>>962
敗戦時の大日本帝国もそうだったけど、「公文書がまるごと敵の手に渡る可能性がある」なら、「公文書」に分類されるものはすべて処分しなければならない。
もちろん優先順位はあるわけだが、でもとにかく優先度の高いものから順に、可能な限り処分する必要がある。

それはなぜか、といえば、まず、何であれ「自国の公文書の原文」を入手されると、「敵」はこちらの公文書を用意に偽造できるようになるからだ。
それが例え「機密」に分類されるようなものでなくても、「この国は、こういう文書を作る時、こういう書式でこういう言い回しをする」ことを把握されると、ありとあらゆる種類の公文書を容易に偽造されてしまう。

「敵」に公文書を偽造されてしまう」ということは、つまりは「国家機能を他国に自由にコントロールされる」ことを意味する。
それは「国家」というものにとっては絶対に避けなければいけないことだからだ。