教養ってのは俗物根性プンプンの、ある意味いやみなブツだな(笑
読んだ、ってのは読んで考えなきゃ意味ないだろ。日本語で書かれている小説なら供でも読める。

mを2015以下の正の整数とする。C(2015、m)が偶数となる最小のmを求めよ。

これは中学生であれば読める短文だ。
mがわかるまで考えるのが読んで考えたってことだ。無論最終のところまで行くかどうかは人によるだろう。

太宰の小説も、考え方自体は当然異質だけど、何を考えるかが明確でないぶん、上の一行文よりかえって難しい、とも言える。
教養とか言うなら、太宰の何を読んでどんな感想文を書けるか。それが求められたら出力が出せる、ってのが俗物的な教養だろう。