>>535
戦車の車体前方機銃が廃れたのは、「使いづらい」ってよりは「防御上の弱点になる」っていうのが大きい。
そこには弾が当たりやすくなるし、車体全面装甲板が傾斜のついた一枚板じゃない(突起部がある)と、弾をはじきづらくなるから。
車体前面を絞って避弾経始追求するにも邪魔になるし。

なのでそう思わない(あるいは、思っても気にしない)なら当然ついている。
歩兵を相手にする可能性があるなら無いと不便なことのほうが多いので。

なお、「あると防御上の弱点になるが、無いと不便」の暫定的解決策としては「前方機銃はあるが張り出し式にしない」ってのがあって、
JSシリーズとかT-54は操縦席の横に固定式機銃があって装甲に穴あけて銃身突き出す(あるいは、孔から弾だけ出ていく)方式だし、
JS-7とかは機銃と弾薬入れた装甲ボックスを外付けしてた(ご丁寧に前向きと後ろ向き両方、左右2セットで計4セットついてる)。

でもこれも「真ん前にしか撃てないからあんまり意味がない」「外装式はすぐ壊れるだろうから無駄」と言うので廃れる。
更に、車体に孔あけるのはやっぱり防御上の弱点になるし気密性が確保できない(NBC防護の点からまずい)ので誰もやらなくなった。