日本将棋連盟は5日、2023年の獲得賞金・対局料ベスト10を発表した。史上初の八冠独占を成し遂げた藤井聡太竜王(21)(名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖)が、1989年に統計を出してから最高額の1億8634万円で、2年連続1位となった。2位は渡辺明九段(39)の4562万円、3位は永瀬拓矢九段(31)の3509万円だった。

 これまでの最高額は95年、当時の七冠独占に迫っていた羽生善治九段(53)の1億6597万円だった。

 2023年の年頭は、藤井竜王が五冠で、渡辺九段が棋王と名人、永瀬九段が王座を保持していた。藤井竜王は防衛を重ねながら三つのタイトルを奪取し、賞金・対局料が前年比6429万円増となった。

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