話に乗り遅れてしまいましたが

>>492
 ご心配の部分は「戦艦武蔵建造記録」P145に約25度、
同書に掲載の「日米戦艦比較論」の戦艦アーマー厚さ一覧表でも25度と記載があります。

 ところで46cm徹甲弾の350mmVHに対する45度射撃のFMは1.73。
これは均衡撃速521.4m/sになることを示しています。
 距離2万での落角は16.5度、存速522m/sですから、
350mmVHは傾斜角が28.5度あれば均衡することになります。
 つまり350mmVH/25度は単体では距離2万mからの46cm徹甲弾に
ぎりぎり耐えられない計算になります。

 しかし実際には前後部のこの部分は船体外板や甲板や場合により
幾つかの隔壁を通らないと徹甲弾が到達しない内部にあり、
その過程で多少の存速が失われることを考えれば、
防御の為よく計算され舷側装甲と同等の防御を持った厚みだと思われます。