【ライ麦】サリンジャー総合【グラース】
尾崎と似てるか? 尾崎の主人公は大人になったら普通に働いていそうだけど ホールデンは大人になってもうまくやってなさそうだし、下手すると病気。 初めて読んだ時は思春期の話って印象だったけど 大人になって読み直したら結構印象が違った。 >>421 亀レスだが、尾崎はどんなに反抗してても結局社会の歯車に飲み込まれてしまう苦悩を歌ってる。だから尾崎の歌う人物は社会で立派にやっていく運命にある。(この点、失業率が上がって、飲み込まれたくても飲み込まれない現代にはちょっとそぐわないテーマでもある。) ライ麦はニューヨークにはびこる拝金主義、権威主義を嘲笑ってる。ただ、それらが浸透しきった社会では、独りでそんな主張をしたところで狂人扱いになってしまう。 なので>>412 の疑問は正当。 >>404 俺30歳だけど、一々すごくわかりすぎるくらいわかるんだけど そういえばそんな話あったね。 でも、出るって話と 遺言で50年は出さないって話があったような。 図書館でデイヴィッド・シールズとシェーン・サレルノの本と娘マーガレットの本借りて読んだ。 すごい偏屈がんこジジイって感じで絶対近くにいて欲しくない・・・ ただ戦争の描写が前者の本にはきつくて、こういう事経験すると多少は偏屈になってしまうのかなと同情する面もある。 おっと思ったのが、従軍中ライ麦の最初のほうを書いていたということ。 よれよれの好きでもない先生とか不潔な同級生の描写をしつこいくらい描いていたのは それがもっとも戦争の現実から遠い平和な情景だったのかなと思った。 戦争とライ麦ってなんか結びつかないね。 NewYorkerに かつて「エズミに捧ぐ」を映画化しようとした人ががいた という記事が出ていた。 エズミに捧ぐは戦争の影が感じられる作品だよね。 ttp://www.newyorker.com/magazine/2016/11/21/the-film-jd-salinger-nearly-made ジョンレノンを殺したマークチャップマンが殺した後に現場でライ麦を読んでたらしいな ビートたけし「あべぴょん、らめえええええええ!ひぎぃ!アナルが裂けちゃううううううっ!」 やれやれ、ここには退屈な奴しかいないな。例えばアリーの死亡年月日を即答できるような奴はいないだろうな。 …いや、でもそれを決めつけるのは慎重にならないといけないな。 ここにいる奴らがこっそりとすっごい口笛吹きかもしれないし。 ライ麦とフラニー読んで良かったけどナインストーリ−ズの良さがあまり分からなかった 言語能力がかなり高い方向けなのかな? 難しいとは思わないけど 短編は短編の味わい方があるから慣れかも サリンジャーの作品だと思うんだけど国籍の違う二人の男女(二人とも女?)がそれぞれ相手の母国で会話していく話ってどんなタイトルだっけ >>446 ライ麦とフラニーを村上訳で読んだせいだと思われる >>451 どちらも野崎孝訳で読んだのですが>>447 さんの言うように短編の味わい方を知らないのかも ライ麦の訳は当時の若者言葉を使って訳しているそうなので 個人的には今だとそこまで良いとは思えないのですが フラニーとゾーイーの訳し方の良さにはびっくりしました 賛否あるそうですが機会があったら春樹訳も比べるために読んでみようかな >>452 ではナインストーリーズも新潮文庫の野崎訳ですか。 小舟のほとりとエズミは誰の訳で読んでも名作だとおもう。 次にコネティカットと笑い男。 むしろ野崎訳以外の選択肢がないでしょ あれほど素晴らしい翻訳もなかなかない 中二病だった時期に読んでたな 今思えばこの本が心の支えになってた気がする 野崎訳は言葉は少し古いけど作品世界に引き込まれるから古さを忘れて気にならなくなる これな http://www.shinchosha.co.jp/book/591006/ このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年 J・D・サリンジャー/著 、金原瑞人/訳 エズミなんてほんとにいいのにな ライ麦で人生狂ったやろ フラニーとゾーイも才能感じるのに現世の大成功に作品の発展を阻まれてるように思った >>459 読んだこと無い奴が含まれてるのかな? 買ってみようかな、ありがとう! あ、あと金原さんはサリンジャー合いそうだよね タイトルにサリンジャーが入ったエッセイ出してたな、そう言えば エズミもいいし、小舟のほとりで、なんか最高だな。 柴田さん訳も悪くないんだけど、野崎さん訳を最初に読んだせいで、 最後に親子一緒に走る場面は、個人的に世界一美しい短編ラストだわ。 あと、有名じゃないけど、『ヴャリオーニ兄弟』もめちゃくちゃ良いから、 まだ読んでない人はぜひ。 ちょっと違う角度からいうと、 スペイン作家のエンリーケ・ビラ=マタスの『バートルビーと仲間たち』に、 老年時代のサリンジャーが登場する。 そのセリフがもうほんとに「サリンジャー的」だから、 まじでおすすめ。 バートルビーっていうのはメルヴィルの『代書人バートルビー』に出て来る奇妙な人物。 「せずにすめばありがたいのですが」と言って、 何をすることもしない人物。 それにあやかって、筆を折った作家のことをエンリーケ・ビラ=マタスが 「バートルビー」と名付けた。 世の中にそれが蔓延していることを「バートルビー症候群」とも エンリーケ・ビラ=マタスは、その「バートルビー症候群」の 代表格として、サリンジャーをあげているんだよ。 理由は、サリンジャー好きの皆ならわかるだろ? 長文ごめんな 新訳読んだ。けっこう衝撃的、というか僕には衝撃的すぎた。 3ヶ月以上経っても、俺みたいな「本物のファン」がコメしたら、みんな黙っちゃうのな? 466※のヤツなんか勘違いして「釣りかよ!」なんてコメしちゃう低レベルだし。 なあ、誰か反応してみろよ。 新訳の話題でもいいし、これまでのサリンジャーの見識でもいいけど、どうせお前らにわかだから、 俺みたいな「本物」が出てきたら躊躇しちゃうんだろうな。 ほんと、ここ腐ってるわ。 >>467 もしかして映画「アメリ」に出てくる小説家のモデルはサリンジャーなんだろうか >>469 世界中のこんな落書きが消せやしないなんて、ホント気が滅入っちゃうよな バートルビーはアメリカインディアンを表している 作中に新しく制定された法として「インディアン居住限定法」が言及されている 「弁護士」の事務所で、代書人と言う権利を与えられていた人物が権利をはく奪され、居座る 本来、わずかの権利と引き換えに代償を払ったものが、理不尽に権利を剥奪される そういう無力とサリンジャーは違うね サリンジャーの伝記映画楽しみだな 本人が観たら怒りそうだけど >>473 観てきた。なかなか良かった。ライフ畑への印象が大幅に変わった。サリンジャーが戦場でゴミ箱に投げ捨てた、出されなかった未完の物語を誰かが保管してたりしないのかな。 でもね、掲示板のいちばんいいところは、なんといってもみんながそこにじっと留まっているということだ。 君はここを何十万回も見に来る。でも>>469 はいつだって玄人気取りの恥ずかしいレスをしたばかりだし、>>1 〜>>477 は相変わらずニワカ丸出しのレスばかりだ。みんなこれっぽっちも違わないんだ。 ただひとつ違っているのは君だ 一つ言っていい? サリンジャーの小説ってくそつまんないよね? ゴミじゃね? とか始めるか、、、窓の人が読むまで、、、 時間の問題だろうが、、、 バナナフィッシュのオチは端的に言って作家の逃げにすぎないよ 落とす根性が無いんだ だよね?俺にはそうとしか読めなかった >>459 あーそれなあー イギリスの小説のパクリそのものなんだよ ネタを辿ると元々はクライブバーカーの小説が元なんだけど それを又パクリしたものがマヨネーズだね 面白かったのはクライブバーカーの方だと思うよ サリンジャーはセンスが欠落している クライブの黒いユーモアを削除して写しただけと言ってもいいね >フラニー フラニーもなぁ、、、パクリなんだよ 結局、アガサの模倣の範疇を全くでないね。 アガサにも探偵ではないシリーズがあったが何故か日本では発売していなかったんだよな それがなぜか日本ではアガサではなくサリンジャーとして出ていたんだ 詐欺ジャンそれ これで作家様を気取るとか最早、糞にも劣るね >ライ麦 ライムギはよくよく読んでみると、作家が日本人であると分かるように作られている サリンジャーはそこすら読めていない。 そこんところが既にサリンジャーの低能を表している それは既に他の作家が仕込んでいたのであり、暴露の意図しかない それさえも何処だか読み取れないのが、このスレのまともな読者ぶった下劣な品位を表しているわけだね >シーモア シーモアに至ってはスティーブンキングのパクリだぜ???キャラの名前自体がシーモアだもの どうやったってフォローできないし、シーモアのパクリ元の日本語版が既に出ているからね サリンジャとかいうごみごときが何をそんなに粋がっているのか全く理解できないよ サリンジャ−が詐欺師であることは一切疑いない >ズーイー 同じく、スティーブンキングそのもので当時は日本未発売だった作品だ キングも呆れただろうよ タイトルはフラニーとズーイーってんだぜ それを二つに分けたのがサリンジャーその人ってわけだ フラニーそしてズーイーは相互関係にあるのではなく、キングが最初からそういう風に作ったんだよ フラニーとズーイーは図書館にすらあったが連続盗難で姿を消している(なんでかな???) しかし出版社に頼めば取り寄せてくれるよ もうわかっただろう サリンジャーは作家ではない 詐欺師なんだよ しかも世界規模に広域な奴だ 幸いにしてあまりにキングが有名で英語圏では誰も買わない そこで英語圏以外をターゲットにしたって訳だ こいつ自身には才能などないと思っていいよ サリンジャーってそもそもデリンジャーをサにしただけで意味なんてないしね >ナイン・ストーリーズ パクリ元のタイトルはナインという 同じくスティーブンキングだ そう、サリンジャーとはそういう人間である 現実には今も生きている。例えばこのスレに来ているよ >Three stories パクリ元のタイトルはスリー 文章からして恐らくキングと乏しき人物の著作からそのまんま文をコピーしている 既に日本では発売されているが、これも何故か図書館から消え失せた 廃本にはなっていないので、実は手には入る 本屋さんで注文しよう! なんでキング名義にしなかったのか分からないけど大変面白いよ 297吾輩は名無しである2014/01/20(月) 22:59:22.12 02/28 新潮社 新潮文庫 フラニーとズーイー J・D・サリンジャー 村上春樹訳 何このレス??? franny and zooeyで調べると面白いことにすべてのサイトが日本語のサイトに リダイレクトされている件www そうなんだよな、サリンジャーってハッカーなんだよ 海外の文ヲタはみーんなキングだろうと踏んでいるし、本人も別に隠していない模様 >Raise High the Roof Beam, Carpenters, and Seymour: An Introduction Stories これもキングと思しき作品 しかし日本語版は長く出ていなかった やはり日本中の図書館から滅亡した不可思議な作品 サリンジャーの努力が忍ばれる どうやったのでしょう???電話で図書館一軒づつ聞いたんだよな??? そしてそれがある図書館に行って、すべて廃棄してきたんだ 俺はすべて持っているんだなあこれがwww >インターステラー これも日本未発売の多分、キングの作品 まあなんというか、映画になっちまったがはっきりとキング名義なのでどうもこうもねえよなあ 映画は出来が悪いが、本は良い。きちんとストーリーを回収できていない しかしながら回収できていない個所が謎そのものである なんとメインストーリーが削除されているからだ!!! 誰がやったのかなって疑問に思うよね??? 俺は知っている >エズミに捧ぐ edumiはなあ???サリンジャーよ??? 日本人の名前じゃないんだよ??? ラテン語なんだよそれwww バカですねえーサリンジャーってwww だから翻訳も意味不明になってるが訳者がそもそもサリンジャー本人なのはよく読むと分かる これもキング作品だね もうわかっただろう キングはこいつまじおもしれえーwwwしか思ってないから通報しなかった そしてキングのそういう性格を利用して寄生虫のごとく生き残った それがサリンジャーってばばあなんだよw はい、ワンスモア サリンジャーはただのばばぁです、作家ですらない、ただの詐欺師だ 当時は完全に思考停止するほどデブではなかった 答えは一つだよサリンジャー 無期懲役だ 君は無期懲役だよ だからどこまでも抵抗をするんだ なあ??? 俺にケンカ売るなんて一億年早いぞ 作家でも何でもないがおめえよりは文章上手いよ 態度だけデカいからみんな勘違いしている こいつは太ったから何もしなくなったんじゃない 元から文章なんて全く書けないんだよ ただのデブなんだ 不用品。ゴミ。微生物の方がいい仕事をする。 そういうことだ クソゲーオブザイヤーのスレ荒らしがサリンジャーだって 軽蔑してる ただのクソヤローらしい サリンジャーの息子が父の遺稿を整理中 2019年2月4日 大原ケイ 海外ニュース 生誕100周年を迎え、まもなく遺稿が日の目を見るとの噂があるJ・D・サリンジャーだが、 英ガーディアン紙が彼の息子であるマット・サリンジャーにインタビューをしている。 1965年に最後の小説を発表してから後、サリンジャーはどうしていたのか、 書きためたものが読まれる日は来るのか? 2010年の没後、ずっと問われてきた謎に答えが出た。 「父はずっと考えやアイディアを温めていて、運転中にわざわざ車を駐めて書き留め、 独り言ちて笑うこともあった。家でも椅子のそばには必ずノートブックが置かれていた」 「なによりも、それを読みたいと思う人がいたのならいずれ読んでもらう気があったと思います」と語る。 マット・サリンジャーは1990年にキャプテン・アメリカ役で映画に出たこともある俳優で、 これまで映画や舞台のプロデュースをしていたが、2011年に父の遺稿に手をつけ始めた。 50年近い年月の間に書いた量は膨大だったため整理するのが大変で、まだあと何年もかかりそうだという。 どんなストーリーがあるのか、詳しいことは明かしていないが、短編にたびたび登場する おなじみのグラス一家についてのエピソードは他にもあるとか。90年代にサリンジャー宅で 火事があった時に原稿も失われてしまったと思われていたが、2つの金庫に入れられており、無事だったという。 「父は世間嫌いの隠遁者というレッテルを貼られてしまったが、それは物書きにとってプライバシーを 望んでいたというだけで、いわゆる文壇の人たちを家に呼んでポーカーをするようなことに 興味がなかっただけ」という。電話をかけてきて咳ばらいをしながら「すまんな、マット、 もう3日も声を出してなかったのでな」とものまねをする息子には父の面影が濃く残る。 10月にはニューヨーク図書館でサリンジャー展が予定されているが、展示する原稿や写真、 手紙などを選んでいるところだという。 >生誕100周年を迎え、まもなく遺稿が日の目を見るとの噂があるJ・D・サリンジャーだが、 生年月日がまた変わった >英ガーディアン紙が彼の息子であるマット・サリンジャーにインタビューをしている。 聞いたこともない俳優だ >1965年に最後の小説を発表してから後、サリンジャーはどうしていたのか、 >書きためたものが読まれる日は来るのか? 2010年の没後、ずっと問われてきた謎に答えが出た。 だれひとりサリンジャーなんて名前を相手にしていない >「父はずっと考えやアイディアを温めていて、運転中にわざわざ車を駐めて書き留め、 >独り言ちて笑うこともあった。家でも椅子のそばには必ずノートブックが置かれていた」 >「なによりも、それを読みたいと思う人がいたのならいずれ読んでもらう気があったと思います」と語る。 それはウイリアムシェークスピアの逸話であってお前じゃないよサリンジャー >マット・サリンジャーは1990年にキャプテン・アメリカ役で映画に出たこともある俳優で、 そんな映画はない。マーブル舐めてんのおまえ >これまで映画や舞台のプロデュースをしていたが、2011年に父の遺稿に手をつけ始めた。 >50年近い年月の間に書いた量は膨大だったため整理するのが大変で、まだあと何年もかかりそうだという。 バカじゃねえのか今更。たくさんあるならとっくにやっとるわ >どんなストーリーがあるのか、詳しいことは明かしていないが、短編にたびたび登場する >おなじみのグラス一家についてのエピソードは他にもあるとか。90年代にサリンジャー宅で >火事があった時に原稿も失われてしまったと思われていたが、2つの金庫に入れられており、無事だったという。 うん、すでに一つも残されていないと遺族は口にしていたはずだな >「父は世間嫌いの隠遁者というレッテルを貼られてしまったが、それは物書きにとってプライバシーを >望んでいたというだけで、いわゆる文壇の人たちを家に呼んでポーカーをするようなことに >興味がなかっただけ」という。電話をかけてきて咳ばらいをしながら「すまんな、マット、 >もう3日も声を出してなかったのでな」とものまねをする息子には父の面影が濃く残る。 あほ以下だな。これもシェークスピアの逸話だ。 因みにこの逸話は日本語版もあるねw >10月にはニューヨーク図書館でサリンジャー展が予定されているが、展示する原稿や写真、 >手紙などを選んでいるところだという。 ニューヨークの図書館に展示スペース自体が無い サリンジャーがまぁた糞みたいな嘘をついています 勝手にこのサイトにウイルスぶち込んで書き足したのでしょう 愚かですね サリンジャーこと田中(本名)の住所 東京都練馬区江古田5丁目 さていつまで虚勢が持つかな どんどんいくけど まああれだ。 このスレで終わる訳もない サリンジャーは田中っていうんだよ つまらねえ名前 糞だな 糞便 このスレとかアマゾンのレビュアーがサリンジャーということ? ネット上のサリンジャー情報は暇なばばあ本人がひたすら書いてんだよ 印税は既に完全に引き上げられてるんだが個人出版したりしている それが笑える なんでできるかって?未だに実家だからさ 死ぬまで自分の功績だと錯覚したいらしい >>479-508 なるほどこういうことだよ ねえ? http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-49330560 JD Salinger: novels finally to be published as ebooks 2 hours ago The works of The Catcher in the Rye author JD Salinger are finally being published in ebook format, nearly 10 years after his death. http://www.nytimes.com/2019/08/11/books/jd-salinger-ebooks.html J.D. Salinger, E-Book Holdout, Joins the Digital Revolution 天気の子の主人公の愛読書がthe catcher in the rye 内容は思いっきりライ麦とは違うけどな 愛する誰かが見つかれば世界はバラ色 ホールデンに対する侮辱か、と >愛する誰かが見つかれば世界はバラ色 あの映画見て本当にそういう話だ思ったらそれこそ頭の中バラ色だわ 本当に見た? 俺、埼玉のサリンジャーって呼ばれてんだけど、何か質問ある? >>518 世界よりも大切な誰かを選ぶ話だろ ホールデンの葛藤が、ボーイミーツガールで解消されたとでも? もう、本当に皮相な見方しか出来ないんだなとあきれ返りましたわ マーク・チャップマンはこういうやつこそ射殺すればよかったんだな >>521 ホールデンは世の中の欺瞞が嫌で、その欺瞞ってのは「恋愛で幸せ」とかも含まれてるわけだ 世界のことより、ただ自分が愛する人が生きていて欲しい、自分と愛する人がいれば大丈夫 こういう考えを、ホールデンはどう思うだろうね 主人公の行動は完全にホールデンに対するアンチテーゼだからなぁ 村上訳では参ったねがやれやれになってるのかよw ちょっと子供が使う言葉じゃないな 思春期に読めば味方が変わるとか多くの人が言ってるけど、今16歳で、ホールデンと同じ年齢だけど全く分からなかった 同じように落ちこぼれでテストは赤点ばっかなのになんでだろうな ただ分からないなりに、なんかムカつく奴だなとか可哀想な奴だとかそんなことは思った こんな輪郭のない分かりにくい本なのに、普段本を読まないような人からも愛されてるってのがよく分からない もし10代の頃にこの本を読んだ人がいたら、どんなことを感じたのか教えて欲しい 自分も何かは感じたけど、言葉にできるようなものじゃなかったし、価値観が大きく変わるとかそんなこともない気がする アマゾンのレビューでも若い時に読んでいれば〜とか主張してる人が多いけど こういう人たちは自分が理解できないから、何とか理由付けして落とし前を付けようと適当に考えただけだと思う だからあまり気にするな >世界のことより、ただ自分が愛する人が生きていて欲しい、自分と愛する人がいれば大丈夫 だからお前は皮相な見方しか出来ないと言われてるんだよ・・ >>526 大人にムカついたり大人の言う事をきく同級生にムカついたりしないのか? >>526 なんかうまく言えないけど、大人が信用できない なんかうまく言えないけど、そんな大人になりたくない なんかうまく言えないけど、世の中はほとんど嘘っぱちだと思う なんかうまく言えないけど、社会の仕組みが汚く感じる なんかうまく言えないけど、そんな社会に反抗するのも言いなりになるのも違う気がする なんかうまく言えないけど、それでも素敵なもの、綺麗なままのものはあると信じたい こんな感じの感情を思春期には抱きがちで、そんな思春期に抱きがちな感情を持つ主人公に触れることで共感したり、既に思春期を過ぎた人が読むことで、思春期の気持ちを思い出して胸が苦しくなったりするのが、ライ麦畑 サリンジャーは病んでると思う。世界が腐食していく感覚というか。 世界恐慌から大戦突入期に青年時代を過ごした若者たちの話だよ いまこそ読まれるべきだと思うけど 大戦後の好景気に沸いたサリンジャーの時代ではすでにそういう危機意識は希薄で 作中人物であるシーモア・グラースの自殺の原因でもある 人間は愚かで衝動的で、どんなに悲惨な目に遭っても 目先の快楽に耽ってすぐに忘却する 簡単に言うと朝三暮四の奸計に歓喜する猿とそれほど変わらない 猿に囲まれた人間は苦しむだろうね The Last and Best of the Peter Pansが読みたいのだが、発表はまだ? 2020年までには出るとの情報あったのに。 「おまえ、ほんまにこの話聞きたいんか。けどなあ、どこで生まれたんやとか、子供の頃どんな風やったんやとか、生まれる前に親はどんなことしとったんやとか、そういうしょうもないこと話すのいややで。」 (『ライ麦畑』の関西語訳) 村上朝日堂 もう2020年なんだが、未発表作の発売はまだ時間かかるのか? 去年の記事では出版準備に入ったけど、量がかなり多くて出版までには何年も時間がかかる、確かそんな話だった コロナ禍の今こそサリンジャーの未発表作を出してほしい 隠遁してから書いてた奴も全部バディーが書いた体でできてんのかな ハプワースから更にあの方向に進んでたとしたら最早誰にも理解できない代物が出来上がってそう そして理解できなくてもいいからいつか読みたい ライ麦畑でつかまえて読んだ 中学の頃以来だわ小説読んだの 良かった 未だにライ麦畑を超える小説に出会えないんだが これは思い出補正なのか? もし超えるとしてもフラニーとズーイくらいしか思いつかない時点で俺は信者なんだろうな 末期の意味ワカラン作品までうんちく垂れるようになったら信者 コロナがなかったら何かしらの続報はあったろうになあ 発表しなくなってからも大工よ〜みたいな生き生きした物語は多分書いてないんだろうな 遺稿が全部シーモア序章とかハプワースの流れを汲む作品だったら読むのきついかも エッセイ的な性格のものも混じってるんじゃないかと期待 これ以外にも未刊行の書簡とかけっこうあると聞くし 後年の作品まで含めて好きだ 面白いかどうかはともかく作者が苦闘してる感じがいいんだ 大工・シーモアを柴田さんあたり新訳してくれないかな この2編は未だに新潮文庫の古い訳しかないのが残念 あとは荒地出版社から出てた全集も…って流石に無理か そもそも日本ではなんで全集なんか出せたんだろうか この前もハプワース出たし、本国以外では意外とその辺緩いのかな >>545 ライ麦だけ読んだけど好きになれなかった 典型的な「『お前たちは心が汚い』と言ってる当人も心が汚い」タイプに見えた >>551 今と違って著作権が緩かった時代というのが やっぱり大きいかと 欧米ならともかく日本までチェックする人が少なかったのだろう 調べたらハプワース、ニューヨーカーのサイトで 会員登録したら読めるっぽい? https://www.newyorker.com/magazine/1965/06/19/hapworth-16-1924 荒地出版社は早いうちからサリンジャーと契約結んでたから出し続けられたんじゃなかったかな 今でもマケプレとかで安く買えるからいいじゃないの 表紙のデザインがイマイチだが 笑い男の文章面白すぎるな しかも文章が面白い理由も書き手が幼いころに団長からユーモアを教わったからという理由があるのが 二重に説得性があって良い 久々ゾーイ―を読み返したらゾーイ―とフラニーの会話のあたり全然面白くねえな >>560 こんなん全文読めってのかよ… でも確かに上手にまとめてそうだね 読んだら楽しいんだろうがそこまでの熱意はないなあ そう言えばテディを中心にサリンジャーと東洋思想について書かれた論文がネットに転がってて、それは面白かった ライ麦良かったからナインストーリーズも読んだけどあまり面白くなかった… 次はフラニーとゾーイーか 面白いのかな ちなみに何年も小説は読んで来なかった フラニーとゾーイーが一番好み 小説家なんてああいう小説一編書けりゃもういいんじゃなかろか ズーイはサリンジャーの趣味嗜好と大衆的な面白さが共存した実質最後の作品だからなあ 単行本の発売年から勘違いしてしまいがちだけど、大工よ〜はズーイの前の作品だし 出版準備中ってかれこれ何年も言われてる遺稿たちは全部ハプワース以降に書かれたものなのかなあ 途中で作家人生を中断して死まで新作を書くことのなかったサリンジャーの未完の人生を象徴していまつ。w サリンジャーってあれだけ詩に傾倒してたんだから、自分で詩を書いたりはしなかったのかな 著作中では、シーモアの書いた詩はミュリエルの意向で紹介できないことになってたが コールフィールド家… フィービーはユーモアのある強い女性になってほしい サリンジャーの遺稿発表はまだなのか? 死から10年以上経ってる訳だが ゾーイーのエゴを分割にして趣味にしてしまった云々が理解できない どういうこと? どこかに到達したい、何か立派なことをしたい、興味深い人間になりたい―そんな考えにどうしようもなく嫌悪感を覚えるフラニー 彼女はこれらをエゴと呼び、お金や名声でないにしろ叡智や平穏を求める自分もやはりエゴを持つ利己的な人間なんだとやさぐれていた 兄・ズーイは何がエゴで何がそうでないかは誰にも分からない(最終的に決めるのは神様)と指摘する 重ねてエゴを十把一絡げにするな、世のいやらしさの半分程度は「本物のエゴ」を用いられず生じるものだとも話す エミリー・ディキンソンの詩作の衝動にもエゴを認め、物的な貪欲さと知的な貪欲さに違いはない、それらを持つ人間は僕ら俗人と同じと言う彼は、そもそもエゴを(少なくとも「本物のエゴ」を)それほど嫌なものだとは思っていないようだ そして彼は彼の友人のエゴはもうバラバラになり、趣味に変わってしまったと話す このエゴはズーイの言う「本物のエゴ」で、いやらしいが巨大な欲の結果(例えば会社を興し億万長者になる)にもなれば、詩にもなる、そういう衝動を指していると自分は考える そして、そんな衝動は友人の中ではもうバラバラになり、ちんまりとした電動工作などで満たされるようなものに成り果ててしまった というのが自分の解釈です(村上春樹訳参考なので引用語句が一致しないと思われます。ご容赦ください) >>574 文章上手いな! エゴと言うと表面的に表れる、その場のみせかけのようなものと捉えてたけど もっと広い意味で欲望とか欲求と理解した方が近いんだな サリンジャー自身が本物のエゴを貫けていたなら、別に作品を発表し続けていても良かったのではないかと思うけどね エゴとは関係なく周囲の雑音が煩かったというだけかもしれないが >>575 ありがとう グラース家いいよね もっと読みたかった 映画は中盤ぐらいまでかったるくて見るのを辞めようとかと思ったが、後半は良くなっていった ケネス・スラウェンスキーの伝記よりも良い本ってある?あったら読みたいんだが 「エスキモーとの戦争前夜」好きだなあ ジニーはフランクリンが少し気に入ったみたいだけど何がよかったんだろ 確かにちょっとかわいいけども サリンジャーの遺稿発表はいつになるんだよ マット・サリンジャー氏は大分のんびり屋さんと見える 謎解きサリンジャー 超つまんなかった・・・ 末期サリンジャーの思想が全く面白くないのを再確認した >>581 コロナもあるし仕方ないよ めっちゃたくさんあるらしいから校訂にも当然時間がかかるのもある 言うて息子さんもいい歳だからな あんまりのんびりしてるとお蔵入りもあり得なくはないかもしれない シーモア序章とハプワース16はまじで読書体力いるな メモしながらじゃないと最後まで読み切れなかった ハプワースってサリンジャー生前最後の発表作というだけで注目しなきゃいけない感じがあるけど、これまで散々聖人化されたシーモアのまだ幼少の未熟な頃を見せることに、どんな意図があったんだろうな My Salinger Yearによればサリンジャーは晩年にハプワースの単行本化を進めようとしたみたいだし、本人としてはお気に入りなのかもしれないけど 未熟かなあ… ウルトラ天才児として書かれてるような… 天才だからと言って"大人"になったり社会に容易に適応できたりする訳ではないという >>589 知能的には確かに天才なんだけど、普通に他人の悪口とか言いまくるあたりは成人後の聖人君子的な扱いを受けてるシーモアと比較すると、かなり幼稚に見えるんだよね 子供だからと言えばそれまでなんだけど、敢えてそれを読者に披露する意味がよく分からない 超個人的な話をすると、自分はハプワースを読んで「この作品の意味ってなんだろう」「つまり作者は何が言いたいんだ?」って考えたことがない なぜならこれを読んでいる間、とても幸せで、楽しい気分になれるから これが書かれた理由なんて、(これ一つでないかもしれないが最大の原動力は)作者自身も楽しくてワクワクしたからだろなとしか思えない 楽しい理由はただ一点、グラース家が好きだから 『あのシーモアが、レスとベシーに向けて書いた手紙!しかも小さい頃のなんて!お宝じゃん!ああ、小さい頃のシーモアてこんなだったんだ、いいなあ!』こんなもん 「ワイズ・チャイルド」のファンみたいなもんなんだね、まさしく グラース家が出てくる他の作品には一応ストーリーや仕掛けがあって、それだけで面白い(式に来なかった新郎側唯一の親族として新婦の親族に対応する、妹が落ち込んでる理由を解いていく、最終盤にいきなり拳銃が出てくるサスペンス)けど、ハプワースにはまるでそれがない だから、他は楽しめたのにこれは無理って人がいたらその理由もたぶん分かる これはグラース家の出てくる話ではなく、グラース家を(批評、文学的にではなく人間的に)好きでないと楽しめない作品になってる Wikipediaには「サリンジャーは自分が関心のあることだけにとらわれて、それが外の世界に伝わる形にならなくなってしまっている」て評が紹介されてるけどまさにそう、ストーリーてフックを使わないと外の世界は作品に歩み寄ってきてくれない ただ、たまたま何かうまくいって伝わった場合はすごい喜びを与えてくれる それを外の世界に伝わるように言えばたぶん「家族団欒の喜び」が一番近いと思う この作品が持つ意味に何かそれっぽい名前をつけるとしたらそれは「逃避」だろうし、全くそれで結構だと思う こんな喜び、他ではなかなか得られないのだから >>592 あなたのように心のこもった感想を書く人がまだいるのを見ると、 文学板もまだ捨てたもんじゃないなと思う。 ひたすら気持ち悪い 無理やり好きな物作ろうと思って理由付けしただけだろ 冒頭でシーモアが家族愛を炸裂してる感じはいいよね グラスファミリーが好きな読者相手のキャラクター小説と思えば悪くはない それにシーモアの読みたい本リストはおそらくサリンジャー自身の評価・興味関心に直結してるんだろうから、サリンジャーという人物に興味ある読者にとっても発見は多いと思う もし万一グラスファミリー自体知らないみたいな人が手に取ってしまったら、ブチ切れてもおかしくはない ナインストーリーズ「小舟のほとりで」のユダ公とユダコのくだり本当に鳥肌立つな。 kikeとkiteを日本語にそう訳すの野崎さん本当に異次元の訳者だよな。 そのラストで名作確定するけど、読み返すとブーブーが使用人の腐りかけた気をほぐしてくとこなんかも見事だよな サブカル気取りのアホは非人間的に描かれたシーモアの方を好きになるらしいがw 小舟のほとりでよかったな。子どもの時母と二人でだるまさんがころんだしてたら急に悲しい気持ちになって泣き出したこと思い出した。 文学のリテラシーが全くない状態で初めて読んだのがナインストーリーズだったけど、バナナフィッシュは衝撃だったな エレベーターでキレてる理由や自殺した理由の考察を見るうちにどんどん引き込まれていったのを覚えてる グラース家の子たちって繊細過ぎて傍からだと言動に脈絡がないように見えるね ホテル・ニューハンプシャーって映画を思い出した マット・サリンジャー氏はいつになったら遺稿を世に出してくれるんだ? 世界中のファンが待ってるんだが 巨乳漫画の公告は性犯罪助長とか言い出したらライ麦畑でつかまえてもやべーな >>602 グラース家とアーヴィングの描く家族は全然違うだろ。グラース家は言っちゃえば非定型発達者の一家で、アーヴィングの描く家族は露骨に精神分析学的なモデルじゃないか。 またいつのまにか新刊が! 新潮モダン・クラシックス 彼女の思い出/逆さまの森 今なお話題のサリンジャーの煌めく才能。これが最後の「9つの物語(ナイン・ストーリーズ)」! 若い頃の留学先のウィーンを終戦後に再訪した男が行方を探す美少女、謎の女とともに行方不明になった天才詩人、 少年が見てしまった悲劇の黒人ジャズ歌手。グラース家の物語の無垢、そして『ライ麦畑でつかまえて』の異議申し立て…… サリンジャーが後年描いたエッセンスを湛えながら本国では出版されることのない幻の短篇集! https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784105910082 「ちくしょう」彼は言った、「まったく、このよにはいいものがたくさんある」 ライ麦やナイン、フラズイを読んでハマったアメリカの人はそのあとどうしてんのかな 昔の雑誌とかたぶん高いだろうに…「彼女の思い出」とかは図書館で読んでるのかね サリンジャーは永遠の青春小説ポジだったのに誰かさんに翻訳されてから冷えた感があるわ なんかもう読んでる奴いなくね 村上訳いいと思うけどな 俺は35年前に読んでるのでジジイだけどw 村上春樹ってサリンジャーとかカポーティやチャンドラーという定番ばっかり訳すのがちょっとな 屋上屋を架すイメージが強い どうせならデリーロやマッカーシーの未訳本を訳せばいいのに こいつをバロウズ検索で引き合いに出してところがamazonでありました。何が良いのかわからん。 >>616 雑感なんだが、村上が若い頃にカポーティやフィッツジェラルドを称賛して、サリンジャーはつまらないって言ってたのって、村上のテーマである社会対個人ってのが、高度消費社会が壁側の社会であって、そこに迎合出来ない個人が卵なので、サリンジャーって設定や舞台装置からしてそこは全然そぐわなかったからだったのでは。 >>621 身も蓋もない話、江藤淳の影響下にある村上がグレートギャツビーやらティファニーで朝食をやらさらば愛しき女よを称賛するのは、それらが失恋小説に託つけた高度消費社会批判モノだからで、要約すると、個人のピュアな恋愛感情みたいなものが消費社会の新しい価値観に敗北者しちゃう、みたいな話である。 なるほど、当時の村上の趣味を鑑みるとこの時点では確かにサリンジャーはつまらないものに見える。 ギャツビーがあの手この手で元カノを取り戻そうとしてる一方、ホールデンって1人でウロウロしながら頭の中でどうでもいいようなこと考えながら、発作的に誰かに電話するだけだから。 >>622 ただ思い返してみるだに、じゃあゼロ年代初頭になんで村上が突然、サリンジャーを翻訳し始めたのかって、これは加藤典洋が指摘した、村上の「隠喩から換喩へ」のタイミングと同期していて、具体的にいうと、村上は二人称に制約される語らいから一人称に脱皮したかのような文体にスライドしたのである。 ちょっと面倒な話なんだが死ぬほど大事な話なので頑張って説明しようと思う。当然、結論にはなぜ村上がサリンジャーをある時期から再評価したのかを説明したい。 >>623 先ず有名な話だが、村上は江藤淳からの強い影響下にある作家である。 江藤の成熟と喪失の内容には触れないが、少なくとも初期の村上のモチーフには敗戦国としての日本に固有の家庭のモデルが採用されていたことは証左に事欠かないだろう。 短編の「飛行機」に源典を持つ、「色彩を持たない〜 」は最も解りやすい例で、これらは優れた「日本の」フェミニズム文学なのだけど、そのような評価が以外と少なくて驚く。 言うまでもないけど、資本主義と社会主義ってどっちも一長一短で、資本主義とは個人の能力や実績を最大限に評価し、その個人に収益を還元するみたいな例のアレで、一方社会主義とは富をとにかく再配分して国家を運営したいってやつで、ネガティブな側面としては公的な給与は地下勢力によって中抜きされがちだからダメなんだよね(あれ?…まぁいいや)。 村上春樹は団塊世代に早稲田の学生だったのでなので、当然学生運動の影響はある。デカンショの圧力もあっただろうけど、でもこの環境で一旦村上青年は同級生が見向きもしないフィッツジェラルドやカポーティに流れていく。 なぜか。 どうも、当時の村上青年は恋をしていたらしい。 恋してるときはしょうがないよね。 >>624 恋をしている文才のある青年は「パン屋襲撃」みたいな、ただ面白いだけの本を書いていたら、95年、オウムを経験する。 >>625 村上がこのときを契機に人称を変えたのは、「物語」の管理を改めたからである。 なんでそんなことする必要があったのか? >>626 「アンダーグラウンド」と「約束された場所で」のあと、村上はなぜかサリンジャーを翻訳しはじめる。 「物語が人を狂わせる」ってテーゼがお昼のワイドショーを賑わせていた時代になぜ村上はサリンジャーを召喚したのか。 >>625 敢えて省略しているけど、社会運動の最中で、虚偽は定かではないが村上春樹は恋愛のほうが大事だった、と言っているのである。 >>628 社会の激動よりも個人の恋愛感情の方が重い。って価値観は、普通にそのまんまグレードギャッビーやティファニーで朝食をと共通する。 ついでに言うと、包容家族が説明する日本の敗戦史のフェミニズムの一側面から連なる消費者の精神史観ですらある。 繰り返す。 なぜ村上春樹はサリンジャーを翻訳したのか? >>629 禅の思想とポストモダニズムが直結するタイミングを村上春樹は多分冷静に見ている。 サリンジャーの作品の特性って、雰囲気で読者を飲み込んじゃうみたいなニューウェーブ的なロマンチシズムもあるんだけど、それとは別に純粋なドラッグ的な効用もあるんだよね。 >>630 なんにせよ村上春樹はサリンジャーを再解釈するに前後して、ポスト構造主義的なポスト構造主義者に転向したんだけど、下世話な話、この村上の転向っての恋愛至上主義で感情で拗らせてた人がアトミズムに転向するくらいの急カーブである。 よく分からんけど遺稿の発表はよ 早くしないとファン達もくたばっちまうぞ ジャズ・アンビエントから、少しずつ宇宙的な顏を隠しきれなくなっていきます。 なかなかオモシロくないですか? //youtu.be/f0og1UrDFy0 どうも大嫌いだなあサリンジャーは。親父がサンドイッチなんたらを頼んで無いのに買ってきて読んだが。 NHK総合 NHK 総合 03/21 23:00 完全なる問題作 キャッチャー・イン・ザ・ライ 2024年3月21日 丹沢こりす ダグラス・ブラッドリー(ベトナム戦争帰還兵): 《帰還してサリンジャーを読み直したとき そこに書かれたトラウマに気づいた それは思春期の悩み以上のものだ 主人公のホールデンが妹を 守ろうとする気持ちにそれを感じる 彼は妹の純粋さを守ろうとするんだ マシュー・サリンジャー(サリンジャーの息子): 《ホールデンとフィービーの関係は 言葉にするのが難しい でも最終的には妹への愛が彼を 癒やしているんじゃないかな 彼はきっと大丈夫だと思わせてくれる ケネス・スラウェンスキー(サリンジャー研究者): 《居場所を探してもがくホールデンの物語は 普遍的で時代を超えると思う でも「キャッチャー」には物語の筋以上に 特別な何かがある それは指し示すことが不可能なものだ 2024年3月24日 『エズメに 愛と穢れをこめて』がすごい ノルマンディー上陸作戦に参戦し、ドイツの強制収容所に、 地獄を見て病んだサリンジャー自身の体験をもとに、 創作した美少女との交流で癒やされていく主人公を描く作者の魂よ 現代の若者に多く見られる「感情を表すのはダサい」という風潮は、裏を返せば彼らの繊細な心を表していると言えるでしょう。彼らは真心を傷つけられることを恐れていて、その結果として「負ける」ことも恐れているのです。しかし、それは賢明さの欠如ではなく、むしろ臆病さの裏返しと言えるでしょう。彼らは確かなものしか信じることができず、熱意や経験も不足しているのかもしれません。しかし、現代のサリンジャーのようなエスプリのない人間には、彼らのような若者こそが希望と言えるのではないでしょうか。 >>630 村上って結局、コアな部分がビートルズなんだと思う。 人格形成期にライ麦畑やナイン・ストーリーズを読んで、よく解説本で書かれてた主人公への同一化、とかではなくサリンジャーの作品のビジュアルイメージみたいなのに強く惹かれたのはワイだけではないと思う。 世代的な問題なのかもしれないが、ライ麦畑に強く恋い焦がれはしたんだけど、別にインヴォルブもされなかったし、誰かを殺したくなったりはしなかったんだけどとにかく、小説内の風景に惹かれた。みたいな人ってたくさんいるはずで、それはサリンジャーが風景描写の巧い作家だからなんだが、 >>641 一方、ライ麦はまだしもナイン・ストーリーズを読んで、冒頭のバナナフィッシュと最後のテディって、わけのわからない二作に、すごくわかりやすい短編群がサンドイッチになってる構成は、いくらなんでもなんかの意図があることを誰だって感じるはずで、正直謎解きサリンジャーってすごく腑に落ちた。 >>642 ナイン・ストーリーズの中で、頭のバナナフィッシュと尻尾のテディだけが余りにも難解、てってのは、通して読んだ人ならみんなが思うことで、ワイは恥ずかしながらナイン・ストーリーズって短編集が謎の銃声から始まり、謎の悲鳴で終わる、って構成自体に気が付かなかった。 何百回も読んだはずなのに。 ナイン・ストーリーズって、なんの理由も示されないままシーモアが拳銃で自殺する場面から始まり、小学生の国語の教科書レベルの自己完結的なわかりやすい短編を挟み、最後にテディの、またしても理由の示されない自殺と、誰かの悲鳴によって終わる。 この構成。 んで、言い逃れできないのが、冒頭の片手のなる音〜って文。 私の好きなサリンジャーってのはそれぞれあっていいと思うが、文学史上においてサリンジャーってニューウェーブの人だったってのは、すでに他界してる人にこういう評価するのもどうかとは思うが、もう、言い逃れしようとがないと思う。 >>644 ワイがそうだが、東洋人が好きなサリンジャー的な風景ってのがあって、それってそれこそアメリカの田舎町の背の高いライ麦畑だったり、陰キャ目線で見るクリスマスシーズンのニューヨークの町並みだったりするんだけど、実はサリンジャーの描くアメリカってマイルドヤンキー的というか、オールドアメリカンなそれでホッパーほどの都会ネイティブなものでもない。 >>645 禅の本場である東洋のサリンジャーの読者に、なぜかサリンジャーが禅に傾倒していた、って明らかな事実を受け入れられない感性ってのがある気がするのだ。 サリンジャーをアメリカの懐かしい風景として好きだってんなら、別にそれはそれでいいけど、批評の俎上にサリンジャーを正しく置くとすれば、謎解きサリンジャーって決定的な一冊なんだよね。サリンジャーは東洋の禅を意識しているのに、東洋のサリンジャー読者はサリンジャーの描く西洋(アメリカ)の風景に恋い焦がれているので、ニューウェーブ以降の世代はとくに逆輸入に耐えられない、みたいなの、ないか? read.cgi ver 07.5.4 2024/05/19 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる