ボランティアに熱心で将棋好き、旅行は日帰り−。総務省が今月公表した、平成28年の社会生活基本調査の「生活行動」に関する集計で、このような滋賀県民の生活の特徴が浮かび上がった。空いた時間を有効に使い、生活を充実させている様子がうかがえる。

 調査は全国の都道府県を対象に、生活時間の配分や自由時間の行動を調べるため5年ごとに実施。
10歳以上の人のうち、過去1年間に、学習▽ボランティア活動▽スポーツ▽趣味・娯楽▽旅行・行楽−の5項目に該当する活動を1回でも行った人の割合を「行動者率」としてまとめた。

 項目別にみると、ボランティア活動が全国1位の33・9%だったのをはじめ、学習(5位)、スポーツ(4位)、趣味・娯楽(6位)、旅行・行楽(5位)といずれも全国トップクラスで、豊かな日常生活が垣間見える。

 各項目での具体的な活動をみると、スポーツではバドミントン(1位)、野球(2位)、ボウリング(3位)が上位に。旅行・行楽では、「日帰り」が65・1%で全国2位だった。

 趣味・娯楽では、将棋が全国1位で、23年の前回調査(27位)から大きく順位を上げた。このほか、料理・菓子作り(2位)や楽器の演奏(3位)も全国トップクラスだった。

 県統計課の担当者は、今回の調査結果について「実際は他の都道府県と比べ際だって大きな差があるわけではないが、県内では時間を有効に使う人が多いのではないか」とみている。

https://topics.smt.docomo.ne.jp/amp/article/sankei/nation/sankei-wst1707250023