南雲忠一中将を再評価するスレ(散)
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南雲長官はもっと評価されるべき(38代目)
前スレ
[37代]南雲忠一中将を再評価するスレ(阿)
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1562598586/
(>>9〜霧中変針の章、>>517〜友永隊艦攻全力案の章)
過去スレとテンプレはまとめwikiを参照されたし
admiralnagumo@ウィキ
http://www10.atwiki.jp/admiralnagumo
戦史検証が中心になるので、雑談は支隊スレへどうぞ
【飛越し着艦】本日の南雲部隊司令部 1AF【離着艦】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1384660511/ >>367 潜水艦の整備が遅れていたようですからねぇ >>371
あの作戦によってハワイ付近の対潜警戒が厳重になり潜水艦の配置が遅れた。 >>372 フレンチフリゲート礁を中継地にしてたのがバレたか! >>370の続き
そういうわけで、最初の主張に戻る訳ですが→>>354
第一撃に兵力を集中すれば(艦攻を編成に含めれば)
それで敵空母を撃沈できるということではなくて、
第一撃に兵力を集中して、機関損傷くらいまで追い込まないと、
第二撃以降に期待できなくなる。 >>374の続き
「いつまでも あると思うな 米空母」
もちろん、前線で戦況は千変万化しますから、
ミッドウェーの即時発進のように(>>361)
艦爆隊だけでも先行させねばならない事態は起こり得る。 >>375の続き
しかし、公刊戦史のこの主張(>>355)は
ミッドウエー島空襲の前日(6月4日)、
未だ、ミッドウエー島の防備状況も、敵空母の動静も
不明な段階での話です。
その時点で、自ら攻撃手段の選択肢を限定してしまうことは、
少し飛躍し過ぎのように思いますね。 >>365
もし潜水艦配備が間に合って敵艦隊を発見したとして
ミッドに近づいたら基地機と空母機両方を相手にする可能性大な場合でも
南雲長官は作戦計画どおりにミッドウェイ島に接近して空爆するんだろうか? >>377 もちろんですよ。
ミッドウエー島攻略作戦なのですから、上陸日が変更でも
されない限り、予定通りですね。
索敵は強化されると思いますが >>376の続き
というのが、本職の基本路線ではありますが、
今回、南太平洋までの戦闘経過を振り返ってみて、
少し印象が変わって来たのが実感です。
艦爆のみの敵空母攻撃隊に反対するのは、
「艦爆では、敵空母を機関損傷まで追い込めない」
というのが根本理由です。
飛行甲板に穴を開けただけでは、すぐに修復されてしまうし、
その間、機関が無事ならば敵に離脱の機会を与え、
こちらは再び、索敵からやり直す可能性が高くなる。 >>379の続き
南雲機動部隊は、上陸が完了するまでは、
島から離れることができません。
これは第一撃に全力を集中して、滑走路を破壊しても同じです。
ウエーク島の例にもあるとおり、たった数機残っているだけで
上陸作戦が頓挫することも有り得るのです。 >>380の続き
島を完全に制圧できたかどうかは、空から眺めるだけでは
分かりません。上陸して占領してはじめて確認できること。
つまり、ミッドウエー島の破壊状況にかかわらず、
N日までは、島と敵空母の両方に備える
”二正面作戦”を強いられるのです。 >>381の続き
もちろん、第一撃に兵力を集中する方が効果的で、
後々の作戦がやり易くなることは言を俟たない。
それ故に、公刊戦史のこの部分には
>わが空母は後に同島の制約を受けず、>>355
賛同しかねるというわけですね。 >>379
そもそも艦爆隊だけで攻撃する指針はミッドウェイで敵艦爆に空母4隻を撃沈されたことによる過剰反応では?
もちろん暗号解読されたゆえに敵に先制されたってことは分かってないけどさ。 >>378
潜水艦が敵艦隊発見でも史実通りの作戦行動だったとしたら
みっ
索敵機の数を増やす、第二次攻撃隊は雷装待機で爆装
ミッド基地のPBYに >>378
敵空母が出てくる可能性大でも作戦行動はそのままとしたら結果は変わらないよね。
第一次攻撃隊がミッドに発進する前にPBYにみつかっているため
索敵機を増やしてスムーズに敵艦隊の位置を特定できたところで
敵基地機の攻撃、第一次攻撃隊の着艦のために敵空母に攻撃隊を飛ばす時間がない。 >>383 そうですね。第二次ソロモン海戦がまさにそれでした。
>>384 途中送信でしょうか
>>385 作戦行動がそのままかは分かりません。
雷装待機をもっと継続するかもしれませんし、
仮想戦記ですからねぇ、なんとも >>382の続き
ところが、日本海軍の場合、
「通常爆弾」という必殺兵器?があるので、
艦爆による敵空母攻撃の戦果は、ただ
飛行甲板に穴を開けるだけにとどまらない。 >>387の続き
防御甲板を貫けないにしても、
艦内奥深くでの爆発の衝撃、振動、火災により
機関部に損傷を与えるばかりでなく、
煙路や操舵機構などに、間接的な損害を及ぼすことができる。 >>388の続き
事実ヨークタウンは、>>352-353
珊瑚海の通常爆弾被弾で機関出力の三分の一を失い、
手負いのまま、ミッドウェーに参戦して
再び通常爆弾の爆発で、更に機関部の損傷を拡大させ、
ついに艦攻隊の雷撃で、とどめを刺された。
この経過からうかがえるのは、
艦爆の攻撃だけでも、敵空母を逸することなく、
雷撃による撃沈まで持っていけるのではないか、
という期待感ですね。 >>389の続き
そもそも「通常爆弾」という弾種そのものが、
日本海軍の特殊性を示しているとも言われ、
「イギリス軍は、対艦用爆弾が必要だとは考えていなかった。
だから、戦前の英国製爆弾とは、基本的に”陸用爆弾”であり、 >>393の続き
アメリカの陸海軍も、対戦艦用の徹甲爆弾が登場したのは
1944年で、それまではGP(汎用)爆弾だけで、珊瑚海、
ミッドウエー、ビスマルク海戦、およびマリアナ海戦を
勝利したのである」
(『日本海軍の爆弾』兵頭二十八/著)p79 >>394の続き
その中で、日本海軍だけが対艦攻撃用爆弾を「通常爆弾」と名付け、
アメリカ海軍の航空母艦を強く意識して開発を進めてきた。
特に九九艦爆に搭載する二十五番(250kg)通常爆弾は、
敵空母の防御甲板(70ミリ)を貫徹し、遅動0.2秒の信管を
使用することを目標としていた。 >>395の続き
日本海軍の基本戦略は、漸減邀撃作戦で
米渡洋艦隊を撃滅することですが、
その中で空母部隊の役割は、
二航戦(蒼龍・飛龍)の機動航空部隊が、艦爆主力で
敵空母を撃破して、その航空兵力を排除し、 >>396の続き
一航戦(赤城・加賀)の決戦夜戦部隊が、艦攻雷撃で
米戦艦を減殺して、
最後、直衛部隊(鳳翔・龍驤)が敵観測機を追い散らし、
友軍の弾着観測機の下で、主力部隊の砲戦により
勝敗を決する。
これが「制空権下の艦隊決戦」構想です。 >>397の続き
ここからも明らかなように、艦爆隊に求められる役割は
米空母の作戦能力を奪うことであって、
米空母を沈めることではありません。
作戦能力を奪う第一は、飛行甲板を破壊することですから、
瞬発爆弾が効果的なことは言うまでもない。
それなのに遅動0.2秒(>>395)の信管を付けた
半徹甲爆弾を、敵空母に対して使おうとするのは、
”沈める気満々”ってことですよね〜 >>398
真珠湾攻撃で第二目標の「空母」に対しては第二波の艦爆81機を充てたことからも
判ります。 南雲は水雷屋。
★日本の水雷戦隊 (1941年)
第1、2、3、4水雷戦隊の定数 軽巡1隻、駆逐艦16隻。
第5、6水雷戦隊の定数 軽巡1隻、駆逐艦8隻。
真珠湾攻撃の南雲機動部隊の駆逐艦は9隻。
第1、第2水雷戦隊から引き抜いた駆逐艦8隻と 完成したばかりの駆逐艦「秋雲」であった。
他に2隻がミッドウエー砲撃部隊として別行動 ☆開戦時のアメリカの駆逐艦は170隻だったが、両洋艦隊法の新造駆逐艦が続々と完成中だった。
☆アメリカの1945年1月のDESTROYER SQUADRON (駆逐戦隊)は37隊に膨張。
1個駆逐戦隊の定数は、駆逐艦9隻であった。37×9=333隻
例)最新の第68駆逐戦隊(全てギアリング級の最新駆逐艦9隻で編成)
DD 710、DD 711、DD 712、DD 713、DD 714、DD 862、DD 863、DD 864、DD 865
なお、終戦時のアメリカの駆逐艦(DD)は500隻、護衛駆逐艦(DE)600隻*であり、
サムナー級3隻、ギアリング級57隻が建造中だった。
*高速兵員輸送艦に改造されたものを含む >>401
============================
新造駆逐艦(軍縮条約明け以降)
============================
物量の差・・・
アメリカ
■第2次、第3次ヴィンソン案、両洋艦隊法、戦時計画
竣工 喪失 備考
-DD(駆逐艦)-
ベンソン/リバモア級 96隻 15隻 12隻は高速掃海艦(DMS)に改造
フレッチャー級 175隻 19隻 188隻発注、13隻キャンセル。
アレン M. サムナー級 58隻 4隻 3隻は戦後に完成、70隻計画されたが12隻を高速敷設艦 DM23〜34に改造
ギアリング級 98隻 57隻は戦後に完成。
-DE(護衛駆逐艦)-
エヴァーツ級 97隻 105隻発注、8隻キャンセル。32隻はイギリスに譲渡
バックレイ級 154隻 5隻 46隻はイギリスに貸与
キャノン級 72隻 116隻発注、44隻キャンセル。
エドサル級 85隻 4隻
ラッデロウ級 22隻 252隻発注、180隻キャンセル。50隻は高速輸送艦(APD)として完成
ジョン C. バトラー級 83隻 3隻 293隻発注、210隻キャンセル(建造中止4隻)
日本
■マル3計画、マル4計画、マル急計画、改マル5計画第二次追加計画
竣工 喪失 備考
陽炎型 19隻 18隻 マル3計画鑑。"雪風"のみ残存
夕雲型 19隻 19隻 全艦喪失
島風型 1隻 1隻
秋月型 12隻 6隻
松/橘型 32隻 10隻 火力は陽炎型の半分以下で速力も遅い(アメリカの護衛駆逐艦よりは速い) >>402
栄光の連合艦隊の最後
==================
1945年6月1日の編成
==================
■第5戦隊 羽黒(すでに1945年5月16日沈没/除籍は6月20日)、足柄(1945年6月4日に沈没)
■第31戦隊(対潜機動部隊)
花月(旗艦)
第17駆逐隊 初霜、雪風
第41駆逐隊 冬月、涼月、宵月、夏月
第43駆逐隊 竹、桐、榧、蔦、椎
第52駆逐隊 杉、樫、楓、楡、梨、萩
■第11水雷戦隊※ 軽巡(酒匂)
■第53駆逐隊 楢、椿、柳、欅
※第11水雷戦隊は訓練用部隊。完成したばかりの松型駆逐艦らとともに舞鶴に避難
■第四予備艦(燃料不足の為)
空母(隼鷹)、重巡(青葉)
■特殊警備艦(燃料不足で係留)
6月1日附 戦艦(長門、伊勢、日向、榛名)、空母(天城、鳳翔、龍鳳)
7月10日附 空母(葛城)、重巡(利根)、軽巡(大淀)
など =============================================
アメリカの巡洋戦隊(CRUISER DIVISION) 1945年1月
=============================================
(F):旗艦、CB:大型巡洋艦、CA:重巡、CL:軽巡
各戦隊は、基本的に同型艦で揃えているが例外あり。
CRUISER DIVISION
ONE CL-9(F), CL-10, CL-11, CL-8 ・・・オマハ級軽巡4隻
FOUR CA-45(F), CA-28, CA-33, CA-35
FIVE CA-27(F), CA-24, CA-25
SIX CA-38(F), CA-32, CA-36, CA-37 ・・・ アストリア級重巡4隻
NINE CL-48(F), CL-42, CL-49 ・・・ ブルックリン級軽巡3隻
TEN CA-68(F), CA-69, CA-70, CA-71 ・・・ ボルチモア級重巡4隻
ELEVEN CL-53(F), CL-54, CL-95, CL-96, CL-97, CL-98 ・・・・アトランタ級軽巡6隻
TWELVE CL-57(F), CL-58, CL-55, CL-56 ・・・クリーブランド級軽巡4隻
THIRTEEN CL-62(F), CL-60, CL-63, CL-80 ・・・クリーブランド級軽巡4隻
FOURTEEN CL-64(F), CL-81, CL-86, CL-89 ・・・クリーブランド級軽巡4隻
FIFTEEN CL-46(F), CL-43, CL-47 ・・・ ブルックリン級軽巡3隻
SIXTEEN CB-2(F)、CB-1 ・・・アラスカ級大型巡洋艦2隻
SEVENTEEN CL-65(F), CL-66, CL-90, CL-103 ・・・クリーブランド級軽巡4隻
EIGHTEEN CL-67(F), CL-87, CL-104, CL-105 ・・・クリーブランド級軽巡4隻
NINETEEN CA-72(F), CA-73, CA-130, CA-131 ・・・ ボルチモア級重巡4隻
TWENTY CL-82(F), CL-91, CL-92, CL-101 ・・・クリーブランド級軽巡4隻
TWENTY-ONE CA-74(F), CA-132, CA-135, CA-136 ・・・ ボルチモア級重巡4隻 >>404
■1945年1月の連合艦隊で"巡洋艦"が所属する戦隊
第5戦隊 羽黒、妙高、高雄、利根、大淀
第31戦隊 五十鈴、駆逐艦9隻
第2水雷戦隊 矢作、駆逐艦11隻
以上の重巡4隻、軽巡3隻であった。
他に"回天搭載母艦"へ改造中の軽巡北上、大破で放置されている重巡青葉がある
■日本の巡洋艦の増減
開戦時 1945年1月 終戦時
重巡 18隻※ 4隻+(1隻 大破のまま放置) 2隻(妙高、高雄)
軽巡 17隻 3隻+(1隻 回天搭載母艦) 2隻(北上、酒匂)
※真珠湾攻撃時、アメリカの保有重巡は18隻で日本と同じであった。 元々は飛行甲板破壊による敵空母の航空運用能力損失を狙っていたものが、
後に撃破ないし撃沈による敵空母の航空運用能力損失狙いへと変化したからねえ
昭和10年頃から開戦直前はそういう方針変化の時期
後者であっても、米空母の作戦能力を奪うことが目的であって撃破撃沈は手段ってこと >>399 81機! 地上攻撃にはもったいない!
>>400- ありがとうございます。
アメリカの駆逐艦を見ると、戦意が・・・
これだけ建造したこともすごいが、よく艦名ネタがあったもんだ。
巡洋艦は・・・(以下略 >>398の続き
真珠湾攻撃では、敵空母は居なかったため、
この通常爆弾を試す機会がありませんんでしたが、
続く印度洋機動作戦にて、ついにその威力が明らかに!
英重巡2隻と空母1隻を、艦爆隊のみで撃沈。 >>408の続き
これには、当の本人たちも驚いたようで、
昭和17年3月26日〜昭和17年4月22日 軍艦飛龍戦闘詳報(2)
アジ歴レファレンスコードC08030581700 6/70頁
「布哇(ハワイ)空襲ニ於テ検討シ得ザリシ、九九式二五番通常爆弾ノ
威力ハ、今回ノ英大巡及ビハーメス攻撃ニ於テ、遺憾ナク之ヲ発揮セリ」
まさに、してやったりの感が、ひしひしと伝わってきますね。 >>409の続き
当時の司令部も搭乗員も、
「艦爆隊は、敵の空母の飛行甲板に穴を開けるだけのもの」
とは、誰も思っていなかったのではないでしょうか。
その点でも、公刊戦史の主張>>355には、
少し違和感を覚えるわけです。 >>406 まさにその通りなのですが、
>米空母の作戦能力を奪うことが目的であって撃破撃沈は手段ってこと
本人たちは、全然そうは思ってなかったりして・・・なんて思ったりするのです。 >>410の続き
それだけ通常爆弾の威力がすごいのなら、
陸用爆弾は要らなくなるのかというと、そうでもない。
同じく、印度洋の戦訓には、 >>412の続き
「九八式二五番陸用爆弾ハ、敵艦船ノ高角砲機銃制厭上、
有効ナリと認ム
大巡、空母攻撃ニ際シ、各中隊ノ先頭ヨリ三機ハ、陸用爆弾ヲ
使用セルニ、弾着ノ後、敵防空砲火ハ、直チニ沈黙、爾後ノ
爆撃ヲ容易ナラシメタリ」
※制厭(せいえん)おさえて、はらいのけること >>413の続き
つまり、艦爆隊の先頭機3機程度が陸用爆弾を使用すると、
その爆発力で、高角砲や機銃員に大きな損害を与えることができ、
それに続く通常爆弾搭載の本隊にとって、照準が容易になる
というわけです。
史実でも、その期待通りの戦果を挙げているばかりでなく、
リフトの停止などの損害も与えていますね。
更には「雷爆同時攻撃においても艦爆隊の陸用爆弾は有効」
と推奨しています。 >>415
その理屈だと、その先頭の三機とやら自体がすでに大変だな >>415 その通りw
>>416 まぁ、実際は先頭とか決められないでしょうけど。 >>414の続き
このように、通常爆弾と陸用爆弾を併用する艦爆隊の
攻撃力は、あなどれないものがあり、
空母1隻分(18機)でも、十分な護衛を付ければ、
かなりの戦果が期待できますよね。 >>418の続き
ただし、艦上機用としては無類の貫徹力を誇る通常爆弾
とはいえ、その威力は直接的なものではなく、爆発の
衝撃や振動などで間接的な影響を与えるに過ぎない。
それ故に、命中箇所によっては、部分的な火災発生に
とどまることも有り得ます。 >>419の続き
たとえば、飛行甲板の中央部なら、真下に機関部や煙路があり、
後半部なら操舵機構へのダメージが期待できますが、
飛行甲板の前半分だと、小規模な火災だけで、
航行には支障無し、で終わってしまいますしね。 敵空母の防御向上で装甲抜けないかもしれないという危惧があり、艦上爆撃機にも50番爆弾積もうという話はその対応
日本海軍としては装甲抜けず衝撃や振動でダメージは不本意というかただの失敗 >>421 そうですね。>ただの失敗
50番は通常爆弾だけで、戦前からありましたが、
開戦前に「米空母エセックス級の防御装甲は80ミリ」
という情報が入って来て、貫徹力不足が明らかになり、
「二式五○番通常爆弾」が開発された。
ただし、貫徹力は100ミリで十分だったものの、
炸薬量が少なすぎて、(25番と同程度の56kg)
前線ではあまり使われなかったようです。 >>420の続き
それが、うまくいかなかったのが次のエンタープライズの例で、
<第二次ソロモン海戦>
第一次攻撃隊(関衛少佐)
艦戦10機、艦爆27機
爆弾命中3(通常1、陸用2)
後部リフト停止、操舵不能、後に復旧
エンタープライズは離脱、飛行甲板が盛り上がったため真珠湾で修理 >>423の続き
<南太平洋海戦>
一航戦第二次攻撃隊
艦戦5機、艦爆19機(翔鶴隊)
艦戦4機、艦攻16機(瑞鶴隊)
爆弾命中3(通常1、陸用2)
前部リフト停止、
魚雷命中は無し、エンタープライズは離脱 >>423の続き
25番を実に6発も命中させながら、
結局逃してしまった。
様々な要因はありますが、このあたりが
艦爆のみによる攻撃の限界と言えるでしょう。 >>409
>九九式二五番通常爆弾ノ威力ハ、
0676 ゲショゲショ 2019/10/04 22:39:18
>>675の続き
信号
3日
発 機動部隊指揮官
3日0150
宛 機動部隊
「機動部隊信令第48号
一、空母を含む敵艦隊 本日午後「ココス」島南方200浬付近を行動中なりしものの如し
二、機動部隊は会敵を予期し3日0800 16度40度(分?)南 100度40分東に進出 敵を捕捉殲滅せんとす
三、二航戦は艦攻を以て日出30分前発進索敵を実施すべし
350度より60度に至る250浬圏内
60度より350度に至る120浬圏内
四、八戦隊零式水偵は敵機追躡並びに敵艦隊触接に備え日出30分前迄に第一待機となすべし
五、日出30分前より第四編制(制空隊各艦9機)第一待機 第五編制第三待機(庫内)とし 二航戦の1艦は対空警戒第一配備「B」法とすべし
二航戦中対空警戒実施艦は第四編制中の艦爆及第五編制中の制空隊を除く事を得
第四編制発進せば各母艦令なくして対空警戒第一配備「B」法に転移すべし
六、第四編制の攻撃主目標敵空母、魚雷調定深度4m 第五編制に付ては後令す
但し艦爆携行爆弾は両者共陸瞬(?)とす
七、特令するまで対潜警戒を行わず」 >>426の続き
>>6 >>105のとおり
「南方作戦第二次機動戦(ジャワ島南方海域作戦)」(第一水雷戦隊戦時日誌より)
行動中に南雲機動部隊が実施した
「“幻の”ココス島沖敵空母捜索撃滅作戦」(ゲショゲショ仮称)
では、
>六、第四編制の攻撃主目標敵空母、魚雷調定深度4m 第五編制に付ては後令す
>但し艦爆携行爆弾は両者共陸瞬(?)とす
とあります。
(「両者共陸瞬(?)とす」の“(?)”は、当該箇所がかすれていて私の読み込みに完全な自信が無いため付記しています。) >>425
これが500キロ徹甲爆弾で敵空母の防御甲板を抜いて奥深くで爆発していたら話は違った? >>427の続き
この「機動部隊信令第48号」による南雲長官の敵空母攻撃準備命令は、
第四編制(第一次攻撃隊)は“雷爆同時攻撃”であることを明らかにしており、
「後令す」としている第五編制(第二次攻撃隊)もほぼ同様ではないかと思料しますが、
艦爆隊は、第四編制、第五編制のどちらも、
携行爆弾は初めから「陸上爆弾、信管瞬発」と指定されています。
(私の読み込みが正しければ、ですが。) >>426 ありがとうございます。
>但し艦爆携行爆弾は両者共陸瞬(?)とす
陸用爆弾なら遅延信管は使わないでしょうから、瞬発なのかな。
>>428 話は違ったでしょうが、沈められるかはまた別問題かと。
なにせ不死身のビッグEですからねぇ
>>429 この頃はまだ試行錯誤の段階でしょうから、
色々試していたのかもしれませんね。
当時の人たちの”常識”に迫るのは難しい・・・
>>430
艦爆は陸地攻撃に徹甲弾を使わないのかな?例えばトーチカとか? >>431 艦爆に搭載できる徹甲弾があったかどうか・・・
トーチカには艦砲射撃ですよ!
「全砲門、ファイヤー!」 >>425の続き
特に第二次ソロモン海戦では、命中が後部に集中したため、
艦爆隊の命中弾のみで、一時操舵不能まで追い込むことができ、
通信環境が良ければ、第二次攻撃隊で
致命傷を与えることも可能だっただけに、実に惜しいですね。 >>433の続き
また南太平洋海戦でも、艦爆艦攻編制でありながら、
時間差の攻撃となったために、攻撃力が分散してしまったのが
これまた惜しい。
とはいえ、ミッドウエー後の初戦であることを考えれば、
準備できた部隊から逐次発進になるのはやむを得ないでしょう。 >>434の続き
やはり艦爆では、うまくいって「一時機関停止(操舵不能)」程度なので、
ミッドウエーのように、艦攻隊とうまく連携できれば、撃沈まで期待できるが、
東部ソロモンのように、単発攻撃に終わってしまえば、敵空母に離脱を
許してしまう。
こんなところでしょうか。 >>436 そう言われることが多いですね。前スレ引用ですが、
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1562598586/922
通常爆弾は、半徹甲爆弾にあたります。
徹甲爆弾というのは、戦艦の主砲弾のように
敵主力艦の装甲を貫通させることを目的としたもので、
ハワイ作戦で使用された九九式80番(800キロ)五号爆弾が
それで、長門型の主砲弾を改造したものですね。
250キロの艦爆用爆弾を徹甲爆弾にすると、
たぶん炸薬がちょびっとになってしまうでしょう。
ある程度の炸薬量を確保するため、そこそこの貫徹力を持たせたのが
通常爆弾です。 >>435の続き
それに対して、艦攻の魚雷の威力は絶大で、
最後のホーネットに対しては、
<南太平洋海戦>
一航戦第一次攻撃隊
艦戦21機、艦爆21機、艦攻20機(計62機)
爆弾命中3、魚雷命中2、機関停止 >>438の続き
一航戦第三次攻撃隊
艦戦5機、艦爆2機、艦攻6機(計13機)
爆弾命中1(艦攻の80番)
二航戦第一次攻撃隊
零戦12機、艦爆17機(計29機)
爆弾命中無し
二航戦第二次攻撃隊
零戦8機、艦攻7機(計15機)
魚雷命中1
二航戦第三次攻撃隊
零戦6機、艦爆4機(計10機)
爆弾命中1 >>439の続き
計5回も!攻撃していますが、
最初の一航戦第一次攻撃隊で、魚雷が命中して
機関停止した後は、
総員退艦後の攻撃になるので、残敵掃討といったところか。 >>440の続き
これでもホーネットは沈まなくて、友軍駆逐艦が処分しようと
5インチ砲撃ちこんでも沈まず、
最後、日本軍の駆逐艦魚雷により、ようやく沈没
やれやれ南雲長官も、
大変な国と戦争を始めてしまったもんだな。 >>437
250キロ爆弾だとエネルギー的に不足で貫通力無いから炸薬量ちょっびっとどころか0ですらない
ロケット加速までさせてやっと貫通力に目途が立った25番4号爆弾の炸薬量見れば、25番爆弾はあくまで空母や重巡止まりで、戦艦や重空母を攻撃するための爆弾ではないのです 当時、対艦攻撃の艦攻に50番は使わなかったのかな? >>442 そうですね、なので、そこそこです。
>>443 使われなかったようですね。
艦攻の爆装としては、
・80番x1
・25番x2
・6番x6 >>441の続き
以上をまとめると、米空母ヨークタウン級に対しては、
やはり魚雷が有効で、確実に機関停止に追い込むことができる。
そうなれば、反復攻撃により撃沈が見えてきます。 >>444
80番は対戦艦
25番は戦艦以外の軍艦
六番が対潜水艦
まあ空母で取り扱う爆弾の種類をあまり増やしても大変だからかな?
管理もそうだけど爆弾架も用意しなければならないし。 >>445の続き
対して艦爆隊は、通常爆弾は驚くほどの威力があるものの、
やはり限界があり、
「当たり所が良ければ、一時的に機関停止が期待できる」
程度か。
となると、反復攻撃が成立するかどうかは未知数ですね。 >>447の続き
もちろん戦闘経過によっては、艦爆隊のみの編成も
選択肢に入れなければなりませんが、
最初から、艦攻雷撃の手段を捨ててしまうのはもったいない。
特にミッドウェーの場合は、島占領後7日間は、
同海域にとどまって、米空母の出現に備えることになっています。
確実に沈めておかないと、後が心配になりますよね。 >>448の続き
とはいえ、これらはソロモンの激闘を経た上で得た、
南雲第三艦隊の戦訓と言えます。
ミッドウェーの時には、未だそこまでの経験は積んでおらず、
インド洋と珊瑚海くらいで、しかも珊瑚海の方は詳細に
研究する余裕すらなかったでしょう。 >>449の続き
直近の印度洋機動作戦では、
基地攻撃が艦攻全力、
敵艦船に対して艦爆全力、
と偏った編制で成功しましたが、
以降の珊瑚海にもミッドウェーにも、なぜか採用されていませんね。
英艦隊相手だったから、という限定的な使用方法でも無いだろうし、
今後の宿題にするかな。 >>450の続き
今のところは、
最初から艦攻は基地攻撃限定、艦爆は敵空母攻撃限定と
固定化してしまうのは、作戦指導の柔軟性に欠く。
という考えです。
ただし公刊戦史、友永隊が空振りに終わる公算大
と指摘するのも、もっともなので、
当初計画から何も変更しなかった、南雲長官の作戦指導を
良しとするわけにもいかない。
結局のところ、盛るぜえ提督発案の
「友永隊に艦攻一個中隊を追加する」が
妥当なところかなぁ、というところですね。 >>451の続き
さて、ほぼ一スレ分をまるまる使って、
友永隊(ミッドウェー島空襲の方)の編制について
話してきましたが、
今の本筋は、
「日本空母は残り何隻か?」をテーマに
米空母部隊指揮官(フレッチャー/スプルーアンス両少将)の
作戦指導について、検証しているところです。 >>452の続き
6月5日の戦闘(飛龍被弾まで)を振り返って、
>(1)5隻目の日本空母の存在
>
>(2)撃破したとされる日本空母4隻は、
> 本当に戦闘不能なのか
>
>(3)日本軍はミッドウェー島攻略を続行するのか
(天)スレ>>17 >>453の続き
(3)のところで、日本攻略船団の動きについて
→南雲機動部隊が電波を出して変針命令(6月3日)
→それを敵が傍受して、ミッドウェー島空襲中に米空母が出現する可能性
を考察しつつ、なんやかんやで現在位置にたどり着いた次第。
というわけで、明日からそろそろ本線に復帰します。 [日本空母に関する情報まとめ](6月5日)日本時間
★20度(700浬)
▲20度(250浬)
280度(250浬)
▲ ☆0度(100浬)
◇1400時、日本空母1隻撃破
☆ ×米空母部隊 ☆
270度(100浬) 90度(100浬)
△
0234時★ 0730時
日本空母2隻 日本空母3隻撃破
■ミッドウェー島
<註釈>
★0100時、ミッドウェー島発進のPBY
0234時、日本空母2隻発見
☆0130時、ヨークタウン第一段索敵のSBD10機(敵情を得ず)
△0830時、サッチ少佐の報告(日本空母3隻撃破)
▲0800時、ヨークタウン第二段索敵のSBD10機
1145時、日本空母1隻発見
◇1530時、ギャラハー大尉の報告(日本空母1隻撃破) >>455の続き
しばらく間が空いたので、簡単におさらいしておきますと、
フレッチャーとスプルーアンス少将が入手した
日本空母に関する情報は、
(1)ミッドウェー島から発進した、
日施哨戒のPBYが発見した南雲機動部隊。
0234時のアディ大尉機(>>455左下の★)
0252時には、報告電を発し、
「空母2隻の他、艦船多数、空母前方
針路135度、速力25ノット」
位置は、ミッドウェー島からの方位320度(北西)、距離180浬 >>456の続き
これはミッドウェー基地を経由して、米空母部隊に届けられ、
フレッチャー、スプルーアンス両少将は攻撃隊を発進、
日本空母3隻を撃破した。 >>457の続き
続いては、
(2)攻撃隊が自身の目で確認した日本空母3隻撃破。
PBYの報告を受けて、米空母3隻から攻撃隊が発進
<ヨークタウン>
・戦闘機隊(サッチ少佐):防空の零戦隊と交戦
・艦爆隊(レスリー少佐):蒼龍に爆弾命中3
・雷撃隊(マッセー少佐):防空の零戦隊により壊滅 >>458の続き
<エンタープライズ>
・戦闘機隊(グレイ大尉):友軍を見失って帰投
・艦爆隊(マクラスキー少佐):赤城に爆弾命中1、加賀に爆弾命中4
・雷撃隊(リンゼー少佐):防空の零戦隊により壊滅
<ホーネット>
・戦闘機隊(ミッチェル少佐):航法を誤り、会敵せずに帰投
・艦爆隊(リング中佐):航法を誤り、会敵せずに帰投
・雷撃隊(ウオルドロン少佐):防空の零戦隊により壊滅 >>459の続き
以上のように、SBD隊が奇襲に成功し、赤城・加賀・蒼龍は炎上。
問題は、その事実をアメリカ側がどの程度正確に把握していたか、
ですが、
一般に搭乗員による戦果報告というのは過大になりがちです。
台湾沖航空戦の例を出すまでもなく、誤認や重複は茶飯事ですが、
今回の場合、米三空母の飛行隊長クラスの士官が直接目撃し、
帰投して報告していることから、信頼を置いて良いでしょう。
また、午後にミッドウェー基地のPBYが炎上している日本空母を
発見していることからも、裏付けが取れる内容ですね。 >>460の続き
(3)米空母第二次攻撃隊による飛龍撃破
第一次攻撃隊は、日本空母3隻撃破の大殊勲でしたが、
その帰投から、飛龍発見、第二次攻撃隊発進までの流れは
あきれるほどの、お粗末さでしたが、
それは過去スレで取り上げたので、ここでは繰り返しません。 >>461の続き
なんやかんや(スプルーアンスの運の強さ)で、
索敵SBDが4隻目の日本空母(飛龍)を発見した。
すでにヨークタウンは飛龍攻撃隊により戦闘不能となっていたので、
TF16の方から攻撃隊が発進し、飛龍撃破に成功した。 >>462の続き
ここでも戦果判定の問題が出てきますが、
上記の不手際により、スプルーアンス少将の攻撃命令を
僚艦ホーネットに伝え忘れるという、ドリフのような失態で、
エンタープライズ攻撃隊の30分後に、ホーネット攻撃隊が発進。
その結果、飛龍を時間差で発見攻撃することになった。
ダブルチェックにより、戦果報告を確実にすることが出来たのです。 >>463の続き
この間、米空母部隊の指揮権は、フレッチャー少将から
スプルーアンス少将へ委譲されていました。
飛龍に向けた第二次攻撃隊を収容したのが1500過ぎで、
日没が1543時(いずれも東京時間)なので、
当日の航空作戦は、不可能と言って良いでしょう。 >>464の続き
米空母の作戦目的は、OPNo.29〜42によれば、
「強力な損耗作戦を実施することにより、敵に最大限の損害を与えよ」
です。
日本空母4隻を撃破し、文字通り
「敵に最大限の損害を与えた」今、
任務完了とみなして、スプルーアンスは
真珠湾に帰投して良いでしょうか。 >>465の続き
もちろん、そういうわけにはいきませんよね。
このときのスプルーアンス少将にとっての懸念は、
(1)5隻目の日本空母の存在
(2)撃破したとされる日本空母4隻は、本当に戦闘不能なのか。
(3)日本軍はミッドウェー島攻略を続行するのか。 >>466の続き
アメリカ側は、「細かすぎる暗号解読情報」のおかげ?で、
5隻目の日本空母という亡霊に、行動の制約を受けることになる。
ただ過去スレの通り、
「5隻目の日本空母は存在しない」
というのが、本職の結論です。 >>467の続き
>>455にあるように、米空母部隊を中心に見ると、
第一次攻撃隊△を南西方向に出して、日本空母3隻を撃破し、
第二次索敵▲を北西方向に出して、4隻目を発見、
加えて、ミッドウェー島の西側半円700浬はPBYによる
哨戒が実施されているため、これで見つからなければ、
「自部隊の西方海面に他の敵空母は居ない」
とみなしても、問題ないでしょう。 >>468の続き
ただし、
「5隻目の日本空母は存在しない」
というのは、”現時点”での話です。
明日になれば、5隻目の空母が索敵圏内に
入って来るかもしれません。 >>469の続き
ミッドウェーに限らず、どこの海域を航行していても、
「不意に敵空母が出現する」可能性は残されています。
しかし、普通はその可能性を無視して行動するものです。
なぜなら、万が一に備えておくことが必須ならば、
南雲機動部隊は、常時索敵機を出し、上空に十分な
直衛機を挙げて、攻撃隊の半数を雷装待機させて、
”不意の横槍”に警戒しなければならないからです。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています