【素粒子】ミシェル・ウエルベック【地図と領土】
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>>217
そうなんか、ありがとう
食わず嫌いしていたけどウェルベックすこしずつ読もうかと思っている
ユイスマンスは今「さかしま」読んでるからそれ終わったら「彼方」も再読するわ
一応服従主人公のフランソワ教授に習って発表順に読もうと思う
さかしま→彼方→キリスト教文学で先は長いがね >>219
日本人だろ。
ただちょっとアタマがゆるいからへんな文章になる感じだな。 長い間外国にいて久しぶりに日本語で長文書いたとかじゃないの >>219
感想を書くのが下手なだけの日本人だよ〜
ウェルベックは読んだことがほとんどないので、聞いてみたかったんだ
自分の興味があるのがフランスの宗教改革と世俗主義のあたりでその観点から読んでいたらやたらと注釈には書いていない政治家のこれまでの主張とかが興味深く思ったんだ
たとえば7年後、現在(2015年)のフランス首相が政権を明け渡すんだけど、じゃあ就任したばっかりの彼はこれまで宗教について何を発言してきたのか?
FNのマリー・ルペンは何を言っているのか?注釈なしでわかる日本人って少ないと思う
オランド大統領は「何もしなかった」と総括されているけれど現実には中東に関与を強めていることには言及されない
バイルーは3回大統領選に負けた男として書かれるけれどそれが教育省長官の時にカトリック系私学への助成を行おうとして失敗したことはwikiにも載っていない
背景を知っているフランス人、あるいはドイツ人とかが読む場合と日本人が注釈・解説なしで読む場合とではすごく印象が違ってしまう小説だと思う
こういう現実世界(作中の7年前の現在)というか固有名詞にもたれかかっている作風の人なのか、興味深く思った
2年後の2017年、いろいろな理由でルペンが支持を伸ばし、オランドが再選され、現首相も留任し、シラクは政治を引退するってのが作品の核にあるから、少し現実が動くだけで2年後、ひいては7年後の世界が変わって見える
彼らは宗教分離やイスラエル問題・シリア問題・アルジェリア問題に対してどういう立ち位置にいるか?っていう解説が欲しい 215、219、220
こういうレスに一体何の意味があるんだろうか
中身も内容もない。やっていることは他人に突っかかるだけ。
本当に本を読んでいる層なのかすら疑問だ。 オルハン・パムクの「雪」と比較すると、後世で読まれうる小説か微妙なんじゃないかと思う
現実の移民の問題などはサウジの資金が「解決してしまう」ようなイスラムが一枚岩かのような描写は疑問が残る
主人公の視点から大学内の意見とわずかに政府諜報員の意見だけからの「ボタンの穴から見るような」世界のため一般民衆が本当に変化を受け入れるのか
大学教員や知識人の体力が衰退して下衆なものになっているという描写はいいとして、ちょっとそれを敷衍させて一般民衆まで迎合するかのレトリックはどうかと思う
いろんなごまかしがあるように見えて、政教分離の歴史を見ると荒唐無稽なファンタジーではないように見えて結局荒唐無稽であるように思う
パムクの「雪」は西洋かぶれのトルコ人の観点からイスラム教が復権する様を描いていて、西洋視点に偏りすぎに見えてその後10年たってもアクチュアリティは失っていない
あの不気味な善人のイスラム宗教指導者たちの存在感は悪行をなすイスラム国にあっても説得力をいささかも失わない
下衆な主人公と転向する大学教授たちが究極的にカトリックでなくイスラム教に服従する理由が性欲に負けてな時点でイスラム教の強度が「雪」と全然違う
誰か読んだ人おらんか? >>226
読んだがおまえと意見交換する気にはなれない(笑
そしてだれもいなくなった・・・ ある島の可能性の文庫
来年1月に河出から予定されてるって。
読書会のウエルベック回に書いてあった 角川はなんで闘争領域を文庫化してくれないんだよおおーーーー 文章はともかく、平均1頁に1つってくらいにおびただしい割注があるのが気にくわない
ひどく汚い紙面だよこりゃ。どうでもいい注釈ばかりだ。翻訳家には美意識がないんかね? 野崎訳より中村訳のほうが断然好きだねオレは。悪態や救いの無い世界にウンザリしてるような描写がイキイキしてる。 翻訳なんか読むやつら自体レベルが低いから、いいも悪いもわかりゃしないよ。
わかったようなフリしてグズグズ文句たれるだけ。 その釣り飽きたんだよなあ
露文スレで「盛り上がらないつまんねー」とか捨て台詞吐いて逃走したやつでしょ?w 今日素粒子を読む予定だったのにテロのせいでネットに張り付いてるよ。 なんとなく避けてたけど服従はやっぱり読むべきなのかな 服従の訳どうなんだ?
地図と領土の野崎訳つまらん。 素粒子を五年以上前に読んで、その間小説とかほとんど読まなかったけど
ふと思い立ってある島の可能性を読んだ
素直に感情を揺さぶられた
素直に面白かった
小説も捨てたもんじゃないなと思ったよ マニュエル・ヴァルスのインタビュー
「これは戦争です。私たちは戦争状態にあり、緊急事態宣言を行う。我々は、これらの攻撃を犯した者たち、フランスとヨーロッパで彼らを破壊するためにこの敵を攻撃し、行動します。
また、シリアとイラクで私たちは等しくこの攻撃に応答します。」
服従の中ではこのヴァルスは2014年に首相に就任し、2022年までリーダーシップをとれずに首相に留任し続けており、ムスリム同朋団の大統領に政権交代をする。
社会党のオランド大統領も8年間移民においても経済においてもリーダーシップをとれずに存在感を失う
現実には両人とも経済政策には失敗することは同じでありながら、社会党でありながら強硬政策をとりシリアやアフリカへの介入を推し進めることで支持を固めようとしている
2015年1月と11月の現実に起こったテロは服従に書かれている穏健派イスラムの進入を許す弛緩した空気感と程遠いものにしてしまっている
ローマ教皇すらこれはもはや断片化された第三次世界戦争だと発言する現状ではフランス内の穏健派は過激派から距離をとっており政党を作る動きは出てきそうにない
それは服従の中で政権交代したイスラム同朋団が魔法の杖のように過激派を抑え、オイルマネーを引っ張って経済問題を解決することなど出来ないことでもある
たぶんウエルベックの服従はシリア内戦に「フランスが介入せず」テロが起こらなかったフランスにおいて起こりえた近未来小説として読まれることになると思う
やっぱり服従は今年でた中で読む価値のある小説だとは思う テロ犯人の中にはフランスで生まれてフランス育ちの若者もいた
服従は読んでるだろうな 地図と領土のp64に
『野心的な若者が<女性の力を借りて出世する>という内容のフランス19世紀リアリズム小説』
とあるけどここでどの本が思い浮かんだ? 服従読み始めたけど、過去の作品よりはるかに読みやすい 読みやすいが、読み進めにくいのはある。飽きてしまう。 しのどれい
ウエルベック『服従』の紹介文、アマゾンだと著名人のコメントのなかに「中原昌也」氏のものがあるのだが、
出版社のHPからも帯文からも削除されてて笑った。一番いいこと書いてるのに。
2015年9月16日
mold
「文明の真の終焉を知らしめるのは、普通の小説でなく文学作品であることに、
それでもわずかに希望を持ってしまうのは、単なる悪あがきに過ぎないのだろうか。」中原昌也
2015年9月17日 >>258
ダメでしょ
イスラムだって文明なんだから キリスト教徒も過去に異教徒の神殿や寺院を破壊した歴史がある。 >>261
ウエルベックのゴンクール賞受賞に反対したモロッコ生まれのターハル=ベン=ジュラール
どういう点が好きか知らないが、彼の「フランス人男性は活力を奪われている」という観点の対極にいる作家
ただしロラン=バルトにはモディアノともウエルベックとも同じく反対する作家 >>262
わかりにくい文章ですね。
もう少し明確なコメントおねがいします。 ウエルベック好きへのお奨めにはおかしいかもしれませんが、ターハル=ベン=ジュラールは
いかがでしょう。モロッコ生まれの作家で、ウエルベックのゴンクール賞受賞に反対した人です。
ウエルベックのどういう点がお好きか知りませんが「フランス人男性は活力を奪われている」とする
ウエルベックの立場とも対極に位置すると言えるでしょう。
ただし、ロラン=バルトへの否定的評価という一点ではウエルベック、モディアノらと一致しています。 モロッコ出身のターハル=ベン=ジュラールはどうだ?
ウエルベックのゴンクール賞受賞に反対した男だから、なんでおまえに
薦めるのかって言われれば返答に困るが・・・。
まあ、ハチャメチャですまんが、「フランス人男性は活力を奪われている」っていうのが
ウエルベックの主張だとすれば、その正反対の立場の作家だな。
じゃあ、なんで奨めるかといえば、反ロランバルトだってことではウエルベックと
一緒だからな。モディアノと同じように。まあ、それじゃ理由にならんか、てへっ! ウエルベック好きには逆にターハル=ベン=ジュラールみたいな、
ウエルベックを認めてない作家なんてどうかな。彼はウエルベック同様メトロポールの出身じゃなく
モロッコ生まれなんだけど、ウエルベックのゴンクール賞受賞に反対投票した人物だよ。
ウエルベックの「フランス人男性は活力を奪われている」という主張にも
反対の立場を取っているといえる。
ただ、ウエルベックやモディアノ同様、ロラン=バルトには批判的だね。 ウエルベックがお好きな方は方向を転じまして、ターハル=ベン=ジュラールという、
ウエルベックを認めてない作家はどうでしょうか。
彼はウエルベック同様メトロポールの出身ではなくモロッコ生まれでございます。
そして、ウエルベックのゴンクール賞受賞に反対票を投じた人物でもあります。
ウエルベックの「フランス人男性は勃起しなくなっている」という主張にも
反対の立場を取っております。
しかしながら、ウエルベックやモディアノ同様、ロラン=バルトには批判的な立場をとっておられます。 ウエルベックが好きだって?
