池内規行氏の「人間 山岸外史」(水声社)を
一気読みしたけどなかなか興味深い内容だった
府立図書館で借りて読んだんだけど
(定価4,000円もするんで安月給ではちょっと買えない泣)
太宰評論家の相馬正一や渡部芳紀先生を批判している
作者の池内氏は文壇の中にはいないので
(現在は単なるサラリーマンなので(誰に気兼ねをしなくてもいい)
自由に自説を発表することができるんでしょうね
ただやっぱし文壇の息のかかった大手の出版社からは出せないので
中小の出版社から出さざるを得なかったのでしょうね
池内氏は山岸氏を師と仰いでいたわけですから
当然山岸側から見た井伏、太宰像が書かれています
井伏派の評論家、学者から見た太宰像とは
一線を画しているのがとてもユニーク
というか、出版社、小説家、文壇の大きな力って怖いな、と思いました
皆も図書館にあれば読んでみたらどうですか
以上