トルストイ 9
>>426
あ、わざわざありがとうございます。見てみます。
トルストイスレは親切な人が多くていいな。
いっそのこと、藤沼訳で「戦争と平和」を再読してみようかな。
工藤訳では読んだことあるんですけど。 ↓「トルストイ」「エピローグ」「PDF」でググったら、こんなの出てきた。
トルストイ『戦争と平和』における「崇高」の問題 中村唯史
ttp://www-h.yamagata-u.ac.jp/wp-content/uploads/2014/09/nenpou8_06.pdf
「私にとって, この夏がどのようなものだったか, おわかりになりますか?ショーペン
ハウアーに対する止むことのない熱狂, 私がこれまで経験したことのないような, 精神
的な愉悦の連続でした。私は彼の全著作の抜き書きを作りましたし, よく読み, 今も読
んでいます(カントも読み終わりました)。……」
「トルストイが長編の最終的な完成に取り組んでいた時期, ショーペンハウアーに傾倒してい
たことを語るこの手紙は, しばしばこの哲学者の思想が『戦争と平和』の歴史観に影響を及ぼ
していたことを示す根拠として引用されてきた。」
長編小説の最後に、いきなり作者が歴史哲学語りだしたら、読者ビックリだよね。 物語自体は完成度高かったと思うけど…エピローグ第2部は余計かつ異質だったって気はする。
さて、そろそろ自分は2chは切り上げて本当に再読始めよう。
トルストイスレは昔から良スレだったな。 「戦争と平和」を読もう読もうと思いながら
登場人物の多さについ二の足を踏んでしまう。 重要な登場人物は割と絞れてるから大丈夫
はじめウワーとたくさん出る場面があるけどそこだけ
あとは気力の問題だね アンカレのラスト、ドストは批判したけど
あのアンナの姿ってドストの好きなホルバインのキリスト思い出した
暗黒だ >>432
レスありがとう。
今年中に読了出来るように頑張る。 >>432
河出世界文学全集 21 - 23 戦争と平和 全3冊 中村白葉訳 (グリーン版)を
注文しました。到着後じっくり取り組みます。 手塚治虫と三島由紀夫の比較論読んでて思ったけど、
トルストイって結構マチズモ的な部分があるのに思想は一貫して平和主義なんだよな
日露戦争の時もロシアが負けたニュースを新聞で読んで激怒してたけど、発言する時に決してそういう姿勢は見せなかった
自分のマッチョ性、男性性に飲まれてしまった作家と、それを自覚し克服してった作家という分類の後者 トルストイのY染色体ハプロが判明したぞ。
ノルマン公爵と同じI系だ。
ちなみに、投資家のバフェットもI。 Y染色体が判明しても特に意味はないな
遺伝には実質影響はほとんどないし
知能が影響するのはX染色体だから 幼年時代、少年時代、青年時代、を読むのであれば、
新潮と岩波、どちらの方がよいですか?
あと漢字が旧字なのは避けたいです。 トルストイ ポケットマスターピース04 (集英社文庫(海外)) 文庫 - 2016/1/20
トルストイ (著), 加賀 乙彦 (翻訳), 原 久一郎 (翻訳), 原 卓也 (翻訳), 乗松 亨平 (翻訳), 覚張 シルビア (翻訳), 中村 唯史 (翻訳)
収録内容:戦争と平和(ダイジェストと抄訳)
五月のセヴァストーポリ セルギー神父
ハジ・ムラート 舞踏会の後で ほか 芥川の「歯車」に出てきてトルストイのポリクーシカっていう短編を知った
これはほとんど知られてないのでは? トルストイ前期短編集を買った
陣中の邂逅
アリベルト
リュツェルン
三つの死
ポクリーシカ
全部知らない!
まだ俺の知らないトルストイがいたとは・・ 「カラマーゾフの兄弟」の最後の方に、トルストイの名前が出てくるね トルストイって1880年代に自殺してた可能性すらあるな 戦争と平和、複数の翻訳ありますが
何方の翻訳が読みやすいでしょうか 熊を背中に縛り付けて川に放り込むってどういうことなんだ
当時のロシアにおける熊ってのはどんなもんなんだろうね
熊狩りとやらは安中でも結構出てきたけど トルストイって作品だと長すぎるから思想を知りたいのなら『日記』『人生の道』『文読む月日』を読むのが効率いいと思ってこれらを読んでるんだけどどう?
やっぱり文学作品も読んでおくべき? 作者自身の思想と作品自体が持つ可能性がいかに別物かを知りたいなら両方読むといいよ
効率求めてる心境なら今読まなくてもいい作家な気がするが
トルストイがいかなる存在かを知りたければ戦争と平和かアンナ・カレーニナを読めばいいじゃないかな
結局ああいう作品を残したから現在までの評価があるわけだし「転向」以降の思想の萌芽はそれらにも見られる >>451
なるほどありがとう
元々ドイツ文学やキリスト教の方に興味があってトルストイはそれらから言及されることが多いから知りたいと思ったんだ
まあ脇道のつもりだったんだけど日記を読んでいくうちにトルストイ自身の偉大さや魅力にはまってきてて文学作品にも興味出てきた
まだ先になるとは思うけどいずれ読んでみたい
とりあえず今は日記と人生の道を読む ふむふむ文面から察するにアンナ・カレーニナは手元にあっていいと思う
あっという間に読めるじゃないかな >>453
たしかに持っておきたい
岩波文庫が好きだからそれで買うわ
色々ありがとう >>450
効率ってなにを指すのかわからないが
日記なんぞ読んでも無駄としか思えないが
小説が好きだからこの板に書き込んでるんじゃないのか
日記なんぞに時間かけてる暇があったら戦争と平和でも読んではどうか
ちなみに、興味がある、という理由では、キリスト教も、人生の本当のことも、本当のことなどわからないだろうな >>34
トルストイはなぜノーベル文学賞に落選したのか
http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/886cd31356d09cf1ca0ef2e465438f69
ノーベル賞が創設された1901年当時、世界最大の文豪と言えば誰もがロシアのトルストイを挙げただろう。
彼の文学作品の影響力はロシア、ヨーロッパだけでなく、遠く日本にまで及んでいた。
だから、ほとんどの人がノーベル文学賞は文句なくトルストイが受賞するものと思っていたようだ。
ところが、トルストイは落選し、フランスの某詩人が受賞したので皆が驚く結果になったのだ。
ところが、事実は全く違っていて、トルストイ自身も受賞するものとばかり思っていたようだ。
彼はそうなると信じていたのか、スウェーデン・アカデミーに宛てて、
受賞賞金は某キリスト教団体のカナダへの移住費用に充てて欲しいという手紙まで出していたのだ。
自他共にトルストイの受賞が確実だと思われていたのに、なぜ彼は受賞できなかったのか。それこそ政治的な理由があったからだ。
スウェーデン・アカデミーの見解によれば、トルストイの絶対平和主義、暴力否定論には“アナーキズム的”な傾向が強く、
ノーベル賞の趣旨に合わないというものだったらしい。
事実、トルストイは「徴兵制」を絶対に認めないロシアのドゥホボル教徒を支援していて、そのカナダ移住に手を貸そうとしていた。
ところが、当時のヨーロッパ諸国は「徴兵制」を国家の発展には不可欠のものと捉えていたため、トルストイらの思想とは真っ向から対立したようだ。
このため、誰もが確実視していたトルストイのノーベル文学賞受賞は実現しなかったというのが真相のようである。
正に政治的な理由でそうなったということだ。
ノーベル賞を受賞できなかったトルストイはその後、名作『復活』を著し、その印税でドゥホボル教徒のカナダ移住費用を賄うことになる。 ソ連は馬鹿
勝算もないのにアフガニスタンに侵攻して兵と資金を失った
ソ連はまるで某童話に出てくるシモンにそっくり 映像コンテンツ 2016年05月16日
新旧2つのシリーズが合体した豪華版「映像の世紀プレミアム」
第1回は、「世界を震わせた芸術家たち」です。
芸術家たちは作品によって人類が進むべき道を示し、社会の問題をあぶり出し、世界を変える力を人々にもたらしてきました。
動く映像として初めて記録された巨匠・ロシアの文豪トルストイに始まり、
1920年代のアメリカで花開いたジャズエイジ、ユダヤ移民が築き上げた映画の都ハリウッド、ナチスに抵抗を続けたピカソ、チャップリン、
そして戦後のベビーブーム世代を熱狂の渦に巻き込んだビートルズ、ボブ・ディラン、
さらにはベルリンの壁の前のデビッド・ボウイの伝説のライブの映像などで、20世紀をたどっていきます。
https://www.nhk-ep.co.jp/topics/eizonoseiki-premium-160516/ LEO TOLSTOY on Film (1908) - 80th Birthday plus more rare footage
https://www.youtube.com/watch?v=oxHr1ku9DGI 幸福論?が案外面白かった記憶がある
未だに俺は胃袋のための奉仕を続けている 「光あるうちに光の中を歩め」読んだ
初めてのトルストイ
普通に面白くて一気に読み終わったけれど、解説に「佳作」と評価されていたのが気になった
これはトルストイ作品の中では中の上程度の評価ということなのか ピンと来たらそれが一番だよ
その作品もトルストイが一生懸命仕上げた作品さ トルストイの長編小説で好きなのはないけど
映画『終着駅〜トルストイ最後の旅路』はとても良い映画だったと思う。
トルストイの子孫は共産主義時代にずいぶん多難な目に合ったと聞いていたが
今は無事に生活なさっているみたいね。 >>465
まあ、佳作だろうね
とってつけたような寓話だし >>469
>トルストイの長編小説で好きなのはないけど
さらっとすごいこと言うね 戦争と平和もアンカレも、凄いことは事実だけど
好きかどうかと言われたら留保する人もいるだろうな
そこは正直よく分からない もったいないね
そういう素養なんだろうね
読書時間がもったいない >>471
ロマンスが好きじゃない。
10 代の頃に読んだが、ドストエフスキー派だった。
(ブレッソン映画「白夜」は名画座で見たが、これは良かった。
「やさしい女」も良かった。)
最近は露文は合わなくなってきていて、プルーストとトーマス・マン。 藤沼貴著「トルストイ」にあった
トルストイが結婚適齢期になって、妻にしようと見定めた女性に贈った手紙
その内容が、理想のロシアの妻とはかくあるべきかをくどくどと書き連ねたものだった
というエピソードがいかにもトルストイ的で好きだ
当然女性には呆れられて返事はもらえなかった >>477
まあ、確かにトルストイの小説の半分は恋愛だけど トルストイかドストかといったら99:1でトルストイだが ドストは気持ちが離れるとなかなか戻れない
プルーストなんかはずっと心地よく読めるね 書店に平積みされている浅薄な自己啓発本より、よっぽどトルストイ作品の方が啓蒙されのでは。トルストイのフェアとかやったら良いのにと、思う。 そういう意味では、民話から大長編、アンソロジーもあるトルストイは、間口が広いよな。 自己啓発を読む層がトルストイを理解できると本当に思うのか パステルナークはプルーストを評価していなかったが、
『失われた時を求めて』の最後の部分「見出された時」は”トルストイ的だ”と評していたんじゃなかったかな。
パステルナークのように厳しい時代を生き抜いた人にしてみれば
プルーストのような贅沢なブルジョワ青年の悩みなんて馬鹿馬鹿しかったのかも知れない。 英文学スレに登場するアイリス・マードックは最高の作家として
ドストエフスキーの天才的洞察は別として
@ トルストイ
A プルースト
この2人を挙げていた。
元は哲学者。「ロマンティック・フィロソファー」という論文で
サルトルの小説が面白くないのは彼に愛がないから・・・と言っていたことを書いていたな。
トルストイのことを「愛の作家」と評していたと思う。 戦争と平和のテーマをぐぐると、「歴史を動かすのは民衆だ。英雄もまた民衆の一人だ」みたいなことが出てくるんだけど、これ以外読み取れるテーマってなんかある? トルストイの唯物史観がそんな感じだったね
モスクワが萌えたのは誰かが仕掛けたものではなくて、必然だったみたいな
物は言いようって感じだったが
テーマは色々あるのでは
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とかね 読んだことないなら若干訂正するけど
英雄もまた市民という文脈ではなくて
司令官相当になると、好き勝手に動けない、
流れに任せて采配していくのが司令官って文脈だったが
ただナポレオンと比べてクズイヌ?なんとかのロシアの司令官が優秀みたいにトルストイ自体が比較してる時点で矛盾があるから
その辺は全部読み飛ばしてたな
普通に考えて世界は大きな個人の意志で傾くよ >>494
>>494=>>492?
あれそうすると>>491の解釈はぜんぜん違うのか。 世界を水滴に例えてるところがあるからググってくれ
俺は別に矛盾を感じない >>496
見つからなかったけど、人生の目的について書かれた本ってレビューがあったので、読むことにしたよ。ありがとう >>497
戦争と平和 水滴
でぐぐるとすぐ出てくるぜ >>498
水滴ってのは文中の言葉だったのか。読んでもよくわからなかったが。 「闇の力」をかたるやついないか
セバストポリ3部作とか「地主の朝」「ハジムラート」なんて
誰も遡上に挙げていない 戦争と平和1巻の半分ぐらいなのに35人も出てきて笑った。 戦争と平和はニヒリスティックなニーチェよりハードボイルドで人生の無意味さに
ついてというかシニカリズムが笑いの連続というか面白いと思うよ。
ナポレオンに勝ったのはトルストイとフロイトぐらい。 やっと岩波第一巻読み終わった。相続争いまでは面白かったが、戦闘シーンが退屈で退屈で… 大川隆法総裁先生の「トルストイの霊言」によると、トルストイはイエスの分身として、
ロシア共産革命とその後の冷戦による核戦争の危機を防ぐために、生まれたというのである。
というのは本当ですか? 戦前あたりのトルストイ関係読むと崇拝しちゃってる人が多いよね
「万人の父といってもいい大トルストイ」
とか完全に「人類のお父様」扱いしてて
こんな外人知らねえよって当時思ったわ 父親イメージを重荷に感じたのか、今度は一転して叩き始める人も出る。
福田恒存とか森有正とかそうでしょ。最期がリア王そっくりだの理性の権化だの
まあ勝手なイメージを押し付けられることよ。本人は精一杯生きてるだけなのに。 俺はドストはポリフォニーでトルストイはモノフォニーというやつが嫌い
ポリフォニックな現実をトルストイなりに消化して表現してるだけだと思う
ジョイスやフォークナーみたいなポリフォニックな作家に直接的な影響与えたのはトルストイの方だし 復活の本来の評決は過失致死(情状酌量相当)なんだろうな。
生命を奪う意思なく毒酒を与えて死に至らしめた部分が問題になるから
で、ファナーリン弁護士は裁判長が有罪の評決についての説明を怠ったこと(刑事訴訟法801条1項)、
表現を間違えた答申を差し戻し新たな評議を指示すべきだったこと(816条、808条)を指摘して差戻しを請求。
元老院でセレーニン検事が原判決破棄に反対したのは、裁判記録に陪審員からの申し出が記録されていないため、
評決がただの勘違いと外形から判断できず、かといって原判決の内容まで踏み込んで判断するのは上告審の権限を越えるため。 トルストイが何かの論文で「あの頭のおかしいニーチェが・・・」と書いててわらた >>514
文読む月日の中で読みました
たぶんハードカバーで下巻の方 戦争と平和を読んでるんだけど、途中、フリーメーソンに入会したピエールと、アウステルリッツで悟りを開いたアンドレイが久々に再会するシーンがある(藤沼貴訳2巻478頁から)。
そこでアンドレイの思考がかなりおかしくなってて驚いた。
作中でもほとんどピエールに論破されちゃってるし。アンドレイどうしちゃったの? BBC制作のドラマやってる最中でもこれだけの過疎っぷりか。トルストイ素晴らしいのにな。経験を積むとなおさら感動出来る。凄いよやっぱり。 近年ドストエフスキーばかり流行って、トルストイには注目向かないね
ドストエフスキーは病んでる人向け、トルストイは向上心の高い人向けだと思うがやはりそういう時代なのか 俺はいろいろ絶望してた時にトルストイ読んだ経験が輝きだしたな
戦争と平和、イワンイリイチの死が神々しかった… トルストイは短編も書いてるし、読みやすいのも多いと思う。 >>521
ドラマはキャスト、声優、台詞と「これじゃない感」がある。
それでも観るけど。 『光あるうち光の中を歩め』と『イワンイリイチの死』を購入した。一生付き合っていく書になるだろう。