はっ。そういうやつにはむしろターハル=ベン=ジュラールをすすめるよ。
やつはウエルベックを認めてない作家さ。
やつはウエルベック同様、メトロポールの生まれじゃねえ。北アフリカの生まれさ。
だが、あいつはウエルベックのゴンクール賞受賞には反対の立場だった。
ウエルベックの「フランス人男性は勃起しなくなっている」という主張もやつは好きじゃないだろうね。
まあでも、ウエルベックやモディアノと共通点もある。
ロラン=バルトが嫌いってことさ。 >>270
イスラム化を文明の終焉と誤解されるからだろう 中原昌也のイスラム観が明らかになった文章だし、
むしろ自分から削除を申し出たのではないかな いや、もちろん推測でしかないわけだが
しかし、露骨なイスラムヘイトと捉えかねない文だし
よくもこれを一番いいことを書いていると書けたものだなと パムクつまんないけど読むべきだな
こういうとこで差が出る 露骨なイスラムヘイトこそがウエルベックの主張に沿ってるんじゃないの。昔から「イスラムは最低の宗教」って言い続けてるし。 中原がウエルベックに賛同してイスラムヘイトに乗るだけならいいと思うけど
出版社や編集もイスラムヘイトやりますよ、と捉えかねないからね
そういう文句が帯にあると 狭い視野での発言だということに気付きまして自ら引っ込めましたんでよろしく、
ってことじゃないかな。 273 :吾輩は名無しである:2015/12/09(水) 22:32:38.28
中原昌也のイスラム観が明らかになった文章だし、
むしろ自分から削除を申し出たのではないかな
274 :吾輩は名無しである:2015/12/09(水) 22:36:31.16
中原昌也はびびり野郎だなwww
こういう人が誤読の塊なんだろうな。。。
デマを広げるタイプでもある。書かれたことにすぐ飛びつく
確認なんてしないし、憶測や推測を事実だとして認識してしまう。文章が読めない。 >>285
その下に推測でしかないと書いてるやん
そこを飛ばして推測するあなたも誤読しているという >>286
275 :吾輩は名無しである:2015/12/09(水) 22:38:03.50
いや、もちろん推測でしかないわけだが
しかし、露骨なイスラムヘイトと捉えかねない文だし
よくもこれを一番いいことを書いていると書けたものだなと
これだろ。んなことは分かってるんだよ
この人は273だろ。俺が言いたいのは273と前の流れを読めば
中原が削除申し出た云々は事実じゃなくて推測だって分かるだろ
それを274が勝手に誤解してアイツ自分で言ったこと引っ込めたビビリみたいに誤解したんだろってことよ
285で責めたいのは273じゃなくて274だけだ。 >>135
イスラムが追い出される話を書いたら、殺し屋が来る恐れがある。
追い出す方を悪辣にイスラムを悲劇のヒーロー的に書いたら大丈夫だろうけれど、
そんな話をイスラム嫌いの作家は書きたくないだろうし。
それよりも、イスラムに乗っ取られる話を淡々としたタッチで書く方が面白いと思う。
イスラムが大成功する話を書くことで、逆説的にアンチイスラムにアピールしている。
しかし、あくまでもイスラムが勝利する物語なのだから殺し屋は来ない。作家の大勝利。 殺し屋が恐くて小説家が勤まるかよ。
ウエルベックのSF的ヨーロッパのディストピアも良いけど、小説を
読むという回りくどさもある。
インスタントにディストピアを見たかったら、余り綺麗でないリサイクル
ショップを覗いてみれば良い。
現代社会の矛盾や歪み、放慢が体現されてる。
ディストピアン・ワンダーランドなんだな。
『不思議の國のアリス』にも似てるw
リサイクル(recycle)の接頭辞re-の全般には、元々あった「人為」の意味が
殆ど失われてる場合が多い。
サイクルは人間が無理矢理、回して行かなければリサイクルは成功しない
ということだと思う。
翻ってrenaissanceの場合も、イスラムの文献を研究することから始まった
というのは、明らかに「人為」だった。 石原慎太郎ED「俺は、君のためにこそ死ににいく!」 ウエルベックが服従の最後の章で仮定法を用いたことに過剰な深読みをして佐藤優は読めていないという批判するのはなんだかなぁとおもうけど、やっぱりその愚にもつかない中原昌也の文句見るとちったぁ分かるように訳せよと思わんでもない
日本語にそういう文法をもたない日本人が翻訳であの話法を理解できるようにするなら批判の多い極端な翻訳選択せないかんことは周知として、、つまらねぇ誤読とつまらねぇツッコミが生まれるのはしゃあないことかな、と思う >殺し屋が恐くて小説家が勤まるかよ
怖いものを怖いと捉えないやつの作品こそつまらんわ >>296
数ヶ月にわたってウェルベックが警察に護衛依頼して小説のプロモーション全部キャンセルしたことも知らん馬鹿がわいてるわな
ウェルベックは文学だと持ち上げるのはともかく基本的に俗物根性丸出しの作家であって変に文学はなんららかんたら持ち上げると馬鹿を見る類の作家だと思うがね 所詮すべてはキッチュ(俗物)なのだと
言えなくもない。音楽は丸ごとキッチュだ。アートはキッチュだ。文学もキッチュだ。本来、感情なんてみんなキッチュなものだし、考察だってキッチュだ。ある意味、行動だってキッチュだろう。唯一、
絶対にキッチュでないもの、それは無だ。 キッチュってそもそもアヴァンギャルドの対義語で後衛芸術って意味なんだけどな
それをイメージで語るとなんでもキッチュって言えるけど301みたいな何も言ってないに等しい言い方で情報伝達が出来たようになってしまうのはつまらない意味でのジャーゴンでしょう
日本人がよく分かってないから適当に使われてる言葉の一つで中原昌也はキッチュとは思ってないだろうしそれが正しいかどうかは別問題として>>301みたいな何か言った気になる思考停止の紋切型は嫌いだと思う 服従面白い。ユイスマンス、ブロワ、ロラン、バルベー・ドルヴィイの名が
どんどん出てくるだけでわくわくものだな。
2017年には右翼の女性が大統領になる可能性が高い。
そのころまた読みたくなるかもしれない。 >>305
今週の第二回選挙が問題だと思う
地方で躍進した国民戦線が社会党とサルコジの選挙協力で与党なのに負けそうな選挙区で擁立しないって選択がどうでるか
ウエルベックの予言どおりなら、社会党とサルコジ党の左右連立によって国民戦線は負ける
もともと国民戦線に投票するつもりのなかった10%超がサルコジ党に投票することによって、移民反対が社会党への拒否表に過ぎなかったことになる
サルコジの右翼党とのガチンコで国民戦線がかつなら来年オランドが再選される見込みは少なくなる
今の状態だとサルコジが再度大統領になるような気がする >>305
つまんないこと言ってる暇があったらもう少し勉強しなさい。 仏地方選、第2回投票で極右政党が失速 主要地域の首位逃す
2015.12.14 Mon posted at 10:13 JST
ルペンもルペンの姪も過半数を取れないことになりそう
これから2017年4月まではもう選挙がない以上弱体化したオランド社会党はこれまで以上にサルコジと似た政策をとることになるだろう
10年前のパリ暴動で移民のクズどもと発言したサルコジとまるで左翼のようにフランスの人権や平等を言い始めたルペンに強面の発言繰り返す無神論者のオランド
今のパリ市長アンヌ・イダルゴみたいな人が出てきてほしいけれど
「パリのすべての若い人たちに訴えます。パリで生まれようとまたはパリ以外で生まれようと、パリにずっと住んでいようと短期間であろうと、何を信じていようと、どんな階級であろうと、
今、パリにいる若ものたちに訴えます。すべてのみなさんを、私は支援したい。とりわけ、友人や同僚や近親者を失ってしまった人たちを支援したいのです。
あなたは1人ではありません。パリのひとたちはあなたと共にあります。何にもまして、あなたがたを誇りに思っていると伝えたいのです。
心配でいっぱいのはずです、心配でないはずはありません。それでも、断固たる態度で、何よりも立ち上がっています。
あなたがあなたであること、あなたの愛するもの、あなたの仕事をあきらめてはなりません。
自分の旅路を、自分の見つけたことを、好奇心いっぱいに、人には寛容で、生意気に、反抗的に、断固続けてください。
これがあなたたちに送ることばです。
パリをおおっている恐怖は当然ながら安全策を必要とします。でも、この安全策は、あなたを拘束したり制限したりするものではありません。
コミュニティに自由と生活をとりもどすためのものです。」 メルケルは早晩退く。ドイツからフランスに移民が流れる可能性は大きい。
事情が変わるので当分目が離せない。 サルコジはハンガリー難民出身、オランドはオランダ難民出身、イダルゴは
スペイン難民出身というわけでフランスは難民社会。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています