ほんの少し先手が有利なのが丁度いい。
極論だけど、もし後手が良かったら、最善手はパスだし、2手目の最善手もパス。
するとパスパス合戦の恐ろしく退屈な将棋になる。
チェスみたいに先手が強すぎると、一回こっきりのトーナメントが成立しない。
先後ほぼ互角なので、決勝戦が一回で済む。

1手でも間違うと先手のリードは失われる。2、3%というわずかなリードを
追究するから積極的でスリリングな将棋が生まれる。
将棋は先後の勝率が絶妙なバランスで保たれてる神ゲー。