【嵐ヶ丘】ブロンテ姉妹【ジェーン・エア】
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>>108
例えば大田美和「アン・ブロンテ 21世紀における再評価」。 >>108
中岡洋、内田能嗣「アン・ブロンテ論」なんてのもあるよね。
欧米でも同じような動きがあるらしい。
「ワイルドフェル館の人」はイギリスでテレビ化された。 俺は「ワイルドフェル館の人々」の方が「ジェイン・エア」
よりも上だと思う。 姉たち以上の才能 早死しなければ〜
とは昔から言われていること ジェーン・エアは、作者の私生活のエピソードを知ってしまうと、ストーカーの妄想のようにも思えてくる…作品の中で奥さんに復讐したのかな… アマゾンに、「エミリ・ブロンテ全詩集」が出ていましたが、この
藤木直子という人の翻訳はどうでしょうか。外国文学、詩は、翻訳者の
力量によって印象ががらっと変わってしまうので。 ジェーン・エアを読んだ。感動した。
今度嵐が丘も読む積り。
まだ近代小説がない時代に姉妹で才能のある小説家がよくでたもんだ。 姉妹で切磋琢磨していたのが、良作を産む土壌であったな。 寄宿学校で、生死を分けるような経験もしているし、見落されるということの
悲惨さも知っている。まともな人間たちだよな。だからこそ普遍性を持つ。
個人的な感想にすぎないのだろうけれど、嵐が丘が喜劇だとかユーモアにあふれている
だとか言う人たちにも、げんなり。甘やかされた人たちが文学者や作家になった結果か… いるいるwこういう嫌な奴らwwという読み方ならそう思うのかもしれないけど、
自分はエミリーの容赦のない観察眼に凹みまくったわ。
放置子らの依存、執着、視野狭窄、そしてその脆さ。
愛されなかった子が愛された子に打ち負かされるラストに涙が止まらなかった。
ほんと、この物語には数百年生き続ける普遍性がある。
今も世界のあちこちにヒンドリーが、キャシーが、ヒースクリフが、
ままならぬ心と境遇に苦しんでいる子供らがいると思う。 2011年リメイク版に
はまってしまった素晴らしすぎる 中学生3年生の姪に嵐〜とジェーン〜を買い与えようかと思うが、そのくらいの年齢の女の子でも読んでいけるかな? ジェーン・エア、どの翻訳読んで良いのかわからん。
21世紀訳が良い?光文社の小尾芙佐訳は「高慢と偏見」で読みづらかったんだよな。 姉ちゃんってすごい小さかったらしいね
ギャルケルがこんな小さい婦人初めて見たって言ってるぐらい ハワースにブロンテ詣でに行った人のHPにも
遺されてた服が小さくて驚いたってあったな ジョーゼフは自分だけ天国へ行けて他の皆は地獄行きと思ってる 久しぶりにジェイン・エアを読んだら、
学生のころの感覚がよみがえってきた。 ジェーンエア読んだのなら
サルガッソーの広い海 (ジーン・リース著)も読んで見て
ロチェスターの奥さんからの視点で書かれてる 嵐らしが丘は四だけとあるけど原文というか英語版当たってみます。 河島弘美訳『嵐が丘』
味気ない翻訳だな。原文に忠実なんだろうけど。
工藤昭雄訳(講談社文庫)は流れるような訳文で好きだ!
河野一郎訳はどうなんだろう? 『嵐が丘』を洋書で読む場合
「ペンギン・クラシックズ」と
「オックスフォード・ワ―ルズ・クラシックズ」となら、
どちらがお薦めですか? 他の本で比較した際にペンギンの方が
書体が読みやすくて大きくて、解説と注釈が豊富だった。
なのでそれ以来ペンギンを買うようにしている。
vintage classics も文字は読みやすいかな。 それと思い出したけど、登場人物に訛りが酷い人がいるから
なるべく注釈が多い本で読んだ方が良いと思う。 >>140
>>141
ご丁寧にありがとうございます。 ヒンドリーとキャサリン(1)の年齢が9才も離れているせいか、語り手ネリーをオバチャンと錯覚しがち
実際は兄妹の間くらいなんだな 嵐が丘は全員キチガイにしかみえない
ヒンドリーは典型的な没落貴族の無能息子だからああなるのもわかる
ヒースクリフみたいに元々名家の子でもなく自力で成功できる奴がいつまでも無関係の家にしばられたりしないだろ 嵐が丘を読んでるけど、これ時系列を揃えるのってかなりメンドイな。
しかも一回読んだ位じゃ全然理解出来ない。
二度読んでようやく何となく話が見えてくるタイプの作品ですわ。
良く分からなくなってきたんだけど
ロックウッドが読んだキャサリンの日記と
リントン家で気が狂ったキャサリンの発言「生まれて初めて一人で寝た」からして
祖父の葬式後、リントン家に冒険に行った事をヒンドリーに怒られた日まで
キャサリンとヒースクリフ辺りは一緒に寝てたみたいだけど
矢張りあのボックスベッドで寝てたのですかね?中々描写が見つからないけど。
そしてキャサリンが犬に噛まれてリントン家で養生してた頃はリントン家の誰か一緒に寝てたのかな? 『嵐が丘』は男性読者にはなんだか読みづらい。
『ジェイン・エア』は男性読者でも読める。 嵐が丘は皮肉満載で何回読んでも面白いよ〜
特に召使頭ジョウゼフの嫌味タラタラのお説教最高!イエ〜イ 嵐が丘読んだ
かなり感動した
好きすぎるからこその辛さが濃い
姉妹の本も読もうか迷う
エミリーの苛烈さに圧倒されてしまった 嵐が丘読んだので
ジェイン・エアかワイルドフェル館の人々を読もうと思うのですが
どちらがお奨めでしょうか?
感情描写が独特なのが好きです >>151
ですよねー
アンの方ポチッたわ高い…!
明日シャーロットの方書店に買いに行くわ 本の嵐が丘を読んでからケイトブッシュの歌聴いたら良さがわかったわ
ぶっちゃけキャサリンのことが嫌いなネリーのバイアスを通した姿じゃなくて
キャサリン本人の肉声が聴けるわけだ 一番感動した本
中1で読んだ嵐が丘
何十年経ってもまだ一位 ワイルドフェルの方は、男の独白の部分がすごく面白かったけど、ヘレンの
日記の部分になると面白くなくなった。それから、あの夫、たいして虐待
していないけど。
ブロンテ姉妹の作品は、19世紀では不道徳とか言われていたが、今では
彼女たちの価値観が常識になってものも多いから、中流家庭の女の子のための
教訓話として読まれているか?
努力や教育の必要が作品の中で描かれているから。 イギリスって召使の子が結構ダチっぽいんだね
エリザベス女王なんてペネローペに何でも言っちゃうし
嵐が丘もそう ブロンテ姉妹 ポケットマスターピース12 (集英社文庫 ヘリテージシリーズ Z)
ブロンテ姉妹 (著), 侘美 真理 (翻訳), 田代 尚路 (翻訳)
出版社: 集英社 (2016/11/18)
三姉妹よ、逆境に向かえ!
ヴィクトリア朝期に教師として働きながら執筆した作家姉妹、シャーロット、エミリ、アン。
自由と平等への強い意志、内に秘めた激しさ、社会を俯瞰する眼…ともに磨きあげたそれぞれの個性は、今もなお鮮明に輝く。
(解説/桜庭一樹)
桜庭一樹=編
編集協力=侘美真理
【収録内容】
詩選集(エミリ)
ジェイン・エア 抄(シャーロット)
アグネス・グレイ(アン)
解説 桜庭一樹
作品解題 田代尚路/侘美真理
ブロンテ姉妹著作目録
ブロンテ姉妹主要文献案内
ブロンテ姉妹年譜
【著者について】
ブロンテ,シャーロット (1816.4.21-1855.3.31)
ブロンテ,エミリ (1818.7.30 -1848.12.19)
ブロンテ,アン (1820.1.17-1849.5.28)
イギリスの作家。イギリス北部ヨークシャーの牧師夫妻のもとに生まれる。シャーロットは三女、エミリは四女、アンは五女。
幼いときに母を亡くし、三姉妹は長男のブランウェルと一緒に想像の世界に遊び、詩や散文を書き始める。
1846年、三姉妹合同詩集を自費出版するが、各々カラー、エリス、アクトンという、女性とはわからない筆名だった。
以後三者三様の個性と素質を備えた作品を刊行。 あたしは嵐が丘だけでお腹いっぱい
100回読み直してまだ読み足らない 1冊、印象深い小説、好きな小説、思い入れのある小説をあげよと問われたら
嵐が丘 をあげる この小説は何故少女趣味と言われたのだろう
どこもそんなこと無いように思えるけど 最後じゃないかな
従妹同士がじゃれ合うような最終章
あれは胸キュンの少女があこがれそうなラスト
読み書きを教える
ちゃんと読めたらkiss 相手が別の異性と子供を作ったことに嫉妬すらしなかったしね
てゆうか血を分けた我が子にすら興味を持たなかった
永遠の少年少女が相手だけを渇望した話
イケメンだしお金持ちだしプロポーズを受けて当然じゃない?と
年相応の生意気さを吹かしたキャサリンの口から
頭に反して心からヒースクリフへの想いが迸るシーンは胸に来た
天国を追放されたキャサリンがヒース(草)の上に落ちてくる夢もせつなく美しい
通常時のキャサリンはウザいし面倒だし好きじゃないんだけど
この場面の彼女は羽化に失敗した蝶のような痛々しさが良い ブロンテ三姉妹の抽斗―物語を作ったものたち
デボラ ラッツ (著), Deborah Lutz (原著), 松尾 恭子 (翻訳)
出版社: 柏書房 (2016/12)
ブロンテ姉妹 エッセイ全集: ベルジャン・エッセイズ
スー ロノフ (編集), Sue Lonoff de Cuevas (原著), 中岡 洋 (翻訳), 芦澤 久江 (翻訳)
出版社: 彩流社 (2016/6/7)
ブロンテ姉妹の空白を埋める、ブリュッセル留学時代に
書かれたシャーロットとエミリの若き日の貴重なエッセイ集!
1842 年、25 歳のシャーロットと23 歳のエミリは、
ベルギーのブリュッセルへ留学した。
「彼女たちは勉強したいと思っていた。勉強したかったのだ」
ギャスケルが記したように、
この姉妹は留学先のエジェ寄宿女学院で心を鬼にして勉強した。
ブロンテ姉妹のどの伝記にもブリュッセル留学の事実は
記してあるが、散逸したエッセイの全貌は分からなかった。
フランス語で書かれた留学時代のエッセイを丹念に収集し
英語に翻訳された本書は、“ブロンテ姉妹の空白” を埋める
ブロンテ研究必携の大著である。
本書で明かされる、留学先の寄宿所学院での生活を描いた
貴重なエッセイには、後年、世界文学史上に燦然と名前を
刻んだ姉妹の才能の源泉が窺える。
ブロンテ姉妹と15人の男たちの肖像:作家をめぐる人間ドラマ (MINERVA 歴史・文化ライブラリー)
岩上はる子 (著), 惣谷美智子 (著)
出版社: ミネルヴァ書房 (2015/9/20) >>30
若く内向的で男性経験が無いからこそ書けた。
内にある純粋である種歪んだ渇望を書いたんじゃないかと。 >>98
同じ、昔ビデオで観たがフランス語がどうしても馴染めなかった。 スレ立から5年、200レスも消化出来ないのに亀レスも無いわ 悪評高い鴻巣訳・・・注釈あるんでそこは良いかも
(この言葉は聖書の何章何節引用みたいな)
あとは読みづらくて読破できなかった・・・
なんか古文の授業で出てきたような言葉とか辛い >>167
エミリーは、実兄と恋愛関係にあったらしいから、男性経験はあるでしょう。
有名な話だからねえ。深夜、火事か何かの緊急時に家族が各々の部屋から飛び出して来た時、
エミリーは実兄の部屋から出て来たというエピソードもあるらしいし。
実兄との関係に苦悩する心理が作品の原点だと言う見方もあるし。
キャサリンやヒースクリフの支離滅裂な言動とか面倒臭くて、途中から飛ばし読みしてたわ。 >>173
その話は眉唾だよ。
独身の姉妹作家だけに、色々と噂される事が多かったし。
作家としての成功を妬んで、変な中傷をする人も多かったからねえ。 エミリーは「お金については困っていない」って書いてたらしいよ 夏が来ると読みたくなる本
初めて読んだのが中1か中2の夏休み
高1の入学した間なしのときに現国の時間、好きな本、印象にある本を一人一人言わされた
嵐が丘と言うと年配のおばさん教師は、おませな・・というような眼をした・・・
その後、指名される回数、一番多かったように思う
また読んでみよう 英語の先生だったら嵐が丘は歓迎してくれるのかな
私はこの本でイギリス人に興味を持ったわ
独特なんだなと思って いろいろと >>181
無理やり独特な設定にしてない?って気がしたけどな。
最後は帳尻合わせのようにハッピーエンドになるのも
なんだかなぁ、と。ただ、こういう愛憎劇を、大衆受けする
文体で書いたというのは19世紀の半ばにしては斬新だったん
だろうな、という気もした。まぁ、1回読んだだけなので、
2回目はまた違う感想になるかもしれない。
でも・・・・・2回読む気がしないけど。 ヒースクリフは何者だったのか?
テーマはこれに尽きると思う。 読書中のBGMにメンデルスゾーンの「スコットランド交響曲」をおすすめする。 >>183
境遇、虐待、憎悪、復讐、偏愛、そのへんの材料を作者が
鍋でことこと煮込んで、悪魔を作ったということに思えるね。
19世紀半ばの作品のわりにすごく現代的に思えるところが
「嵐が丘」の人気の要素だったのかなぁ。今となっては、
ヒースクリフの悪魔的な行為の根拠となる動機づけが
弱いような気もするのだが・・・・・。しかし、19世紀ではこれ
でも衝撃だったのかもしれない。 何者も着物もお腹を空かせてリバプールの街をうろついてた
多分ジプシーの子です 何も構えずにフラットに読んでも面白いと思うけどね、この本
イギリス人らしいきつい皮肉が特に 角川文庫(大和資雄訳)の「嵐が丘」を読み始めたけど大失敗。
「なんとろくでなしのすべた阿魔ッちょ?旦那様の馬の蹄音が道路の方で聞えると、
すばしこく『うち』にご注進かけ込むところも、ちゃんと
この目で見とどけやしたのじゃ」
なんか読んでていらいらする。 ブックオフで100円で売ってたからだよっ
どうせ俺が馬鹿だったんだよっ
岩波文庫買い直せばいいんだろっ
(嵐が丘読んでるうちに心が荒んできた) ブックオフって行った事ないけどそんなお宝本売ってるんだ
今度行ってみるべ ブックオフはお宝が時々眠ってる。
文学全集が100円で投売りされてることもしばしば。 >>191
これ永川玲二訳だと「この役たたずのすべためが!
帰ってくる旦那の馬の足音を聞きつけたとたんに、
あわてて居間にとびこみやがって」になってる >>198
やっぱりかなり違うね。
角川文庫版でいちばんひどいと思ったのは、
キャサリンの台詞なのかヒースクリフの台詞なのか
理解できていないまま訳してるような箇所があるところ。
結局半分ほど読んで岩波文庫の下巻に切り替えた。 もしや鴻巣友季子訳ってその大和資雄訳のを
今風に書き直そうとしたのかな
だけど狙いは何だったんだ・・? イギリスの小説って不思議だな
何故召使いが物語の重要なポストにいるんだろう
ドラマのダウントンアービーも召使の話だよね
エリザベス1世もペネローペっていう召使に私的なこと相談してるし
嵐が丘じゃ召使いが語り部だもんね >>202
カズオ・イシグロ「日の名残り」も
その伝統をきちんと受け継いでるね。 ネリーのやってた家政婦仕事は
家事を受け持ってたエミリーもやってたことなのかなと
読んでいて思った
「1点のくもりも無く磨きこんだ台所の床」なんて文は
エミリーも床をキュキュッ磨いたことあるんだなと想像した
イギリス人は働き者が多いから 「嵐が丘」は最後の3つの章がなかったら
絶対に今の時代まで残ってないだろうな。
オイラも、「こんなに名作の評判が高いんだから、
ろくでなし人間の見本市のような話だけで終わるはずないよな」と
半信半疑で思いながら何とか最後までたどり着いた。 狂うほどキャシーを好きで
彼女への想いをを軸にして毎日生きてるヒースクリフの気持ちを考えれば
出てくるセリフも乱暴ではなく至極当然にきこえる
最後のほうなんかも幽霊キャシーが見えるだけで
嬉しくてたまらんって感じだもんね >>163さんが書いてる「永遠の少年少女が相手だけを渇望した話」というのが
自分も1回読んでぴったりくる表現だ。
作者自身、自分の魂が自分の肉体だけにとどまってないことを実感してたんじゃないかな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています