一時ロシア語を学んでいたことがあって、文学も好きで語学もとなると当然ためしに原文で読んでみたわけだが、
米川正夫訳を並べて読むと殆どは直訳かと思うくらい、意味も一文における単語の並びも原文に忠実になっている。
あの仕事量なら直訳でもさもありなんだが、そのうえとても表現が豊かで。
自分の語学力なんて片言レベルだし、もともと米川正夫訳から入ったので先入観はあるが、原文のニュアンスを損なってないんじゃないかとおもう。
古い訳に比べると亀山郁夫訳はあまりに意訳しすぎていると思うな。
現代の日本語におきかえるとどうしても限界があるし、亀山郁夫のせいではないんだろうが。
古い日本語のほうが言いまわしの種類も豊富だしなにより表現豊かだよね。