>>776
・単純に航空機そのものが官民問わず船舶と同様の孤独な技術体系で、研究開発から人事教育、財政に至るまで、一組織としてまとめてやる方が効率的では?
→陸海のヘリは各々固定翼機を運用した経験がもとになっている、結局「最初は陸海軍で各々が固定翼機をどう運用するか」の話に戻る
・制空権とその担い手という概念そのものが陸海の派閥争いを予防する抑止力になる
→全ては予防できない、パイロットは陸地の航空基地か船舶の甲板から離陸する
陸海問わず空がある以上、陸海と空の関係は常に相互的
・その巡航速度や展開継続時間において、陸や海とは時間や距離に対する考え方が根本的に異なる
→陸海はその時間の考え方に基づいて航空機を運用するので、空を飛んでいるから全部同じ考え方で運用しているわけではない
・一つの領空を守っている航空戦力を、陸海別々に調達して別々の指揮系統で別々に運用して別々の見積りから別々の予算組んで別々の立場で予算獲得争いをするリスクが高い
→旧陸海軍の内紛の発端は、親独反ソの北進派と、親英米で船削られて石油止められてキレた海軍による「外交」の派閥争い、開戦前は本土を直接戦略爆撃できる国と接してないと思ってたから空軍構想に関係ない

陸地と海上ほど空は厳格に分かれていないから、航空機を完全に空軍指揮下の将兵だけが運用できるなら指揮系統が二重になる
機械化専門職化された現代の陸軍に近くなればなるほど、航空機全てが空軍専用になる必要性が薄くなっていく
「○○が航空機を戦力として扱う専門の部隊である」ではなく
「○○だけが航空機を運用でき、そうすべき組織である」というその理由付けがわからない