ラテンアメリカ文学総合スレッド 8 [無断転載禁止]©2ch.net
ボルヘス初めて読んだけどむずかしいね。何度も読み直さないと把握できない話が多い
でも味わい深くてスルメみたいだ >>492
「裏切り者と英雄のテーマ」は読んだかな?
それを映画化したベルトルッチの「暗殺のオペラ」も見てほしい >>493
いまアレフを読んでて伝奇集はまだ読んでないんだ
暗殺のオペラは何十年も前に映画館で見たけどボルヘスが原作とは知らなかったよ。見直してみるよ。ありがとう コルタサルの動物寓話集おもしろかった。読みごたえあるわ 石蹴り遊び面白すぎ。Spotify でプレイリストを作りつつ読むの楽しい
夏はラテンアメリカ文学に限るな ボルヘスはこんなの書いてみたよ、分かるかな〜って挑戦されてる感じ
コルタサルはまたこんな変なの思い付いて書いちゃったけどまあいいよねって言われてる感じ コルタサルは本人が「分からないように書けるようになった!」と喜んでいたらしいし、
フエンテスは読んだ父親が「わけがわからないじゃないか!」と怒って本を壁に投げつけたというし、
そんなの私にわからなくて当たり前だよなあと開き直りながら読んでいるw >>499
たしかに胸にストンと落ちる話は印象に残っていない。なんだこりゃと何日も引きずるような話は頭に残ってる
小説の作り方としては分かんないように作る方が儲かるのかもね ガルシア=マルケス亡き後のコロンビア文学の雄バスケスの大作、
『廃墟の形』の邦訳が水声社から刊行されたね
相変わらずこの出版社の本はamazonでは取り扱いなし お、廃墟の形でたか
e-honで品切れと言われたテラノストラ、水声社に直接メールしたら送料サービスで買えた 別にアマゾンを使わなくとも水声社の本は紀伊國屋やジュンク堂で買えるしそれらの通販でも手に入る。特に不便なことはない 水声社が今もamazonを敵視していることを指摘したかった
別に不便だと言いたかったわけではない 水声社のジョルジュ・ぺレックAmazonで買ったな Amazonで売ってない本を読み始めてからが本当の戦いなんですよ テラ・ノストラよみおわったー
すごいことやってんだけど小説としてはおもしろくなかったような気もするけど今後の人生で何回も振り返りそうな気がする
石蹴り遊びのオリヴェイラが出てきたとこがうれしかった
今日仕事する気が出ねえ 今後何度もってのは長すぎて今はそう思うだけってことはないのかな?
最近長いのに面白くないってのは罪深いという気がするんだよね テラ・ノストラは長いとは感じなかったな。もうちょっと感情移入できるように書いてほしいとは思ったが
むしろラテンアメリカって短すぎるような。アルテミオ・クルスの死とか緑の家とか、あの倍の分量ほしいわ
失われた時を求めてとか特性のない男みたいな大河小説をメキシコシティかブエノスアイレス舞台でやってほしい 長くもなくて面白くもないなら折に触れて思い出さなくないですか?
つまらなくても長々と読んだ時間が自分の人生の一部に刻まれて思い出されるということなら私にもありましたが
でもつまらないものはやっぱりつまらないと切り捨てていいんじゃないかと最近思うようになったのです
何かを思い出すといっても丸ごとではなく人は忘れながら思い出しますしね ラテンアメリカ文学は一応気になるから、いろいろな本を買って読むんだが、
圧倒的な感銘を受けた作品がまだ一つもないんだよな
なかなか優れた作品とか好きな作品はあるんだけどね
どこかに自分と相性ばっちりの傑作が転がっているかもしれないから、
今後も読み続けるけどね 読書には面白くもないものでも受け入れるしかないという時間が結構あるよね
極端な言い方をすると
本を読まない人は刺激的な部分を特に印象的な記憶として蓄積するのに対して
本を一冊読もうとするせいでつまらない時間も持続的に記憶する習慣が生まれる
本当は一冊のうちのほんの一部だけしか自分にとっては必要のないものかもしれなくても
とりあえず一冊や一作として記憶しておくことになる
しかもそれが自然現象や現実的な状況とは異なり、
たった一人の著者の頭によって作られたものだったりすると
なぜ自分はそんなものにこうまでして付き合わなければいけないのだろうと思わないでもない
まあたしかに少なくとも日本で翻訳されているラテンアメリカ文学にはそこまで長い小説はないから
気楽に読めばいいんですが 長文で自分語りを始めると私小説化して日本文学っぽくなるのでやめてください たしかに「今日仕事する気が出ねえ」みたいな自分語りほどくだらんもんはないな
しらんがな >>518
ほんまやな
長文レスが嫌なら1行レス読んどけばいいじゃない 長文での自分語りはラテンアメリカ文学にも少なくない
『アルテミオ・クルスの死』にもそんなパートあるし『チリ夜想曲』とかもそう
自分語り=私小説という発想こそ日本文学にどっぷり浸かっているから出てくるというべきだな 『ケルト人の夢』マリオ・バルガス=リョサ 著 野谷文昭 訳 岩波書店
3,960円(税込) 2021/10/29発売予定
ISBN:9784000614740
一九一六年、大英帝国の外交官であった男に死刑が執行された。その名は
ロジャー・ケイスメント。植民地主義の恐怖を暴いた英雄であり、アイル
ランド独立運動に身を捧げた殉教者である。
同性愛者ゆえに長くその名は忘れられていたが、魂の闇を含めて、事実と
虚構が織りなす物語のうちによみがえった。
人間の条件を問う一大叙事詩。 「赤い魚の夫婦」 グアダルーペ・ネッテル著 宇野和美訳 現代書館 2,200円
国際的な評価を受けているメキシコ人作家の、初の邦訳となる短編集。5編を収録する。
表題作の主人公は、2匹の金魚を飼いながら夫と暮らす女性。好戦的で共生が困難な種
類なのに同じ水槽に入れられてしまった2匹と、妊娠を機に関係が変化した夫婦の姿が
重ねられていく。
他の4編もそれぞれ虫、猫、菌、ヘビを題材に、人間の孤独や社会の息苦しさを浮かび
上がらせていく。日本では知られていない優れた作家が、世界にはまだ多くいることを
実感させられる。 初リョサに都会と犬ども選んで正解だった
想像よりカラッとしてる青春ものだったなこれ リョサ数冊読んだけど、都会と犬どもとても好き!
いじめや左遷もかるけど、案外さっぱりしてるよね。 >>525
読後感やたらと良かったからかな
粗筋の第一印象だともっと終止ドロドロ陰湿なのかと思って構えて読んだからいい意味で裏切られた
リョサ他のもこれから読むつもりだけど個人的には都会と犬ども私もこれたぶん好きランキング上のままな気がするw バルガス・リョサは、緑の家と、世界終末戦争もぜひ!
官能の夢も文学エロスというかでなんか良いです。 ガルシア・マルケスを読んだ方、インタビュー「グアバの香り」と、自伝「生きて、語りつたえる」お勧めです!
作家はどのようにして実体験と想像を物語にするのか。
「百年の孤独」のエピソードの元ネタも多数あり。 来年の国書刊行会の予定にパラディソがあるそうで、企画生きてたんだなぁ
もしかしたら本当に読める日が来るかもしれない 『トラのトリオのトラウマトロジー』買ってあるが、まだ読んでないや
いつ読もうか? パラディソでるの?ラテンアメリカ最後の砦というかんじが
あとはコルタサルの長編とかの好事家むけしか ロア=バストスの「汝、人の子よ」がとても良かったから、「至高の存在たる余は」を読みたいんだけと、翻訳されてないよね。 英語でコルタサルの62 a model kitを読み始めたがこれは難しいなあ
いきなり石蹴り遊びの62章を読め、とか飛ばされるし
英語での評価を見る限り、一部の猛者には石蹴り遊び以上に面白いらしいけど コルタサルの62 A model kit英語版を読んだ。場所も語り手も自在に入れ替わる実験的な作品だが、短編でも見せる文章のキレはさすがで、美しいシーンが印象に残る。百年の孤独や石蹴り遊びを英語にした名訳者による文章も格調高い。
リリカルな群像劇というメインの展開は石蹴り遊びとも共通するが、芸術論議ばかりしていた石蹴り遊びと比べると話に動きがあり、特に主人公視点の都会的だが抽象的な空間でのラブストーリーは村上春樹っぽさもある。
コルタサルの長編は日本語訳してくれる人がいなさそうなのだが、実験小説好きにはたまらない傑作で、英語レビューサイトではマニアたちが解釈を寄せ集めて盛り上がっている。読後これだけ誰かと話したくなる作品は珍しい。みんな読もう。。 >>534
寺尾隆吉辺りが訳して欲しい。フィクションのエル・ドラードに収めてくれると 寺尾氏コルタサルとかフエンテスの実験的なもの酷評してるからなあ フエンテスでも、寺尾氏の評価するガラスの国境みたいな甘々の短編より、
聖域とか脱皮みたいなキレッキレの長編が好き、という人がいても良いと思うのだけど
木村栄一氏はもうリタイヤ気味なのかなあ 光文社古典新訳文庫でバルガス・ジョサ『街と犬たち』寺尾隆吉訳で発売予定。おそらく3月発売
