【魔の山】トーマス・マン【ヴェニスに死す】
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無かったので、建てました。
皆さん、トーマス・マンの作品について、語り合いましょう! Alles Gute zum Geburtstag! >>924
ネタバレになりそうだから、内容を書けないけれど、最後の馬車のシーンが感動的だった。 >>926
トーマス・マンに感動的なシーンなんてあるのか???
シニカルなシーンでなけりゃ滑稽な場面しか描けないだろ? >>929
・1816年9月の終わり、63歳の未亡人となったシャルロッテがワイマルを訪れる。目的は44年振りに若きウェルテルであったゲーテに再会するためだった。
・シャルロッテの宿にゲーテの友人や親族まで立ち寄り、ゲーテの複雑な人間像を語る。しかし、なかなかゲーテから声がかからない。
・ようやく9月25日、ゲーテは「彼女は俺の名声をつまみ食いしたいだけだ」と言い捨て、大人数での昼餐で義理を果たす。シャルロッテが昔話をしようとしても、周りがそれを阻止する。 シャルロッテは「ひとりの老人と初対面しただけだ」と失望する。
・10月9日、ゲーテからシャルロッテに手紙が届き、ゲーテの仕切席での観劇を招待するものだった。馬車はゲーテが手配した。彼女はひとりで観劇した。
そして・・・
・舞台がはね、シャルロッテが馬車で宿に戻ろうとすると、ゲーテが乗り込んで来た。最後にゲーテは語る。「愛する君、私の安らぎに満ちた魂の中で静かに安らえ」 >>930
美しいね。
ヨゼフと兄弟たちの再会の場面も美しい。 >>935
ゲーテがとても複雑な人間であったも、延々と語るノベルだからね。 このくだり読んで感動するのは恐ろしいね
小説の筋としては別にいいけど >>938
読破してからのコメントが欲しいですね。
あれがないと、無味乾燥して終わる感もあるから。 『ドクトル・ファウストゥス』は音楽に興味ないとキツイんじゃない? 『ファウスト博士』の音楽の部分は、アドルノから受けたレクチャーを元にしてるんだよね
ただ音楽の専門家であるシェーンベルクはこの小説を酷評してる
「マンは音楽がわかっていない」
シェーンベルクの伝記に書いてあったよ >>933
辻邦生の「春の戴冠」の冒頭は、ファウストスのパクリ。 >>896
神の国と悪しき救済めちゃくちゃ面白いだろ トーマス・マンはドイツ人には人気ないと聞いたことがある。そりゃ、ガンガン爆撃受けて、食うや食わずだった内国人からすれば、カリフォルニアの豪邸に住みながらヒトラー批判しても、説得力はないわな。 >>949
戦後は西ドイツに戻らず、スイスで生涯を閉じたんだよね。 閉鎖病棟入院中に魔の山読もうとフト思ったけど
持ってすらいなかったし外出許可もおりてなかった頃だったかも
そもそも薬の副作用の眼精疲労で小説とか無理。 マンガがやっと トーマス・マンというやはり「魔の山」なんだな
私は苦手で、好きなのは「ブッデンブローク」「ワイマル」「ファウストゥス」なんだけど トーマス・マンで一番流布しているのは
「魔の山」であるのは否定しがたいが >>954
「魔の山」は議論が長過ぎ
他のもっと短い
ドストエフスキーも長いことはあるが、トーマス・マンは別格だ >>951
読まなくていいよ。マンなんて、所詮、思想らしきものをまとった風俗小説家だよ。 風俗小説として読めばいい。
ゼテムブリーニとナフタの議論なんて爆笑ものだろ
他にもここそこにくすぐりがちりばめてある 河出書房版世界文学全集(昭和四十四年)の『ブッデンブローク家の人々』では冒頭のトーニーの
台詞の訳が「なんだっけ」で、子どもがなにかを思いだそうとしている言葉だと読めるが、
岩波文庫の訳では明らかに問答示教書の暗唱の一部で、「”それはなんですか”」と訳されており
引用符がついている
岩波のほうが正しいのかな >>955
『カラマーゾフ』の長い議論は読みやすいが、『魔の山』のは読みにくいね
訳文のせいもあるかもしれないけど ドイツ文学の翻訳者は、ロシア文学やフランス文学に比べるとはるかにレベルが低いから
その上に関係代名詞でつなげて厳密な説明を加える構文のトーマス・マンの文章を日本語にするのは難行といえる
亀山郁夫みたいに長文を短文にぶった切る翻訳家が出れば面白いのだが、批判も多いだろうし、何よりトーマス・マンなど売れないからな 自由間接話法を潰して通常の会話のように
鍵括弧でやる翻訳は問題あるよな
原田義人のカフカはそれだった トーマス・マンの作品で、新訳するら価値があるのは何だろう
「ベニスに死す」はありそうだが、長編では何かな。「魔の山」ではありそうにない 「魔の山」面白かった
軍人、啓蒙家、中世キリスト教徒、医者、「停滞のアジア」のお姉さん、
空気読めないおばさんなど、色んな人が居ておもしろい
ユーモアあって笑えるのもいい
自分も長い間人生を魔の山で浪費?して現世に帰って来たような読後感ですごく満足
ただ今の時代これを読むのは相当な暇人だと思われるw 普通に面白かったよ
お勉強作家なイメージのその先行ってた 毎年秋に昔から読んだ大長編を再読しているのだが、今年は「魔の山」にするかな
当初の予定では「白痴」か「アレクサンドリア四重奏」だったが 魔の山、第4章まで読んだ。続けて第5章に進む
とはいえ、冗長感は半端でない
・時間の感覚
・身体の健康と心の健康
など面白い議論もあるが、何せ長い
第5章からカストルプも病人となるのだが、これまでは仕込みで、こそから果たして小説として格段に面白くなるのかいな >>972
ダラダラした冗長感を楽しむのがいいんだろ。 >>974
あれが続くのか_| ̄|○
後のストーリーへの伏線ならいいんだけど、単なる雑談だからなあ だらだら魔の山読んでたら6章から急に面白くなってびびった
とりあえずナフタやべえ
しかしラストは物悲しいなこれ >>976
> しかしラストは物悲しいなこれ
重病人がいきなり戦場に行くってのは、いくら世界大戦でもかなり不自然だと思った。 >>979
後遺症はあるはず。
たとえば肺活量が少ないとか。 半病人が戦場にやってきても足手まといにしかならないだろ。 ある人にこの本の話をされてうっかり読んだことにしてしまった
何とか読みたいが自分だけでは読み通す自信がない
誰か一緒に読まないかい 病人の人事の方が死に呵責なく何人もうてるけどな。悲壮感で。 病気を怖がるより経過にまかせて死に急ぐ方が予後がいいということだ。 魔の山
トーマス・マンの長編は何冊か読んでいるが、この本が絶望的につまらない
ワイマルのロッテはゲーテ論、ファウスト博士は音楽理論があるから、ダラダラ感の中でも読んで良かった感があるが、
魔の山は無駄な雑談ばかりだ 光文社文庫のだまされた女。訳がひどすぎ。地の文はまだ読めるが、
話し言葉が全然日本語になってねえ。想定される年齢と言葉遣いがあってねー >>988
> 魔の山は無駄な雑談ばかりだ
そのダラダラした展開が好きな人もたくさんいるわけで。 >>989
独文は新訳ではなくて前世紀ミドルごろまでじゃないとダメ ショウセツ=サブカルなナニモノカ世代の翻訳に期待するほうがおかしい このスレッドは1000を超えました。
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