ウィリアム・フォークナー 4
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『響きと怒り』は文芸文庫に入る前の講談社文庫を持っている。
表紙がフォークナーの顔の絵。自分が持っているのは第7刷。
読んでから28年も経ってしまったけれど、目の前の風景が流れ去っていく
物哀しいラストを読み終えた圧倒的な感銘はすごかった。
南北戦争に敗れた南部と大東亜戦争に敗れた日本が重なった。
国破れて山河あり。 フォークナーの信奉者と聞いてバルガスリョサの密林の語り部と緑の家を読んだ
どちらも良かったけど、特に緑の家はフォークナー以上に複雑な構成で、それでいて物語にぐんぐん引き込まれる魅力と高揚感があってものすごい小説だった。 リョサスレが見つからなかったからここに書いたけどあまり読まれてないのかな
Facebookの読書候補にも出てこなかったし
フォークナーはあるんだけど ラテンアメリカ文学スレならリョサ読んでる人いますよ
緑の家は評価高いですね フォークナーは響きと怒りから入って衝撃を受けた
最高傑作はアブサロム
初めて読んだ時は何度も挫折したのに一度スイッチ入ると最後まで一気に読み進んでラストに震えた
緑の家であの感動がまた味わえた気がした
こっちの方がずっと読みやすいけど、パズルのピースを埋めていく喜びを久しぶりに味わえたな 「 アブサロム、アブサロム!」は最初きついよな
登場人物があまりにも偏屈すぎて感情移入できないw
その点、「響きと怒り」は不思議な風景から始まるんで一気に世界に入れる
「寓話」を読み終わったとこだが、物語の筋どうなってた?
まぁ粗筋だとか要旨だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わった、からいいんだけどさ
短編、八月の光、サンクチュアリも読んだけど、上の3作品は凄い アブサロムまた読みたいな〜。
リョサを一通り読んだらまたフォークナー読み返そう。
あとあまり出てこないけど死の床に横たわりても好きだ。
>>683
中学でフォークナーに出会えること自体がすごいな
世界文学名作集に入ってたとか? 八月の光は文庫になってるだろ
中坊でも昼飯一食抜けば買える アブサロム、アブサロム!って訳がたくさん出てるんだな
岩浪、藤平育子
講談社 岩波、藤平育子
講談社文芸文庫、高橋正雄
河出書房池澤夏樹世界文学全集、集英社文庫、篠田一士
富山房フォークナー全集、大橋吉之輔
ってとこか
篠田一士が一番評判いいのかな? 「響きと怒り」読了、芸術ってあるんだね最高
もっといろいろ読みたい
過去レスにいろいろ感想が書き散らしてあって助かるw
俺もなんか書き散らすと一年後くらいに誰かの役に立つかなw 面白そうなのがいっぱいあるぞとウキウキしてたのです
印象悪かったらとっぱらってください ヤフオクに全集セットあるけど90000円だな
これかなり前から出品されてるけど誰も買わないねw
一冊ずつこまめにチェックすれば1000円位で集められそう アブサロム、アブサロム!
高橋正雄、篠田一士、大橋吉之助と見比べてみたら高橋正雄が異常に分かりにくいな >>722
あの全集の中に異様に入手困難の巻があるんだよな。
「村」「町」『館」あたりだったかな。それがバカ高い。 >>722
原書なら、捨て値同然で、集められそうなんだが 『野生の棕櫚』読み出した、今日はここまで
アブサロム読了したときは最高傑作読んじまったと寂しい気がしたけど
『野生の棕櫚』も新鮮な気持ちで読める
文章が凄くいい 異なる二つの物語が交互に配置される小説
『アンナ・カレーニナ』『野生の棕櫚』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 村上春樹はフォークナーフォロワーとして有名じゃないか
小説は表現が直接的過ぎてつまらん 僕は毎年夏になるとウイリアム・フォークナーの「八月の光」を読むことに決めている
僕が読んでいるのは新潮文庫の加島訳だけど
だれかそれ以外の訳で読んだことある人の意見が聞きたい 「八月の光」は何度読んでも新しい発見がある
最近、フォークナーの人気が盛り返してきたようなので嬉しい
今年はさらに「アブサロム、アブサロム!」を続けて読むこととしよう
同好の士がさらに増えんことを願う 「アブサロム、アブサロム!」
結婚のところまで来たがサトペンの存在の暗黒さがハンパない 僕はウォッシュを読みました、この頃のフォークナーの語りは魔術ですね
昨日読んだあの夕陽と乾燥の九月のキラキラした文章も素晴らしかった
フォークナーは短編も素晴らしいです 太陽の光を感じるようなみずみずしい情景が浮かぶような感じですかね 文章がどうだとかは自分は英語が読めないからよく分からないが
今読んでる高橋訳の「アブサロム、アブサロム!」で十分おもろい
クエンティンの妙に熱くなってる喋り方とか
どーしてこいつらそんなにムキになってんだろって思うんだが
けっこう引き込まれるのな 「アブサロム、アブサロム!」を読み終わった!
ので興奮して書き込みをするわけなのだが
では自分が南部が好きか嫌いかと問われると
さて、どうなのかとは思う フォークナーの短編集は新潮文庫から出てるな
あした本屋で探してみるか 二つ目の「赤い葉」、インディアンと黒人奴隷のキツイ話
白人のマネして滅びていくってのは悲しすぎる これまで読もうと思って読んでなかった「エミリーにバラを」
ついに読んで大感動
これはスゴイ短編だ
黒人の使用人もこっそりいなくなったりして面白かった 「あの夕陽」を読んだ勢いで「響きと怒り」いってみよう 岩波の「響きと怒り」の訳注はありがたい
これないと何が何だか分からないわ 「響きと怒り」を読み終えた
デルシーの優しさ、強さが胸に浸みた
素晴らしい余韻 そうかな
短編にもどって「乾燥の九月」
まさに今の季節にうってつけって感じの怖い話だな 「バーベナの匂い」はクラシカルな趣だ
ドルーシラのきりっとした美しさ 「死の床に横たわりて」良かったけどちょっとしつこかったかも
「響きと怒り」「アブサロム」は全然しつこく感じなかったんだけど
なんにしろ「死の床〜」も傑作でした
積ん読片付けたらいよいよ大本命の「八月の光」いくぞ 『八月の光』は大本命というほどの傑作ではないよ。
あまり前衛性はなく、読みやすい。 そうですか
普通な感じのいい作品も読みたいなと思ってもいたんで
肩肘張らないで楽しみたいと思います 新潮文庫の短編集の最後は「納屋は燃える」
村上春樹の短編で似たような題名のものがあったな
いかれた父親を持った子はかわいそうだよね
これで今年のフォークナーは終了ということで 『サートリス』とか『パイロン』を読んでいる人はいないのかな? 今、まさに『標識塔』三章“ヴィウ・カレの夜”を読んでいるところ。 文庫化されてない作品は翻訳を入手するのが難しいね。 珍しくフォークーナースレが伸びてるw
俺も一通り読んだけど翻訳者が違う版も買い集めてるから仕事がひと段落したらまた読み耽りたい 「納屋は燃える」の「おとっつあん」は改めてほしい。 全集を揃えで持っている人は、このスレにどのくらいいるんだろうか?
もっと入手しやすくしてほしいよ…… 自分が持っている『野生の棕櫚』は冨山房のフォークナー全集だが、『野性の棕櫚』になっている。
ちなみに、井上謙治訳、福永武彦解説で、なかなかいい。 僕はフォークナーとトマス・ハーディが好きです
今、死の床に〜を読んでいますが、これもなかなか重厚ですね
野生の棕櫚読んでみたいけど、図書館にもないのか >>773
二人とも土着派だね。自分もこの二人は好きだね。
『響きと怒り』と『帰郷』をこよなく愛好する。 >>774
「こよなく」って主語が自分では使わないよね。
外国人だろ、おまえ。 >>777
「私がこよなく愛した女性」など普通に使う表現だ。
お前こそ日本語をよく知らないな。ググってごらんよ。 >>776
そういえばテスは映画で見たような気がする
読んでみる
ありがとう >>778
さいきんの軽薄なやからはインターネット検索してでてきたらいいと思ってる(笑 フォークナー以外だとバルザックをこよなく愛してます 河出書房新社 創業130周年企画
第一弾 発表
2015.10.29
2017年
フォークナー/柴田元幸・小野正嗣・池澤夏樹訳『ポータブル・フォークナー』 安眠練炭
いま読んでいる『フォークナー短編集』(瀧口直太郎・訳/新潮文庫)の奥付には
「昭和三十年十二月十五日発行」と「平成二十五年五月二十五日七十二刷改版」の間が抜けています。
訳者の解説によれば、1969年に収録作を増やして増補しているはず。
2014年7月8日 ペンギンのフォークナーの短編集を買った
フォークナーの英語は読みやすい
ヘミングウェイ、スタインベックに並ぶだけに一読の価値はある
今このフォークナーの原文が書店で多く見かけることができる
今日本の洋書コーナーでは実に多く並んでいる
今隠れたフォークナーのブームかもしれない
是非多くの人が読むべきだろう 八月の光か響きと怒り
どっちを読もうか迷っています(翻訳で) 両方読んじゃえよ
そういうほども長編じゃないから
一月で読めるんじゃないかな 新潮文庫『八月の光』『サンクチュアリ』の訳者加島祥造死去 佐伯 彰一(1922年4月26日 - 2016年1月1日)
フォークナー『死の床に横たわりて』(世界文学大系)筑摩書房、1959、講談社文芸文庫 2000
加島 祥造(1923年1月12日 - 2015年12月25日)
ウィリアム・フォークナー『八月の光』新潮社『世界文学全集』 1964年 のち文庫
フォークナー『サンクチュアリ』新潮社『新潮世界文学』 1971年 のち文庫
フォークナー『熊』岩波文庫 2000年
フォークナー『兵士の報酬』文遊社、2013年 暴力性(ヴァイオレンス)の地平―ウィリアム・フォークナーの『八月の光』に見る暴力性(ヴァイオレンス)
樺山 弘盛
1959年、鹿児島県生まれ。
出版社: 文化書房博文社 (2010/04)
文学科英語英米文学専攻コース准教授 樺山弘盛先生が平成28年1月22日に逝去されました。
謹んで哀悼の意を表します。
http://letters.ris.ac.jp/news/y_2015/idkqs400000067h2.html ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています