練習機開発の問題点はコスト以前に開発スケジュールと事前準備の問題
国内開発は既存外国導入とは同じスケジュールにはできない
日本の次期○○選定というのは事実上の新規開発ありきか外国機導入ありきだという現実がある

国内開発を行う場合は事前の研究と開発スケジュールの確保があるかどか
それでもひっくり返る場合は予算問題を含めて何らかの政治的問題が発生した場合だけだ
外国機導入ありきで進められてる場合は途中から国内開発へは開発期間の問題で切り替えるのは困難
もし本命機が何らかの理由で導入できない場合は次点候補から選ぶしかなくなる

第5回のF−Xは2035年頃にF-2と部隊単位で更新していくと思われるが
外国導入前提なら2018年末の時点で何らかの決定をする必要は全くない
新規開発ありきだからこそ17年も前に決定しとく必要があったのだ
外国機導入ありきなら10年後でも余裕で間に合ってしまう

T-4後継機に関しては真逆のそちになっている
老朽化の兆候が既に出ているのに後継機の検討は先送りで次期練習機の構想すら練らない
練習機と言えども構想開始から運用開始まで10年前後は必要であり
現時点で2030年代初頭にT-4後継機が必要な場合は間に合わないことになってしまう
状況証拠からしてT-4後継機の開発は見送られたと考えるべきだろう