ヘッセの文体の特徴として、植物や生物じゃないものに語りかけるときの柔らかい口調があるな
そこに読者がヘッセに可愛らしさや優しさ、愛着や抒情性、そしてユーモアを感じさせられる
「石よ!お前は私より強い!」とかどんだけ本人に諧謔の意図があるのかわからないが
ヘッセの作品はどれもユーモアが散りばめられている
そもそもユーモアのない小説なんてろくなものがないし、ユーモアのセンスがない作家は才能がない