丸山健二 初・中期の傑作を語るスレ
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作家・丸山健二が40代前半までにのこした、瑞々しい傑作群について語るスレです。
『千日の瑠璃』以降の小説・エッセイ・web投稿等の文筆活動、並びに、園芸、文学賞関連の話題については、
創作文芸板『丸山健二文学賞について語るスレ』を推奨します。
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bun/1375093589/ 電線だの朝露だの、この誰もが使っている言葉の使われ方の瑞々しさが素晴らしい。 単語と文章によるイメージの喚起力が抜群なんだよなw
マルケンの初期・中期の魅力ってこういう部分だよなあ。 この頃の一つの到達点として、現実と妄想あるいは回想との区別を見事に曖昧化していることが
挙げられると思う。移行自体がプリズムの分光みたいで目の前に光景が浮かぶような描写に何度
酔いしれたことか。こんな作品に最初に出会った日には以後の作品はドングリの背比べが如く
どれを読んでも駄作にしか思えない。だから教科書に載っていた漱石や鴎外が退屈で退屈でしようが
なかったのを思い出す。教科書で良かったと思ったのは、中島敦の「山月記」、ヘッセの「少年の日の
思い出」、「一切れのパン」「最後の授業」位かな。丸健の小説は載せられないだろうな。 ┏━━━━━━━━━━━┓
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「トカゲ色の耳飾り」が77年11月発表。「サテンの夜」が76年6月発表。
現実と幻想がシームレスになってて、異様なリアリティとクラクラするような覚醒感が
連続して波みたいに繰り返し押し寄せてくるところは似てるね。この時期の特徴かな?
ストーリー上ではほとんど何も起きていないのに、主人公の意識の中でとんでもないイメージが
激しく交錯してるってスタイルは、あまり好きじゃないけど「薔薇のざわめき」なんかもそうかなあ...
あっちは最後に近くならないと幻想は出てこないけど。 ┏━━━━━━━━━━━┓
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あんまり意味ねーしなー...リソースの無駄だから止めてくんねーかな。
マルチでやってんのかなあ... 「狭き魂の部屋」は光(生)と闇(死)の対比が素晴らしい。
クライマックスである深夜の吐血シーンから冒頭部と同じ昼間の光景へと持っていく。 ┏━━━━━━━━━━━┓
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ピンクフロイドの狂気を初めて聞いたときの驚きと同じものをこの頃の作品に感じた。ピンクは音で
丸は文字で映像と確かに対峙していた。読み終えると同時にまた読み返すということを何度もしていた。
その意味であの長さは絶妙だった。 >>18
ピンクフロイドと来ましたかwなるほどw
私は世代的にもう少し後だけど、ロックもあのへんがピークかもと思ってる。
70年代前〜中頃あたりでアーティスト主導の表現やアートの実験はほぼ終息しちゃった気はする。
それ以降は...商売ねw クリムゾンのデビューした69年から解散した74年だね。イーグルスのホテルカリフォルニア辺りで
ロックは急激にダウンした。この頃の音楽に丸も相当影響を受けているはず。サテンの夜はタイトル的には
良いものがあるが、ムーディブルースの曲にははっきり言って失望した。小説を先に読んだせいか
期待しすぎた感が否めない。 「サテンの夜」なら、クリムゾンの「Moon Child」とか合いそうだけどねw
あの冷たく静かに狂ってる感じは。 Since1969 スピリットは切らしております
てドン・ヘンリーも歌ってたぐらいだしね
歌詞の中ではホテルのボーイが告げるんだけど ちょっと話題を変えるけど。マルケンについてまとまった研究書って出てるのかな?
作品紹介とか解説は単行本や文庫の巻末に付属してる場合もあるけど......
検索してみたんだけど見当たらないんだよね。
....って流れだとまたディスる方面に流れそうだけどw
いいとこを敢えて語る目的のスレだから単純に質問として、ねw
誰か知ってる? ┏━━━━━━━━━━━┓
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┗━━┛ ┗━━━━┛ ┗┛┗━━┛ ┗┛┗┛ 芹沢行夫さんだったかな・・・・なんかそんな人がイイ解説してたね、文庫で >>26
ありがと。丸山健二の作家論とかねー、作品総体を含めて論じてる本とかあったら
読んでみたいと思ってさ。 ある意味このスレがその代用になるかも。あの頃新潮社の書き下ろしシリーズには数ページの折り込み
広告と一緒に作者と評論家の対談が載った冊子が入れてあった。
>>21
Islandsなんかアルバム全体がサテンの夜っぽい。特に、浮気相手に送った手紙が詩になっている
lettersがぴったりかも。ピートシンフィールドの詩は全体に女性的で良いね。このアルバムは
カルメンマキが最も好きなアルバムの一つに挙げていた。サテンの夜は天が黒く塗られていたが、
アマゾンの出品者の中に天が黒く塗られているってわざわざ書いている人が居て、デザインだという
ことを知らないんだなあと思わずぷっと吹き出してしまった。この頃の作品に割と早くに出会って
しまったおかげで、いわゆる教科書的小説を敬遠するようになってしまった。島崎藤村の破戒なんて
結構、エンターテインメントとしても優秀な作品だと思えるのに丸のおかげで遠ざけていたな。 サテンの夜と蜥蜴色の首飾りはタイトルもだが、本の装丁にも惹かれて購入した記憶がある。 追伸
丸健の本はあとがきや解説が一切ないというのが特徴でもあった。 若い頃の、群れないことや、ぶっきらぼうな態度は日本の作家としては
パイオニアでは?
作品は全く読んでないが。買った雑誌に談話とか、載ってたこともあるが、
全然、読まなかった。雑誌であの顔見て、「何だこのヤロー!」と、
思っただけ。 ┏━━━━━━━━━━━┓
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┗━━┛ ┗━━━━┛ ┗┛┗━━┛ ┗┛┗┛ 政治とか世相とは無縁なところで書いていた頃が一番輝いているのは間違いない。それを本人は絶対に
気づいているが故に、小銭に目がくらんだ今となっては引き返せないんだろう。いかんいかんまた
ディスってしまった。個人的にはこの頃の作品はどんなノーベル賞作品より素晴らしいと思う。
ただ、こんな名作群を訳せる程日本語と他言語に精通した人物がいるとはとても思えない。世界には
こんな丸健的作家は結構いるのだろうと思う。 日本人作家が海外で評価されるには、翻訳家が肝だろうね。
三島もノーベル賞を意識したあたりでかなりナーバスになってる。ドナルド・キーンとか
ジョン・ネイスンとか、日本の古典を原文で読めちゃうような米国人を囲い込もうとしてるね。
初期・中期のマルケン作品は映像的だから上っ面は翻訳し易いんだろうけど、さてその魅力を伝えきれるかどうか...
海外で出版されてんのかな?
俺の好きな「ときめきに死す」は映画にもなったけど、あの小説、冒頭部分から完全に映画みたいな感じだからね。
夕立の駅前の描写(俯瞰の全景)→雨に濡れるクルマ→車内の主人公→助手席のむく犬
ってキャメラの視点が途切れずに流れるように移行する。最初に読んだ時にびっくりしたね。その巧さに舌を巻いたwww ┏━━━━━━━━━━━┓
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┗━━┛ ┗━━━━┛ ┗┛┗━━┛ ┗┛┗┛ アフリカの光、正午なりが映画化なった時はその出来をボロクソに貶して
かなりイラ立っていた様子のマルケンだが、「ときめきに死す」には珍しく無反応だった
原作のイメージには忠実で、ディテールのみ森田芳光流アレンジをマルケンも密かに気に入ってたのだろう
音楽もセンスよかったしね
「…冗談もこれぐらいにしましょうか。あんたがやんなくたって、誰かやるよ。
3人で逃げましょうよ。 逃げて逃げて逃げまくって、面白いじゃないすか」
というあの時期のマルケン熟語をしっかり採り入れてもいる脚本GOOD >>36
映画、良かったよね「ときめきに死す」はw
DVDもサントラ版も持ってるwww
ちなみにあの印象的なテーマ曲の主旋律は調べてみたけどヤマハDX-7のプリセット音の「チューブラーベル」
をそのまま使ってると思う。デジタル・シンセサイザー初号機の超ベストセラーだね。
あの頃(83年発売)の海外アーティストなんかもみんなDX-7のFM音源のカチンカチンのデジタル音だったな...
イメージは小説を踏襲して、構成はまったく違うけど、あれは巧みだったと思う。
別の成立の仕方をしてるけど映画も好きだwあれ、沢田研二が森田芳光に持ち込んだ企画だから、
どうしても主役は沢田研二(テロリスト)になるし杉浦直樹・樋口可南子の絡みに成らざるを得ない。
小説は二人+むく犬でやはり主役は中年男だしね。ラストの違いも仕方ない。映画で謎のまま
放り出すわけにはいかんしねwwwいい意味で、表面だけでカラッポな真空パックみたいな映画で、
あんなのはあの頃の森田芳光しか撮れなかったんじゃない、日本映画界で?スカスカ風通しが良くて
涼しくてねw 例えばラディゲの作品なんか生島なんとかが訳しているけど、こんなもの中学生の英語の
和訳以下の代物だ。ノーベル賞だってこんなレベルの翻訳家が訳したものを基準に受賞を
決定しているなら本当にふざけた賞だと言わざるを得んね。読売新聞のノーベル賞委員の
話が載っていたが、気になる作家がいて翻訳がない場合には臨時に訳してもらって参考に
するって書いてあったが、そんなんでいいのかね。 >>38
同意だな。突き詰めると言語間の翻訳ではこぼれ落ちるものが多々あるのは否定できない。
これは俺の仕事でも経験していてw「表現」にまつわる翻訳は文化的背景も含んじゃうんで、
結局は詳細なノート(説明書き)を翻訳に添付しないと意図が伝わらない。意味が伝わっても、そもそもの
背景も違うから「理解」は可能だけど「感動」は伝わらない可能性大。感得する回路が無いんだからねw
文体と作品が分かちがたくなってる作家は海外では不利かもしれない。俺の好きな安部公房なんかは
最初から無国籍というか、構成自体が東欧や南米作家みたいなもんなんで理解し易いとは思う。
彼はやたらと海外で出版されてるけど欧米人のロジックに近いんだろね。
川端康成みたいに「日本の美」の側面から受けるってやり方もあるwwwあれは京都のお土産みたいなもんとして
外人の目には映るかもしれないw稲垣足穂だっけ?川端を「千代紙細工」って切って捨てたのはwww
俺はそんな小さな作家とは思わないけどね、川端は。 ┏━━━━━━━━━━━┓
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┗━━┛ ┗━━━━┛ ┗┛┗━━┛ ┗┛┗┛ ロバートBパーカーの訳の90%以上をやった菊池光は恐らく翻訳家としては二流なのかも知れないが、
あの切って捨てるようなつたない訳は結構パーカーのハードボイルドさをうまく反映しているように
私には思える。パーカーの二作目は菊池ではなく、飯島が訳していて一人称を俺としていたが、やはり
菊池の私がふさわしいと思う。元々英語にはIしかない訳だから俺でも私でもワイでも構わない訳だが
そういう概念自体が英語にはないんで私と俺とどう違うのかなんて実際日本で暮らすか日本人を配偶者
にもつかしない限り理解は難しいと思う。それに類することが日本語と他言語にはありすぎる。丸健の
作品から伝わる透明感、色彩感そして何よりヴァーチャリティ,リアリティみたいなものを伝えるなんて
ほとんど神業に近いと思う。 >>40
どうせなら、そのAAは前スレに連投してそのまま埋めてくれ レスの間がスカスカして可読性が良くなってるぞwww
定期的なAAカキコ乙ですwww ときめきに死すの映画化権は当初内田裕也が持っていたらしいが、主役が沢田研二になったのは内田が
推薦したんだろうか?沢田に関して初めて俳優として意識したのは「悪魔のようなあいつ」で小学生
の頃テレビで見たが、強烈な印象だった。「太陽を盗んだ男」も良かった。この頃のゴジに丸の作品撮らせ
たらどうなるかと考えたことがある。 ┏━━━━━━━━━━━┓
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DVDのライナーノーツによると内田裕也が所有していた映画化権を譲って欲しいと、沢田研二が
交渉したみたいだから、沢田が独自にやりたかったんじゃない?
ちなみに裕也さんは...アル・パチーノ主役で自分が中年男の役を想定してたって言うんだけど、
これは話半分に聞いといた方がいいねwwwまああの頃の裕也さんは映画づいてたから...
ゴジ版「ときめきに死す」は興味あるw「太陽を盗んだ男」は文句なく快作だし大好きw
テレビの「悪魔のようなあいつ」も良かったよね。俺、ガキだったからほとんど記憶無いけどw
再放送もしねーし。DVDは出てるけどさ。ただ、ゴジが撮ったら全然違うものになっただろうな。
俺が好きな森田版「ときめきに死す」の良さはゴジには撮れない。若松孝二だったらもっと政治色が
前面に出て真逆の重い映画になったと思うwww
ちょっと脱線するけど...森田芳光とゴジのキャリアは切ない。ゴジはあれだけ天才と呼ばれて次回作を
もっとも待たれてる映画監督だったと思う80年代は。結局、撮らない、撮れないままだ。森田芳光は...
はっきり言って89年の「キッチン」の興行的大コケ以降、職人監督的になっていく。正直いって見てないw
彼がやりたいことを思う存分に具現化して輝いていたのは80年代だけだとと思うし、マルケンと同じで。
森田芳光らしさ、を感じるのは「の・ようなもの」「家族ゲーム」「ときめきに死す」この3本しかないと思うけどね。
森田もゴジも映画基地街だったと思うけど、妥協できずに沈黙するか、妥協してでも撮るか、道は分かれた
と思う。どっちが幸せかは分からないね。 >この頃のゴジに丸の作品撮らせたらどうなるかと考えたことがある。
「踊る銀河の夜」や「雨のドラゴン」とかですかね。 >>47
「雨のドラゴン」ではなく「踊る銀河の夜」だね。これは「青春の殺人者」の路線だったら結構良い線いけると思う。
あの男女の目合位の描き方は抜群だと思う。問題は音楽だが。 ゴジには映画を撮って欲しいし、マルには自分の言葉で小説を書いて欲しい。 ┏━━━━━━━━━━━┓
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┗━━┛ ┗━━━━┛ ┗┛┗━━┛ ┗┛┗┛ 久世光彦演出「悪魔のようなあいつ」は、去年末CS-TBSで何度も2日間一挙全話放送してたよ
関係ないけど「岸辺のアルバム」もなぜか全話一挙再放送してたw
「太陽を盗んだ男」はBS日本映画専門chで先週まで繰り返し放送されてますた
ちなみに今月の目玉はATG「本陣殺人事件」=高林陽一監督verでごわす
角川糞とはひと味違いますて何か告知みたくなってスマンコ そういえばATGは若手のくせに定石に即した撮影手法でつまらない
といった批判をしていたね。
小説はもちろん映画にも前衛的な手法を要求するな。 ATGは、じゃなくて
「正午なり」を撮った監督に対して、ね。 マルケンもある時期からゴーストライターいるんじゃないか。
佐村河内某の報道見てたら同じ臭いを感じてしまつた。 ゴーストって本来レベルアップするもんじゃね?サムラはアップしたが、丸は下がってるよ。
ただ、あの言葉の選択にはゴーストありか?っていうかこんな言葉使うマルが本当にマルなのか
とすら思ってしまう。存在そのものに影武者があり? ┏━━━━━━━━━━━┓
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┗━━┛ ┗━━━━┛ ┗┛┗━━┛ ┗┛┗┛ 俺こそ至高病の行き着いた果てが
単なる1人よがりのアスペ文体てだけなのでは まあ、いいんじゃね?www後期高齢マルケンに関しては他スレにまかせようよ。
スレ建てしてくれた1さんの意図はよく分かるし、スレの役割分担つーことでw
初期・中期作品にも後期につながる萌芽のようなものがあるのかなー、と思ったりもする。
「狭き魂の部屋」を読んでたんだがね。入院してる主人公の眼球が蝶(ほんとマルケンは蝶を良く出すねw好きなんか?)に
変化して病室から飛び出して山谷を駆け巡る描写が出てくるよね。これ、いきなり5ページ近くも続く。
物語る主体が蝶wバイクが語ろうが、猿が語ろうが、なんでもありってこの頃から思ってたんじゃないかねw
ちなみに「狭き魂の部屋」は67年11月初出。 「解き放たれて」の、主人公と子供がやり取りする会話なんて、すごくいいんだけどなぁ
対して、ひまわりセーターの女の子と会話するセリフの何とツマランこと…
この時期のマルケンは会話の名手と言われてたらしいけど、男女間の会話はちょっとね
それは「明日への楽園」なんかでも同じような印象を受ける ┏━━━━━━━━━━━┓
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┗━━┛ ┗━━━━┛ ┗┛┗━━┛ ┗┛┗┛ この死ねっていうのは腐った生き方しているマルに対してなんですよね?糞バカ野郎殿。 ある時点から会話自体を入れずに会話を表し始めているね。その頃の作品が一番輝いていると思う。 ┏━━━━━━━━━━━┓
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┗━━┛ ┗━━━━┛ ┗┛┗━━┛ ┗┛┗┛ やはり、「サテンの夜」周辺じゃないかな?この頃は感情とか会話を周辺描写から表現していた
ような気がする。かといって、描き込みすぎないという非常に斬新なやり方で構成していた。
これこそが文学の鉱脈だったと思うけどね。「踊る銀河の夜」辺りまでそんな路線だった。 1970年代後半からかな。
「雨のドラゴン」みたいな形で会話文をつきつめる方向には行かなかったんだよねえ。 読者のイマジネーションに全てを託すみたいなスタンスがとても好きだった。ポリスの
「サハラでお茶を」みたいに間がスカスカなんだけどもの凄い情報量が詰まっている曲み
たいだった。「サテンの夜」の装丁はピンクフロイドのthe dark side of the moonの
ジャケットを相当意識していると思う。 イヌワシ酸化に収録のエッセイ文に映画版アフリカの光をこき下ろしてるのがあって
主人公のショーケンと田中邦衛がのべつ体の一部をくっつけてジャレ合ってるのはどうしたことだ、
そしてとにかく2人の会話が多すぎる、みたいなことを書いてたね
私は2人をそれほど寡黙な若者として描いてはいないが、「」を使わずに、
会話自体を敢えて地の文章に埋め込んでいる。
どうしてこんな面倒な事をしたのか、理解してもらえなかったようである。と ショーケンが自宅に尋ねてきて、ジープに乗せて山道をクルージングした時にやたら寒い寒いといって
いたと書いていた。そりゃ寒いだろうよ、幌無しで走ってるんだから。映画化権を渡した時点でどんな
作品になろうと愚痴っちゃいけないと思うね。キューブリックがシャイニングを映画化した時もキング
が文句言っていたけど、個人的にはこれは原作を完全に凌駕していると思うね。丸は思い切って
過去作品を自分で映画化すれば良いのに。庭作りよりはるかに健康的だと思うが。 最近「夜、でっかい犬が笑う」を読みました
丸山氏は黒いチャウチャウを最後の飼い犬にすると書いてますが、
その後犬を飼育されることはあったのでしょうか
「シェパードの九月」は大雑把にどんな内容か教えてもらえませんか 昔読んだきりだからうろ覚えだけど、「夜、でっかい〜」を小説仕立てにした感じじゃなかったかなあ。犬を飼うことにした夫婦が理想の犬を求める、みたいな?
私が読んだ中では、作者が自身の飼い犬に触れたのは「千日の瑠璃」が最後かな。それが黒いチャウチャウだったと思うけど、もう死んでるだろうね。 >>71
マルケンにしては珍しく、ディテールまで私小説の形をとっている作
子供がいないので犬を激しく可愛がる滑稽な中年夫婦を自虐的に描いてる
出来としてはあんまり良くないと思うけど、最後行の映像的な描写などはやはり巧い
この数十文字に、それまでの物語が全部圧縮されてる…みたいな 4月9日から15日に「ラピュタ阿佐ヶ谷」という映画館で上映される
ATG特集で「正午なり」が上映されるらしいぞ >>72>>73
ありがとうごさいます
その後犬を飼育したような描写はなさそうなんですね
犬飼いなので昭和の畜犬業界や犬の飼育観が垣間見えて面白い本でした
シェパードの九月も読んでみます ┏━━━━━━━━━━━┓
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コイツ本当に往生際悪すぎ。 こいつを読んでるのは田舎者のブサイク文系左翼だけ
日本のガン 丸山健二『トリカブトの花が咲く頃 上下』
4月21日発売(河出書房新社)
戦争の終わりとともに、「私」は覚醒する――静かなる覚醒の中、「巡りが原」に現れる、
売僧、荘厳なる黒牛、逸れ鳥、盲目の少女、軍服を着た一人の青年。<文学>の新たな始
まりを告げる書き下ろし長編! まいどお馴染みの登場キャラクターたちですな
オリジナル地名もな 「台風見物」読んだ。
生の人間性(超テキトーですまん)が、台風の到来で引きずり出されていく感じで、ある意味、恐い作品だね。 奇を衒ったワンパターンの連続書き物をいつまで続けるのやら。アマゾンのレビューにコイツのやってることは
辞書からの単語の移送作業に過ぎんというのがあったが、全くその通り。コイツが今やるべきことは
潔く野垂れ死にするか筆を折ることだ。それがこのレスの対象である作品群を愛する読者達への礼儀である。 いよいよ「トリカブトの花が咲く頃」発売まであと一週間です!みなさまぜひご購入ください。
5月には「ぶっぽうそうの夜 完全版」も刊行されます!
著者の最高傑作が、全面改稿&大幅加筆の完全版で蘇ります。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309022871/ ┏━━━━━━━━━━━┓
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┗━━┛ ┗━━━━┛ ┗┛┗━━┛ ┗┛┗┛ 220 :吾輩は名無しである:2012/06/25(月) 05:42:26.48
牛乳飲んでるから厳密にはベジタリアンではない。何が健康に良いとか悪いとか統一した見解なんか
これからも出てこないよ。確実にいえることは摂り過ぎず摂らなさ過ぎず。酒も体にいいと言う人も
いるし、酒より確実に悪いのはタバコでかつてヘビースモーカーだったはず、その事に対する反省は
例によってゼロです。因に牛乳程健康に悪い食品はないという学者はかなりいます。自分に都合の良い
ところだけ拾うってのはどうかと思います。
↑↑↑↑↑ ↑↑↑↑↑ ↑↑↑↑↑
★★★ キチガイ水好きの精神病者が、必死の珍擁護www
とっとと失せろよ人糞製造のクズ★★★
アル中と馬鹿にされて、頭に血がのぼって、否認の病の精神病者らしく、
支離滅裂な糞レスを綴ったんだなwww >>82
朝から壁に向かって怒鳴りまくるより、
アル中のおめえが、この世から消える方が大事やろwww 田舎者の、★酒飲みの人間のクズ★にとっては、丸山健二は天敵だろうなw >>3>>7>>11>>14>>17>>25>>32>>35
>>40>>45>>50>>56>>60>>64>>76>>84
アル中の精神病者が大暴れか〜
通報板にリモホさらされててワロタwww
逮捕者続出の2ちゃんねるで、すげえ度胸
ガチの精神異常者ならではwww
てめえの願望通り、とっとと死ねよ
ゾーリムシ未満の汚物はwww バカ共が話題反らしのまんまと引っかかってひろゆきスレに政治臭い奴以外の一般人がほとんどいなくなった・寄りつかなくなった 新作を語るのがスレチなのは重々承知しているけど
現代芸術や現代音楽みたいなことを文学でやっている感じ
ワープロソフトを使っているとそういうのをやりやすいんだろうね どう見ても本人このすれ読んでるね。でなければ基地外か?>>93>>94 惑星の泉と水の家族を読了した。
再生復刻版ではなく、古本のほうで。
ときめきに死すや夏の流れが好きなんだが、
上二つはあまり合わなかった。
ストーリーよりも、文章表現を楽しむ小説なのかな?
今は自選短編集と自選中編集を少しずつ読み進めているところ。
火山の歌や雨のドラゴンはストーリー的なおもしろさはあるのかな? >>100
なるほど。
さっそくamazonで古本を注文したよ。
早く読みたいね。 そういえば、泉谷しげるが愛読書に火山の歌を挙げていた
あの人がマルケンを読んでいたとはね 『惑星の泉』はこれを読んだ安部公房が感激のあまり本人宅まで電話してしまったほどの傑作です。 「牛と太鼓」「サテンの夜」を読了。
サテンの夜は結局、主人公の想像が重なっていくだけで何もわからないな。
ときめきに死すに似ているのかも。
「あれ」やおばさんと兄との関係も思わせぶりだけど、
正体は不明だし。 『サテンの夜』は、多感な少女の不安定な心情が主題じゃないかな?
だから、白い霧に包まれたように何もハッキリとはわからない。
『牛と太鼓』は、自分にはよくわからんw
短篇なら『月と花火』とか、けっこう気に入ってる。 「火山の歌」を読了した。
最初は上下二段だったので、
読み終えるまでかなり時間がかかるかと思ったが、
1日で読み終えてしまった。
次へ次へと引き込まれるね。
箱の書評は今読み直すと完全なネタバレなのな…… いつかボーイが言っていた
今スピリットは切らしておりますSINCE 1969 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています