九段昇級規定に準拠した採点簿を考案してみた
結果的に羽生が歴代1位を自慢できる採点簿になっている
以下、採点方法について説明する

旧九段昇級規定(30点方式)によるとタイトル獲得が2点、挑戦、優勝、A級が各1点で計算されている
A級1点は与えすぎなのでA級勝越しを1点に変更する
これで、名人挑戦は2点となり、名人以外のタイトル獲得と同格になる
次に新九段昇級規定では名人獲得1期で九段、竜王獲得2期で九段、その他タイトル獲得3期で九段であるから、名人はその他タイトル獲得の3倍の6点、竜王はその他タイトル獲得の1.5倍で3点となる
この点数計算で歴代棋士を採点した
実際の計算は登場回数・獲得期数・優勝回数・A級勝越年数・現タイトル保持数をそれぞれ1点として計算し、これに名人獲得は4点加点、竜王獲得は1点加点する
これで採点結果は同じになる
名人獲得に4点加点は加点しすぎと思えるかもしれないが、名人になってしまうとA級勝越しの1点と挑戦の1点の機会を失うのでこれでよい

この採点方式ならナンバーワン棋士も二番手棋士も同じテーブルでの評価がそれなりに可能になることを確認していただきたい
なお、A級勝越し年数は木村名人の場合は八段昇段から名人獲得までの年数を、塚田の場合は八段昇段からA級順位戦開催までの年数を加算してある
その他にもタイトル戦や一般棋戦の参加機会で不利な採点になっている棋士もいるわけだが、そこはいじっていない

◆九段昇級規定に準拠した採点簿
https://i.imgur.com/wH5hE9L.png