都会と犬どもの新訳? えー最近ハードカバー買っちゃったよ。まあ傑作だし文庫化は喜ばしいが。 邦題都会と犬どもじゃなくなるのか
街と犬たちってこれまた角削がれて丸くなった感
自分も少し前に都会と犬どもと終末戦争ハードカバーで揃えたばかりだわでも文庫も買いそう フエンテスのテラ・ノストラを入手したけど難しそう。スペインの歴史を前もって勉強しておいたほうがいいかな? もうひとつの風景 フアン・ルルフォの創作と技法
仁平ふくみ (著)税込:4,950円
出版社: 春風社
発売日:2022/03/24
ISBN:978-4-86110-784-9 >>549
石蹴り遊び手元に欲しかったのでありがたい 石蹴り遊びは何年も前に読んでまるでわけがわからなかった。
これを機会に再挑戦しようかなあ。 石蹴り遊びは積んであるので読もうかなあ。難解そうで後回しにしちゃってる 石蹴り遊びは難解ではない
虚仮威しの凡作にすぎない
アレキサンドリア・カルテットと並ぶ過大評価作 石蹴り遊びの土岐訳って集英社文庫で出てたのと同一じゃないの? 集英社文庫版って品切れなのか
ラテアメ文学が充実してたなぁ
プイグとかフェンテスもあった記憶 エバ・ルーナ (白水Uブックス)
イサベル・アジェンデ (著), 木村 榮一 (訳), 新谷 美紀子 (訳)
税込:2,860円 出版社: 白水社
発売日:2022/09/30
ISBN:978-4-560-07242-4
岩波文庫の20世紀ラテンアメリカ短篇選に収められている『ワリマイ』は、本書の関連作品。 安倍晋三銃撃を受けてチボの狂宴を読み返したけど、結局ウラニータの出国願を隠してたのは誰だったの?
書いてあった? エバ・ルーナのお話 (白水Uブックス 海外小説永遠の本棚)
イサベル・アジェンデ (著), 木村 榮一 (訳), 窪田 典子 (訳)
税込:2,640円
発売日:2022/10/28
ISBN:978-4-560-07243-1 『パラディーソ』購入した
旦敬介訳はバルガス=リョサの『世界終末戦争』以来だな >>563
ツイッターを見ると、続々と購入している
早くも読了した人もいて、待ちわびた人が多いのが分かる 早くも読了したと言ってもそいつ何読んでもろくなこと言わないやつだよね
何がしたいんだろうね、ああいう人って 買って読みました報告はメシ食ったんでクソしましたと報告してるようなもん
アホでしかない >>567
お前のレスこそアホの極み
何か作品について書け >>568
買いました読みましただけで作品について書けない無能の極みオヤジw フエンテス『脱皮』読了
これは失敗した実験作
ここまで錯綜させなくていい >>556
ボルヘス『砂の本』とガルシア=マルケス『族長の秋』だけは2011年に新しいカバーデザインに変わって現行本だね なぜか2011年の改訂新版でラテンアメリカの文学という冠がなくなったけどプイグの蜘蛛女もまだ集英社文庫で読めるよ
ラテンアメリカ五人集も2011年改訂新版組だけれど現在は品切重版未定 >>573
マジか。持ってるけど出だしだけちょこっと読んだら楽しそうなんだけどな コロナの時代に!
とかなんとか適当なポップを付ければ売れそうなのにのう >>577
もう版元に在庫はなく、重版しないから、書店在庫がなくなれば終わり
各通販サイトでは購入不可 新潮社の百年の孤独や族長の秋はまだネット書店で新品が買えるからコレラの時代の愛はよく売れたのかな
品切れになったのなら文庫化して欲しいものだ
そうしたら電子書籍も出るので一石二鳥だ ガルシア・マルケスはよく売れてる方じゃないのか。重版するか文庫化すれば売れそうなものだけど >>579
新潮社はハードカバーで出した海外文学はまず文庫化しない
ナボコフ(ロリータを除く)、ピンチョン、デリーロ、ガルシアマルケスなど >>581
デリーロのアンダーワールドの文庫化を待ってる人が多そう マルケスとデリーロは1作ずつだけど、新潮文庫に入ってたはず 文庫化された例外を挙げても、大したことない
文庫化されないハードカバーが多数あることは間違いない
その文庫化は待ってもムダ 百年の孤独を文庫にしたら各方面の書評で取り上げられてバカ売れするだろうになぁ
族長の秋はまだ集英社文庫新装版が現役だからこちらを文庫にしないのは理解できる >>573
『パラディーソ』は6月頃に読む予定
いかに読みにくとも、何年かかっても途中放棄はしない
それがわが読書の鉄則だ 『予告された殺人の記録』は新潮社文庫になっているのになぁ