>>594
近代戦だと、本格的な戦闘の前に、一戦して敵の布陣状況や士気、反撃や抵抗の度合いを確かめる前哨戦があるし、その前に威力偵察もやる。
なので陣地や障害は何重にも設け、敵にこちらの状況が簡単には察知できないようにする。戦国自衛隊にも、障害物を守るための布陣と書いてあったはず。

これは珍しく考えではなく、例えば城の堀だって、埋め立てられたり梯子を架けられたりしないよう、手前に柵や、時には小さな城壁さえ設ける事がある。
堀を挟んだ二重目の城壁は、古くは墨家の戦術で認められてるから、実に二千年ぐらいの伝統がある訳だ。