振り駒で基本先後の確率は一緒だとして、長期的に見れば平等なんだけど、番勝負の
最終局での振り駒は流石に後味が悪い。あと、早指しの後手の不利さは顕著でNHK杯
などとても見ていられない。
先手番は単純に一手先に攻めが開始できるというだけでなく、事実上の戦法選択権と
局面の誘導権も持っていて余りにも後手は窮屈過ぎる。そのうち研究が進むと後手番が
何がなんでも千日手に持ち込もうとする将棋が増えて、そうなればもうゲームとして成立
しない。振り飛車や後手一手損角換わりが不利になるのも結局は明らかに手損をするから
という単純な理由だろう。
先後の格差是正は持ち時間で差をつけるのが一番簡単。とりあえず早指し戦の考慮時間で
差をつけるところから始めてほしい。
あと、初手は歩突き禁じ手とか端歩限定とかやろうと思えば幾らでも手段はある。
棋戦ごとに先手へのハンデを変えるのもありだろう。完全平手は2日制のタイトル戦だけで
良いでしょう。