https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/05/17/kiji/20210517s00041000521000c.html

将棋の東和男八段(65)が17日、
大阪・関西将棋会館で古賀悠聖四段(20)と第34期竜王戦6組昇級者決定戦の対局に臨み、53手で敗れた。
東は1976年の四段昇段以来、40年あまりの棋士生活からの引退が決まった。
戦型は雁木。古賀の飛車、角、銀による攻めで守り駒をはがされ、金捨てから飛車銀両取りの角打ち。
東は望みなしと見て投了した。
「作戦ミスで序盤から(駒の)組み合わせが悪かった。色々考えすぎて、一番まずい作戦を選んでしまった」と振り返った。

近年のAIの進化による戦術の変化については「かなりつらい作業」と真情を吐露。
「今まで勉強してきたことと違うことを指摘されて、習ってきたことを捨てないといけない。
年下に勝つことはこの10年、とんでもなく大変」。大ベテランが直面する技術革新との戦いを解説した