永世名人資格保持者は名乗っていない時点では別格規定がないが
(名乗っていない時点では原則、九段だから)
永世名人を名乗った時点で別格の扱いを受ける
ここをしっかり分けて考えておかないと勘違いしやすい

永世資格保持者の段階では
1位 羽生(1995年永世棋王資格取得ほか)
2位 谷川(1997年十七世名人資格取得)
3位 康光(2006年永世棋聖資格取得)
4位 森内(2007年十八世名人資格取得)
5位 渡辺(2008年永世竜王資格取得ほか) なのだが、いざ全て名乗ると

1位 谷川十七世名人
2位 森内十八世名人
3位 羽生十九世名人(永世竜王・永世王位・名誉王座・永世棋王・永世王将・永世棋聖)

4位 渡辺明永世竜王・永世棋王
5位 佐藤康光永世棋聖 となることに注意を要する

1位〜3位 永世名人同士は先に名乗ったほうが序列上(十八世が十九世より先に名乗ることを想定)
明確に格が落ちて
4位〜5位 名乗った永世称号の多いほうが序列上 であるため

渡辺のような永世称号並列の例は数少ないが、2007年9月2日〜2007年11月16日の2か月半程度
中原誠永世十段・名誉王座の状態が生じている
(2007年9月2日は中原60歳の誕生日であるため規定通り名誉王座を名乗った)
(2007年11月17日将棋の日に特例で中原誠十六世名人が誕生 以降は別格の永世名人のみが代表称号)