羽生世代は稀に見るほどの強い世代なのではなく、横並びの世代と見るほうが正しいのではないか
例えば、村山聖九段だ
羽生とは6勝7敗
もし、彼が病気を克服して健在だったら羽生の天下は中原と競った谷川のように村山に削られていたかもしれない

羽生が20年に一度の逸材なら、誕生年が1年と違わないのに羽生と競い合うことができる棋士が大勢いるのもおかしい
村山聖、佐藤康光、藤井猛、森内、丸山、郷田、6人もいる
それだけではない
下の世代にも、羽生世代と同等の棋力をもつ棋士は深浦、三浦、久保、渡辺、広瀬、佐藤天彦と間断なくいるし、それに20代棋士が続いている
いずれも25歳までに名人に挑戦することができなかった棋士たちだ
やはり、横並びの強さでしかないと思えるのだ
こうした理由があるので羽生の評価に疑問符がつくわけだ