渡辺明ブログ 棋聖戦 藤井


昨年渡辺明先生が、棋聖戦第3局でようやく一勝しました
「研究が当たった」と書かれています。また、新聞記事だったかで「90手まで研究していた局面だった」と言っていました

これって、逆に言えば、恐ろしい話です
当時、高3で研究時間も不足の状態で、全部その対局中の読みで、渡辺明先生の「90手まで研究していた局面」まで行った
つまり、研究の最善手を続けたからだと思います
バケモノですよね。その後も勝負手を連発して、あわや逆転という局面で、渡辺明に「時間があったので腰を落とせました」と言わしめるところまで行った

そこまでしないと、渡辺明先生では勝てない人なのです
実際、その後は、4連敗

バケモノですよね
もう、高校生ではないし
水匠4クラスの手を指せないと、勝てない棋士になってしまった

https://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/e7be35b33b2cee832d68300c70b4355b
渡辺明ブログ
棋聖戦第3局。2020-07-10

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/26/91a80f8f20fa9ca822b84d917068fc50.png

図で考えたのは本譜の△94同香からの攻めと△21玉と守る手ですが、△21玉▲73角成の展開は先が見えないので、△94同香を選択。
1時間58分から15分しか使ってないので、負けたら「なんであそこでもっと考えなかったのか」となるだろうなとは思いました。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/48/59170b11f5fa2b1b4a119a4d7aa1b732.png

終盤、▲34香から一連の手順は読めてなく、焦ることになりました。時間があったので腰を落とせましたが最後は13分しか残らなかったですし、結果的には最初の図で短考で攻めて行ったのが幸いしました。
研究が当たったところがあるので手応えを感じるという内容ではないですが、悪い流れは勝つことでしか変えられないので、前向きに来週へ向かいたいと思います。