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豊島将之竜王、二冠維持へ「藤井聡太さんに対してしっかり戦っていきたい」叡王戦、竜王戦で試練の連続防衛戦 2021.09.12 ABEMA TIMES

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 将棋界のタイトル戦線は、この夏から秋にかけて大きなターニングポイントを迎えている。それが豊島将之竜王(叡王、31)と藤井聡太王位・棋聖(19)による戦いだ。お〜いお茶杯王位戦七番勝負では、豊島竜王が挑戦したが1勝4敗で挑戦失敗。叡王戦五番勝負では、防衛する立場としてカド番から2勝2敗のタイに持ち込み、9月13日の最終第5局で初防衛を目指す。さらに10月には竜王戦七番勝負で、藤井王位・棋聖の挑戦を受ける。豊島竜王は「やっぱりタイトル戦の防衛戦2つで、藤井さんに対してしっかり戦っていけたらと思います」と、明確な目標に掲げた。快進撃が止まらない天才棋士とタイトル戦で戦い続けることで、自身のレベルアップにもつなげるつもりだ。

【動画】「将棋日本シリーズ」二回戦第一局 豊島将之JT杯覇者対広瀬章人八段

 強者になればなるほど、自分の課題は見えにくくなる。相手のレベルが自分より低ければ勝ててしまうからだ。近年では将棋ソフト(AI)の発展もあり、豊島竜王のようなトップ棋士でも気づかない手をソフトから提案されるようにもなったが、それをそのまま対人の対局に活かせるかどうかも、また別問題。対人ならではの難しさもある。「課題はいろいろ見えてきている。これからも戦いが続くので、短期間で修正できるところは修正したいです。結構全体的に、いろいろなところでミスや疑問手が出ています。一番はやっぱり王位戦の2局目。いけそうな内容での逆転負けなので、ああいう感じで指せている時に高確率で勝てるようにしないと、かなり厳しいだろうなと思います」。将棋界の序列2位にいる棋士ながら、全体的な課題を感じているという。