんのです。 何故、そうかと言えば、海自も空自も、戦略的立位置が米海軍・空軍のアクセスを維持するだけの補完的機能でしかないわけです。 ところが、それがオバマ政権やトランプ政権のように同盟履行に後向の政権や、支那のA2/ADで米軍の来援そのものが揺らいでいる。 現状、確実に独自の防衛力として機能するのは陸自だけです。 それは予算以前に期待されてる立ち位置の問題。 それを議論せずに陸海空の配分を話しても意味がないかと。 陸軍は、広大な機動訓練ができる演習場がないと機能維持できない。 だから、どこに配兵するかというより、兵力培養に相応しい地域に一定の戦力置いて、北方の脅威、南西の脅威、各々に兵力をスイングさせて守るのがボストーク2018に対する日本からの適正な「回答」かと。 というか、それで現大綱の「統合機動防衛力」ができていると思いますが。 >>123 >それほどわけのわからん相手 ロシア人個々には良い人、悪い人といるわけですが、それを総体としての「世界観」として評価したい。 その「世界観」が「政策」を生みだし、政治的プロセスと諸戦略の調整機能を経て「国家戦略」として固まり それが「外交」「軍事」「経済」として我々に降りかかかってくる。 その「世界観」は触れ幅を考慮した本質に近いもので、帝政ロシア、ソ連、現ロシアの歴史的経緯が手懸かりになります。 (戦略の継続性) ロシアは「わけの分からない相手」というより彼らなりに「合理的な世界観、安全保障政策、国家戦略」を駆使する相手であり その「戦略」自体が日本の安全保障とぶつかるのが問題。 現在のロシア人の「世界観」のヒントとしてプーチンが明確に宣言してるフレーズがあります。 「ソ連崩壊は20世紀最大の地政学的悲劇」 日本のメディアではスルーしましたが、欧米のメディアには衝撃を与えています。 ロシアは、支那や北朝鮮異なり「冗談」はあまり言わない。 いくらプーチンでも今さら共産主義の「階級闘争」は考えていないでしょうが、ソ連時代の「地政学的バランスを取り戻す」と宣言し、概ねロシア人の支持を受けています。 ここから産み出される「政策」と「国家戦略」は警戒に値するでしょう。 国家戦略を立案する上で、対象国がどういう対応行動をとるのか推測することが重要になります。 これを推測する上で、ある国の「戦略文化」という概念が毎度のことながら議論になる。 「ある国が戦略を策定する上で長期的な「好み」がある」「遺伝的特質(戦略DNA)がある」「文化的な特質はある」とする考え方です。 この対義語は「グローバル化」(文化的な特質はない)で、例えば環境条件が全てとするエマニュエル・トッドが代表格でしょう。 昨今、後者から前者への攻撃がすさまじく「レイシズム」とまで言われている。 ルトワックは、軍事戦略に止まらず国際政治学サイドでも有名ですが辟易してそっちの集いにはもう顔を出さないらしい。 ロシアの戦略文化に関するコリン・グレイの所見を引用すると、 「ロシアが引き続き戦略的な考えや行動をとるだけでなく、そのようなアイディアや行動が、 ロシアが長年にわたって考えてきたのとは別の、新しいものになる可能性も否定できない。」 「ところが、冷戦が終わってから既に一世紀分の時間が経ったし、ポスト冷戦地代も色あせつつあるように見えるが、 2014年のウラジーミル・プーチンという「皇帝」に率いられたロシアは、極めて伝統的なロシアの政策目標を、 これまた同じく粗野なロシア独特のやり方で積極的に追求している。 よってロシアが1991年に超大国の立場から実質的に降格されることになった「権力基盤の衰退」に対して 激しく抵抗していることは、ある意味で当然のことと言えるのだ。」 グレイはやはり「戦略文化」を重視する立場ですね。 ロシアに「累積的な変化」が生じることもあり得ますが、帝制ロシア・ソ連からの「継続性」が主流になる未来も十分あり得ます。 日本の、特に安倍政権の対ロシア観は何故か、後者を無視するがごとく楽観的で不可解です。 蓋然性のあるリスクにはリスクヘッジを考えるのが戦略というものかと。 それでも「北海道の守り」をリストラしますか。 >>131 海空自は米軍の補完的機能でしかない 独自の防衛力として機能するのは陸自だけ 米陸軍はいないしな 海兵隊は攻撃だから 本土決戦ということか 海空も攻撃だものな 防御なら陸になるわな ww2の続きのまんまという事だな 防衛白書を良く見れば分かります。 陸自関連の施策が「事態」別(島嶼部、ゲリラ、侵略事態、災害対処)なのに対し 海・空自のは「機能」しか呈示していない。 (警戒監視、機雷戦、対潜水艦戦、水上打撃) 例外はミサイル防衛くらい。 http://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2017/w2017_00.html つまり、海自・空自は(統幕はあるにしても)独自の作戦計画(事態認定から防衛出動以降)は持っておらず、 ただ米軍にアセットを差し出すだけの軍種であることを如実に示しています。 米国の動きが遅れた場合、戦闘は国土で起り陸自が真っ先に戦います。 現状、おそらくそうなる。今の災害派遣と同じですね。 日本の安全保障政策として考えるべきは、これをそもそも変えるのか、現状維持か。 空自に攻勢的航空作戦までやらせるか、海自に公海上で支那の機動艦隊を要撃するところまでやらせるか、 北朝鮮の敵策源地攻撃まで踏み込むのか そのときの外交は?経済的な負担は?科学技術的な実行の可能性は? 具体的に作戦計画や戦闘計画に展開したとき本当に国民・国土を守れるのか? 複合的に事態が推移した場合は? 戦略目的(専守防衛or集団的自衛or集団安全保障?)-方法論(攻勢or防勢?)-手段(陸・海・空?)を総体的に考察しないと戦略の名には値しない。 小野寺氏が、発作的に「イージスアショア!」(手段?)と叫んでみても、目的と方法とリンクしていなければ、 それは発作でしかないわけです。 >>136 おっしゃる通り、日本の防衛の現状は、WW2終末期の「決号作戦(対オリンピック作戦、対コロネット作戦)」の状況に酷似しています。(日米安保はあるが) もろに本土決戦です。 あの「国土で戦う」絵を見て鼻で笑っている連中の創造力欠如の甚だしさ。 ただし、現大綱の「統合機動防衛」で島嶼部での「捷号作戦」まで押し戻せる「可能性が見えた」ところでしょうか? 戦略的に「ハマった」観があり、それだけが要因では無いだろうが、支那政府は、一時期に比べれば対日で軟化してきました。 先般、李克強が訪日して「未来思考」(ヤクザの手打ち式)を説いていった。 つまり、尖閣諸島を始めとする先島諸島を日本は守りきったのです。(いつまで続くやら) フィリピンはスカボロー礁を取られました。惨めなものです。 アメリカのオバマ政権もトランプ政権も奪回には動かなかった。これが東アジアの現実。 ところが、自民党の国防部会は何故か「統合機動防衛」にはあまり好意的ではなさそうですね。 かなり大幅な改編を企図しているようです。 全く毎度のこと「両手を縛って現場に戦わせる」悪癖をお持ちだ。国民の選良は。 北海道の地震対処の雑感。 今の政治家は東京育ちのお坊っちゃんばかりで、やはり地方の現状には疎い。絶望的に。 東日本大震災から随分時間が経過してますが、北海道の泊原発を停止させたまま、再稼働させるか、代替えを何とかするか、何も手を打たずに今日にいたると。 安倍政権だけでなく、対立総裁候補の石破氏も同罪です。(元々、地方担当相だったろうが!) この人達が、目の前でロシア軍が演習やってる北海道。 毎日、尖閣や漁場に支那の海上民兵が押し寄せてくる先島諸島のこと、本当に考えた上で安全保障を議論しているのかと。 「対処できずに北海道全域が停電しました。北海道電力の体制に問題が無かったのか検証します。」では済まない世界かと。 >米国の動きが遅れた場合、戦闘は国土で起り陸自が真っ先に戦います。 現状、おそらくそうなる。今の災害派遣と同じですね。 最悪やん >イージスアショア! あれは叫びだったのかw >コロネット作戦 おお〜〜 地政学(geopolitics)というものがあります。 似非科学という人もいます。 (自分も似非科学だと思ってる。) ただし、戦略における地理的影響の大きさ、戦略への地球全球的な視点を提供してくれるという点では「知的勇猛さ」の対象にはなり得ると。 (by コリン・グレイ) 自国の安全保障のために、自国だけを見ていても達成できないわけです。 ジェフリー・ティル(ロンドン大学キングスカレッジ)によると、 「海上優勢」を獲るための海上作戦の形態は、 ○局地的交戦(local engagement) 物資を輸送、水陸両用作戦等で海上優勢を行使、戦闘は防御による局地的戦闘。 ○外洋作戦(open ocean operations) 公海で敵対する勢力に対処、世界の海の広さによって監視と捜索のシステム(航空機、人工衛星)重視し敵を捜索撃滅 ○前方作戦(forward operations) 敵の勢力圏に進出し敵の根拠地、アセットを撃滅 があります。 冷戦時代のアメリカ海軍の戦略は、まさにこの段階をおっており、局地的交戦→外洋作戦→前方作戦の順を追って、 当初、同盟国とのLOSを維持しつつソ連艦隊にダメージを与えながら段階的に敵地へと駒を進めていきます。 最終段階では空母6隻の巨大なタスクフォースでソ連海軍を根拠地ごと殲滅します。 ただし、同盟国にとってやや都合が悪いことには、「段階的」という奴が曲者で、 当初は同盟国がソ連の渡洋侵攻により蹂躙されても、それはやむなし、というところがあります。 なんせ、全球的な作戦なので一同盟国にかまってられません。 そこで、同盟国は独自の戦力持ち、一定期間持ちこたえる必要があります。 が、米海軍・空軍が攻勢を取れない地域で海自・空自が活動できるわけがない。 必然的に残るは陸自となります。これが全球的な視点の帰結です。 >米海軍・空軍が攻勢を取れない地域で海自・空自が活動できるわけがない。 必然的に残るは陸自となります。これが全球的な視点の帰結です。 なるほど なるほど、 じゃあ、空自は昔の陸軍航空隊のようなものになればいい 海自は・・・陸軍沿岸隊だ >>143 「空自を潰す」という選択はマジであると思う。 何故なら「防空」ってだけんら、SAMの射程がガンガン延びているので、将来的に航空機の役割か微妙になってくるからです。 一方、海自はF-35Bにより「空母」を保有し、自前のエアカバーを持つことを本気で検討してる。その原資をどこから持ってくるのか? 空自を「陸軍航空隊」「海軍航空隊」に細分割する流れもありかと。 もし、空自がそれが嫌なら「航空優勢の奪取」「攻勢的航空作戦」というものを本気で考えるべきだ。 支那のA2/ADによってグアム基地や空母機動部隊が対艦弾道ミサイルで脅かされ アメリカ海軍や空軍は後方のチョークーポイント(シンガポール)まで後退することを検討しているという。 それは「おかしいだろう」ということで出てきたのが米陸軍のマルチドメインバトル(MDB)。 陸海空のプラットフォーム拘らず、場合によっては前方配置した陸軍の戦術ミサイル等の火力も使って「ドメイン」として行動の自由を回復す試みだという。 空自も海自も統合作戦の意味を真剣に考えるべきだ。 個別に米海軍・米空軍に寄り掛かっても、相手が居なくなって倒れるだけです。 もし「外交」というファクターが無ければ「国家戦略」の需要も随分低くなります。 シビアな敵対勢力や中立勢力とのディプロマシーで生き残るため 「何かを得る」ために「何かを棄てる」「国家戦略」が必要になります。 その意味で「国家戦略」≒「外交」にかなり近いです。 (分かってるか?外務省) その理論的背景である「国際関係論」は大きく二つの説があります。 一つは「現実主義」(リアリズム)もう一つは「自由主義」(リベラリズム)です。 ここでのリベラリズムは、左翼思想のことではなく、アダム・スミスに代表されるイギリス自由党・自由主義・自由貿易のこととお考え下さい。 理論的にとっくに終了してる社会主義がリベラルを僭称しているので要注意です。 本来の意味は真逆と言っていい。 「現実主義」は国際関係において国家の外的な要因、特に軍事力の強弱に注目し、各々がビリヤードの球のようにぶつかり合う作用・反作用を重視する思想です。 この魅力は、単純化された国家モデルにより、グローバルな地球全体の国際関係を説明しやすいことです。 悪逆非道非道のキッシンジャー、極悪非道非道のミアシャイマーが代表的な論者です。 (察しの通り>>1 はリベラリズムの考え方に近い。) ただし、白状しますと国家戦略論の「神」であるコリン・グレイ、エドワード・ルトワックも「現実主義」と言えます。 グローバルな戦略を考える上で、あまり国内のキャパビリティや国際的な共存共栄を唄う「自由主義」では複雑すぎて扱えない・・・ということでしょう。 地政学の代表的な仮説、ユーラシアとアフリカを世界島とみなしシーパワーの力が及ばない 「ハートランド(東欧)」を制したものが世界を制するというマッキンダーのランドパワー優位論(鉄道の優位性)、 そうではなくて、ランドパワーとシーパワーの境界、人口が多い温帯地域の「リムランド」を制するものがユーラシア、 引いては世界を制するというスパイクマンの仮説、 これらは典型的な「現実主義」と言えます。 ハーバード大学のサミュエル・ハンチントンは、政軍関係論(シビル・ミリタリー・リレーションズ)で クラウゼヴィッツルネサンスを牽引し世界中の軍人達が尊敬する「神」ですが、 その著書「文明の衝突」も典型的な「現実主義」です。 この著書は、冷戦後の国際関係を不気味なほどの精度で予言しています。 (ハンチントンは近年、亡くなりました。ハンチントンは晩年、 浅薄なリベラル(ユダヤ系元左翼)にレイシズムとレッテルを貼られ辟易していた。) 現実主義(リアリズム)は、80年代の国家戦略を主導し、米ソ冷戦、勢力均衡による国際秩序を牽引ました。 ところが90年代に入り自由主義(リベラリズム)陣営からとんでもない著書が出版されました。 フランシス・フクヤマの「歴史の終り(End of the history)」です。 フクヤマはこの書で自由主義の勝利が「歴史的必然」であることをヘーゲル哲学を元に説明し、 現実に起きたソ連の崩壊と併せて、ほぼ自由主義対現実主義の論争を終了させてしまいました。 そのインパクトは、どれだけ強調してもし過ぎることは無いと思います。 フクヤマは、イラク戦争前後にネオコンの政策を批判したため、 現状、学会からハブられていますが理論的には本当に凄まじいインパクトがあります。 フクヤマによると、原初の「万人の万人に対する戦い」の世界において「貴族」の「優越願望」と「奴隷」の「対等願望」の分化が発生しました。 この二つは自然科学への接点が奴隷サイドの対等願望にあり(著名な科学者は下層階級出身)、 ヘーゲルの弁証法的社会進化論の中では奴隷サイドの「対等願望」が「優越願望」を説教してしまい優位に立つことを説明しています。 近年、世界的に著明になったユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」、アザー・ガットの「文明と戦争」は、 それぞれアプローチが考古学・歴史と戦史と幅がありますが結論はヘーゲル哲学のフクヤマをなぞっていると言えます。 面白いことにフランシス・フクヤマは「現実主義の泰斗」サミュエル・ハンチントンの弟子です。 この師弟の「文明の衝突」と「歴史の終り」は真逆のことを主張しており、それぞれ優れた予見性持っています。 これをよくよく見ると、短いスパンではハンチントンが、長いスパンではフクヤマに理があるようにも見えます。 このような学説をふまえ>>1 としては、短期では針鼠のような個別自衛権の防勢戦略で日本を守る、 中期では共通の「自由主義・民主主義」国家間で集団的自衛権による相互防勢戦略で域外からの侵略防止しつつ自由貿易体制で共存共栄、 長期では同盟による攻勢・防勢自在の集団安全保障を確立して非自由主義・民主主義の対象脅威を孤立化させ崩壊に追い込み、 新たな国際関係に進む、と言った「国家安全保障政策」「国家戦略」を主張するものです。 (ようやく部分的結論に到達) 非民主主義国家というのはロシア、支那、南朝鮮、北朝鮮のことですが 例え同盟国でも非民主主義的ファクターは共存共栄が国是の日本の敵です。 国家戦略レベルでは「場違い」な「ディール」がどうとか喚いているチンピラ不動産屋に 「何かを得る」ために「何かを棄」て敵をコントロールするディプロマシー、国家戦略の凄みを見せつけて欲しい。 戦略に必要なのは感情丸出し、欲望丸出しの放言ではなく、ディシプリンに基づく順次性と累積性によるコントロールです。 >著名な科学者は下層階級出身 これは明らかに違いますね >>153 フクヤマが言及してるのは階級社会の上位構造(貴族)では、抜本的な自然科学の導入は困難だと言ってるわけです。 貴族には、ある種のフィクションが必要なので。 具体的に言及してるのはコペルニクス、ガリレオ。 「戦争論」で(理論的に)貴族階級が愛する「線形的な隊形戦闘」を 最終的に打ち砕いたクラウゼヴィッツは、生い立ち不詳の怪しげな下層階級。 散開隊形で主力を掩護する猟兵(イエーガー)士官の経歴で肩書きをロンダリングしたな「なんちゃって貴族」。 カール・「フォン」・クラウゼヴィッツ。 貴族が貴族であるためには思想上の制約(王権神授説、建国神話)があり、アンチテーゼはどうしてもそれ以外の階層から発生する。 欧州列国の王家や貴族階級側も「新興の気概に燃えるイケイケの成り上がり者」の脅威は十分承知してて、 この連中を体制側に取り込んで骨抜きにする手段を心得ています。 カール・フォン・クラウゼヴィッツ(下層階級)もヘルムート・フォン・モルトケ(デンマーク系)も、 プロイセン王家にとってはアウトサイダーですが、宮廷侍女の美人妻を宛がわれ 王家の宮廷インサイダーとしてプロイセン王国に死ぬまでこきつかわれました。 両者とも奇しくも奥さんの名前は「マリー」。 戦史に燦然と輝くベタぼれノロケのバカップル。 戦史に関心があるものは、この夫婦漫才から逃れるすべはない。 なんせ「戦争論」の出版者は奥方マリー婦人なので。 von=なんちゃって だったのか 所でコリングレイは合わないんでルトワックにするわ >>157 自分もコリン・グレイは苦手。 もってまわったような難解な文書だし。 ただし、別の文献でポロッポロッと引用されおり、そこから読み直していくと、この人凄いんだな、と何となく分かってくる。 翻訳してくれた奥山氏には感謝するが、グレイ元のイメージになってる戦史上の事実は読み込んでいないだろう。 まだ、かなりの注釈が未解明なんです。 別の研究書がいるな。 ルトワックの方がグレイよりも一歳年上なんだな。最近知った。 年下のくせにグレイはルトワックの「戦略のパラドックス理論」はやや理論構成が甘いと批判する。 ルトワックは経歴にやや不詳な部分があり、モサドに混じってイスラエルの特殊作戦に関与してたということです。 文書は簡明で分かりやすいが、現場で自明なことの説明は省く傾向がある。 そうは言いつつも、グレイは自身の「戦略の一般理論」にちゃっかりとルトワックも「パラドックス」理論を採用してます。 この辺のアメーバのように何でも飲み込んで理論を拡張していくところがグレイの凄みでもある。 ルトワックは、ルーマニア出身のユダヤ人でドナウ川を防衛線にしてたローマ帝国やビザンツ帝国の防衛戦略研究をライフワークにしてる。 特にビザンツ帝国研究は評価高いです。 誰か翻訳してくれんもんか。 アメリカ作戦術の草分けニューウェル、ソ連作戦術の解説者グランツを読んでいるが、 半年立っても読みきれない。 英語文献の軍事思想は良いのがたくさんあります。 「作戦術を組み込んだ国家戦略」のルトワックとくれば「機動戦」「OODAループ」のジョン・ボイドに触れずにはいられないでしょう。 アプローチこそ違えどほぼ同じ結論にたどり着き、時代をリードした兵学思想家です。 パイロット?航空戦術家?戦闘機の開発者?機動戦教義の創設者?破壊と想像の哲学者? 色々な側面がありますが、戦略畑から眺めると、まごうことなき「戦略家」それもクラウゼヴィッツの伝統に極めて忠実な正統派の「戦略家」という評価が成立ちます。 かなり破天荒な人格ですが、この時代、アメリカも米ソ冷戦を生き残るのに必死で、その緊迫した時代が産んだ寵児と言えるでしょう。 ここもルトワックと似ていますが最初から戦略家になろうとしていたわけではありません。 一番下の階層「航空戦技」から初めて、ベストを尽くす中で戦術、航空機開発、作戦術、戦略、世界観とランクアップせざるを得なかったと。 ボイドは、元々はF-86セイバーのパイロットで朝鮮戦争の従軍歴があります。(撃墜スコアは無いようです。) 復員後、GI法の奨学金で改めて大学で熱力学を学び、米空軍の予備士官(ROTC)として軍のキャリアをスタートさせました。 戦闘機パイロットとしては天性の素質があり、航空学校の戦技教官として勤務しました。 ドッグファイトでは、どんな状況でも40眇で敵機の後背をとることから「40秒ボイド」と呼ばれました。 このあたりの経歴が後々、戦略論にも効いてきます。 少し訂正します。ボイドが教官を勤めたのは戦闘機兵器学校ですね。 ここで空戦理論(対爆撃機・対戦闘機)を記した「航空攻撃研究」(Aerial Attack Study)を起草しました。 内容はジェット機になって容易になった三次元機動(ヨーヨー機動、スプリットS、インメルマンターン等々)を用いてサイドワインダーの攻撃範囲にどのように敵機とらえるか、等です。 これが後々の戦闘機開発の「エネルギー理論」引いてはOODAループ、機動戦理論に大きく反映されていきます。 空戦方面には詳しくないですが、ROTC出の一教官が書いた理論書がここまで残ってるってアメリカ始めNATOの空戦理論水準って極めてテキトウなんだなと。空自も。 保全の壁は必要だと思いますが、どのような航空戦を想定してるから、どのような航空機が必要という大柄なポンチ絵は納税者への説明責任があるかと。 なんで100億超過してるF-35が必要なのか、とかね。 空自は今まで政治マターや日米協同マターのゴリ押ししかしてないでしょう。 不信感感じる。 航空機の性能指標は最高速度、上昇率、旋回性等多々ありますが、これに優れている筈の機体が実戦でより軽量の機体にヒネられるケースがあります。 これらをボイドが分析して、この当時の空対空戦闘の本質「個々の性能指標よりも 全体システムとしていかに機体の運動エネルギーと位置エネルギーの総和をロスせずに戦闘力発揮の核心である機体方向を敵の機動に追随させるのか」を理論化したものが「エネルギー理論」です。 この理論下で生まれたF-15,F-16,F/A-18は第4世代戦闘機と呼ばれ、同世代のソ連戦闘機を個々の実戦で圧倒し西側の航空優勢を自明のものにしました。 現代のステルス戦闘機は第5世代と呼ばれ、高度なアビオニクスが支配しAMRAAM飛び交う空で優勢を占めることが期待されていますが、戦略的に第4世代を圧倒できるものなのか疑問。 特に防空主体の空自が、支那が開発してくるステルスをF-35の空対空戦闘で圧倒できるのか? 自機がステルスであることが敵ステルスに対する空対空戦闘のソリューションなのか? 高額で機数が揃わない中で本当に日本上空の防空を担えるのか? 疑問だらけです。 ボイドの協力者でペンタゴンの事業担当者にピエール・スプレイという方がいてまだ存命です。 F-16開発当時は「ファイターマフィア」と呼ばれていました。 この人のF-22,F-35批判興味深く航空戦略というものを考えさせられます。 少し長いですが引用してみmす。 <ピエール・スプレイのF-22批判> ピエール スプレイは、戦闘機が勝利を獲得するのには五大要素が必要で、すなわち戦闘機の数、飛行員の質、敵に先んじて発見し敵に先んじて打撃する能力、敵機を超越する機動性能、瞬間のチャンスをつかんで敵機を殲滅する能力である。 「F-15、F-16戦闘機はまさにこの五大要素を根拠に製造されたのである。」 しかし、F-15、F-16に取って代わるのに用いられるF-22はそれにもかかわらず基本的にこうした要素を考慮していない。 「第1項目目の指標だけについて言えば、F-22は全世界の装備数でせいぜい中等レベルと評価できるに過ぎない」とスプレイは言う。 アメリカ空軍は元々750機のF-22を購入する計画だったが、超越的に高い製造コストの制約を受けて、最終的に186機にまで減った。 だがこの186機の中で2機は飛行停止状態にあり、そのうち1機は航空電子設備が過度に老化したため飛行の価値を失い、 もう1機は緊急着陸を迫られたために深刻な損傷を受け、少なくとも4年の時間と9,800万アメリカドルを費やしてやっと修復できる。 ペンタゴンの事情を知る人物が明らかにするところによれば、米軍のあらゆる186機のF-22の中で、123機だけが「戦闘飛行状態」にあり、 もう20機は予備用機で、その他は検証機や練習機である。 スプレイは、「もし一切がスムーズでも、アメリカ空軍のF-22は毎日のべ60機しか出動できない。 残酷な空戦の中でこんなに少ない出動機数は実際お笑い草である。」と語る。 (続く) (続き) 総機数の不足はF-22戦闘機中隊の編成数の「縮減」をももたらしている。 アメリカ空軍の言い方によれば、それぞれのF-15あるいはF-16中隊は通常24機の戦闘飛行状態にある飛行機および2機の予備用機を編成し、 「このようにしてこそ飛行中隊の作戦効率が保証できる。」 しかしF-22中隊はそれにもかかわらずこの原則を完全に無視している。 資料は、現在アメリカ空軍は6個「ラプター」作戦中隊しか編成していないことをはっきり示している。 「このうち5個中隊には21機の戦闘飛行状態にある機の他+2機の予備用機しかない。 もう1つは空軍国民警護隊中隊に属し飛行機の編成数はさらに少なく、予備用機を含んでも20機しかない。」と「国家利益」誌ウェブサイトは書いている。 「このような数と編成の規模は、空戦の中で非常に容易に数の優勢を占める敵機の包囲攻撃に陥る。 第二次世界大戦の時期にソ連の簡単で実用的な戦闘機は、『袋叩き』戦術を用いてドイツ空軍の先進的な戦闘機の進攻を撃退した。」 <ピエール・スプレイのF-35批判> F-35は、ありえないほど愚かな空軍の誇大広告のために生まれた。 そのミッションは、空軍が「ハイ・ロー・ミックス」と呼ぶ配備の半分を受け持つことだ。 恐ろしく高価で恐ろしく”ケーパブル”なF-22が1機あって(ハイ)、残りの雑用はもっと安く大量に買える汎用機がやる(ロー)、このローを受け持つのがF-35、という発想。 だがね、この「ハイ・ロー・ミックス」という発想からして、そもそも空軍がPRのため考えたでっち上げなんだ。 大体、70年代からあるんだから。よくこんなに長くもったもんだと思うよ(笑)。 70年代、空軍の花型はF-15だった。エンジン2基、あの時代では質・サイズともに最高、重量5万ポンド弱、巨大レーダー…空軍が思いつく派手な装備は全部盛りさ。 デカくて高価な飛行機をつくること、それが彼らの求めてるものだった。 Boyd空軍大佐とは開発に向けて話し合いを持ったが、あまりにもジャンクがてんこ盛りだったので、われわれは辞退した。 そのうちお役所仕事のゴリラがいろいろ地下でうごめいて、ほんでできたのがF16だ。サイズも半分、コストも半分、もっともっとハードな飛行機ね。 (続く) (続き) (聞き手「F-35を駄作と呼んでおられたようですが」) おう言ったとも。だって駄作だから。あれは生まれつきどうしようもない飛行機だ。なぜなら、バカな発想から生まれた飛行機だからね。 マルチミッションの飛行機つくろうと考えた時点でもう終わってる。 クロスサポートでしょ、空対空でしょ、ディープ・インターディクション・ボミング(後方地域への阻止爆撃)でしょ、 それもこれも積めって、そんなの絶対ムリ、できっこない。何度も何度も失敗するのは目に見えてる。 (聞き手「戦闘能力は?」) 空戦ではまったく戦えない。 マヌーバできんからな。 (聞き手「地上部隊の支援機としてはどうですか?」) ダメダメ。あんなちっこい翼じゃ長く飛べない。 めちゃ燃費悪いから1時間か、せいぜいもって1時間半だ。 (聞き手「じゃあ何に使えるんですか?」) なんにも使えん。だから駄作って言ったろ。 しょうもない爆撃機なんだよあいつは。 (聞き手「ステルス性は?」) あのね、まず最初に言っておきたいんだが、「ステルス」っていうのはでっち上げなんよ。隠れないんだから。 レーダーは1942年にできた、ブリテンの戦いのときのレーダー、あれで世界中のステルス戦闘機は現代のものまで含め、すべて検知できる。 (聞き手「つまりなんですか、ひどい飛行機だと。戦闘もだめ、地上兵力も守れない、ロクでもない爆撃機で、メーカーがどう言おうと断じてステルスではないと、そう仰るんですね?」) よくぞまとめてくれた(笑)。 (聞き手「なら、なぜこんなもの作ったんですか?」) 金じゃよ。金をつかうこと、それがこの飛行機のミッションだ。 米議会からロッキードに金を送る。 それがこの飛行機の真のミッションなのさ。 スプレイ氏が正しいかは今後の推移を見守るしかないが、一つ言えるのはF-22、F-35の擁護論は技術論が主体ですね。 飛行隊、航空団レベルの戦術次元、航空優勢の争奪や陸海との統合で戦う作戦次元。 目的、コスト、継戦期間も考慮した戦略レベルから擁護する資料はまだ見たことがありません。 第4世代戦闘機の段階で、アメリカ空軍は深刻な問題に直面していました。 装備の単価の上昇です。 アビオニクスの発達で確かに強力になったのですが、同時にコストが跳ね上がり、今までの各航空団の戦力を維持することができなくなってきました。 F-15は高額で、どうあがいても1000機くらいしか装備できません。 このままでは、万単位のソ連空軍に欧州の航空優勢を取られてしまいます。 このソルーションとして産み出された機体がF-16。 そして、これに抗う一連の施策を「復興運動(リフォーム)」、それを牽引するボイド、スプレイらはリフォーマーと呼ばれました。 ナポレオンに潰されたプロイセン・ドイツ軍を復興させたシャルンホルストの「復興運動」を意識しています。 まだボイドの伝記読みかけで不完全な理解ですが、全てを備えた万能な機体という戦略を捨て 特定の機能に特化した機体(F-16、A-10、AWACS、F-4G)を一定数揃え、ストライクーパッケージとしてネットワークとしての戦力を発揮を目指す。そう理解しています。 こうして産み出されたエネルギー機動理論に特化した異形の機体「F-16」は、 ドッグファイトに強い上に値段が安く最終的に同盟国分も合わせて4500機の生産がなされました。 東西ドイツ上空を抑え、縦深攻撃(ディープアタック)でソ連軍の作戦的後方地域を遮断するアメリカ第5軍団、第7軍団の上空を制するには十分な数です。 弱点のアビオニクスはAWCSが補い、ソ連作戦機動群(OMG)にはスプレイ主導で開発されたA-10(この機体も安い)が襲いかかります。 アメリカ空軍は、失いかけた欧州の空を奪回し、ソ連の野望阻止の抑止力として力強く復興遂げました。 ただし、この騒動とさらにB-1ランサー潰しの余波でボイドの空軍でのキャリアは終わり大佐で退役することになりました。 ところが、ここでボイドは終わらず、退役後の年金の他は一銭も受け取らず、これまでの復興運動間に得た戦争理論を無償で米陸軍、米海兵隊講演し大絶賛を受けました。 空軍のボイド大佐が消え「戦略家」ジョン・ボイドの誕生です。 ジョン・ボイドの代名詞とも言えるOODAループ(O:観察、O:方向性、D:決定、A:行動)は、PDCAとは決定に異なります。 「こうあれかし」というベターな方法論ではなく、「きうならざるを得ない」という人のマストな認識機能を表したものです。 特に二番目のO:方向性の決定がキモで、これをbig "O"と言います。 この"O"で概念化なされると相対的に正確な決定が成され行動に移行します。 このOが上手くいかないと最初のO:観察に戻りやり直しになります。 敵対的な二者が争うような場面で方向性を検討している間に状況変化すると、いつまでたってもOO間から進まず、これをOO-OOスタックと言います。 この認識モデルを前提とすると、優位に立つ方法は二つあります。 一つは敵の観測に捉えられずに行動に移行し打撃すること。 (ネガティブループ) も一つは、敵に次々と新しい状況を与えてOO-OOスタックに追い込むことです。 (ポジティブループ) OODAループの戦術的意味合いは、比較的小数のエージェントがOODAループを回して敵よりも高回転で潰しあうモデルです。 性能的にMjg19よりやや劣るF-86がキャノピーの視界の広さにより先に行動し 勝利した事実からボイドはOODAループを思い付いたと言われます。 作戦次元になると敵味方の多数のエージントが各々OODAループを回し闘争します。 相対的な意思決定を速くして敵をOO-OOスタックに追い込むには現場への権限委任が鍵であること。 また、これらを制御しつつ現場に訓令を与えること。 すなわち「作戦術」の有効性をOODAループは例証しています。 最上位の世界観、戦略になるとOODAを回しながら飛び回るエージントの数が無数になります。 ボイドの講義レジュメ「破壊と創造」では、熱力学の気体分子や量子力学的(不確定性理論)の光子に例えている。 これらが無数に緩衝しつつもOODAループに従ってランダムな動きと一定の拡散を見せる物理学のブラウン運動のようなモデルを想定しています。 OODAループのO:方向性には内部システム(文化・遺伝的資質・世襲資産・新しい知識・これまでの情報)があり、 同じグループのエージントは一定の結論を出して協調行動をとることができます。 ところが、環境が変化するとどうなるか?当然、適切な行動をとれません。 そこで各々のエージェントは内部システムを変化させて生き残ろうとしますが、 それを個々にやることで内部システムに差異ができて協調ができなくなる。 すなわち組織は崩壊する、全ての軍はOODAループの非同期により機能不全になる、全ての国は長期的には滅亡するということです。 これがOODAループの戦略的適用における最も重要な答えです。 >空戦方面には詳しくないですが、ROTC出の一教官が書いた理論書がここまで残ってるってアメリカ始めNATOの空戦理論水準って極めてテキトウなんだなと。空自も。 >(聞き手「ステルス性は?」) あのね、まず最初に言っておきたいんだが、「ステルス」っていうのはでっち上げなんよ。隠れないんだから。 レーダーは1942年にできた、ブリテンの戦いのときのレーダー、あれで世界中のステルス戦闘機は現代のものまで含め、すべて検知できる。 >(聞き手「なら、なぜこんなもの作ったんですか?」) 金じゃよ。金をつかうこと、それがこの飛行機のミッションだ。 米議会からロッキードに金を送る。 それがこの飛行機の真のミッションなのさ。 予算消化ってやつですか。ロッキードが米議会の金を吸収する、あるいはロッキードが献金するんなら回収になるな。 >スプレイ氏が正しいかは今後の推移を見守るしかないが、一つ言えるのはF-22、F-35の擁護論は技術論が主体ですね。 飛行隊、航空団レベルの戦術次元、航空優勢の争奪や陸海との統合で戦う作戦次元。 目的、コスト、継戦期間も考慮した戦略レベルから擁護する資料はまだ見たことがありません。 おれもR-typeより雷電だったは ボイドは書籍・論文を書いてないんだな >ところが、環境が変化するとどうなるか?当然、適切な行動をとれません。 そこで各々のエージェントは内部システムを変化させて生き残ろうとしますが、 それを個々にやることで内部システムに差異ができて協調ができなくなる。 すなわち組織は崩壊する、全ての軍はOODAループの非同期により機能不全になる、全ての国は長期的には滅亡するということです。 これがOODAループの戦略的適用における最も重要な答えです。 真理。ルトワックは春20夏20秋20冬20=80と言っている 国家の寿命は、人間の寿命と同じだったんだ。 大日本帝国(1865~1945=80) 日本国(1945~2025=80) 戦略的な滅亡をどうしたら避けられるか? それにはbig"O"最後の因子「分析・総合」が重要になります。 個々のエージントは状況を分析しつつ、これを自らの存在理由(レゾンデール)に合わせて総合し環境変化に適応(アダプティブ)しようとします。 この「分析と総合」が「知性」という「共通認識」に基づき外部の環境を的確に分析し、自らの行動に総合することができれば 創造的な答えをだしつつも各エージェント間の協調も保たれる。 組織としての生存の可能性があるわけです。 ただし、このような知性による総合・分析により内部システムを変化させたエージェントが果たして以前の組織の一構成要素と言えるか? もう変化してしまってるのではないのか? だから、ボイドはOODAループの戦略的な意味を「破壊と創造」と呼び方ました。 まさに「復興運動」により「破壊」され機動戦理論(maneuber warfare)で「創造」され甦ったアメリカ統合軍そのものです。 >>178 >ボイドは書籍・論文を書いてないんだな 書籍は無いんです。講義録のみ。 Briefings - Colonel John R. Boyd, USAF http://www.ausairpower.net/APA-Boyd-Papers.html 日本語サイトだと夕撃旅団氏のサイトが分かりやすいです。今はリニューアル中。 (「F-22への道」で検索) これとは別にOODAループの解説本をkindleで出しています。非常に分かりやすいです。 (ただし結論めいた部分は>>1 とは見解が違う。) 「戦略家」ジョン・ボイドをどう捉えれば良いのか?中々難しい問題です。 ボイドは著書を残さず1997年に早世してしまったので、戦略論のメインストリームとは言えないかもしれない。 もう疑問点を質問することもできないし。 ただし、その影響は本当に大きい。OODAループモデルはアメリカ陸軍の士官候補生いの一番に叩き込まれる「世界観」です。 よくよく意味を分析していくとクラウゼヴィッツやリデル・ハートと同値になります。 また戦史に対する真摯な取り組みは研究の姿勢として取りこみに値します。 "pattern of conflict"で紀元前から現代に至る戦史の中で自らの理論を慎重に検討しています。 昨今の軽薄なRMA論とは根本的に別もの。 ジョン・ボイドの戦略論における戦略家としての位置付けは、物理学におけるリチャード・フィリップス・ファインマンの「ファイマン物理学」に近いと思う。 ルトワックとボイド。 思慮深いルーマニア人と底抜けに能天気なアメリカ人。二人の天才が別々のアプローチをとって、「機動戦理論」ドクトリン(maneuver warfare)という同じ答えにたどり着く。実に興味深い現象です。 「ファイマン物理学」のファイマン曰く「“本当にわかった”と言えるのは、物事に二通り以上の説明ができた時だ」と。 ルトワックがいるからボイドは正しく、ボイドがいたからルトワックが正しい、と言えるのかもしれません。 (バリバリの超エリート経歴の)スプレイ氏のインタビュー見てると、あちらでは「ケイパブル(個々の頑張りに頼る)」って、あまり良い意味じゃない。 明らかに「非戦略的(なアホ)」という侮蔑的なニュアンスを感じる。 日本人の好きな「熱血・友情・勝利」とか「ケイパブル」の一言で斬り捨てられそうですね。 可否はさておき、先方はやはり「(ポジショニング)戦略の国」。 当方は「非戦略(な戦術、精神論)の国」なのかもしれません。 本当に勝ちたいなら、ケイパブルな熱血・友情(戦術・技術)に加え、 キャンペーンをコントロールする作戦次元、 戦争全体を考える戦略を真剣に考える時期に来てると思います。日本人も。 勝ちたいなら。 >勝ちたいなら。 足し算しかできず掛け算ができないバカは死ななきゃ治りませんので。 >>185 家屋建築に例えると、戦術が屋根、柱、床、壁etc.、戦略が家の全体構造、作戦がそれを媒介するアーキテクチャ。 家を建築する話なのに、何故か壁紙の模様の話を延々と繰り返す。 そして、ある日こちらを見て「できた?」とのたまう。 最近では屋根に金鯱を着けろと吠える。それも純金の金鯱(いーじすあしょあ)だ。 「小野寺五典。気が狂ったか?」と・・・・普通思うでしょ。 五千万万の一般住宅なんですが、数百万の金鯱をつけろと。 六気井戸屋のような宮大工から見積とるから益々浮世離れしたお値段に。 予算が足りなければ、外壁と床をカットしろ。何が何でも金鯱。 ざっくりですが政治的・外交的制約が緩和されるなら、補正予算2兆円で北朝鮮を潰せる。 統合機動防衛力発動です。 目標はちょいと大きな島。 北の方はなんか支那と繋がっているようですが気にしない。 2兆円の内訳は、半分は元山に上陸して平壌まで攻め込む陸自隊員の死亡弔慰金と弾薬購入費、損耗装備の更新です。 北朝鮮は核関連を除けば年間二千億円の軍隊。 兵士に食費1日当り1500円を支給したらそれっきりの軍隊。 ぶっちゃけ「夜盗」「追剥」の類です。明らかに訓練できてません。 そこまで国民の生命が脅かされているなら、金鯱に拘らずゼロベースで方法・手段を列挙して検討してはどうか? イージスアショアにこだわるのは 大和にこだわったのと同じ 「これさえあれば大丈夫」という物神崇拝 兵器という最下層に安心感を見出そうとする、アンチ戦略。 ガンダムとか架空の兵器もそう 北のミサイルは塗装してないそうだが、 塗装は錆防止のためにするのだから、すぐに使うということだw イージスアショアへの疑問は、まず時期的なものです。 防衛省の発表では、「2023年」の配備を目指しているとのこと。 現行の海自イージスのローテーションが限界だと言ってイージスアショア導入に踏み切ったはずだが、あと「五年間」どうするつもりか? 本気でミサイル防衛やる気ありますか? 次にわざわざ「固定施設」を選択したこと。 地元説明で揉めるのは目に見えてた。 辺野古問題、何年かかってますか? 1分1秒でも早くミサイル防衛を強化したいのに、わざわざ施設を選んで泥沼に陥った小野寺五典。 なんて、なんて馬鹿な奴なんだ。頭悪いとしか思えない。 陸自にはイージスのVLSに匹敵する口径のミサイルキャニスターをSSMで開発した実績があります。 普通に国産の車載システムで高射特科部隊に運用させれば最短で装備化できると思いますが。 なぜそうしない? 防衛施設の地元説明。 本来は政治がやるべきだし、次は内局の役人がやるべきなんだろうが、 直接矢面に立つのは現地の地本やら関係機関の制服組。 もっと言えば陸自でしょう。 丹念に丹念に各自治体に足を運んで、場合によっては一軒一軒住民の自宅を訪ねて膝詰めで説明します。 タカビーな内局が主導権握るとだいたい地元と揉めてさらに長引きます。 東京から出張してきて日帰りで説明しても説得力ないわけです。 これが本当のスタビリティーオペレーション、サポートオペレーションというものです。 こういう地べたを這いずり回る(そして必ず必ず任務を達成する)感覚は、東京の政治家には無いだろうな。 みてくれの良い仕事しかしないしね。 軍事作戦とはそんなもんじゃありません。 ルトワック氏の「日本4.0」。 北朝鮮の核ミサイル危機に対し矛・盾(攻勢作戦・防勢作戦)の両面の準備を推奨しています。 「盾」は当然BMDですが、「矛」としての先制攻撃も必要だと。 戦術的には「攻撃」でも作戦的には「弾道ミサイルから国民を守る防勢作戦」であり、本質的に外交的孤立をもたらすものでは無いからです。 具体的な手段として、F-15の対地攻撃任務対応の改修を空自の幹部に提案したら、 「F-15Eを買い直さないと無理だ」と答えたという。 それを評して「作戦実行のメンタリティが無い」と。 航空機そのものの搭載容量を越えていないのに何故、この危急存亡のときに、数百万の国民が北朝鮮の核で焼かれるかもしれないときに代替案を考えないのかと。 このルトワックに回答したアホな空自幹部。実在するなら銃殺ものですな。 アメリカに馬鹿にされます。 日本が北朝鮮に先制攻撃するオプションを検討するにあたって、物的よりもさらに深刻なのが F-15×200、F-2×100運用してはずの「空自」の「作戦実行メンタリティの無さ」 これは10年20年でも代わらないでしょう。そういう文化(米第5空軍の「下請け」)なので。 よって、かなり無茶ではありますが、北朝鮮の核が本当に切迫してきたら、陸自が海を越えて北朝鮮に攻め込むしかない。 ミサイル基地破壊などと温い作戦ではなく、朝鮮半島の東海岸・元山に奇襲上陸して200km西に攻撃前進して平壌を落とし金正恩政権を崩壊させます。 他に実効的な非常手段があるなら伺いたい。 昔、マレー作戦でタイ国境に3個師団で上陸した後、1000km走破して 2倍以上のイギリス軍を粉砕してシンガポール要塞を落としましたが同じくらい無茶だとは思います。 一つのモデルケースとして、米国が北朝鮮を瓦解させる場合の作戦計画OPLAN5027がありますが、 この参加地上兵力が案外小さく海兵1個師団と陸軍1個師団。 この兵力で元山から上陸して平壌を強襲して落とします。 ただし、前提として空軍1600機が支援しDMZに張り付いてる北朝鮮主力部隊の北への転用を妨害しつつ、平壌、元山へのCAS、孤立化を行います。 陸自がこれを真似るとしたら、地上軍は北部方面隊の全力に相当し、なんとかならんこともないと考察します。 ただし、航空支援はお寒いなので作戦次元での火力不足は否めません。 そこで時期。 北朝鮮の農繁期を狙います。 北朝鮮陸軍が援農で各地に散ってるときを狙って奇襲し、集結する前に勝負を決めます。 火力不足を動員能力の差で補うわけです。 国家戦略から見ればリスキーな話ですが、オプションとしての先制攻撃の可能性は磨いていた方が良いと思います。 あるのと、無いのと外交の幅も変りましょう。 >このルトワックに回答したアホな空自幹部。 空自幹部は制服組のはずだが。「上が悪い」では議論は終わってしまう 結局、戦略レベルの人材が存在しないという事実認識からスタートするのがいいのでわないか。 そこで、人材に頼らず戦略という似非科学?をやるという、つまり教義、聖書を作るという試みが 未塗装のミサイルは使うミサイル 先の大戦で、日本は170万人の兵士を戦死させ、40万人の民間人を戦災や無差別攻撃で失い敗戦しました。 200万人も国民を失えば「戦争放棄」「専守防衛」「経済第一主義」が国家安全保障政策の原則(「日本3.0」、これはこれでルトワックは肯定してる)になるのは無理からぬ部分があると思います。 ただし、現状を放置して、例えば首都圏が北朝鮮の核攻撃を受ける事態になったら 先の大戦の死者に匹敵する数百万人の生命が一度に失われる可能性がある。 それを、敗戦時のレジュームを根拠に良しとするのは思考停止でしょう。 敗戦後の前提(「連合国側が一枚岩で講和条約の条件を履行」→「故に海外領土及び軍事力放棄」)がとっくに崩れているに。 やや逆転現象ではあるが下位概念の「国家戦略(軍事・経済・外交)」上の要求が 上位概念の「国家安全保障政策(専守防衛・日米安保専従・経済第一主義)」の不備を諌めている構造ですが、これを汲み取る度量ありや? これが「日本4.0」の基本構造。 >>195 >空自幹部の回答 その場の話としては「北朝鮮の対空火網が停止しててSEAD任務は必要ない。射ち放題」という前提があります。 その上でのルトワックの確認に対しては 「F-15Jの爆装は現実的ではない。F-2で"殺る"が航続力が不安なので大量の空中給油が必要。 ついてはアメリカ合衆国政府に(せめて)空中給油機くらいは出せいと提言してもらえないか?(同盟を履行しろよ!)」と切り返しで啖呵切って欲しいですね。 自分の国の安全保障なのに「できません」の一点張とか子供のお使いかと。 「自衛隊進化論(日本4.0)」論旨 ○従来の自衛隊の機能は「(日米)同盟メンテナンス」 ○同盟戦略は対ロシアや対支那級のグローバルウォーには今日でも有効 ○北朝鮮のような局地的な脅威にはアメリカの国益上(アメリカに到達するICBM以外は)関心が薄いので日米安保は有効ではない。 ○日本は自らの責任で、自力で自国の安全保障を達成するしかない。 ○そのためには自衛隊は「同盟メンテナンス」から「作戦実行メンタリティ」に切り換える必要がある。 ○北朝鮮に対する先制攻撃は核ミサイル危機の文脈では防御的である。 ○北朝鮮のウィークポイントの一つは時代遅れのソ連製防空システムである。(対抗手段開発済み) ○空自幹部に「F-15Jの改修」を提言したがF-15Eへの換装を理由に消極的、無責任で「作戦実行メンタリティ」に欠けている。 ○戦略的に「矛」と「盾」は両方必要 ○北海道で陸自の演習を見せてもたった「テクニカルな訓練」であり、「リアリスティックな演習」ではない。 ○支那軍のようなパレードに時間をかける軍隊は強くない ○フィンランド軍は実際的な戦闘能力をもっている。 ○摩擦を考慮した演習をじっししべき。 こんな感じです。 考えさせられるのは「アメリカの国益」から見た「日米安保」は、第3次世界大戦クラスのグローバルウォーでのみ意味があると。 「グローバルウォーの一部としての日本の防衛力否定」と「日米安保」は本質的に両立しない。 袋小路に陥ってる。 ルトワックの「日本4.0」を参考に日本の対北朝鮮戦略を考えてみます。 まず、現状、トランプ政権が「半年」の期限で「北朝鮮の核放棄」を求めて交渉中です。 日本としては当面、この推移を見守るしかないわけですが、決裂に備えて北朝鮮への「統合機動防衛力」による地上侵攻に備えて戦争準備を開始します。 作戦計画は、北部方面隊(水陸機動団・空挺団・第12旅団・第6師団配属)全力での奇襲侵攻で元山強襲上陸から平壌奪取による金正恩政権の瓦解。 同時に特殊作戦群と空挺団の一部で核・ミサイル施設制圧。 海自自衛艦隊と空自航空総隊がこれを支援し海上LOS維持します。 作戦準備として、PFI方式による民間船舶(特に米国航路の自動車運搬船)の確保、 補正予算による弾薬購入(五年分一括)、空自航空機・海自船舶の稼働率回復のための部品購入を開始します。 半年後、米国と北朝鮮の交渉の答えが出ます。 北朝鮮が本気で核放棄した場合とりあえず解決です。 (可能性は薄い) 決裂して米国が軍事攻撃を決断した場合、これは別の絵図が必要になります。 (これも可能性が薄い) 一番蓋然性が高いのはトランプ政権が「米国に届くICBMの放棄」を条件に核保有を認める線で妥協するパターンです。 この場合、中距離核に脅かされる日本には何の慰めにもなりません。 よって、北朝鮮との個別交渉を開始します。 日本の条件は「北朝鮮の核保有を認める。その代わり日本を射程に納める中距離弾道弾(IRBM)を全廃する。 これを履行すれば同じ共産主義国のベトナムと同程度のODAを約束する。」 これが決裂したら決戦です。北朝鮮への侵攻を発動し金正恩政権を消滅させます。 ただし、背後の支那・ロシア、前面の南朝鮮、アメリカの挙動は予測し難くカオスな状況になります。 ただ、この場合の「日本の戦争決意」が本物であると金正恩が判断した場合、IRBM破棄の線で折れてくる可能性はあると思います。 (実態として、金正日時代に製造したので老朽化進んでいる。) 金正恩が乗ってきたら拉致被害者も交渉で返してもらいます。 日本が尖鋭な先制攻撃準備を整える方が逆に戦争になる可能性は減ります。 ルトワック流のパラドキシカル流シンキングはこんなところでしょうか。 北朝鮮がIRBMを放棄しても、核保有を認めてしまって、かなりの脅威です。 ただし、支那、ロシアにとっても干渉しずらい状況が生れ、中期レベルの膠着状況になるでしょう。 南朝鮮は放っておきましょう。 「後は野となれ山となれ」 北朝鮮のことですから、セコくミサイル開発は続けると思われるので日本としてBMDの手は抜けません。 ただし、短期刹那的な「イージスアショア」とは手を切り、真の脅威である支那のIRBMに対抗できる柔軟でコストパフォーマンス良いシステムを長期的視野で開発します。 将来的には宇宙プラットフォームと連携してロフテッド含むあらゆる弾道のを叩き落とせるようにですね。 最後にこの膠着期間に改憲を含めて陸海空衛隊を改革し、攻防自在な戦域戦略・作戦が駆使できる態勢にすべきでしょうね。 日本4.0です。 残念ながらそうはならないでしょう 狙いはびゃーぐん基地なのだから イージスアショアは大仏としてはいいかも >>203 それでは日本側の譲歩案として三沢基地の米第5空軍の撤退を追加しましょう。 三沢は、現状ではもろに北朝鮮を狙っている航空基地で目の上のたん瘤。 北朝鮮のIRBMのターゲット。 これを撤収すると日本国内における米空軍の対北朝鮮空爆に使える基地は嘉手納のみとなりますが、 嘉手納から北朝鮮を空爆する場合、南朝鮮の防空識別圏を通ります。 北朝鮮の間諜・文政権をコントロールすれば通過を妨害できます。 北朝鮮側の体制保障にとってかなりの材料になる。 逆に日本側にとっては、三沢はすでにF-16のSEAD2個飛行隊に減少し米側もやる気ありません。 日米安保空文化の象徴で撤収されても軍事的には痛くも痒くもありません。 これを機に、空自は独立的な作戦立案能力を開発すべきです。 米空軍側も元々グアムへの機能集約を考えており異は唱えないでしょう。 双方円満に象徴的な基地を撤去し交渉を促進させる効果があると思います。 中距離核弾道弾の廃棄は冷戦時代もINFという前例があり荒唐無稽な話ではない。 若干風化してますが、昨年のように日本上空をポンポンとミサイルが通過しJアラートが鳴り響く事態は政治的にも受入れられないでしょう。 新INFの代償として、日本側も多少の譲歩が必要。 それでも北朝鮮が核弾道搭載のIRBMに拘るなら「是非もなし」。 「戦いによる決着」 しか、ありませんね。 かつての米ソ冷戦時代の中距離核は、1975年にソ連がSS-20を配備したことから始まった。 これに対抗して1983年からアメリカがパーシングUを配備。 同時に軍備管理協議も始まった。 この際のカテゴリーは戦略核(START T)、SDI等宇宙兵器問題(NST)、INF(中距離核)が並行して交渉されました。 1986年のレイキャビク会談でINFシステムを相互に100基に制約することに同意。 世界から驚きをもってむかえられた。 これは、やはりコストでしょうね。 核で対峙している以上、常に核戦力を即応態勢に置く必要がありますが、それがとんでもなく金がかかる。 互いにインテリジェンスが滲透してると隠しようもありませんが 一説ではソ連側は10程度しか維持できなかったという説もあります。 だからINFに応じざるを得なかった。 中距離核は、通常兵器戦争とも密接に連接してて、ソ連の作戦機動群の最大の目標は、西側の中距離核部隊の蹂躙でした。 西側の指導者が核使用の決断を行う前にパーシングを蹂躙する。 その後、残存兵力に対しSS-20で核攻撃をかけるという鬼畜な戦略を保持していました。 ただし、通常兵器と組み合わせているあたり、ソ連と言えども全面的にINFの威力を信じきれていない。 信頼性に確信が持てなかった。そういうことでしょう。 北朝鮮の中距離弾道弾も性能向上しているとはいえ不安定です。 なかなかテストできないし、経年劣化もする。扱いが難しい兵器。 金正恩も頭抱えているでしょう。 少し日本のあるべき国家戦略について掘り下げてみる。 我々日本人の世界観とは? 軍事・外交的に「覇権国家」を目指すことは無いだろう。 では、現状維持かと言えばそうでもない。 単純な対等願望で良しとする国民性ではない。 科学技術、経済、グローバルイシューにおいてかなり強烈な優越願望を持っている。 つまり安全保障では現状維持。経済・科学技術ではパラダイムシフトを希求する2重構造の世界観もっている。 これは何故だろうか? それは日本の成立ちの歴史的経緯から来ている。 4-5世紀くらいの日本には領邦国家が成立していたが、まだ明確な統一国家は無かった。 六世紀末。東アジアを揺るがす大事件が起きた。突厥・鮮卑の系譜を引く唐王朝の成立である。 四世紀の北方からの民族移動により長らく分立状態にあった支那は、唐王朝の元で統一国家として再統合された。 唐王朝は均田奴隷制度により極めて中央集権的で攻勢的な戦略(新たな均田奴隷基盤の獲得)を持っていた。 また突厥・鮮卑譲りの優れた重騎兵・軽騎兵教義と先住民族である漢民族から吸収した教義(孫子他)の統合軍事教義(李衛公問対)を確立。 本拠地から数千里離れた遠征においても圧倒的な戦闘力発揮した。 この唐が東アジア全域を均田奴隷基盤として併呑せんと活動を開始したのである。 それまで領邦国家の集合に過ぎなかった日本は、この侵略に対抗するために、逆説的に統一国家として誕生したのである。 まさに戦略的パラドックスの見本そのものである。 一面、唐は標準化された優れた農業技術、交易文化を持っていた。 これは唐自体が支那にとって外来種であり客観的な視点(皇帝・天可汗二重体制)を持っていたから。 これにより、広大な領域にわたる征服地を効率的に支配し、また物流ネットワークを確立。 これを経済基盤に巨大で機動性に優れた中央軍を編成し覇権を盤石にした。 古代日本にとって、唐に対抗するには「唐の文化」を吸収せざるを得ない。 まことにアンビバレンツな戦略をとらざるを得なかった。 遣唐使史を紐解くまでもなくこの辺歴史の教科書そのもの。 日本の国家戦略史の二重構造(安全保障政策での覇権国家の覇権受容と最低限の自衛、 経済科学技術政策での世界標準戦略の摂取と継続的キャパビリティ改善) はこの統一国家としての幼少期の体験に大きく影響されている。 極論すれば、今の皇室のあり方や内閣始めとする統治機構の概念は、無自覚にこの時代のものが残っている。 日本にとっての次なる衝撃は幕末から明治にかけての米英アングロ・サクソンの衝撃。 古代日本への中世唐王朝の衝撃が「農業革命」によるものなら、英米の衝撃は「産業革命(科学革命)」と軌を一にしている。 文字通り近代軍・現代軍として確立されている彼らと覇権を争うなど不可能で最低限の自衛を維持しつつ覇権自体は受容せざるを得なかった。 (日英同盟・日米安保) 太平洋戦争?主観的には自衛戦争です。 昭和天皇の回顧録参照。少なくとも国家元首レベルで彼らの覇権に挑戦しようなどと考えていない。 一方で国家・民族としてのアイデンティティというものがある。 英米の覇権のフレームの中で経済・科学技術の興隆をめざす。いや自我を保つためにめざさざるを得ない。 日本の国家戦略の二重構造は、アングロサクソンとの外交経験を経てレゾンデールレベルまで確立されてしまった。 日本の国家戦略上の教義は一言で言えば「重点化」。 戦略位相全体で、規模ではアングロサクソンに対抗しようがなく、全体のポジショニング自体の劣勢は認めざるを得ない。 そこで「重点化」により限定的な生存空間をキャパビリティを確立。一点突破で何とか生き残る。 日本の各省庁の「白書」を御覧いただきたい。 基本スタンスとして重点化施策の必要性と可能性を説明してる。 問題は、それが「限界」に来ていることです。 いつごろからと言えば、早くも第二次大戦の終了直後から。 オスヴァルト・シュペングラーの「西洋の没落」。 アーノルド・トゥインビーの「歴史の研究」。 アングロサクソンの戦略家たちは西洋文明の戦略的優位性が歴史的に見て崩れつつあることにきずいていた。 「世界的に平準化(標準化)されつつある」という表現がより的確かもしれない。 サミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」の結論は、「大西洋西洋同盟の再構築」でこれも「西洋の没落」(世界的な平準化)への危機感が底流にあります。 この結果、何が起きるかと言えば、西洋圏外の事象に対しては「オジュショア・バランシング」になるということです。 少なくともその傾向を強つつある。 トランプ政権の誕生もある意味象徴的。 「西欧同盟内」でも陰日向なく強圧的というのがややユニークですが。 アングロサクソンは、もはや長期的な視点で覇権を維持することは考えておらず、機会主義的かつ効率的に利を貪っていくことを戦略とするでしょう。 よって日本の国家戦略のに二重構造(安全保障政策での覇権国家の覇権受容と最低限の自衛、 経済科学技術政策での世界標準戦略の摂取と継続的キャパビリティ改善) は有害無益ということです。 さらには、以前の確固たる戦略的フレームのもとでの「戦略的重点化」という発想も通用しなくなっている。 国家戦略全体でのキャパビリティ戦略を見直すべき時期にきているのです。 「西洋の没落」とこれまで好き勝手に跋扈してきた白人国家は焦っていますが、我々は日本人。 客観的に戦略環境を眺めればいい。 そもそもそれほど悲観すべき戦略環境ではありません。 まず、戦史的な方向性としてここ二百年くらいのスパンで見ても戦争による死者の「比率」が減少しています。 「絶対数」で見ればWW2も含めて膨大ですが、人口との比率で見ると減少の一途を辿っています。 ルソー系左翼が美化する古代狩猟社会ですが、考古学的には悲惨な世界で成人男性の3割が戦闘で落命したと考えられています。 それ以降、人類史はパラダイムシフトが起きる度に全体としては穏やかな社会性が発展し、逆にそれに適応できない「ならず者」が弾かれる方向性にあります。 自由主義・市場経済の民主主義国家内ではきわめて自律的な秩序が発展してますが、 国際関係においても徐々にに自生的な秩序に向かっていると考えられます。 この戦略環境のパラダイムシフトを最大限に生かす方向で、我が国の国家戦略もアーキテクトすればいいわけです。 経済・科学技術の方向性としては、「重点化」ではもう実効性が無い。 あまりにも非線形な複雑系であり、線形(リニア)な政策が通用しなくなっています。 この環境に適応する戦略的な方向性は、文字通り「適応戦略(アドジャスト・ストラテジー)」。 数学、物理学を越えて生物学、生命の進化的なプロセスを取り入れる戦略を導入する必要があります。 戦略的な要素をヒエラルキーではなく、ネットワークシステムと捉え要素間の関係性を記述します。 世界観、戦略環境を見据えて正しいと思われる方向性を幅を持って考え、この移行に際して課題と思われる要素を数多く「試行」していきます。 原則的な施策よりも「試行」を重視するわけです。 人口知能(AI)の分野では「誤差逆伝搬深層学習」(バックプロバケーション・ライク・ディープラーニング)として定着し 昨今では直感的にもこの戦略の威力は納得できるのではないでしょうか? (一昔前はボロクソでしたが。曰く「詐欺師」「錬金術」。) 兵学マニア的にはモルトケの戦略、作戦術(臨機応変の体系)や、米陸軍の作戦術で主流になってるsystem operation design(SOD)と同様の思想であり案外馴染み深い。 現在の日本は、安全保障政策でもリニアな「重点化」を指向していますが、これも最早適切ではありません。 これまでの防衛力整備では、一般的な方向性として「誘導武器・ネットワーク・無人装備・航空機アビオニクス」に重点化してきましたが、 実際の島嶼部への脅威に対し有効だったのは実に古典的な(少しアレンジされていますが)「統合機動防衛力」でした。 「重点化」に防衛費を集中し、それ以外の部分は切り捨てられましたが、防衛力は全体で一つのシステム。 自動車というシステムで「タイヤ」「ハンドル」「ワイパー」は陳腐な要素ですがそれ無しで自動車は走れません。 この手当ての方法として、将来的な伸びしろのモジュールを仮想的にシステムにとり込み(当面は造成しない)、必要になったときに拡張する。 この手法を「P3I」といいます。 実際の抑止力として威力を発揮したのは「重点化」分野よりも「P3I」だったわけです。 この結果、先の国家戦略における「適応戦略」の分脈と照らし合わせても直感的にも首肯できるのではないでしょうか? 将来的な安全保障の方向性としては、拡張性(P3I)をふまえたシステムアーキテクトが「重点化」政策に変わるものとなり、 危機の高まりには数多くの試行を行いつつブレークスルーした要素をモジュールとして取込み戦略的なマニューバ(機動・駆引き)での勝利を目指します。 「拡張版統合機動防衛力(仮称)」が安全保障政策の目指すべき方向性だと思いますがいかがでしょうか。 以上のような上部構造の世界観、下部構造の軍事・経済・科学技術を踏まえ、国家戦略にフィードバックします。 答えは「自律的かつ国際民主主義」への参加を目指す「適応戦略」です。 これで「経済第一・軍事は最小限」のこれまでの戦略が通用しなくなった戦略的な環境を生き抜き、将来への望ましいパラダイムシフトへの移行に国力を指向します。 まだまだ不恰好ですが、それほど「外していない」と思っています。 (>>1 の現況での精一杯の答え。スレッド趣旨への。) 「日米部隊創設など統合運用強化を」 中朝の脅威…米超党派研究者が報告書 日米の同盟強化に向けた具体的な方策としては、東・南シナ海、台湾海峡などでの有事に備え、米軍と自衛隊による「日米共同統合任務部隊」の創設や、日米による基地の共同運用の拡大、自衛隊の統合司令部の創設、共同作戦計画の策定などを提案した。(中略) 日米の同盟強化に向けた具体的な方策としては、東・南シナ海、台湾海峡などでの有事に備え、米軍と自衛隊による「日米共同統合任務部隊」の創設や、日米による基地の共同運用の拡大、自衛隊の統合司令部の創設、共同作戦計画の策定などを提案した。(後略) なんかジャパンハンドラーがまたしかけてきましたが。 まずは日本よりもトランプに言えよと。 飛び付く前に、冷静に戦略的な方向性を考えましょう。 ・奥山の番組は、奥山と奥山でないほうの声の大きさに差があり過ぎて聴きづらい ・10/5副大統領が中国に軍事面でも宣戦布告したと、馬鹿な大衆は理解した ・ひょっとして中国しか存在しなくても成り立つんじゃないか? >>220 >ペンス副大統領の発言 抽象的には随分煽ってくれますが具体的に中身には言及してないんですよね。 対支那安全保障について。 中間選挙前で、票を繋ぎ止めることで一杯一杯でしょう。 オールド・コンサヴァティブ向けのリップサービスの可能性があります。 薄広く古い保守派の中にはトランプへの嫌悪感あります。 先日、マケインが亡くなったときも大統領が葬儀に参加してないんですよね。 ペンスとしては、共和党内部の反目を表面化させたくない。 そのため共通の敵(支那)を強調してると。 さらに対支那問題は民主党の弱点でもあります。 トランプの安全保障面での対支那政策は、あまり大きな修正はできないように思います。 理由は軍への統率力が無いからです。マティスも失脚が噂されていますしね。 口は威勢が良いですが、実際に兵士を死地に投じる統率力はちょっと無さそうです。 ・「ステルスはウソ」はウソ ・ヒラリークリントンだと米軍撤退になるのか >>223 >「ステルスはウソ」はウソ ピエール・スプレイは、WW2の初期(バトル・オブ・ザ・ブリテン)に使用された「長波」レーダのことを言っています。 あれは、本当のことです。 ただし、今のドップラーレーダに比べれば端緒距離では劣る。 それでも「ステルス」という言葉ほど見えないわけではないことは理解した方がいい。 本心は難しいところですが、ヒラリー・クリントンが最後に官職についていたのはオバマ政権の国務長官で「太平洋リバランス(対支那シフト、太平洋軍強化)」を主導してたのは事実。 ただし、旦那ともども支那人系から政治献金を受けてもいたし、上院議員時代のスタッフの中に女支那人がいた。 ステルス、というか低RCS機同士の戦闘を想定した場合、バイスタティックレーダ搭載は必須になるでしょう。 そうなると、独自のアビオニクスの開発が前提条件になりF-35の輸入はかり宙に浮いたものになります。 ロッキードマーチンが「ステルス破り」の技術に好意的なわけがないし。 戦略のパラドックス上、「ステルス」という単体の技術あけで、対抗策を考慮せずに半永続的な優位が維持できる、とするのはあまりに楽観的すぎる。 戦略では位相を変えて優位性を覆そうとするのは常態です。 空自の機種選定、装備体系は特定技術決め打ちでいくには不確定要素が多すぎる。 F-35そのものも(自機の捜索レーダ使うと位置バレるので)他のプラットフォームとのセンサーヒュージョンが必要ですが開発・アップグレードはこれからみたいですし。 機動性が無い分の近接戦闘はEO-DASからのオフボアサイト攻撃で補うようですが、そもそもAMRAAM(4発)をウェポンベイに積み込むとサイドワインダーほとんど積めないし(2発?)。 素人目にも謎な部分が多すぎる。あまり深入りしない方がいいでしょう。 国産機真剣に開発してリスク分散した方がいいですよ。 これ一機種に統一して何らかの要因で飛行中止になったり、戦力化に決定的に失敗したら空自まじで息の根止まります。 空自は、今のところF-2の後継は国産機も視野に入れているみたいですが、 ステルス、レーダ・センサー、ミサイル(長・短)、指揮統制のバランスは、 戦闘様相の蓋然性があまりに複雑で最適値は分からないでしょう。UAVも絡んでくるしね。 特定の技術(例えばステルス)に重点投資するよりも、各種モジュールを取り込めるP3I(拡張性)アーキテクチャこそが本質だと思います。 その上で「使ってみて」有効なモジュールを伸ばしていきましょう。適応戦略です。 そのためには、ウェポンベイは辞めた方がいいと思うんだがな。 あれで機体が重くなって、なおかつステルスということで無理に無理を重ねたガチガチの仕様で拡張性全く無くなってる気がする。 F-22はベクターノズル、F-35はP&W F135みたいな怪物エンジンで値段跳ねあがってるし。 ウェポンベイ辞めて、パイロンと搭載武器の形状や材質で低RCS化する方がP3Iに有利で賢いと。 高い買い物ですからね。F-35×100で1兆円越えてしまう。 文字通り「戦略級」。 90年代の米国の国防産業の統合でロッキード・マーチンがあまりにも大きくなりすぎた。 当時は開発体力の大きな会社ができて称賛する向きが多かった。 ところが、それに比例してロッキード・マーチンに落ちるお金も巨額になってないですか? いや、比例と言うよりも指数関数的に。 F-35の開発費、たしか40兆円くらいだったと記憶してますがいくら何でも高額すぎる。 ひょっとして試作機を「純金」で作ったとか。 グラム単価が「金」並みのような。 過去の戦史を振り替えるとロッキードの開発した戦闘機って当たった試しが無いんだよな。 P-38だのF-104だの。 大丈夫かF-35。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
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