エドガー・アラン・ポー PART1
今年はポーの映画が2作も公開されたことだし立ててみました っていうかなんでこの人のスレがない? 19世紀の作家だけど今読んでもなかなか刺激的 後世に与えた影響も多大だしね ポーは26歳のときに結婚するんだけど嫁が13歳だったんだよ 19世紀のアメリカにもロリコン的な少女愛の概念はあったかもしれないけど それはせいぜい単に愛玩するだけのことであって ガチで性的対象とするペドフィリアの発想まではあまりなかったんだな だから「セックスの相手になるとはとても思えない少女と結婚する人」 イコール「セックスできない人」としか理解できない常識人は多かった そのせいで「ポーはインポ」説が生まれ、定説のようにまでなった (ポーがペドフィリアだったと言いたいわけじゃないぞ) それはロマン主義的少女崇拝者であったルイス・キャロルが ヌード写真の発見から少女性愛者だと判定されたのと同じ理由なんですかね? まあ、100年以上昔の人の性的嗜好なんて日記などの物証が無い限り確かめようがありませんからね。 ただまあ、18世紀フランスとはいえマリー・アントワネットが14歳で嫁いだこともあるし、 一般に昔の人は早婚だったんじゃないんですかね? 13歳は当時としてもいささか早めだったとは思いますが。 ポーの後継者だというのでレイ・ブラッドベリを何冊か購入して読みはじめようとしたんだが その前に5〜6年積ん読のままだったフィリップ・K・ディックをふいに読んでしまってハマり始めた まぁディックにしてもブラッドベリにしても今更といえば今更すぎる作家なんだろうが あとJ・G・バラードとかトマス・ピンチョンとか 最近公開された映画って最期の5日間とあと何だっけ? >>233 われわれ日本人には最強の後継者、エドガ・ワラン・ポがいてくれるじゃないか! >>236 マリー・ロジェの謎に関する映画ってなかったっけ? 美術にしろ音楽にしろ文学にしろゴシックって謂わば虚仮脅しで ポーのその代表的作品「アッシャー家の崩壊」なんて最初読んだ時はまさに虚仮脅しだなぁ…なんて半ば鼻白みさえしたものだけど なんか気になって2回目読んでそれ以降は妙に心にひっかかる何かが残り続けてるよ ポーはいわゆるゴシック小説を イギリスやドイツのそれのパロディとして書き始めたらしいけど実に興味深いね 修論でポオ含めミステリの研究してるけど博論までポオだけでいけそうなくらいで嬉しい誤算だよ、本当に。 全集の、覚え書き(マルナジルマ)がすごい面白かったんですよ それで訳者の解説を読んだら『全体の中から日本人の我々が読んでも面白いものを訳出した』って書かれてたんで これは全部を読むべきだと思って密林で見たら戦前にマルナジルマだけで一冊出てたんで、すぐさまポチったんですよ それで届いたものの訳者の序文を読んだら 『全体の中から日本人の我々が読んでも面白いものを訳出した』と全く同じこと言ってるんですよ で、見たら全集と訳者一緒なんですよ 結局中身も全く一緒でこちらは旧字なだけだったんですよ ポーのアル中もグリズウォールドによる捏造との説もある。 麻薬中毒はグリズウォールドによる捏造らしいが、 ポーのアル中はガチだったと言われているよね。 酒もほどほどにしておけば少なくともあと15年、20年は生きて、 多く作品を遺せただろうに残念。 私事で恐縮だが一ヶ月前に真っ赤な血尿が出てアルコールとコーヒー断ってるよ おかげで最近ようやく体調が快方に向かい始めた感じ 実に馬鹿みたいな話だが ポーに憧れて或いは陶酔的に同調・共感して アル中になってこのまま40歳過ぎ(あと2〜3年ほど)くらいで野垂れ死んでもまあいいかな…とか思ってた おっと、途中で書き込んでしまった 世の中で認知されてる以上に 酒、アルコールって危険な毒、ドラッグだよな 「酒は百薬の長」ってアル中の都合のいい言い訳だって今はほんと思うわ ま、逆にアルコールが麻薬だってシビアに真っ正面から認識しながらそれでも打ち続けるならアリだとは思うけどね >>243->>244 私も長い間 深酒を続け、まだ禁酒3ヶ月ほどだけど、 体が楽になったし、血液検査で肝機能も劇的に改善したよ。 私の場合は依存性の強い脆弱な性格も問題だと思うけど、 アルコール飲料が「食文化の一つ」なのは事実だとしても、 それだけでは済まないほど危険性の高い嗜好品で、 ドラッグの一種だと思ってもおかしくないと思う。 私は20代半ば頃にポーやヴェルレーヌらに憧れて、 余計 酒量が増えたかな。 彼らの生活を真似しても何にもならないのに。 来年40だからポーより長く生きられそう。 つまんないことで人生フイにしたね 来世では気をつけてくれ ビューティフル・シザー・ガールだね。 マリー・ロジェの謎を元にしてるのは。 何を読んだ? 他の文豪と違って、筋の面白さがはっきりとしてる人だから 合う合わないはあってもつまらないってのは、あんまりない人だと思うけど ウィリアムウィルソンとかアッシャー館とかはたしかに 俺もそんなに好きじゃない 黒猫、メイルシュトローム、早まった埋葬は大好き ウィリアム・ウィルソンめちゃめちゃ好き ポーの傑作五本指に入る アホ発見! >傑作五本指 普通に文学を勉強してる奴なら、傑作五本指 とは言わずに傑作五指と言うぞ 傑作も余計だな五指に入るが普通 2chばっかやって屁理屈ばっか言っとらんで勉強せぇー! そんなつまらん指摘して2ちゃん的悦に入ってないでポーについて何か書けよ >>255 は間違いを指摘されたら逆恨みするバカだな。 >>257 アホ発見!とか言われたら、普通素直にはなれんわな。 http://d.hatena.ne.jp/puhipuhi/20111106 やがて夢たをやかな密咒を誦すてふ、犬神のやうな黄老(おきな)が姿をみせた。そしておごそかに"The Masque of the Red Death"の釈義がはじまった。 黄老によれば、このポーの短篇の表題を正しく訳した翻訳は無いそうだ。また、従来の翻訳はそこかしこに滑稽な錯誤が見られるという。 そうした密咒のひとつひとつをここに記すのは憚られる。黄老による決定訳を鶴首して待とう。ただひとつだけ。 プロスペロ公の立てこもる"abbey"は僧院でも伽藍でもない。それはかのFonthill Abbeyが僧院でないのと同じだ。 http://d.hatena.ne.jp/puhipuhi/20111205 この短篇の初めのほうで、プロスペロ公の性格が"happy and dauntless and sagacious"と形容されている。 この部分は「運強く、また勇敢でもあり、怜悧でもあった」(谷崎精二)、「明朗、豪胆、聡明」(八木敏雄)、 「幸福で、豪胆きわまりない、賢明な」(富士川義之)といろいろに訳されているが、黄老によると"happy"の訳が全部違っているという。 xxxHOLiCのワタヌキのセリフに「シアワセじゃないっすよ」というのあったが、このhappyも「シアワセ」では前後の関係からしておかしい、これは「機敏」という意味なのだという。 もう翁の講義を聞けないのかもしれないのが残念だ プロスペロって沙翁「テンペスト」の主人公と同じ名前だな。 >>258 って、文学部の落ちこぼれによくいるいじめられっ子でもやしっ子のキモヲタタイプだな。 怒られたら根にもつけど言い返せないで2chで負け犬の遠吠え >>253 俺もウィリアム・ウィルソン大好きだ 特に不気味な学校の描写が好き 宇多田ヒカルがポー大好きなんだってな なんか親近感わくわw 推理小説もいい! 詩もいいのがある。鐘、エルドラド、大ガラスなんか・・・ ユリイカはようわかりませんです・・・・ ユリイカは読みたい読もうと思いつつなかなか手がつけられんね ポーはあのマラルメやヴァレリーにまで決定的な影響与えてるから凄いもんだよ 影響は計り知れないし似てる作家も多い でも違うんだよな ポーと他の作家では何が違うのかて考えると、何かこの人には系統だった哲学のようなものを感じる はいこれは恐怖です怪奇幻想ですみたいな軽さがなくて深いと言うか重いと言うか >>263 宇多田ヒカルは、アルジャーノンに花束を が好きとか、エヴァンゲリオンが好きとか、 紀里谷和明とか、テキトーに思いつきで言ってんだよ。 >>269 あれが売れたらそれ以後の短編の傑作はなかったと思うと >>271 それ以後というと主にどんな作品がある? むしろピム以前の傑作は何なんだろうな ベレニスと詩のヘレンかな ピムってもしかして、飢えのためやむ追えす、くじ引きして・・・ って場面がありましたっけ・・・? 「フランスのポー」というふれ込みのモーリス・ルヴェルなる人のコント集を読んだ ラヴェルではない。ポーよりモーパッサンの短編に似てるなと思たよ。 抽象性はあまりなくて現実に近い感じ。ポーみたく、まあ大作家とは言えんがなかなかだったよ サキ、オーヘンリ、シャルル・フィリップ ルヴェルも含めてこの種の掌編ではサキが一番好きだな。それぞれ名篇はあるけど これらの人はだいたい1870年前後の生年。ポーは1849年に亡くなってる このもう少し後の、ジャーナリズムや出版業界の成熟した頃に生まれてれば、ポーもあんなビンボービンボーな人生じゃなかったかもなー 地方出身者が書いた作品など価値ないわ 洋の東西を問わず 短編を得意とする作家の多くが精神疾患を抱え、早死にするという仮説。 例)ポー、モーパッサン、芥川 >>282 まあ長編を得意とするためには それなりに長生きしなきゃならないだろうから ある程度は必然と言えるでしょうなあ 短編か長編かっていうことも含めて ドストエフスキーがポーの「ウィリアム・ウィルソン」を崇拝してたって話はなかなか含蓄深いものがある ポーに精神疾患はないんじゃないの アル中は精神病に入るのかな アルコール中毒より恐ろしい病気がほかにあろうか!(迫真) 20年毎日飲み続けたコーヒーを断って これまた毎日15年飲み続けてきたアルコールを週一に控えたらかなり体調良くなったよ きっかけは去年5月に突然出た血尿 最悪、癌のおそれもあるということでビビって慌ててやめられた 長年苦しめられてきたアレルギーもかなり良くなった 神っているんだなぁ…って思ったよ ユリイカには「散文詩」て副題が付いてるけど ほんとに散文詩風に書かれてるのは「沈黙」て作品だな イリュミナシオンやマルロドールの先駆と、言って言えないことはない でもこの種の作はもう作らなかったし可能性を見出してなかったんだろうな 韻文にした方が良かったんじゃないですかねて思うし 物語作者としての偉大さは明らかだが詩人としてのポーは偉大だと言えるんだろうか 在日の親は、子供を朝鮮幼稚園・朝鮮学校に入れたいっていうのが多いのよ。 日本人からすると、なんでだろうって思うけど、日本人の学校では、民族の誇りを持った教育がしてもらえないんだそうだ。 よく分からないけど、済州島の流刑者の白丁が大阪に密入国して住み着いたじゃ誇りが持てないけど、日本人に強制連行された被害者なら誇りが持てる、とかそういう事かな?? 市原市の能満は昔から市街化調整区域で、新規の建物は造れないことになっている。 そのため土地が安く、日本の法律を無視した在日が、次々と移り住んできた。 そこで問題になったのが、朝鮮学校だ。なかなか許可が下りず、一番近くても千葉市にしかない。 そこで在日居住区の能満内にあった、能満幼稚園・市原小・市原中・緑高の保育士や教師を、朝鮮化する事を考えた。 今では在日幼稚園の保育士は全て朝鮮帰化人で、在日の父兄からの絶大な支持を受けている。 遠くからでも、わざわざ在日幼稚園に入園させたいという在日の親は、後を絶たない。 この在日幼稚園卒園者はほぼ朝鮮系の帰化人と在日だ。 おれ詩だけはどう頑張っても意味が分からんから 好きな小説家が詩も書いているとすごい困るんだよね ポーとかカーヴァーとか宮沢賢治とか 全集買っても、詩の巻だけは手つかずになってしまう オレもそんな感じだなぁ。 ただ、定型詩なら何とか判るから、賢治も短歌を詠んでほしかった。 俵万智の歌、 黒板の文字なつかしき昼下がり 下ノ畑ニ居リマス賢治 というのは感動した。 ポーの最大の擁護者ボードレールは近代の憂愁みたく思想的に深い主題を詠ったけども ポーはそういったことは散文の表現が向いてると考えてたっぽい 詩は詩でのみ表現可能な主題のみを扱うべき、みたいな態度 俺は正直食い足りない ボードレールはそこら辺の違いをどう考えてたのかなて思う ボードレール、ランボー、ロートレアモンの散文詩には若い頃のめり込んだな 「マルドロール」だ。前にもどっかに間違えて書き込んだ気がする… ??? ロートレアモンの『マルドロールの歌』で合ってるだろ マルドロールの『ロートレアモンの歌』を 間違えて書いたと間違えたのか? >>302 >??? ドとロが入れ替わってるんだよ。 俺の友人がマチルダという戦車をマルチダと憶えていたのを思い出す。 指摘したら、口を尖らせて「マルチダの方がカッコいいだろ」 あ、10レスほど前の話ね 300の何が間違ってるんだろうと…… ちなみに302は俺がたまにやる間違いだw ロートレアモンもどこかでポーについて言及していた いろんな作家を形容した文章で確かポーは「アル中大魔王」みたいのだったと思う 柏の通り魔(を装った?)事件の犯人は聞かれてもいないことをベラベラしゃべって「黒猫」や「告げ口心臓」の主人公みたいだな 天邪鬼てより目立ちたいって心理だと思うが というかな 少女を鳥の解体みたてたのはまずいよなマルドロール 死ぬまでにポーの『ユリイカ』読みたい、読まなくちゃとは思ってるんだが なかなか手をつけられんね トーマス・ディッシュてアメリカの作家が書いたポー作品のオマージュ「黒猫」を読んだ 時代もあるんだろうけどポーの文章には気品と言うか生真面目さみたいなのがあって それであの厳かな気分が醸し出されるのかなと思いました ディッシュ氏の短編集好みな人もいるかもね ポーの読書メーターのレビュー見ててある人が「黒猫」で猫をあんなとこに塗りこめるなんてあり得るのか、て言ってた 真実らしく見えるというのは物語に入っていけるかどうかの重要な要素なので由のない指摘ではない 俺はこの話でやや無理があると思うのは妻を殺害した後ですぐに警官がやってくるとこだな ポーは読みにくいけど、読んでるうちに読みにくさが全く気にならなくなる ウィリアムウィルスンとかいつ読んでもゾクゾクする うむ ウィリアム・ウィルスンのゾクゾク感は 何度読んでもたまらないよな 川端康成の『禽獣』と並んで世界の短編二大傑作だと思うよ >>314 「そんなことは有り得ない不可能だ」て調子ではなく「あるかなー」みたいな感じだったよ すこし首をひねってる程度 人生に行き詰まると もういっそのことポーのようにアル中になって飛び降りでもして死んでしまおうか とふと本気で思ってしまう ポーはアル中で女関係破綻してるが 仕事量は鬼で努力は怠ってないぞ 甘えちゃだめだ そもそも自分の意志でアル中になろうと思ったら努力が必要になるんじゃないか? 「メエルシュトレエムに呑まれて」を読んで気になったけど、 物体が渦の中心に落ちてゆく速さって、大きさ等によって違うのか? 大きいもののほうが早く呑み込まれるって、本当か? 昔、アリストテレスという人が 「物体の落下は、重い物は早く落ち、軽い物は遅く落ちる」 という間違った学説を立てていた。 もちろん今日では否定されている。物体の落下速度に重さによる違いは無い。 もしかしたらポーは、アリストテレスの間違った説に従っていたのではないだろうか? 当時はまたこの説が一般的だったのかもしれない。 単純に幼年期の経験を思い出せば 濁流もそこそこある小川に笹舟を流してもなかなか呑み込まれることはなかったよ >>321 他に「円筒形の物はゆっくり呑み込まれる」って見解もあったよね。 瀬戸内海の鳴門の渦潮は世界三大潮流の一つ。 明治時代の誰かが翻案小説を書いていたってよさそうなもんだ。 「鳴門の渦潮に呑まれて」 アリストテレス説は全然関係ないだろ 空中と水中を同じ次元で解釈してるのがアホすぎるわ>>321 同じポー読者としてこっちが恥ずかしくなるからよく考えてから書き込んでくれや >>325 まあ耳慣れない現象ではあるよ本当ぽいけど これが例の人をかつぐ癖でしたとかだったら 「ポーさんあんたねー」て小一時間くらい説教するわ ところでですね、 ご承知の通り、オーギュスト・デュパンが活躍する作品は三つあって、 「モルグ街の殺人」「盗まれた手紙」「マリー・ロージェの謎」。 このうち二つはジュブナイル翻訳が多々あるでしょう。 ところがマリー・ロージェだけが読めない。 「どんな作品なんだろう?」と、ワクワクしていたものだ。 長じて翻訳を見つけて読んで面食らった。「え?え?え? 何これ?」 ……まあ、ポーの同時代人が読んだら面白いのかな。 >>328 あれは実際にあった未解決事件を小説の中で解決してるものでしょ? 三億円事件が何度も物語化されてるみたいに read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる