極端な糖質制限を行うと血糖値が上がらず、インスリン分泌が減る。
すると膵臓のβ細胞が「廃用性萎縮」を起こし、インスリン分泌能が落ちる。
この時、少量の糖質を食べると血糖値は「爆上がり」する。
すると糖質を食べるのが怖くなり、一層糖質を制限する。
これが負の連鎖。
これが1つ目の恐怖点。

糖質の経口摂取が断たれると、血糖値を維持するために、肝臓が「糖新生」を行い
ブドウ糖の産生を始める。しかし「糖新生」の亢進、暴走が起きると、糖質と食べていないのに高血糖が起きる。
これが2つ目の恐怖点。

糖質を食べずに代替として「タンパク質」「脂質」を多量に摂取すると。LDL(悪玉コレストロール」が上昇する場合がある。
この場合、かなりの確率でFT3が低値になる「低T3」状態が起きる。これは甲状腺機能低下症であり、身体は悪い意味での「省エネ」モードになり、ふらつき、疲労感、頭痛・・・等の症状が出てくる
「低T3」は酸化ストレスであり、胎児にネガティブな影響を与える可能性がある。

従って、学会も厚労省も妊娠糖尿病に関して糖質制限を容認はしていない。

3つ目の恐怖点